Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP3544230B2 - Patch - Google Patents

Patch Download PDF

Info

Publication number
JP3544230B2
JP3544230B2 JP25479494A JP25479494A JP3544230B2 JP 3544230 B2 JP3544230 B2 JP 3544230B2 JP 25479494 A JP25479494 A JP 25479494A JP 25479494 A JP25479494 A JP 25479494A JP 3544230 B2 JP3544230 B2 JP 3544230B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
pressure
sensitive adhesive
polymer
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP25479494A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH0892075A (en
Inventor
永二 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FERRIC INC.
Original Assignee
FERRIC INC.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FERRIC INC. filed Critical FERRIC INC.
Priority to JP25479494A priority Critical patent/JP3544230B2/en
Publication of JPH0892075A publication Critical patent/JPH0892075A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3544230B2 publication Critical patent/JP3544230B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、外皮に貼付されて患部の治療や温熱効果を与える貼付剤に関するものであり、特に、弾力性があって人体皮膚の凹凸面にも追従して密着し、しかも粘着性及び使用感が良好である上、剥離時の苦痛が無く、又、温熱を与えたとき、粘着剤層が発泡体で形成されているので、熱伝導を制御して低温火傷が生じ難い粘着剤層を備える貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、種々の目的で人体に適用される貼付剤には粘着剤が用いられているが、この粘着剤を大別すると、ゴム系粘着剤とアクリル系粘着剤に分類される。
【0003】
又、この貼付剤を大別すると、発熱体を備えるものと、発熱体を備えないものとに分類される。
【0004】
この場合、発熱体としては、通気性フィルムで構成された開放部のないシート状袋体の内部に、発熱体組成物、例えば鉄粉、活性炭及び塩類等からなる発熱体組成物を封入してなるものが提案されている(特開昭50−54188号公報、特開昭53−47154号公報、特開昭53−60885号公報、特開昭54−155984号公報、特開昭55−14067号公報、特開昭55−166147号公報、特開昭62−103014号公報、実公昭58−22733号公報等)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これらの粘着剤を用いて形成した粘着剤層には弾力性がなく、外皮の凹凸面に追従し難いので密着性に欠けるのであり、しかも使用に際し、突っ張り感が生じる等、使用感が悪いのである。
【0006】
又、発熱体を備える貼付剤の場合、この貼付剤は外皮に直接当てて使用するものであり、使用者が温度変化を敏感に感知しうると共に温度のバラツキがあって低温火傷が発生し易い。
【0007】
ところで、上記の粘着剤のうち、ゴム系粘着剤を用いた貼付剤には初期タックがあり、低温、常温時の粘着性が非常にすぐれているが、粘着後における粘着力の経時変化が発生するのであり、特に、上記発熱体による高温時の粘着力の経時変化が大であるなどの課題がある。
【0008】
一方、アクリル系粘着剤を用いた貼付剤は初期タックが乏しく、低温、常温時の粘着性に欠けるきらいがある。
【0009】
本発明は、上記技術的課題を解決するために完成されたものであって、この種、貼付剤において、弾力性があって人体皮膚の凹凸面にも追従して密着し、しかも粘着性及び使用感が良好である上、剥離時の苦痛が無く、又、温熱による低温火傷が生じ難い貼付剤を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の貼付剤は、上記目的を達成するために、発熱体の片面を構成する支持体に粘着剤層が設けられた温熱型の貼付剤において、この粘着剤層がホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂及び軟化剤を含有する粘着剤の発泡体で形成されている、との技術的手段を講じたものである。
【0011】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いられる支持体としては、後述する粘着剤層を保持し得るフィルム状ないしシート状のものであれば特に限定されるものではないが、具体的には、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド又はポリウレタン等の合成樹脂で形成された単層のフィルム又はシート或いはこれらのフィルム又はシートを2枚以上積層した積層体、多孔質体、発泡体、紙、布及び不織布等が挙げられる。
【0012】
又、本発明においては、粘着剤層がホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂及び軟化剤を含有する粘着剤の発泡体で形成されている点、に最も大きな特徴を有する。
【0013】
この粘着剤層の厚さとしては特に限定されるものではないが、10〜3000μm、特に、50〜2000μm、更に好ましくは80〜1000μmとするのが好ましく、粘着剤層の厚さが、10μm未満になると所要の粘着力を得られない場合があり、一方、3000μmを超えると使用感が悪くなるだけでなく、経済性が悪くなるので好ましくない。
【0014】
本発明においては、このように粘着剤層としてホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂及び軟化剤を含有する粘着剤の発泡体を用いることによって、上記目的を達成できる。
【0015】
本発明において、ホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂及び軟化剤を含有する粘着剤としては、ホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂及び軟化剤を含有するものであれば良く、従って、他の成分、例えば他の粘着剤、粘着賦与剤、老化防止剤、充填剤、粘着調整剤、粘着改良剤、着色剤、消泡剤、増粘剤、改質剤、防カビ剤、抗菌剤、殺菌剤、消臭剤又は脱臭剤等が配合されていても良い意味である。
【0016】
又、この粘着剤の発泡体とは、化学的発泡或いは物理的発泡に拘わらず、又、独立気泡、連続気泡又は独立気泡と連続気泡が混在したものなど、いずれのものでも良いが、外皮に適用されるものであるので、常温で粘着性を有するものであることを要する。
【0017】
ところで、化学的発泡とは、無機系発泡剤又は有機系発泡剤或いはこれらの混合物を用い、その分解反応の際に発生する窒素ガスや炭酸ガス等を利用するものであり、物理的発泡とは、例えば加熱加圧下で空気、炭酸ガス又は窒素ガスを混入し、大気圧下で発泡させるものである。
【0018】
これらのうち、特に、特公昭60−3350号公報、特開昭62ー87267号公報、特公昭63ー17295号公報、特開平1ー59023号公報及び特公平2ー48191号公報等の物理的発泡の方法が以下に述べる理由より、望ましい。
【0019】
即ち、これらの方法は、ホットメルト型高分子物質に空気又は窒素ガス等の気体を比較的低圧下で機械的に、加熱混入して均一に分散した後、大気圧で発泡させるものであるから、発泡剤を用いるものに比較して圧力条件、加熱温度条件等の設定が容易であり、しかも空気又は窒素ガス等の小さな気泡を含む比較的均質な発泡体が再現性良く得られる。
【0020】
又、ホットメルト型高分子物質の中に、空気もしくは窒素ガス、炭酸ガス等を無数の独立気泡として混入させたものは、体積が1倍を超え数倍に膨張された発泡体であるが、この発泡体の特性としては、本来の粘着性を維持することは勿論、気泡の混入によって原料の削減、多孔質面や粗大面に対する接着性の向上及びシール性の向上等の利点がある。特に、このような粘着剤の発泡体を用いると、弾力性が著しく向上して人体皮膚の凹凸面にも追従して密着し、しかも粘着性及び使用感が良好である上、剥離時の苦痛が無く、又、温熱を与えたとき、発泡体が熱伝導を制御して低温火傷が生じ難い等、貼付剤に適用することによって、極めて多くの利点を発現するのである。
【0021】
つまり、この粘着剤の発泡体は、粘着力が大であり、貼付剤の粘着剤層として使用した場合には、外皮との追従性が良好で、外皮との密着性が一層増大するのである。その結果、外皮の凹凸面に対しても弾力的に順応して粘着するので、粘着強度の低下は生じ難いのである。
【0022】
又、ホットメルト型高分子物質の発泡倍率を制御することによって、弾力性、凹凸面への追従性や密着性、更に粘着性及び使用感、剥離時の苦痛、断熱性や熱伝導性等を容易に制御できるのである。
【0023】
本発明で用いられるホットメルト型高分子物質としては、上記目的を達成できるものであれば特に限定されるものではないが、具体的には、例えばA−B−A型ブロック共重合体、飽和ポリエステル系高分子物質、ポリアミド系高分子物質、アクリル系高分子物質、ウレタン系高分子物質、ポリオレフィン系高分子物質又はポリオレフィン系共重合体或いはこれらの変性体が挙げられる。この変性体とは、ホットメルト型高分子物質の成分の一部を他の成分に置き換えてホットメルト型高分子物質の性質、例えばホットメルト型高分子物質の粘着性の改善や安定性等を変えたものをいう。
【0024】
上記A−B−A型ブロック共重合体において、Aブロックはスチレン、メチルスチレン等のモノビニル置換芳香族化合物Aで、非弾性重合体ブロックであり、Bブロックはブタジエン、イソプレン等の共役ジエンの弾性重合体ブロックであり、具体的には、例えばスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体等が挙げられるのであり、また、これらを混合して用いても良いのである。
【0025】
A−B−A型ブロック共重合体の市販品の例としては、具体的にはカリフレックスTR−1101、カリフレックスTR−1107、カリフレックスTR−1111(シェル化学製)、或いはフィリップペトロリアム製のソルプレン418等が挙げられる。
【0026】
本発明において、粘着剤がホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂及び軟化剤で形成されているものが有益であり、この粘着剤は、上述の方法で発泡される。
【0027】
本発明において、ホットメルト型高分子物質としては、上述のものが挙げられる。
このホットメルト型高分子物質は、粘着剤中の主ポリマーであり、これを用いて形成した粘着剤の発泡体は、優れた保形性を有し、しかも初期タックがあり、常温時や加温時の粘着性が良好で、且つ粘着後における粘着力が安定しているのである。
【0028】
又、本発明において、脂環族系石油樹脂は、粘着性賦与剤であり、ホットメルト型高分子物質との組合せにより、所要の粘着特性が得られる。
【0029】
脂環族系石油樹脂とは、環状骨格を持った石油系樹脂であり、具体的には、例えばロジン、脱水系ロジン、脱水素ロジンのグリセリンエステル類、ガムロジンのグリセリンエステル類、水添ロジン、水添ロジンのメチルエステル類、水添ロジンのグリセリンエステル類、水添ロジンのペンタエリトリットロジン類、重合ロジン、重合ロジンのグリセリンエステル類、クマロンインデン樹脂、水添石油樹脂、無水マレイン酸変性ロジン、ロジン誘導体類又はC系石油樹脂等が挙げられるのであり、貼付剤に所要の粘着力を賦与するために、単独或いは2種以上を組み合わせて適宜用いられる。
【0030】
その具体的な市販品の例としては、例えばアルコンP−85、アルコンP−100、アルコンP−125(荒川化学製)等、クイントン(日本ゼオン製)、エスコレッツ3000(エクソン製)等が挙げられる。
【0031】
又、本発明で用いられる軟化剤はホットメルト型高分子物質を溶解ないし分散させて軟化させるものであり、ホットメルト型高分子物質と脂環族系石油樹脂の組み合わせによって、適度の保形性や柔軟性更に粘着力を発現させるのである。
この軟化剤としては高級脂肪酸、液化ゴム、鉱油等が挙げられる。
【0032】
この軟化剤としては、例えばヤシ油、ヒマシ油、オリーブ油、ツバキ油、アーモンド油、パーシック油、ラッカセイ油、ゴマ油、大豆油、ミンク油、綿実油、トウモロコシ油、サフラワー油、オレイン酸、流動パラフィン等が挙げられる。
【0033】
ところで、この粘着剤には、所望により、他の成分、例えば他の粘着剤、粘着賦与剤、老化防止剤、充填剤、粘着調整剤、粘着改良剤、着色剤、消泡剤、増粘剤、改質剤、防カビ剤、抗菌剤、殺菌剤、消臭剤又は脱臭剤等が適宜適量配合されても良いのである。
【0034】
本発明においては、密着性、粘着性、使用感及び皮膚からの剥離性等の観点から、粘着剤層がホットメルト型高分子物質5〜40重量部、脂環族系石油樹脂5〜55重量部及び軟化剤5〜55重量部で形成されたものを発泡させた発泡体、特に、粘着剤層がホットメルト型高分子物質10〜30重量部、脂環族系石油樹脂10〜50重量部及び軟化剤15〜45重量部で形成されたものを発泡させた発泡体で形成されているものが、弾力性があって人体皮膚の凹凸面にも追従して密着し、しかも粘着性及び使用感が良好である上、剥離時の苦痛が無く、又、温熱を与えたとき、低温火傷が生じ難いので望ましい。
【0035】
又、本発明の貼付剤においては、上述の粘着剤に更に吸水性ポリマーが配合されたものを発泡させた発泡体、つまり用いられる粘着剤層がホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂、軟化剤及び吸水性ポリマーで形成されたものを発泡させた発泡体で形成されているものが、この吸水性ポリマーによって、皮膚からの汗や分泌物等の体液を、吸収、吸着し、常に外皮表面を清潔に保つので衛生面から望ましい。
【0036】
この粘着剤は、上述の粘着剤に更に吸水性ポリマーが配合されたものであり、従って、用いられるホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂及び軟化剤は上述の場合と同様であるので、重複説明を避けるために省略する。
【0037】
この吸水性ポリマーとしては、自重の10倍以上、特に50倍以上の水を吸収してゲル化するものであれば特に限定されるものではないが、特に、架橋結合を導入して水に対する溶解性を制御した吸水性ポリマーが望ましい。
【0038】
具体的には、特公昭49−43395号公報に開示されている澱粉−ポリアクリロニトリル共重合体、特公昭51−39672号公報に開示されている架橋ポリアルキレンオキシド、特公昭53−13495号公報に開示されているビニルエステル−エチレン系不飽和カルボン酸共重合体ケン化物、特公昭54−30710号公報に開示されている逆相懸濁重合法によって得られる自己架橋ポリアクリル酸塩、特開昭54−20093号公報に開示されているポリビニルアルコール系重合体と環状無水物との反応生成物、特開昭59−84305号公報に開示されているポリアクリル酸塩架橋物、ポリアクリル酸ソーダ、CMC、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、アラビアゴム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、アルギン酸ソーダ、ペクチン、カルボキシビニルポリマー、ゼラチン、ポリエチレンオキサイド等から選ばれた1種または2種以上の混合物が挙げられる。
【0039】
この吸水性ポリマーの市販品の例としては、例えば三洋化成社製のサンウェットIM−300、サンウェットIM−300MPS、サンウェットIM−1000又はサンウェットIM−1000MPS等の他、製鉄化学社製のアクアキープ4Sやアクアキープ4SH等が挙げられるのであり、又、住友化学社製のスミカゲルNP−1020、スミカゲルNP−1040、スミカゲルSP−520及びスミカゲルN−1040等が挙げられるのであり、更に、クラレ社製のKIゲル201−KやKIゲルー201K−F2等が挙げられるのであり、又、荒川化学社製のアラソープ800やアラソープ800F等が挙げられるのであり、これらのうち、吸水性が高く、しかも加温しても粘着剤層のダレがなく、粘着剤層の保形性が良好である等の理由より、三洋化成社製のサンウェットIM−300MPSやサンウェットIM−1000MPS、住友化学社製のスミカゲルNP−1020やスミカゲルNP−1040、クラレ社製のKIゲル−201K−F2、荒川化学社製のアラソープ800F等が特に好ましい。
【0040】
本発明においては、密着性、粘着性、皮膚からの汗や分泌物等の体液の吸収・吸着性、使用感及び皮膚からの剥離性等の観点から、粘着剤層がホットメルト型高分子物質5〜40重量部、脂環族系石油樹脂5〜55重量部、軟化剤5〜55重量部及び吸水性ポリマー0.5〜10重量部で形成されたものを発泡させた発泡体で形成されているもの、特に、粘着剤層がホットメルト型高分子物質10〜30重量部、脂環族系石油樹脂10〜50重量部、軟化剤15〜45重量部及び吸水性ポリマー1〜8重量部で形成されたものを発泡させた発泡体で形成されているものが、弾力性があって人体皮膚の凹凸面にも追従して密着し、しかも粘着性及び使用感が良好である上、剥離時の苦痛が無く、加えて、吸水性ポリマーによって、皮膚からの汗や分泌物等の体液を、吸収、吸着し、常に外皮表面を清潔に保つので衛生面から望ましい。
【0041】
この場合、吸水性ポリマーが、粘着(剤)層と親和性が悪く、均一に分散しない恐れが有るときには、界面活性剤で処理するのが望ましい。
【0042】
本発明で用いられる界面活性剤としては吸水性ポリマーを処理することによって当該吸水性ポリマーが粘着剤の粘着層中に分散し易くなるものであれば特に限定されるものではなく、具体的には、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤又は両性界面活性剤が挙げられる。
【0043】
本発明で好適に用いられる界面活性剤としては、例えばドデシル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、カプロン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウム、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、或いは、リン酸エステル塩型の界面活性剤、高級アルコールリン酸モノエステルジナトリウム塩、高級アルコールリン酸ジエステルナトリウム塩等の界面活性剤、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸等の脂肪酸やその金属塩、低重合度ポリカルボン酸の塩、例えば低重合度ポリアクリル酸ソーダ、低重合度ポリアクリル酸ブチル、低重合度ポリメタアクリル酸ソーダ、更に、スルホン化ポリスチレン等の界面活性剤等が挙げられる。
【0044】
又、この粘着剤には、所望により、他の成分、例えば他の粘着剤、粘着賦与剤、老化防止剤、充填剤、粘着調整剤、粘着改良剤、着色剤、消泡剤、増粘剤、改質剤、防カビ剤、抗菌剤、殺菌剤、消臭剤又は脱臭剤等が適宜適量配合されても良いのである。
【0045】
本発明においては、粘着剤に経皮吸収性の薬物を配合することにより、局所治療効果を向上させたり、全身治療効果を向上させたり、温熱効果によって循環が活発になった血液などに薬物を吸収させて一層効果的に生体内の各部に薬物を循環させることができるので、各部位の投与効果を一層高める上ですこぶる好ましい。
【0046】
本発明で用いられる薬物としては、経皮吸収性のものであれば特に限定されるものではないが、具体的には、例えば皮膚刺激剤、鎮痛消炎剤、中枢神経作用剤(睡眠鎮静剤、抗てんかん剤、精神神経用剤)、利尿剤、血圧降下剤、冠血管拡張剤、鎮咳去痰剤、抗ヒスタミン剤、不整脈用剤、強心剤、副腎皮質ホルモン剤、局所麻酔剤等が挙げられる。
これら薬効成分は、一種又は必要に応じて二種以上配合されて用いられる。
【0047】
この薬物の含有量としては薬効を期待できる範囲であれば特に限定されるものではないが、薬理効果や経済性更に粘着力等の観点より、経皮吸収性の薬物の含有量が粘着剤100重量部に対し0.01〜25重量部、特に0.5〜15重量部の範囲で適宜決定される。
【0048】
本発明においては、粘着剤が架橋されているものが、以下に述べる理由より、至極有益である。
【0049】
即ち、粘着剤が架橋されていると、熱安定性が向上し、加温時のダレやべたつき更に糊残りが極めて少なくなって使用感が良好になり、しかも加温時の粘着力や保形性も良好になり、更に薬物の保持性が向上する。
【0050】
この粘着剤の架橋方法としては特に限定されるものではないが、具体的には、例えば紫外線や電子線等の照射線を、得られた粘着剤の発泡体に直接照射したり、支持体又はライナーの上で直接、照射線架橋を行ったり、あらかじめ別の装置で照射線架橋を行い、転移により粘着剤の発泡体を支持体上に転着しても良いのである。
【0051】
照射線架橋としては、例えば特公昭62−39184号公報に準じて行うことができる。そして、例えば、紫外線の場合、通常300〜680nmで5〜30分間照射、電子線の場合、通常1〜20Mradで、照射時間0.01〜5秒である。
勿論、粘着剤に種々の化学的架橋剤を加え、化学的に架橋しても良いのである。
【0052】
ところで、本発明においては、粘着剤を上述の方法で架橋し、次いで、これを発泡させたものを支持体又はライナーの上に形成しても良いのである。
【0053】
本発明においては、粘着剤がホットメルト型高分子物質とアクリル系粘着剤の混合物からなるものが、これらの混合比を変更することによって、種々の粘着力や発泡状態の異なる粘着剤が得られるので望ましい。
【0054】
この場合、ホットメルト型高分子物質とアクリル系粘着剤の混合比は、ホットメルト型高分子物質70〜99重量%とアクリル系粘着剤1〜30重量%の範囲から、貼付剤の用途や形態、つまり後述する発熱体を具備するものか否か等によって、任意に決定される。
【0055】
本発明において、上述の貼付剤には発熱体を積層し、この発熱体で温熱効果を発現させるように構成したものが有益である。
【0056】
この発熱体としては外皮に適用されて温熱効果を発現するものであれば特に限定されるものではないが、具体的には、例えば化学的な反応熱を利用するもの、抵抗体に電力を供給して発生するジュール熱を利用するもの、等が挙げられる。
【0057】
発熱体において、化学的な反応熱を利用するものとしては空気の存在下で発熱する、いわゆる発熱カイロ等が挙げられる。この発熱体組成物としては、例えば特公昭60−12381号公報、特公昭61−8116号公報及び特公昭63−24030号公報等、種々のものが提案されているが、特に、その組成としては鉄粉系、反応助剤、水及び保水剤から構成されるもので、空気の存在下で発熱する物質が好ましい。具体的には還元鉄粉、活性炭、保水剤、塩化ナトリウムや塩化カリウム等の塩化物等の発熱体組成物を適宜配合したものである。
【0058】
この場合、発熱体の温度条件としては低温火傷を発生しない範囲に制御することが重要であり、この観点から、粘着剤層(発泡体)の表面温度38〜43℃に制御するのが好ましい。
【0059】
ところで、遠赤外線効果を発現させるうえで、発熱体組成物中に遠赤外線照射用のセラミックスの含有や、発熱体と粘着剤層(発泡体)の間に遠赤外線照射用セラミックス層を設けてもよいのである。
【0060】
このようにして得られた温熱型の貼付剤は、冬期において、単に、人体に温熱を供給して快適に過ごすことができるだけでなく、局所のこり、疼痛及び冷え等を伴う症状、例えば肩こり、筋肉痛、筋肉のこり、腰痛、手足の冷え、神経痛、リューマチ、打ち身、捻挫等の疾患に使用され、温熱による治療効果を充分に期待できるのである。
【0061】
本発明で用いられる発熱体としては特に限定されるものではないが、特に、以下に述べる発熱体が、低温火傷の発生がなく安全であり、又、優れた温熱効果を比較的長時間にわたって提供できるうえ、使用中に異臭がなく、しかも発熱体組成物の偏りがないので使用感が優れる結果、至極有益である。
【0062】
即ち、本発明で好適に用いられる発熱体としては、少なくとも片面通気性フィルムで構成された開放部のない偏平状袋体の内部に、鉄粉40〜75重量%、活性炭1〜10重量%、塩化ナトリウム等の塩化物1〜10重量%、水10〜40重量%及び保水剤1〜40重量%からなる発熱体組成物を封入してなり、且つ上記通気性フィルムの透湿量がASTM法(E−96−80D法)で50〜800g/m・24hrのものである。
【0063】
この場合において、発熱体からの温熱を一層厳格に制御して、一層安全で、しかも一層優れた温熱効果を確保するために、特に、通気性フィルムの透湿量がASTM法(E−96−80D法)で50〜800g/m・24hrのものが望ましい。
【0064】
このように、透湿度で通気性フィルムを管理するのは、温度が安定するだけでなく、発熱時間もほぼ一定化するからである。
【0065】
即ち、このように、温度範囲を38〜43℃という微妙な範囲に設定するには、発熱体組成物の組成と、フィルムを通気度で管理するのではなく、透湿度で管理する必要があり、しかも通気性フィルムの透湿度をASTM法(E−96−80D法)で50〜800g/m・24hrとすることにより、空気(酸素)と発熱体組成物との酸化反応による発熱と、水の蒸散等による放熱のバランスによって温度が制御されるのである。
【0066】
又、透湿度を上記範囲にコントロールすることにより、空気(酸素)と発熱体組成物との酸化反応によって酸素が消費され(減圧状態)、一方、発熱によって蒸気圧が上昇するが、この両方の相殺によっても偏平状袋体内は減圧状態になり(蒸気圧の上昇より空気中の酸素の消費による体積の減少の方が大)、このため発熱体組成物は偏平状袋体によって押圧されるので発熱体組成物が固定され、偏りがなく、従って、温熱型の貼付剤の形状が一定で、しかも貼付剤全面の温度が均一になるので、優れた温熱型の貼付剤が得られるのである。
【0067】
事実、このように水蒸気透過性を制御した通気性フィルムを用いると、使用中の温度変化が小さく、しかもロット間のバラツキが極めて小さく安定した温度特性が再現性良く得られる。
【0068】
本発明に用いられる偏平状袋体は片面が通気性フィルムで構成された開放部のないものであって、該通気性フィルムの透湿量がASTM法(E−96−80D法)で50〜800g/m・24hrの範囲のものである。
【0069】
又、上記偏平状袋体においてその他面は上記の通気性フィルムと同様のものを用いて形成してもよく、或いは他のフィルムやシートを用いて形成してもよいのであり、通気性や透湿性の有無は問わない。
【0070】
上記偏平状袋体を形成する高分子材料としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、エチレン−酢酸ビニル共重合体、天然ゴム、再生ゴム、合成ゴム等が挙げられる。
【0071】
又、上記偏平状袋体は、目的に応じて2層以上の樹脂層で形成されたものでもよいが、その素材の選択に当たり、ヒートシール性があり、簡単に熱融着できるものを選ぶのが好ましい。この場合、2層以上の樹脂層が熱融着できないときには、その間にホットメルト系の接着フィルムを介在させてこれらの樹脂層を接合してもよいが、このように構成することにより、片面の通気性フィルムの透湿性が失われないように注意することを要する。
【0072】
ところで、上記偏平状袋体を補強するために織布もしくは不織布からなる通気性補強用フィルムを用いるのが好ましいが、かかる通気性補強用フィルムは、例えば、ナイロン、ビニロン、ポリエステル、レーヨン、アセテート、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の人工繊維、綿、麻、絹等の天然繊維から選ばれる1種または2種以上の素材を用いて形成される。
【0073】
上記ASTM法(E−96−80D法)とは以下に述べる方法である。
即ち、カップ内径(直径)6.18cm、高さ1.5cmの容器内に純水20mlを入れ、該容器の上面を通気性フィルムで閉蓋してロウで固定し、これを恒温(32.2℃)、恒湿(50%)の中に24時間放置する。
次いで、この容器内の水の減少量を測定し、放出(蒸散)した水の量を[g/m・24hr]に換算して表示する。
【0074】
通気性フィルムの透湿量が、50g/m・24hr未満であると発熱量が少な過ぎて温湿布効果が乏しくなるので好ましくなく、一方、800g/m・24hrを超えると温度が上昇して最高温度が50℃を超える場合があり、このため、低温火傷の危険性があるのでこの場合も好ましくなく、従って、通気性フィルムの透湿量が、好ましくは75〜700g/m・24hr、特に、100〜450g/m・24hrの範囲のものが最も望ましい。
【0075】
又、本発明に用いられる発熱体組成物は、空気の存在下で発熱反応を起こすものが用いられるが、この発熱体組成物としては、例えば、鉄粉と、該鉄粉の酸化反応を起こさせたり、pHの調整及び触媒作用を有する活性炭、鉄粉表面の酸化皮膜を破壊し、鉄粉の酸化反応を円滑に進行させるための塩化ナトリウム、更に水、及び該水によるベトツキをなくするために用いられる保水剤からなる。
【0076】
上記発熱体組成物はその成分比率が鉄40〜75重量%、活性炭1〜10重量%、塩化ナトリウム等の塩化物1〜10重量%、水10〜40重量%、保水剤1〜40重量%からなるものであり、この範囲以外では、低温やけどを生じることがなく安全で、しかも長時間にわたって優れた温湿布効果を発現する貼付剤を得られないのである。
【0077】
この場合、上記発熱体組成物は上記偏平状袋体に均一に封入されるが、その充填量は200〜5000g/mの範囲とするのが望ましく、その充填量が、200g/m未満であると発熱体組成物の充填量が少な過ぎて所望の温度を長時間に亘って維持できず優れた温熱効果が得られないのであり、一方、5000g/mを超えると発熱体組成物の充填量が過剰になって袋詰めが困難になったり、貼付剤が厚くなり過ぎて使用感や携帯性が悪くなるうえ、不経済であるから好ましくない。
【0078】
ところで、上記発熱体組成物中の各成分は製法、用途によって種々のものがあるが、使捨てカイロに用いられるものであれば、種類、形状、純度を問わず、使用が可能である。
【0079】
又、上記保水剤としては、保水性が高く、発熱体組成物においてそのベトツキを無くするものであれば特に限定されるものではないが、具体的には、例えばバーミキュライト、シリカ粉、木粉、吸水性ポリマーのうち少なくとも一種が挙げられる。
【0080】
次に、本発明の貼付剤の製造方法について説明する。
又、この粘着剤の発泡方法としては、ホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂及び軟化剤などを所定の割合で混合機に投入し、例えば窒素気流中で60〜250℃の温度で充分に撹拌して均一な液状混合物とし、この液状混合物を化学的発泡或いは物理的発泡によって粘着剤の発泡体を得る。
【0081】
この場合、独立気泡、連続気泡又は独立気泡と連続気泡が混在したものなど、いずれのものでも良いが、この発泡体は、外皮に適用されるものであるので、常温で粘着性を有するものであることを要する。
【0082】
ところで、化学的発泡とは、粘着剤に無機系発泡剤又は有機系発泡剤或いはこれらの混合物を混入し、その分解反応の際に発生する窒素ガスや炭酸ガス等を利用するものであり、物理的発泡とは、粘着剤である液状混合物に、例えば加熱加圧下で空気、炭酸ガス又は窒素ガスを混入し、次いで、大気圧下で発泡させるものである。
【0083】
これらのうち、特に、以下に述べる物理的発泡させたものが望ましい。
即ち、まず、ホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂、軟化剤、粘着付与剤及び充填剤等を所定の割合で混合機に投入し、窒素気流中で60〜250℃の温度で充分に撹拌して均一な液状混合物とする。
【0084】
この場合、所望により、経皮吸収性の薬物を所定の割合で配合しても良いのである。
【0085】
次に、この液状混合物に、窒素ガス等の気体を、例えば15〜200Kg/cm、好ましくは20〜100Kg/cmの加圧下で機械的に加熱混入して分散した後、スプレーガン(スプレーエアー圧0.5〜10Kg/cm、特に、1〜5Kg/cm)で、支持体或いはライナーの上に、吐出させ大気圧で発泡させて粘着剤の発泡体を得るのである。
【0086】
又、ホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂、軟化剤、粘着付与剤及び充填剤、更に、所望により、経皮吸収性の薬物等を所定の割合で混合機に投入し、窒素気流中で60〜250℃の温度で充分に撹拌して均一な液状混合物とし、この液状混合物と窒素ガス等の気体をノズルの中で混合し、これを、ガンで支持体或いはライナーの上に、吐出させ大気圧で発泡させて粘着剤の発泡体を得るものである。
【0087】
更に、上述の方法で液状混合物を、一旦剥離処理の施された紙、フィルム等に展延し、その後、支持体に圧着転写して貼付剤を製造しても良いのである。
【0088】
このようにして得られた粘着剤の発泡体には窒素ガス等の気体からなる多数の気泡が混在し、その結果、そのものは体積が1倍を超え数倍に膨張した発泡体であるが、この発泡体の特性としては、本来の粘着性を維持するものである。
【0089】
又、本発明においては、ホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂、軟化剤、粘着付与剤及び充填剤等を所定の割合で混合機に投入し、窒素気流中で60〜250℃の温度で充分に撹拌して均一な液状混合物とし、この液状混合物を、上述の方法で、支持体或いはライナーの上に、吐出、発泡させて粘着剤の発泡体を得た後、この粘着剤の発泡体上に、例えば経皮吸収性の薬物を溶解した溶液を含浸、乾燥させてもよいのである。
【0090】
この支持体としてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の合成樹脂製のフィルム又はシート、紙、布、不織布等が挙げられる。又、ライナーとは剥離処理をほどこした剥離紙、セロファン又はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の合成樹脂製のフィルム又はシート等が挙げられる。
【0091】
又、本発明において、温熱型の貼付剤は、上述の貼付剤に、発熱体を積層することによって得られるのである。
【0092】
この発熱体としては、外皮に適用されて温熱効果を発現するものであれば特に限定されるものではないが、具体的には、例えば化学的な反応熱を利用するもの、抵抗体に電力を供給して発生するジュール熱を利用するもの、等が挙げられるが、特に、低温火傷の発生がなく安全であり、又、優れた温熱効果を比較的長時間にわたって提供できるうえ、使用中に異臭がなく、しかも発熱体組成物の偏りがない等の理由より、少なくとも片面通気性フィルムで構成された開放部のない偏平状袋体の内部に、鉄粉40〜75重量%、活性炭1〜10重量%、塩化ナトリウム等の塩化物1〜10重量%、水10〜40重量%及び保水剤1〜40重量%からなる発熱体組成物を封入してなり、且つ上記通気性フィルムの透湿量がASTM法(E−96−80D法)で50〜800g/m・24hrのものが有益である。
【0093】
このようにして得られた温熱型の貼付剤は、冬期において、単に、人体に温熱を供給して寒さを凌ぎ、快適に過ごすことができるだけでなく、局所のこり、疼痛及び冷え等を伴う症状、例えば肩こり、筋肉痛、筋肉のこり、腰痛、手足の冷え、神経痛、リューマチ、打ち身、捻挫等の疾患に使用され、温熱による治療効果を充分に期待できるのである。
【0094】
ところで、このようにして得られた、貼付剤における粘着剤の発泡体の露出面には剥離処理を施した剥離紙、セロファン又はポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックフィルムを積層して被覆される。
【0095】
この貼付剤は1個或いは2個以上の単位で気密性の包装材に密封包装され、流通に供される。
【0096】
【作用】
本発明は、貼付剤における粘着剤層がホットメルト型高分子物質を含有する粘着剤の発泡体で形成されている。
【0097】
そして、この粘着剤の発泡体は、そのものは体積が1倍を超え数倍に膨張された発泡体であるが、この発泡体の特性としては、本来の粘着性を維持することは勿論、気泡の混入によって原料の削減、凹凸面や粗面に対する密着性が向上するのであるが、特に、このような粘着剤の発泡体を用いると、弾力性が著しく向上して人体皮膚の凹凸面にも追従して密着し、しかも粘着性及び使用感が良好である上、粘着剤の発泡体で形成されているので、剥離時のクッション性によって体毛を引っ張る等の物理的作用が緩和される結果、剥離時の苦痛が無いか或いは極めて少ない作用を有するのである。
【0098】
つまり、この粘着剤の発泡体は、粘着力が大であり、貼付剤の粘着剤層として使用した場合には、外皮との追従性が良好で、外皮との密着性が一層増大するのである。その結果、外皮の凹凸面に対しても弾力的に順応して粘着するので、粘着強度の低下は生じ難いのである。
【0099】
本発明において、粘着剤の発泡体に経皮吸収性の薬物を配合することにより、局所治療効果を向上させたり、全身治療効果を向上させることができる作用を有するのである。
【0100】
本発明においては、貼付剤の片面に発熱体が積層されており、この発熱体により、冬期において、単に、人体に温熱を供給して快適に過ごすことができるだけでなく、局所のこり、疼痛及び冷え等を伴う症状、例えば肩こり、筋肉痛、筋肉のこり、腰痛、手足の冷え、神経痛、リューマチ、打ち身、捻挫等の疾患に使用され、温熱による治療効果を充分に期待できる作用を有するのである。
【0101】
この場合、粘着剤層が粘着剤の発泡体で形成されているので、上記作用に加えて、この発泡体が熱伝導を制御して低温火傷が生じ難くなる作用を有するのである。
【0102】
この温熱型の貼付剤において、粘着剤の発泡体に経皮吸収性の薬物が配合されていることにより、温熱効果によって、循環が活発になった血液などに薬物を吸収させて一層効果的に生体内の各部に薬物を循環させることができるので、局所治療効果を一層向上させたり、全身治療効果を一層向上させて、薬理効果を一層高める作用を有するのである。
【0103】
この場合、この温熱によって、皮膚からの発汗等が活発になるが、粘着剤層に吸水性ポリマーが配合されていることにより、この吸水性ポリマーによって汗等の体液を円滑に吸収、吸着し、常に外皮表面を清潔に保つので、ムレや痒みがなく、しかも衛生的である作用を有するのである。
【0104】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0105】
実施例1
スチレンーイソプレンースチレンブロック共重合体33重量部、水素添加石油樹脂28.5重量部、テルペン系樹脂7.5重量部、パラフィン系オイル18.5重量部、アロマ系オイル6.5重量部、酸化チタン3重量部、亜鉛華2.5重量部及びトリスノニルフェニルーフォスファイト0.5重量部からなる粘着剤を窒素気流中で165℃の温度で充分に撹拌して均一な液状混合物とした。
【0106】
次に、この液状混合物に、窒素ガスを、例えば71Kg/cmの加圧下で機械的に加熱混入して分散した後、スプレーガン(スプレーエアー圧 2Kg/cmの条件下)で、支持体(厚さ25μmのポリエチレン製フィルムの片面にレーヨン繊維含有量60重量%で且つ厚さ40μmのレーヨン・ポリエステル混合不織布をラミネートしたもの)の不織布側に吐出させ大気圧で発泡させて厚さ250μmの粘着剤層(粘着剤の発泡体)を得た。発泡倍率は約2倍であった。
【0107】
次いで、上記粘着剤層上に、塩酸リドカインゼリーを塗工して、塩酸リドカイン含有粘着層を形成した。この場合、塩酸リドカイン含有粘着剤層全体中の塩酸リドカイン含有量は1重量%になるように調整した。
【0108】
かくして、本発明の貼付剤を得た。この貼付剤の大きさは、縦9.5cm、横13.0cmとした。
【0109】
実施例2
▲1▼ 表フィルムである透湿性フィルムの製造
ポリエチレン製の透湿性基材フィルム(厚さ40μm)の片面に、ポリエステル製多孔質補強用基材(厚さ60μm)をラミネートしたものを用いた[透湿度がASTM法(E−96−80D法)で750g/m・24hr]。
【0110】
▲2▼ 裏フィルムの製造
厚さ25μmのポリエチレン製フィルムの片面にレーヨン繊維含有量60重量%で且つ厚さ40μmのレーヨン・ポリエステル混合不織布をラミネートしたものを用いた。
【0111】
上記の表フィルムと裏フィルムを重ね合わせるにあたり、裏フィルムにおけるポリエチレン製フィルム側と、表フィルムにおける透湿性基材フィルムとが接触するように積層し、つまり不織布が露出するように積層し、その積層体の三周縁部をヒートシールして一方端開放の偏平状袋体を形成し、この偏平状袋体の内部に後述する空気の存在によって発熱する発熱体組成物を充填し(1666.7g/m)、この開放部をヒートシールして発熱体構造物を得た。
【0112】
発熱体組成物の成分
鉄粉60重量%、活性炭3重量%、塩化ナトリウム3重量%、保水剤3重量%及び水31重量%の組成物
【0113】
上記偏平状袋体における裏フィルムの露出面側、つまりレーヨン・ポリエステル混合不織布側に実施例1と同様にして厚さ250μmの粘着剤層(粘着剤の発泡体)を得た。
【0114】
次いで、上記粘着剤層上に、塩酸リドカインゼリーを塗工して、塩酸リドカイン含有粘着層を形成した。この場合、塩酸リドカイン含有粘着剤層全体中の塩酸リドカイン含有量は1重量%になるように調整した。
【0115】
かくして、本発明の温熱型の貼付剤を得た。この温熱型の貼付剤の大きさは、縦9.5cm、横13.0cmとした。
【0116】
比較例1
実施例1と同様の粘着剤を用い、公知の方法で、粘着剤層を形成した以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。
【0117】
即ち、この貼付剤における粘着剤層は全く発泡させていないものを用い、又、粘着剤層の厚さを120μmとした。
【0118】
比較例2
実施例2と同様の粘着剤を用い、公知の方法で、粘着剤層を形成した以外は、実施例2と同様にして発熱型の貼付剤を得た。
【0119】
即ち、この発熱型の貼付剤における粘着剤層は全く発泡させていないものを用い、又、粘着剤層の厚さを120μmとした。
【0120】
上記の実施例1・2及び比較例1・2の各貼付剤を用い、下肢痛を訴えるパネラー(男性7人、女性8人 年令55〜65才)に適用し、粘着性、使用感、人体皮膚の凹凸面への追従性、下肢痛の自覚症状、剥離時の苦痛及び低温火傷について試験を行った。
【0121】
この場合、下肢痛の箇所に1枚貼着し、これを毎日張り替えつつ1週間続けた。
【0122】
その結果、粘着性は実施例及び比較例共に良好であり、しかも実施例1・2のものは剥離の際の苦痛を訴える人はいなかったが、比較例1・2のものは剥離の際の苦痛を15名中12名が訴えた。
【0123】
又、実施例1・2のものは粘着剤層に弾力性があり、人体皮膚の凹凸面に対する追従性が良好で使用感が良好であると主張したものが15名中13名いたが、比較例1・2のものは全員が人体皮膚の凹凸面に対する追従性が悪く使用感が悪いと主張した。
【0124】
更に、薬理効果において、実施例1と比較例1、実施例2と比較例2では差異が認められなかったが、温熱型の貼着剤(実施例2及び比較例2)の方が顕著な効果が認められた。
【0125】
低温火傷において、実施例2では低温火傷は全く認められなかったが、比較例2のものは15名中9名の人に低温火傷が認められた。
【0126】
ところで、実施例2及び比較例2を皮膚(下肢)に貼着し、この皮膚(下肢)側に固定した5本の熱電対を用いて当該皮膚(下肢)部の温度変化を理化工業株式会社のSBR187−35CAにて記録したところ、実施例2のものは40.5〜41.2℃の範囲であったが、比較例2のものは41.8〜43.1℃の範囲であることが認められた。
【0127】
以上の実験から、本発明の温熱型の貼付剤は、皮膚の最高温度が制御できるので、冬期において、単に、人体に温熱を供給して快適に過ごすことができるだけでなく、局所のこり、疼痛及び冷え等を伴う症状、例えば肩こり、筋肉痛、筋肉のこり、腰痛、手足の冷え、神経痛、リューマチ、打ち身、捻挫等の疾患に使用され、温熱による治療効果を充分に期待できるのである。
【0128】
【発明の効果】
本発明は、貼付剤における粘着剤層がホットメルト型高分子物質を含有する粘着剤の発泡体で形成されているのであるが、この発泡体の特性としては、本来の粘着性を維持することは勿論、気泡の混入によって、弾力性が著しく向上し、人体皮膚の凹凸面にも弾力的に順応して追従して密着するのであり、しかも粘着性及び使用感が良好である上、粘着剤の発泡体で形成されているので、剥離時のクッション性によって体毛を引っ張る等の物理的作用が緩和される結果、剥離時の苦痛が無いか或いは極めて少ないのであり、これらの結果、貼付剤として至極有益である。
【0129】
本発明において、粘着剤の発泡体に経皮吸収性の薬物を配合することにより、局所治療効果を向上させたり、全身治療効果を向上させることができる結果、医薬品として至極有益である。
【0130】
本発明においては、貼付剤の片面に発熱体が積層されており、この発熱体により、冬期において、単に、人体に温熱を供給して快適に過ごすことができるだけでなく、局所のこり、疼痛及び冷え等を伴う症状、例えば肩こり、筋肉痛、筋肉のこり、腰痛、手足の冷え、神経痛、リューマチ、打ち身、捻挫等の疾患に使用されると、温熱による治療効果を発現するのである。
【0131】
この場合、粘着剤層が粘着剤の発泡体で形成されているので、上記作用に加えて、この発泡体が熱伝導を制御して低温火傷が生じ難くなり、安全性が著しく高いのである。
【0132】
この温熱型の貼付剤において、粘着剤の発泡体に経皮吸収性の薬物が配合されていることにより、温熱効果によって、循環が活発になった血液などに薬物を吸収させて一層効果的に生体内の各部に薬物を循環させることができるので、局所治療効果を一層向上させたり、全身治療効果を一層向上させて、薬理効果を一層高める結果、医薬品として至極有益である。
【0133】
この場合、この温熱によって、皮膚からの発汗等が活発になるが、粘着剤層に吸水性ポリマーが配合されていることにより、この吸水性ポリマーによって汗等の体液を円滑に吸収、吸着し、常に外皮表面を清潔に保つので、ムレや痒みがなく、しかも至極衛生的である。
[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a patch which is applied to an outer skin to give a treatment or a heating effect to an affected area, and particularly to a patch which has elasticity, follows and adheres to uneven surfaces of human skin, and has adhesiveness and feeling of use. In addition, there is no pain at the time of peeling, and when the heat is applied, since the pressure-sensitive adhesive layer is formed of a foam, it is provided with a pressure-sensitive adhesive layer that controls heat conduction and hardly causes low-temperature burns. It relates to a patch.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, pressure-sensitive adhesives have been used for patches applied to the human body for various purposes, and these pressure-sensitive adhesives are roughly classified into rubber-based pressure-sensitive adhesives and acrylic-based pressure-sensitive adhesives.
[0003]
Further, these patches are roughly classified into those having a heating element and those not having a heating element.
[0004]
In this case, as the heating element, a heating element composition such as iron powder, activated carbon, and salts is sealed in a sheet-shaped bag body having no open portion made of a breathable film. (Japanese Patent Laid-Open Nos. 50-54188, 53-47154, 53-60885, 54-155984, and 55-14067). JP-A-55-166147, JP-A-62-103014, and JP-B-58-22733.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The pressure-sensitive adhesive layer formed using these pressure-sensitive adhesives does not have elasticity, and it is difficult to follow the uneven surface of the outer skin, so that it lacks adhesion, and when used, it has a bad feeling of use, such as a feeling of tension. is there.
[0006]
Further, in the case of a patch having a heating element, the patch is used by directly applying to the outer skin, so that the user can sense temperature change sensitively and there is temperature variation, and low-temperature burns are likely to occur. .
[0007]
By the way, among the above-mentioned adhesives, the adhesive patch using a rubber-based adhesive has an initial tack, and the adhesiveness at a low temperature and a normal temperature is very good, but the adhesive force after the adhesive is changed with time. In particular, there is a problem that the adhesive force at the time of high temperature due to the heating element changes greatly with time.
[0008]
On the other hand, a patch using an acrylic pressure-sensitive adhesive has a poor initial tack and tends to lack adhesiveness at low temperature and normal temperature.
[0009]
The present invention has been completed in order to solve the above technical problems, and in this kind, in a patch, BulletIt has power and adheres closely to the uneven surface of human skin, and it has good adhesiveness and feeling of use, no pain at the time of peeling, and heatbyAn object of the present invention is to provide a patch which is less likely to cause low-temperature burns.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the patch of the present invention is a hot patch in which a pressure-sensitive adhesive layer is provided on a support constituting one surface of a heating element, wherein the pressure-sensitive adhesive layer is a hot-melt type polymer substance., Alicyclic petroleum resin and softenerAnd technical means of being formed of a pressure-sensitive adhesive foam.
[0011]
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The support used in the present invention is not particularly limited as long as it is in the form of a film or sheet capable of holding a pressure-sensitive adhesive layer described below, and specifically, for example, polyethylene, polypropylene, polybutadiene, Single-layer film or sheet made of synthetic resin such as ethylene-vinyl acetate copolymer, polyvinyl chloride, polyester, polyamide or polyurethane, or a laminate, a porous body, or a foam obtained by laminating two or more of these films or sheets Body, paper, cloth, nonwoven fabric and the like.
[0012]
In the present invention, the pressure-sensitive adhesive layer is a hot-melt polymer material, Alicyclic petroleum resin and softenerIn that it is formed of a pressure-sensitive adhesive foam.
[0013]
The thickness of the pressure-sensitive adhesive layer is not particularly limited, but is preferably 10 to 3000 μm, particularly preferably 50 to 2000 μm, more preferably 80 to 1000 μm, and the thickness of the pressure-sensitive adhesive layer is less than 10 μm. , The required adhesive strength may not be obtained. On the other hand, if it exceeds 3000 μm, not only the usability will deteriorate but also the economy will deteriorate, which is not preferable.
[0014]
In the present invention, as described above, the hot-melt polymer material is used as the pressure-sensitive adhesive layer., Alicyclic petroleum resin and softenerThe above object can be achieved by using a pressure-sensitive adhesive foam containing.
[0015]
In the present invention, a hot-melt polymer material, Alicyclic petroleum resin and softenerAs a hot-melt type polymer substance,, Alicyclic petroleum resin and softenerTherefore, other components such as other adhesives, tackifiers, antioxidants, fillers, tackifiers, tackifiers, coloring agents, defoamers, and thickeners may be used. It means that a modifier, a fungicide, an antibacterial agent, a bactericide, a deodorant or a deodorant may be added.
[0016]
The foam of the pressure-sensitive adhesive is not limited to chemical foaming or physical foaming, and may be any foam such as closed cells, open cells or a mixture of closed cells and open cells. Since it is applied, it needs to be sticky at room temperature.
[0017]
By the way, chemical foaming uses an inorganic foaming agent or an organic foaming agent or a mixture thereof, and utilizes nitrogen gas or carbon dioxide gas generated during the decomposition reaction. For example, air, carbon dioxide gas or nitrogen gas is mixed under heating and pressurization, and foaming is performed under atmospheric pressure.
[0018]
Of these, in particular, physical publications such as JP-B-60-3350, JP-A-62-87267, JP-B-63-17295, JP-A-1-59023, and JP-B-2-48191, etc. The foaming method is desirable for the following reasons.
[0019]
That is, in these methods, a gas such as air or nitrogen gas is mechanically mixed under a relatively low pressure, uniformly mixed by heating, and then foamed at atmospheric pressure in a hot-melt type polymer substance. As compared with those using a foaming agent, pressure conditions, heating temperature conditions and the like can be easily set, and a relatively uniform foam containing small bubbles such as air or nitrogen gas can be obtained with good reproducibility.
[0020]
In addition, air or nitrogen gas, carbon dioxide gas, etc. were mixed into the hot melt type polymer substance as countless closed cells.IsThe foam has a volume of more than one time and is expanded several times. The characteristics of this foam include not only maintaining its original tackiness, but also reducing the amount of raw materials by mixing air bubbles, and improving the porous surface and coarseness. There are advantages such as improved adhesion to the surface and improved sealing.. SpecialThe use of such a pressure-sensitive adhesive foam significantly improves the elasticity, follows and adheres to the uneven surface of the human skin, and has good adhesiveness and feeling of use, as well as pain at the time of peeling. When there is no, DepartureBy applying it to a patch, the foam controls heat conduction and a low-temperature burn is unlikely to occur.
[0021]
In other words, the foam of the pressure-sensitive adhesive has a large adhesive force, and when used as a pressure-sensitive adhesive layer of a patch, has good followability with the outer skin and further increases the adhesion with the outer skin. . As a result, the adhesive elastically adapts and adheres to the uneven surface of the outer skin, so that the adhesive strength is hardly reduced.
[0022]
In addition, by controlling the expansion ratio of the hot melt type polymer material, elasticity, followability and adhesion to uneven surfaces, adhesiveness and feeling of use, pain at the time of peeling, heat insulation and thermal conductivity, etc. It can be easily controlled.
[0023]
The hot-melt polymer used in the present invention is not particularly limited as long as the above object can be achieved, and specifically, for example, an ABA block copolymer, a saturated Examples include polyester-based polymer substances, polyamide-based polymer substances, acrylic-based polymer substances, urethane-based polymer substances, polyolefin-based polymer substances, polyolefin-based copolymers, and modified products thereof. This modified product is a component of the hot-melt polymer material that is partially replaced by another component to improve the properties of the hot-melt polymer material, such as improving the adhesiveness and stability of the hot-melt polymer material. What changed.
[0024]
In the ABA type block copolymer, the A block is a monovinyl-substituted aromatic compound A such as styrene and methylstyrene and is an inelastic polymer block, and the B block is an elastic conjugated diene such as butadiene and isoprene. It is a polymer block, specifically, for example, styrene-butadiene-styrene block copolymer, styrene-isoprene-styrene block copolymer, and the like, and these may be used as a mixture. is there.
[0025]
Specific examples of commercially available products of the ABA type block copolymer include, specifically, Kariflex TR-1101, Kariflex TR-1107, Kariflex TR-1111 (manufactured by Shell Chemical), or Philippe Petroleum. Solprene 418 and the like.
[0026]
In the present invention, it is beneficial that the pressure-sensitive adhesive is formed of a hot-melt type polymer substance, an alicyclic petroleum resin and a softener, and this pressure-sensitive adhesive is foamed by the above-described method.
[0027]
In the present invention, examples of the hot melt type polymer substance include those described above.
This hot-melt type polymer substance is the main polymer in the pressure-sensitive adhesive, and the foam of the pressure-sensitive adhesive formed using the hot-melt pressure-sensitive adhesive has excellent shape-retaining properties, has an initial tack, and can be used at room temperature or during heating. The adhesive property at the time of warming is good, and the adhesive strength after adhesion is stable.
[0028]
Further, in the present invention, the alicyclic petroleum resin is a tackifier, and a desired tack property can be obtained by combination with a hot melt type polymer substance.
[0029]
The alicyclic petroleum resin is a petroleum resin having a cyclic skeleton.Specifically, for example, rosin, dehydrated rosin, glycerin esters of dehydrogenated rosin, glycerin esters of gum rosin, hydrogenated rosin, Hydrogenated rosin methyl ester, hydrogenated rosin glycerin ester, hydrogenated rosin pentaerythritol rosin, polymerized rosin, polymerized rosin glycerin ester, coumarone indene resin, hydrogenated petroleum resin, maleic anhydride modified Rosin, rosin derivatives or C5A petroleum-based resin or the like is used, and it is used alone or in combination of two or more in order to impart a required adhesive force to the patch.
[0030]
Specific examples of commercially available products include, for example, Alcon P-85, Alcon P-100, and Alcon P-125 (manufactured by Arakawa Chemical), Quinton (manufactured by Nippon Zeon), and Escolets 3000 (manufactured by Exxon). .
[0031]
Further, the softener used in the present invention is,It is used to dissolve or disperse a hot-melt polymer material to soften it.WhenBy the combination of the above, an appropriate shape-retaining property, flexibility and adhesive strength are exhibited.
Examples of the softener include higher fatty acids, liquefied rubber, and mineral oil.
[0032]
Examples of the softener include coconut oil, castor oil, olive oil, camellia oil, almond oil, persic oil, peanut oil, sesame oil, soybean oil, mink oil, cottonseed oil, corn oil, safflower oil, oleic acid, and liquid paraffin. Is mentioned.
[0033]
By the way, if necessary, other components such as another pressure-sensitive adhesive, a tackifier, an antioxidant, a filler, a tackifier, a tackifier, a coloring agent, a defoaming agent, and a thickener may be added to the pressure-sensitive adhesive. An appropriate amount of a modifier, a fungicide, an antibacterial agent, a bactericide, a deodorant, a deodorant, or the like may be appropriately added.
[0034]
In the present invention, from the viewpoints of adhesion, adhesiveness, feeling of use, and releasability from the skin, the pressure-sensitive adhesive layer has a hot-melt polymer material of 5 to 40 parts by weight and an alicyclic petroleum resin of 5 to 55 parts by weight. Part and a foam formed from 5 to 55 parts by weight of a softening agent, particularly 10 to 30 parts by weight of a hot-melt type polymer substance and 10 to 50 parts by weight of an alicyclic petroleum resin in which a pressure-sensitive adhesive layer is formed. And 15 to 45 parts by weight of a softener.TamoFoam made ofWhat is formed ofHowever, it has elasticity and follows and adheres to the uneven surface of the human skin, and has good adhesiveness and feeling of use.There is no pain at the time of peeling. It is desirable because it hardly occurs.
[0035]
Further, in the adhesive patch of the present invention, a foam obtained by foaming a product obtained by further blending a water-absorbing polymer with the above-mentioned pressure-sensitive adhesive, that is, the pressure-sensitive adhesive layer used is a hot-melt polymer material, an alicyclic petroleum oil. Foam formed by foaming resin, softener and water-absorbing polymerWhat is formed ofHowever, this water-absorbing polymer absorbs and adsorbs body fluids such as sweat and secretions from the skin and always keeps the surface of the outer skin clean.
[0036]
This pressure-sensitive adhesive is obtained by further blending a water-absorbing polymer with the above-mentioned pressure-sensitive adhesive, and accordingly, the hot-melt polymer material, alicyclic petroleum resin and softener used are the same as those described above. Therefore, the description is omitted to avoid redundant description.
[0037]
The water-absorbing polymer is not particularly limited as long as it absorbs water 10 times or more, particularly 50 times or more its own weight, and gels. A water-absorbing polymer with controlled properties is desirable.
[0038]
Specifically, starch-polyacrylonitrile copolymer disclosed in JP-B-49-43395, cross-linked polyalkylene oxide disclosed in JP-B-51-39672, and JP-B-53-13495. The disclosed saponified vinyl ester-ethylenically unsaturated carboxylic acid copolymer, the self-crosslinked polyacrylic acid salt obtained by the reversed phase suspension polymerization method disclosed in JP-B-54-30710, A reaction product of a polyvinyl alcohol polymer and a cyclic anhydride disclosed in JP-A-54-20093, a crosslinked polyacrylate disclosed in JP-A-59-84305, sodium polyacrylate, CMC, polyvinyl alcohol, polyvinyl pyrrolidone, polyvinyl methyl ether, gum arabic, hydroxyethyl Cellulose, methyl cellulose, sodium alginate, pectin, carboxyvinyl polymers, gelatin, one or a mixture of two or more species selected from polyethylene oxide, and the like.
[0039]
Examples of commercially available products of this water-absorbing polymer include, for example, Sunwet IM-300, Sunwet IM-300MPS, Sunwet IM-1000 or Sunwet IM-1000MPS manufactured by Sanyo Kasei Co., Ltd. Aqua Keep 4S and Aqua Keep 4SH, and Sumikagel NP-1020, Sumikagel NP-1040, Sumikagel SP-520 and Sumikagel N-1040 manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd., and further, Kuraray. KI gel 201-K and KI gel-201K-F2 manufactured by Arakawa Chemical Co., Ltd., and Arasoap 800 and Arasoap 800F manufactured by Arakawa Chemical Co., etc. There is no sagging of the pressure-sensitive adhesive layer even when heated, and the shape retention of the pressure-sensitive adhesive layer is good. From Sanyo Kasei's Sunwet IM-300MPS and Sunwet IM-1000MPS, Sumitomo Chemical NP-1020 and Sumikagel NP-1040, Kuraray's KI Gel-201K-F2, Arakawa Chemical Co. Is particularly preferred.
[0040]
In the present invention, the adhesive layer is a hot-melt type polymer substance from the viewpoints of adhesion, adhesiveness, absorption and absorption of bodily fluids such as sweat and secretions from the skin, feeling of use, and releasability from the skin. 5 to 40 parts by weight of an alicyclic petroleum resin, 5 to 55 parts by weight of a softening agent, and a foam obtained by foaming a product formed of 0.5 to 10 parts by weight of a water absorbent polymerWhat is formed ofIn particular, the pressure-sensitive adhesive layer is formed of 10 to 30 parts by weight of a hot-melt type polymer substance, 10 to 50 parts by weight of an alicyclic petroleum resin, 15 to 45 parts by weight of a softener, and 1 to 8 parts by weight of a water-absorbing polymer.TamoFoam made ofWhat is formed ofHowever, it has elasticity, follows and adheres to the uneven surface of human skin, and it has good adhesiveness and feeling of use.There is no pain at the time of peeling off. It absorbs and adsorbs bodily fluids such as sweat and secretions and keeps the outer skin clean, which is desirable from a hygiene point of view.
[0041]
In this case, when the water-absorbing polymer has poor affinity with the pressure-sensitive adhesive (agent) layer and may not be uniformly dispersed, it is desirable to treat with a surfactant.
[0042]
The surfactant used in the present invention is not particularly limited as long as the water-absorbing polymer is easily dispersed in the pressure-sensitive adhesive layer by treating the water-absorbing polymer, and specifically, , Anionic surfactants, cationic surfactants, nonionic surfactants or amphoteric surfactants.
[0043]
Surfactants suitably used in the present invention include, for example, sodium dodecyl sulfate, sodium dodecylbenzenesulfonate, sodium caproate, sodium caprylate, sodium alkylnaphthalenesulfonate, sodium laurate, sodium oleate, or phosphoric acid Ester salt type surfactants, surfactants such as higher alcohol phosphate monoester disodium salt and higher alcohol phosphate diester sodium salt, oleic acid, linoleic acid, linoleic acid, lauric acid, palmitic acid, myristic acid, stearin Fatty acids such as acids and their metal salts, salts of low polymerization degree polycarboxylic acid, such as low polymerization degree sodium polyacrylate, low polymerization degree polybutyl acrylate, low polymerization degree polysodium methacrylate, and sulfonated polystyrene. Surface activity Agent, and the like.
[0044]
In addition, the pressure-sensitive adhesive may contain, if desired, other components, for example, another pressure-sensitive adhesive, a tackifier, an antioxidant, a filler, a pressure-adjusting agent, a tackifier, a coloring agent, a defoaming agent, a thickener. An appropriate amount of a modifying agent, a fungicide, an antibacterial agent, a bactericide, a deodorant, a deodorant, or the like may be appropriately added.
[0045]
In the present invention, a percutaneous absorbable drug is added to the adhesive to improve the local therapeutic effect, to improve the systemic therapeutic effect, or to apply the drug to blood or the like whose circulation has been activated by the heat effect. Since the drug can be absorbed and the drug can be circulated to each part in the living body more effectively, it is extremely preferable to further enhance the administration effect of each part.
[0046]
The drug used in the present invention is not particularly limited as long as it is transdermally absorbable, but specifically, for example, a skin irritant, an analgesic anti-inflammatory agent, a central nervous system active agent (sleep sedative, Antiepileptic agents, agents for psychiatric nerves), diuretics, antihypertensive agents, coronary vasodilators, antitussive expectorants, antihistamines, agents for arrhythmias, inotropic agents, corticosteroids, local anesthetics and the like.
These medicinal components are used alone or in combination of two or more as necessary.
[0047]
The content of this drug is not particularly limited as long as the drug effect can be expected, but from the viewpoint of pharmacological effect, economical efficiency, and adhesive strength, the content of the transdermally absorbable drug is set to 100 It is appropriately determined within the range of 0.01 to 25 parts by weight, especially 0.5 to 15 parts by weight based on parts by weight.
[0048]
In the present invention, those in which the pressure-sensitive adhesive is crosslinked are extremely useful for the following reasons.
[0049]
In other words, when the pressure-sensitive adhesive is cross-linked, the heat stability is improved, the dripping and stickiness during heating and the amount of adhesive residue are extremely reduced, and the feeling of use is improved, and the adhesive strength and shape retention during heating are improved. Properties are also improved, and the drug retention is further improved.
[0050]
The method for crosslinking the pressure-sensitive adhesive is not particularly limited, but specifically, for example, irradiation with an irradiation beam such as ultraviolet rays or an electron beam is directly applied to the foam of the obtained pressure-sensitive adhesive, a support or Irradiation beam crosslinking may be performed directly on the liner, or irradiation beam crosslinking may be performed in advance by another device, and the foam of the pressure-sensitive adhesive may be transferred onto the support by transfer.
[0051]
Irradiation beam crosslinking can be performed according to, for example, JP-B-62-39184. For example, in the case of ultraviolet rays, irradiation is usually performed at 300 to 680 nm for 5 to 30 minutes, and in the case of electron beams, irradiation is generally performed at 1 to 20 Mrad and the irradiation time is 0.01 to 5 seconds.
Of course, various chemical crosslinking agents may be added to the pressure-sensitive adhesive to chemically crosslink.
[0052]
By the way, in the present invention, the pressure-sensitive adhesive may be cross-linked by the above-described method, and then the foamed product may be formed on a support or a liner.
[0053]
In the present invention, the pressure-sensitive adhesive is composed of a mixture of a hot-melt type polymer substance and an acrylic pressure-sensitive adhesive, but by changing the mixing ratio thereof, pressure-sensitive adhesives having various adhesive strengths and foaming states can be obtained. So desirable.
[0054]
In this case, the mixing ratio of the hot-melt type polymer substance and the acrylic pressure-sensitive adhesive ranges from 70 to 99% by weight of the hot-melt type polymer substance and 1 to 30% by weight of the acrylic pressure-sensitive adhesive. That is, it is arbitrarily determined depending on whether or not a heating element described later is provided.
[0055]
In the present invention, a heat-generating element laminated on the above-mentioned patch and having a heating effect by the heat-generating element is useful.
[0056]
The heating element is not particularly limited as long as it is applied to the outer skin and exerts a heating effect. Specifically, for example, a heating element that uses chemical reaction heat or power is supplied to a resistor. And the use of Joule heat generated by the heat treatment.
[0057]
Examples of the heating element that uses heat of chemical reaction include a so-called heating body that generates heat in the presence of air. Various heating element compositions have been proposed, for example, Japanese Patent Publication No. 60-12381, Japanese Patent Publication No. 61-8116, and Japanese Patent Publication No. 63-24030. A substance composed of an iron powder, a reaction aid, water and a water retention agent, and which generates heat in the presence of air is preferred. Specifically, a heating element composition such as reduced iron powder, activated carbon, a water retention agent, and a chloride such as sodium chloride and potassium chloride is appropriately blended.
[0058]
In this case, it is important to control the temperature of the heating element to a range that does not cause low-temperature burns. From this viewpoint, the surface temperature of the pressure-sensitive adhesive layer (foam) is important.ToIt is preferable to control the temperature to 38 to 43 ° C.
[0059]
By the way, in order to express the far-infrared effect, it is also possible to include a ceramic for far-infrared irradiation in the heating element composition or to provide a ceramic layer for far-infrared irradiation between the heating element and the pressure-sensitive adhesive layer (foam). It is good.
[0060]
The warm-type patch obtained in this way can not only provide warmth to the human body and comfortably spend it in winter, but also can cause symptoms such as local stiffness, pain and cold, such as stiff shoulders and muscles. It is used for diseases such as pain, muscle stiffness, back pain, cold limbs, neuralgia, rheumatism, bruising, sprains, etc., and can be expected to have a sufficient therapeutic effect by heat.
[0061]
The heating element used in the present invention is not particularly limited. In particular, the heating element described below is safe without generating low-temperature burns, and provides an excellent heating effect for a relatively long time. In addition, since there is no unpleasant odor during use and there is no unevenness of the heating element composition, the feeling of use is excellent, which is extremely useful.
[0062]
That is, as the heating element preferably used in the present invention, at least 40 to 75% by weight of iron powder, 1 to 10% by weight of activated carbon, A heating element composition comprising 1 to 10% by weight of a chloride such as sodium chloride, 10 to 40% by weight of water, and 1 to 40% by weight of a water retention agent is encapsulated, and the moisture permeability of the breathable film is determined by an ASTM method. (E-96-80D method) 50 to 800 g / m2・ 24 hours.
[0063]
In this case, in order to control the heat from the heating element more strictly and to secure a safer and more excellent heat effect, in particular, the moisture permeability of the breathable film is determined by the ASTM method (E-96-). 50-800 g / m by 80D method)2・ 24 hr is desirable.
[0064]
The reason why the breathable film is controlled by the moisture permeability is that not only the temperature is stabilized, but also the heat generation time is substantially constant.
[0065]
That is, in order to set the temperature range to a delicate range of 38 to 43 ° C., it is necessary to control the composition of the heating element composition and the film not by air permeability but by moisture permeability. Moreover, the moisture permeability of the breathable film is 50 to 800 g / m by ASTM method (E-96-80D method).2The temperature of 24 hours is controlled by the balance between the heat generated by the oxidation reaction between the air (oxygen) and the heating element composition and the heat radiation due to the evaporation of water and the like.
[0066]
Further, by controlling the moisture permeability within the above range, oxygen is consumed by the oxidation reaction between the air (oxygen) and the heating element composition (in a reduced pressure state), and on the other hand, the heat generation increases the vapor pressure. Even if the offset is applied, the flat bag body is in a decompressed state (a decrease in volume due to consumption of oxygen in the air is larger than a rise in vapor pressure). Therefore, the heating element composition is pressed by the flat bag body. Since the heating element composition is fixed and there is no deviation, the shape of the hot patch is constant and the temperature of the entire patch becomes uniform, so that an excellent hot patch is obtained.
[0067]
In fact, the use of such a gas-permeable film with controlled water vapor permeability makes it possible to obtain stable temperature characteristics with little change in temperature during use and extremely small lot-to-lot variation.
[0068]
The flat bag used in the present invention has no open portion on one side made of a breathable film, and the moisture permeability of the breathable film is 50 to 50 according to the ASTM method (E-96-80D method). 800 g / m2・ It is in the range of 24 hours.
[0069]
The other surface of the flat bag may be formed using the same material as the above-mentioned breathable film, or may be formed using another film or sheet. It does not matter whether it is wet or not.
[0070]
Examples of the polymer material forming the flat bag include polyethylene, polypropylene, nylon, polyester, polyvinyl chloride, polyvinylidene chloride, polyurethane, polystyrene, saponified ethylene-vinyl acetate copolymer, and ethylene-vinyl acetate copolymer. Examples thereof include polymers, natural rubber, recycled rubber, and synthetic rubber.
[0071]
In addition, the flat bag may be formed of two or more resin layers according to the purpose, but in selecting the material, select a material that has heat sealing properties and can be easily heat-sealed. Is preferred. In this case, when two or more resin layers cannot be heat-sealed, these resin layers may be joined together with a hot-melt adhesive film interposed therebetween. Care must be taken not to lose the moisture permeability of the breathable film.
[0072]
Incidentally, in order to reinforce the flat bag body, it is preferable to use a breathable reinforcing film made of a woven or nonwoven fabric, such a breathable reinforcing film, for example, nylon, vinylon, polyester, rayon, acetate, It is formed using one or more materials selected from artificial fibers such as acrylic, polyethylene, polypropylene and polyvinyl chloride and natural fibers such as cotton, hemp and silk.
[0073]
The ASTM method (E-96-80D method) is a method described below.
That is, 20 ml of pure water is placed in a container having a cup inner diameter (diameter) of 6.18 cm and a height of 1.5 cm, and the upper surface of the container is closed with a breathable film and fixed with a wax. 2 ° C.) and left in constant humidity (50%) for 24 hours.
Next, the amount of reduction of water in the container was measured, and the amount of released (evaporated) water was calculated as [g / m2• 24 hr].
[0074]
The moisture permeability of the breathable film is 50 g / m2If the heating time is less than 24 hours, the calorific value is too small and the effect of the hot compress is poor, which is not preferable.2When the temperature exceeds 24 hours, the temperature may rise and the maximum temperature may exceed 50 ° C., and there is a danger of low-temperature burns. Therefore, it is not preferable in this case. Is 75 to 700 g / m224 hours, especially 100 to 450 g / m2・ A range of 24 hours is most desirable.
[0075]
As the heating element composition used in the present invention, one that causes an exothermic reaction in the presence of air is used. Examples of the heating element composition include iron powder and an oxidation reaction of the iron powder. Activated carbon having pH adjustment and catalytic action, destroying an oxide film on the surface of iron powder, sodium chloride for further promoting the oxidation reaction of iron powder, water, and eliminating stickiness due to the water. It consists of a water retention agent used for.
[0076]
The heating element composition has a component ratio of iron of 40 to 75% by weight, activated carbon of 1 to 10% by weight, chloride such as sodium chloride of 1 to 10% by weight, water of 10 to 40% by weight, and water retaining agent of 1 to 40% by weight. Outside of this range, it is impossible to obtain a patch that is safe without causing low-temperature burns and that exhibits an excellent warm compress effect over a long period of time.
[0077]
In this case, the heating element composition is uniformly sealed in the flat bag, but the filling amount is 200 to 5000 g / m2.2And the filling amount is 200 g / m 2.2If it is less than 1, the amount of the heating element composition is too small to maintain a desired temperature for a long period of time, so that an excellent heating effect cannot be obtained.2If it exceeds, the filling amount of the heating element composition becomes excessive and it becomes difficult to pack the bag, and the patch becomes too thick, so that the feeling of use and portability are deteriorated, and it is uneconomical.
[0078]
By the way, each component in the above-mentioned heating element composition has various things according to a manufacturing method and a use, and if it is used for a disposable body warmer, it can be used regardless of a kind, shape, and purity.
[0079]
The water retention agent is not particularly limited as long as it has high water retention and eliminates stickiness in the heating element composition.Specifically, for example, vermiculite, silica powder, wood powder, At least one of the water-absorbing polymers is included.
[0080]
Next, a method for producing the patch of the present invention will be described.
As a method for foaming the pressure-sensitive adhesive, a hot-melt type polymer substance, an alicyclic petroleum resin, a softener and the like are charged into a mixer at a predetermined ratio, and the temperature is, for example, 60 to 250 ° C. in a nitrogen stream. To form a uniform liquid mixture, and the liquid mixture is chemically or physically foamed to obtain an adhesive foam.
[0081]
In this case, any of closed cells, open cells or a mixture of closed cells and open cells may be used.However, since this foam is applied to the outer skin, it has adhesiveness at room temperature. I need to be there.
[0082]
By the way, chemical foaming is a process in which an inorganic foaming agent or an organic foaming agent or a mixture thereof is mixed into an adhesive, and nitrogen gas or carbon dioxide gas generated during the decomposition reaction is used. The term “foaming” refers to a process in which air, carbon dioxide gas or nitrogen gas is mixed into a liquid mixture as an adhesive, for example, under heat and pressure, and then foamed under atmospheric pressure.
[0083]
Among these, those which are physically foamed as described below are particularly desirable.
That is, first, a hot melt type polymer substance, an alicyclic petroleum resin, a softener, a tackifier, a filler, and the like are charged into a mixer at a predetermined ratio, and the mixture is heated at a temperature of 60 to 250 ° C. in a nitrogen stream. Stir well to obtain a homogeneous liquid mixture.
[0084]
In this case, if desired, a transdermally absorbable drug may be added at a predetermined ratio.
[0085]
Next, a gas such as nitrogen gas is added to the liquid mixture, for example, from 15 to 200 kg / cm.2, Preferably 20-100 kg / cm2After mechanically heating and mixing under pressure and dispersing, a spray gun (spray air pressure 0.5 to 10 kg / cm) is used.2, Especially 1 to 5 kg / cm2In the step (2), a pressure-sensitive adhesive foam is obtained by discharging and foaming at atmospheric pressure on a support or a liner.
[0086]
Also, a hot melt type polymer substance, an alicyclic petroleum resin, a softener, a tackifier and a filler, and if necessary, a percutaneously absorbable drug or the like are charged into a mixer at a predetermined ratio, and nitrogen is added. The mixture is sufficiently stirred at a temperature of 60 to 250 ° C. in an air stream to form a uniform liquid mixture. The liquid mixture and a gas such as nitrogen gas are mixed in a nozzle, and the mixture is placed on a support or a liner with a gun. It is discharged and foamed at atmospheric pressure to obtain an adhesive foam.
[0087]
Further, a patch may be produced by spreading the liquid mixture on a paper, a film, etc. once subjected to a peeling treatment by the above-mentioned method, and then transferring it by pressure bonding to a support.
[0088]
The foam of the pressure-sensitive adhesive thus obtained contains a large number of gas bubbles such as nitrogen gas, and as a result, the foam itself has a volume of more than one time and has expanded several times, The properties of this foam are to maintain the original tackiness.
[0089]
In the present invention, a hot-melt polymer, an alicyclic petroleum resin, a softener, a tackifier, a filler, and the like are charged into a mixer at a predetermined ratio, and the mixture is heated to 60 to 250 ° C. in a nitrogen stream. The mixture is sufficiently stirred at the temperature described above to form a uniform liquid mixture, and the liquid mixture is discharged and foamed on a support or a liner by the above-described method to obtain a foam of the pressure-sensitive adhesive. May be impregnated with, for example, a solution in which a transdermally absorbable drug is dissolved, and dried.
[0090]
Examples of the support include films or sheets made of synthetic resin such as polyethylene, polypropylene, and polyester, paper, cloth, and nonwoven fabric. Examples of the liner include release paper that has been subjected to a release treatment, a film or sheet made of cellophane or a synthetic resin such as polyethylene, polypropylene, or polyester.
[0091]
In the present invention, the heat-sensitive patch is obtained by laminating a heating element on the above-mentioned patch.
[0092]
The heating element is not particularly limited as long as it is applied to the outer skin and exerts a heating effect. Specifically, for example, a heating element utilizing chemical reaction heat or power is supplied to the resistor. Use of Joule heat generated by supply is possible. In particular, it is safe without the occurrence of low-temperature burns, can provide an excellent heat effect for a relatively long time, and has an unusual odor during use. For the reason that there is no unevenness of the heating element composition and that there is no unevenness in the heating element composition, at least 40 to 75% by weight of iron powder and 1 to 10% of activated carbon are contained in a flat bag body having an open portion made of a single-sided breathable film. %, A heating element composition comprising 1 to 10% by weight of a chloride such as sodium chloride, 10 to 40% by weight of water and 1 to 40% by weight of a water retention agent. Is the ASTM method (E-96- In 0D method) 50~800g / m2-24 hr is beneficial.
[0093]
In the winter season, the thus obtained hot-type patch can simply supply warmth to the human body to surpass the cold and not only be comfortable, but also have local stiffness, pain and cold symptoms. For example, it is used for diseases such as stiff shoulders, muscle pain, muscle stiffness, low back pain, cold limbs, neuralgia, rheumatism, bruising, sprains and the like, and the therapeutic effect by warmth can be fully expected.
[0094]
By the way, the exposed surface of the pressure-sensitive adhesive foam in the patch thus obtained is covered with a release paper subjected to a release treatment, cellophane or a plastic film such as polyethylene or polypropylene.
[0095]
This patch is hermetically packaged in airtight packaging material in units of one or two or more units, and is provided for distribution.
[0096]
[Action]
In the present invention, the pressure-sensitive adhesive layer in the patch is formed of a pressure-sensitive adhesive foam containing a hot-melt polymer.
[0097]
The foam of the pressure-sensitive adhesive itself is a foam whose volume has been expanded to more than one time and several times, but as a characteristic of the foam, it is necessary to maintain the original tackiness, Incorporation reduces the amount of raw materials and improves the adhesion to uneven surfaces and rough surfaces.Especially, when such an adhesive foam is used, the elasticity is significantly improved and the uneven surface of the human skin is also improved. Follows and adheres, and has good adhesiveness and feeling of use, and because it is formed of an adhesive foam, physical effects such as pulling body hair by cushioning at the time of peeling are reduced, It has no or very little effect at the time of peeling.
[0098]
In other words, the foam of the pressure-sensitive adhesive has a large adhesive force, and when used as a pressure-sensitive adhesive layer of a patch, has good followability with the outer skin and further increases the adhesion with the outer skin. . As a result, the adhesive elastically adapts and adheres to the uneven surface of the outer skin, so that the adhesive strength is hardly reduced.
[0099]
In the present invention, by blending a transdermally absorbable drug with the foam of the pressure-sensitive adhesive, it has the effect of improving the local therapeutic effect and the systemic therapeutic effect.
[0100]
In the present invention, the heating element is laminated on one side of the patchCageIn the winter season, this heating element not only allows the human body to be supplied with warmth and comfortably, but also causes symptoms accompanied by local stiffness, pain and cold, such as stiff shoulders, muscular pain, stiff muscles, lower back pain and limbs. It is used for diseases such as cold, neuralgia, rheumatism, bruising, sprains and the like, and has an effect that a therapeutic effect by warmth can be sufficiently expected.
[0101]
In this case, since the pressure-sensitive adhesive layer is formed of a foam of the pressure-sensitive adhesive, in addition to the above-described action, the foam has an action of controlling heat conduction so that a low-temperature burn is less likely to occur.
[0102]
In this warm-type patch, a percutaneous absorbable drug is blended into the foam of the adhesive, so that the heat effect allows the drug to be absorbed into blood and the like that has become more active in circulation, thereby making it more effective. Since the drug can be circulated to various parts in the living body, it has the effect of further improving the local therapeutic effect, and further improving the systemic therapeutic effect, and further enhancing the pharmacological effect.
[0103]
In this case, sweating from the skin becomes active due to the heat, but since the water-absorbing polymer is blended in the adhesive layer, the body fluid such as sweat is smoothly absorbed and adsorbed by the water-absorbing polymer, Since the outer skin surface is always kept clean, it has no stuffiness or itching and has a hygienic effect.
[0104]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to Examples, but the present invention is not limited thereto.
[0105]
Example 1
33 parts by weight of a styrene-isoprene-styrene block copolymer, 28.5 parts by weight of a hydrogenated petroleum resin, 7.5 parts by weight of a terpene resin, 18.5 parts by weight of a paraffinic oil, 6.5 parts by weight of an aroma oil, An adhesive comprising 3 parts by weight of titanium oxide, 2.5 parts by weight of zinc white and 0.5 parts by weight of trisnonylphenyl-phosphite was sufficiently stirred in a nitrogen stream at a temperature of 165 ° C. to form a uniform liquid mixture. .
[0106]
Next, nitrogen gas is added to the liquid mixture, for example, at 71 Kg / cm.2After dispersing by mechanical heating under pressure, spray gun (spray air pressure 2 kg / cm)2Under the conditions described in (1), a support (a laminate of a polyethylene film having a thickness of 25 μm and a rayon / polyester mixed nonwoven fabric having a rayon fiber content of 60% by weight and a thickness of 40 μm laminated on one side of a polyethylene film) is discharged at atmospheric pressure. To give an adhesive layer (adhesive foam) having a thickness of 250 μm. The expansion ratio was about 2 times.
[0107]
Next, lidocaine hydrochloride jelly was applied on the pressure-sensitive adhesive layer to form a lidocaine hydrochloride-containing pressure-sensitive adhesive layer. In this case, the lidocaine hydrochloride content in the entire lidocaine hydrochloride-containing pressure-sensitive adhesive layer was adjusted to be 1% by weight.
[0108]
Thus, the patch of the present invention was obtained. The size of this patch was 9.5 cm long and 13.0 cm wide.
[0109]
Example 2
▲ 1 ▼ Manufacture of moisture permeable film as a surface film
Polyester porous reinforcing base material (thickness: 60 μm) was laminated on one side of a polyethylene moisture-permeable base film (thickness: 40 μm). [Moisture permeability was determined by ASTM method (E-96-80D method) ) At 750 g / m224 hr].
[0110]
▲ 2 ▼ Production of back film
A polyethylene film having a thickness of 25 μm was laminated with a rayon / polyester mixed nonwoven fabric having a rayon fiber content of 60% by weight and a thickness of 40 μm on one surface thereof.
[0111]
Upon laminating the front film and the back film, the polyethylene film side of the back film and the moisture-permeable base film of the front film are laminated so as to be in contact with each other, that is, laminated so that the nonwoven fabric is exposed, and the lamination is performed. The three peripheral edges of the body are heat-sealed to form a flat bag with one end open, and the inside of this flat bag is filled with a heating element composition that generates heat due to the presence of air described later (1666.7 g / m2), And the opening was heat-sealed to obtain a heating element structure.
[0112]
Components of the heating element composition
Composition comprising 60% by weight of iron powder, 3% by weight of activated carbon, 3% by weight of sodium chloride, 3% by weight of water retention agent and 31% by weight of water
[0113]
An adhesive layer (adhesive foam) having a thickness of 250 μm was obtained on the exposed surface side of the back film in the flat bag body, that is, on the rayon / polyester mixed nonwoven fabric side in the same manner as in Example 1.
[0114]
Next, lidocaine hydrochloride jelly was applied on the pressure-sensitive adhesive layer to form a lidocaine hydrochloride-containing pressure-sensitive adhesive layer. In this case, the lidocaine hydrochloride content in the entire lidocaine hydrochloride-containing pressure-sensitive adhesive layer was adjusted to be 1% by weight.
[0115]
Thus, a hot-type patch of the present invention was obtained. The size of this hot patch was 9.5 cm long and 13.0 cm wide.
[0116]
Comparative Example 1
A patch was obtained in the same manner as in Example 1 except that an adhesive layer was formed by a known method using the same adhesive as in Example 1.
[0117]
That is, the pressure-sensitive adhesive layer in this patch was not foamed at all, and the thickness of the pressure-sensitive adhesive layer was 120 μm.
[0118]
Comparative Example 2
A heat-generating patch was obtained in the same manner as in Example 2, except that an adhesive layer was formed by a known method using the same adhesive as in Example 2.
[0119]
That is, the pressure-sensitive adhesive layer in this heat-generating patch was not foamed at all, and the thickness of the pressure-sensitive adhesive layer was 120 μm.
[0120]
Using the patches of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2, applied to panelists complaining of lower limb pain (7 men, 8 women, 55-65 years old), adhesiveness, feeling of use, Tests were conducted on the ability to follow the uneven surface of the human skin, subjective symptoms of lower limb pain, pain at the time of peeling, and low-temperature burns.
[0121]
In this case, one sheet was stuck to the location of lower limb pain, and this was continued for one week while being changed every day.
[0122]
As a result, the adhesiveness was good in both the examples and the comparative examples, and none of the examples 1 and 2 complained of pain at the time of peeling. 12 out of 15 complained of distress.
[0123]
In addition, 13 out of 15 people in Examples 1 and 2 claimed that the pressure-sensitive adhesive layer had elasticity and had good followability to the uneven surface of the human skin and good feeling in use. All of Examples 1 and 2 argued that the conformability to the uneven surface of the human skin was poor and the usability was poor.
[0124]
Furthermore, no difference in pharmacological effect was observed between Example 1 and Comparative Example 1 and between Example 2 and Comparative Example 2, but the heat-sensitive adhesive (Example 2 and Comparative Example 2) was more remarkable. The effect was recognized.
[0125]
In the low-temperature burns, no low-temperature burns were observed in Example 2, but in the case of Comparative Example 2, 9 out of 15 persons suffered a low-temperature burn.
[0126]
By the way, Example 2 and Comparative Example 2 were adhered to the skin (lower limb), and the temperature change of the skin (lower limb) was measured using five thermocouples fixed to the skin (lower limb) side. Recorded in SBR187-35CA of Example 2 was in the range of 40.5-41.2 ° C., whereas that of Comparative Example 2 was in the range of 41.8-43.1 ° C. Was observed.
[0127]
From the above experiments, the warm-type patch of the present invention can control the maximum temperature of the skin, so that in the winter season, it is not only possible to comfortably supply warmth to the human body, but also to have local stiffness, pain and It is used for symptoms associated with cold, such as stiff shoulders, muscle pain, muscle stiffness, low back pain, cold limbs, neuralgia, rheumatism, bruising, sprains, etc., and can be expected to have a sufficient therapeutic effect by warmth.
[0128]
【The invention's effect】
In the present invention, the pressure-sensitive adhesive layer in the patch is formed of a pressure-sensitive adhesive foam containing a hot-melt type polymer substance, and as a property of the foam, the original tackiness is maintained. Of course, due to the inclusion of air bubbles, the elasticity is remarkably improved, and it elastically adapts and follows and adheres to the uneven surface of the human skin. As a result, physical effects such as pulling body hair are alleviated due to cushioning properties at the time of peeling, and as a result, there is no or very little pain at the time of peeling. Extremely useful.
[0129]
In the present invention, by blending a transdermally absorbable drug with the foam of the pressure-sensitive adhesive, a local therapeutic effect or a systemic therapeutic effect can be improved, and as a result, it is extremely useful as a pharmaceutical.
[0130]
In the present invention, the heating element is laminated on one side of the patchCageIn the winter season, this heating element not only allows the human body to be supplied with warmth and comfortably, but also causes symptoms accompanied by local stiffness, pain and cold, such as stiff shoulders, muscular pain, stiff muscles, lower back pain and limbs. When used for diseases such as cold, neuralgia, rheumatism, bruising, sprains, etc., it exerts a therapeutic effect by warmth.
[0131]
In this case, since the pressure-sensitive adhesive layer is formed of a pressure-sensitive adhesive foam, in addition to the above-mentioned effects, the foam controls heat conduction, so that a low-temperature burn is unlikely to occur, and safety is remarkably high.
[0132]
In this warm-type patch, a percutaneous absorbable drug is blended into the foam of the adhesive, so that the heat effect allows the drug to be absorbed into blood and the like that has become more active in circulation, thereby making it more effective. Since the drug can be circulated in various parts of the living body, the local therapeutic effect can be further improved, and the systemic therapeutic effect can be further improved to further enhance the pharmacological effect.
[0133]
In this case, sweating from the skin becomes active due to the heat, but since the water-absorbing polymer is blended in the adhesive layer, the body fluid such as sweat is smoothly absorbed and adsorbed by the water-absorbing polymer, Since the outer skin surface is always kept clean, there is no stuffiness or itching, and it is extremely hygienic.

Claims (11)

発熱体の片面を構成する支持体に粘着剤層が設けられた温熱型の貼付剤において、この粘着剤層がホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂及び軟化剤を含有する粘着剤の発泡体で形成されていることを特徴とする貼付剤。A heat-sensitive adhesive having a pressure-sensitive adhesive layer provided on a support constituting one surface of a heating element, wherein the pressure-sensitive adhesive layer contains a hot-melt polymer material , an alicyclic petroleum resin, and a softener. A patch characterized by being formed of a foamed material. ホットメルト型高分子物質がA−B−A型ブロック共重合体、飽和ポリエステル系高分子物質、アクリル系高分子物質、ウレタン系高分子物質、ポリアミド系高分子物質、ポリオレフィン系高分子物質又はポリオレフィン系共重合体或いはこれらの変性体である請求項1に記載の貼付剤。The hot melt polymer is an ABA block copolymer, a saturated polyester polymer, an acrylic polymer, a urethane polymer, a polyamide polymer, a polyolefin polymer, or a polyolefin. The patch according to claim 1, which is a system copolymer or a modified product thereof. 粘着剤がホットメルト型高分子物質5〜40重量部、脂環族系石油樹脂5〜55重量部及び軟化剤5〜55重量部で形成されている請求項1又は2に記載の貼付剤。5-40 parts by weight adhesive hot-melt polymer material, patch according to claim 1 or 2 is formed by 5 to 55 parts by weight alicyclic petroleum resins and softeners 5-55 parts by weight. 粘着剤がホットメルト型高分子物質、脂環族系石油樹脂、軟化剤及び吸水性ポリマーで形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の貼付剤。The patch according to any one of claims 1 to 3, wherein the pressure-sensitive adhesive is formed of a hot-melt polymer, an alicyclic petroleum resin, a softener, and a water-absorbing polymer. 粘着剤がホットメルト型高分子物質5〜40重量部、脂環族系石油樹脂5〜55重量部、軟化剤5〜55重量部及び吸水性ポリマー0.5〜10重量部で形成されている請求項に記載の貼付剤。The pressure-sensitive adhesive is composed of 5 to 40 parts by weight of a hot melt type polymer substance, 5 to 55 parts by weight of an alicyclic petroleum resin, 5 to 55 parts by weight of a softener, and 0.5 to 10 parts by weight of a water absorbing polymer. The patch according to claim 4 . 吸水性ポリマーが界面活性剤で処理されている請求項4又は5に記載の貼付剤。The patch according to claim 4 or 5 , wherein the water-absorbing polymer is treated with a surfactant. 粘着剤層に経皮吸収性の薬物が含有されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の貼付剤。The patch according to any one of claims 1 to 6 , wherein the adhesive layer contains a transdermally absorbable drug. 経皮吸収性の薬物の含有量が粘着剤100重量部に対し0.01〜25重量部である請求項に記載の貼付剤。The patch according to claim 7 , wherein the content of the transdermally absorbable drug is 0.01 to 25 parts by weight based on 100 parts by weight of the adhesive. 粘着剤が架橋されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の貼付剤。The patch according to any one of claims 1 to 8 , wherein the adhesive is crosslinked. 発熱体が、少なくとも片面通気性フィルムで構成された開放部のない偏平状袋体の内部に、鉄粉40〜75重量%、活性炭1〜10重量%、塩化物1〜10重量%、水10〜40重量%及び保水剤1〜40重量%からなる発熱体組成物を封入してなり、且つ上記通気性フィルムの透湿量がASTM法(E−96−80D法)で50〜800g/m2・24hrのものである請求項1〜9のいずれか1項に記載の貼付剤。A heating element is provided with at least 40 to 75% by weight of iron powder, 1 to 10% by weight of activated carbon, 1 to 10% by weight of chloride, -40% by weight and a heating element composition comprising 1-40% by weight of a water retention agent, and the permeable film has a moisture permeability of 50-800 g / m by ASTM method (E-96-80D method). patch according to any one of claims 1 to 9 is of 2 · 24 hr or. 発熱体組成物の充填量が200〜5000g/m2である請求項10に記載の貼付剤。Patch according to claim 10 loading of the heat-generating composition is 200~5000g / m 2.
JP25479494A 1994-09-22 1994-09-22 Patch Expired - Lifetime JP3544230B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25479494A JP3544230B2 (en) 1994-09-22 1994-09-22 Patch

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25479494A JP3544230B2 (en) 1994-09-22 1994-09-22 Patch

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0892075A JPH0892075A (en) 1996-04-09
JP3544230B2 true JP3544230B2 (en) 2004-07-21

Family

ID=17269990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25479494A Expired - Lifetime JP3544230B2 (en) 1994-09-22 1994-09-22 Patch

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3544230B2 (en)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2192209C2 (en) * 1996-12-31 2002-11-10 Дзе Проктер Энд Гэмбл Компани Disposable elastic back heating belt and back pain therapy method
AU737888B2 (en) * 1996-12-31 2001-09-06 Procter & Gamble Company, The A thermal pack having a plurality of individual heat cells
US6019782A (en) * 1996-12-31 2000-02-01 The Procter & Gamble Company Disposable thermal body pad
MXPA01003224A (en) 1998-10-09 2003-06-24 Fuller H B Licensing Financ Hot melt adhesive composition including surfactant.
KR100363476B1 (en) * 2000-06-27 2002-12-05 대신제약주식회사 Transdermal plaster comprising diclofenac or its salt
JP2005097447A (en) * 2003-09-25 2005-04-14 Mikasa Seiyaku Co Ltd Adhesive and warming material for pasting using the same
CN100333720C (en) * 2005-01-11 2007-08-29 中国人民解放军第二军医大学 Compound analgesic agent
JP2014210745A (en) * 2013-04-19 2014-11-13 大日本印刷株式会社 Medical adhesive sheet, and production method thereof
JP2014210100A (en) * 2013-04-19 2014-11-13 大日本印刷株式会社 Medical adhesive composition and medical adhesive agent using the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0892075A (en) 1996-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6099556A (en) Method of controlling exothermic reaction of an exothermic composition, the exothermic composition, an exothermic device and an application pad
US8261734B2 (en) Heat generating body, heat insulating method using the same and packaging material for die molding heat generation
US20070277806A1 (en) Heat Generating Pad And Method Of Use Of The Same
US6264681B1 (en) Foot warming exothermic device
JP3344686B2 (en) Ink-like or cream-like heat-generating composition, heating element using the same, and method for producing this heating element
US20090000610A1 (en) Microheater and Process For Producing the Same
US20080202490A1 (en) Heat Generating Body and Process For Producing Heat Generating Body
US20080257333A1 (en) Foot Warming Heat Generating Body and Process for Producing Foot Warming Heat Generating Body
US20080206549A1 (en) Heat Generating Body
US20080251062A1 (en) Heat Cloth and Process for Producing the Same
JP2003190201A (en) Body cooler and body warmer
JPWO2006006662A1 (en) Heating element
JPH09276317A (en) Heating element for foot warmer and method for producing the same
JPH08231386A (en) Thermal plaster
JP2826667B2 (en) Sweat-absorbing thermal structure
JP3544230B2 (en) Patch
WO2006006663A1 (en) Moxibustion device
JPH05170644A (en) Structure for hyperthermia
JP2005097447A (en) Adhesive and warming material for pasting using the same
JP3511412B2 (en) Patch
JPH08336554A (en) Heating element and patch formed by using the same
WO2006006659A1 (en) Heating pack and method of using the same
JP2007275083A (en) Exothermic wrap
KR20030046110A (en) Far infrared rays radiating and heat generating cataplasma
WO1989005130A1 (en) Hot compress structure

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080416

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term