JP3338115B2 - パターン認識装置及びパターン認識方法 - Google Patents
パターン認識装置及びパターン認識方法Info
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Description
【0001】〔目 次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図10,11) 発明が解決しようとする課題(図12) 課題を解決するための手段(図1,2) 作用 実施例(図3〜9) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、パターン認識装置及び
パターン認識方法に関するものであり、更に詳しく言え
ば、円,四角形等が重なり合う形状パターンを分離識別
する装置及びその識別方法の改善に関するものである。
近年,画像処理分野において、高性能,高速データ処理
をする情報処理装置が使用され、例えば、食器の識別や
その計測をして飲食代金を自動清算する食堂清算システ
ムが採用される。
パターン認識方法に関するものであり、更に詳しく言え
ば、円,四角形等が重なり合う形状パターンを分離識別
する装置及びその識別方法の改善に関するものである。
近年,画像処理分野において、高性能,高速データ処理
をする情報処理装置が使用され、例えば、食器の識別や
その計測をして飲食代金を自動清算する食堂清算システ
ムが採用される。
【0003】当該システムは、社員食堂や大規模な食堂
において、好みの種類又は複数の単品料理等をお盆に載
置させ、それら食器の重なり部分や、はみ出し物を含ん
だ食器画像が撮像処理され、また、それを画像処理をし
た後に、予め決めてある食器の値段と、選択された食器
の計測結果とを照合し、飲食代金を自動算出するもので
ある。
において、好みの種類又は複数の単品料理等をお盆に載
置させ、それら食器の重なり部分や、はみ出し物を含ん
だ食器画像が撮像処理され、また、それを画像処理をし
た後に、予め決めてある食器の値段と、選択された食器
の計測結果とを照合し、飲食代金を自動算出するもので
ある。
【0004】これによれば、そのパターン認識部におい
て、円形及び四角形等の食器を複合する被認識形状パタ
ーンの外部輪郭線を追跡し、各種食器パターンを認識し
ている。しかし、複数の円形状パターン等が環状を成し
て内部輪郭線を有する場合に、被認識対象のパターン認
識をすることが困難となる。そこで、各種形状パターン
が互いに接触又は重なり合うことにより、外部輪郭線と
内部輪郭線とが存在する場合であっても、外部輪郭線か
ら幾何学計算方法によって、内部輪郭線を抽出し、被認
識形状パターンから各種形状パターンを迅速に認識する
ことができる装置及び方法が望まれている。
て、円形及び四角形等の食器を複合する被認識形状パタ
ーンの外部輪郭線を追跡し、各種食器パターンを認識し
ている。しかし、複数の円形状パターン等が環状を成し
て内部輪郭線を有する場合に、被認識対象のパターン認
識をすることが困難となる。そこで、各種形状パターン
が互いに接触又は重なり合うことにより、外部輪郭線と
内部輪郭線とが存在する場合であっても、外部輪郭線か
ら幾何学計算方法によって、内部輪郭線を抽出し、被認
識形状パターンから各種形状パターンを迅速に認識する
ことができる装置及び方法が望まれている。
【0005】
【従来の技術】図10〜12は、従来例に係る説明図であ
る。図10は従来例に係るパターン認識装置の構成図であ
り、図11は従来例に係るパターン認識方法の説明図であ
る。なお、図12は、その問題点を説明する複合形状パタ
ーン図をそれぞれ示している。例えば、本発明の特許出
願人が先に出願(特開平04−290174)したパタ
ーン認識方法を応用した装置は、図10において、撮像シ
ステム1,信号処理部2,計測/認識部3及び制御部4
から成る。
る。図10は従来例に係るパターン認識装置の構成図であ
り、図11は従来例に係るパターン認識方法の説明図であ
る。なお、図12は、その問題点を説明する複合形状パタ
ーン図をそれぞれ示している。例えば、本発明の特許出
願人が先に出願(特開平04−290174)したパタ
ーン認識方法を応用した装置は、図10において、撮像シ
ステム1,信号処理部2,計測/認識部3及び制御部4
から成る。
【0006】当該装置の機能は、制御部4の処理フロー
チャートに示すように、まず、ステップP1で撮像シス
テム1により被認識対象14の画像取得処理をする。こ
こで、信号処理部2により被認識対象14の取得画像が
2値化信号処理され、その画像データDINが計測/認識
部3に出力される。次に、ステップP2で外部輪郭線の
識別処理をし、次いで、ステップP3で外部輪郭線が計
測有効な線か否を判断する。この際に、外部輪郭線が有
効な線の場合(YES)には、ステップP4又はP5に移
行する。また、外部輪郭線が計測に向かない線の場合
(NO)には、その画像処理を終了してエラー表示等を
する。従って、ステップP3で有効な外部輪郭線と判断
された場合(YES)には、例えば、ステップP4で円形
計測処理をし、ステップP5で四角形や三角形等の多角
形計測処理をし、その後、ステップP6で計測結果の登
録処理をする。
チャートに示すように、まず、ステップP1で撮像シス
テム1により被認識対象14の画像取得処理をする。こ
こで、信号処理部2により被認識対象14の取得画像が
2値化信号処理され、その画像データDINが計測/認識
部3に出力される。次に、ステップP2で外部輪郭線の
識別処理をし、次いで、ステップP3で外部輪郭線が計
測有効な線か否を判断する。この際に、外部輪郭線が有
効な線の場合(YES)には、ステップP4又はP5に移
行する。また、外部輪郭線が計測に向かない線の場合
(NO)には、その画像処理を終了してエラー表示等を
する。従って、ステップP3で有効な外部輪郭線と判断
された場合(YES)には、例えば、ステップP4で円形
計測処理をし、ステップP5で四角形や三角形等の多角
形計測処理をし、その後、ステップP6で計測結果の登
録処理をする。
【0007】これにより、当該パターン認識装置を食堂
清算システムに採用した場合において、食器の識別やそ
の計測をすることにより、飲食代金の自動清算をするこ
とができる。次に、従来例に係る円形状や多角形状の食
器の識別やその計測処理について説明する。例えば、円
形状の食器のみにより被認識形状パターンH1が形成さ
れる場合、図11(A)において、まず、被認識形状パタ
ーンH1に対し輪郭追跡方法により、外部輪郭線を抽出
する。ここで、屈曲点を求めるため、該パターンH1に
サンプリング点P1,P2…Pm…Pn…Po…Pp…
を設定し、次に、隣接する3つのサンプリング点,例え
ば、P1,P2,P3の間の傾きベクトルV1,V2の
方向変化値を順次求める。
清算システムに採用した場合において、食器の識別やそ
の計測をすることにより、飲食代金の自動清算をするこ
とができる。次に、従来例に係る円形状や多角形状の食
器の識別やその計測処理について説明する。例えば、円
形状の食器のみにより被認識形状パターンH1が形成さ
れる場合、図11(A)において、まず、被認識形状パタ
ーンH1に対し輪郭追跡方法により、外部輪郭線を抽出
する。ここで、屈曲点を求めるため、該パターンH1に
サンプリング点P1,P2…Pm…Pn…Po…Pp…
を設定し、次に、隣接する3つのサンプリング点,例え
ば、P1,P2,P3の間の傾きベクトルV1,V2の
方向変化値を順次求める。
【0008】次いで、ベクトルV1,V2の方向変化値
が所定の設定値の範囲内に存在するか否かの判断をし、
屈曲点Pm,Pn,Po,Ppを求める。その後、屈曲
点Pm〜Pnのような屈曲点間の輪郭線は、同一円形の
食器から発生したものと考え、屈曲点Pm,Pn及びそ
の屈曲点間の輪郭線上に存在する任意の点Pn−mを通
る円を考える。そして、その円の中心座標を演算し、該
演算結果より半径及び中心座標が互いに近いもの同士を
統合して、同一円とする。これにより、2つの輪郭線P
m〜Pn,Po〜Ppは同一円として統合され、当該食
器の円形状の種類と、その数とを識別することができ
る。
が所定の設定値の範囲内に存在するか否かの判断をし、
屈曲点Pm,Pn,Po,Ppを求める。その後、屈曲
点Pm〜Pnのような屈曲点間の輪郭線は、同一円形の
食器から発生したものと考え、屈曲点Pm,Pn及びそ
の屈曲点間の輪郭線上に存在する任意の点Pn−mを通
る円を考える。そして、その円の中心座標を演算し、該
演算結果より半径及び中心座標が互いに近いもの同士を
統合して、同一円とする。これにより、2つの輪郭線P
m〜Pn,Po〜Ppは同一円として統合され、当該食
器の円形状の種類と、その数とを識別することができ
る。
【0009】また、図11(B)は、円形状A,四角形B
及び不定形状Dにより被認識形状パターンが形成される
場合を示している。図11(B)において、このような円
形状Aと四角形Bとが重なり合う状態,及び、四角形B
及び不定形状Dが重なり合う状のパターン認識をする場
合、円形食器のパターン認識の場合と同様に、外部輪郭
線を一定間隔でサンプリングし、隣合う2つのサンプル
点によって形成されるベクトル変化によって、図形の接
触点を示す屈曲点と多角形の頂点を示す屈曲点とを認識
して、輪郭線を分離する方法を採る。
及び不定形状Dにより被認識形状パターンが形成される
場合を示している。図11(B)において、このような円
形状Aと四角形Bとが重なり合う状態,及び、四角形B
及び不定形状Dが重なり合う状のパターン認識をする場
合、円形食器のパターン認識の場合と同様に、外部輪郭
線を一定間隔でサンプリングし、隣合う2つのサンプル
点によって形成されるベクトル変化によって、図形の接
触点を示す屈曲点と多角形の頂点を示す屈曲点とを認識
して、輪郭線を分離する方法を採る。
【0010】例えば、左回りに輪郭線追跡法により輪郭
点P1〜P11を検出し、この輪郭線を追いかけて輪郭点
座標(x,y)を抽出してベクトル化する。ここで、ベ
クトルは隣合う輪郭点を左回りに結んだものであり、そ
のベクトルのなす角は、着目するベクトルVm,Vnと
それぞれ1つ前のベクトルVm−2,Vn−2で±方向
を定義して算出する。ここで、ベクトルのなす角が負に
なった場合には、凸変曲点P1,その角が急に正になっ
た場合には凹屈曲点P4とする。なお、a〜h,jは部
分輪郭線であり、輪郭点P1→P9,P10→P11間の辺
により形成される。また、i,kは円弧輪郭線であり、
輪郭点P9→P10,P11→P1間の円弧により形成され
る。
点P1〜P11を検出し、この輪郭線を追いかけて輪郭点
座標(x,y)を抽出してベクトル化する。ここで、ベ
クトルは隣合う輪郭点を左回りに結んだものであり、そ
のベクトルのなす角は、着目するベクトルVm,Vnと
それぞれ1つ前のベクトルVm−2,Vn−2で±方向
を定義して算出する。ここで、ベクトルのなす角が負に
なった場合には、凸変曲点P1,その角が急に正になっ
た場合には凹屈曲点P4とする。なお、a〜h,jは部
分輪郭線であり、輪郭点P1→P9,P10→P11間の辺
により形成される。また、i,kは円弧輪郭線であり、
輪郭点P9→P10,P11→P1間の円弧により形成され
る。
【0011】次に、円形状を計測する場合、まず、円弧
輪郭線に対してサンプリング点の個数を取れる十分な大
きさの円弧輪郭線に基づき、最小二乗法により半径及び
中心座標を求める。その後、円形計測可能か否かの判断
をする。例えば、円弧輪郭線の始点P9→中心点→P10
の2つのベクトルのなす角θを求め、360 度の割合を算
出し、識別相対許容角度よりも大きい場合にはその計測
をする。なお、円弧輪郭線i,kが同一の円形から発生
したものか否かが判断され、それが同一の円形から発生
したものと判断された場合には統合され、その円形状が
計測される。
輪郭線に対してサンプリング点の個数を取れる十分な大
きさの円弧輪郭線に基づき、最小二乗法により半径及び
中心座標を求める。その後、円形計測可能か否かの判断
をする。例えば、円弧輪郭線の始点P9→中心点→P10
の2つのベクトルのなす角θを求め、360 度の割合を算
出し、識別相対許容角度よりも大きい場合にはその計測
をする。なお、円弧輪郭線i,kが同一の円形から発生
したものか否かが判断され、それが同一の円形から発生
したものと判断された場合には統合され、その円形状が
計測される。
【0012】また、四角形を計測する場合には、辺輪郭
線に対してサンプリング点の個数を取れる十分な大きさ
の辺輪郭線に基づき、円形状や不定形状から四角形を抽
出して、それが計測可能か否かを判断する。例えば、辺
aでのベクトルV1と次の辺のベクトルV2の内角が直
角となる場合、ベクトルV1と辺gでのベクトルV3が
平行で逆向きとなる場合、ベクトルV1とV3とで重な
りを持つ場合である。これを満足するか否かの四角形の
検証を行った後、それが計測可能であれば、それぞれの
辺に対してナンバリングを行い、向かい合う2辺の距離
(四角形の大きさ)を算出する。
線に対してサンプリング点の個数を取れる十分な大きさ
の辺輪郭線に基づき、円形状や不定形状から四角形を抽
出して、それが計測可能か否かを判断する。例えば、辺
aでのベクトルV1と次の辺のベクトルV2の内角が直
角となる場合、ベクトルV1と辺gでのベクトルV3が
平行で逆向きとなる場合、ベクトルV1とV3とで重な
りを持つ場合である。これを満足するか否かの四角形の
検証を行った後、それが計測可能であれば、それぞれの
辺に対してナンバリングを行い、向かい合う2辺の距離
(四角形の大きさ)を算出する。
【0013】これにより、円形状A,四角形B及び不定
形状Dにより被認識形状パターンが形成される場合に
も、円形状A及び四角形Bを正確に抽出することができ
る。また、当該パターン認識方法を食堂清算システムに
採用した場合において、円形状A及び四角形B等の食器
や、はみ出し等の不定形状Dを瞬時に判断識別やその計
測をすることができ、その自動精算を行うことが可能と
なる。
形状Dにより被認識形状パターンが形成される場合に
も、円形状A及び四角形Bを正確に抽出することができ
る。また、当該パターン認識方法を食堂清算システムに
採用した場合において、円形状A及び四角形B等の食器
や、はみ出し等の不定形状Dを瞬時に判断識別やその計
測をすることができ、その自動精算を行うことが可能と
なる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例のパ
ターン認識方法によれば、図10の制御部4の処理フロー
チャートに示すように、そのステップP2おいて、円
形,三角形及び四角形等を複合する被認識形状パターン
H1〜H3の外部輪郭線を追跡し、各種形状(食器)パ
ターンを認識している。
ターン認識方法によれば、図10の制御部4の処理フロー
チャートに示すように、そのステップP2おいて、円
形,三角形及び四角形等を複合する被認識形状パターン
H1〜H3の外部輪郭線を追跡し、各種形状(食器)パ
ターンを認識している。
【0015】このため、図11(B)に示すような円形状
A,四角形B及び不定形状Dが重畳される場合について
は、形状パターンの認識を容易に行うことができる。し
かし、図12(A)に示すような複数の円形状パターンが
環状を成し、内部輪郭線を有する被認識対象14のパタ
ーン認識をすることが困難となる。例えば、被認識対象
14は、5つの円形状パターンA〜Eから成り、パター
ンAとB,BとC,CとD,DとE,EとAが接触又は
重なりを生じている状態である。このような場合、被認
識対象14の被認識形状パターンを輪郭線追跡方法によ
りデータ処理しても、識別可能な部分輪郭線の情報量が
少なくなり、図12(B)に示すような丸みを帯びた五角
形状の外部輪郭線に係る抽出データのみしか得られな
い。
A,四角形B及び不定形状Dが重畳される場合について
は、形状パターンの認識を容易に行うことができる。し
かし、図12(A)に示すような複数の円形状パターンが
環状を成し、内部輪郭線を有する被認識対象14のパタ
ーン認識をすることが困難となる。例えば、被認識対象
14は、5つの円形状パターンA〜Eから成り、パター
ンAとB,BとC,CとD,DとE,EとAが接触又は
重なりを生じている状態である。このような場合、被認
識対象14の被認識形状パターンを輪郭線追跡方法によ
りデータ処理しても、識別可能な部分輪郭線の情報量が
少なくなり、図12(B)に示すような丸みを帯びた五角
形状の外部輪郭線に係る抽出データのみしか得られな
い。
【0016】これにより、図形パターンが互いに接触又
は重なり合うことにより、輪郭線が外側と内側とに分離
された場合、外部輪郭線の追跡抽出のみとなって、図12
(C)に示すような内部輪郭線に係る抽出データが得ら
れず、5つの円形状パターンA〜Eの個々の識別が困難
となる。このことで、当該パターン認識方法を食堂清算
システムに採用した場合において、エラー発生頻度が多
くなったり、当該システムの信頼性の低下を招くという
問題がある。
は重なり合うことにより、輪郭線が外側と内側とに分離
された場合、外部輪郭線の追跡抽出のみとなって、図12
(C)に示すような内部輪郭線に係る抽出データが得ら
れず、5つの円形状パターンA〜Eの個々の識別が困難
となる。このことで、当該パターン認識方法を食堂清算
システムに採用した場合において、エラー発生頻度が多
くなったり、当該システムの信頼性の低下を招くという
問題がある。
【0017】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、各種形状パターンが互いに接触又
は重なり合うことにより、外部輪郭線と内部輪郭線とが
存在する場合であっても、外部輪郭線から幾何学計算方
法によって、内部輪郭線を抽出し、被認識形状パターン
から各種形状パターンを迅速に認識することが可能とな
るパターン認識装置及びパターン認識方法の提供を目的
とする。
作されたものであり、各種形状パターンが互いに接触又
は重なり合うことにより、外部輪郭線と内部輪郭線とが
存在する場合であっても、外部輪郭線から幾何学計算方
法によって、内部輪郭線を抽出し、被認識形状パターン
から各種形状パターンを迅速に認識することが可能とな
るパターン認識装置及びパターン認識方法の提供を目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明はパターン認識装置に係り、外側形状を画
定する外側輪郭線及び内側の空洞部を画定する内側輪郭
線を備えた、所定形状の単独パターン、又は同一パター
ン若しくは異なる形状のパターンを含む複数のパターン
が重なるか若しくは接触する合成パターンの認識を行う
パターン認識装置であって、前記単独パターン又は合成
パターンの画像を取得して信号処理をする画像取得手段
と、前記画像取得手段からの信号に基づいて、前記外側
輪郭線及び前記内部輪郭線を認識する形状認識手段と、
前記画像取得手段及び前記形状認識手段の入出力を制御
する制御手段とを有し、前記形状認識手段は、前記外側
輪郭線の所定間隔を順次サンプリングして第1ベクトル
により前記外側輪郭線を認識すると共に、前記第1ベク
トルの角度変化に基づいて前記外側輪郭線の2つの線が
交差する屈曲部を特定して屈曲角度を求め、前記屈曲角
度の範囲の所定角度で第2ベクトルを前記外側輪郭線側
から前記内側輪郭線側に侵入させて、前記内側輪郭線の
所定間隔を順次サンプリングして前記第2ベクトルによ
り前記内側輪郭線を認識することを特徴とする。
ため、本発明はパターン認識装置に係り、外側形状を画
定する外側輪郭線及び内側の空洞部を画定する内側輪郭
線を備えた、所定形状の単独パターン、又は同一パター
ン若しくは異なる形状のパターンを含む複数のパターン
が重なるか若しくは接触する合成パターンの認識を行う
パターン認識装置であって、前記単独パターン又は合成
パターンの画像を取得して信号処理をする画像取得手段
と、前記画像取得手段からの信号に基づいて、前記外側
輪郭線及び前記内部輪郭線を認識する形状認識手段と、
前記画像取得手段及び前記形状認識手段の入出力を制御
する制御手段とを有し、前記形状認識手段は、前記外側
輪郭線の所定間隔を順次サンプリングして第1ベクトル
により前記外側輪郭線を認識すると共に、前記第1ベク
トルの角度変化に基づいて前記外側輪郭線の2つの線が
交差する屈曲部を特定して屈曲角度を求め、前記屈曲角
度の範囲の所定角度で第2ベクトルを前記外側輪郭線側
から前記内側輪郭線側に侵入させて、前記内側輪郭線の
所定間隔を順次サンプリングして前記第2ベクトルによ
り前記内側輪郭線を認識することを特徴とする。
【0019】また、上記した課題を解決するため、本発
明はパターン認識方法に係り、外側形状を画定する外側
輪郭線及び内側の空洞部を画定する内側輪郭線を備え
た、所定形状の単独パターン、又は同一パターン若しく
は異なる形状のパターンを含む複数のパターンが重なる
か若しくは接触する合成パターンのパターン認識方法で
あって、前記外側輪郭線の所定間隔を順次サンプリング
して第1ベクトルにより前記外側輪郭線を認識すると共
に、前記第1ベクトルの角度変化に基づいて前記外側輪
郭線の2つの線が交差する屈曲部を特定して屈曲部の屈
曲角度を求め、前記屈曲角度の範囲の所定角度で第2ベ
クトルを前記外側輪郭線側から前記内側輪郭線側に侵入
させて、前記内側輪郭線の所定間隔を順次サンプリング
して前記第2ベクトルにより前記内側輪郭線を認識する
ことを特徴とする。
明はパターン認識方法に係り、外側形状を画定する外側
輪郭線及び内側の空洞部を画定する内側輪郭線を備え
た、所定形状の単独パターン、又は同一パターン若しく
は異なる形状のパターンを含む複数のパターンが重なる
か若しくは接触する合成パターンのパターン認識方法で
あって、前記外側輪郭線の所定間隔を順次サンプリング
して第1ベクトルにより前記外側輪郭線を認識すると共
に、前記第1ベクトルの角度変化に基づいて前記外側輪
郭線の2つの線が交差する屈曲部を特定して屈曲部の屈
曲角度を求め、前記屈曲角度の範囲の所定角度で第2ベ
クトルを前記外側輪郭線側から前記内側輪郭線側に侵入
させて、前記内側輪郭線の所定間隔を順次サンプリング
して前記第2ベクトルにより前記内側輪郭線を認識する
ことを特徴とする。
【0020】上記したパターン認識方法において、前記
屈曲部を特定するときに、隣り合う2つの前記第1ベク
トルのなす角の屈曲方向と角度を求め、該屈曲方向が所
定の方向であり、かつ該角度が所定値を超えるときに、
前記2つの第1ベクトルの交点付近を屈曲部とすること
を特徴とする。
屈曲部を特定するときに、隣り合う2つの前記第1ベク
トルのなす角の屈曲方向と角度を求め、該屈曲方向が所
定の方向であり、かつ該角度が所定値を超えるときに、
前記2つの第1ベクトルの交点付近を屈曲部とすること
を特徴とする。
【0021】上記したパターン認識方法において、前記
第2ベクトルを、前記屈曲角度を半分程度に分割する角
度で前記内側輪郭部側に侵入させることを特徴とする。
第2ベクトルを、前記屈曲角度を半分程度に分割する角
度で前記内側輪郭部側に侵入させることを特徴とする。
【0022】
【作 用】本発明のパターン認識装置によれば、図1に
示すように、画像取得手段11,形状認識手段12及び
制御手段13が具備され、該制御手段13が被認識対象
14の各種形状パターンA,B,C…の外部輪郭線の探
索制御に基づいて内部輪郭線の探索制御をする。
示すように、画像取得手段11,形状認識手段12及び
制御手段13が具備され、該制御手段13が被認識対象
14の各種形状パターンA,B,C…の外部輪郭線の探
索制御に基づいて内部輪郭線の探索制御をする。
【0023】例えば、被認識対象14の画像が画像取得
手段11により取得され、その信号処理された画像取得
データDINが形状認識手段12に出力される。形状認識
手段12では、制御手段13を介して被認識対象14か
ら各種形状パターンが抽出計測される。この際に、制御
手段13により、被認識対象14の各種形状パターン
A,B,C…の外部輪郭線の探索制御に基づいて内部輪
郭線の探索制御が行われる。
手段11により取得され、その信号処理された画像取得
データDINが形状認識手段12に出力される。形状認識
手段12では、制御手段13を介して被認識対象14か
ら各種形状パターンが抽出計測される。この際に、制御
手段13により、被認識対象14の各種形状パターン
A,B,C…の外部輪郭線の探索制御に基づいて内部輪
郭線の探索制御が行われる。
【0024】このため、各種形状パターンが互いに接触
又は重なり合い、その外部輪郭線と内部輪郭線とが存在
する場合であっても、外部輪郭線から幾何学計算方法に
よって、内部輪郭線を抽出することができる。これによ
り、被認識形状パターンの外部輪郭線の探索抽出データ
D1と、内部輪郭線の探索抽出データD2とに基づいて
被認識形状パターンから各種形状パターンを迅速に認識
することが可能となる。
又は重なり合い、その外部輪郭線と内部輪郭線とが存在
する場合であっても、外部輪郭線から幾何学計算方法に
よって、内部輪郭線を抽出することができる。これによ
り、被認識形状パターンの外部輪郭線の探索抽出データ
D1と、内部輪郭線の探索抽出データD2とに基づいて
被認識形状パターンから各種形状パターンを迅速に認識
することが可能となる。
【0025】また、本発明のパターン認識方法によれ
ば、図2(A)の処理フローチャートに示すように、ス
テップP2で外部輪郭線の探索抽出処理に基づいて被認
識形状パターンの内部輪郭線の探索抽出処理をしてい
る。例えば、ステップP2Aで被認識形状パターンが重な
り合う外部輪郭線上の輪郭点から、当該外部輪郭線によ
り囲まれる領域内に向けて内部探索処理が行われる。こ
の際に、図2(B)に示すように、被認識形状パターン
の外部輪郭線上の屈曲点piを基準にして、外部輪郭線
上の輪郭点p1,p2に至る2方向にベクトルV1,V
2が設定され、両ベクトルV1,V2の成す屈曲角θを
2分割するベクトルV〔θ〕の反転ベクトル−V〔θ〕
の方向に探索処理が継続される。次に、ステップP2Bで
当該領域内において、輪郭線追跡方法により、部分輪郭
線が抽出処理され、その後、ステップP2Cで部分輪郭線
が統合処理される。
ば、図2(A)の処理フローチャートに示すように、ス
テップP2で外部輪郭線の探索抽出処理に基づいて被認
識形状パターンの内部輪郭線の探索抽出処理をしてい
る。例えば、ステップP2Aで被認識形状パターンが重な
り合う外部輪郭線上の輪郭点から、当該外部輪郭線によ
り囲まれる領域内に向けて内部探索処理が行われる。こ
の際に、図2(B)に示すように、被認識形状パターン
の外部輪郭線上の屈曲点piを基準にして、外部輪郭線
上の輪郭点p1,p2に至る2方向にベクトルV1,V
2が設定され、両ベクトルV1,V2の成す屈曲角θを
2分割するベクトルV〔θ〕の反転ベクトル−V〔θ〕
の方向に探索処理が継続される。次に、ステップP2Bで
当該領域内において、輪郭線追跡方法により、部分輪郭
線が抽出処理され、その後、ステップP2Cで部分輪郭線
が統合処理される。
【0026】このため、各種形状パターンが互いに接触
又は重なり合うことにより、外部輪郭線と内部輪郭線と
が存在する被認識形状パターンであって、従来例の処理
方法では困難であった内部輪郭線の探索抽出データD2
を得ることが可能となる。このことから、ステップP3
で、例えば、外部輪郭線の探索抽出データD1に内部輪
郭線の探索抽出データD2を追加することにより、被認
識対象14の各種形状パターンA,B,C…の分離識別
処理を的確に行うことができる。
又は重なり合うことにより、外部輪郭線と内部輪郭線と
が存在する被認識形状パターンであって、従来例の処理
方法では困難であった内部輪郭線の探索抽出データD2
を得ることが可能となる。このことから、ステップP3
で、例えば、外部輪郭線の探索抽出データD1に内部輪
郭線の探索抽出データD2を追加することにより、被認
識対象14の各種形状パターンA,B,C…の分離識別
処理を的確に行うことができる。
【0027】これにより、当該パターン認識装置や方法
を応用した高信頼度の食堂清算システム等を提供するこ
とが可能となる。
を応用した高信頼度の食堂清算システム等を提供するこ
とが可能となる。
【0028】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図3〜9は、本発明の実施例に係るパ
ターン認識装置及びパターン認識方法を説明する図であ
り、図3は、本発明の実施例に係るパターン認識装置の
構成図である。例えば、食器の識別やその計測をして飲
食代金を自動清算する食堂清算システムに適用可能なパ
ターン認識装置は図3において、CCDカメラ21A,A
/D変換回路21B,論理フィルタ回路21C,画像メモリ
21D及び形状認識制御システム100 から成る。
いて説明をする。図3〜9は、本発明の実施例に係るパ
ターン認識装置及びパターン認識方法を説明する図であ
り、図3は、本発明の実施例に係るパターン認識装置の
構成図である。例えば、食器の識別やその計測をして飲
食代金を自動清算する食堂清算システムに適用可能なパ
ターン認識装置は図3において、CCDカメラ21A,A
/D変換回路21B,論理フィルタ回路21C,画像メモリ
21D及び形状認識制御システム100 から成る。
【0029】すなわち、CCDカメラ21A,A/D変換
回路21B,論理フィルタ回路21C及び画像メモリ21Dは
画像取得手段11の一例を構成するものであり、CCD
カメラ21Aは被認識対象14の画像を取得してその画像
取得信号AinをA/D変換回路21Bに出力する。A/D
変換回路21Bは画像取得信号AinをA/D変換して、そ
のデジタル画像データを論理フィルタ回路21Cに出力す
る。論理フィルタ回路21Cはデジタル画像データを二値
化し、その画像取得データDINを画像メモリ22Aに出力
する。画像メモリ21Dは画像取得データDINを格納す
る。
回路21B,論理フィルタ回路21C及び画像メモリ21Dは
画像取得手段11の一例を構成するものであり、CCD
カメラ21Aは被認識対象14の画像を取得してその画像
取得信号AinをA/D変換回路21Bに出力する。A/D
変換回路21Bは画像取得信号AinをA/D変換して、そ
のデジタル画像データを論理フィルタ回路21Cに出力す
る。論理フィルタ回路21Cはデジタル画像データを二値
化し、その画像取得データDINを画像メモリ22Aに出力
する。画像メモリ21Dは画像取得データDINを格納す
る。
【0030】形状認識制御システム100 は形状認識手段
12や制御手段13を構成するものであり、形状抽出/
計測部22,I/Oインターフェース部(以下単にI/
O部という)23A,ROM(読出し専用メモリ)23B,
輪郭点用RAM(随時書込み/読出し可能なメモリ)23
C,円輪郭線用RAM23D,辺輪郭線用RAM23E及び
CPU(中央演算処理装置)23Fから成る。
12や制御手段13を構成するものであり、形状抽出/
計測部22,I/Oインターフェース部(以下単にI/
O部という)23A,ROM(読出し専用メモリ)23B,
輪郭点用RAM(随時書込み/読出し可能なメモリ)23
C,円輪郭線用RAM23D,辺輪郭線用RAM23E及び
CPU(中央演算処理装置)23Fから成る。
【0031】形状抽出/計測部22は形状認識手段12
の一例であり、被認識対象14から各種形状パターンを
抽出計測するものである。なお、形状抽出/計測部22
の機能については、図4〜6に示すパターン認識の処理
フローチャートが主要内容を成すため、図4〜6におい
て詳述する。I/O部23A,ROM23B,輪郭点用RA
M23C,円輪郭線用RAM23D,辺輪郭線用RAM23E
及びCPU23Fは制御手段13を構成するものであり、
I/O部23Aは、画像取得データDIN,認識結果データ
DOUT 及びその他の制御データを入出力するものであ
る。
の一例であり、被認識対象14から各種形状パターンを
抽出計測するものである。なお、形状抽出/計測部22
の機能については、図4〜6に示すパターン認識の処理
フローチャートが主要内容を成すため、図4〜6におい
て詳述する。I/O部23A,ROM23B,輪郭点用RA
M23C,円輪郭線用RAM23D,辺輪郭線用RAM23E
及びCPU23Fは制御手段13を構成するものであり、
I/O部23Aは、画像取得データDIN,認識結果データ
DOUT 及びその他の制御データを入出力するものであ
る。
【0032】ROM23Bは、当該パターン認識装置の処
理プログラムを格納するメモリである。例えば、円形状
を判断する条件や、図9(B)に示すような四角形の判
断条件〜等が格納される。輪郭点用RAM23Cは被
認識形状パターンの輪郭点データD3 を格納するメモリ
である。円輪郭線用RAM23Dは、その外部輪郭線の探
索抽出データD1や内部輪郭線の探索抽出データD2を
格納するメモリである。辺輪郭線用RAM23Eは、被認
識形状パターンの辺輪郭データD4を格納するメモリで
ある。
理プログラムを格納するメモリである。例えば、円形状
を判断する条件や、図9(B)に示すような四角形の判
断条件〜等が格納される。輪郭点用RAM23Cは被
認識形状パターンの輪郭点データD3 を格納するメモリ
である。円輪郭線用RAM23Dは、その外部輪郭線の探
索抽出データD1や内部輪郭線の探索抽出データD2を
格納するメモリである。辺輪郭線用RAM23Eは、被認
識形状パターンの辺輪郭データD4を格納するメモリで
ある。
【0033】CPU23FはCCDカメラ21A及び形状抽
出/計測部22の入出力を制御する。例えば、CPU23
Fは被認識対象14の各種形状パターンの外部輪郭線の
探索制御に基づいて内部輪郭線の探索制御をする。ここ
で、外部輪郭線の探索制御とは、形状抽出/計測部22
に対し被認識形状パターンの外部輪郭に沿ってパターン
を抽出する制御をいうものとする。また、内部輪郭線の
探索制御とは、同様に、被認識形状パターンの外部輪郭
線上の屈曲点を基準にして、その内部領域に存在すると
思われるパターンを抽出する制御をいうものとする。
出/計測部22の入出力を制御する。例えば、CPU23
Fは被認識対象14の各種形状パターンの外部輪郭線の
探索制御に基づいて内部輪郭線の探索制御をする。ここ
で、外部輪郭線の探索制御とは、形状抽出/計測部22
に対し被認識形状パターンの外部輪郭に沿ってパターン
を抽出する制御をいうものとする。また、内部輪郭線の
探索制御とは、同様に、被認識形状パターンの外部輪郭
線上の屈曲点を基準にして、その内部領域に存在すると
思われるパターンを抽出する制御をいうものとする。
【0034】このようにして、本発明の実施例に係るパ
ターン認識装置によれば、図3に示すように、CCDカ
メラ21A,A/D変換回路21B,論理フィルタ回路21C
及び画像メモリ21D及び形状認識制御システム100 が具
備され、該CPU23Fが被認識対象14の各種形状パタ
ーンの外部輪郭線の探索制御に基づいて内部輪郭線の探
索制御をする。
ターン認識装置によれば、図3に示すように、CCDカ
メラ21A,A/D変換回路21B,論理フィルタ回路21C
及び画像メモリ21D及び形状認識制御システム100 が具
備され、該CPU23Fが被認識対象14の各種形状パタ
ーンの外部輪郭線の探索制御に基づいて内部輪郭線の探
索制御をする。
【0035】例えば、被認識対象14の画像がCCDカ
メラ21Aにより取得され、その画像取得信号AinがA/
D変換回路21B,論理フィルタ回路21Cにより信号処理
され、その二値化された画像取得データDINが形状抽出
/計測部22に出力される。形状抽出/計測部22で
は、CPU23Fを介して被認識対象14から各種形状パ
ターンが抽出計測される。この際に、CPU23Fによ
り、被認識対象14の各種形状パターンの外部輪郭線の
探索制御に基づいて内部輪郭線の探索制御が行われる。
メラ21Aにより取得され、その画像取得信号AinがA/
D変換回路21B,論理フィルタ回路21Cにより信号処理
され、その二値化された画像取得データDINが形状抽出
/計測部22に出力される。形状抽出/計測部22で
は、CPU23Fを介して被認識対象14から各種形状パ
ターンが抽出計測される。この際に、CPU23Fによ
り、被認識対象14の各種形状パターンの外部輪郭線の
探索制御に基づいて内部輪郭線の探索制御が行われる。
【0036】このため、各種形状パターンが互いに接触
又は重なり合い、その外部輪郭線と内部輪郭線とが存在
する場合であっても、外部輪郭線から幾何学計算方法に
よって、内部輪郭線を抽出することができる。これによ
り、被認識形状パターンの外部輪郭線の探索抽出データ
D1と、内部輪郭線の探索抽出データD2とに基づいて
被認識形状パターンから各種形状パターンを迅速に認識
することが可能となる。
又は重なり合い、その外部輪郭線と内部輪郭線とが存在
する場合であっても、外部輪郭線から幾何学計算方法に
よって、内部輪郭線を抽出することができる。これによ
り、被認識形状パターンの外部輪郭線の探索抽出データ
D1と、内部輪郭線の探索抽出データD2とに基づいて
被認識形状パターンから各種形状パターンを迅速に認識
することが可能となる。
【0037】次に、本発明の実施例に係るパターン認識
方法について、当該装置の動作を補足しながら説明をす
る。図4〜6は、本発明の実施例に係るパターン認識の
処理フローチャート(その1〜3)であり、図7は、被
認識形状パターンの説明図である。また、図8,9はそ
のパターン認識方法の補足説明図(その1,2)をそれ
ぞれ示している。
方法について、当該装置の動作を補足しながら説明をす
る。図4〜6は、本発明の実施例に係るパターン認識の
処理フローチャート(その1〜3)であり、図7は、被
認識形状パターンの説明図である。また、図8,9はそ
のパターン認識方法の補足説明図(その1,2)をそれ
ぞれ示している。
【0038】例えば、図7に示すような4つの形状パタ
ーンA,B,C,Dが複合する被認識対象14のパター
ン認識処理をする場合、図3において、まず、ステップ
P1で被認識対象14の画像取得処理をする。この際
に、次に、ステップP2〜P4で被認識対象14の画像
取得データDINから被認識形状パターンH14の外部輪郭
線の探索抽出処理をする。例えば、ステップP2で被認
識対象14の二値化画像(以下被認識形状パターンとい
う)H14の外部輪郭点を検出する。ここで、図7におい
て、当該形状パターンH14に対して左回りに輪郭線追跡
方法により外部輪郭線,例えば、屈曲点p1〜p6を含
む形状パターンA,B,C,Dの外側の輪郭線(円弧
a,辺b,c,d,円弧e,f)を検出する。
ーンA,B,C,Dが複合する被認識対象14のパター
ン認識処理をする場合、図3において、まず、ステップ
P1で被認識対象14の画像取得処理をする。この際
に、次に、ステップP2〜P4で被認識対象14の画像
取得データDINから被認識形状パターンH14の外部輪郭
線の探索抽出処理をする。例えば、ステップP2で被認
識対象14の二値化画像(以下被認識形状パターンとい
う)H14の外部輪郭点を検出する。ここで、図7におい
て、当該形状パターンH14に対して左回りに輪郭線追跡
方法により外部輪郭線,例えば、屈曲点p1〜p6を含
む形状パターンA,B,C,Dの外側の輪郭線(円弧
a,辺b,c,d,円弧e,f)を検出する。
【0039】次いで、ステップP3で被認識形状パター
ンH14の外部輪郭座標値を抽出する。この際に、外部輪
郭線を追いかけて、外部輪郭座標値を抽出し、その輪郭
点データD3をベクトル化する。輪郭点データD3は輪
郭点用RAM23Cに格納する。さらに、ステップP4で
被認識形状パターンH14の外部輪郭線上の屈曲点p1〜
p6を抽出する。ここで、図8(A)において、屈曲角
θを定義する。屈曲角θは、各ベクトルV1〜V3…V
m−1,Vm…Vn−1,Vn…を左回りに結んだ場合
であって、着目するベクトルVmと1つ前のベクトルV
m−1の成す角をいう。また、屈曲角θを±方向を以て
定義する。例えば、図8(A)に示すように、屈曲角θ
が急に正に変化する場合には、屈曲点p1は凹屈曲点と
判断され、また、屈曲角θが急に負に変化する場合に
は、屈曲点p3は凸屈曲点と判断される。
ンH14の外部輪郭座標値を抽出する。この際に、外部輪
郭線を追いかけて、外部輪郭座標値を抽出し、その輪郭
点データD3をベクトル化する。輪郭点データD3は輪
郭点用RAM23Cに格納する。さらに、ステップP4で
被認識形状パターンH14の外部輪郭線上の屈曲点p1〜
p6を抽出する。ここで、図8(A)において、屈曲角
θを定義する。屈曲角θは、各ベクトルV1〜V3…V
m−1,Vm…Vn−1,Vn…を左回りに結んだ場合
であって、着目するベクトルVmと1つ前のベクトルV
m−1の成す角をいう。また、屈曲角θを±方向を以て
定義する。例えば、図8(A)に示すように、屈曲角θ
が急に正に変化する場合には、屈曲点p1は凹屈曲点と
判断され、また、屈曲角θが急に負に変化する場合に
は、屈曲点p3は凸屈曲点と判断される。
【0040】その後、ステップP5で被認識形状パター
ンH14の内側領域に輪郭線が存在するか否かを判断す
る。この際に、その内側領域に輪郭線が存在する場合
(YES)には、ステップP6に移行する。ここで、輪郭
追跡方法により得られた屈曲点p1〜p6の数が3箇所
以上となり、内部輪郭線が存在する確率が多くなる。ま
た、屈曲点p1〜p6の数が2箇所以下の場合には、輪
郭線が存在しない場合(NO)に該当するため、ステッ
プP9に移行する。
ンH14の内側領域に輪郭線が存在するか否かを判断す
る。この際に、その内側領域に輪郭線が存在する場合
(YES)には、ステップP6に移行する。ここで、輪郭
追跡方法により得られた屈曲点p1〜p6の数が3箇所
以上となり、内部輪郭線が存在する確率が多くなる。ま
た、屈曲点p1〜p6の数が2箇所以下の場合には、輪
郭線が存在しない場合(NO)に該当するため、ステッ
プP9に移行する。
【0041】従って、屈曲点の数が3箇所以上となる場
合(YES)には、被認識形状パターンH14が重なり合う
外部輪郭線上の輪郭点から、当該外部輪郭線により囲ま
れる領域内に向けて内部探索処理を実行する。すなわ
ち、ステップP6〜P8で被認識形状パターンH14の内
部輪郭線の探索抽出処理をする。まず、ステップP6で
被認識形状パターンH14の内部輪郭点を検出する。ここ
で、当該形状パターンH14とな異なる例であるが、図8
(B)に示すように、円形状パターンが複合する被認識
形状パターンH15の外部輪郭線上の屈曲点Pjを基準に
して、内部輪郭点の探索処理を実行する。なお、屈曲角
θの回転方向が正となるため、外部輪郭線上の屈曲点P
jを基準にして、外部輪郭線上の輪郭点Pi,Pkに至
る2方向にベクトルVi,Vkを設定し、ベクトルV
i,Vkの成す屈曲角θを2分割するベクトルV〔θ〕
の反転ベクトル−V〔θ〕の方向に、単位ベクトルεを
延伸し、内部輪郭点の探索処理を継続する。また、単位
ベクトルεはラベルデータの無い領域(当該円形状パタ
ーンデータの無い領域)まで延伸し、該ラベルデータが
検出された場合には、その座標位置からX方向に進ませ
る。
合(YES)には、被認識形状パターンH14が重なり合う
外部輪郭線上の輪郭点から、当該外部輪郭線により囲ま
れる領域内に向けて内部探索処理を実行する。すなわ
ち、ステップP6〜P8で被認識形状パターンH14の内
部輪郭線の探索抽出処理をする。まず、ステップP6で
被認識形状パターンH14の内部輪郭点を検出する。ここ
で、当該形状パターンH14とな異なる例であるが、図8
(B)に示すように、円形状パターンが複合する被認識
形状パターンH15の外部輪郭線上の屈曲点Pjを基準に
して、内部輪郭点の探索処理を実行する。なお、屈曲角
θの回転方向が正となるため、外部輪郭線上の屈曲点P
jを基準にして、外部輪郭線上の輪郭点Pi,Pkに至
る2方向にベクトルVi,Vkを設定し、ベクトルV
i,Vkの成す屈曲角θを2分割するベクトルV〔θ〕
の反転ベクトル−V〔θ〕の方向に、単位ベクトルεを
延伸し、内部輪郭点の探索処理を継続する。また、単位
ベクトルεはラベルデータの無い領域(当該円形状パタ
ーンデータの無い領域)まで延伸し、該ラベルデータが
検出された場合には、その座標位置からX方向に進ませ
る。
【0042】次いで、ステップP7で当該形状パターン
H14の内部輪郭座標値を抽出する。この際に、図7にお
いて、当該形状パターンH14の内部輪郭点に対して左回
りに輪郭線追跡方法により内部輪郭線,例えば、屈曲点
p7〜p10を含む形状パターンA,B,C,Dの内側の
輪郭線(円弧g,辺h,円弧i,j)を検出する。さら
に、ステップP8で当該形状パターンH14の内部輪郭線
上の屈曲点p7〜p10を抽出する。この際に、内部輪郭
線を追いかけて、内部輪郭座標値を抽出し、その輪郭点
データD3をベクトル化する。輪郭点データD3は輪郭
点用RAM23Cに格納する。これにより、外部輪郭線の
探索抽出データD1に、部分輪郭線の統合処理により得
られる内部輪郭線の探索抽出データD2が追加される。
H14の内部輪郭座標値を抽出する。この際に、図7にお
いて、当該形状パターンH14の内部輪郭点に対して左回
りに輪郭線追跡方法により内部輪郭線,例えば、屈曲点
p7〜p10を含む形状パターンA,B,C,Dの内側の
輪郭線(円弧g,辺h,円弧i,j)を検出する。さら
に、ステップP8で当該形状パターンH14の内部輪郭線
上の屈曲点p7〜p10を抽出する。この際に、内部輪郭
線を追いかけて、内部輪郭座標値を抽出し、その輪郭点
データD3をベクトル化する。輪郭点データD3は輪郭
点用RAM23Cに格納する。これにより、外部輪郭線の
探索抽出データD1に、部分輪郭線の統合処理により得
られる内部輪郭線の探索抽出データD2が追加される。
【0043】その後、ステップP9で部分輪郭線の分類
処理をする。例えば、図9(A)に示すような円弧や直
線から成る部分輪郭線をq等分化をする。q値は当該形
状抽出/計測部22の識別相対許容値によって決める。
ここで、小さい画像ノイズに対しての誤差を考え、着目
するベクトルと2つ先のベクトルとのなす角α1,α
2,α3……αq及びβ1,β2,β3……βpを算出
して、その平均値(α1+α2+α3+……+αq)/
q,(β1+β2+β3+……+βp)/qを求める。
この値が許容設定値よりも小さい場合(0に近い場合)
には、被認識形状パターンH14の多角形状から発生した
直線,つまり、辺輪郭線とし、また、それが許容設定値
よりも大きい場合には、円形状パターンから発生した円
弧輪郭線として分類する。
処理をする。例えば、図9(A)に示すような円弧や直
線から成る部分輪郭線をq等分化をする。q値は当該形
状抽出/計測部22の識別相対許容値によって決める。
ここで、小さい画像ノイズに対しての誤差を考え、着目
するベクトルと2つ先のベクトルとのなす角α1,α
2,α3……αq及びβ1,β2,β3……βpを算出
して、その平均値(α1+α2+α3+……+αq)/
q,(β1+β2+β3+……+βp)/qを求める。
この値が許容設定値よりも小さい場合(0に近い場合)
には、被認識形状パターンH14の多角形状から発生した
直線,つまり、辺輪郭線とし、また、それが許容設定値
よりも大きい場合には、円形状パターンから発生した円
弧輪郭線として分類する。
【0044】これにより、外部輪郭線や内部輪郭線の部
分輪郭線から、円弧a,e,f,g,i,jと、辺b,
c,d,hとが分類され、円弧輪郭線a,e,f,g,
i,jの座標値を探索抽出データD1,D2として、円
輪郭線用RAM23Dに格納する。また、辺輪郭線b,
c,d,hの座標値を辺輪郭データD4として、辺輪郭
線用RAM23Eに格納する。
分輪郭線から、円弧a,e,f,g,i,jと、辺b,
c,d,hとが分類され、円弧輪郭線a,e,f,g,
i,jの座標値を探索抽出データD1,D2として、円
輪郭線用RAM23Dに格納する。また、辺輪郭線b,
c,d,hの座標値を辺輪郭データD4として、辺輪郭
線用RAM23Eに格納する。
【0045】次いで、ステップP10で被認識形状パター
ンH14の計測処理に先立ち、サンプリング点が取れる輪
郭線か否かを判断する。この際に、サンプリング点が取
れる輪郭線の場合(YES)には、ステップP11又はP18
に移行する。また、それが取れない輪郭線の場合(N
O)には、従来例と同様にその制御を終了する。従っ
て、ステップP10でサンプリング点が取れる輪郭線と判
断された場合(YES)には、ステップP11〜P17で円形
計測処理を実行し、ステップP18〜P28で矩形計測処理
を実行する。これにより、被認識形状パターンH14の外
部輪郭線の探索抽出データD1及び内部輪郭線の探索抽
出データD2に基づいて被認識対象14の各種形状パタ
ーンA,B,C,Dの分離識別処理をすることができ
る。
ンH14の計測処理に先立ち、サンプリング点が取れる輪
郭線か否かを判断する。この際に、サンプリング点が取
れる輪郭線の場合(YES)には、ステップP11又はP18
に移行する。また、それが取れない輪郭線の場合(N
O)には、従来例と同様にその制御を終了する。従っ
て、ステップP10でサンプリング点が取れる輪郭線と判
断された場合(YES)には、ステップP11〜P17で円形
計測処理を実行し、ステップP18〜P28で矩形計測処理
を実行する。これにより、被認識形状パターンH14の外
部輪郭線の探索抽出データD1及び内部輪郭線の探索抽
出データD2に基づいて被認識対象14の各種形状パタ
ーンA,B,C,Dの分離識別処理をすることができ
る。
【0046】例えば、円形計測処理を先に実行するもの
とすれば、ステップP11で円弧に対する中心座標,半径
を求める。ここで、サンプリング点数が取れる十分な長
さの円弧輪郭線に対し最小二乗法により中心座標Oを算
出する。ここで、円形状を判断する条件がROM23Bか
ら読み出される。次に、ステップP12で当該輪郭線が統
合する円弧か否かの判断をする。この際に、それぞれの
円弧輪郭線a,e,f,g,i,jに関し、その算出し
た半径、中心座標Oが比較され、その差が識別相対許容
角度範囲内ならば、同一の円から発生したと見なされ
る。この結果、輪郭線が統合する円弧の場合(YES)と
判断され、ステップP13に移行して部分円弧輪郭線の統
合をする。その後、ステップP14で統合された円弧から
中心座標,半径を求める。具体的には、複数存在してい
る円弧輪郭線を、再度、最小二乗法により中心座標Oを
利用して、円弧輪郭線の始点p1→中心点→終点p2の
2つのベクトルのなす屈曲角θ1を求め、360〔°〕の
割合を算出する。
とすれば、ステップP11で円弧に対する中心座標,半径
を求める。ここで、サンプリング点数が取れる十分な長
さの円弧輪郭線に対し最小二乗法により中心座標Oを算
出する。ここで、円形状を判断する条件がROM23Bか
ら読み出される。次に、ステップP12で当該輪郭線が統
合する円弧か否かの判断をする。この際に、それぞれの
円弧輪郭線a,e,f,g,i,jに関し、その算出し
た半径、中心座標Oが比較され、その差が識別相対許容
角度範囲内ならば、同一の円から発生したと見なされ
る。この結果、輪郭線が統合する円弧の場合(YES)と
判断され、ステップP13に移行して部分円弧輪郭線の統
合をする。その後、ステップP14で統合された円弧から
中心座標,半径を求める。具体的には、複数存在してい
る円弧輪郭線を、再度、最小二乗法により中心座標Oを
利用して、円弧輪郭線の始点p1→中心点→終点p2の
2つのベクトルのなす屈曲角θ1を求め、360〔°〕の
割合を算出する。
【0047】その後、ステップP12に戻って、当該輪郭
線を統合しない円弧の場合(NO)には、ステップP15
に移行して、円弧の割合が計測可能な許容値にあるか否
かを判断する。この際に、円弧の割合が許容値にある場
合(YES)には、ステップP16に移行して、当該輪郭線
が計測可能な円形であるか否かを判断する。ここで、図
7に示した円弧輪郭線a,eが同一円から発生したもの
であり、計測可能な円形と判断された場合(YES)に
は、ステップP17で被認識形状パターンH14の円形パタ
ーンの計測処理を実行する。
線を統合しない円弧の場合(NO)には、ステップP15
に移行して、円弧の割合が計測可能な許容値にあるか否
かを判断する。この際に、円弧の割合が許容値にある場
合(YES)には、ステップP16に移行して、当該輪郭線
が計測可能な円形であるか否かを判断する。ここで、図
7に示した円弧輪郭線a,eが同一円から発生したもの
であり、計測可能な円形と判断された場合(YES)に
は、ステップP17で被認識形状パターンH14の円形パタ
ーンの計測処理を実行する。
【0048】なお、ステップP15で屈曲角θ1が識別相
対許容角度よりも小さい場合には、誤認識の恐れがある
ため、円弧の割合が計測可能な許容値に達しない場合
(NO)と判断され、その制御を終了する。また、ステ
ップP16で計測可能な円形でない場合(NO)にも計測
対象外となる。また、ステップP10でサンプリング点が
取れる輪郭線の場合(YES)と判断され、被認識形状パ
ターンH14の矩形パターンの計測処理を実行する場合に
は、ステップP18に移行する。具体的には、辺輪郭線用
RAM23Eに格納された辺輪郭データD4を読出し、形
状抽出/計測部22により、辺輪郭線内にサンプリング
点数が取れる十分な長さの辺輪郭線に対し、その不定形
状から多角形を抽出,計測をする。
対許容角度よりも小さい場合には、誤認識の恐れがある
ため、円弧の割合が計測可能な許容値に達しない場合
(NO)と判断され、その制御を終了する。また、ステ
ップP16で計測可能な円形でない場合(NO)にも計測
対象外となる。また、ステップP10でサンプリング点が
取れる輪郭線の場合(YES)と判断され、被認識形状パ
ターンH14の矩形パターンの計測処理を実行する場合に
は、ステップP18に移行する。具体的には、辺輪郭線用
RAM23Eに格納された辺輪郭データD4を読出し、形
状抽出/計測部22により、辺輪郭線内にサンプリング
点数が取れる十分な長さの辺輪郭線に対し、その不定形
状から多角形を抽出,計測をする。
【0049】すなわち、ステップP18で当該被認識形状
パターンH14の輪郭線が統合する辺か否かの判断をす
る。この際に、輪郭線が統合する辺の場合(YES)に
は、ステップP19に移行して部分直線輪郭線の統合をす
る。また、それが統合する辺でない場合(NO)には、
ステップP20に移行する。具体的には、図7において、
多角形Cに対して次に示す条件に適合すれば、「四角
形」として計測対象となり、それに適合しなければ誤認
識の恐れがあるため、計測対象外となる。ここで、四角
形を判断する条件がROM23Bから読み出される。その
内容は、図9(B)の条件に示すように、ベクトルV
1とベクトルV2の内角が直角でなければならない。こ
れを図7の多角形Cに適合すると、辺bによるベクトル
V1と次辺cによるベクトルV2の内角が直角となって
いる。
パターンH14の輪郭線が統合する辺か否かの判断をす
る。この際に、輪郭線が統合する辺の場合(YES)に
は、ステップP19に移行して部分直線輪郭線の統合をす
る。また、それが統合する辺でない場合(NO)には、
ステップP20に移行する。具体的には、図7において、
多角形Cに対して次に示す条件に適合すれば、「四角
形」として計測対象となり、それに適合しなければ誤認
識の恐れがあるため、計測対象外となる。ここで、四角
形を判断する条件がROM23Bから読み出される。その
内容は、図9(B)の条件に示すように、ベクトルV
1とベクトルV2の内角が直角でなければならない。こ
れを図7の多角形Cに適合すると、辺bによるベクトル
V1と次辺cによるベクトルV2の内角が直角となって
いる。
【0050】また、ステップP20では、向かい合う2辺
のベクトルが並行で逆向きか否かを判断する。この際
に、2辺のベクトルが並行で逆向きの場合(YES)に
は、ステップP21に移行する。ここで、多角形Cが四角
形であるためには、図9(B)の条件に示すように、
ベクトルV1と対向するベクトルV3が並行で逆向きで
なければならい。これを図7の多角形Cに適合すると、
辺bによるベクトルV1と対向辺dによるベクトルV3
が並行で逆向きになっている。
のベクトルが並行で逆向きか否かを判断する。この際
に、2辺のベクトルが並行で逆向きの場合(YES)に
は、ステップP21に移行する。ここで、多角形Cが四角
形であるためには、図9(B)の条件に示すように、
ベクトルV1と対向するベクトルV3が並行で逆向きで
なければならい。これを図7の多角形Cに適合すると、
辺bによるベクトルV1と対向辺dによるベクトルV3
が並行で逆向きになっている。
【0051】これにより、ステップP21に移行して、向
かい合う2辺のベクトルが重なり合う部分を持つか否か
を判断する。この際に、ベクトルが重なり合う部分を持
つ場合(YES)には、ステップP22に移行する。ここ
で、多角形Cが四角形であるためには、図9(B)の条
件に示すように、ベクトルV1とベクトルV3との間
で重なり部分を持たなけれならい。これを図7の多角形
Cに適合すると、辺bによるベクトルV1と対向辺dに
よるベクトルV3との間で差なり部分を持っている。
かい合う2辺のベクトルが重なり合う部分を持つか否か
を判断する。この際に、ベクトルが重なり合う部分を持
つ場合(YES)には、ステップP22に移行する。ここ
で、多角形Cが四角形であるためには、図9(B)の条
件に示すように、ベクトルV1とベクトルV3との間
で重なり部分を持たなけれならい。これを図7の多角形
Cに適合すると、辺bによるベクトルV1と対向辺dに
よるベクトルV3との間で差なり部分を持っている。
【0052】従って、ステップP22に移行して、基本辺
に対向する辺を抽出する。ここで、対向辺が複数存在す
る場合には最も近接する辺を抽出する。なお、ステップ
P23で向かい合う辺の周辺の位置関係を検証し、その
後、ステップP24で被認識形状パターンH14の2辺の幅
を計測する。これにより、多角形Cを四角形として決定
することができる。
に対向する辺を抽出する。ここで、対向辺が複数存在す
る場合には最も近接する辺を抽出する。なお、ステップ
P23で向かい合う辺の周辺の位置関係を検証し、その
後、ステップP24で被認識形状パターンH14の2辺の幅
を計測する。これにより、多角形Cを四角形として決定
することができる。
【0053】なお、ステップP20で2辺のベクトルが並
行で逆向きでない場合(NO)やステップP21で2辺の
ベクトルが重なり合う部分を持たない場合(NO)と判
断された場合には、その制御を終了する。そして、ステ
ップP25で計測結果の登録処理をする。これにより、円
形状パターンAとB,円形状パターンBと四角形状パタ
ーンC,該パターンCと円形状パターンD,円形状パタ
ーンDとAが接触又は重なりを生じている被認識対象1
4の3つの円形状パターンA〜Cと1つの四角形Dを個
別にパターン認識することができる。
行で逆向きでない場合(NO)やステップP21で2辺の
ベクトルが重なり合う部分を持たない場合(NO)と判
断された場合には、その制御を終了する。そして、ステ
ップP25で計測結果の登録処理をする。これにより、円
形状パターンAとB,円形状パターンBと四角形状パタ
ーンC,該パターンCと円形状パターンD,円形状パタ
ーンDとAが接触又は重なりを生じている被認識対象1
4の3つの円形状パターンA〜Cと1つの四角形Dを個
別にパターン認識することができる。
【0054】このようにして、本発明の実施例に係るパ
ターン認識方法によれば、図4〜6の処理フローチャー
ト(その1〜3)に示すように、ステップP2〜P4の
外部輪郭線の探索抽出処理に基づいてステップP6〜P
8で被認識形状パターンH14の内部輪郭線の探索抽出処
理をしている。例えば、ステップP6で被認識形状パタ
ーンH14が重なり合う外部輪郭線上の輪郭点p1から、
当該外部輪郭線により囲まれる領域内に向けて内部探索
処理が行われる。この際に、図8(B)に示すように、
被認識形状パターンH14の外部輪郭線上の屈曲点Pjを
基準にして、外部輪郭線上の輪郭点Pi,Pkに至る2
方向にベクトルVi,Vkが設定され、両ベクトルV
i,Vkの成す屈曲角θを2分割するベクトルV〔θ〕
の反転ベクトル−V〔θ〕の方向に、単位ベクトルεが
延伸され、次に、ステップP7,P8で当該領域内にお
いて、輪郭線追跡方法により、部分輪郭線が抽出処理さ
れ、その後、ステップP9で部分輪郭線が統合処理され
る。
ターン認識方法によれば、図4〜6の処理フローチャー
ト(その1〜3)に示すように、ステップP2〜P4の
外部輪郭線の探索抽出処理に基づいてステップP6〜P
8で被認識形状パターンH14の内部輪郭線の探索抽出処
理をしている。例えば、ステップP6で被認識形状パタ
ーンH14が重なり合う外部輪郭線上の輪郭点p1から、
当該外部輪郭線により囲まれる領域内に向けて内部探索
処理が行われる。この際に、図8(B)に示すように、
被認識形状パターンH14の外部輪郭線上の屈曲点Pjを
基準にして、外部輪郭線上の輪郭点Pi,Pkに至る2
方向にベクトルVi,Vkが設定され、両ベクトルV
i,Vkの成す屈曲角θを2分割するベクトルV〔θ〕
の反転ベクトル−V〔θ〕の方向に、単位ベクトルεが
延伸され、次に、ステップP7,P8で当該領域内にお
いて、輪郭線追跡方法により、部分輪郭線が抽出処理さ
れ、その後、ステップP9で部分輪郭線が統合処理され
る。
【0055】このため、各種形状パターンH14が互いに
接触又は重なり合うことにより、外部輪郭線と内部輪郭
線とが存在する被認識形状パターンH14であって、従来
例の処理方法では困難であった内部輪郭線の探索抽出デ
ータD2を得ることが可能となる。このことから、ステ
ップP8で、外部輪郭線の探索抽出データD1に内部輪
郭線の探索抽出データD2が追加されることにより、被
認識対象14の各種形状パターンA,B,C,Dの分離
識別処理を正確に行うことができる。すなわち、従来例
では外部輪郭線の探索処理のみに依存していたことか
ら、多角形Cの辺輪郭線hを抽出することができず、四
角形の判断条件をクリアできずに計測不能に即陥ってい
た。これに対し、本発明によれば、辺輪郭線hを正確に
抽出できるので、多角形Cを容易に四角形として識別す
ること、及びその計測を行うことが可能となる。
接触又は重なり合うことにより、外部輪郭線と内部輪郭
線とが存在する被認識形状パターンH14であって、従来
例の処理方法では困難であった内部輪郭線の探索抽出デ
ータD2を得ることが可能となる。このことから、ステ
ップP8で、外部輪郭線の探索抽出データD1に内部輪
郭線の探索抽出データD2が追加されることにより、被
認識対象14の各種形状パターンA,B,C,Dの分離
識別処理を正確に行うことができる。すなわち、従来例
では外部輪郭線の探索処理のみに依存していたことか
ら、多角形Cの辺輪郭線hを抽出することができず、四
角形の判断条件をクリアできずに計測不能に即陥ってい
た。これに対し、本発明によれば、辺輪郭線hを正確に
抽出できるので、多角形Cを容易に四角形として識別す
ること、及びその計測を行うことが可能となる。
【0056】これにより、各種形状パターンが互いに接
触又は重なり合うことにより、外部輪郭線と内部輪郭線
とが存在する場合であっても、外部輪郭線から幾何学計
算方法によって、内部輪郭線を抽出することにより、被
認識形状パターンH14から各種形状パターンA,B,
C,Dを迅速に認識することが可能となる。このこと
で、当該パターン認識装置や方法を応用した高信頼度の
食堂清算システム等を提供することが可能となる。
触又は重なり合うことにより、外部輪郭線と内部輪郭線
とが存在する場合であっても、外部輪郭線から幾何学計
算方法によって、内部輪郭線を抽出することにより、被
認識形状パターンH14から各種形状パターンA,B,
C,Dを迅速に認識することが可能となる。このこと
で、当該パターン認識装置や方法を応用した高信頼度の
食堂清算システム等を提供することが可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパターン
認識装置によれば、画像取得手段,形状認識手段及び制
御手段が具備され、該制御手段が被認識対象の各種形状
パターンの外部輪郭線の探索制御に基づいて内部輪郭線
の探索制御をする。このため、各種形状パターンが互い
に接触又は重なり合い、その外部輪郭線と内部輪郭線と
が存在する場合であっても、外部輪郭線から幾何学計算
方法によって、内部輪郭線を抽出することができる。こ
のことから、被認識形状パターンの外部輪郭線の探索抽
出データと、内部輪郭線の探索抽出データとに基づいて
被認識形状パターンから各種形状パターンを迅速に認識
することが可能となる。
認識装置によれば、画像取得手段,形状認識手段及び制
御手段が具備され、該制御手段が被認識対象の各種形状
パターンの外部輪郭線の探索制御に基づいて内部輪郭線
の探索制御をする。このため、各種形状パターンが互い
に接触又は重なり合い、その外部輪郭線と内部輪郭線と
が存在する場合であっても、外部輪郭線から幾何学計算
方法によって、内部輪郭線を抽出することができる。こ
のことから、被認識形状パターンの外部輪郭線の探索抽
出データと、内部輪郭線の探索抽出データとに基づいて
被認識形状パターンから各種形状パターンを迅速に認識
することが可能となる。
【0058】また、本発明のパターン認識方法によれ
ば、外部輪郭線の探索抽出処理に基づいて被認識形状パ
ターンの内部輪郭線の探索抽出処理をしている。このた
め、外部輪郭線の探索抽出処理によって得られた探索抽
出データに、内部輪郭線の探索抽出処理によって得られ
た探索抽出データを追加することにより、被認識対象か
ら各種形状パターンを正確に分離識別することが可能と
なる。
ば、外部輪郭線の探索抽出処理に基づいて被認識形状パ
ターンの内部輪郭線の探索抽出処理をしている。このた
め、外部輪郭線の探索抽出処理によって得られた探索抽
出データに、内部輪郭線の探索抽出処理によって得られ
た探索抽出データを追加することにより、被認識対象か
ら各種形状パターンを正確に分離識別することが可能と
なる。
【0059】これにより、当該パターン認識装置や方法
を応用した高信頼度の食堂清算システム等の提供に寄与
するところが大きい。
を応用した高信頼度の食堂清算システム等の提供に寄与
するところが大きい。
【図1】本発明に係るパターン認識装置の原理図であ
る。
る。
【図2】本発明に係るパターン認識方法の原理図であ
る。
る。
【図3】本発明の実施例に係るパターン認識装置の構成
図である。
図である。
【図4】本発明の実施例に係るパターン認識の処理フロ
ーチャート(その1)である。
ーチャート(その1)である。
【図5】本発明の実施例に係るパターン認識の処理フロ
ーチャート(その2)である。
ーチャート(その2)である。
【図6】本発明の実施例に係るパターン認識の処理フロ
ーチャート(その3)である。
ーチャート(その3)である。
【図7】本発明の実施例に係る被認識形状パターンの説
明図である。
明図である。
【図8】本発明の実施例に係るパターン認識方法の補足
説明図(その1)である。
説明図(その1)である。
【図9】本発明の実施例に係るパターン認識方法の補足
説明図(その2)である。
説明図(その2)である。
【図10】従来例に係るパターン認識装置の構成図であ
る。
る。
【図11】従来例に係るパターン認識方法の説明図であ
る。
る。
【図12】従来例に係る問題点を説明する複合形状パター
ン図である。
ン図である。
11…画像取得手段、 12…形状認識手段、 13…制御手段、 L1…外部輪郭線、 L2…内部輪郭線、 A〜D…各種形状パターン、 DIN…画像取得データ、 D1,D2…探索抽出データ、 θ…屈曲角、 V1,V2…ベクトル、 V〔θ〕,−V〔θ〕…ベクトル,反転ベクトル、 p1,p2…屈曲点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/60 G01B 11/24 G06T 1/00 280
Claims (4)
- 【請求項1】 外側形状を画定する外側輪郭線及び内側
の空洞部を画定する内側輪郭線を備えた、所定形状の単
独パターン、又は同一パターン若しくは異なる形状のパ
ターンを含む複数のパターンが重なるか若しくは接触す
る合成パターンの認識を行うパターン認識装置であっ
て、 前記単独パターン又は合成パターンの画像を取得して信
号処理をする画像取得手段と、 前記画像取得手段からの信号に基づいて、前記外側輪郭
線及び前記内部輪郭線を認識する形状認識手段と、 前記画像取得手段及び前記形状認識手段の入出力を制御
する制御手段とを有し、 前記形状認識手段は、前記外側輪郭線の所定間隔を順次
サンプリングして第1ベクトルにより前記外側輪郭線を
認識すると共に、前記第1ベクトルの角度変化に基づい
て前記外側輪郭線の2つの線が交差する屈曲部を特定し
て屈曲角度を求め、前記屈曲角度の範囲の所定角度で第
2ベクトルを前記外側輪郭線側から前記内側輪郭線側に
侵入させて、前記内側輪郭線の所定間隔を順次サンプリ
ングして前記第2ベクトルにより前記内側輪郭線を認識
することを特徴とするパターン認識装置。 - 【請求項2】 外側形状を画定する外側輪郭線及び内側
の空洞部を画定する内側輪郭線を備えた、所定形状の単
独パターン、又は同一パターン若しくは異なる形状のパ
ターンを含む複数のパターンが重なるか若しくは接触す
る合成パターンのパターン認識方法であって、 前記外側輪郭線の所定間隔を順次サンプリングして第1
ベクトルにより前記外側輪郭線を認識すると共に、前記
第1ベクトルの角度変化に基づいて前記外側輪郭線の2
つの線が交差する屈曲部を特定して屈曲角度を求め、前
記屈曲角度の範囲の所定角度で第2ベクトルを前記外側
輪郭線側から前記内側輪郭線側に侵入させて、前記内側
輪郭線の所定間隔を順次サンプリングして前記第2ベク
トルにより前記内側輪郭線を認識することを特徴とする
パターン認識方法。 - 【請求項3】 前記屈曲部を特定するときにおいて、隣
り合う2つの前記第1ベクトルのなす角の屈曲方向と角
度とを求め、該屈曲方向が所定の方向であり、かつ該角
度が所定値を超えるときに、前記2つの第1ベクトルの
交点付近を屈曲部とすることを特徴とする請求項2に記
載のパターン認識方法。 - 【請求項4】 前記第2ベクトルを、前記屈曲角度を半
分程度に分割する角度で前記内側輪郭部側に侵入させる
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のパターン認識
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10111593A JP3338115B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | パターン認識装置及びパターン認識方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10111593A JP3338115B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | パターン認識装置及びパターン認識方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06309459A JPH06309459A (ja) | 1994-11-04 |
JP3338115B2 true JP3338115B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=14292081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10111593A Expired - Fee Related JP3338115B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | パターン認識装置及びパターン認識方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3338115B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4639840B2 (ja) * | 2005-02-23 | 2011-02-23 | パナソニック電工株式会社 | 粒状物体の検査方法及びそれを用いる検査装置 |
JP4639841B2 (ja) * | 2005-02-23 | 2011-02-23 | パナソニック電工株式会社 | 粒状物体の検査方法及びそれを用いる検査装置 |
JP2010082749A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Hitachi Ltd | 加工物の仕上げ方法及び装置 |
US8121415B2 (en) | 2008-10-28 | 2012-02-21 | Quality Vision International, Inc. | Combining feature boundaries |
JP5391505B2 (ja) * | 2010-02-26 | 2014-01-15 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 | 領域分割装置、領域分割プログラムおよび領域分割方法ならびにコミュニケーションロボット |
JP7250275B2 (ja) * | 2019-03-27 | 2023-04-03 | 株式会社ブレイン | 食事識別システムと識別プログラム |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP10111593A patent/JP3338115B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06309459A (ja) | 1994-11-04 |
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