JP3560366B2 - シフトレバー及び自動変速機操作装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は自動車の自動変速機操作装置におけるシフトレバー及び自動変速機操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の自動変速機操作装置は、車床に固定した支持体にポジションプレートが形成されるとともに、支持体に軸支され前後方向へシフトレバーが往復動できる構成であって、シフトレバーの外装体の上端部に設けたノブボタンを押すと、ポジションピンをポジションプレートの一のシフトポジション(ディテント切欠部)から所望の他のシフトポジションに移動させることができる。
【0003】
シフトレバーは支持体に回動自在に軸支されており、ポジションピンはディテント切欠部に対面する部位において、シフトレバーに直径方向で相対向して開設された長孔から外部に突出してロッドに貫通支持され、ロッドはその下部に配したスプリングで上方へ付勢されて前記ノブボタンにより下方へ押し下げることができるようにシフトレバーのパイプ内に収納されている。
【0004】
ポジションピンは前記支持体に形成したポジションプレートのディテント切欠部に係合して所望のシフトポジションを設定できるのであるが、シフトポジションがパーキング又はD2にあるとき、ポジションピンはディテント切欠部の端壁に当接してシフトレバーの揺動止め(ストッパ)を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車両の走行を停止してシフトレバーをパーキング(P)側へ押し倒したとき、運転員の操作力が強すぎて、ポジションピンがディテント切欠部に強く当たり、ディテント切欠部の端壁が摩滅し若しくは損傷することが考えられる。これはシフトレバーの支持体を樹脂成形体にて作成した場合には、ディテント切欠部の端壁が樹脂であることから、解決しなけらればならない課題である。また、ポジションピンがディテント切欠部に押し付けられて上方へ動けなくなり、操作感が悪くなることも考えられる。
【0006】
そこで、この発明は、シフトレバーの支持体が樹脂成形体からなる場合におけるポジションピンがディテント切欠部に衝接しないシフトレバーの揺動止めを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるシフトレバーは、車床に固定する樹脂成形体からなる支持体と、該支持体に揺動可能に軸支されたパイプと、該パイプの上端部から前記支持体に形成された一対のポジションプレート間に形成されたシフト溝に延びる骨格部と、該骨格部の下端部に形成された膨大部からなるストッパと、前記骨格部と装着していない状態で前記パイプが通過できる間隔を有するとともに、骨格部装着後に該骨格部のストッパが当接可能に前記ポジションプレート間のシフト溝側に向かって形成された一対のストッパと、前記パイプに開設した長孔に挿入されポジションプレートに形成されたディテント切欠部に係合されたポジションピンと、ポジションピンを支持してパイプ内で上方へ付勢されたロッドと、該ロッドを押し下げるノブボタンとからなることを特徴とする。
【0009】
【作用】
シフトレバーをパーキングポジションに移動すると、骨格部のストッパが支持体のストッパに当接して揺動止めをする。したがって、両ストッパが当接した状態において、ポジションピンがディテント切欠部の端壁に当接しないで離れた状態に設定すれば、支持体の摩滅損傷等がなくなる。また操作感も良好となる。
【0010】
【実施例】
以下この発明の実施例を図に基づき説明する。図1,2に示すように、車床20に固定する樹脂成形体からなる支持体1にシフトレバー2が軸3を介してシフト溝17内で前後方向へ揺動可能に軸支されており、シフトレバー2にはポジションピン4がパイプ5に開設した長孔6からパイプ5の両側に突出し、支持体1に形成されたディテント切欠部7に係合している。シフト溝17は、支持体1に形成された一対のポジションプレート11間に形成されている。
【0011】
図2に示すように、支持体1は車床20にブーツ21を介在しシールして固定され、パイプ5はヒンジカラー22に連結され、ヒンジカラー22はシャフト23に挿通されて回動自在である。シャフト23は樹脂成型品の支持体1に固定されている。シフトレバー2のパイプ5内にコイルばね24を挿入し、コイルばね24の上部にロッド8が載置され、ロッド8にポジションピン4が直交して貫通している。ロッド8の上端部にはノブボタン10が押し下げ可能に当接し、ノブボタン10は水平方向へ押し込まれる。
【0012】
シフトレバー2は支持体1のシフト溝17から上方へ所定の高さで起立し、シフト溝17に略水平に嵌挿されたスライドプレート25を貫通している。このスライドプレート25のインディケーター26が目盛り板27の下部に移動可能に配置されて変速位置を決めることができる。スライドプレート25は支持体1の上部側面に固定したインディケーターボックス28のカバー29に嵌め込まれている。
【0013】
図1,3に示すように、パイプ5の上部外周面には骨格部12を介して外装体14が装着されている。骨格部12はパイプ5に挿通して外装体14とともにねじ15でパイプ5に締結される。骨格部12は硬質樹脂からなるが、外装体14は軟質樹脂からなる。骨格部12は一対のポジションプレート11間に形成されたシフト溝17まで延びている。
【0014】
そして、骨格部12の下部にストッパ16が形成されている。このストッパ16は、図4に示すように、前側(パーキング側)が平坦面16aで後側(ドライブ側)が円弧面16bに形成された骨格部12の膨大部13であり、シフトレバー2が移動するためのシフト溝17を移動できるように形成されている。この膨大部13が当接する何等かのストッパを支持体1に形成し、かつ、その場合にポジションピン4がディテント切欠部7の端壁に当接しないで離れた状態を保つようにすれば、前記目的は達成される。
【0015】
そこで、図1,2,4に示すように、このストッパ16が当接する一対のストッパ18がポジションプレート11に一体形成されている。一対のストッパ18はそれぞれシフト溝17内に突出して、前側が傾斜面18bで後側が平坦面18aとして形成されており、平坦面18aに平坦面16aが当接する。ストッパ18,18の間隔Sはパイプ5の直径よりも若干大きくしてある。したがって、パイプ5はストッパ18と18の間を通過できる(図4参照)。そして、ストッパ16の平坦面16aとストッパ18の平坦面18b,18bが当接した状態において、ポジションピン4はディテント切欠部7の端壁に当接しない状態が保持されるように設定されている。
【0016】
なお、ストッパ16は、円弧面16bを平坦面として形成して両面を平坦面16aにし、したがって、シフトレバー2を後側(D2)へ押し倒した場合にも前記同様になるようにしてもよい。また、ストッパ16は、膨大部13として骨格部12に一体形成したが、別途作成したものをパイプ5に嵌挿して固定してもよい。さらに、ストッパ18はポジションプレート11に一体形成したが、シフト溝17内に突出することなく上方に突出するように形成してもよい。
【0017】
そこで、上記実施例の作用につき説明すると、車両の走行を停止してノブボタン10を押し込みながらシフトレバー2をパーキングポジションに押し倒すと、ストッパ16の平坦面16aが一対のストッパ18の平坦面18a,18aに当接してシフトレバー2の倒れを規制する。
【0018】
このとき、ポジションピン4はパーキングポジションにおけるディテント切欠部7の端壁に当接しないから、ポジションピン4がコイルばね24により上方へ押し上げられるとき、及び、次に走行のためにポジションピン4を押し下げるとき、ポジションピン4はディテント切欠部7の端壁から離れているために、端壁を摺接することなく、したがって抵抗なくスムーズで操作感は良好となる。
【0019】
また、ポジションピン4がディテント切欠部7の端壁に当接しないので、端壁の摩滅や損傷が生じることはない。しかも、ストッパ16,18は樹脂からなるので、衝接音が柔らかいため運転員が不快感を生じない。
【0020】
さらに、組付け時においては、まずパイプ5を下側からシフト溝17に挿通して支持体1にシャフト23で軸支し、ポジションプレート11から突出したパイプ5の上端側から外装体14を装着した骨格部12を挿入する。したがって、パイプ5の組付け時にパイプ5は一対のストッパ18と18の間を通過できるため、組付け作業性が向上する。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したこの発明によれば、シフトレバーの外装体における骨格部にストッパを形成し、このストッパが当接する一対のストッパを支持体のシフト溝に形成すればよいから、ポジションピンがディテント切欠部の端壁に当接することのない状態で、シフトレバーの揺動止めを形成することができる。したがって、ディテント切欠部の端壁の摩滅や損傷が生じることはなく、また操作感も良好となる。
【0022】
また、骨格部と外装体とは、支持体に軸支したパイプに挿通してねじで固定されるようになっているから、骨格部と外装体とを装着していない状態では、ポジションプレートのストッパをパイプが通過できるため、組付け時において、パイプを前後いずれにも倒すことができ、組付け作業性が良好となる。
【0023】
さらに、ストッパは樹脂からなるので、衝接音が柔らかいため運転員が不快感を生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した変速機操作装置の断面側面図
【図2】この発明を適用した変速機操作装置の断面正面図
【図3】この発明の実施例を示す断面平面図
【図4】この発明の実施例を示す断面側面図
【符号の説明】
1…支持体
2…シフトレバー
4…ポジションピン
5…パイプ
7…ディテント切欠部
10…ノブボタン
11…ポジションプレート
12…骨格部
13…膨大部
14…外装体
16,18…ストッパ
16a,18a…平坦面
16b…円弧部
18b…傾斜部
17…シフト溝
Claims (1)
- 車床に固定する樹脂成形体からなる支持体と、該支持体に揺動可能に軸支されたパイプと、該パイプの上端部から前記支持体に形成された一対のポジションプレート間に形成されたシフト溝に延びる骨格部と、該骨格部の下端部に形成された膨大部からなるストッパと、前記骨格部と装着していない状態で前記パイプが通過できる間隔を有するとともに、骨格部装着後に該骨格部のストッパが当接可能に前記ポジションプレート間のシフト溝側に向かって形成された一対のストッパと、前記パイプに開設した長孔に挿入されポジションプレートに形成されたディテント切欠部に係合されたポジションピンと、ポジションピンを支持してパイプ内で上方へ付勢されたロッドと、該ロッドを押し下げるノブボタンとからなることを特徴とする自動変速機操作装置。
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JPH0814374A JPH0814374A (ja) | 1996-01-16 |
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Family Applications (1)
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JP14889094A Expired - Fee Related JP3560366B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | シフトレバー及び自動変速機操作装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3560366B2 (ja) |
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1994
- 1994-06-30 JP JP14889094A patent/JP3560366B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0814374A (ja) | 1996-01-16 |
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