JP3453283B2 - 固体電解質型燃料電池 - Google Patents
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Description
池に関する。
剤)の反応により得られる化学エネルギを熱としてでは
なく直接電気エネルギに変換するものである。燃料電池
は直接発電である事及びカルノーサイクルの制約を受け
ない事等から高い効率を示す発電システムとなり得る。
燃料電池にも種々の形式のものがあるが、使用する固体
電解質に応じてリン酸型、溶融炭酸塩型及び固体電解質
型に大別でき、それぞれの使用温度はおよそ200℃、
600℃及び1000℃である。特に固体電解質型燃料
電池は高い廃熱を利用できる事から、約60%という高
い熱効率を示す。
は固体電解質、燃料極、及び空気極であり、一般的材料
としてそれぞれ安定化ジルコニア(以下YSZと略
す)、NiO/YSZ系材料及びランタンマンガン系材
料が用いられる。
Vであり、実際の使用に際してはインタコネクタにより
セルの直列接続を図る必要がある。また、各構成材料を
強度的に支持するために、円筒型電池の場合には一般に
カルシア安定化ジルコニア(以下CSZと略す)を支持
管として、平板型電池の場合にはインタコネクタ自身を
支持板として用いる必要がある。
事、約1000℃という高温において酸化及び還元の両
雰囲気中で化学的に安定である事、電池作製時及び運転
中に他の構成材と反応して絶縁層を作らない事、導電性
が高く且つ電子伝導のみでイオン伝導が混入しない事及
び熱膨張がYSZ等の他構成材とほぼ同等である事等の
厳しい要求が課せられている。
CrO3 系材料(以下「ランタンクロマイト」と略
す。)が一般的に用いられているが、要求物性を完全に
満足させている訳ではなく、特に焼成性及び還元時の膨
張に起因する割れ等に改良余地が十分にある。ここで、
還元時の割れとはインタコネクタの片面が酸化雰囲気、
他の片面が還元雰囲気に接しているため、還元側では酸
素が若干引き抜かれ膨張が生じ、同一材で“そり”の力
が働き、破壊が起こるものである。
において、インタコネクタに課せられる要求には非常に
厳しいものがある。特に、ランタンクロマイトは難焼成
性であり、通常還元あるいは真空雰囲気中で、1600
℃以上の高温の焼成温度でないと焼成しない。そのた
め、いわゆる一体焼成法にてランタンクロマイト系イン
タコネクタを作製しようとすると焼成温度が高くなり、
電極の多孔性が失われて出力特性が低下するという問
題、及び他の構成材料との界面で絶縁層を形成して性能
が低下するという問題等が生じるため、一体焼成にて電
池を作製したという事例はない。
を成膜する手法としてはIsenberg等の発明報告(USP
4,490,444)に記載されているEVD(Electorochemical
Vapor Deposition )法及び一般的な溶射法があるが、
いずれも製造コスト的に問題があり大量生産に適してい
ない。
張しやすいという特性を持つため、酸化・還元両雰囲気
に曝され、自身の膨張差より破損するという事態が生じ
る。
め、各構成材料間の熱膨張率差に伴う応力及び上述の還
元膨張に伴う応力が発生するため、高い強度を有さない
と破壊するという問題も生じる。
インタコネクタの使用に際する種々の問題の存在に鑑
み、MTiO3 をマトリックスとする材料をセルの直列
接続を行うためのインタコネクタとして用いる事によ
り、製造が容易で且つ耐久性及び信頼性に優れた固体電
解質型燃料電池を供給するものである。
明の[請求項1]の固体電解質型燃料電池は、固体電解
質型燃料電池のセルを接続するインタコネクタが一体焼
成型であり、一般式:A1-XBXC1-YDYO3の材料から
なることを特徴とするものである。ただし、0≦X≦
0.2,0≦Y≦0.2(X=0,0<Y≦0.2の範
囲と0<X≦0.2,Y=0の範囲とを除く)であっ
て、X=0,Y=0のとき、A成分はMg、C成分はT
iであり、0<X≦0.2,0<Y≦0.2のとき、A
成分はMg,Ca,Sr又はBaのいずれか、B成分は
希土類のいずれか又はAl又はCr、C成分はTi、D
成分はTa、または、A成分はMg、B成分は希土類の
いずれか又はAl又はCr、C成分はTi、D成分はN
b又はTa、または、A成分はMg,Ca,Sr又はB
aのいずれか、B成分はLa、C成分はTi、D成分は
Nb又はTaである。また、[請求項2]の発明は、請
求項1に記載の固体電解質型燃料電池において、前記セ
ルは、基体に沿って所定間隔に設けられた燃料極と、各
燃料極の上方に電解質を介して設けられた空気極とから
なり、第1のセルの燃料極の上方にインタコネクタを介
して第2の隣接するセルの空気極を設けてなる縦方向集
電であることを特徴とするものである。
件下で膨張差が少ないA 1-X B X C 1-Y D Y O 3 の材料
をセルのインタコネクタとして用いることにより、製造
が容易で且つ耐久性及び信頼性に優れた固体電解質型燃
料電池を得る様にしたものである。
ンタコネクタでは、焼成温度を低くできるため、他の構
成材料に対するダメーシを小さくする事ができる。ま
た、そのため他の構成材料と一体焼成ができ、製造コス
トを低減する事が可能である。更に、本発明のインタコ
ネクタは酸化及び還元両雰囲気間での膨張差が小さいた
めに、インタコネクタ部での破損が心配がないため、耐
久性及び信頼性に優れた固体電解質型燃料電池を得る事
ができる。本発明はインタコネクタの材料としてA 1-X
B X C 1-Y D Y O 3 の材料を用いているので、従来の1
600℃という高温でなく、後述する実施例に示すよう
に、1300〜1400℃という低い温度で焼成するこ
とが可能となる。また、本発明のインタコネクタは低温
で焼結できるため、ディッピング法、塗布法、スリップ
キャスト法、印刷法等のセラミックススラリーを用いる
一般的な製法にて固体電解質型燃料電池を製作できる。
さらに、粉体原料を用いる溶射法或いは酸化物以外の原
料を蒸着法でも燃料電池を製作することができる。すな
わち、本発明のインタコネクタは、固体電解質型燃料電
池を作製する上での特殊な問題は何ら生ずるものではな
い。
詳細に説明する。なお、以下の実施例では、本発明の固
体電解質型燃料電池に係るインタコネクタ材料以外につ
いても言及しているが、本発明の固体電解質型燃料電池
に係るインタコネクタ材料は、一般式:A 1-X B X C 1-Y
D Y O 3 の材料からなり、0≦X≦0.2,0≦Y≦0.
2(X=0,0<Y≦0.2の範囲と0<X≦0.2,
Y=0の範囲とを除く)であって、X=0,Y=0のと
き、A成分はMg、C成分はTiであり、0<X≦0.
2,0<Y≦0.2のとき、A成分はMg,Ca,Sr
又はBaのいずれか、B成分は希土類のいずれか又はA
l又はCr、C成分はTi、D成分はTa、または、A
成分はMg、B成分は希土類のいずれか又はAl又はC
r、C成分はTi、D成分はNb又はTa、または、A
成分はMg,Ca,Sr又はBaのいずれか、B成分は
La、C成分はTi、D成分はNb又はTaであるイン
タコネクタ材料である。 (実施例1) 従来のランタンクロマイトと異なるインタコネクタを発
明するに際し、材料の予備選定を実施した。ランタンク
ロマイト以外で、熱膨張特性、導電特性及び還元膨張特
性を満足させるインタコネクタの選定基準は以下の通り
である。酸化物である事(白金族以外の金属あるいは
非酸化物系セラミックスも1000℃の大気中では酸化
される)。複合酸化物である事(単一元素酸化物では
物性制御が難しい)。導電性付与のため、遷移金属
(d軌道電子を持つ元素)が必要。ランタノイド及びア
クチノイド系元素はそれぞれエネルギギャプが大きい、
放射性等の理由で採用は困難である。また、第二及び第
三遷移金属も資源量及び焼成性から採用は困難である。
複合酸化物の還元雰囲気に対する安定性は、安定度の
低い酸化物に依存。上記〜から、Ti,V,Cr,
Mn,Fe,Co,Ni及びCuの第一遷移金属を含む
複合酸化物が候補材料となる。そこで、先ず第一遷移金
属の酸化物の還元に対する安定性を求めた。
分圧を熱力学的に求めたものである。通常、固体電解質
燃料電池の1000℃における燃料極側の酸素分圧は1
0-1 5 から10-21 気圧程度であり、図1からCr及び
Tiの酸化物が安定である事が判る。また、遷移金属を
含む複合酸化物の選定にあたり、2成分系の複合酸化物
が最も一般的であり、Cr及びTiの酸化物より還元に
対して安定な元素との組み合わせとなると、Ln(ラン
タノイド)CrO3 及びM(アルカリ土類金属)TiO
3 が有望となる。ここで、Ln(ランタノイド)CrO
3 の中には従来のLaCrO3 (ランタンクロマイト)
が含まれているが、Crを含む複合酸化物はCr単体の
酸化物と同様に難焼成性である事は同業他者には明らか
である。
系インタコネクタを大気中1400℃で焼成した時の相
対密度を示す。ここで相対密度とは、アルキメデス法で
求めた実試料の密度と結晶構造から求められる理論密度
の比である。また、ランタンクロマイト及びMTiO3
はそれぞれLa0.8 Sr0.2 CrO3 及びMTiO
3(M:Mg,Ca,Sr,Ba)であり、調製法は粉
末原料を乳鉢にて混合し、1200℃で5時間仮焼した
ものを、一軸加圧成形後にCIP(Cold Isos
tatic Pressing)成形し、焼成したもの
である。図2よりランタンクロマイトは焼成性が悪く緻
密体にならないが、MTiO3系は焼成性が非常に良
く、特にコスト低減が可能な一体焼成に適していること
が判る。なお、一般に94〜95%以上の相対密度で気
密膜になるといわれているので、MTiO3 系のものは
これを満足する。
H2 O条件下(室温加湿水素:約97%水素)で12時
間還元し、還元前に対する還元後試料の還元膨張率を求
めて、図3に示した。ここで、還元膨張率は以下の式で
求めたものである。
mm)、L1 :還元後の室温長さ(単位:mm)、dL=
(L1 −L0 )(単位:mm)である。
%程度の膨張を示すが、一方のMTiO3 系は0.06
%以下の膨張であり、酸化・還元の両雰囲気での膨張差
が小さく自身に働く応力が小さいため、割れの可能性が
低く信頼性のある電池材料となることが判る。なお、一
般に還元膨張率の許容値は0.1%以下といわれている
ので、MTiO3 系のものはこれを満足する。
ネクタを用いて、本発明を具体的な実施例により、さら
に詳細に説明する。実施例1にてMgTiO3 系インタ
コネクタがランタンクロマイトより優れた特性を示す事
が明らかとなったが、工業的に固体電解質燃料電池用と
してインタコネクタを用いる場合には、実施例1の乳鉢
混合法と異なり、下記の如くボールミル混合法により量
産化したインタコネクタ原料を用いる必要がある。この
実施例2では原料の調製方法、得られたインタコネクタ
の物性について更に詳細に説明する。
原料の調製を実施した。このうち、MgTiO3 系の組
成はMg1-x Lax Ti1-y Nby O3 (x=0,0.
01,0.05,0.1,0.2及びy=0,0.0
1,0.05,0.1,0.2)、ランタンクロマイト
の組成はLa0.8 Sr0.2 CrO3 とした。Sr原料と
して炭酸ストロンチウムを用いた以外は、すべて酸化物
原料を使用した。ジルコニアポール及びエタノールを入
れたポットに所定量の原料を秤量後投入し、スラリの重
量濃度を50%として24時間の混合・粉砕を行った。
その後、ロータリーエバポレータにてスラリの濃縮・乾
燥を行い、150℃の乾燥機で一昼夜乾燥させた。得ら
れた乾燥粉をアルミナ坩堝中にて1200℃、5時間焼
成を行う事により仮焼粉を調製した。上記仮焼粉を再度
エタノール溶媒を用いてスラリーの重量濃度を50%と
して、48時間の粉砕を実施した後、ロータリーエバポ
レータにてスラリの濃縮・乾燥を行い、150℃の乾燥
機で一昼夜乾燥させた。その後、内径20φ(mm)の金
型に入れ、200kg/cm2 の圧力で一軸加圧後、ラバー
中でCIP成型(2t/cm2 )を行った。得られた成型
体を、敷粉(同一仮焼粉)上において、1300℃、1
350℃、1400℃及び1500℃の各温度で2時間
で焼成した。得られた焼成体について、X線回折法によ
る結晶相の同定、アルキメデス法を用いた密度測定及び
酸化あるいは還元雰囲気での熱膨張係数の測定を実施し
た。更に、還元膨張を測定するために、大気焼成直後の
室温長さに対する1000℃、12時間のH2 /H2 O
処理での還元後試料の室温長さの比をとり還元膨張率と
した。
(x=0,0.01,0.05,0.1,0.2及びy
=0,0.01,0.05,0.1,0.2)で示され
る各種組成のMgTiO3 系試料のX線回折から同定さ
れた結晶相を示す。その結果、試料はそれぞれMgTi
O3 及びLaCrO3 の単相として同定され、第二相の
存在がない事を確認した。
ロマイトの焼成温度に対する相対密度の変化を示す。
実施例1と同様にMgTiO3 は目標値94%以上の高
い相対密度を得ることができた。一方、ランタンクロマ
イト試料はMgTiO3 と比較して、全温度範囲で低い
相対密度であった。
トの熱膨張挙動を示すもので、以下の式で伸び率を表現
した。
mm)、L2 :測定温度での長さ(単位:mm)、dL=
(L2 −L0 )(単位:mm)である。
クロマイトに比較して、電解質(YSZ)に近い熱膨張
挙動を示す事が判った。
イトの焼成体の還元膨張率を示す。その結果、工業的製
法で作製したMgTiO3 系試料の還元膨張率はランタ
ンクロマイトに比較して1/10以下である事が判っ
た。
できないため、LaによるMg元素の部分置換及びNb
によるTi元素の部分置換を行い、各種物性を測定し
た。ここで、MgTiO3 がn型半導体である事を事前
に測定で確認しているため、大きな原子価の元素で小さ
な原子価の元素の部分置換を行うという原子価制御法に
より各種元素の添加を実施する事ができる。即ち、2価
のMgの部分を3価で安定な IIIB族元素のAl,G
a,In,Tl、 IIIA族であるSc及びY、ランタイ
ド及びアクチノイド及び遷移金属ではあるが3価の安定
なCr等で部分置換する事が可能である。現実的には I
IIB族元素のInは高価、Tlは毒性が強い、アクチノ
イドは放射性で高価等の理由により使用できない。従っ
て、Sc,Y,Al,Gaランタノイド(La,Ce,
Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,H
o,Er,Tm,Yb,Lu)およびCrが使用可能で
ある。また、4価のTiの部分を5価で安定なNb及び
Ta等で部分置換する事が可能である。更に、原子価制
御法はプラス1価だけ大きな原子価の元素による置換で
はなく、プラス2価あるいはプラス3価の大きな元素で
の置換も可能である事はいうまでもない。
の1000℃における熱膨張係数を示す。また、図10
及び図11にLa置換量を20mol%に固定した時のそれ
ぞれ大気中及び還元中の熱膨張係数を示す。ここで、熱
膨張係数は以下の定義による。
mm)、L2 :測定温度での長さ(単位:mm)、 dL=
(L2 −L0 )(単位:mm)、T0 :室温/℃、T1 :
測定温度/℃、dT:(T1 −T0 )/℃である。
びNbの置換量はそれぞれ20%及び10%以下であれ
ば、電解質に近い熱膨張係数(10×10-6/℃)であ
る事が判った。ここではLa及びNbによる置換量はい
ずれも20mol%以下としている。その理由として、通常
部分置換は40mol%程度まで可能であるが、原子価制御
法による導電特性向上は通常数mol%以上の置換で飽和す
るため、多量の置換は実施しなかった。また40mol%以
上の置換では、第二相出現による導電率低下の現象発現
の可能性が大である。
ての組成で非常に小さい変化量である事が判る。更に、
図13に1000℃の大気中及び還元中の導電率を示す
が、La及びNbの置換量がゼロの試料に対して、元素
の置換を実施する事により一桁以上の導電性向上がみら
れている。
換したMgTiO3 系材料は固体電解質型燃料電池用の
インタコネクタとして良好な材料である。
ネクタを用いて、本発明を具体的な実施例により、さら
に詳細に説明する。実施例2にてMgTiO3 系インタ
コネクタがランタンクロマイトより優れた特性を示す事
が明らかとなったが、この実施例3ではMgの部分をC
aに変えたCaTiO3 系インタコネクタの物性につい
て更に詳細に説明する。
を実施したが、調製法は実施例2と同じ手法である。ま
た、Caサイト(Aサイト)をLa,Cr,Y,Sm及
びAl、あるいはTiサイト(Bサイト)をNb,Ta
で部分置換した組成としたが、CaTiO3 系もn型半
導体であることから原子価制御法によりその他の元素を
添加できる事は実施例2で示した様に明らかである。
添加量を変化させた時のCaTiO 3 系焼成体の相対密
度を示す。図14及び図15から、1400℃焼成でも
すべての組成で95%以上の相対密度であり、比較に焼
成したランタンクロマイトは1400℃で81%150
0℃で87%であり、CaTiO3 系が焼成しやすい事
が判る。また、Nb添加の場合、粒成長を促進する効果
があるため、添加量が増えるに従い相対密度が高くなる
傾向がみられた。
挙動を示すが、YSZの熱膨張よりやや大きめの挙動を
とる事が判る。また、図17及び図18に大気中及び還
元中の熱膨張係数を示す。図17及び図18よりその値
は組成によらず、11.5−12.0×10-6℃ -1程度
であり、YSZの10.0×10-6℃-1に比較してやや
大きい値をとる事が判る。
添加量を変化させた時のCaTiO 3 系の還元膨張率を
示す。これより、CaTiO3 系の還元膨張率はランタ
ンクロマイトに比較して非常に小さく、且つ組成にあま
り影響されない事がわかる。
の混入割合である酸素イオンの輸率の値を示す。輸率の
測定は得られたペレットを無機系接着材を用いてアルミ
ナ磁製管に接着し、ペレットの両側にそれぞれ室温加湿
の水素及び空気を流して1000℃に於ける酸素濃淡電
池を形成し、その時の起電力から求める方法を取った。
輸率の値はインタコネクタの場合は小さい程良く、図2
1からCaTiO3 系はランタンクロマイトに比較して
酸素イオンの輸率が小さい事が判る。また、図22にC
aTiO3 系の輸率と組成の関係を示す。これらより、
CaTiO3 系の輸率は組成に依存せず、十分に小さい
事が判る。
系の大気及び還元中の導電率を示す。図23から、Y,
La及びSmでCaを部分置換した系の導電性が良好で
ある事が判った。
のサイトをそれぞれLa及びNbで置換した時の導電率
に対する置換量の影響を示す。これから、元素置換を行
うことによって導電率が大きく向上する事がわかる。ま
た、図24にはCa及びTiのサイトをそれぞれLa及
びNbで置換した系しか示してないが、図23で示した
系についてはCaサイト単独置換、Tiサイトの単独置
換及び両サイトの同時置換を実施した。その結果、図2
4と同様に置換により導電率は向上する事、また一般的
にいわれている様に両サイト置換の場合には単独置換で
導電性が高くなる方の元素置換が支配的である事がわか
った。
換したCaTiO3 系材料は固体電解質型燃料電池用の
インタコネクタとして良好な材料である。
び図18で、CaTiO3 系インタコネクタの熱膨張係
数がYSZのそれより若干大きい事を示した。本実施例
ではCaTiO3系に低熱膨張材を添加し、熱膨張係数
を制御した材料について具体的な実施例により、さらに
詳細に説明する。
iO3 とし、調製法は実施例2と同じ手法である。得ら
れた仮焼粉に所定量の低熱膨張材を添加し、エタノール
スラリにて12時間混合後、乾燥粉を調製した後、焼成
体の作製を実施した。
MgAl2 O4 をCa0.9 La0.1TiO3 に混合した
時の添加量に対する熱膨張係数の変化を示す。図25か
ら、低熱膨張材の添加により熱膨張係数の制御が可能
で、YSZの熱膨張係数に一致させる事ができた。ま
た、この低熱膨張材添加による熱膨張係数の制御は同業
他者には明らかであり、Nb2 O5 及びMgAl2 O4
以外の物質として、Al2O3 、Y2 O3 、TiO2 、
ZrO2 、SiO2 、Ta2 O5 、SiO2 、Hf
O2 、Pr2 O11、Ta2 O5 、ZrSiO4 、希土類
元素及びアルカリ土類元素の酸化物添加も十分に可能で
ある。前述の酸化物の添加量を20Vol%に固定して熱膨
張係数の測定を実施したところ、SiO2 添加を除くす
べての系で熱膨張係数は添加前に比べて小さくなること
を確認した。
時のCaTiO3 系焼成体の1400℃における相対密
度を示す。1400℃焼成でもすべての組成で94%以
上の相対密度であり、比較として焼成したランタンクロ
マイトは81%であることから、低熱膨張材を添加した
CaTiO3 系でも十分に焼成しやすい事が判る。
O3 系の還元膨張率を示すが、ランタンクロマイトに比
較して非常に小さい事がわかる。
3 系の大気及び還元中の導電率を示すが、低熱膨張材を
添加しても導電率の急激な減少はみられなかった。更
に、図29に実用的な観点から、低熱膨張材を添加した
CaTiO3 系の曲げ強度を示す。図29から、添加な
しの材料と比較し、Nb2 O5 添加では殆ど強度の変化
はみられなかったが、MgAl2 O4 添加では粒成長防
止の効果によりむしろ強度が増加する事が判った。
CaTiO3 系は固体電解質型燃料電池用のインタコネ
クタとして良好な材料である。
ネクタを用いて、本発明を具体的な実施例により、さら
に詳細に説明する。実施例2及び実施例3にてそれぞれ
MgTiO3 系及びCaTiO3 系インタコネクタがラ
ンタンクロマイトより優れた特性を示す事が明らかとな
ったが、この実施例5ではSrTiO3 系インタコネク
タの物性について更に詳細に説明する。
を実施したが、調製法は実施例2と同じ手法である。ま
た、Srサイト(Aサイト)をAl,Cr及びLa等の
希土類元素、Tiサイト(Bサイト)をTa,Nb等の
元素で部分置換した組成としたが、SrTiO3 系も導
電特性の測定の結果、n型半導体であることからその他
の元素を添加できる事は実施例3で詳述した様に明らか
である。
TiO3 系焼成体の相対密度を示す。1400℃焼成で
もすべての組成で94%以上の相対密度であり、比較と
して焼成したランタンクロマイトは81%である事か
ら、SrTiO3 系が焼成しやすい事が判る。また、そ
の他の組成でも置換量が20mol%以下ではすべての組成
で95%以上の相対密度を示した。
の熱膨張挙動を示す。また、図32及び図33にSrT
iO3 系のそれぞれ大気及び還元中での熱膨張係数の組
成依存性を示す。図31,図32及び図33からSrT
iO3 系の熱膨張係数の組成依存性は小さいことが判
る。また、図31,図32及び図33よりSrTiO3
系の熱膨張係数はYSZの値(10.0×10-6℃-1)
より若干大きいが、実施例3及び実施例4に記載のCa
TiO3 系及び次の実施例6に記載のBaTiO3 系よ
りもYSZに近い値を示す。また、実施例4で詳述した
様に、低熱膨張材の添加により熱膨張係数を制御できる
事は容易に類推できる。
O3 系のそれはランタンクロマイトに比較して非常に小
さい事がわかる。また、図35にはSr0.9 La0.1 T
iO 3 の大気中及び還元中での導電率(r)の温度依存
性を示す。図35の温度依存性及び雰囲気依存性から、
それぞれ半導体的導電特性及びn型半導体である事が判
る。
iO3 系の大気及び還元中の導電率を示す。図36か
ら、すべての組成で高い導電性を示すが、特にLaでS
rを部分置換した系の導電性が良好である事が判った。
換したSrTiO3 系材料は固体電解質型燃料電池用の
インタコネクタとして良好な材料である。
ネクタを用いて、本発明を具体的な実施例により、さら
に詳細に説明する。実施例2、実施例3及び実施例5に
てそれぞれMgTiO3 系、CaTiO3 系及びSrT
iO3 系インタコネクタがランタンクロマイトより優れ
た特性を示す事が明らかとなったが、この実施例6では
BaTiO 3 系インタコネクタの物性について更に詳細
に説明する。
を実施したが、調製法は実施例2と同じ手法である。ま
た、Baサイト(Aサイト)をLa,Cr及びLa等の
希土類元素、あるいはTiサイト(Bサイト)をNb,
Ta等で部分置換した組成としたが、BaTiO3 系も
n型半導体であることからその他の元素を添加できる事
はいうまでもない。
O3 系焼成体の相対密度を示す。1400℃焼成でもす
べての組成で96%以上の相対密度であり、比較に焼成
したランタンクロマイトは81%であることから、Ba
TiO3 系が焼成しやすい事が判る。図38にCr添加
量を変化させたBaTiO3 系焼成体の熱膨張挙動を示
すが、その値はCr添加量増に伴い増加する事が判る。
また、図39及び図40に各種BaTiO3 系材料の大
気中及び還元中の熱膨張係数の組成依存性を示す。
組成において熱膨張係数の値はYSZより若干大きい
が、実施例4で詳述した様に熱膨張係数は低熱膨張材の
添加により制御可能である。
3 系の還元膨張率を示すが、それはランタンクロマイト
に比較して非常に小さい事がわかる。
iO3 系の大気及び還元中の導電率を示す。図42か
ら、Cr以外の元素で部分置換したBaTiO3 系は導
電性が向上し、特にLa置換系の導電性が良好である事
が判った。
換したBaTiO3 系材料は固体電解質型燃料電池用の
インタコネクタとして良好な材料である。
ルに適用した固体電解質型燃料電池のインタコネクタ部
の抵抗、インタコネクタ部の構造及び一体焼成した実際
の電池について、本発明を具体的な実施例により、さら
に詳細に説明する。実施例1から実施例6において、M
TiO3 系がランタンクロマイトに比較して優れた特性
を持つインタコネクタである事を説明した。しかしなが
ら、導電特性に関しては単純に比較ができず、MTiO
3 系はn型半導体特性を、ランタンクロマイトはp型半
導体特性を示す。Ca0.9 La0.1 TiO3 をMTiO
3 系の例とすると、MTiO3 系の1000℃における
大気中及び還元中の導電率はそれぞれ0.25及び1.
0Scm-1程度である。それに対し、ランタンクロマイト
の1000℃における大気中及び還元中の導電率はそれ
ぞれ10及び2Scm-1程度である。この値から判断する
と、ランタンクロマイトの導電特性が優れるが、実際の
電池では何万時間という運転時間が要求される。
ットをそれぞれ大気中及び還元中で長時間通電し、その
時の導電率の時間変化を図43に示す。図43より、大
気中の導電率には変化がないが、還元中では50時間で
導電率が約一桁増加する事が判った。これより長時間通
電によりMTiO3 系及びランタンクロマイトの導電特
性の差は是正される事が判る。
ランタンクロマイトのそれを凌駕するのではない。そこ
で、電池の構造面から、更に導電特性の差を是正する検
討を実施した。
し、縦方向集電の模式図(図44(a))及び横方向集
電の模式図(図44(b))を示す。これらの図面にお
いて、基体11に沿って所定間隔で燃料極12が設けら
れており、該燃料極12の表面を一部を残して覆うよう
に電解質13が設けられている。さらに、第1のセルの
電解質13と第2のセルの燃料極12とをインタコネク
タ14により接続しており、さらに第1のセルの電解質
13の表面とインタコネクタ14の表面とを覆うように
空気極15を設けている。
では、第2のセルの燃料極12の上方にインタコネクタ
14を介して隣接する第1のセルの空気極15を設けて
いるので、インタコネクタ14の膜厚を薄くする事によ
り、インタコネクタ14の抵抗による過電圧を低減する
事ができる。MTiO3 系及びランタンクロマイトが両
者とも緻密で、膜厚が30ミクロンとすると、電流密度
300mA/cm2 における両者の抵抗による過電圧差は2
mVと計算され、実際の使用では殆ど抵抗差はないと考え
られる。
クロマイトが緻密という前提であるが、これまでの実施
例で述べた様にランタンクロマイトは緻密化せず、むし
ろランタンクロマイトを使用した電池の性能が劣る事が
十分考えられる。そこで、MTiO3 系及びランタンク
ロマイトをインタコネクタとして用いた実際の電池を一
体焼成法にて作製し、インタコネクタ膜としての緻密度
を検討した。この時の焼成温度は1400℃である。
ンタンクロマイトをインタコネクタとする電池の室温に
おけるガスリークの結果を示す。図45の電池作製にお
いて、Mg0.9 La0.1 TiO3 系以外では、数%の確
率ではあるが、インタコネクタの部分に微細なクラック
が入る事が判明した。そこで、実施例4に示す低熱膨張
材であるNb2 O5 あるいはMgAl2 O4 を添加し、
熱膨張率を制御する事により100%の歩留まりで電池
作製する事ができた。図45にはランタンクロマイト及
びMg0.9 La0.1 TiO3 系以外にはNb 2 O5 を2
0vol%添加した電池構成の結果を示す。ガスリークは、
セルチューブの内側に水素及び外側に空気を流し、空気
側への水素の漏れ込みをガスクロマトグラフィにて測定
して求めた。
ンタコネクタを用いた電池のガスリークは1%以下であ
り、シール部のリーク等を考慮すると、非常に小さいガ
スリークであることがわかる。以後本手法にて作製した
電池を性能試験に用いた。また、低熱膨張材を添加しな
い系及びNb2 O5 の替わりにMgAl2 O4 を20Vo
l 添加した系でもそのガスリークの値は最大1.2%で
あり、測定精度等から判断し、十分に小さい値と判断さ
れた。これに対し、ランタンクロマイトをインタコネク
タとして用いた電池のガスリークはインタコネクタが焼
成していないため、約40%と非常に大きく、1000
℃の使用では爆発を生じるため、その後の電池性能試験
を実施する事ができなかった。
体電解質型燃料電池用のインタコネクタとして良好な材
料である。
クタを実際に適用した固体電解質燃料電池の出力特性、
耐久性について、本発明を具体的な実施例により、さら
に詳細に説明する。
a0.1 TiO3 系、Ca0.9 La0. 1 TiO3 系、Sr
0.9 Ca0.1 TiO3 系及びBa0.9 La0.1 TiO3
系インタコネクタを用いた電池を作製した。
において、15素子の電池を1本のチューブ状に作製し
たセルの評価状況を説明する。素子の詳細は図44に示
す様に空気極15、電解質13及び燃料極11を1素子
(1セル)とし、それらをインタコネクタ14で接続し
ている。第1素子の燃料極及び第15素子の空気極から
リード線を取出し、評価機器に接続し、発電特性の各評
価を行った。図46に示すように、セルチューブ21内
に燃料22を流す為にセルの両端にガス導入キャップ2
3を取り付け、磁製管24内にセットする。またガス導
入キャップ23は金属性であるため、十分に温度が下が
ったセル両端では集電用キャップとしても作用する。こ
の状態でガス導入兼集電キャップ23からリード線25
を取出した後、磁製管キャップ26を取付ける。ここ
で、磁製管キャップ26から3本のチューブが出てお
り、上から順に、チューブの外側を通る空気の出入口用
チューブ27、チューブの内側を通る燃料の出入口用チ
ューブ28及び発電特性を調べるリード線出入口用チュ
ーブ29が各々設けられている。上記リード線25は各
種発電特性の評価の測定機器30に接続されている。こ
の状態で、電気炉の熱電対31の温度を上げ(通常10
00℃)、規定量の燃料及び空気を流し、発電特性を調
べる。発電特性は外部負荷(抵抗)の大きさを変化さ
せ、その時の電流−電圧特性をデータ処理装置32にて
取得する。同時にセルのインピーダンス測定も行った。
また一定の電流になる様に外部負荷の値を自動で可変さ
せ、その時の電圧の変化をモニタしたものが、長期耐久
性試験となる。また、実際の運転条件を模擬し、長期耐
久性試験の途中で1000℃から室温まで降温し、再度
1000℃まで昇温して、その時の低電流下での電圧を
モニタしたものが、ヒートサイクル試験である。これら
一連の試験において、各種運転条件や他の材料の影響に
より発電特性は変化するため、他条件を一定にした場合
のインタコネクタの違いによる相対的な発電特性、長期
耐久性及び耐ヒートサイクル性の違いを比較する事にな
る。
3 系、SrTiO3 系及びBaTiO3系インタコネク
タを用いた電池の出力特性を示す。この時の温度は10
00℃であり、いずれの材料を用いた材料でも高い出力
が得られ、特にCaTiO3 系及びSrTiO3 系の電
池が優れた出力特性を示した。尚、図47の電池はイン
タコネクタ以外の仕様を一定にして、15素子の電池を
一本のチューブ上に作製している。そのため、図47に
おいてインタコネクタの相対的な比較はある程度可能で
あるが、その他の材料の仕様変化により電池の出力特性
が変化する事は同業他者には明らかである。
にセル作製の歩留まりの点からMg 0.9 La0.1 TiO
3 系以外にはNb2 O5 を20vol%添加したインタコネ
クタを用いた電池構成の結果を示すが、比較の為に作製
した無添加系の出力特性の結果でも実験誤差内(5%程
度)の差しか見られなかった。しかしながら、本実施例
8でもセル作製の歩留まり向上の観点から、低熱膨張材
を添加した系での結果を用いる事とした。また、ランタ
ンクロマイト系インタコネクタを用いた電池は、ランタ
ンクロマイトが緻密化しないため、比較の対象とならか
った。
系、Ca0.9 La0.1 TiO3 系、Sr0.9 La0.1 T
iO3 系及びBa0.9 La0.1 TiO3 系をインタコネ
クタとして用いた電池の耐久性試験結果を示す。図48
より、すべてのインタコネクタを用いた電池において1
000時間程度の試験では全く劣化はみられず、非常に
耐久性に優れている事が判る。また、図48において、
時間に対する性能の向上がみられているが、これは実施
例7の図43にある様に100時間程度でのインタコネ
クタの導電率向上に起因するものである。
ても試験を行った。図49に、Ca 0.9 La0.1 TiO
3 系をインタコネクタとして用いた電池を1000℃か
ら室温まで降温するというヒートサイクル試験を4回実
施した時のヒートサイクル前後での出力の変化を示し
た。図49から、Ca0.9 La0.1 TiO3 系インタコ
ネクタを用いた電池は、ヒートサイクル前後での一時的
な出力の低下はみられるものの、長時間では出力は回復
することから、耐ヒートサイクル性に優れている事が判
る。
r0.9 La0.1 TiO3 系及びBa 0.9 La0.1 TiO
3 系の700時間で1回のヒートサイクルによる出力特
性の変化を示す。図50より、MgTiO3 系、SrT
iO3 系及びBaTiO3 系のヒートサイクルによる出
力特性変化の傾向はCa0.9 La0.1 TiO3 系とほぼ
同じであり、Ca0.9 La0.1 TiO3 系と同様に耐久
性及び耐ヒートサイクル特性に優れた電池である事が判
る。
体電解質型燃料電池用のインタコネクタとして用いた場
合に、出力特性、耐久性及び耐ヒートサイクル特性に優
れた材料である。
型燃料電池によれば、固体電解質型燃料電池のセルを接
続するインタコネクタを一体焼成型とし、一般式:A
1-XBXC1-YDYO3(ただし、0≦X≦0.2,0≦Y
≦0.2(X=0,0<Y≦0.2の範囲と0<X≦
0.2,Y=0の範囲とを除く)であって、X=0,Y
=0のとき、A成分はMg、C成分はTiであり、0<
X≦0.2,0<Y≦0.2のとき、A成分はMg,C
a,Sr又はBaのいずれか、B成分は希土類のいずれ
か又はAl又はCr、C成分はTi、D成分はTa、ま
たは、A成分はMg、B成分は希土類のいずれか又はA
l又はCr、C成分はTi、D成分はNb又はTa、ま
たは、A成分はMg,Ca,Sr又はBaのいずれか、
B成分はLa、C成分はTi、D成分はNb又はTa)
で表現される材料としたので、従来に比べて低い温度
(1300〜1400℃)で焼成することが可能で製造
コストを低減でき、得られた燃料電池も従来の装置に比
較してほぼ同等以上の出力性能を示し、かつ従来の装置
より耐久性及び耐ヒートサイクル特性に優れた特性を示
す事ができる。
集電とすることにより、導電特性の差を是正することが
できる。
備選定を示す図表である。
コネクタの相対密度を示す図表である。
コネクタの還元膨張率を示す図表である。
タコネクタの結晶相を示す図表である。
タコネクタの相対密度を示す図表である。
タコネクタの熱膨張挙動を示す図表である。
元膨張率を示す図表である。
タコネクタの大気中の熱膨張係数の組成依存性を示す図
表である。
タコネクタの還元中の熱膨張係数の組成依存性を示す図
表である。
iO3 系インタコネクタの大気中の熱膨張係数の組成依
存性を示す図表である。
iO3 系インタコネクタの還元中の熱膨張係数の組成依
存性を示す図表である。
ンタコネクタの還元膨張を示す図表である。
ンタコネクタの導電率を示す図表である。
ンタコネクタの相対密度を示す図表である。
iO3 系インタコネクタの相対密度の組成依存性を示す
図表である。
ンタコネクタの熱膨張特性を示す図表である。
ンタコネクタの大気中の熱膨張係数の組成依存性を示す
図表である。
ンタコネクタの還元中の熱膨張係数の組成依存性を示す
図表である。
ンタコネクタの還元膨張率を示す図表である。
iO3 系インタコネクタの還元膨張率を示す図表であ
る。
ンタコネクタの輸率を示す図表である。
iO3 系インタコネクタの輸率を示す図表である。
ンタコネクタの導電率を示す図表である。
iO3 系インタコネクタの導電率を示す図表である。
aTiO3 系インタコネクタの熱膨張係数を示す図表で
ある。
aTiO3 系インタコネクタの相対密度を示す図表であ
る。
aTiO3 系インタコネクタの還元膨張率を示す図表で
ある。
aTiO3 系インタコネクタの導電率を示す図表であ
る。
aTiO3 系インタコネクタの曲げ強度を示す図表であ
る。
ンタコネクタの相対密度を示す図表である。
ンタコネクタの熱膨張特性を示す図表である。
ンタコネクタの大気中の熱膨張係数を示す図表である。
ンタコネクタの還元中の熱膨張係数を示す図表である。
ンタコネクタの還元膨張率を示す図表である。
ンタコネクタの導電率の温度及び雰囲気の依存性を示す
図表である。
ンタコネクタの導電率を示す図表である。
ンタコネクタの相対密度を示す図表である。
ンタコネクタの熱膨張特性を示す図表である。
ンタコネクタの大気中の熱膨張係数を示す図表である。
ンタコネクタの還元中の熱膨張係数を示す図表である。
ンタコネクタの還元膨張率を示す図表である。
ンタコネクタの導電率を示す図表である。
タコネクタの導電率の経時変化を示す図表である。
タコネクタを用いた電池の集電方法を示す図である。
タコネクタを用いた電池のガスリークを示す図表であ
る。
概略図を示す図である。
タコネクタを用いた電池の出力特性を示す図表である。
タコネクタを用いた電池の耐久性を示す図表である。
ンタコネクタを用いた電池のヒートサイクル特性を示す
図表である。
タコネクタを用いた電池のヒートサイクル特性を示す図
表である。
Claims (2)
- 【請求項1】 固体電解質型燃料電池のセルを接続する
インタコネクタが一体焼成型であり、一般式:A1-XBX
C1-YDYO3の材料からなることを特徴とする固体電解
質型燃料電池。ただし、0≦X≦0.2,0≦Y≦0.
2(X=0,0<Y≦0.2の範囲と0<X≦0.2,
Y=0の範囲とを除く)であって、 X=0,Y=0のとき、 A成分はMg、C成分はTiであり、 0<X≦0.2,0<Y≦0.2のとき、 A成分はMg,Ca,Sr又はBaのいずれか、B成分
は希土類のいずれか又はAl又はCr、C成分はTi、
D成分はTa、または、 A成分はMg、B成分は希土類のいずれか又はAl又は
Cr、C成分はTi、D成分はNb又はTa、または、 A成分はMg,Ca,Sr又はBaのいずれか、B成分
はLa、C成分はTi、D成分はNb又はTaである。 - 【請求項2】 請求項1に記載の固体電解質型燃料電池
において、 前記セルは、基体に沿って所定間隔に設けられた燃料極
と、各燃料極の上方に電解質を介して設けられた空気極
とからなり、 第1のセルの燃料極の上方にインタコネクタを介して第
2の隣接するセルの空気極を設けてなる縦方向集電であ
ることを特徴とする固体電解質型燃料電池。
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