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JP3569423B2 - binoculars - Google Patents

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JP3569423B2
JP3569423B2 JP27383297A JP27383297A JP3569423B2 JP 3569423 B2 JP3569423 B2 JP 3569423B2 JP 27383297 A JP27383297 A JP 27383297A JP 27383297 A JP27383297 A JP 27383297A JP 3569423 B2 JP3569423 B2 JP 3569423B2
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剛治 舩津
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は双眼鏡に関し、より詳細には、観察者の眼幅に合わせて左右の接眼部の距離を調節する眼幅調節機構を備えた双眼鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、観察者の左右両眼間の距離(即ち眼幅)に合わせて左右の接眼部の間隔を調節する眼幅調整のため、左右の望遠光学系を左右一対のケーシングに夫々収納し、一方(例えば左側)のケーシングを他方(例えば右側)のケーシングに対して双眼鏡の幅方向に水平移動できるよう構成した双眼鏡が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような双眼鏡では、左右の望遠光学系を最も接近させた状態、及び最も離間させた状態を規定するストッパー(移動範囲を規制する部材)が必要であるが、このようなストッパーの設置により占有スペースが増し、双眼鏡の小型化の妨げになるという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記の事情に鑑み、少ないスペースで、眼幅調節機構に伴う左右の望遠光学系の移動範囲の規制が可能な双眼鏡を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の双眼鏡は、左右の望遠光学系を支持する左右一対の可動フレームと、当該一対の可動フレームを双眼鏡の幅方向に移動可能に支持する支持フレームを備え、双眼鏡の幅方向に延びるラックギアを各可動フレームに設け、両ラックギアを互いに対向させた状態で一つのピニオンに係合させることによって、一対の可動フレームをピニオンに対して対称に移動可能とし、双眼鏡の幅方向に延びる溝を各可動フレームに設け、溝に支持フレームに形成されたピンを係合させることにより、一対の可動フレームの双眼鏡幅方向の移動範囲を規制すると共に、ピニオン軸とピンとを、双眼鏡の幅方向中央部において双眼鏡の前後方向に直列配置したこと、を特徴とするものである。
【0006】
このように、左右の可動フレームを対称に移動させるためのピニオン、及び可動フレームの移動範囲を規制するピンを、双眼鏡幅方向中央部に直列配置することによって、少ないスペースで、眼服調整に伴う左右の望遠光学系の移動範囲を規制することが可能になる。
【0007】
また、一対の可動フレームのうち一方に形成された溝は、他方に形成された溝と双眼鏡の上下方向に重なり、共通のピンに係合するよう構成することも可能である。このように構成することによって、双眼鏡の幅方向の占有スペースをそれだけ少なくすることができる。
【0008】
さらに、夫々の可動フレームは、上記溝をピニオンの前方及び後方に少なくとも一つずつ有するよう構成することもできる。このように構成すれば、溝とピンの係合のがたつきをより少なくすることができる。なお、上記の支持フレームを、一対の可動フレームを上下方向から挟みこんで摺動可能に支持する天板と底板等により構成し、該底板にピンを突設することも可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本実施形態の双眼鏡は、左右の望遠光学系を双眼鏡の幅方向中心部に対して対称に移動させて眼幅調整を行うよう構成されたものであり、両接眼部の間隔の大小に係わらず、焦点調整用の操作部材が双眼鏡の幅方向中心部に位置するよう構成されたものである。以下、図面を参照して詳説する。
【0010】
図1は、本実施形態の双眼鏡1を示す斜視図である。双眼鏡1は、双眼鏡の幅方向中心部に対して対称に移動可能な左右一対の鏡体(ケーシング)21,22と、両鏡体を支持する支持フレーム25が設けられている。
【0011】
図2は、双眼鏡1の光学系を示す図である。双眼鏡1は、接眼レンズと対物レンズが同一直線上に配置された、所謂ダハプリズムタイプの双眼鏡である。図2に示すように、双眼鏡1の左右の鏡体21,22には、左右一対の望遠光学系10L,10Rが収容されている。各望遠光学系10L,10Rは、図中一点鎖線で示す入射光軸OAL,OARに沿って、第1レンズ11L,11R、補助プリズム12L,12R、ダハプリズム13L,13R、及び第2レンズ14L,14R、接眼レンズ15L,15Rからなっている。
【0012】
第1レンズ11L,11R及び第2レンズ14L,14Rは、夫々対物光学系を形成しており、当該対物光学系により像が形成される位置に視野枠16L,16Rが設けられている。対物光学系により形成された像は、接眼レンズ15L,15Rにより拡大され、観察される。
【0013】
次に、図1に示す左右一対の鏡体21,22を、双眼鏡の幅方向中心部に対して対称に移動可能とするための構成について説明する。なお、以下の説明では、双眼鏡の対物側(被写体に近い側)を前方、接眼側(観察者に近い側)を後方と呼ぶ。また、図2における光軸OAL,OARに平行な方向は、単に「光軸方向」と呼ぶ。
【0014】
図3は、双眼鏡1のフレーム構造を示す分解斜視図である。左右一対の鏡体21,22を移動可能に支持するための支持フレーム25(図1)は、平行な2枚の板部材である底板41と天板42、及び底板41と天板42の間に設けられ双眼鏡の高さ方向の支柱となる中央支持体45によって、横H字型のフレームとして構成されている。
【0015】
左右の望遠光学系10L,10R(図2)の各レンズ及びプリズム(図3では夫々光軸OAL,OARで示す)は、底板41と天板42の間で双眼鏡幅方向に移動可能に設けられた左右一対のスライドフレーム31,32に支持される。また、当該スライドフレーム31,32には、観察者に把持される部分である左右一対の外装ケース51,52が固定される。この左右のスライドフレーム31,32及び外装ケース51,52が、図1の鏡体21,22を構成する。
【0016】
図4は、左右のスライドフレーム31,32、及び両スライドフレームを支持する底板41を示す斜視図である。スライドフレーム31,32は、夫々中央部に開口312,322が形成された左右一対の板状部材である。スライドフレーム31,32の夫々双眼鏡左端及び右端に相当する端部は、鉛直上向きに屈曲され、側壁部311,321を形成している。
【0017】
スライドフレーム31の前端及び後端には、側壁部311から所定距離の位置に、鉛直方向上方に起立する一対の起立部313,314が形成されている。側壁部311と起立部313,314との間で、左側の望遠光学系10L(図2)が保持される。同様に、スライドフレーム32の保持部320の前端及び後端には起立部323,324が形成され、側壁部321と起立部323,324との間で、右側の望遠光学系10R(図2)が保持される。
【0018】
スライドフレーム31の両起立部313,314の間には、前後方向に延びる案内軸315が掛け渡され、スライドフレーム32の両起立部323,324の間には、前後方向に延びる案内軸325が掛け渡されている。両案内軸315,325は、接眼光学系及びプリズムを前後方向に移動させる際の案内を行うものである(詳細は後述する)。
【0019】
スライドフレーム31の前端及び後端近傍には、双眼鏡幅方向に延びる案内溝310a,310bが夫々形成されている。同様に、スライドフレーム32の前端及び後端近傍には、双眼鏡幅方向に延びる案内溝320a,320bが夫々形成されている。
【0020】
底板41の四隅には、4本のピン413,414,415,416が植設され、夫々スライドフレーム31の案内溝310a,310bとスライドフレーム32の案内溝320a、320bに係合する。案内溝310a,310b、320a、320bとピン413,414,415,416との係合により、スライドフレーム31,32は、底板41上で双眼鏡幅方向にのみ移動可能に位置規制される。
【0021】
スライドフレーム31の右端からは、スライドフレーム32に向けて平行な一対の延出部331,332が延びており、スライドフレーム32の左端からは、スライドフレーム31に向けて一対の延出部341,342が延びている。
延出部331,332には双眼鏡の幅方向に延びる係合溝333,334が夫々形成され、同様に、延出部341,342には係合溝343,344が夫々形成されている。
【0022】
図5に、スライドフレーム31,32を底板41に取り付けた状態を示す。スライドフレーム31,32を底板41に取り付けると、スライドフレーム31の延出部331,332とスライドフレーム32の延出部341,342とは、スライドフレーム32側を上にして夫々重なるように配置される。
【0023】
スライドフレーム31の係合溝333とスライドフレーム32の係合溝343には、底板41の双眼鏡幅方向中央に植設されたピン411が係合し、スライドフレーム31の係合溝334とスライドフレーム32の係合溝344には、底板41の双眼鏡幅方向中央に植設されたピン412が係合している。ピン411,412と各係合溝の係合により、スライドフレーム31,32は双眼鏡幅方向に案内される。
【0024】
中央支持体45は、底板41の幅方向中央部において、スライドフレーム31,32の各延出部に跨るように配置される。スライドフレーム31の延出部331、及びスライドフレーム32の延出部342には、夫々ラック335,345が互いに向き合って形成されており、両ラック335、345は中央支持体45の下部に設けられたピニオン36に係合している。
【0025】
また、図3に示すように、スライドフレーム31の起立部313,314の上端面313a,314a、及びスライドフレーム32の起立部323,324の上端面323a,324aは、天板42の下面に当接する当接面となっている。このように、スライドフレーム31,32は底板41及び天板42により鉛直方向に位置規制される。
かくして、スライドフレーム31,32は、底板41と天板42及び中央支持体45よりなる横H型の支持フレーム25によって双眼鏡の幅方向にスライド可能に支持される。
【0026】
図6は、底板41上でのスライドフレーム31,32のスライド状態を示す平面図である。スライドフレーム31,32は、底板41に植設された各ピン413,414,415,416と、案内溝310a,310b,320a,320bとの係合によって、双眼鏡幅方向にのみスライド可能となっている。さらに、ピニオン36がスライドフレーム31,32のラック335,345に係合しているため、図6(a)、(b)に示すように、スライドフレーム31,32は、互いに逆方向に同量だけ移動可能となる。
【0027】
次に、スライドフレームと外装ケースの取付構造について説明する。
図7は、右側のスライドフレーム32と外装ケース52の取り付け構造を示す斜視図である。なお、図7では、スライドフレーム32の上下に位置する底板41,天板42(図3)は省略する。
【0028】
外装ケース52は双眼鏡幅方向内側に開口した箱型に形成されている。外装ケース52の前端には鉛直壁521が形成され、対物光学系の第1レンズ11R(図2)に入射光を導くための開口522が形成されている。一方、外装ケース52の後端は全体が開口となっており、当該開口の双眼鏡幅方向内側の周縁には、後端カバー529を取り付けるための外縁部523が形成されている。
【0029】
スライドフレーム32の一対の起立部323,324のうち、前方の起立部323には、前方に向けて水平に突出し、外装ケース52の壁521に当接する当接部346が形成されている。また、接眼側の起立部324は後方に向けて屈曲され、屈曲部の上下端が外装ケース52の外縁部523に当接する当接部347となっている。
【0030】
さらに、起立部323にはねじ孔348が形成され、ねじ孔348に対応する外装ケース52の所定箇所には貫通孔524が形成されている。また、起立部324にはねじ孔324aが形成され、外装ケース52の外縁部523にはめ込まれる後端カバー529には、ねじ孔324aに対応する箇所に貫通孔526が形成されている。そして、側壁部321の所定箇所にはねじ孔349が形成され、ねじ孔347に対応する外装ケース52の所定箇所には、貫通孔525が形成されている。
【0031】
このように、スライドフレーム32と外装ケース52とは、当接部346,347と壁521及び外縁部523との当接、及びねじ孔348,324a,349へのねじの締め付けによって固定される。つまり、スライドフレーム32の上下には底板41と天板42が位置するため、スライドフレーム32の上下以外の箇所、即ち、前後端と側端において、スライドフレーム32と外装ケース52とが固定される。なお、左側の鏡体21とスライドフレーム31も、同様に固定される。
【0032】
このように構成されているため、スライドフレーム31,32と外装ケース51,52により構成される左右の鏡体21,22は、横H型の支持フレーム25に支持され、図8(a)、(b)に概略断面図として示す如く、支持フレーム25に対して対称にスライドする。
【0033】
本実施形態の双眼鏡では、スライドフレーム31,32と外装ケース51,52よりなる左右の鏡体(ケーシング)21,22が、夫々箱体(殻)を構成するため、剛性の高い構造が得られる。なお、左右の鏡体21,22の剛性をより高くするため、スライドフレーム31,32及び外装ケース51,52は金属で構成されている。
【0034】
また、左右の鏡体21,22が、底板41と天板42及び中央支持体45よりなる横H型の支持フレーム25に支持されるため、図8(b)に示すように、左右の鏡体21,22の間隔を広げた状態でも、双眼鏡1全体の剛性が保たれる。なお、双眼鏡1全体の剛性をより高くするため、底板41と天板42は金属で構成されている。
【0035】
次に、左右の鏡体において光学系を保持するための構成について説明する。
本実施形態の双眼鏡は、図2に示す左右の望遠光学系10L,10Rのうち、補助プリズム12L,12Rから接眼レンズ15L,15Rまでの部分を左右夫々移動可能なユニットとし、当該ユニットを光軸OAL,OARに沿って移動させることによって接眼部の収納/突出及び焦点調整を行うよう構成されている。
【0036】
そのため、図3に示すスライドフレーム31,32には、各プリズム及びレンズを保持すると共に、光軸に沿って移動可能な左右一対の移動ユニット6a,6b(図3では省略)が設けられる。図9及び図10は右側の移動ユニット6bを示す分解斜視図及び平面図である。なお、左側の移動ユニット6aは、右側の移動ユニット6bと双眼鏡幅方向の中心に対し対称に構成されている。
【0037】
図9に示すように、右側の移動ユニット6bは、プリズム(後述)を保持するプリズムホルダ64と、レンズ(後述)を保持するレンズホルダ66、及びこれらを支持する移動体62により構成されている。レンズホルダ66の先端には接眼部の外装部材である化粧環68が取り付けられ、化粧環68の先端には目当てゴム68aが設けられている。
【0038】
移動体62は、プリズムホルダ64を載置するベース板62aと、ベース板62aの後端及び左端に設けられた2つの鉛直壁62b,62cよりなっている。2つの鉛直壁62b,62cは平面視でL字状のフレームを形成し、鉛直壁62bにはレンズホルダ66が後方から取り付けられる。
【0039】
鉛直壁62cには、スライドフレーム32の案内軸325を挿通させるための挿通孔621,622が形成され、鉛直壁62bの右端にはスライドフレーム32の側壁部321に上方から接する当接部623が設けられている。かくして、図10に示すように、移動体62は、スライドフレーム32に対し、前後方向に移動可能に支持される。
【0040】
ここで、図11に、移動体62を右後方から見た斜視図として示すように、移動体62のベース板62aの右端には、スライドフレーム32の側壁部321に下方から当接するよう上方に向けて屈曲形成された当接片626が設けられている。スライドフレーム32に移動体62を取り付けると、当接片626は僅かに弾性変形した状態で側壁部321の下方に当接する。即ち、移動体62の当接部623と当接片626が上下から側壁部312を挟み込む。これにより、移動体62の案内軸325回りに回転が防止される。
【0041】
また、案内軸325と挿通孔621,622(図9)との間のクリアランスによるがたを除去するため、鉛直壁62cの上端には、天板42(図3)に摺接する摺接部627が設けられている。摺接部627は、長手方向一端が固定され他端が自由端であるレバー形状に形成されており、摺接部627の自由端近傍には上方に突出する突起627aが設けられている。摺接部627が僅かに下方に弾性変形した状態で、突起627aが天板42(図3)に下方から当接する。移動体62の移動に伴い、摺接部627(の突起627a)と天板42(図3)の下面とが摺接し、上記のがたが除去される。
【0042】
なお、スライドフレーム32の前方には、対物光学系の第1レンズ11Rを保持する第1レンズ枠19が、視度差調整のため光軸方向に移動可能に支持されているが、これについては後述する。
【0043】
図12は、双眼鏡1の内部構成を示す断面図である。図12に示すように、左右のプリズムホルダ63,64には、補助プリズム12L,12Rとダハプリズム13L,13Rが保持されている。又、左右のレンズホルダ65,66には、対物光学系の第2レンズ14L,14R、接眼レンズ15L,15R、及び視野環16L,16Rが保持されている。
【0044】
左右の移動体61,62からは双眼鏡幅方向中央部に向けてアーム614,624が延びており、双眼鏡幅方向中央部には、アーム614,624を光軸方向に駆動するための焦点調整用駆動機構70が設けられている。焦点調整用駆動機構70には、焦点調整用の操作部材である転輪71が設けられ、転輪71の内部には駆動環71aが固定され、駆動環71aの内面には2つの突起76,77が設けられている。
【0045】
また、駆動環71aの内部には、突起76,77に係合するねじ溝を有するねじ73が設けられている。ねじ73の先端には、ねじ73が軸回りに回転しないよう前後方向に案内するスライダ74が取り付けられ、転輪71を回転すると、ねじ73及びスライダ74が直進移動する。そして、スライダ74に設けられた後述のレバー75を介してアーム614,624が前後に移動し、移動体61,62を移動させる。なお、焦点調整用駆動機構70の詳細については後述する。
【0046】
図12に示す状態では、第1レンズ11L,11Rと移動ユニット6a,6bとは最も近接した状態にある。この状態では、移動ユニット6a,6bは後端部を残して双眼鏡1の外装ケース51,52内に収納されている。
【0047】
図13に、移動ユニット6a,6bが第1レンズ11L,11Rから最も離間した状態を示す。図13に示す状態では、移動ユニット6a,6bの接眼レンズ15L,15R、化粧環67,68、及び目当てゴム67a,68aが双眼鏡1の外装ケース51,52から後方(観察者側)に突出する。
【0048】
実施形態の双眼鏡は、図12に示すように移動ユニット6a,6bが最も第1レンズ11L,11Rに近接した状態(収納状態)では観察不能である。このように、接眼光学系を含む移動ユニット6a,6bが、観察不能状態(収納状態)になるまで第1レンズ11L,11Rに近接し得るよう構成されているため、双眼鏡1は未使用時にそれだけ小型になる。
【0049】
図12に示す状態から移動ユニット6a,6bを後方に所定量S1だけ移動させた状態で、−4ディオプターの近視において無限遠物体(無限遠に置かれた物体)に焦点が合う。移動ユニット6a,6bは、(−4ディオプターの近視において)無限遠物体に焦点が合った位置から、最大所定量S2だけ移動可能である。この範囲では、−4ディオプターの近視において、無限遠及び近距離側にある物体に焦点が合う。
無限遠及び近距離にある物体に焦点が合う移動ユニット6a,6bの位置の範囲を「観察可能範囲」とする。この観察可能範囲(S2)内で移動ユニット6a,6bを移動調節することにより、所望の物体に対する焦点調整が行われる。
【0050】
ここで、実施形態の双眼鏡では、−4ディオプターの近視において無限遠物体あるいは近距離物体に焦点が合う移動ユニット6a,6bの位置の範囲を「観察可能範囲」としているため、より軽い近視(−4〜0ディオプター)、正視(0ディオプター)あるいは遠視の場合には、移動ユニット6a,6bを観察可能範囲(S2)内で調節することによって、無限遠及び近距離にある物体に対して焦点を合わせることができる。
【0051】
なお、本実施形態では、移動ユニット6a,6bの全ストロークSは11ミリに設定され、収納状態から観察可能状態までの移動ストロークS1は7ミリ、観察可能範囲における焦点調整のための移動ストロークS2は4ミリに設定されている。
【0052】
次に焦点調整用駆動機構70について説明する。図14は、焦点調整用駆動機構70を示す斜視図である。ねじ73は前後方向に延びる支軸72により貫通支持されている。ねじ73の先端に設けられたスライダ74には、中央支持体45の内部に設けられた案内レール45aに案内されるコーナー部74aが形成され、コーナー部74aと案内レール45aとの摺動によって、スライダ74(及びねじ73)は前後方向に直進移動可能になる。
【0053】
中央支持体45の両側面には、左右の移動体61,62のアーム614,624を左右両側から挿入するためのスリット45b,45bが形成されている。また、スライダ74には、下方に向けて延びるレバー75が取り付けられる。このレバー75が、スリット45b,45bから中央支持体45の内部に挿入されたアーム614,624の溝615,625に上方から係合する。
【0054】
このように、転輪71の回転に伴い、レバー75と溝615,625との係合によって、左右の移動体61,62が前後方向に移動する。なお、眼幅調整によるスライドフレーム31,32の移動に伴い、移動体61,62も左右方向に移動するため、溝615,625は移動体61,62の左右方向の移動を許容できるよう十分長く形成されている。
【0055】
図15及び図16は、ねじ73の側面図及び転輪71の断面図である。
ねじ73は2条ねじであり、その溝73a,73bは、接眼部の収納/突出に相当する領域A(図12のS1に相当)ではリードが大きく、焦点調整に相当する領域B(図12のS2に相当)ではリードが小さくなるよう形成されている。本実施形態では領域Aのリードは16ミリ、領域Bのリードは8ミリである。
【0056】
図16に示すように、転輪71の内部には設けられた駆動環71aには、頂角120°を持つ円錐形状のピン76,77が形成されている。ピン76,77は、120°のV字断面を有するねじ73の溝73a,73b(図15)に係合する。これにより、ピン76,77が、夫々溝73a,73bの領域Aから領域Bに移る際に、スムースに摺動することができる。このように、ねじ溝のリードを変化させることによって、転輪71の回転量に対する移動体61,62の移動量を変化させることができる。即ち、接眼部の収納/突出はすばやく行い、焦点調整は細かく正確に行うことが可能になる。
【0057】
次に、スライドフレームによる移動体の支持構造について説明する。図9に示すように、スライドフレーム32において、移動体62を取り付ける部分は開口322となっている。そして、移動体62は(案内軸325及び側壁部321によって)移動体62の底以外の部分で支持される。そのため、図17に図12の双眼鏡1のA−A断面図として示すように、移動体61,62は、移動体61,62の底618,628がスライドフレーム31,32の底と一致するように、スライドフレーム31,32に取り付けることができる。
【0058】
このように構成することによって、スライドフレーム31,32の上に移動体61,62を載せた場合に比べ、双眼鏡1の厚さ方向の寸法をスライドフレーム31,32の厚さ分だけ小さくすることができる。即ち、それだけ双眼鏡1をコンパクトにすることができる。
【0059】
以上説明したように、本実施形態の双眼鏡によると、両鏡体21,22が双眼鏡1の幅方向中心部に対して対称にスライドするため、双眼鏡1の幅方向中央部に配置された焦点調整用の転輪71が、両鏡体21,22の間隔の変化に係わらず常に双眼鏡1の幅方向中央部に位置する。従って、右利き、左利きのいずれの観察者にとっても転輪が操作し易い。
【0060】
また、双眼鏡の未使用時には、接眼レンズ15L,15Rを含む移動ユニット6a,6bを、観察不能状態になるまで第1レンズ11L,11Rに接近させることができる。即ち、未使用時の双眼鏡の光軸方向の寸法をそれだけ小さくすることができ、携帯性が向上する。また、接眼部の収納/突出と焦点調節とを同一の機構(即ち、移動体61、62の光軸方向への移動)で行うよう構成したため、接眼部の収納/突出と焦点調整を別々の駆動機構で行う場合に比べて、構成が簡単になる。
【0061】
次に、視度差調整のための構成について説明する。
実施形態の双眼鏡1は、図18に示すように、双眼鏡1下面の幅方向中央部に円板形状の視度差調整つまみ90を備えている。この視度差調整つまみ90は、光軸と直交する軸の回りで回転操作されるよう構成されている。
また、実施形態の双眼鏡1は、左側の対物光学系の第1レンズ11L(図2)を固定し、右側の対物光学系の第1レンズ11R(図2)を光軸方向に移動することにより、視度差調整を行うよう構成されている。
【0062】
図10に示すように、スライドフレーム32の前方には、右側の第1レンズ11Rを保持する第1レンズ枠19が取り付けられる。第1レンズ枠19には、案内軸325を挿通させるための挿通孔191、及びスライドフレーム32の側壁部321に上方から接する突起192が設けられており、スライドフレーム32に前後方向に移動可能に支持されている。
【0063】
右側の第1レンズ11Rは、中央支持体45(図10では省略)に設けられた羽根部材81により移動される。羽根部材81には、双眼鏡幅方向に延びる係合溝81aが形成され、第1レンズ枠19の上面に形成された2つのピン193,193に係合している。なお、ピン193,193は双眼鏡幅方向に配列されており、ピン193,193と係合溝81aとの係合によって、第1レンズ11Rの光軸の傾きずれが防止される。
【0064】
図19は、視度差調整つまみ90の回転により羽根部材81を移動させる視度差調整用駆動機構80を下方から見た斜視図である。視度差調整つまみ90の回転を羽根部材81の直進運動に変換するため、視度差調整つまみ90の上部には、視度差調整つまみ90の回転中心に対し所定量偏心して駆動ピン91が立設されている。そして、この駆動ピン91に係合する凹部を有する駆動部材83が、羽根部材81と一体的に軸72に沿って移動可能に設けられている。
【0065】
図20は、視度差調整つまみ90の回転操作による駆動部材83の動作を示す図である。なお、図20では、分かり易くするため、駆動部材83と視度差調整つまみ90を真下から見た状態で別々に示す。図20(a)に示すように、視度差調整つまみ90が基準位置にセットされている状態では、駆動ピン91は視度差調整つまみ90の回転中心に対し横方向(双眼鏡幅方向)に並んだ状態にある。
【0066】
図20(a)の状態から、図20(b)に示すように視度差調整つまみ90を時計回りに回転させると、駆動ピン91は視度差調整つまみ90の回転中心よりも前方に移動し、駆動部材83を前進させる。即ち、羽根部材81を前方に移動させる。また、図20(c)に示すように、視度差調整つまみ90を反時計回りに回転させると、駆動ピン91は視度差調整つまみ90の回転中心よりも後方に移動し、駆動部材83を後退させる。即ち、羽根部材81を後方に移動させる。
【0067】
このように、視度差調整つまみ90を光軸と直交する軸の回りに回転可能に設けることができるため、図18に示すように視度差調整つまみ90を双眼鏡1の下面に設けることが可能になる。これにより、操作が簡単で且つスペースを取らないという効果を奏するものである。
【0068】
さらに、図21に双眼鏡1の部分断面図として示すように、視度差調整つまみ90の表面は、外装ケース51(52)の外表面と一致しており、当該外表面よりも突出するのは「・」「+」「−」などの記号(図20)及び放射状に設けられたローレット(図20)のみである。このように構成されているため、双眼鏡1全体がコンパクトになる。また、「・」「+」「−」等の記号及びローレットと指とのグリップにより、視度差調整つまみ90を指で容易に回転操作することができる。
【0069】
実施形態の双眼鏡は、双眼鏡の工場出荷前あるいは部品交換後の視度差の微調整を可能にするために、図19及び図20における駆動部材83と羽根部材81との光軸方向の位置関係が調整可能となっている。
【0070】
即ち、図19に示すように、羽根部材81には、駆動部材83の前方に面する板状部位95が設けられ、ねじ93が板状部位95を通して駆動部材83にねじ込まれ、さらにねじ93の周囲にばね96が配置されている。即ち、ねじ93を締めるあるいは緩めると、駆動部材83に対する羽根部材81の光軸方向の相対位置を微調整することができる。
【0071】
ねじ93を操作するための工具を挿通するため、図21に示すように、中央支持体45には工具用挿通孔97が形成され、該挿通孔97は中央支持体45の前面の化粧シール98に隠れている。そのため、両鏡体21,22の間隔を広げ(図18)、化粧シール98を剥がして、工具挿通孔97から工具を挿通することにより、ねじ93を回転させ、視度差の微調整を行うことができる。
【0072】
図22に、微調整による駆動部材83と羽根部材81の位置の変化を示す。工具を時計回りに回動させると、ねじ93が駆動部材81のねじ部にねじ込まれるため、図22(a)に示すように、羽根部材81は板状部位95に対して後方に移動する。また、工具を反時計回りに回動させると、ねじ93が駆動部材81のねじ部にねじ込まれるため、図22(b)に示すように、羽根部材81は板状部位95に対して前方に移動する。このように、羽根部材83と駆動部材81との位置関係を双眼鏡1の外部から調整できるため、視度差調整つまみ90による調整範囲の中間位置「・」を合わせる調整を行うことが可能となる。
【0073】
最後に、本発明の特徴部分と実施形態との関係を説明する。
図4に示すように、スライドフレーム31の延出部331,332、スライドフレーム32の延出部341,342には双眼鏡の幅方向に延びる係合溝333,334が夫々形成され、延出部341,342には係合溝343,344が夫々形成されている。また、延出部331及び延出部342には、夫々ラック335,345が互いに向き合って形成されている。
【0074】
また、図5に示すように、スライドフレーム31,32を底板41に取り付けると、スライドフレーム31の係合溝333とスライドフレーム32の係合溝343には、底板41の双眼鏡幅方向中央に植設されたピン411が係合し、スライドフレーム31の係合溝334とスライドフレーム32の係合溝344には、底板41の双眼鏡幅方向中央に植設されたピン412が係合している。また、延出部331及び延出部342に形成されたラック335、345はピニオン36に係合している。
【0075】
図6に示すように、ピニオン36の中心軸、及びピン411,412は、双眼鏡前後方向に直列配置されている。ピニオン36とラック335,345との係合により、スライドフレーム31,32は、互いに逆方向に同量だけ移動可能となる。また、図6(a)、(b)に示すように、ピン411と係合溝333,343との係合,及びピン412と係合溝334,344との係合によって、スライドフレーム31,32の移動範囲が規制される。
このように構成されているため、少ないスペースでスライドフレーム31,32の移動範囲を規制することが可能となる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の双眼鏡によると、左右の可動フレームを対称に移動させるためのピニオン、及び可動フレームの移動範囲を規制するピンを、双眼鏡幅方向中央部に直列配置した構成によって、少ないスペースで、眼服調整に伴う望遠光学系の移動範囲を規制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の双眼鏡の斜視図である。
【図2】図1の双眼鏡の光学系を示す図である。
【図3】図1の双眼鏡の分解斜視図である。
【図4】スライドフレームと底板を示す斜視図である。
【図5】スライドフレームを底板に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図6】スライドフレームのスライド動作を示す斜視図である。
【図7】スライドフレームへの外装ケースの取付構造を示す斜視図である。
【図8】左右の鏡体のスライド動作を示す断面図である。
【図9】移動ユニットの構造を示す斜視図である。
【図10】移動ユニットの構造を示す斜視図である。
【図11】移動体を示す斜視図である。
【図12】双眼鏡の内部構造を示す平面図である。
【図13】双眼鏡の内部構造を示す平面図である。
【図14】操作部を示す分解斜視図である。
【図15】ねじを示す平面図である。
【図16】転輪を示す断面図である。
【図17】双眼鏡の内部構造を示す断面図である。
【図18】視度調整つまみを示す斜視図である。
【図19】視度調整機構を示す斜視図である。
【図20】視度差調整による羽根部材の動作を示す概略図である。
【図21】双眼鏡の部分断面図である。
【図22】視度差の微調整方法を示す概略図である。
【符号の説明】
1 双眼鏡
11L,11R 第1レンズ
12L,12R 補助プリズム
13L,13R ダハプリズム
14L,14R 第2レンズ
15L,15R 接眼レンズ
21,22 鏡体
25 支持フレーム
31,32 スライドフレーム
310a,310b,320a,320b 案内溝
36 ピニオン
41 底板
413,414,415,416 ピン
42 天板
45 中央支持体
51,52 外装ケース
61,62 移動体
614,624 アーム
70 焦点調整用駆動機構
71 転輪
73 ねじ
80 視度差調整用駆動機構
81 羽根部材
90 視度差調整つまみ
91 駆動ピン
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to binoculars, and more particularly, to binoculars having an interpupillary distance adjusting mechanism that adjusts the distance between left and right eyepieces in accordance with the interpupillary distance of an observer.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to adjust the distance between the left and right eyepieces according to the distance between the left and right eyes of the observer (ie, the interpupillary distance), the left and right telephoto optical systems are housed in a pair of left and right casings, respectively. Binoculars are known in which one (eg, left) casing is configured to be horizontally movable in the width direction of the binocular with respect to the other (eg, right) casing.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In such binoculars, a stopper (a member that regulates a moving range) that defines the state in which the left and right telephoto optical systems are closest to each other and the state in which they are farthest apart is necessary. There is a problem that the space increases and hinders downsizing of the binoculars.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to provide a pair of binoculars capable of controlling the movement range of the left and right telephoto optical systems associated with the interpupillary distance adjusting mechanism in a small space.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the binoculars of the present invention include a pair of left and right movable frames that support the left and right telephoto optical systems, and a support frame that supports the pair of movable frames so as to be movable in the width direction of the binoculars, A rack gear extending in the width direction of the binoculars is provided on each movable frame, and by engaging both rack gears with one pinion while facing each other, the pair of movable frames can be symmetrically movable with respect to the pinion, and the binoculars A groove extending in the width direction is provided in each movable frame, and a pin formed on the support frame is engaged with the groove, thereby regulating a range of movement of the pair of movable frames in the binoculars width direction, and a pinion shaft and a pin, The binoculars are arranged in series in the front-rear direction of the binoculars at the center in the width direction of the binoculars.
[0006]
As described above, the pinion for moving the left and right movable frames symmetrically and the pin for regulating the moving range of the movable frame are arranged in series at the center of the binoculars in the width direction, so that a small space can be used for adjusting eyewear. It is possible to regulate the moving range of the left and right telephoto optical systems.
[0007]
Further, the groove formed on one of the pair of movable frames may be configured to overlap with the groove formed on the other in the up-down direction of the binoculars and engage with a common pin. With this configuration, the space occupied by the binoculars in the width direction can be reduced accordingly.
[0008]
Further, each movable frame may be configured to have at least one of the grooves in front of and behind the pinion. With this configuration, it is possible to further reduce the play of the engagement between the groove and the pin. The above-mentioned support frame may be constituted by a top plate and a bottom plate which slidably support the pair of movable frames by sandwiching the pair of movable frames from above and below, and pins may be provided on the bottom plate.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
The binoculars of the present embodiment are configured to adjust the interpupillary distance by moving the left and right telephoto optical systems symmetrically with respect to the center in the width direction of the binoculars, regardless of the distance between the two eyepieces. Instead, the operation member for focus adjustment is configured to be located at the center in the width direction of the binoculars. The details will be described below with reference to the drawings.
[0010]
FIG. 1 is a perspective view showing the binoculars 1 of the present embodiment. The binoculars 1 are provided with a pair of left and right mirrors (casings) 21 and 22 that can be moved symmetrically with respect to the center in the width direction of the binoculars, and a support frame 25 that supports both mirrors.
[0011]
FIG. 2 is a diagram illustrating an optical system of the binoculars 1. The binoculars 1 are so-called roof prism type binoculars in which an eyepiece and an objective lens are arranged on the same straight line. As shown in FIG. 2, a pair of left and right telephoto optical systems 10 </ b> L and 10 </ b> R are accommodated in left and right mirror bodies 21 and 22 of the binoculars 1. Each of the telephoto optical systems 10L and 10R includes first lenses 11L and 11R, auxiliary prisms 12L and 12R, roof prisms 13L and 13R, and second lenses 14L and 14R along incident optical axes OAL and OAR indicated by alternate long and short dash lines in the drawing. And eyepieces 15L and 15R.
[0012]
The first lenses 11L and 11R and the second lenses 14L and 14R each form an objective optical system, and field frames 16L and 16R are provided at positions where images are formed by the objective optical system. The image formed by the objective optical system is enlarged and observed by the eyepieces 15L and 15R.
[0013]
Next, a configuration for enabling the pair of right and left mirror bodies 21 and 22 shown in FIG. 1 to be symmetrically movable with respect to the center in the width direction of the binoculars will be described. In the following description, the objective side (the side closer to the subject) of the binoculars is called the front, and the eyepiece side (the side closer to the observer) is called the rear. The direction parallel to the optical axes OAL and OAR in FIG. 2 is simply referred to as “optical axis direction”.
[0014]
FIG. 3 is an exploded perspective view showing a frame structure of the binoculars 1. A support frame 25 (FIG. 1) for movably supporting the pair of right and left mirror bodies 21 and 22 is provided between the bottom plate 41 and the top plate 42, which are two parallel plate members, and between the bottom plate 41 and the top plate 42. Is formed as a horizontal H-shaped frame by a central support 45 which is provided in the height direction of the binoculars.
[0015]
The lenses and prisms of the left and right telephoto optical systems 10L and 10R (FIG. 2) (optical axes OAL and OAR in FIG. 3, respectively) are provided movably in the binocular width direction between the bottom plate 41 and the top plate 42. It is supported by a pair of left and right slide frames 31, 32. Further, a pair of left and right exterior cases 51 and 52, which are parts to be gripped by the observer, are fixed to the slide frames 31 and 32. The left and right slide frames 31, 32 and the outer cases 51, 52 constitute the mirror bodies 21, 22 of FIG.
[0016]
FIG. 4 is a perspective view showing left and right slide frames 31 and 32 and a bottom plate 41 supporting both slide frames. The slide frames 31 and 32 are a pair of left and right plate-like members having openings 312 and 322 formed in the center, respectively. The ends corresponding to the left and right ends of the binoculars of the slide frames 31 and 32 are bent vertically upward to form the side walls 311 and 321.
[0017]
At a front end and a rear end of the slide frame 31, a pair of upright portions 313 and 314 that stand upright in the vertical direction are formed at positions at a predetermined distance from the side wall portion 311. The left telephoto optical system 10L (FIG. 2) is held between the side wall portion 311 and the upright portions 313 and 314. Similarly, upright portions 323, 324 are formed at the front end and the rear end of the holding portion 320 of the slide frame 32, and between the side wall portion 321 and the upright portions 323, 324, the right telephoto optical system 10R (FIG. 2). Is held.
[0018]
A guide shaft 315 extending in the front-rear direction extends between the upright portions 313, 314 of the slide frame 31, and a guide shaft 325 extending in the front-rear direction extends between the upright portions 323, 324 of the slide frame 32. Has been passed over. The two guide shafts 315 and 325 provide guidance when the eyepiece optical system and the prism are moved in the front-rear direction (details will be described later).
[0019]
Guide grooves 310a and 310b extending in the width direction of the binoculars are formed near the front end and the rear end of the slide frame 31, respectively. Similarly, guide grooves 320a and 320b extending in the width direction of the binoculars are formed near the front end and the rear end of the slide frame 32, respectively.
[0020]
Four pins 413, 414, 415, and 416 are planted at four corners of the bottom plate 41, and engage with the guide grooves 310a and 310b of the slide frame 31 and the guide grooves 320a and 320b of the slide frame 32, respectively. By the engagement of the guide grooves 310a, 310b, 320a, 320b and the pins 413, 414, 415, 416, the position of the slide frames 31, 32 is restricted on the bottom plate 41 so as to be movable only in the binoculars width direction.
[0021]
From the right end of the slide frame 31, a pair of extending portions 331 and 332 parallel to the slide frame 32 extend, and from the left end of the slide frame 32, a pair of extending portions 341 and 341 toward the slide frame 31. 342 is extended.
Engaging grooves 333 and 334 extending in the width direction of the binoculars are respectively formed in the extending portions 331 and 332, and similarly, engaging grooves 343 and 344 are formed in the extending portions 341 and 342, respectively.
[0022]
FIG. 5 shows a state where the slide frames 31 and 32 are attached to the bottom plate 41. When the slide frames 31 and 32 are attached to the bottom plate 41, the extension portions 331 and 332 of the slide frame 31 and the extension portions 341 and 342 of the slide frame 32 are arranged so as to overlap with the slide frame 32 side up. You.
[0023]
The pin 411 planted at the center of the bottom plate 41 in the width direction of the binoculars is engaged with the engagement groove 333 of the slide frame 31 and the engagement groove 343 of the slide frame 32, and the engagement groove 334 of the slide frame 31 and the slide frame are engaged. A pin 412 planted at the center of the bottom plate 41 in the width direction of the binoculars is engaged with the engagement groove 344 of the 32. The slide frames 31, 32 are guided in the width direction of the binoculars by the engagement between the pins 411, 412 and the respective engagement grooves.
[0024]
The center support 45 is disposed at the center in the width direction of the bottom plate 41 so as to straddle each extension of the slide frames 31 and 32. Racks 335 and 345 are formed facing each other on the extension 331 of the slide frame 31 and the extension 342 of the slide frame 32, and both racks 335 and 345 are provided below the central support 45. The pinion 36 is engaged.
[0025]
3, upper end surfaces 313a and 314a of upright portions 313 and 314 of the slide frame 31 and upper end surfaces 323a and 324a of the upright portions 323 and 324 of the slide frame 32 contact the lower surface of the top plate 42. The contact surface is in contact. As described above, the positions of the slide frames 31 and 32 are regulated in the vertical direction by the bottom plate 41 and the top plate 42.
Thus, the slide frames 31 and 32 are slidably supported in the width direction of the binoculars by the horizontal H-shaped support frame 25 including the bottom plate 41, the top plate 42, and the center support 45.
[0026]
FIG. 6 is a plan view showing a sliding state of the slide frames 31 and 32 on the bottom plate 41. The slide frames 31, 32 are slidable only in the binoculars width direction by engagement of the pins 413, 414, 415, 416 implanted in the bottom plate 41 with the guide grooves 310a, 310b, 320a, 320b. I have. Further, since the pinion 36 is engaged with the racks 335 and 345 of the slide frames 31 and 32, as shown in FIGS. 6A and 6B, the slide frames 31 and 32 are Only moveable.
[0027]
Next, the mounting structure of the slide frame and the outer case will be described.
FIG. 7 is a perspective view showing an attachment structure of the right slide frame 32 and the outer case 52. In FIG. 7, the bottom plate 41 and the top plate 42 (FIG. 3) located above and below the slide frame 32 are omitted.
[0028]
The outer case 52 is formed in a box shape that opens inward in the width direction of the binoculars. A vertical wall 521 is formed at the front end of the outer case 52, and an opening 522 for guiding incident light to the first lens 11R (FIG. 2) of the objective optical system is formed. On the other hand, the entire rear end of the outer case 52 is an opening, and an outer edge 523 for attaching the rear end cover 529 is formed on the inner periphery of the opening in the binoculars width direction.
[0029]
Of the pair of upright portions 323 and 324 of the slide frame 32, a forward upright portion 323 is formed with a contact portion 346 that projects horizontally forward and contacts the wall 521 of the outer case 52. The upright portion 324 on the eyepiece side is bent rearward, and upper and lower ends of the bent portion are abutting portions 347 that abut against the outer edge portion 523 of the outer case 52.
[0030]
Further, a screw hole 348 is formed in the upright portion 323, and a through hole 524 is formed in a predetermined position of the exterior case 52 corresponding to the screw hole 348. A screw hole 324a is formed in the upright portion 324, and a through hole 526 is formed in a position corresponding to the screw hole 324a in a rear end cover 529 that is fitted into the outer edge portion 523 of the outer case 52. A screw hole 349 is formed at a predetermined position of the side wall portion 321, and a through hole 525 is formed at a predetermined position of the exterior case 52 corresponding to the screw hole 347.
[0031]
As described above, the slide frame 32 and the outer case 52 are fixed by the contact between the contact portions 346 and 347 and the wall 521 and the outer edge portion 523, and by tightening the screws to the screw holes 348, 324a, and 349. That is, since the bottom plate 41 and the top plate 42 are positioned above and below the slide frame 32, the slide frame 32 and the outer case 52 are fixed at locations other than the top and bottom of the slide frame 32, that is, at the front and rear ends and side ends. . The left mirror 21 and the slide frame 31 are fixed in the same manner.
[0032]
With such a configuration, the right and left mirror bodies 21 and 22 formed by the slide frames 31 and 32 and the outer cases 51 and 52 are supported by the horizontal H-shaped support frame 25, and FIG. As shown in a schematic cross-sectional view in FIG.
[0033]
In the binoculars of the present embodiment, the left and right mirror bodies (casings) 21 and 22 including the slide frames 31 and 32 and the outer cases 51 and 52 constitute boxes (shells), respectively, so that a highly rigid structure is obtained. . In order to further increase the rigidity of the left and right mirror bodies 21 and 22, the slide frames 31, 32 and the outer cases 51, 52 are made of metal.
[0034]
Further, since the left and right mirror bodies 21 and 22 are supported by the horizontal H-shaped support frame 25 composed of the bottom plate 41, the top plate 42, and the center support body 45, the left and right mirrors as shown in FIG. Even when the distance between the bodies 21 and 22 is widened, the rigidity of the entire binoculars 1 is maintained. In order to further increase the rigidity of the entire binoculars 1, the bottom plate 41 and the top plate 42 are made of metal.
[0035]
Next, a configuration for holding the optical system in the left and right mirrors will be described.
In the binoculars of the present embodiment, of the left and right telephoto optical systems 10L and 10R shown in FIG. 2, a portion from the auxiliary prisms 12L and 12R to the eyepieces 15L and 15R is a movable unit, and the unit is an optical axis. By moving along the OAL and OAR, the eyepiece is stored / projected and the focus is adjusted.
[0036]
Therefore, the slide frames 31 and 32 shown in FIG. 3 are provided with a pair of left and right moving units 6a and 6b (omitted in FIG. 3) which hold the prisms and lenses and can move along the optical axis. 9 and 10 are an exploded perspective view and a plan view showing the right moving unit 6b. The left moving unit 6a is symmetrical to the right moving unit 6b with respect to the center in the binoculars width direction.
[0037]
As shown in FIG. 9, the right moving unit 6b includes a prism holder 64 for holding a prism (to be described later), a lens holder 66 for holding a lens (to be described later), and a moving body 62 for supporting these. . A makeup ring 68, which is an exterior member of the eyepiece, is attached to the tip of the lens holder 66, and an eyepiece rubber 68a is provided at the tip of the makeup ring 68.
[0038]
The moving body 62 includes a base plate 62a on which the prism holder 64 is mounted, and two vertical walls 62b and 62c provided at the rear end and the left end of the base plate 62a. The two vertical walls 62b and 62c form an L-shaped frame in plan view, and a lens holder 66 is attached to the vertical wall 62b from behind.
[0039]
Insertion holes 621 and 622 for inserting the guide shaft 325 of the slide frame 32 are formed in the vertical wall 62c, and a contact portion 623 that contacts the side wall portion 321 of the slide frame 32 from above at the right end of the vertical wall 62b. Is provided. Thus, as shown in FIG. 10, the moving body 62 is supported by the slide frame 32 so as to be movable in the front-rear direction.
[0040]
Here, as shown in FIG. 11 as a perspective view of the moving body 62 viewed from the right rear, the right end of the base plate 62a of the moving body 62 is upwardly contacted with the side wall 321 of the slide frame 32 from below. An abutment piece 626 bent toward the front is provided. When the moving body 62 is attached to the slide frame 32, the contact piece 626 comes into contact with the lower side of the side wall portion 321 while being slightly elastically deformed. That is, the contact portion 623 and the contact piece 626 of the moving body 62 sandwich the side wall portion 312 from above and below. Thereby, the rotation of the moving body 62 around the guide shaft 325 is prevented.
[0041]
In addition, in order to remove play due to clearance between the guide shaft 325 and the insertion holes 621 and 622 (FIG. 9), a sliding contact portion 627 that slides on the top plate 42 (FIG. 3) is provided at the upper end of the vertical wall 62c. Is provided. The sliding contact portion 627 is formed in a lever shape in which one end in the longitudinal direction is fixed and the other end is a free end, and a protrusion 627a protruding upward is provided near the free end of the sliding contact portion 627. With the sliding portion 627 slightly elastically deformed downward, the projection 627a contacts the top plate 42 (FIG. 3) from below. Along with the movement of the moving body 62, (the protrusion 627a of) the sliding contact portion 627 and the lower surface of the top plate 42 (FIG. 3) are in sliding contact, and the above play is removed.
[0042]
A first lens frame 19 for holding the first lens 11R of the objective optical system is supported in front of the slide frame 32 so as to be movable in the optical axis direction for adjusting diopter difference. It will be described later.
[0043]
FIG. 12 is a cross-sectional view illustrating an internal configuration of the binoculars 1. As shown in FIG. 12, the left and right prism holders 63 and 64 hold auxiliary prisms 12L and 12R and roof prisms 13L and 13R. The left and right lens holders 65 and 66 hold the second lenses 14L and 14R of the objective optical system, the eyepieces 15L and 15R, and the field rings 16L and 16R.
[0044]
Arms 614 and 624 extend from the left and right moving bodies 61 and 62 toward the center of the binoculars in the width direction, and are provided at the center of the binoculars in the width direction for focus adjustment for driving the arms 614 and 624 in the optical axis direction. A drive mechanism 70 is provided. The focus adjustment drive mechanism 70 is provided with a wheel 71 serving as a focus adjustment operation member. A drive ring 71a is fixed inside the wheel 71, and two projections 76 are provided on the inner surface of the drive ring 71a. 77 are provided.
[0045]
Further, a screw 73 having a screw groove that engages with the projections 76 and 77 is provided inside the drive ring 71a. A slider 74 that guides the screw 73 in the front-rear direction so that the screw 73 does not rotate around the axis is attached to the tip of the screw 73. When the wheel 71 is rotated, the screw 73 and the slider 74 move straight. Then, the arms 614 and 624 move back and forth via a lever 75 described later provided on the slider 74 to move the moving bodies 61 and 62. The details of the focus adjustment driving mechanism 70 will be described later.
[0046]
In the state shown in FIG. 12, the first lenses 11L and 11R and the moving units 6a and 6b are in the closest state. In this state, the moving units 6a and 6b are housed in the exterior cases 51 and 52 of the binoculars 1 except for the rear ends.
[0047]
FIG. 13 shows a state where the moving units 6a and 6b are farthest from the first lenses 11L and 11R. In the state shown in FIG. 13, the eyepieces 15L and 15R, the makeup rings 67 and 68, and the eyepiece rubbers 67a and 68a of the moving units 6a and 6b protrude rearward (observer side) from the exterior cases 51 and 52 of the binoculars 1. .
[0048]
As shown in FIG. 12, the binoculars of the embodiment cannot be observed in a state where the moving units 6a and 6b are closest to the first lenses 11L and 11R (a housed state). As described above, since the moving units 6a and 6b including the eyepiece optical system are configured so as to be able to approach the first lenses 11L and 11R until the observation is impossible (storage state), the binoculars 1 are only used when not in use. Become smaller.
[0049]
In a state in which the mobile units 6a and 6b are moved backward by the predetermined amount S1 from the state shown in FIG. 12, an object at infinity (an object placed at infinity) is focused in myopia of -4 diopters. The moving units 6a and 6b can move up to a predetermined amount S2 from the position where the object at infinity is focused (in myopia of -4 diopters). In this range, an object at infinity and a short distance is in focus at −4 diopter myopia.
The range of the positions of the mobile units 6a and 6b at which the objects at infinity and short distance are focused is referred to as “observable range”. By moving and adjusting the moving units 6a and 6b within this observable range (S2), focus adjustment for a desired object is performed.
[0050]
Here, in the binoculars of the embodiment, since the range of the positions of the moving units 6a and 6b at which the object at infinity or the short-distance object is focused in the myopia of -4 diopters is set as the "observable range", the myopia becomes lighter (-). In the case of 4-0 diopter), emmetropia (0 diopter), or farsightedness, the focus is set on an object at infinity and a short distance by adjusting the moving units 6a and 6b within the observable range (S2). Can be matched.
[0051]
In the present embodiment, the total stroke S of the moving units 6a and 6b is set to 11 mm, the moving stroke S1 from the stored state to the observable state is 7 mm, and the moving stroke S2 for focus adjustment in the observable range. Is set to 4 mm.
[0052]
Next, the focus adjustment driving mechanism 70 will be described. FIG. 14 is a perspective view showing the focus adjustment drive mechanism 70. The screw 73 is supported by a support shaft 72 extending in the front-rear direction. The slider 74 provided at the tip of the screw 73 has a corner portion 74a guided by a guide rail 45a provided inside the central support 45, and slides between the corner portion 74a and the guide rail 45a. The slider 74 (and the screw 73) can move straight in the front-rear direction.
[0053]
On both sides of the central support 45, slits 45b, 45b for inserting the arms 614, 624 of the left and right moving bodies 61, 62 from both the left and right sides are formed. Further, a lever 75 extending downward is attached to the slider 74. The lever 75 is engaged with the grooves 615 and 625 of the arms 614 and 624 inserted from the slits 45b and 45b into the center support 45 from above.
[0054]
In this manner, the left and right moving bodies 61 and 62 move in the front-rear direction by the engagement of the lever 75 and the grooves 615 and 625 with the rotation of the rolling wheel 71. Since the moving bodies 61 and 62 also move in the left-right direction as the slide frames 31 and 32 move due to the interpupillary adjustment, the grooves 615 and 625 are long enough to allow the moving bodies 61 and 62 to move in the left-right direction. Is formed.
[0055]
15 and 16 are a side view of the screw 73 and a cross-sectional view of the rolling wheel 71.
The screw 73 is a double thread, and the grooves 73a and 73b have large leads in an area A (corresponding to S1 in FIG. 12) corresponding to the storage / projection of the eyepiece, and an area B corresponding to focus adjustment (see FIG. 12). 12 (corresponding to S2), the lead is formed to be small. In this embodiment, the lead in the area A is 16 mm, and the lead in the area B is 8 mm.
[0056]
As shown in FIG. 16, conical pins 76 and 77 having a vertex angle of 120 ° are formed on a drive ring 71 a provided inside the rolling wheel 71. The pins 76, 77 engage in grooves 73a, 73b (FIG. 15) of a screw 73 having a 120 ° V-shaped cross section. Accordingly, when the pins 76 and 77 move from the area A of the grooves 73a and 73b to the area B, respectively, they can slide smoothly. Thus, by changing the lead of the thread groove, the amount of movement of the moving bodies 61 and 62 with respect to the amount of rotation of the rolling wheel 71 can be changed. That is, the eyepiece can be quickly stored / projected, and the focus can be finely and accurately adjusted.
[0057]
Next, the support structure of the moving body by the slide frame will be described. As shown in FIG. 9, in the slide frame 32, a portion where the moving body 62 is attached is an opening 322. The moving body 62 is supported at a portion other than the bottom of the moving body 62 (by the guide shaft 325 and the side wall 321). Therefore, as shown in FIG. 17 as an AA cross-sectional view of the binoculars 1 in FIG. 12, the moving bodies 61 and 62 have the bottoms 618 and 628 of the moving bodies 61 and 62 coincide with the bottoms of the slide frames 31 and 32. Then, it can be attached to the slide frames 31 and 32.
[0058]
With this configuration, the size of the binoculars 1 in the thickness direction can be reduced by the thickness of the slide frames 31 and 32 as compared with the case where the moving bodies 61 and 62 are placed on the slide frames 31 and 32. Can be. That is, the binoculars 1 can be made compact accordingly.
[0059]
As described above, according to the binoculars of the present embodiment, since both mirror bodies 21 and 22 slide symmetrically with respect to the center in the width direction of the binoculars 1, the focus adjustment disposed at the center in the width direction of the binoculars 1. Wheel 71 is always located at the center in the width direction of binoculars 1 irrespective of a change in the interval between both mirror bodies 21 and 22. Therefore, the wheel can be easily operated by both right-handed and left-handed observers.
[0060]
In addition, when the binoculars are not used, the moving units 6a and 6b including the eyepieces 15L and 15R can be brought closer to the first lenses 11L and 11R until the observation units become incapable of observation. That is, the size of the binoculars when not in use in the optical axis direction can be reduced accordingly, and portability is improved. Further, since the storage / projection of the eyepiece and the focus adjustment are performed by the same mechanism (that is, the movement of the movable bodies 61 and 62 in the optical axis direction), the storage / projection of the eyepiece and the focus adjustment are performed. The configuration is simpler than in the case of using different drive mechanisms.
[0061]
Next, a configuration for adjusting diopter difference will be described.
As shown in FIG. 18, the binoculars 1 of the embodiment include a disc-shaped diopter adjustment knob 90 at the center in the width direction on the lower surface of the binoculars 1. The diopter adjustment knob 90 is configured to be rotated around an axis orthogonal to the optical axis.
Further, the binoculars 1 of the embodiment fixes the first lens 11L of the left objective optical system (FIG. 2) and moves the first lens 11R of the right objective optical system (FIG. 2) in the optical axis direction. , For adjusting diopter difference.
[0062]
As shown in FIG. 10, a first lens frame 19 that holds the right first lens 11R is attached to the front of the slide frame 32. The first lens frame 19 is provided with an insertion hole 191 through which the guide shaft 325 is inserted, and a projection 192 that comes into contact with the side wall 321 of the slide frame 32 from above, so that the slide frame 32 can be moved in the front-rear direction. Supported.
[0063]
The first lens 11R on the right side is moved by a blade member 81 provided on the central support 45 (omitted in FIG. 10). An engaging groove 81 a extending in the width direction of the binoculars is formed in the wing member 81, and engages with two pins 193 and 193 formed on the upper surface of the first lens frame 19. The pins 193 and 193 are arranged in the width direction of the binoculars, and the displacement of the optical axis of the first lens 11R is prevented by the engagement between the pins 193 and 193 and the engagement groove 81a.
[0064]
FIG. 19 is a perspective view of the diopter difference adjusting drive mechanism 80 that moves the blade member 81 by rotating the diopter difference adjusting knob 90 as viewed from below. In order to convert the rotation of the diopter adjustment knob 90 into a linear motion of the blade member 81, a drive pin 91 is provided above the diopter adjustment knob 90 eccentrically with respect to the rotation center of the diopter adjustment knob 90 by a predetermined amount. It is erected. A driving member 83 having a concave portion that engages with the driving pin 91 is provided so as to be movable along the shaft 72 integrally with the blade member 81.
[0065]
FIG. 20 is a diagram illustrating the operation of the drive member 83 by the rotation operation of the diopter difference adjustment knob 90. In FIG. 20, the drive member 83 and the diopter difference adjustment knob 90 are separately shown in a state viewed from directly below for easy understanding. As shown in FIG. 20A, when the diopter difference adjustment knob 90 is set at the reference position, the drive pin 91 moves in the lateral direction (binocular width direction) with respect to the rotation center of the diopter difference adjustment knob 90. They are lined up.
[0066]
When the diopter adjustment knob 90 is rotated clockwise from the state of FIG. 20A as shown in FIG. 20B, the drive pin 91 moves forward from the center of rotation of the diopter adjustment knob 90. Then, the driving member 83 is advanced. That is, the blade member 81 is moved forward. When the diopter adjustment knob 90 is rotated counterclockwise as shown in FIG. 20C, the drive pin 91 moves backward from the rotation center of the diopter difference adjustment knob 90, and the driving member 83 is driven. Retreat. That is, the blade member 81 is moved backward.
[0067]
As described above, since the diopter adjustment knob 90 can be rotatably provided around an axis orthogonal to the optical axis, the diopter adjustment knob 90 can be provided on the lower surface of the binoculars 1 as shown in FIG. Will be possible. Thereby, there is an effect that the operation is simple and the space is not taken up.
[0068]
Further, as shown in FIG. 21 as a partial cross-sectional view of the binoculars 1, the surface of the diopter difference adjusting knob 90 coincides with the outer surface of the outer case 51 (52), and projects from the outer surface. Only symbols such as “•”, “+” and “−” (FIG. 20) and knurls provided radially (FIG. 20) are provided. With such a configuration, the entire binoculars 1 becomes compact. Further, the diopter difference adjustment knob 90 can be easily rotated with a finger by means of symbols such as “•”, “+”, and “−” and a grip between the knurl and the finger.
[0069]
In the binoculars of the embodiment, the positional relationship between the driving member 83 and the blade member 81 in FIGS. 19 and 20 in the optical axis direction in order to enable fine adjustment of the diopter difference before shipment of the binoculars or after component replacement. Is adjustable.
[0070]
That is, as shown in FIG. 19, the blade member 81 is provided with a plate-like portion 95 facing the front of the drive member 83, a screw 93 is screwed into the drive member 83 through the plate-like portion 95, and A spring 96 is arranged around the periphery. That is, when the screw 93 is tightened or loosened, the relative position of the blade member 81 with respect to the driving member 83 in the optical axis direction can be finely adjusted.
[0071]
In order to insert a tool for operating the screw 93, a tool insertion hole 97 is formed in the center support 45 as shown in FIG. 21, and the insertion hole 97 is a decorative seal 98 on the front surface of the center support 45. Hiding in For this reason, the distance between the two mirror bodies 21 and 22 is widened (FIG. 18), the decorative seal 98 is peeled off, and the tool is inserted through the tool insertion hole 97, thereby rotating the screw 93 and finely adjusting the diopter difference. be able to.
[0072]
FIG. 22 shows a change in the position of the driving member 83 and the blade member 81 due to the fine adjustment. When the tool is rotated clockwise, the screw 93 is screwed into the threaded portion of the drive member 81, so that the blade member 81 moves rearward with respect to the plate-like portion 95 as shown in FIG. When the tool is rotated counterclockwise, the screw 93 is screwed into the threaded portion of the driving member 81, so that the blade member 81 is moved forward with respect to the plate-like portion 95 as shown in FIG. Moving. As described above, since the positional relationship between the blade member 83 and the driving member 81 can be adjusted from outside the binoculars 1, it is possible to perform adjustment for adjusting the intermediate position “•” of the adjustment range using the diopter difference adjustment knob 90. .
[0073]
Finally, the relationship between the features of the present invention and the embodiment will be described.
As shown in FIG. 4, engaging portions 333 and 334 extending in the width direction of the binoculars are formed in the extending portions 331 and 332 of the slide frame 31 and the extending portions 341 and 342 of the slide frame 32, respectively. Engagement grooves 343 and 344 are formed in 341 and 342, respectively. Further, racks 335 and 345 are formed on the extension portion 331 and the extension portion 342 so as to face each other.
[0074]
As shown in FIG. 5, when the slide frames 31 and 32 are attached to the bottom plate 41, the engagement groove 333 of the slide frame 31 and the engagement groove 343 of the slide frame 32 are implanted at the center of the bottom plate 41 in the binocular width direction. The pin 411 provided at the center of the bottom plate 41 in the width direction of the binoculars is engaged with the engagement groove 334 of the slide frame 31 and the engagement groove 344 of the slide frame 32. . The racks 335 and 345 formed on the extension 331 and the extension 342 are engaged with the pinion 36.
[0075]
As shown in FIG. 6, the center axis of the pinion 36 and the pins 411 and 412 are arranged in series in the front-back direction of the binoculars. The engagement between the pinion 36 and the racks 335, 345 allows the slide frames 31, 32 to move by the same amount in opposite directions. Also, as shown in FIGS. 6A and 6B, the engagement of the pin 411 with the engagement grooves 333 and 343 and the engagement of the pin 412 with the engagement grooves 334 and 344 cause the slide frame 31, 32 movement ranges are regulated.
With this configuration, the movement range of the slide frames 31, 32 can be restricted with a small space.
[0076]
【The invention's effect】
As described above, according to the binoculars of the present invention, a pinion for moving the left and right movable frames symmetrically, and a pin for regulating the moving range of the movable frames, are arranged in series at the center of the binoculars width direction, With a small space, it is possible to regulate the moving range of the telephoto optical system accompanying the eyewear adjustment.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of binoculars of the present embodiment.
FIG. 2 is a diagram showing an optical system of the binoculars of FIG.
FIG. 3 is an exploded perspective view of the binoculars of FIG.
FIG. 4 is a perspective view showing a slide frame and a bottom plate.
FIG. 5 is a perspective view showing a state where a slide frame is attached to a bottom plate.
FIG. 6 is a perspective view showing a sliding operation of a slide frame.
FIG. 7 is a perspective view showing a structure for attaching an outer case to a slide frame.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a sliding operation of right and left mirror bodies.
FIG. 9 is a perspective view showing the structure of the moving unit.
FIG. 10 is a perspective view showing a structure of a moving unit.
FIG. 11 is a perspective view showing a moving body.
FIG. 12 is a plan view showing the internal structure of the binoculars.
FIG. 13 is a plan view showing the internal structure of the binoculars.
FIG. 14 is an exploded perspective view showing an operation unit.
FIG. 15 is a plan view showing a screw.
FIG. 16 is a sectional view showing a rolling wheel.
FIG. 17 is a sectional view showing the internal structure of the binoculars.
FIG. 18 is a perspective view showing a diopter adjustment knob.
FIG. 19 is a perspective view showing a diopter adjustment mechanism.
FIG. 20 is a schematic view showing the operation of a blade member by adjusting diopter difference.
FIG. 21 is a partial cross-sectional view of binoculars.
FIG. 22 is a schematic diagram illustrating a fine adjustment method of a diopter difference.
[Explanation of symbols]
1 binoculars
11L, 11R First lens
12L, 12R auxiliary prism
13L, 13R roof prism
14L, 14R Second lens
15L, 15R eyepiece
21,22 mirror
25 Support frame
31, 32 slide frame
310a, 310b, 320a, 320b Guide groove
36 Pinion
41 Bottom plate
413,414,415,416 pin
42 top plate
45 Central support
51,52 Outer case
61,62 Moving body
614,624 arm
70 Focus Adjustment Drive Mechanism
71 Wheel
73 screw
80 Drive mechanism for diopter adjustment
81 blade member
90 Diopter adjustment knob
91 Drive pin

Claims (4)

左右の望遠光学系を支持する左右一対の可動フレームと、該左右一対の可動フレームを双眼鏡の幅方向に移動可能に支持する支持フレームを備え、
双眼鏡の幅方向に延びるラックギアを各可動フレームに設け、前記両ラックギアを互いに対向させた状態で一つのピニオンに係合させることによって、前記一対の可動フレー ムを前記ピニオンに対して対称に移動可能とし、
双眼鏡の幅方向に延びる溝を各可動フレームに設け、前記溝に前記支持フレームに形成されたピンを係合させることにより、前記一対の可動フレームの双眼鏡幅方向の移動範囲を規制すると共に、
前記ピニオンの中心軸と前記ピンとを、双眼鏡の幅方向中央部において双眼鏡の前後方向に直列配置し、
前記一対の可動フレームのうち一方に形成された溝は、他方に形成された溝と双眼鏡の上下方向に重なり、共通のピンに係合すること、を特徴とする双眼鏡。
A pair of left and right movable frames that support the left and right telephoto optical systems, and a support frame that supports the pair of left and right movable frames so as to be movable in the width direction of the binoculars,
A rack gear extending in the width direction of the binoculars is provided on each movable frame, and the pair of movable frames can be symmetrically moved with respect to the pinion by engaging the rack gears with one pinion while facing each other. age,
A groove extending in the width direction of the binoculars is provided in each movable frame, and a pin formed on the support frame is engaged with the groove, thereby restricting a range of movement of the pair of movable frames in the binoculars width direction,
The center axis of the pinion and the pin are arranged in series in the front-rear direction of the binoculars at the center in the width direction of the binoculars,
The groove formed on one of the pair of movable frames overlaps with the groove formed on the other in the vertical direction of the binoculars, and engages with a common pin.
左右の望遠光学系を支持する左右一対の可動フレームと、該左右一対の可動フレームを双眼鏡の幅方向に移動可能に支持する支持フレームを備え、
双眼鏡の幅方向に延びるラックギアを各可動フレームに設け、前記両ラックギアを互いに対向させた状態で一つのピニオンに係合させることによって、前記一対の可動フレー ムを前記ピニオンに対して対称に移動可能とし、
双眼鏡の幅方向に延びる溝を各可動フレームに設け、前記溝に前記支持フレームに形成されたピンを係合させることにより、前記一対の可動フレームの双眼鏡幅方向の移動範囲を規制すると共に、
前記ピニオンの中心軸と前記ピンとを、双眼鏡の幅方向中央部において双眼鏡の前後方向に直列配置し、
夫々の前記可動フレームは、前記溝を、前記ピニオンの前方及び後方に少なくとも一つずつ有すること、を特徴とする双眼鏡。
A pair of left and right movable frames that support the left and right telephoto optical systems, and a support frame that supports the pair of left and right movable frames so as to be movable in the width direction of the binoculars,
A rack gear extending in the width direction of the binoculars is provided on each movable frame, and the rack gears are engaged with one pinion in a state where the rack gears are opposed to each other to thereby form the pair of movable frames. Moveable symmetrically with respect to the pinion,
A groove extending in the width direction of the binoculars is provided in each movable frame, and a pin formed on the support frame is engaged with the groove, thereby restricting a range of movement of the pair of movable frames in the binoculars width direction,
The center axis of the pinion and the pin are arranged in series in the front-rear direction of the binoculars at the center in the width direction of the binoculars,
A pair of binoculars, wherein each of the movable frames has at least one groove in front of and behind the pinion.
左右の望遠光学系を支持する左右一対の可動フレームと、該左右一対の可動フレームを双眼鏡の幅方向に移動可能に支持する支持フレームを備え、
双眼鏡の幅方向に延びるラックギアを各可動フレームに設け、前記両ラックギアを互いに対向させた状態で一つのピニオンに係合させることによって、前記一対の可動フレー ムを前記ピニオンに対して対称に移動可能とし、
双眼鏡の幅方向に延びる溝を各可動フレームに設け、前記溝に前記支持フレームに形成されたピンを係合させることにより、前記一対の可動フレームの双眼鏡幅方向の移動範囲を規制すると共に、
前記ピニオンの中心軸と前記ピンとを、双眼鏡の幅方向中央部において双眼鏡の前後方向に直列配置し、
前記支持フレームは、前記一対の可動フレームを上下方向から挟みこんで摺動可能に支持する天板と底板を含み、前記ピンは該底板に突設されていること、を特徴とする双眼鏡。
A pair of left and right movable frames that support the left and right telephoto optical systems, and a support frame that supports the pair of left and right movable frames so as to be movable in the width direction of the binoculars,
A rack gear extending in the width direction of the binoculars is provided on each movable frame, and the rack gears are engaged with one pinion in a state where the rack gears are opposed to each other to thereby form the pair of movable frames. Moveable symmetrically with respect to the pinion,
A groove extending in the width direction of the binoculars is provided in each movable frame, and a pin formed on the support frame is engaged with the groove, thereby restricting a range of movement of the pair of movable frames in the binoculars width direction,
The center axis of the pinion and the pin are arranged in series in the front-rear direction of the binoculars at the center in the width direction of the binoculars,
A pair of binoculars, wherein the support frame includes a top plate and a bottom plate that slidably support the pair of movable frames by sandwiching the pair of movable frames from above and below, and the pins protrude from the bottom plate.
夫々の前記可動フレームは、相対する可動フレームに向けて延出する少なくとも一つの延出部を有し、該延出部に前記溝及び前記ラックギアが形成されていること、を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の双眼鏡。Each of the movable frames has at least one extension extending toward the opposing movable frame, and the groove and the rack gear are formed in the extension. The binoculars according to any one of 1 to 3.
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