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JP3448655B2 - 舞台構造 - Google Patents

舞台構造

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Publication number
JP3448655B2
JP3448655B2 JP07793094A JP7793094A JP3448655B2 JP 3448655 B2 JP3448655 B2 JP 3448655B2 JP 07793094 A JP07793094 A JP 07793094A JP 7793094 A JP7793094 A JP 7793094A JP 3448655 B2 JP3448655 B2 JP 3448655B2
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JP
Japan
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acoustic reflector
floor
acoustic
reflector
stage
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JP07793094A
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喜正 中島
宏人 今泉
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KYB Corp
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KYB Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】この発明は、舞台構造に関し、特
に、音響反射板装置を有する舞台構造の改良に関する。 【0001】 【従来の技術】音響反射板装置を有する舞台構造として
は、従来から、例えば、実公昭55−30199号公報
に開示のものが提案されている。 【0002】即ち、上記公報に開示の舞台構造は、天井
側と脇側とが一体になる門型に形成の音響反射板を舞台
後方に設定された格納場所に格納すると共に、平板状に
形成の背面側の音響反射板を舞台下方のピット部内に別
異に設定された格納場所に格納するように構成されてい
る。 【0003】そして、各音響反射板は、その下端等に有
する車輪等の走行手段によって舞台の床面上を走行移動
できるように設定されている。 【0004】また、特に、背面側の音響反射板は、舞台
中央等に設けられた迫り舞台によって舞台とピット部内
の格納場所との間で往復されるように設定されている。 【0005】因に、舞台後方の格納場所に格納される門
型の音響反射板は、所謂重合状態での格納を可能にする
ように相似形に形成された複数とされ、その使用時には
所謂伸長状態におかれるように構成されている。 【0006】それ故、上記公報に開示の舞台構造にあっ
ては、音響反射板装置を利用しないときには、各音響反
射板を所定の格納場所に格納し得ることになり、従っ
て、舞台を所謂舞台として利用することが可能になる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来提案の舞台構造にあっては、以下のような不都合
が指摘されている。 【0008】即ち、音響反射板装置を構成する各音響反
射板は、その下端等に有する車輪等の走行手段によって
舞台の床面上を走行移動できるように構成されているか
ら、作業者をして各音響反射板を押す等してその設置場
所や格納場所等への移動を図ることになる。 【0009】しかし、各音響反射板は、仮令軽量化を図
るように構成されるとしても、かなりの重量を有するの
が通例であるから、作業者の所謂人力による移動作業が
容易でない不都合がある。 【0010】そして、各音響反射板の移動時には、音響
反射板の重量を負担する車輪等が舞台の床面上を転動す
ることになるから、舞台の床面に車輪等の転動による傷
付が招来される不都合がある。 【0011】また、上記各音響反射板は、それぞれの下
端等に有する車輪等によって舞台等の床面上に立設され
ているのみであるから、各音響反射板に所謂背丈がある
が故に、重心が高くなって不安定になり易く、例えば、
地震等の際の揺れによる各音響反射板の個々の、あるい
は、全部の転倒が危惧される不都合がある。 【0012】さらに、車輪等の転動による舞台の床面へ
の傷付を阻止するために、該床面に車輪等の転動用の軌
条が設けられる場合には、舞台と迫り舞台との間の所謂
継目の採り合いが困難になり易くなる不都合がある。 【0013】また、例えば、上記軌条が凹溝状に形成さ
れるときには、該軌条内に落下等される小物が障害物に
なり易くなり、従って、却って各音響反射板の移動を妨
げることになり易くなる不都合がある。 【0014】この発明は、前記した事情に鑑みて創案さ
れたものであって、その目的とするところは、音響反射
板装置の設置や格納が容易で、その際に舞台の床面への
傷付を招来せず、しかも、地震等の揺れで音響反射板が
転倒する等の危惧がなく、音響反射板装置を有するとす
るに最適となる舞台構造を提供することである。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、この発明に係る舞台構造の構成を、適宜の駆動機
構で上昇可能に形成され主舞台に設定される上方床と、
該上方床の下方に配在されながら適宜の駆動機構で上昇
可能に形成され副舞台に設定される下方床と、音響反射
板装置を構成する天井側音響反射板および背面側音響反
射板および脇側音響反射板とを備え、背面側音響反射板
及び脇側音響反射板が上下に分割されてなる一方で、上
方床の下面に少なくとも天井側音響反射板と背面側音響
反射板及び脇側音響反射板の上半側とが保持されると共
に、下方床の上面に少なくとも背面側音響反射板及び脇
側音響反射板の下半側が立設されてなり、上方床の下面
に保持された背面側音響反射板及び脇側音響反射板の上
半側が、下方床に立設されている背面側音響反射板及び
脇側音響反射板の下半側の内側に位置決められるよ うに
下降可能としたことを特徴とする。また、駆動機構とし
ては、ラックアンドピニオン機構,チェーンドライブ機
構あるいは多段油圧シリンダ機構若しくは多段スクリュ
ジャッキ機構のいずれかが選択される。 【0016】 【作用】それ故、上方床及び下方床を所定位置まで下降
させることで、音響反射板装置が上方床の下方、即ち、
主舞台の下方のピット部に格納されることになり、この
とき、上方床が所謂舞台として利用可能になる。 【0017】また、上方床及び下方床を所定位置まで上
昇させることで、音響反射板装置が上方床と下方床の間
に設置されることになり、このとき、下方床が所謂舞台
として利用可能になる。 【0018】上方床及び下方床の上昇は、駆動機構の駆
動で、即ち、ラックアンドピニオン機構,チェーンドラ
イブ機構あるいは多段油圧シリンダ機構若しくは多段ス
クリュジャッキ機構のいずれか選択された機構の駆動で
実現される。 【0019】また、背面側音響反射板及び脇側音響反射
板が上下に分割され、それぞれの上半側が上方床に保持
され、それぞれの下半側が下方床に立設されることで、
格納場所における格納高さを小さく設定できる。 【0020】 【実施例】以下、図示した一実施例に基いて、この発明
を詳細に説明するが、この実施例に係る舞台構造は、図
1及び図2に示すように、上方床1と、下方床2と、を
有してなると共に、音響反射板装置を構成する天井側音
響反射板3,背面側音響反射板4及び脇側音響反射板5
を有してなる。 【0021】上方床1は、適宜の駆動機構、即ち、図示
例にあっては、ラックアンドピニオン機構6(図1参
照)で上昇可能に形成されており、図3に示すように、
その所定位置への下降時に主舞台として利用されるよう
に設定されている。 【0022】下方床2は、ピット部P内で昇降されるよ
うに設定されているもので、上方床1の下方に配在され
ながら適宜の駆動機構、即ち、図示例にあっては、チェ
ーンドライブ機構7で上昇可能に形成されており、その
所定位置への上昇時(図1及び図2に示す状態時)に副
舞台として利用されるように設定されている。 【0023】上方床1及び下方床2は、図示例にあっ
て、基本的には、それぞれトラス床状に形成された床フ
レーム11,21の上端に床板12,22を敷設した形
態に形成されている。 【0024】一方、上方床1は、図示例にあって、図1
中で左右側となるその両側端部がその下方に複数本整列
されて立設されているガイドポスト13に支持されてな
るとしている。 【0025】該ガイドポスト13は、複数のポスト部材
(符示せず)で伸縮可能なように形成されており、その
最収縮時に、上方床1を所定の主舞台位置に維持するよ
うに設定されている。 【0026】尚、該ガイドポスト13は、図示しない
が、その最伸長時に、該伸長状態を維持するための適宜
の構成のロック機構を有している。 【0027】また、該ガイドポスト13の下端は、ピッ
ト部Pの底床(符示せず)に固着されている。 【0028】上記に対して、下方床2は、図1中で左右
側となるその両側端部に上記ガイドポスト13を挿通さ
せるとしており、そのピット部P内での昇降時に、該ガ
イドポスト13に副って昇降するように設定されてい
る。 【0029】それ故、この実施例にあっては、上方床1
からの荷重をガイドポスト13に負担させると共に、該
ガイドポスト13によって上方床1及び下方床2の水平
方向への揺れを阻止することが可能になる。 【0030】尚、上方床1からの荷重を後述する駆動機
構で負担できる場合、あるいは、上方床1と下方床2の
水平方向への揺れを他の適宜手段で阻止する場合には、
ガイドポスト13の立設を省略するとしても良いこと勿
論である。 【0031】上記上方床1は、その下面に天井側音響反
射板3を吊持する状態に保持しており、図示例にあって
は、併せて、背面側音響反射板4及び脇側音響反射板5
の上半側4a,5aを吊持する状態に保持している。 【0032】ところで、図示例にあっては、背面側音響
反射板4及び脇側音響反射板5は、それぞれが上下に分
割されて、上半側4a,5aと下半側4b,5bと分割
されているとしている。 【0033】これは、背面側音響反射板4及び脇側音響
反射板5をそれぞれ上下に分割することで、背面側音響
反射板4及び脇側音響反射板5がそのピット部P内に格
納される際に占有する格納高さをその全体の縦方向長さ
より小さく設定することが可能になるからである。 【0034】なお、上方床1に保持される背面側音響反
射板4及び脇側音響反射板5の上半側4a,5aは、図
示例にあって、該上方床1に保持されている天井側音響
反射板3に一体的に連設されていて、各側音響反射板
3,4,5間に隙間が形成されないように配慮してい
る。 【0035】ここで、上方床1における天井側音響反射
板3,背面側音響反射板4及び脇側音響反射板5の上半
側4a,5aの保持構造について少し説明する。 【0036】先ず、上方床1に天井側音響反射板3を保
持させるについては、図示例では、例えば、軽量トラス
板状等に形成されて、上方床1の下面に連設される吊り
フレーム14に天井側音響反射板3を吊持する状態に連
設するようにしている。 【0037】一方、上記吊りフレーム14は、図1で左
右端となるその両側端及び図2中で左側端となるその後
側端に適宜の長さ、即ち、背面側音響反射板4及び脇側
音響反射板5の上半側4a,5aの縦方向長さに相応す
る長さに垂下する柱状に形成の支持フレーム部分15を
有してなるとしている。 【0038】そして、この支持フレーム部分15に背面
側音響反射板4及び脇側音響反射板5の上半側4a,5
aを連設してこれを保持するとしている。 【0039】因に、背面側音響反射板4及び脇側音響反
射板5の上半側4a,5aが天井側音響反射板3に連設
された状態で、該上半側4a,5aが相当の自己支持性
を有する場合には、これが支持フレーム部分15に支持
されずに、前記床フレーム11あるいは上記吊りフレー
ム14に直接吊持されるとしても良い。 【0040】この場合には、上記支持フレーム部分15
の形成を省略できることになり、結果として、上方床1
の軽量化を図れる点で有利となる。 【0041】上記に対して、下方床2は、その上面に背
面側音響反射板4及び脇側音響反射板5の下半側4b,
5bを立設させている。 【0042】該背面側音響反射板4及び脇側音響反射板
5の下半側4b,5bは、図示例にあって、下方床2の
上面に立設された支持フレーム23に連設されてなると
するもので、該支持フレーム23は、適宜の長さ、即
ち、該下半側4b,5bの縦方向長さに相応する長さに
起立する控え柱状に形成されている。 【0043】尚、該支持フレーム23は、これが立設さ
れた状態で所謂上方に臨在されている前記支持フレーム
部分15に対して所謂かわす状態にあり、互いに干渉し
ないように位置決められていること勿論である。 【0044】また、上記背面側音響反射板4及び脇側音
響反射板5の下半側4b,5bにあっても、前記した上
半側4a,5aと同様に、両下半側4b,5bが一体的
に連設されていて、隙間を減らして音響効果を有利にす
るように配慮している。 【0045】次に、上方床1及び下方床2を上昇、即
ち、昇降させる駆動機構について少し説明する。 【0046】先ず、上方床1を昇降させる駆動機構は、
図示例にあって、ラックアンドピニオン機構6からなる
としており、下方床2側に縦方向に立設されるラック軸
61と、上方床1側に配在されラック軸61に噛合する
ピニオンギア62と、上方床1側に配在されピニオンギ
ア62を回転する駆動源63と、を有してなる。 【0047】そして、図示例にあっては、下方床2は、
その上面に控え柱状に立設された支持フレーム64を有
してなり、該支持フレーム64にラック軸61を保持さ
せるとしている。 【0048】また、図示例にあっては、上方床1は、床
フレーム11の図1及び図2中で左右端となるその両側
端に柱状に垂下される脚フレーム65を有してなり、該
脚フレーム65の下端側で上記ラック軸61に対向する
側にピニオンギア62及び駆動源63を保持させるとし
ている。 【0049】それ故、このラックアンドピニオン機構6
によれば、駆動源63の駆動によってピニオンギア62
が回転してラック軸61に副って移動、即ち、昇降する
ことになり、支持フレーム64に副って脚フレーム65
が昇降、即ち、上方床1が下方床2に対して昇降するこ
とになる。 【0050】尚、図示しないが、このラックアンドピニ
オン機構6において、上方床1が所定位置に昇降された
場合には、センサ利用等の手段で該上方床1の昇降が停
止され、かつ、その停止状態が次なる昇降があるまで維
持されるように構成されていること勿論である。 【0051】一方、下方床2を昇降させる駆動機構は、
図示例にあって、チェーンドライブ機構7からなるとし
ており、所謂固定側に縦方向に配在される無限チェーン
71と、下方床2側に配在され無限チェーン71に連結
される連結器72と、固定側に配在され無限チェーン7
1を回動させる駆動源73と、を有してなる。 【0052】そして、無限チェーン71は、図示例にあ
って、ピット部Pにおいて図1中で左右側となる所謂両
側に上下に固定状態に配設された支持部74,75間に
巻装されるとしている。 【0053】また、連結器72は、図示例にあって、下
方床2の下端側で上記無限チェーン71に対向する側に
保持されるとしている。 【0054】そしてまた、駆動源73は、図示例にあっ
て、ピット部の中央に設置され、伝達部76を介して無
限チェーン71を巻装させる下方の支持部75に装備の
駆動器(図示せず)に連繋されるとしている。 【0055】それ故、このチェーンドライブ機構7によ
れば、駆動源73の駆動によって無限チェーン71が回
動して連結器72を移動、即ち、昇降させることにな
り、下方床2がガイドポスト13に副いながらピット部
P内で昇降することになる。 【0056】尚、図示しないが、このチェーンドライブ
機構7においても、下方床2が所定位置に昇降された場
合には、センサ利用等の手段で該下方床2の昇降が停止
されることになり、かつ、その停止状態が次なる昇降が
あるまで維持されるように構成されている。 【0057】それ故、以上のように形成されたこの実施
例に係るの舞台構造にあっては、使用状態(図1及び図
2に示す状態)にある音響反射板装置を格納部たるピッ
ト部Pに格納する場合には、例えば、優先的に、上方床
1を駆動機構たるラックアンドピニオン機構6の駆動で
所定位置まで下降させる。 【0058】このとき、ガイドポスト13におけるロッ
ク機構を解除して、該ガイドポスト13を収縮可能にす
ること勿論である。 【0059】上方床1の下降で音響反射板装置を構成す
る天井側音響反射板3が下降されるのは勿論のこと、該
天井側音響反射板3に連設されているの背面側音響反射
板4及び脇側音響反射板5の上半部4a,5aが併せて
下降される。 【0060】このとき、該上半部4a,5aは、下方床
2に立設されている下半部4b,5bの所謂内側に位置
決められるように下降される。 【0061】上記上方床1の所定位置への下降が終了し
た後は、下方床2を駆動機構たるチェーンドライブ機構
7の駆動で下降させる。 【0062】このとき、下方床2の下降に伴って、上方
床1も同時に下降されること勿論であり、また、ガイド
ポスト13が併せて収縮されること勿論である。 【0063】そして、下方床2の下降で、該下方床2に
立設の音響反射板装置を構成する背面側音響反射板4及
び脇側音響反射板5の下半部4b,5bが天井側音響反
射板3及び背面側音響反射板4及び脇側音響反射板5の
上半部4a,5aと共に下降されてピット部Pに格納さ
れることになる(図3参照)。 【0064】以上によって、音響反射板装置の格納が終
了するが、この実施例にあっては、背面側音響反射板4
及び脇側音響反射板5の格納高さがその上半部4a,5
aあるいは下半部4b,5bの縦方向長さに相当する程
度に抑えられるから、背面側音響反射板4及び脇側音響
反射板5が上下に分割されないままの一体物とされてい
る場合における格納時の格納高さに比較して、その格納
高さがより小寸法になる。 【0065】また、音響反射板装置が上方床1の下方の
ピット部Pに格納された状態(図3に示す状態)になる
とき、上方床1が主舞台として利用可能な状態になる。 【0066】尚、音響反射板装置の格納に際しては、上
記に代えて、下方床2を優先的に下降させるようにして
も良いこと勿論であるが、この場合には、上方床1を支
持するガイドポスト13におけるロック機構が解除され
て該ガイドポスト13の収縮が可能とされていること勿
論である。 【0067】一方、上記と逆に、格納状態にある音響反
射板装置を利用する場合には、上記した手順の逆の手順
を採れば足りるもので、例えば、優先的に、下方床21
をチェーンドライブ機構7の駆動で所定位置まで上昇さ
せる。 【0068】これによって、音響反射板装置を構成する
背面側音響反射板4及び脇側音響反射板5の下半部4
b,5bが所定位置に配在される。 【0069】このとき、上方床1も同時に上昇されるこ
と勿論で、また、ガイドポスト13が併せて伸長される
こと勿論である。 【0070】上記に引き続いて、上方床1をラックアン
ドピニオン機構6の駆動で所定位置まで上昇させ、天井
側音響反射板3と共に音響反射板装置を構成する背面側
音響反射板4及び脇側音響反射板5の上半部4a,5a
を所定位置に配在させる。 【0071】そして、上方床1が所定位置まで上昇され
た後は、最伸長状態になったガイドポスト13における
ロック機構を作動させて、該ガイドポスト13による上
方床1の支持状態を固定し、上方床1からの荷重をガイ
ドポスト13に負担させるようにする。 【0072】上方床1及び下方床2の所定位置への上昇
が終了したとき、音響反射板装置が利用可能な状態にな
り、このとき、下方床2が副舞台として利用可能な状態
になる。 【0073】図4は、この発明の他の実施例に係る舞台
構造を示すものであるが、この実施例では、上方床1及
び下方床2を上昇させる駆動機構がそれぞれ多段油圧シ
リンダ機構8,9からなるとする点で特徴を有する。 【0074】そして、この実施例における音響反射板装
置、即ち、天井側音響反射板3,背面側音響反射板4及
び脇側音響反射板5の構成及び各側音響反射板3,4,
5間の、及び各方床1,2に対する採り合いについて
は、前記した実施例の場合と同様とされている。 【0075】それ故、以下には、必要な場合を除いて、
この実施例における要部について説明することにし、そ
構成の同一なる部分については、図中に同一の符号を付
するのみして、その詳しい説明を省略する。 【0076】先ず、図4に示すように、上方床1を上昇
させる駆動機構たる多段油圧シリンダ機構8は、この実
施例にあって、伸縮可能なように多段に形成されたガイ
ドパイプ81内に収装された多段油圧シリンダ82を有
してなる。 【0077】多段油圧シリンダ82は、伸縮可能なよう
に形成されていること勿論で、図示しないが、適宜の場
所に設置された油圧給排源からの油圧の供給によって伸
長され、該供給された油圧の排出によって収縮されると
している。 【0078】そして、該多段油圧シリンダ82は、その
上端を上方床1の下面に連繋させており、該上方床1を
下方から支持するとしている。 【0079】また、上記ガイドパイプ81は、多段油圧
シリンダ82の伸縮時に追随して伸縮するように形成さ
れており、多段油圧シリンダ82の伸長作動時の座屈を
予め阻止するように機能する。 【0080】尚、上記ガイドパイプ81の上端は、図示
例にあっては、多段油圧シリンダ82と同様に、上方床
1の下面に連繋されるとしている。 【0081】また、上記ガイドパイプ81は、図示しな
いが、これが所謂固定側となる構築物側に支持されるこ
とで、自身の所謂倒れを阻止し、多段油圧シリンダ82
の所謂倒れを阻止するとしている。 【0082】次に、下方床2を上昇させる駆動機構たる
多段油圧シリンダ機構9は、この実施例にあって、多段
油圧シリンダ91を有してなる。 【0083】該多段油圧シリンダ91は、伸縮可能なよ
うに形成されていること勿論で、図示しないが、前記多
段油圧シリンダ82と同様に、適宜の場所に設置された
油圧給排源からの油圧の供給によって伸長され、該供給
された油圧の排出によって収縮されるとしている。 【0084】そして、該多段油圧シリンダ91は、その
上端を下方床2に立ち上り状態に立設されたブラケット
92の頂部側に連繋するとして、該下方床2を吊持する
態様に支持するとしている。 【0085】そして、この実施例にあっては、音響反射
板装置を構成する背面側音響反射板4及び脇側音響反射
板5の下半側4b,5bを上記ブラケット92に連設す
るとしている。 【0086】尚、上記多段油圧シリンダ91は、その配
設場所に制限を受けない限りにおいては、これが下方床
2の下方に配設されるとしても良く、この場合には、該
多段油圧シリンダ91からの作動力が直接下方床2に作
用することになる点で有利となる。 【0087】それ故、この実施例による場合には、上方
床1及び下方床2が構造的に頑丈に形成されて重量が大
きくなるような場合にも、多段油圧シリンダ82,91
の伸長作動時における誤差発生を小さく抑えることが可
能になり、前記したチェーンドライブ機構7からなる駆
動機構による場合に比較して、上方床1及び下方床2の
支障のない上昇が可能になる点で有利となる。 【0088】尚、この実施例にあっても、音響反射板装
置を構成する背面側音響反射板4及び脇側音響反射板5
は、それぞれが上下に分割されるとしており、上半側4
a,5aが上方床1に保持され、下半側4b,5bが下
方床2に立設されるとしていること勿論である。 【0089】前記した各実施例にあって、駆動機構とし
てそれぞれ選択されているラックアンドピニオン機構
6,チェーンドライブ機構7あるいは多段油圧シリンダ
機構8,9は、これが各機構のいずれか他のものに置き
換えられるとしても良いこと勿論で、さらには、多段ス
クリュジャッキ機構に置き換えられるとしても良い。 【0090】因に、駆動機構として多段スクリュジャッ
キ機構が選択される場合には、その所謂休止時に上方床
1あるいは下方床2が所定位置から経時的に徐々に下降
するようになる等の不都合を回避できる点で有利とな
る。 【0091】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、適宜
の駆動機構で上方床及び下方床を昇降させることによっ
て、音響反射板装置を構成する天井側音響反射板,背面
側音響反射板及び脇側音響反射板の昇降、即ち、移動を
可能にするから、音響反射板装置の設置及び格納の作業
に際して、作業者をして各側音響反射板自体を直接移動
させる必要がなくなり、各作業が容易になる利点があ
る。 【0092】そして、音響反射板装置を構成する各側音
響反射板自体を直接移動させないから、音響反射板を移
動させることによって舞台床を傷付けることになる、等
の危惧がなくなり、音響反射板の移動のための軌条を設
ける、等が不要になる利点もある。 【0093】また、音響反射板装置を構成する各側音響
反射板が上方床あるいは下方床に固定的に配在されてい
るから、所謂安定を得易くなり、従って、例えば、地震
等の揺れによる各側音響反射板の個々の、あるいは全部
の転倒を危惧しなくて済む利点がある。 【0094】そして、この発明によれば、音響反射板装
置を格納している際には、上方床を主舞台として利用し
得ると共に、音響反射板装置を利用する際には、下方床
を副舞台として利用し得ることになる利点があり、特
に、音響反射板装置が格納されて上方床が利用されてい
る最中にも下方床を利用することが可能になる利点があ
る。 【0095】また、この発明によれば、音響反射板装置
を構成する背面側音響反射板及び脇側音響反射板がそれ
ぞれ上下に分割され、それぞれの上半側が上方床に保持
されそれぞれの下半側が下方床に立設されることで、音
響反射板装置を格納する際における格納高さを背面側音
響反射板及び脇側音響反射板の上半側あるいは下半側に
相応する縦方向長さに設定できることになり、背面側音
響反射板及び脇側音響反射板を一体物として格納する場
合に比較して、格納場所における所謂省スペースが可能
になる利点がある。 【0096】そして、背面側音響反射板及び脇側音響反
射板が上下に分割されて、上半側が上方床に保持され下
半側が下方床に立設される場合に、上方床を下降状態に
おくことで、例えば、長大な脚立等の利用を要せずし
て、音響反射板における吸音材の交換等が可能になる利
点があり、しかも、その際に、下方床も下降されて音響
反射板装置が格納状態に置かれている場合には、同時に
上方床を主舞台として利用することが可能になる利点も
ある。 【0097】さらに、上昇状態にある上方床を固定状態
に維持するについてガイドポストを利用する場合には、
下方床に対しての上方床からの荷重作用を回避できるこ
とになり、従って、下方床を昇降させる駆動機構の構成
を簡易にできると共に、下方床の昇降が容易になる利点
もある。 【0098】そしてさらに、上方床及び下方床を昇降さ
せる駆動機構が適宜に選択される場合には、所定の所謂
耐久性を備えての所定位置への配置状態の維持が容易に
なる利点もある。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例に係る舞台構造を音響反射
板装置の設置状態で示す正面側の縦断面図である。 【図2】図1の実施例の舞台構造を音響反射板装置の設
置状態で示す側面側の縦断面図である。 【図3】図1の実施例の舞台構造を音響反射板装置の格
納状態で示す正面側の半截縦断面図である。 【図4】この発明の他の実施例に係る舞台構造を図3と
同様に示す正面側の半截縦断面図である。 【符号の説明】 1 上方床 2 下方床 3 天井側音響反射板 4 背面側音響反射板 4a 背面側音響反射板の上半側 4b 背面側音響反射板の下半側 5 脇側音響反射板 5a 脇側音響反射板の上半側 5b 脇側音響反射板の下半側 6 駆動機構としてのラックアンドピニオン機構 7 駆動機構としてのチェーンドライブ機構 8,9 駆動機構としての多段油圧シリンダ機構 P ピット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G10K 15/00 G10K 15/00 M (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 3/24 A63J 5/04 A63J 5/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】【請求項1】 適宜の駆動機構で上昇可能に形成され主
    舞台に設定される上方床と、該上方床の下方に配在され
    ながら適宜の駆動機構で上昇可能に形成され副舞台に設
    定される下方床と、音響反射板装置を構成する天井側音
    響反射板および背面側音響反射板および脇側音響反射板
    とを備え、背面側音響反射板及び脇側音響反射板が上下
    に分割されてなる一方で、上方床の下面に少なくとも天
    井側音響反射板と背面側音響反射板及び脇側音響反射板
    の上半側とが保持されると共に、下方床の上面に少なく
    とも背面側音響反射板及び脇側音響反射板の下半側が立
    設されてなり、上方床の下面に保持された背面側音響反
    射板及び脇側音響反射板の上半側が、下方床に立設され
    ている背面側音響反射板及び脇側音響反射板の下半側の
    内側に位置決められるように下降可能としたことを特徴
    とする舞台構造
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