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JP3327085B2 - コネクタホルダー - Google Patents

コネクタホルダー

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JP3327085B2
JP3327085B2 JP32027895A JP32027895A JP3327085B2 JP 3327085 B2 JP3327085 B2 JP 3327085B2 JP 32027895 A JP32027895 A JP 32027895A JP 32027895 A JP32027895 A JP 32027895A JP 3327085 B2 JP3327085 B2 JP 3327085B2
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JP
Japan
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connector
lever
type
small
mounting hole
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JP32027895A
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JPH09161879A (ja
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努 内藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタホルダー
に関し、詳しくは、自動車の内部に配索するワイヤハー
ネスの端末に接続されるコネクタのうち、レバー式の大
型コネクタおよび非レバー式の小型コネクタのいずれに
も共用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタホルダー1は、
図5(A)(B)に示すように、自動車の内部に配索す
るワイヤハーネスの端末に接続したコネクタを取付保持
するコネクタ取付穴1aを備え、該コネクタ取付穴1a
にコネクタを嵌合固定した状態で、側壁部1bより突設
したブラケット部1cを車体パネルに取り付けている。
【0003】ワイヤハーネスを配索する自動車が高グレ
ード車の場合、搭載する電装品や制御回路等が多いた
め、電線量が多くなり、接続するコネクタは50極以上
等の多極となる。このような高グレード車用の多極のコ
ネクタは大型で、相手方コネクタと嵌合する時に大きな
挿入力を必要とするため、低挿入力で嵌合できるレバー
式大型コネクタを用いている。これに対して、低グレー
ド車では搭載する電装品や制御回路等が比較的少ないた
め、ワイヤハーネスを構成する電線量が少なく、接続す
るコネクタも小型ですむため、通常の非レバー式の小型
コネクタが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、上記低グレード
車用の非レバー式小型コネクタと、高グレード車用のレ
バー式コネクタとを夫々嵌合するコネクタホルダーは夫
々別個に形成しているため、部品点数が増加する問題が
ある。そのため、低グレード車用のワイヤハーネスに高
グレード車用の多極のレバー式大型コネクタを接続し
て、レバー式コネクタ用のコネクタホルダーを用いる場
合がある。
【0005】しかしながら、上記レバー式大型コネクタ
は、作業者の手で簡単に嵌合接続することができる通常
の非レバー式小型コネクタと比較して構造が複雑で、製
造コストが高いため、該レバー式大型コネクタを低グレ
ード車用のワイヤハーネスにも使用すると、コスト高に
なるという問題がある。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ワイヤハーネスの端末に接続されるコネクタうち、
レバー式の大型コネクタおよび非レバー式の小型コネク
タのいずれでも取り付けることができるコネクタホルダ
ーを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、ホルダー内にレバー式大型
コネクタと非レバー式小型コネクタのいずれもが挿入で
きる共用取付穴を設け、該共用取付穴の内周面はレバー
式大型コネクタの外周面と対応させていると共に、その
一部に内周面を凹ませた段差部を設け、該段差部の内面
に非レバー式小型コネクタ取付用のロック部を突設して
いることを特徴とするコネクタホルダーを提供するもの
である。
【0008】上記コネクタホルダーでは、共用取付穴の
内部に、レバー式大型コネクタと非レバー式小型コネク
タのいずれもが、確実に取付保持することができるた
め、極数が少ない低グレード車に配索するワイヤハーネ
スには、通常の非レバー式小型コネクタを接続しても、
該非レバー式小型コネクタを自動車の車体パネルに確実
に固定保持させることができる。よって、従来例のよう
に、2種類のコネクタホルダーを設ける必要がなく、ま
た、低グレード車に高グレード車用のレバー式大型コネ
クタを接続しなくてもよくなり、高グレード車と低グレ
ード車に共用できる。
【0009】上記非レバー式小型コネクタ用のロック部
の突出端面は、共用取付穴に挿入したレバー式大型コネ
クタの外周面に当接するように設定することが好まし
い。(請求項2) 上記コネクタホルダーでは、レバー式大型コネクタを取
り付けた状態で、非レバー式小型コネクタ取付用のロッ
ク部の突出端面が、レバー式大型コネクタの外周面に当
接するため、上記のように凹んだ段差部を形成していて
も、取付状態のレバー式大型コネクタにガタが生じるこ
とはない。
【0010】上記共用取付穴は断面略長方形状で、長辺
側の対向する内周面に上記非レバー式小型コネクタ用の
ロック部を設けると共に、短辺側の対向する内周面にレ
バー式大型コネクタ用のロック部を設けることが好まし
い。(請求項3) 上記コネクタホルダーでは、共用取付穴の内部にレバー
式大型コネクタを挿入すると、短辺側に形成したロック
部によりレバー式大型コネクタを取付保持することがで
きると共に、共用取付穴の内部に非レバー式小型コネク
タを挿入すると、長辺側に形成したロック部により非レ
バー式小型コネクタを確実に取付保持することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1に示すように、本発明
のコネクタホルダー10は樹脂製で、ホルダー内にレバ
ー式大型コネクタ11と、非レバー式小型コネクタ12
のいずれもが挿入できる複数(本実施形態では、2個)
の共用取付穴10aを設け、低グレード車に配索するワ
イヤハーネスの端末に、通常の非レバー式小型コネクタ
12を接続しても、高グレード車と低グレード車とに共
用できるようにしている。また、コネクタホルダー10
は、側壁部10bの一側面より車体パネル(図示せず)
にボルト止めして取り付けるための貫通穴10cを有す
るブラケット部10dを備えている。
【0012】上記共用取付穴10aは、その内周面をレ
バー式大型コネクタ11の外周面11aと対応させて断
面略長方形状に成形している。該共用取付穴10aの長
辺側の対向する一部内周面10e−1,10e−1に
は、凹ませた段差部10f,10fを設けると共に、こ
れら段差部10f,10fの内面10g,10gに、上
記非レバー式小型コネクタ12用のロック部10hを突
設している。また、共用取付穴10aの短辺側の対向す
る内周面10e−2,10e−2には、上記レバー式大
型コネクタ11用のロック部10iを設けている。
【0013】上記段差部10fの凹み深さtは、上記非
レバー式小型コネクタ12の外周面12aに、従来より
形成されている取付用の被ロック部12bの突出量と同
一に設定している。上記被ロック部12bは、互いに内
向きに屈折した一対のL型枠部12c,12cと、これ
らの間より突出するロック爪12dとからなる。
【0014】上記非レバー式小型コネクタ12用のロッ
ク部10hは、図2に示すように、上記内面10gより
一対に突出するL型枠10k,10kと、これらL型枠
10k,10kの略中央部を連結する板状の係止板部1
0mとからなる。上記L型枠10k,10kは、内面1
0jより突出する縦枠部10p,10pと、これら縦枠
部10p,10pの先端よりそれぞれ外方に向けて突出
する横枠部10q,10qとを備えている。上記L型枠
10k,10kの突出端面となる横枠部10q,10q
の先端面は、共用取付穴10aの内周面10e−1と面
一になるように突設し、共用取付穴10a内に挿入した
レバー式大型コネクタ11の外面11aに当接するよう
に設定している。
【0015】本実施形態では、上記ロック部10hは、
2箇所に形成された段差部10fにおいて、一方の内面
10g−1の中央に1個設けると共に、他方内面10g
−2に所要間隔をあけて2個設けている。また、他方内
面10g−2に設けたロック部10h,10hの間に
は、コネクタ位置決め用のリブ10rを上記内周面10
eと面一になるように突設している。ロック部10hに
は、非レバー式小型コネクタ12の大きさにより所要位
置のロック部10hを選択して、取り付けるようにして
いる。
【0016】上記レバー式大型コネクタ11用のロック
部10iは、図1(B)に示すように、短辺側の対向す
る内周面10e−2,10e−2に凹状溝部10sを設
け、該凹状溝部10sの内面より係止用のロック爪10
tを内方に突設した弾性片10uを突設して形成してい
る。
【0017】上記構成のコネクタホルダー10の共用取
付穴10aにレバー式大型コネクタ11を取り付ける場
合、上記共用取付穴10a内にレバー式大型コネクタ1
1を挿入する。これにより、上記弾性片10uを外側に
撓ませて、レバー式大型コネクタ11が挿入され、該レ
バー式大型コネクタ11に従来より形成されている係止
用の段部(図示せず)に上記ロック爪10tが係合し
て、レバー式大型コネクタ11をホルダー内に確実に取
付保持することができる。
【0018】上記レバー式大型コネクタ11の取付状態
では、非レバー式小型コネクタ11用のロック部10h
の突出端面、および、内面10g−2側に設けた位置決
め用のリブ10rを、レバー式大型コネクタ11の外周
面11aに当接するように設定しているため、該レバー
式大型コネクタ11に横向きのガタを生じさせることな
く、確実に取付状態を保持することができる。
【0019】一方、上記コネクタホルダー10に非レバ
ー式小型コネクタ12を取り付ける場合、上記段差部1
0fに形成した所要位置の非レバー式小型コネクタ12
用のロック部10hに非レバー式小型コネクタ12を対
応させて、該非レバー式小型コネクタ12を共用取付穴
10a内に挿入する。これにより、非レバー式小型コネ
クタ12の被ロック部12bのL型枠12c,12c内
に、コネクタホルダー10のロック部10hの横枠部1
0q,10qが挿通してガイドされ、上記係止板部11
mとロック爪12dとが係合して、確実にロック状態を
保持することができる。
【0020】上記コネクタホルダー10によると、非レ
バー式コネクタ10を選択的に挿入係止することによ
り、図4(A)に示すように、一方の共用取付穴10a
の内面10g−2側に2個の非レバー式小型コネクタ1
2,12を取付保持させると共に、他方の共用取付穴1
0aの内面10g−1側に1個の非レバー式小型コネク
タ12を取付保持させることができる。または、図4
(B)に示すように、両共用取付穴10a,10aの内
面10g−1側にそれぞれ1個の非レバー式小型コネク
タ12を取付保持させることができる。尚、図示はして
いないが、両共用取付穴10a,10aの内面10g−
2側にそれぞれ2個の非レバー式小型コネクタ12を取
付保持させても良く、種々の態様で非レバー式小型コネ
クタ12を取付保持させることができる。
【0021】上記非レバー式小型コネクタ12の取付状
態では、上記ロック部10hと非レバー式小型コネクタ
12の被ロック部12bとが確実にロックして取付状態
を保持することができる。また、内面10g−2側で
は、コネクタ位置決め用のリブ10rを突設しているた
め、該内面10g−2側に取り付けた非レバー式コネク
タ12の外周面に当接させて、ガタを生じさせることな
く、確実に位置決め保持することができる。
【0022】このように、本発明のコネクタホルダー1
0では、共用取付穴10aの内部に、レバー式大型コネ
クタ11と非レバー式小型コネクタ12のいずれでも、
確実に取付保持することができる。
【0023】よって、自動車の内部に配索するワイヤハ
ーネスの端末に接続したコネクタを車体パネルに固定保
持させる際に、上記コネクタホルダー10を用いること
により、極数が少ない低グレード車に配索するワイヤハ
ーネスの端末に、通常の非レバー式小型コネクタ12を
接続しても、高グレード車と低グレード車の両方に共用
することができる。このように、低グレード車に製造コ
ストが高いレバー式大型コネクタ12を接続しなくても
良いため、コストダウンを図ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のコネクタホルダーでは、コネクタの取付穴の内周面に
段差部を設け、該段差部の内面に非レバー式小型コネク
タ用のロック部を形成しているため、レバー式大型コネ
クタと非レバー式小型コネクタのいずれも挿入して取付
保持することができる。よって、該コネクタホルダーを
用いて、自動車の内部に配索するワイヤハーネスの端末
に接続するコネクタを車体パネルに固定保持させること
により、極数が少ない低グレード車に配索するワイヤハ
ーネスに、通常の非レバー式小型コネクタを接続して
も、高グレード車と低グレード車の両方に、1つのコネ
クタホルダーを共用することができる。よって、従来例
のように、極数が少ない低グレード車用のワイヤハーネ
スに、製造コストが高いレバー式大型コネクタを接続す
る必要がなくなり、コストダウンを図ることができる。
【0025】また、上記段差部に形成した非レバー式小
型コネクタ用のロック部の突出端面を、共用取付穴内に
挿入したレバー式大型コネクタの外面に当接するように
設定しているため、レバー式大型コネクタを取付保持し
た状態で、該レバー式大型コネクタに横向きのガタを生
じさせることなく、確実に取付状態を保持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコネクタホルダーを示し、(A)は
平面図、(B)は(A)のI−I断面図である。
【図2】 コネクタホルダーの非レバー式小型コネクタ
用のロック部と非レバー式小型コネクタの被ロック部を
示す分解斜視図である。
【図3】 コネクタホルダーにレバー式大型コネクタを
挿入した状態を示す平面図である。
【図4】 (A)(B)はコネクタホルダーに非レバー
式小型コネクタを挿入した状態を示す平面図である。
【図5】 従来のコネクタホルダーを示し、(A)は平
面図、(B)は(A)のII−II断面図である。
【符号の説明】
10 コネクタホルダー 10a 共用取付穴 10e 内周面 10f 段差部 10g 内面 10h 非レバー式小型コネクタ取付用のロック部 11 レバー式大型コネクタ 11a 外周面 12 非レバー式小型コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/516 H01R 13/73

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダー内にレバー式大型コネクタと非
    レバー式小型コネクタのいずれもが挿入できる共用取付
    穴を設け、該共用取付穴の内周面はレバー式大型コネク
    タの外周面と対応させていると共に、その一部に内周面
    を凹ませた段差部を設け、該段差部の内面に非レバー式
    小型コネクタ取付用のロック部を突設していることを特
    徴とするコネクタホルダー。
  2. 【請求項2】 上記非レバー式小型コネクタ用のロック
    部の突出端面は、共用取付穴に挿入したレバー式大型コ
    ネクタの外周面に当接するように設定している請求項1
    に記載のコネクタホルダー。
  3. 【請求項3】 上記共用取付穴は断面略長方形状で、長
    辺側の対向する内周面に上記非レバー式小型コネクタ用
    のロック部を設けると共に、短辺側の対向する内周面に
    レバー式大型コネクタ用のロック部を設けている請求項
    1または請求項2に記載のコネクタホルダー。
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JP5705812B2 (ja) * 2012-11-15 2015-04-22 古河電気工業株式会社 コネクタホルダ

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