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JP3300474B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP3300474B2
JP3300474B2 JP16438493A JP16438493A JP3300474B2 JP 3300474 B2 JP3300474 B2 JP 3300474B2 JP 16438493 A JP16438493 A JP 16438493A JP 16438493 A JP16438493 A JP 16438493A JP 3300474 B2 JP3300474 B2 JP 3300474B2
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conductive film
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insulating film
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自己整合型製造方法
による半導体装置の微細化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、特にシリコン単結晶から成
る半導体基板(以下、基板と称す)を用いた半導体集積
回路装置においては、素子間の分離、素子形成領域以外
の半導体基板表面の保護、および配線容量の低減のた
め、基板表面に厚いフィ−ルド絶縁膜が形成されてい
る。従来の半導体装置では、その製造工程において、フ
ィ−ルド絶縁膜の形成の後に素子形成を行う方法が一般
的であった。図24は従来の半導体装置の構造をNPN
型バイポ−ラトランジスタについて示したものである。
【0003】図において、1はN型のシリコン単結晶か
ら成る基板で、バイポ−ラトランジスタのコレクタとな
る。2は基板1の素子形成領域以外に形成されたフィ−
ルド絶縁膜、3は基板1下層に形成されたコレクタ電
極、4はフィ−ルド絶縁膜2に挟まれた素子形成領域の
中央部の基板1に形成されたN型のエミッタ領域であ
る。5はエミッタ領域4下層に形成されたP型の真性ベ
−ス領域、6はP型拡散領域、7はP型のベ−ス引
き出し領域で、これら3つのP型、P型およびP
の拡散領域5、6、7でバイポ−ラトランジスタのベ−
スを構成する。8はベ−ス引き出し領域7上からフィ−
ルド絶縁膜2上にわたって形成された多結晶シリコン膜
から成るベ−ス電極、9はベ−ス電極8のパタ−ンによ
って形成されたベ−ス開口部、10はエミッタ領域4に
接続形成されたエミッタ電極である。
【0004】11、12および13はエミッタ、ベ−ス
間の絶縁膜で、11はベ−ス電極8上からフィ−ルド絶
縁膜2上にわたって形成された絶縁膜、12はベ−ス開
口部9内に形成された絶縁膜、13はベ−ス開口部9内
に形成されたサイドウォ−ルである。14は層間絶縁
膜、15はベ−ス電極8、エミッタ電極10にそれぞれ
接続形成された金属配線層である。
【0005】このように構成される半導体装置の製造方
法を図25〜図28に基づいて以下に示す。まず、基板
1に、LOCOS法によりシリコン酸化膜から成るフィ
−ルド絶縁膜2を、例えば0.5μmの厚さに形成する
(図25)。次に、基板1上の全面に、ベ−ス電極とな
る多結晶シリコン膜8を例えば0.2μmの膜厚に堆積
し、これを写真製版技術およびエッチング技術によって
パタ−ニングする。その後、基板1上から、例えば硼素
(B)等のP型不純物を、例えばイオン注入法により注
入し、多結晶シリコン膜8にP型不純物16を導入す
る。この時イオン注入はマスクパタ−ンを用いず基板1
上の全面に行われるため、多結晶シリコン膜8形成領域
以外の領域ではP型不純物16はフィ−ルド絶縁膜2中
に注入されるが、他に影響を及ぼさないものである(図
26)。
【0006】次に、基板1上の全面にCVD酸化膜等の
絶縁膜11を、例えば0.3μmの膜厚に堆積し、フィ
−ルド絶縁膜2の内央部の絶縁膜11および他結晶シリ
コン膜8を写真製版技術およびエッチング技術により選
択的に除去してベ−ス開口部9を形成する。その後、基
板1表面に熱酸化法等により例えば0.01μmのシリ
コン酸化膜を形成して、ベ−ス開口部9内壁上に絶縁膜
12を形成する。続いて、基板1上から硼素等のP型不
純物を例えばイオン注入法により注入すると、ベ−ス開
口部9下層の基板1に自己整合的にP型不純物17が導
入される。この場合もベ−ス開口部9以外の領域では、
P型不純物17は絶縁膜11中に注入されるが他に影響
を及ぼさない(図27)。
【0007】次に基板1上の全面に、CVD酸化膜等の
絶縁膜を、例えば0.2μmの膜厚に堆積し、全面エッ
チバック(以下、エッチバックと称す)によってベ−ス
開口部9内の側壁にのみ絶縁膜を残存させて、サイドウ
ォ−ル13を形成する。その後、基板1上の全面にサイ
ドウォ−ル13が形成されたベ−ス開口部9を埋めるよ
うに多結晶シリコン膜を例えば0.2μmの膜厚に堆積
し、これを写真製版技術およびエッチング技術によって
パタ−ニングしてエミッタ電極10を形成する。このと
き、ベ−ス開口部9下層の基板1に導入されていたP型
不純物17が拡散されてP型拡散領域6が形成される
(図28)。
【0008】次に、基板1上から例えばイオン注入法に
よりP型不純物を注入してエミッタ電極10にP型不純
物を導入し、続いて基板1に熱処理を施してP型不純物
をエミッタ電極10下層の基板1に拡散させてP型の真
性ベ−ス領域5を形成し、更に、基板1上から例えばイ
オン注入法により、例えば砒素(AS)等のN型不純物
を注入してその後熱処理することにより、エミッタ電極
10にN型不純物を導入し、下層の基板1に拡散させて
型のエミッタ領域4を形成する。このとき、これら
の熱処理によって、既に導入されていた、多結晶シリコ
ン膜8内のP型不純物16が基板1のシリコン中へ拡散
されてP型のベ−ス引き出し領域7が形成される。次
に、基板1上の全面に層間絶縁膜14を形成し、コンタ
クト孔を設けた後、金属配線層15およびコレクタ電極
3を形成する(図24参照)。この後、所定の処理を施
してNPN型バイポ−ラトランジスタを完成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は以
上のように構成されているので、ベ−ス引き出し領域7
上からフィ−ルド絶縁膜2上にわたって形成されたベ−
ス電極8と基板1のシリコン部分との領域の横方向の寸
法は、フィ−ルド絶縁膜2とベ−ス開口部9との距離に
よって決定される。ところが、従来の半導体装置では、
その製造工程において、フィ−ルド絶縁膜2を形成後に
写真製版技術とエッチング技術とを用いてベ−ス開口部
9を形成するため、フィ−ルド絶縁膜2とベ−ス開口部
9との距離は、ベ−ス開口部9形成のための写真製版用
マスクのマスク合わせのための余裕を考慮して設定され
るものであった。ベ−ス電極8と基板1のシリコン部分
との接触領域に形成されるベ−ス引き出し領域7は、バ
イポ−ラトランジスタのベ−スの寄生接合容量を形成す
る。このため、上記接触領域の寸法がマスク合わせ余裕
を含む必要があることは、微細化を進める上で困難とな
ると同時に、素子の寄生容量を小さくできないという問
題点を持つものであった。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであって、フィ−ルド絶縁膜とベ
−ス開口部との距離が、マスク合わせ余裕の必要のない
自己整合で決定でき、寄生容量の小さい微細な半導体装
置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る半導体装置の製造方法は、半導体基板上の素子形成領
域内の所定領域に第1の膜を選択的に形成する第1の工
程と、上記第1の膜の側壁に第1のサイドウォ−ルを形
成する第2の工程と、上記第1の膜および上記第1のサ
イドウォ−ルをマスクとして、自己整合的にフィ−ルド
絶縁膜を形成する第3の工程と、上記第1のサイドウォ
−ルを除去した後、上記第1の膜の側壁に、上記第1の
サイドウォ−ルよりも薄い第2のサイドウォ−ルを形成
する第4の工程と、上記第1の膜および上記第2のサイ
ドウォ−ルの形成領域以外の少なくとも上記素子形成領
域上に、上記第2のサイドウォ−ルに隣接させて半導体
材料から成る第1の導電膜を形成し、その後、上記第2
のサイドウォ−ルを除去して上記第1の導電膜の開口部
を自己整合的に形成する第5の工程と、上記第1の導電
膜からの不純物の拡散によって、上記半導体基板に拡散
層を形成する第6の工程と、上記第1の導電膜と上記第
1の膜とを絶縁する第1の絶縁膜を、上記第1の膜を露
出させて形成する第7の工程と、その後、上記第1の膜
形成領域に第2の導電膜を形成する第8の工程とを有す
るものである。
【0012】また、この発明の請求項2に係る半導体装
置の製造方法は、第1の工程にて、下層部が半導体材料
から成る第1の膜を形成し、その後第7の工程にて、半
導体材料から成る第1の導電膜、半導体基板および上記
第1の膜下層部の露出面上に熱酸化膜を形成し、続いて
上記半導体基板上の全面に第2の絶縁膜を形成してエッ
チバックすることにより上記熱酸化膜と上記第2の絶縁
膜とで構成される第1の絶縁膜を、上記第1の膜下層部
の半導体材料表面を露出させて形成し、第8の工程に
て、上記第1の膜下層部に接続するように第3の導電膜
を形成して、これら第3の導電膜および上記第1の膜下
層部(第4の導電膜)から成る第2の導電膜を形成する
ものである。
【0013】さらに、この発明の請求項3に係る半導体
置は、半導体基板上に、素子形成領域の外側に形成さ
れたフィ−ルド絶縁膜と、このフィ−ルド絶縁膜に隣接
するように上記半導体基板に形成された拡散層と、上記
素子形成領域内に開口部を持ち、上記拡散層上に形成さ
れた第1の導電膜と、上記第1の導電膜の開口部の中央
部に形成された第2の導電膜とを有する半導体装置にお
いて、上記第2の導電膜が、上記半導体基板に対し水平
方向のパタ−ンである第3の導電膜と、該第3の導電膜
下層に配設され垂直方向の柱状パタ−ンである第4の導
電膜とを組み合わせたT字型で構成され、上記第1の導
電膜の開口部内に、上記第4の導電膜側壁から該開口部
内壁に渡って形成された熱酸化膜を介して絶縁膜が形成
されたものである。
【0014】また、この発明の請求項4に係る半導体装
置の製造方法は、半導体基板上の素子形成領域内のゲー
ト電極形成予定領域に第1の膜を選択的に形成する第1
の工程と、上記第1の膜の側壁に第1のサイドウォ−ル
を形成する第2の工程と、上記第1の膜および上記第1
のサイドウォ−ルをマスクとして、自己整合的にフィ−
ルド絶縁膜を形成する第3の工程と、上記第1のサイド
ウォ−ルを除去した後、上記第1の膜の側壁に、上記第
1のサイドウォ−ルよりも薄い第2のサイドウォ−ルを
形成する第4の工程と、上記第1の膜および上記第2の
サイドウォ−ルの形成領域以外の少なくとも上記素子形
成領域上に、上記第2のサイドウォ−ルに隣接させて半
導体材料から成る第1の導電膜を形成し、その後、上記
第2のサイドウォ−ルを除去する第5の工程と、上記第
1の導電膜からの不純物の拡散によって、上記半導体基
板にソース・ドレイン領域を形成する第6の工程と、上
第1の導電膜と上記第1の膜とを絶縁する第1の絶縁
膜を、上記第1の膜を露出させて形成する第7の工程
と、その後、上記第1の膜形成領域にゲート電極を形成
する第8の工程とを有するものである。
【0015】また、この発明の請求項5に係る半導体装
置は、半導体基板上に、素子形成領域の外側に形成され
たフィ−ルド絶縁膜と、このフィ−ルド絶縁膜の内央部
に配設されたゲート電極と、該ゲート電極の両側で上記
フィ−ルド絶縁膜に隣接するように上記半導体基板に形
成された拡散層としてのソース・ドレイン領域と、上記
ゲート電極の両側で該ゲート電極と所定の寸法離間させ
て上記ソース・ドレイン領域上にそれぞれ形成された第
1の導電膜とを備え、上記ゲート電極が、上記半導体基
板に対し水平方向のパタ−ンである導電膜と、該導電膜
下層に配設され垂直方向の柱状パタ−ンである導電膜と
を組み合わせたT字型で構成され、上記第1の導電膜と
上記ゲート電極とで挟まれる開口部内に、上記ゲート電
極の柱状パタ−ンである導電膜側壁から該開口部内壁に
渡って形成された熱酸化膜を介して絶縁膜が形成された
ものである。
【0016】
【作用】この発明による半導体装置の製造方法は、後工
程で第2の導電膜を形成する領域にまず第1の膜を形成
し、この第1の膜に第1のサイドウォ−ルを形成してフ
ィ−ルド絶縁膜の形成領域を決定し、さらに再び第1の
膜に、第1のサイドウォ−ルよりも薄い第2のサイドウ
ォ−ルを形成して第1の導電膜の開口部の領域を決定す
る。すなわち第2の導電膜形成領域を基準として自己整
合的にフィ−ルド絶縁膜および第1の導電膜の開口部の
領域を決定する。これにより第1の導電膜の開口部から
フィ−ルド絶縁膜までの距離も、マスク合わせ余裕の必
要のない自己整合的に決定された微細なものとできる。
この第1の導電膜の開口部からフィ−ルド絶縁膜までの
領域は、第1の導電膜と半導体基板のシリコン部分との
接触領域であり、半導体材料から成る第1の導電膜から
の不純物の拡散によって形成される拡散層は、上記接触
領域に形成される。このため上記接触領域および拡散層
の寸法が縮小されて微細化が促進できるとともに、寄生
容量も低減できる。
【0017】また、第1の膜下層部を半導体材料で構成
し、その部分を後工程で第2の導電膜に利用することに
よって、第2の導電膜の形成が容易にできる。このとき
第1の膜下層部から成る第4の導電膜に接続するよう
に、その上に第3の導電膜を形成して第2の導電膜を構
成するため、表面が極めて平坦なT字型の第2の導電膜
が容易に形成できる。
【0018】さらに、この発明による半導体装置は、第
2の導電膜が、半導体基板と水平方向のパタ−ンである
第3の導電膜と、垂直方向のパタ−ンである第4の導電
膜とを組み合わせたT字型で形成されているため、第2
の導電膜表面が段差のない極めて平坦な形状となり、半
導体装置の信頼性が向上する。
【0019】この発明による半導体装置の製造方法は、
後工程でゲート電極を形成する領域にまず第1の膜を形
成し、この第1の膜に第1のサイドウォ−ルを形成して
フィ−ルド絶縁膜の形成領域を決定し、さらに再び第1
の膜に、第1のサイドウォ−ルよりも薄い第2のサイド
ウォ−ルを形成して第1の導電膜とゲート電極との離間
寸法を決定する。すなわちゲート電極形成領域を基準と
して自己整合的にフィ−ルド絶縁膜および第1の導電膜
の領域を決定する。これにより第1の導電膜端部からフ
ィ−ルド絶縁膜までの距離も、マスク合わせ余裕の必要
のない自己整合的に決定された微細なものとできる。こ
の第1の導電膜端部からフィ−ルド絶縁膜までの領域
は、第1の導電膜と半導体基板のシリコン部分との接触
領域であり、半導体材料から成る第1の導電膜からの不
純物の拡散によって形成されるソース・ドレイン領域
は、上記接触領域に形成される。このため上記接触領域
およびソース・ドレイン領域の寸法が縮小されて微細化
が促進できるとともに、寄生容量も低減できる。
【0020】さらに、この発明による半導体装置は、ゲ
ート電極が、半導体基板と水平方向のパタ−ンである導
電膜と、垂直方向のパタ−ンである導電膜とを組み合わ
せたT字型で形成されているため、ゲート電極表面が段
差のない極めて平坦な形状と なり、半導体装置の信頼性
が向上する。
【0021】
【実施例】実施例1. 以下この発明の一実施例を図を用いて詳細に説明する。
なお従来の技術と重複する箇所は適宜その説明を省略す
る。図1はこの発明の実施例1による半導体装置の構造
をNPN型バイポ−ラトランジスタについて示した断面
図である。図において、1、3〜6、14、15は従来
のものと同じもの、18は基板1の素子形成領域、19
は素子形成領域18の外側に形成されたフィ−ルド絶縁
膜、20はフィ−ルド絶縁膜19に隣接するように基板
1に形成された拡散層としてのベ−ス引き出し領域、2
1はベ−ス引き出し領域20上からフィ−ルド絶縁膜1
9上にわたって形成された第1の導電膜としての多結晶
シリコン膜から成るベ−ス電極である。
【0022】22はベ−ス電極21の開口部としてのベ
−ス開口部、23はベ−ス開口部22の中央部に、エミ
ッタ領域4に接続してT字型に形成された第2の導電膜
としてのエミッタ電極、24はエミッタ電極23の上層
部を構成する基板1と水平方向のパタ−ンである第3の
導電膜、25はエミッタ電極23の下層部を構成する基
板1と垂直方向の柱状パタ−ンである第4の導電膜であ
る。26はベ−ス電極21とエミッタ電極23を絶縁す
る第1の絶縁膜で、ベ−ス電極21表面、第4の導電膜
25の側壁表面およびベ−ス開口部22内の基板1の露
出面に形成された熱酸化膜27と、それを覆って形成さ
れた第2の絶縁膜28とで構成される。
【0023】以下、製造方法を図2〜図8に基づいて説
明する。まず、基板1上の全面に第1の膜下層部として
の多結晶シリコン膜25a,シリコン酸化膜29,およ
びシリコン窒化膜30を順次堆積し、写真製版技術およ
びエッチング技術によりパタ−ニングして、例えば0.
3μmの幅で第1の膜31を形成する。その後、基板1
上の全面にシリコン窒化膜を堆積して全面エッチバック
することにより、第1の膜31側壁にシリコン窒化膜か
ら成る第1のサイドウォ−ル32を例えば0.5μmの
幅で形成する(図2)。次に、第1の膜31上層部のシ
リコン窒化膜30と第1のサイドウォ−ル32とを耐酸
化マスクとして、基板1にフィ−ルド絶縁膜19を形成
し、その後シリコン窒化膜30および第1のサイドウォ
−ル32を除去する(図3)。
【0024】次に、基板1上の全面に、再びシリコン窒
化膜を堆積して全面エッチバックすることにより、第1
の膜31側壁にシリコン窒化膜から成る第2のサイドウ
ォ−ル33を、既に除去された第1のサイドウォ−ル3
2よりも薄い、例えば0.1μmの幅に形成する。その
後基板1上の全面に、ベ−ス電極となる多結晶シリコン
膜21を堆積し、さらにその上に感光性レジスト等の平
坦材34を堆積して平坦化する(図4)。
【0025】次に、平坦材34および多結晶シリコン膜
21をエッチングして、第1の膜31と第2のサイドウ
ォ−ル33との形成領域上以外の多結晶シリコン膜21
のみを残存させる。その後、写真製版技術およびエッチ
ング技術により多結晶シリコン膜21をパタ−ニング
し、さらに、基板1上からイオン注入法によりP型不純
物を注入して、多結晶シリコン膜21にP型不純物を導
入する(図5)。
【0026】次に、第2のサイドウォ−ル33を除去す
ると、多結晶シリコン膜21のベ−ス開口部22が露出
される。その後、基板1を熱酸化法により酸化して、多
結晶シリコン膜21、ベ−ス開口部22内の基板1およ
び第1の膜31下層部の多結晶シリコン膜25aの露出
面に約0.01μmの膜厚で熱酸化膜27を形成する。
次に、基板1上からイオン注入法により全面にP型不純
物を注入して、第1の膜31形成領域以外のベ−ス開口
部22内の基板1に自己整合的にP型不純物を導入し、
その後基板1上の全面に例えばCVD酸化膜などの第2
の絶縁膜28を堆積し、さらにその上に平坦材35を堆
積して平坦化する。このとき、既に基板1に導入されて
いたP型不純物が拡散されてP型拡散領域6が形成さ
れる(図6)。
【0027】次に、平坦材35を除去して第1の膜31
下層部の多結晶シリコン膜25a表面が露出するまで、
平坦材35、第2の絶縁膜28、およびシリコン酸化膜
29をエッチングする(図7)。次に、基板1上の全面
に多結晶シリコン膜24aを堆積し、これを写真製版技
術およびエッチング技術によりパタ−ニングして多結晶
シリコン膜25aを覆うように形成し、その後基板1上
からイオン注入法により、全面にP型不純物を注入して
多結晶シリコン膜24a,25aにP型不純物を導入し
た後、熱処理を施し、更に同様に、イオン注入法により
N型不純物を多結晶シリコン膜24a,25aに導入し
た後、熱処理を施す。これにより多結晶シリコン膜24
a,25aは導電性を持つ第3の導電膜24と第4の導
電膜25とから成るT字型のエミッタ電極23となり、
基板1中に拡散されたP型およびN型の不純物により、
真性ベ−ス領域5およびエミッタ領域4がそれぞれ形成
される。同時に、既に導入されていた多結晶シリコン膜
21中のP型不純物が熱処理によって基板1中に拡散
し、P型のベ−ス引き出し領域20が形成される(図
8)。
【0028】次に、従来のものと同様に、層間絶縁膜1
4を形成し、コンタクト孔を設けた後、金属配線層15
およびコレクタ電極3を形成する(図1参照)。この
後、所定の処理を施して、NPN型バイポ−ラトランジ
スタを完成する。
【0029】上記実施例では、まず第1の膜31を形成
し、この第1の膜31に第1のサイドウォ−ル32を形
成し、第1の膜31と第1のサイドウォ−ル32を耐酸
化マスクにしてフィ−ルド絶縁膜19を形成する。この
第1の膜31の下層部の多結晶シリコン膜25aは、後
工程でT字型エミッタ電極23の下層部の第4の導電膜
25となるものであるため、まず基板1上でエミッタ電
極23形成領域を決定し、それを基準にしてフィ−ルド
絶縁膜19形成領域を自己整合的に決定するものであ
る。次に、第1のサイドウォ−ル32を除去後、再び第
1の膜31に第1のサイドウォ−ル32よりも薄い第2
のサイドウォ−ル33を形成して、この第2のサイドウ
ォ−ル33の外側に多結晶シリコン膜から成るベ−ス電
極31を形成する。すなわち、エミッタ電極23形成領
域を基準にして、ベ−ス開口部22の領域も自己整合的
に決定する。
【0030】これにより、ベ−ス開口部22とフィ−ル
ド絶縁膜19との距離、すなわち、ベ−ス電極21と基
板1のシリコン部分との接触領域の寸法も、自己整合的
に決定され、従来のようにマスク合わせ余裕の必要がな
く微細化が促進できる。また、ベ−ス電極21と基板1
との接触領域の縮小に伴って、ベ−ス電極21からの不
純物拡散によって基板1に形成されるベ−ス引き出し領
域20も縮小されるので、バイポ−ラトランジスタのベ
−スの寄生接合容量を小さくすることができる。
【0031】また、第1の膜31下層部の多結晶シリコ
ン膜25aを、後工程でエミッタ電極23に用いるた
め、エミッタ電極23の形成が容易になるとともに、多
結晶シリコン膜25aに接続するようにその上に第3の
導電膜24を形成してエミッタ電極23をT字型に形成
するため、表面が極めて平坦なエミッタ電極が容易に形
成できる。
【0032】なお、上記実施例1では、第1のサイドウ
ォ−ル32の形成材料にシリコン窒化膜を用いている
が、フィ−ルド絶縁膜19形成のための基板1の酸化工
程において、耐酸化性を有するものであれば良い。
【0033】また、上記実施例1では、第2のサイドウ
ォ−ル33の形成材料にシリコン窒化膜を用いている
が、第2のサイドウォ−ル33形成のためのエッチバッ
ク工程において、シリコン酸化膜から成るフィ−ルド絶
縁膜19やシリコン基板1とのエッチングの選択性を有
するものであれば良い。
【0034】また、上記実施例1では、ベ−ス電極21
の形成を、基板1上の全面に多結晶シリコン膜21を堆
積してエッチバックした後、写真製版技術とエッチング
技術によってパタ−ニングしているが、基板1の露出し
たシリコン表面から多結晶シリコンを選択成長させるこ
とにより形成しても良く、その場合、エッチバック工程
や写真製版工程等を省略できる。
【0035】また、上記実施例1では、第1の膜31下
層部の多結晶シリコン膜25aを、後工程でエミッタ電
極23に用いているが、多結晶シリコン膜25a表面を
露出させて第2の絶縁膜28を形成した後に、多結晶シ
リコン膜25aを除去して開口部を形成し、その開口部
を埋めるようにエミッタ電極23を新たに形成しても良
い。その場合第1の膜31下層部の材料は多結晶シリコ
ン膜に限るものではなく、またエミッタ電極23の構造
も表面が平坦なT字型とはならないが、その他の効果は
全く同様である。
【0036】また、上記実施例1では、NPN型バイポ
−ラトランジスタの例を示したが、N型とP型とを入れ
替えたPNP型バイポ−ラトランジスタでも同様である
ことは言うまでもない。
【0037】実施例2. 次に、この発明の実施例2による半導体装置について説
明する。図9はこの発明の実施例2による半導体装置の
構造を、NPN型バイポ−ラトランジスタについて示し
た断面図である。図9に示すように、ベ−ス開口部22
内の第1の絶縁膜26が基板1のシリコン面よりも深く
形成されている。このためエミッタ領域4の側面が熱酸
化膜27で覆われる。
【0038】以下、製造方法を図10に基づいて説明す
る。まず、上記実施例1と同様にベ−ス電極となる多結
晶シリコン膜21のパタ−ン形成までを行い、イオン注
入によってP型不純物を多結晶シリコン膜21に導入す
る(図2〜図5参照)。次に、第2のサイドウォ−ル3
3を除去してその領域の基板1のシリコン表面を露出さ
せる。その後、基板1をエッチングして、露出した基板
1のシリコン面を他のシリコン面よりも低く形成する。
次に上記実施例1と同様に熱酸化膜27を形成した後、
型拡散領域6形成のためのイオン注入を行い、さら
に第2の絶縁膜28を堆積し、その上に平坦材35を堆
積して平坦化する(図10)。この後、上記実施例1と
同様にして図9に示すNPN型バイポ−ラトランジスタ
を完成する(図7、図8参照)。
【0039】上記実施例2では、エミッタ領域4はその
側面が、熱酸化膜27と第2の絶縁膜28とから成る第
1の絶縁膜26で覆われているため、下層の真性ベ−ス
領域5と接合を形成する面積が小さくなる。このため、
エミッタ、ベ−ス接合容量が低減できると同時に、エミ
ッタ、ベ−ス間の接合耐圧が向上するという効果があ
る。
【0040】実施例3. 次に、この発明の実施例3による半導体装置について説
明する。図11はこの発明の実施例3による半導体装置
の構造を、Pチャネル型MOSトランジスタについて示
した断面図である。図において、1、14、15、1
8、19、24〜28は上記実施例1と同じもの、36
はフィ−ルド絶縁膜19に隣接するように基板に形成さ
れた拡散層としてのP型ソ−ス・ドレイン領域、37
はソ−ス・ドレイン領域36上からフィ−ルド絶縁膜1
9上にわたって形成された、第1の導電膜としての多結
晶シリコン膜から成るソ−ス・ドレイン電極、38はソ
−ス・ドレイン電極37と後述するゲート電極39とで
挟まれた領域である開口部、39は第3の導電膜24と
第4の導電膜25とで構成される第2の導電膜としての
ゲ−ト電極、40はゲ−ト絶縁膜、41は基板1下層に
形成された基板1電位を取るための基板電極である。
【0041】以下、製造方法を図12〜図18に基づい
て説明する。まず、基板1上の全面に、シリコン酸化膜
を例えば0.01μmの膜厚で形成し、その上に上記実
施例1と同様の方法で、多結晶シリコン膜25a、シリ
コン酸化膜29およびシリコン窒化膜30から成る第1
の膜31と第1のサイドウォ−ル32とを形成する。こ
のとき第1のサイドウォ−ル32形成のためのシリコン
窒化膜のエッチングに続いて上記シリコン酸化膜をエッ
チングし、第1の膜31および第1のサイドウォ−ル3
2の真下に形成されたシリコン酸化膜のみを残存させて
ゲ−ト絶縁膜40を形成する(図12)。次に、上記実
施例1と同様に、フィ−ルド絶縁膜19を形成し、シリ
コン窒化膜30および第1のサイドウォ−ル32を除去
する(図13)。
【0042】次に、上記実施例1と同様に、第1の膜3
1側壁に第2のサイドウォ−ル33を形成し、基板1上
の全面にソ−ス・ドレイン電極となる多結晶シリコン膜
37を堆積し、その上に平坦材34を堆積して平坦化す
る(図14)。次に、上記実施例1のベ−ス電極21の
形成と同様の方法で、ソ−ス・ドレイン電極となる多結
晶シリコン膜37の領域を決定し、多結晶シリコン膜3
7にP型不純物を導入する(図15)。
【0043】次に、第2のサイドウォ−ル33を除去し
てソ−ス・ドレイン電極37と多結晶シリコン膜25a
との間に開口部38を露出させた後、基板1を熱酸化法
により酸化して熱酸化膜27を約0.01μmの膜厚で
形成し、さらに基板1上の全面に例えばCVD酸化膜な
どの第2の絶縁膜28を堆積し、その上に平坦材35を
堆積して平坦化する(図16)。次に、上記実施例1と
同様に、多結晶シリコン膜25a表面が露出するまで平
坦材35、第2の絶縁膜28およびシリコン酸化膜29
をエッチングする(図17)。
【0044】次に、上記実施例1と同様に、多結晶シリ
コン膜25aを覆うように多結晶シリコン膜24aを形
成し、その後基板1上からイオン注入法により全面にP
型不純物を注入して多結晶シリコン膜24a,25aに
P型不純物を導入した後、熱処理を施す。これにより、
多結晶シリコン膜24a,25aは導電性を持つ第3の
導電膜24と第4の導電膜25とから成るT字型のゲ−
ト電極39となる。同時に、既に導入されていた多結晶
シリコン膜37中のP型不純物が、熱処理によって基板
1中に拡散し、P型のソ−ス・ドレイン領域36が形
成される(図18)。次に、上記実施例1と同様に、層
間絶縁膜14、金属配線層15および基板電極41を形
成し(図11参照)、この後、所定の処理を施してPチ
ャネル型MOSトランジスタを完成する。
【0045】上記実施例3では、Pチャネル型MOSト
ランジスタについて示したが、N型とP型を入れ替える
ことによりNチャネル型MOSトランジスタも同様に形
成でき、従って相補型トランジスタも形成できる。ま
た、上記実施例1で示したバイポ−ラトランジスタと同
時に形成してBiCMOS装置を形成することもでき
る。
【0046】実施例4. 次に、この発明の実施例4による半導体装置について説
明する。図19はこの発明の実施例4による半導体装置
の構造を示すNPN型バイポ−ラトランジスタについて
示した断面図である。図において、1、3〜6、14、
15、18、20〜28は上記実施例1と同じもの、4
2は素子形成領域18の外側に厚く形成されたフィ−ル
ド絶縁膜、43はフィ−ルド絶縁膜42と基板1のシリ
コン部分との接触面に形成されたシリコン酸化膜、44
はフィ−ルド絶縁膜42の側壁でベ−ス電極21に接触
する部分に形成された第3のサイドウォ−ルである。
【0047】以下、製造方法を図20〜図23に基づい
て説明する。まず、上記実施例1と同様に第1の膜31
と第1のサイドウォ−ル32を形成し、その後、シリコ
ン窒化膜30および第1のサイドウォ−ル32をマスク
として基板1をエッチングした後、基板1表面を熱酸化
法により酸化して、シリコン酸化膜43を例えば0.0
3μmの膜厚で形成する(図20)。次に、例えばCV
D酸化膜などの絶縁膜を全面に堆積した後、その上に平
坦材(図示せず)を堆積してエッチバックすることによ
り、フィ−ルド絶縁膜42を形成する(図21)。
【0048】次に、シリコン窒化膜30および第1のサ
イドウォ−ル32を除去した後、基板1上の全面に再び
シリコン窒化膜を堆積して全面エッチバックすることに
より、第1の膜31側壁に第2のサイドウォ−ル33
を、露出したフィ−ルド絶縁膜42の側壁に第3のサイ
ドウォ−ル44を形成する。この第2のサイドウォ−ル
33と第3のサイドウォ−ル44とは、素子形成領域1
8における基板1の露出面が残存するように薄く形成す
る。その後、基板1上の全面にベ−ス電極(第1の導電
膜)となる多結晶シリコン膜21を堆積し、さらにその
上に平坦材34を堆積して平坦化する(図22)。
【0049】次に、上記実施例1と同様に、多結晶シリ
コン膜21の領域を決定し、多結晶シリコン膜にP型不
純物を導入する(図23)。この後、上位実施例1と同
様の製造工程を行うことにより、図19に示したNPN
型バイポ−ラトランジスタを完成する。
【0050】上記実施例4では、基板1をエッチングし
てからCVD法等によりフィ−ルド絶縁膜42を形成す
るため、フィ−ルド絶縁膜42の膜厚を基板1をエッチ
ングした深さ分厚くすることができる。このためフィ−
ルド絶縁膜42の領域において、配線等の基板に対する
寄生容量を低減できる。
【0051】なお、上記実施例4では、第1のサイドウ
ォ−ル32の材料は、上記実施例1〜3で用いたような
耐酸化性材料である必要はなく、基板1のエッチング時
に耐エッチング性(選択比)を持つ材料であれば良い。
【0052】また、上記実施例4で示した、基板1のエ
ッチングおよびフィ−ルド絶縁膜42の形成方法は、上
記実施例3で示したMOSトランジスタの形成において
も適用でき、同様の効果を奏する。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、後工
程で第2の導電膜を形成する領域にまず第1の膜を形成
し、この第1の膜に第1および第2のサイドウォ−ルを
形成することによって、フィ−ルド絶縁膜と第1の導電
膜の開口部との形成領域をそれぞれ自己整合的に決定す
る。従って、第1の導電膜の開口部からフイ−ルド絶縁
膜までの距離も、マスク合わせ余裕の必要のない自己整
合的に決定された微細なものとなり、それに伴って第1
の導電膜に接続する拡散層の領域も縮小されて、集積度
が向上し、かつ素子の寄生容量が低減された半導体装置
が得られる。
【0054】また、第1の膜下層部を第2の導電膜に利
用することによって、第2の導電膜の形成が容易にでき
る。このとき第1の膜下層部から成る第4の導電膜とそ
れに接続した第3の導電膜とで第2の導電膜を形成する
ため、表面が極めて平坦なT字型の第2の導電膜が容易
に形成できる。
【0055】また、第2の導電膜がT字型に形成されて
いるため、表面が段差のない極めて平坦な形状となり、
半導体装置の信頼性が向上する。
【0056】また、この発明によれば、後工程でゲート
電極を形成する領域にまず第1の膜を形成し、この第1
の膜に第1および第2のサイドウォ−ルを形成すること
によって、フィ−ルド絶縁膜および第1の導電膜の形成
領域をそれぞれ自己整合的に決定する。従って、第1の
導電膜端部からフイ−ルド絶縁膜までの距離も、マスク
合わせ余裕の必要のない自己整合的に決定された微細な
ものとなり、それに伴って第1の導電膜に接続するソ−
ス・ドレイン領域も縮小されて、集積度が向上し、かつ
素子の寄生容量が低減された半導体装置が得られる。
【0057】また、ゲート電極がT字型に形成されてい
るため、表面が段差のない極めて平坦な形状となり、半
導体装置の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による半導体装置の構造
を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施例1による半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施例1による半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施例1による半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施例1による半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施例1による半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施例1による半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施例1による半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施例2による半導体装置の構造
を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施例2による半導体装置の製
造方法を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施例3による半導体装置の構
造を示す断面図である。
【図12】 この発明の実施例3による半導体装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図13】 この発明の実施例3による半導体装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施例3による半導体装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図15】 この発明の実施例3による半導体装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図16】 この発明の実施例3による半導体装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図17】 この発明の実施例3による半導体装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図18】 この発明の実施例3による半導体装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図19】 この発明の実施例4による半導体装置の構
造を示す断面図である。
【図20】 この発明の実施例4による半導体装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図21】 この発明の実施例4による半導体装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図22】 この発明の実施例4による半導体装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図23】 この発明の実施例4による半導体装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図24】 従来の半導体装置の構造を示す断面図であ
る。
【図25】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図26】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図27】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図28】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、18 素子形成領域、19 フィ−ル
ド絶縁膜、20 拡散層としてのベ−ス引き出し領域、
21 第1の導電膜としての多結晶シリコン膜から成る
ベ−ス電極、22 第1の導電膜の開口部としてのベ−
ス開口部、23 第2の導電膜としてのエミッタ電極、
24 第3の導電膜、25 第4の導電膜、25a 第
1の膜下層部としての多結晶シリコン膜、26 第1の
絶縁膜、27 熱酸化膜、28 第2の絶縁膜、31
第1の膜、32 第1のサイドウォ−ル、33 第2の
サイドウォ−ル、36 拡散層としてのソ−ス・ドレイ
ン領域、37 第1の導電膜としての多結晶シリコン膜
から成るソ−ス・ドレイン電極、38 第1の導電膜の
開口部としてのソ−ス・ドレイン電極の開口部、39
第2の導電膜としてのゲ−ト電極、42 フィ−ルド絶
縁膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/78 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/331 H01L 21/265 H01L 21/316 H01L 21/336 H01L 29/732 H01L 29/78

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の素子形成領域内の所定領
    域に第1の膜を選択的に形成する第1の工程と、上記第
    1の膜の側壁に第1のサイドウォ−ルを形成する第2の
    工程と、上記第1の膜および上記第1のサイドウォ−ル
    をマスクとして、自己整合的にフィ−ルド絶縁膜を形成
    する第3の工程と、上記第1のサイドウォ−ルを除去し
    た後、上記第1の膜の側壁に、上記第1のサイドウォ−
    ルよりも薄い第2のサイドウォ−ルを形成する第4の工
    程と、上記第1の膜および上記第2のサイドウォ−ルの
    形成領域以外の少なくとも上記素子形成領域上に、上記
    第2のサイドウォ−ルに隣接させて半導体材料から成る
    第1の導電膜を形成し、その後、上記第2のサイドウォ
    −ルを除去して上記第1の導電膜の開口部を自己整合的
    に形成する第5の工程と、上記第1の導電膜からの不純
    物の拡散によって、上記半導体基板に拡散層を形成する
    第6の工程と、上記第1の導電膜と上記第1の膜とを絶
    縁する第1の絶縁膜を、上記第1の膜を露出させて形成
    する第7の工程と、その後、上記第1の膜形成領域に第
    2の導電膜を形成する第8の工程とを有することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1の工程にて、下層部が半導体材料か
    ら成る第1の膜を形成し、その後第7の工程にて、半導
    体材料から成る第1の導電膜、半導体基板および上記第
    1の膜下層部の露出面上に熱酸化膜を形成し、続いて上
    記半導体基板上の全面に第2の絶縁膜を形成してエッチ
    バックすることにより上記熱酸化膜と上記第2の絶縁膜
    とで構成される第1の絶縁膜を、上記第1の膜下層部の
    半導体材料表面を露出させて形成し、第8の工程にて、
    上記第1の膜下層部に接続するように第3の導電膜を形
    成して、これら第3の導電膜および上記第1の膜下層部
    (第4の導電膜)から成る第2の導電膜を形成すること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に、素子形成領域の外側に
    形成されたフィ−ルド絶縁膜と、このフィ−ルド絶縁膜
    に隣接するように上記半導体基板に形成された拡散層
    と、上記素子形成領域内に開口部を持ち、上記拡散層上
    に形成された第1の導電膜と、上記第1の導電膜の開口
    部の中央部に形成された第2の導電膜とを有する半導体
    装置において、上記第2の導電膜が、上記半導体基板に
    対し水平方向のパタ−ンである第3の導電膜と、該第3
    の導電膜下層に配設され垂直方向の柱状パタ−ンである
    第4の導電膜とを組み合わせたT字型で構成され、上記
    第1の導電膜の開口部内に、上記第4の導電膜側壁から
    該開口部内壁に渡って形成された熱酸化膜を介して絶縁
    膜が形成されたことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上の素子形成領域内のゲート
    電極形成予定領域に第1の膜を選択的に形成する第1の
    工程と、上記第1の膜の側壁に第1のサイドウォ−ルを
    形成する第2の工程と、上記第1の膜および上記第1の
    サイドウォ−ルをマスクとして、自己整合的にフィ−ル
    ド絶縁膜を形成する第3の工程と、上記第1のサイドウ
    ォ−ルを除去した後、上記第1の膜の側壁に、上記第1
    のサイドウォ−ルよりも薄い第2のサイドウォ−ルを形
    成する第4の工程と、上記第1の膜および上記第2のサ
    イドウォ−ルの形成領域以外の少なくとも上記素子形成
    領域上に、上記第2のサイドウォ−ルに隣接させて半導
    体材料から成る第1の導電膜を形成し、その後、上記第
    2のサイドウォ−ルを除去する第5の工程と、上記第1
    の導電膜からの不純物の拡散によって、上記半導体基板
    にソース・ドレイン領域を形成する第6の工程と、上記
    第1の導電膜と上記第1の膜とを絶縁する第1の絶縁膜
    を、上記第1の膜を露出させて形成する第7の工程と、
    その後、上記第1の膜形成領域にゲート電極を形成する
    第8の工程とを有することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に、素子形成領域の外側に
    形成されたフィ−ルド絶縁膜と、このフィ−ルド絶縁膜
    の内央部に配設されたゲート電極と、該ゲート電極の両
    側で上記フィ−ルド絶縁膜に隣接するように上記半導体
    基板に形成された拡散層としてのソース・ドレイン領域
    と、上記ゲート電極の両側で該ゲート電極と所定の寸法
    離間させて上記ソース・ドレイン領域上にそれぞれ形成
    された第1の導電膜とを備え、上記ゲート電極が、上記
    半導体基板に対し水平方向のパタ−ンである導電膜と、
    該導電膜下層に配設され垂直方向の柱状パタ−ンである
    導電膜とを組み合わせたT字型で構成され、上記第1の
    導電膜と上記ゲート電極とで挟まれる開口内に、上記ゲ
    ート電極の柱状パタ−ンである導電膜側壁から該 開口内
    壁に渡って形成された熱酸化膜を介して絶縁膜が形成さ
    れたことを特徴とする半導体装置。
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