JP3556592B2 - 振動部品用コネクタ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロホン、スピーカー、ブザー等の振動部品を収容し、プリント配線基板へ電気接続させる振動部品用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機等通信機器においては、着信の伝達や通話に、マイクロホン、スピーカ等の振動部品が用いられている。これらの振動部品は、機器の筺体内に取り付けられるものであるが、振動部品へ電源を供給したり、集音信号を出力するために、通信機器側のプリント配線基板の導電パターンと電気接続する必要がある。
【0003】
しかしながら、振動部品自体が振動するので、そのターミナルを直接該導電パターンへ半田付けなどで電気接続することはできず、両端をターミナルと導電パターンに半田接続するリード線を用いて接続していた。このリード線を用いた接続作業は、半田接続作業が必要となり、極めて煩わしいばかりか、誤接続の恐れもあり、加えて、半田を使用するために環境破壊の一因となっていた。
【0004】
そこで、振動部品とプリント配線基板に対して弾性接触する導電性クリップバネを用いて、半田を用いずに両者を接続する振動部品用コネクタ100が提案されている。
【0005】
図7乃至図9は、この従来の振動部品用コネクタ100を示すもので、これらの図を用いて、振動部品用コネクタ100を更に詳述すると、振動部品用コネクタ100は、硬質合成樹脂製の絶縁ケース101と、導電性クリップバネ片102と、合成ゴムで形成された弾性カバー103で構成されている。
【0006】
絶縁ケース101は、円板状の支持板101aとその周縁から一体に垂設される円筒枠101bからなるもので、円筒枠101bに囲まれた内部が、円柱状の振動部品110を収容する収容室106となっている。
【0007】
クリップバネ片102は、帯状金属片を略U字状に折り返してなるもので、折り返された一側102aは、その先端のターミナル接触部104を残して、収容室106の頂面を形成する支持板101b内に一体成形され、固定されている。
【0008】
図7に示すように、クリップバネ片102の一側102aが固定された状態で、ターミナル接触部104は、収容室106の内頂面において収容室106内に臨み、U字状の他側102bは、一側102aで片持ち支持されて、支持板101aの切り欠き101cを挿通し、その自由端に形成された基板接触部105が、支持板101aの上方に突出する。
【0009】
弾性カバー103は、図8に示すように、上記絶縁ケース101の収容室106に振動部品110を収容した全体を覆うように有底円筒状に形成され、伸張させながら振動部品110と絶縁ケース101を覆った状態で、その開口部内縁のリング状鍔部103aを支持板101aの周囲に覆い被せて取り付ける。収容された振動部品110は、伸張した弾性カバー103の弾性により、支持板101a側に付勢され、振動部品110のターミナル(図示せず)が支持板101a上に臨むターミナル接触部104に弾性接触する。
【0010】
このようにして振動部品110を収容した振動部品用コネクタ100は、更に、図9に示すように、通信機器の筺体131とプリント配線基板120との間で挟持されることにより固定され、クリップバネ片102の他側102bが撓むことにより、その自由端の基板接触部105がプリント配線基板120の導電パターン(図示せず)に弾性接触し、クリップバネ片102を介して振動部品110とプリント配線基板120が電気接続する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の振動部品用コネクタ100によれば、半田接続工程がなく、振動部品110をプリント配線基板120に電気接続することができ、全体が弾性ラバー103で覆われ、また、クリップバネ片102とプリント配線基板120の導電パターンは、弾性接触するので、通信機器が落下などで衝撃を受けても、振動部品110とプリント配線基板120の電気接続は遮断されにくいものとなる。
【0012】
しかしながら、振動部品110のターミナルは、剛体の支持板101aに固定されたターミナル接触部104に、弾性ラバー103の弾性で当接する構造であるため、振動部品110自体の振動で、両者の接触が瞬断する恐れがあった。
【0013】
また、クリップバネ片102の他側102bを弾性バネ片として作用させることによって、基板接触部105をプリント配線基板120に弾性接触させるものであるが、バネ作用させるために、他側102bに一定の長さ(バネスパン)と、絶縁ケース101に弾性変形するための一定の撓みスペースを確保する必要がある。例えば、上記振動部品用コネクタ100にあっては、支持板101aに、撓んだクリップバネ片102との干渉を防ぐための逃げ溝107が凹設されている。
【0014】
このため、支持板101aや弾性カバー103のリング状鍔部103aを、所定の厚さとしなければならず、振動部品用コネクタ100の高さが高くなり、振動部品110を収容した通信機器に求められる小型化が制約されることとなっていた。
【0015】
更に、絶縁ケース101と弾性カバー103を個別に製造し、一体化するため、余分な手間がかかるばかりか、一体化した両者間に隙間を生じるので密閉性が損なわれ、振動部品が指向性を有するマイクロホン等である場合には、音漏れや周囲の雑音が入り、集音特性に影響するものであった。
【0016】
本発明は、上述問題に鑑みてなされたもので、半田接続工程がなく、振動部品自体が振動しても確実にプリント配線基板と接続する振動部品用コネクタを提供することを目的とする。
【0017】
また、全体の低背化が可能な振動部品用コネクタを提供することを目的とする。
【0018】
また、部品点数を減少させ、振動部品の密閉性を高めて、収容する振動部品の動作特性を向上させる振動部品用コネクタを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上述の目的に鑑み、請求項1に係る振動部品用コネクタは、筺体とプリント配線基板との間に配置され、振動部品を包囲し収容する収容室が形成された弾性ハウジングと、弾性ハウジングの収容室周囲の周壁部に一体成形により固定され、収容室内に臨む第1接触部とプリント配線基板に対向する第2接触部と位置決め板部を有する導電性端子片とを備え、
導電性端子片は、帯状金属片を長手方向に沿って略U字状に折り返して形成され、位置決め板部を金型内に固定し、略U字状の両側に形成される第1接触部と第2接触部を残して周壁部にインサート成形することにより、第1接触部と第2接触部が周壁部の両面に露出し、
振動部品を収容した弾性ハウジングを、筺体とプリント配線基板間に挟持して取り付けることによって、導電性端子片の第1接触部を、収容室に収容される振動部品のターミナルに弾性接触させるとともに、第2接触部を、プリント配線基板の導電パターンに弾性接触させ、振動部品をプリント配線基板へ電気接続することを特徴とする。
【0020】
筺体とプリント配線基板との間で弾性ハウジングを挟持すると、弾性ハウジング全体が圧縮され、プリント配線基板上に位置決め固定される。同時に、導電性端子片が一体成形された周壁部も圧縮され、第1接触部と第2接触部は、振動部品のターミナルとプリント配線基板の導電パターンに弾性接触する。
【0021】
導電性端子片を固定する周壁部自体の弾性で、第1接触部と第2接触部のそれぞれを弾性接触させるので、バネの撓みスペースを設ける必要がなく、全体を低背化することができる。
【0022】
振動部品は、弾性ハウジングの収容室に包囲されているので、収容室が伸縮することによって、自由に振動し、また、振動部品が振動しても、第1接触部と振動部品のターミナルは弾性接触するので、瞬断することがない。
【0023】
また、導電性端子片は、振動部品を収容する弾性ハウジングに対して一体成形するので、部品点数が減少し、振動部品の密閉性が高まる。
【0024】
導電性端子片は、位置決め板部が金型内に固定され、周壁部にインサート成形される。
【0025】
略U字状に折り返された導電性端子片が周壁部にインサート成形されるので、第1接触部と第2接触部は、周壁部を挟んで正確に位置決めされ、その両面に露出する。第1接触部と第2接触部は、周壁部の伸縮することによって、それぞれ、振動部品のターミナルと、プリント配線基板の導電パターンに弾性接触する。
【0026】
請求項2の振動部品用コネクタは、第1接触部と第2接触部の少なくとも一方を、略U字状の一側で、周壁部の外方に湾曲させて形成したことを特徴とする。
【0027】
第1接触部と第2接触部の少なくとも一方が、周壁部の外方に湾曲するので、振動部品のターミナル若しくはプリント配線基板の導電パターンと、面接触せずに、確実に接触する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る振動部品用コネクタ1を、図1乃至図6を用いて説明する。図1は、振動部品用コネクタ1と振動部品110を示す縦断面図、図2は、振動部品用コネクタ1が取り付けられた状態を示す縦断面図、図3乃至図5は、それぞれ、振動部品用コネクタ1の平面図、側面図、底面図、図6は、端子片3の斜視図である。
【0029】
本実施の形態で例示される振動部品110は、図1において下方に集音指向性を有するマイクロホンであり、平面側が円形に開口する円柱状の絶縁カバーで囲われ、入出力端子となる一方のターミナルが、この円形開口内の中心に円形に、他方のターミナルが、前記ターミナルと絶縁してリング状に臨んでいる(いずれも図示せず)。
【0030】
振動部品用コネクタ1は、この振動部品110を収容する弾性ハウジング2と、弾性ハウジング2に一体に取り付けられた一対の端子片3、3で構成されている。
【0031】
弾性ハウジング2は、シリコンゴム等の絶縁エラストマーで成形されたもので、円板状とした頂板部5の周縁から円筒部6が一体に垂設されている。この頂板部5と円筒部6によって、振動部品110を包囲して収容する中空円柱状の収容室4が形成される。円筒部6の下端は、その中心寄りに傾斜した鍔部6aとなっていて、その内径は、円柱状の振動部品110の外径よりやや小さい内径となっている。従って、振動部品110は、この鍔部6aを拡径させながら中空の収容室4内に収容するもので、収容した後は、円筒部6の弾性で抜け出ないようになっている。
【0032】
端子片3、3は、隣青銅などの導電性金属板を帯状に打ち抜いて、図6に示すように、その長手方向に沿って略U字状に折り返して形成したもので、U字状の連結部3aの両端に、内部接触部3bと外部接触部3cを連結したものである。
【0033】
内部接触部3bは、後述するように振動部品110のターミナルと弾性接触する第1接触部として、外部接触部3cは、プリント配線基板120の導電パターンに弾性接触する第2接触部として、作用するものである。これらの弾性接触による電気接続をより確実なものとするために、内部接触部3bと外部接触部3cは、それぞれ外側に円弧状に湾曲され、円弧状の中央に沿って接触リブ9が背面側から打ち出し形成されている。これらの接触面には、更に接触信頼性を保つため、金メッキなどの表面処理を行ってもよい。
【0034】
また、後述するインサート成形の際に、端子片3を位置決めするため、内部接触部3b側の連結部3aに、円形の逃げ孔3dが穿設され、内部接触部3bの先端側には、位置決め板部3eが連設されている(図6参照)。
【0035】
一対の端子片3、3は、同形状に形成され、それぞれ図1、図3に示すように、内部接触部3bと外部接触部3cを残して収容室4周囲の周壁部となる頂板部5に、インサート成形される。
【0036】
すなわち、弾性ハウジング2の成形の際に、金型内の頂板部5を成形する部位に、一対の端子片3、3を離間させて位置決め支持し、溶融する絶縁エラストマーを流入させてインサート成形する。この端子片3の成形時の位置決めは、逃げ孔3dに挿通させた金型のコアピンとキャビティ間で、外部接触部3c側の連結部3aを挟持するとともに、他のコアピンとキャビティ間で、位置決め板部3eを挟持し、金型内に固定する。
【0037】
従って、インサート成形後の頂板部5には、これらの金型による抜き孔7、7・・が形成される。頂板部5にインサート成形された端子片3は、外方に湾曲する内部接触部3bと外部接触部3cが、それぞれ頂板部5の両面、すなわち収容室4に臨む内頂面と、プリント配線基板120に対向する平面に露出する。
【0038】
このとき、図3及び図5に示すように、一方の端子片3の内部接触部3bと外部接触部3cは、内頂面と平面の各中央に露出し、他方の端子片3の内部接触部3bと外部接触部3cは、中央から外れた位置に露出する。また、内部接触部3bと外部接触部3c間には、絶縁エラストマーが充填される。
【0039】
このように構成された振動部品用コネクタ1の円筒部6を開いて、ターミナルの露出面を上向きとして振動部品110を収容室4内に挿入すると、前述したように鍔部6aが振動部品110の底面周縁を被覆し、頂板部5の間で挟持することによって、振動部品110は収容室4内に位置決め収容される。
【0040】
収容室4に収容された振動部品110は、一対のターミナルが同心円状に配置されているので、いずれの回転位置で収容されてもそれぞれ一対の端子片3、3の内部接触部3b、3bに対向する。
【0041】
振動部品110を収容した振動部品用コネクタ1は、図2に示すように、振動部品110が用いられる電子機器の筺体131上に配置され、プリント配線基板120との間で挟持され固定される。
【0042】
プリント配線基板120の振動部品110との対向面には、振動部品10のターミナルと同様に、円形とした一方の導電パターンの周囲に、他方の導電パターンが、同心円状に臨んでいる(図示せず)。
【0043】
振動部品110は、頂板部5の外面中心に露出する外部接触部3cが、円形の導電パターンに対向するように、筺体131とプリント配線基板120に挟持されるもので、これによって、一対の端子片3、3の外部接触部3c、3cは、プリント配線基板120の一対の導電パターンにそれぞれ対向する。
【0044】
尚、プリント配線基板120との相対的な位置決めは、弾性ハウジング2とプリント配線基板120の間に凹凸を形成して、互いを係合させることによって行ってもよい。
【0045】
筺体131とプリント配線基板120との間で振動部品用コネクタ1を挟持することによって、弾性ハウジング2と収容室4の全体が圧縮される。その結果、振動部品110のターミナルは、対向する内部接触部3bのリブ9に、外部接触部3c、3cのリブ9は、対向するプリント配線基板120の導電パターンに、それぞれ所定の接触圧で弾性接触し、一対の端子片3を介して、振動部品110の一対のターミナルが、対応するプリント配線基板120の一対の導電パターンに、半田接続することなく電気接続する。
【0046】
また、振動部品110は、マイクロホンの集音指向性のある下方を除き、周囲が弾性ハウジング2によって完全に包囲されているので、音漏れや外部から雑音が侵入することがなく、マイクロホンの動作特性が向上する。
【0047】
また、振動部品110は、位置決め固定されていても全体が弾性ハウジングに覆われているので、その振動が拘束されることはなく、自由に振動する。
【0048】
また、端子片3は、略U字状とした間に絶縁エラストマーの弾性ハウジング2が充填されているので、端子片3自体に所定のバネスパンを設けずに、所定の接触圧で、振動部品110とプリント配線基板120に対して弾性接触させることができる。これに加えて、振動部品110の振動によってターミナルも振動するが、端子片3の内部接触部3bは、背面側の絶縁エラストマーにより付勢され、ターミナルの振動に追従するので、弾性接触は遮断しない。
【0049】
本発明は、上述の実施の形態に限られるものではなく、例えば、弾性ハウジング2の側方が開口し、側方から振動部品110を収容室4内に収容するものであってもよい。
【0050】
更に、端子片3は、必ずしも略U字状に折り返して形成する必要はなく、また、他の周壁部である円筒部6に一体成形するものであってもよい。この場合には、円筒部6が、振動部品110とプリント配線基板120との間で挟持される。
【0051】
また、弾性ハウジング2を筐体131で押圧しているが、筺体131で収容室4に収容された振動部品110を直接押圧して、振動部品用コネクタ1をプリント配線基板120との間で挟持してもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、半田接続工程がなく、2種類の部品のみで、振動部品を自由に振動させながら、振動部品のターミナルをプリント配線基板の導電パターンへ電気接続させることができる。
【0053】
また、端子片は、弾性ハウジングの成形の際に、一体成形で取り付ける構造なので、組み立ての手間なく取り付けることができる。
【0054】
更に、振動部品は、一体の弾性ハウジングに包囲されるので、外部から雑音が侵入したり、音漏れがなく、収容される振動部品の動作特性を向上させることができる。
【0055】
更に、第1接触部は、弾性ハウジングにより付勢され振動部品の振動に追従するので、振動部品自体が振動しても、そのターミナルと第1接触部との間が瞬断することがない。
【0056】
これに加えて、取り付けた端子片の第1接触部と第2接触部間に弾性ハウジングの周壁部が介在しているので、周壁部により付勢され、導電性端子片に所定のバネスパンを設けたり、その撓みスペースを確保する必要がなく、振動部品用コネクタの低背化が可能となる。
【0057】
また、請求項2の発明によれば、これに加えて、第1接触部若しくは第2接触部が外方に湾曲するので、相手方と面接触することなく、接触の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動部品用コネクタ1と振動部品110を示す中央縦断面図である。
【図2】振動部品用コネクタ1が取り付けられた状態を示す縦断面図である。
【図3】振動部品用コネクタ1の平面図である。
【図4】振動部品用コネクタ1の側面図である。
【図5】振動部品用コネクタ1の底面図である。
【図6】端子片3の斜視図である。
【図7】従来の振動部品用コネクタ100の絶縁ケース101に振動部品110を収容する状態を示す縦断面図である。
【図8】弾性カバー103で覆う状態を示す振動部品用コネクタ100の縦断面図である。
【図9】従来の振動部品用コネクタ100が取り付けられた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 振動部品用コネクタ
2 弾性ハウジング
3 端子片
3b 内部接触部(第1接触部)
3c 外部接触部(第2接触部)
4 収容室
5 周壁部
110 振動部品
120 プリント配線基板
131 電子機器の筺体
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロホン、スピーカー、ブザー等の振動部品を収容し、プリント配線基板へ電気接続させる振動部品用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機等通信機器においては、着信の伝達や通話に、マイクロホン、スピーカ等の振動部品が用いられている。これらの振動部品は、機器の筺体内に取り付けられるものであるが、振動部品へ電源を供給したり、集音信号を出力するために、通信機器側のプリント配線基板の導電パターンと電気接続する必要がある。
【0003】
しかしながら、振動部品自体が振動するので、そのターミナルを直接該導電パターンへ半田付けなどで電気接続することはできず、両端をターミナルと導電パターンに半田接続するリード線を用いて接続していた。このリード線を用いた接続作業は、半田接続作業が必要となり、極めて煩わしいばかりか、誤接続の恐れもあり、加えて、半田を使用するために環境破壊の一因となっていた。
【0004】
そこで、振動部品とプリント配線基板に対して弾性接触する導電性クリップバネを用いて、半田を用いずに両者を接続する振動部品用コネクタ100が提案されている。
【0005】
図7乃至図9は、この従来の振動部品用コネクタ100を示すもので、これらの図を用いて、振動部品用コネクタ100を更に詳述すると、振動部品用コネクタ100は、硬質合成樹脂製の絶縁ケース101と、導電性クリップバネ片102と、合成ゴムで形成された弾性カバー103で構成されている。
【0006】
絶縁ケース101は、円板状の支持板101aとその周縁から一体に垂設される円筒枠101bからなるもので、円筒枠101bに囲まれた内部が、円柱状の振動部品110を収容する収容室106となっている。
【0007】
クリップバネ片102は、帯状金属片を略U字状に折り返してなるもので、折り返された一側102aは、その先端のターミナル接触部104を残して、収容室106の頂面を形成する支持板101b内に一体成形され、固定されている。
【0008】
図7に示すように、クリップバネ片102の一側102aが固定された状態で、ターミナル接触部104は、収容室106の内頂面において収容室106内に臨み、U字状の他側102bは、一側102aで片持ち支持されて、支持板101aの切り欠き101cを挿通し、その自由端に形成された基板接触部105が、支持板101aの上方に突出する。
【0009】
弾性カバー103は、図8に示すように、上記絶縁ケース101の収容室106に振動部品110を収容した全体を覆うように有底円筒状に形成され、伸張させながら振動部品110と絶縁ケース101を覆った状態で、その開口部内縁のリング状鍔部103aを支持板101aの周囲に覆い被せて取り付ける。収容された振動部品110は、伸張した弾性カバー103の弾性により、支持板101a側に付勢され、振動部品110のターミナル(図示せず)が支持板101a上に臨むターミナル接触部104に弾性接触する。
【0010】
このようにして振動部品110を収容した振動部品用コネクタ100は、更に、図9に示すように、通信機器の筺体131とプリント配線基板120との間で挟持されることにより固定され、クリップバネ片102の他側102bが撓むことにより、その自由端の基板接触部105がプリント配線基板120の導電パターン(図示せず)に弾性接触し、クリップバネ片102を介して振動部品110とプリント配線基板120が電気接続する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の振動部品用コネクタ100によれば、半田接続工程がなく、振動部品110をプリント配線基板120に電気接続することができ、全体が弾性ラバー103で覆われ、また、クリップバネ片102とプリント配線基板120の導電パターンは、弾性接触するので、通信機器が落下などで衝撃を受けても、振動部品110とプリント配線基板120の電気接続は遮断されにくいものとなる。
【0012】
しかしながら、振動部品110のターミナルは、剛体の支持板101aに固定されたターミナル接触部104に、弾性ラバー103の弾性で当接する構造であるため、振動部品110自体の振動で、両者の接触が瞬断する恐れがあった。
【0013】
また、クリップバネ片102の他側102bを弾性バネ片として作用させることによって、基板接触部105をプリント配線基板120に弾性接触させるものであるが、バネ作用させるために、他側102bに一定の長さ(バネスパン)と、絶縁ケース101に弾性変形するための一定の撓みスペースを確保する必要がある。例えば、上記振動部品用コネクタ100にあっては、支持板101aに、撓んだクリップバネ片102との干渉を防ぐための逃げ溝107が凹設されている。
【0014】
このため、支持板101aや弾性カバー103のリング状鍔部103aを、所定の厚さとしなければならず、振動部品用コネクタ100の高さが高くなり、振動部品110を収容した通信機器に求められる小型化が制約されることとなっていた。
【0015】
更に、絶縁ケース101と弾性カバー103を個別に製造し、一体化するため、余分な手間がかかるばかりか、一体化した両者間に隙間を生じるので密閉性が損なわれ、振動部品が指向性を有するマイクロホン等である場合には、音漏れや周囲の雑音が入り、集音特性に影響するものであった。
【0016】
本発明は、上述問題に鑑みてなされたもので、半田接続工程がなく、振動部品自体が振動しても確実にプリント配線基板と接続する振動部品用コネクタを提供することを目的とする。
【0017】
また、全体の低背化が可能な振動部品用コネクタを提供することを目的とする。
【0018】
また、部品点数を減少させ、振動部品の密閉性を高めて、収容する振動部品の動作特性を向上させる振動部品用コネクタを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上述の目的に鑑み、請求項1に係る振動部品用コネクタは、筺体とプリント配線基板との間に配置され、振動部品を包囲し収容する収容室が形成された弾性ハウジングと、弾性ハウジングの収容室周囲の周壁部に一体成形により固定され、収容室内に臨む第1接触部とプリント配線基板に対向する第2接触部と位置決め板部を有する導電性端子片とを備え、
導電性端子片は、帯状金属片を長手方向に沿って略U字状に折り返して形成され、位置決め板部を金型内に固定し、略U字状の両側に形成される第1接触部と第2接触部を残して周壁部にインサート成形することにより、第1接触部と第2接触部が周壁部の両面に露出し、
振動部品を収容した弾性ハウジングを、筺体とプリント配線基板間に挟持して取り付けることによって、導電性端子片の第1接触部を、収容室に収容される振動部品のターミナルに弾性接触させるとともに、第2接触部を、プリント配線基板の導電パターンに弾性接触させ、振動部品をプリント配線基板へ電気接続することを特徴とする。
【0020】
筺体とプリント配線基板との間で弾性ハウジングを挟持すると、弾性ハウジング全体が圧縮され、プリント配線基板上に位置決め固定される。同時に、導電性端子片が一体成形された周壁部も圧縮され、第1接触部と第2接触部は、振動部品のターミナルとプリント配線基板の導電パターンに弾性接触する。
【0021】
導電性端子片を固定する周壁部自体の弾性で、第1接触部と第2接触部のそれぞれを弾性接触させるので、バネの撓みスペースを設ける必要がなく、全体を低背化することができる。
【0022】
振動部品は、弾性ハウジングの収容室に包囲されているので、収容室が伸縮することによって、自由に振動し、また、振動部品が振動しても、第1接触部と振動部品のターミナルは弾性接触するので、瞬断することがない。
【0023】
また、導電性端子片は、振動部品を収容する弾性ハウジングに対して一体成形するので、部品点数が減少し、振動部品の密閉性が高まる。
【0024】
導電性端子片は、位置決め板部が金型内に固定され、周壁部にインサート成形される。
【0025】
略U字状に折り返された導電性端子片が周壁部にインサート成形されるので、第1接触部と第2接触部は、周壁部を挟んで正確に位置決めされ、その両面に露出する。第1接触部と第2接触部は、周壁部の伸縮することによって、それぞれ、振動部品のターミナルと、プリント配線基板の導電パターンに弾性接触する。
【0026】
請求項2の振動部品用コネクタは、第1接触部と第2接触部の少なくとも一方を、略U字状の一側で、周壁部の外方に湾曲させて形成したことを特徴とする。
【0027】
第1接触部と第2接触部の少なくとも一方が、周壁部の外方に湾曲するので、振動部品のターミナル若しくはプリント配線基板の導電パターンと、面接触せずに、確実に接触する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る振動部品用コネクタ1を、図1乃至図6を用いて説明する。図1は、振動部品用コネクタ1と振動部品110を示す縦断面図、図2は、振動部品用コネクタ1が取り付けられた状態を示す縦断面図、図3乃至図5は、それぞれ、振動部品用コネクタ1の平面図、側面図、底面図、図6は、端子片3の斜視図である。
【0029】
本実施の形態で例示される振動部品110は、図1において下方に集音指向性を有するマイクロホンであり、平面側が円形に開口する円柱状の絶縁カバーで囲われ、入出力端子となる一方のターミナルが、この円形開口内の中心に円形に、他方のターミナルが、前記ターミナルと絶縁してリング状に臨んでいる(いずれも図示せず)。
【0030】
振動部品用コネクタ1は、この振動部品110を収容する弾性ハウジング2と、弾性ハウジング2に一体に取り付けられた一対の端子片3、3で構成されている。
【0031】
弾性ハウジング2は、シリコンゴム等の絶縁エラストマーで成形されたもので、円板状とした頂板部5の周縁から円筒部6が一体に垂設されている。この頂板部5と円筒部6によって、振動部品110を包囲して収容する中空円柱状の収容室4が形成される。円筒部6の下端は、その中心寄りに傾斜した鍔部6aとなっていて、その内径は、円柱状の振動部品110の外径よりやや小さい内径となっている。従って、振動部品110は、この鍔部6aを拡径させながら中空の収容室4内に収容するもので、収容した後は、円筒部6の弾性で抜け出ないようになっている。
【0032】
端子片3、3は、隣青銅などの導電性金属板を帯状に打ち抜いて、図6に示すように、その長手方向に沿って略U字状に折り返して形成したもので、U字状の連結部3aの両端に、内部接触部3bと外部接触部3cを連結したものである。
【0033】
内部接触部3bは、後述するように振動部品110のターミナルと弾性接触する第1接触部として、外部接触部3cは、プリント配線基板120の導電パターンに弾性接触する第2接触部として、作用するものである。これらの弾性接触による電気接続をより確実なものとするために、内部接触部3bと外部接触部3cは、それぞれ外側に円弧状に湾曲され、円弧状の中央に沿って接触リブ9が背面側から打ち出し形成されている。これらの接触面には、更に接触信頼性を保つため、金メッキなどの表面処理を行ってもよい。
【0034】
また、後述するインサート成形の際に、端子片3を位置決めするため、内部接触部3b側の連結部3aに、円形の逃げ孔3dが穿設され、内部接触部3bの先端側には、位置決め板部3eが連設されている(図6参照)。
【0035】
一対の端子片3、3は、同形状に形成され、それぞれ図1、図3に示すように、内部接触部3bと外部接触部3cを残して収容室4周囲の周壁部となる頂板部5に、インサート成形される。
【0036】
すなわち、弾性ハウジング2の成形の際に、金型内の頂板部5を成形する部位に、一対の端子片3、3を離間させて位置決め支持し、溶融する絶縁エラストマーを流入させてインサート成形する。この端子片3の成形時の位置決めは、逃げ孔3dに挿通させた金型のコアピンとキャビティ間で、外部接触部3c側の連結部3aを挟持するとともに、他のコアピンとキャビティ間で、位置決め板部3eを挟持し、金型内に固定する。
【0037】
従って、インサート成形後の頂板部5には、これらの金型による抜き孔7、7・・が形成される。頂板部5にインサート成形された端子片3は、外方に湾曲する内部接触部3bと外部接触部3cが、それぞれ頂板部5の両面、すなわち収容室4に臨む内頂面と、プリント配線基板120に対向する平面に露出する。
【0038】
このとき、図3及び図5に示すように、一方の端子片3の内部接触部3bと外部接触部3cは、内頂面と平面の各中央に露出し、他方の端子片3の内部接触部3bと外部接触部3cは、中央から外れた位置に露出する。また、内部接触部3bと外部接触部3c間には、絶縁エラストマーが充填される。
【0039】
このように構成された振動部品用コネクタ1の円筒部6を開いて、ターミナルの露出面を上向きとして振動部品110を収容室4内に挿入すると、前述したように鍔部6aが振動部品110の底面周縁を被覆し、頂板部5の間で挟持することによって、振動部品110は収容室4内に位置決め収容される。
【0040】
収容室4に収容された振動部品110は、一対のターミナルが同心円状に配置されているので、いずれの回転位置で収容されてもそれぞれ一対の端子片3、3の内部接触部3b、3bに対向する。
【0041】
振動部品110を収容した振動部品用コネクタ1は、図2に示すように、振動部品110が用いられる電子機器の筺体131上に配置され、プリント配線基板120との間で挟持され固定される。
【0042】
プリント配線基板120の振動部品110との対向面には、振動部品10のターミナルと同様に、円形とした一方の導電パターンの周囲に、他方の導電パターンが、同心円状に臨んでいる(図示せず)。
【0043】
振動部品110は、頂板部5の外面中心に露出する外部接触部3cが、円形の導電パターンに対向するように、筺体131とプリント配線基板120に挟持されるもので、これによって、一対の端子片3、3の外部接触部3c、3cは、プリント配線基板120の一対の導電パターンにそれぞれ対向する。
【0044】
尚、プリント配線基板120との相対的な位置決めは、弾性ハウジング2とプリント配線基板120の間に凹凸を形成して、互いを係合させることによって行ってもよい。
【0045】
筺体131とプリント配線基板120との間で振動部品用コネクタ1を挟持することによって、弾性ハウジング2と収容室4の全体が圧縮される。その結果、振動部品110のターミナルは、対向する内部接触部3bのリブ9に、外部接触部3c、3cのリブ9は、対向するプリント配線基板120の導電パターンに、それぞれ所定の接触圧で弾性接触し、一対の端子片3を介して、振動部品110の一対のターミナルが、対応するプリント配線基板120の一対の導電パターンに、半田接続することなく電気接続する。
【0046】
また、振動部品110は、マイクロホンの集音指向性のある下方を除き、周囲が弾性ハウジング2によって完全に包囲されているので、音漏れや外部から雑音が侵入することがなく、マイクロホンの動作特性が向上する。
【0047】
また、振動部品110は、位置決め固定されていても全体が弾性ハウジングに覆われているので、その振動が拘束されることはなく、自由に振動する。
【0048】
また、端子片3は、略U字状とした間に絶縁エラストマーの弾性ハウジング2が充填されているので、端子片3自体に所定のバネスパンを設けずに、所定の接触圧で、振動部品110とプリント配線基板120に対して弾性接触させることができる。これに加えて、振動部品110の振動によってターミナルも振動するが、端子片3の内部接触部3bは、背面側の絶縁エラストマーにより付勢され、ターミナルの振動に追従するので、弾性接触は遮断しない。
【0049】
本発明は、上述の実施の形態に限られるものではなく、例えば、弾性ハウジング2の側方が開口し、側方から振動部品110を収容室4内に収容するものであってもよい。
【0050】
更に、端子片3は、必ずしも略U字状に折り返して形成する必要はなく、また、他の周壁部である円筒部6に一体成形するものであってもよい。この場合には、円筒部6が、振動部品110とプリント配線基板120との間で挟持される。
【0051】
また、弾性ハウジング2を筐体131で押圧しているが、筺体131で収容室4に収容された振動部品110を直接押圧して、振動部品用コネクタ1をプリント配線基板120との間で挟持してもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、半田接続工程がなく、2種類の部品のみで、振動部品を自由に振動させながら、振動部品のターミナルをプリント配線基板の導電パターンへ電気接続させることができる。
【0053】
また、端子片は、弾性ハウジングの成形の際に、一体成形で取り付ける構造なので、組み立ての手間なく取り付けることができる。
【0054】
更に、振動部品は、一体の弾性ハウジングに包囲されるので、外部から雑音が侵入したり、音漏れがなく、収容される振動部品の動作特性を向上させることができる。
【0055】
更に、第1接触部は、弾性ハウジングにより付勢され振動部品の振動に追従するので、振動部品自体が振動しても、そのターミナルと第1接触部との間が瞬断することがない。
【0056】
これに加えて、取り付けた端子片の第1接触部と第2接触部間に弾性ハウジングの周壁部が介在しているので、周壁部により付勢され、導電性端子片に所定のバネスパンを設けたり、その撓みスペースを確保する必要がなく、振動部品用コネクタの低背化が可能となる。
【0057】
また、請求項2の発明によれば、これに加えて、第1接触部若しくは第2接触部が外方に湾曲するので、相手方と面接触することなく、接触の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動部品用コネクタ1と振動部品110を示す中央縦断面図である。
【図2】振動部品用コネクタ1が取り付けられた状態を示す縦断面図である。
【図3】振動部品用コネクタ1の平面図である。
【図4】振動部品用コネクタ1の側面図である。
【図5】振動部品用コネクタ1の底面図である。
【図6】端子片3の斜視図である。
【図7】従来の振動部品用コネクタ100の絶縁ケース101に振動部品110を収容する状態を示す縦断面図である。
【図8】弾性カバー103で覆う状態を示す振動部品用コネクタ100の縦断面図である。
【図9】従来の振動部品用コネクタ100が取り付けられた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 振動部品用コネクタ
2 弾性ハウジング
3 端子片
3b 内部接触部(第1接触部)
3c 外部接触部(第2接触部)
4 収容室
5 周壁部
110 振動部品
120 プリント配線基板
131 電子機器の筺体
Claims (2)
- 筺体(131)とプリント配線基板(120)との間に配置され、振動部品(110)を包囲し収容する収容室(4)が形成された弾性ハウジング(2)と、
弾性ハウジング(2)の収容室(4)周囲の周壁部(5)に一体成形により固定され、収容室(4)内に臨む第1接触部(3b)とプリント配線基板(120)に対向する第2接触部(3c)と位置決め板部(3e)を有する導電性端子片(3)とを備え、
導電性端子片は、帯状金属片を長手方向に沿って略U字状に折り返して形成され、位置決め板部(3e)を金型内に固定し、略U字状の両側に形成される第1接触部(3b)と第2接触部(3c)を残して周壁部(5)にインサート成形することにより、第1接触部(3b)と第2接触部(3c)が周壁部(5)の両面に露出し、
振動部品(110)を収容した弾性ハウジング(2)を、筺体(131)とプリント配線基板(120)間に挟持して取り付けることによって、
導電性端子片(3)の第1接触部(3b)を、収容室(4)に収容される振動部品(110)のターミナルに弾性接触させるとともに、第2接触部(3c)を、プリント配線基板(120)の導電パターンに弾性接触させ、
振動部品(110)をプリント配線基板(120)へ電気接続することを特徴とする振動部品用コネクタ。 - 第1接触部(3b)と第2接触部(3c)の少なくとも一方を、略U字状の一側で、周壁部(5)の外方に湾曲させて形成したことを特徴とする請求項1に記載の振動部品用コネクタ。
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