JP3382809B2 - Humidity sensor failure detection device - Google Patents
Humidity sensor failure detection deviceInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調制御システ
ムに用いて好適な湿度センサの故障検出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】空気中の水分(湿度)と物質の相互作用
である吸湿・乾燥は、相対湿度が基本的な役割を担って
いる。このため、品質管理,乾燥工程の省エネルギ化で
は、相対湿度の測定が重要である。ここで、このような
工業用の湿度計測を目的として、高分子膜を用いた相対
湿度センサ(高分子膜湿度センサ素子)、およびこれを
用いた電子式湿度計が知られている。
【0003】高分子膜湿度センサ素子は、高分子膜の水
分の吸収・放出に伴う誘電率変化から雰囲気の相対湿度
を測定するものである。基本的には、図7に示す構造の
コンデンサであり、高分子膜1−1の誘電率変化はコン
デンサの容量値変化として測定される。電極1−2,1
−3は極めて薄い金属の蒸着膜であり、電極1−2,1
−3を通して高分子膜1−1は水分を吸収・放出する。
【0004】今、高分子膜1−1の厚さをd,誘電率を
ε,電極面積をSとすると、コンデンサの容量値Cは、
C=ε・(S/d)
で表せる。ここで、εが雰囲気と相対湿度の変化に応じ
て変わるため、Cを測定すればεが測定でき、結果とし
て相対湿度が測定できることになる。
【0005】この高分子膜湿度センサ素子1は図8に示
す感湿特性を有している。0%RHでの容量値をCo,
x%RHでの容量値をCxとすると、Cx/Coがほゞ
一定値となる。すなわち、高分子膜湿度センサ素子1で
は、容量値と相対湿度とが比例している。この高分子膜
湿度センサ素子1を用いた電子式湿度計には携帯型セン
サや壁取付型センサ,フランジ型センサなどがある。
【0006】空調制御システムでは給気温度の制御に加
えて湿度制御も行っている。図9は外気処理空調機の要
部を示す図である。同図において、2は挿入形温度検出
器、3は挿入形露点温度検出器、4は温度調節器、5は
湿度調節器、6−1,6−2,6−3はモータドライ
バ、7−1,7−2はモータバルブ、7−3はモジュト
ロールモータ、8はダンパアクチュエータ、9は冷却コ
イル、10は加熱コイル、11は加湿スプレー、12は
送風機である。この外気処理空調機では、挿入形露点温
度検出器3としてフランジ型の電子式湿度計を用い、こ
の挿入形露点温度検出器3からの出力値(高分子膜湿度
センサ素子1からのセンサ信号に応ずる出力値)を湿度
調節器5へ与え、送風機12からの給気が設定露点温度
(設定値)となるように加湿スプレー11からの蒸気を
制御する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな挿入形露点温度検出器(以下、単に露点温度検出器
と言う)3を用いた空調制御システムによると、露点温
度検出器3中の高分子膜湿度センサ素子1が悪環境(高
温・結露・薬品など)で劣化し易く、劣化すると急激に
電気容量が低下する。湿度調節器5では、この高分子膜
湿度センサ素子1の電気容量の低下、すなわち露点温度
検出器3からの出力値の低下が高分子膜湿度センサ素子
1の劣化によるものなのか、実際の湿度低下によるもの
なのか、判別がつかない。
【0008】このため、高分子膜湿度センサ素子1が劣
化した場合、すなわち高分子膜湿度センサ素子1が低湿
度側へ故障した場合、湿度調節器5は実際の湿度が低下
したととらえて、設定値に合致するように加湿スプレー
11からの蒸気を制御する。図10(a)に加湿スプレ
ー11のオン・オフ動作を、図10(b)に設定値に対
する出力値(検出値)の変化を示す。同図に示すt1点
で高分子膜湿度センサ素子1が低湿度側へ故障したとす
れば、出力値の低下によって加湿スプレー11がオンに
なり続け、加湿動作し続けることになる。これにより、
送風機12からの給気の供給を受ける室内は高湿とな
り、壁面等に結露が起こり、壁,天井から水滴が落ちた
り、しみができるなどの不具合が生じる。
【0009】例えば、クリーンルームや病院,手術室な
ど薬品の多く使われる環境では、高分子膜湿度センサ素
子1が劣化し易く、故障につながるケースが多い。こう
した場所で結露を起こすと、精密機器の故障や衛生上の
問題が起こる虞れがあり、過剰加湿の防止が望まれる。
なお、上述においては、高分子膜湿度センサ素子を例に
とって説明したが、どのような湿度センサ素子(セラミ
ック湿度センサ素子、塩化リチウム湿度センサ素子等)
でも低湿度側への故障が発生した場合には上記と同様の
問題が生じる。
【0010】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、例えば空調
制御システムにおいて、湿度センサが低湿度側に故障し
た場合の過剰加湿を防止することの可能な湿度センサの
故障検出装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、最小値と通常では出力されない最
大値とを記憶手段に記憶させ、この記憶手段に記憶され
ている最小値と比較することで湿度センサの低湿度側へ
の故障を検出するものとし、これにより故障が検出され
た場合、湿度センサによって検出された湿度を表す出力
値の送出を中止し、その出力値の代わりに記憶手段に記
憶されている最大値を送出するようにしたものである。
この発明によれば、湿度センサが低湿度側へ故障した場
合、通常では出力されない最大値に従う制御が行われる
ようになる。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。図2はこの発明の一実施の形態を示
す湿度センサの故障検出装置の要部を示すブロック図で
ある。この装置は図9に示した露点温度検出器3の内部
にその基本機能と併せて組み込まれる。
【0015】同図において、3−1はCPU、3−2は
RAM、3−3はROM、3−4は入力インターフェイ
ス、3−5は出力インターフェイスである。高分子膜湿
度センサ素子1からのセンサ信号は入力インターフェイ
ス3−4を介してCPU3−1へ与えられる。CPU3
−1は、その基本機能として、高分子膜湿度センサ素子
1からのセンサ信号に応ずる出力値を求め、出力インタ
ーフェイス3−5を介して送出する。
【0016】〔実施の形態1〕図1はこの露点温度検出
器3での特徴的な動作を示すフローチャートである。C
PU3−1は、初期設定を行った後(ステップ10
1)、高分子膜湿度センサ素子1からのセンサ信号をA
/D変換する(ステップ102)。
【0017】そして、このA/D変換後のセンサ信号
(湿度データ)とROM3−3に記憶されている最小値
(0%RH)および最大値(120%RH)とを比較し
(ステップ103)、湿度データが最小値と最大値との
間にあれば(図3に示す区間T1〜T2)、その湿度デ
ータを温度データと一緒にD/A変換して出力値とし
(ステップ104)、出力インターフェイス3−5を介
して送出する。そして、この出力値の送出後、ステップ
102へ戻る。
【0018】正常であれば、ステップ102で得られる
湿度データは、精度上の誤差も含めて0%RHから12
0%RHの範囲内にある。これにより、通常は、ステッ
プ102〜104の処理動作が繰り返される。
【0019】ここで、高分子膜湿度センサ素子1が劣
化、すなわち高分子膜湿度センサ素子1が低湿度側へ故
障したとする。この場合、高分子膜湿度センサ素子1の
電気容量が急激に低下し、ステップ102で得られる湿
度データが0%RH以下となる。すると、ステップ10
3において、湿度データが0%RH以下、すなわち最小
値≧湿度データとなる。
【0020】これにより、CPU3−1は、湿度データ
を最大値に固定する(ステップ105)。すなわち、本
来ならば湿度データを高分子膜湿度センサ素子1からの
センサ信号に従って0%RH以下の値とすべきところ
を、この湿度データの代わりにステップ103において
比較基準値として用いた最大値(120%RH)を湿度
データとする。
【0021】そして、この湿度データをD/A変換して
出力値とし(ステップ104)、出力インターフェイス
3−5を介して送出する。これにより、高分子膜湿度セ
ンサ素子1が低湿度側へ故障した場合、高分子膜湿度セ
ンサ素子1からの湿度データがあたかも120%RHで
あるかのような出力値が湿度調節器5へ送られる。これ
により、加湿スプレー11がオンになり続けることがな
くなり、過剰加湿が防止される。
【0022】〔実施の形態2〕図4は露点温度検出器3
での特徴的な動作の別の例を示すフローチャートであ
る。CPU3−1は、初期設定を行った後(ステップ4
01)、高分子膜湿度センサ素子1からのセンサ信号を
A/D変換する(ステップ402)。
【0023】そして、このA/D変換後のセンサ信号
(湿度データ)とROM3−3に記憶されている第1の
比較基準値(5%RH)および第2の比較基準値(10
0%RH)とを比較し(ステップ403)、湿度データ
が第1の比較基準値と第2の比較基準値との間にあれば
(図5に示す区間T1〜T2)、その湿度データをD/
A変換して出力値とし(ステップ404)、出力インタ
ーフェイス3−5を介して送出する。そして、この出力
値の送出後、ステップ402へ戻る。
【0024】ステップ403において、湿度データが5
%RHから100%RHの間になければ、ステップ40
5へ進む。ステップ405において、CPU3−1は、
湿度データとROM3−3に記憶されている最小値(0
%RH)および最大値(120%RH)とを比較する。
湿度データが最小値と最大値との間にあれば(図5に示
す区間T0〜T1、T2〜T3)、ステップ406へ進
む。
【0025】ステップ406において、CPU3−1
は、湿度データが5%RH以下か否か、すなわち区間T
0〜T1にあるか否かをチェックする。湿度データが区
間T0〜T1にあれば、湿度データを5%RHに固定す
る(ステップ407)。湿度データが区間T0〜T1に
なければ、すなわち区間T2〜T3にあれば、湿度デー
タを100%RHに固定する(ステップ408)。そし
て、この湿度データをD/A変換して出力値とし(ステ
ップ404)、出力インターフェイス3−5を介して送
出する。
【0026】正常であれば、ステップ402で得られる
湿度データは、精度上の誤差も含めて0%RHから12
0%RHの範囲内にある。この実施の形態では、湿度デ
ータが0%RHから5%RHにある場合、および100
%RHから120%RHにある場合、精度上の誤差範囲
にあるものとして、それぞれ湿度データを5%RHおよ
び100%RHに固定する。これにより、通常は、ステ
ップ402〜408の処理動作が繰り返される。
【0027】ここで、高分子膜湿度センサ素子1が劣
化、すなわち高分子膜湿度センサ素子1が低湿度側へ故
障したとする。この場合、高分子膜湿度センサ素子1の
電気容量が急激に低下し、ステップ402で得られる湿
度データが0%RH以下となる。すると、ステップ40
5において、湿度データが0%RH以下、すなわち最小
値≧湿度データとなる。
【0028】これにより、CPU3−1は、湿度データ
を最大値に固定する(ステップ409)。すなわち、本
来ならば湿度データを高分子膜湿度センサ素子1からの
センサ信号に従って0%RH以下の値とすべきところ
を、この湿度データの代わりにステップ405において
比較基準値として用いた最大値(120%RH)を湿度
データとする。
【0029】そして、この湿度データをD/A変換して
出力値とし(ステップ404)、出力インターフェイス
3−5を介して送出する。これにより、高分子膜湿度セ
ンサ素子1が低湿度側へ故障した場合、高分子膜湿度セ
ンサ素子1からの湿度データがあたかも120%RHで
あるかのような出力値が湿度調節器5へ送られる。これ
により、加湿スプレー11がオンになり続けることがな
くなり、過剰加湿が防止される。
【0030】なお、ステップ402で得られる湿度デー
タが120%RH以上となった場合にも、CPU3−1
はステップ405でのNOに応じてステップ409へ進
み、その時の湿度データを最大値に固定する。この最大
値にはりつけられた湿度データから、すなわち通常では
出力されることのない120%RHに対応する出力値か
ら、湿度調節器5側において露点温度検出器3の故障を
知ることができる。
【0031】実施の形態1,2では、露点温度検出器3
内の湿度センサを高分子膜湿度センサ素子としたが、セ
ラミック湿度センサ素子や塩化リチウム湿度センサ素子
等としてもよいことは言うまでもない。また、実施の形
態1,2では、露点温度検出器3内に故障検出装置の全
てを組み込んだ形としたが、故障検出装置の一部または
全部を湿度調節器5側に設けてもよい。
【0032】また、実施の形態1,2では、CPU3−
1の処理動作として説明したが、同様な処理機能をハー
ド構成で得ることもできる。図6に湿度センサを塩化リ
チウム湿度センサ素子とした場合のハード構成を例示す
る。同図において、1’は塩化リチウム湿度センサ素
子、3−6はハイブリッドIC(HIC)、3−7はコ
ンパレータ、3−8はスイッチ回路、3−9は出力回
路、R1〜R4は抵抗である。
【0033】塩化リチウム湿度センサ素子1’からのセ
ンサ信号はHIC3−6へ与えられる。HIC3−6は
塩化リチウム湿度センサ素子1’からのセンサ信号に応
ずる出力電圧V1を出す。この出力電圧V1はコンパレ
ータ3−7およびスイッチ回路3−8へ与えられる。コ
ンパレータ3−7は、出力電圧V1と抵抗R1とR2と
の分圧電圧として規定される所定値(最小値)VLとを
比較し、V1がVL以上であれば「H」レベルを、VL
以下であれば「L」レベルの出力をスイッチ回路3−8
へ送る。
【0034】スイッチ回路3−8は、コンパレータ3−
7より「H」レベルの信号が与えられている場合、スイ
ッチS1をオンとし、スイッチS2をオフとする。これ
により、出力電圧V1がVLよりも高い場合、すなわち
塩化リチウム湿度センサ素子1’が低湿度側へ故障して
いない場合、HIC3−6からの出力電圧V1がスイッ
チ回路3−8を通過し、出力回路3−9を介して送出さ
れる。
【0035】これに対して、コンパレータ3−7より
「L」レベルの信号が与えられた場合、スイッチ回路3
−8は、スイッチS1をオフとし、スイッチS2をオン
とする。これにより、出力電圧V1がVLよりも低くな
ると、すなわち塩化リチウム湿度センサ素子1’が低湿
度側へ故障すると、HIC3−6からの出力電圧V1に
代わって、抵抗R3とR4との分圧電圧として規定され
るVH(最大値)がスイッチ回路3−8を通過し、出力
回路3−9を介して送出される。
【0036】以上説明したことから明らかなように本発
明によれば、湿度センサの低湿度側への故障が検出され
た場合、通常では出力されない最大値に従う制御が行わ
れるようになり、例えば、空調制御システムにおいて、
湿度センサが低湿度側に故障した場合の過剰加湿を防止
することが可能となる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a humidity sensor failure detection apparatus suitable for use in an air conditioning control system. [0002] Relative humidity plays a fundamental role in moisture absorption / drying, which is the interaction between moisture (humidity) in air and substances. Therefore, measurement of relative humidity is important in quality control and energy saving in the drying process. Here, for the purpose of industrial humidity measurement, a relative humidity sensor using a polymer film (polymer film humidity sensor element) and an electronic hygrometer using the same are known. [0003] A polymer film humidity sensor element measures the relative humidity of the atmosphere from a change in dielectric constant caused by the absorption and release of water from the polymer film. Basically, the capacitor has the structure shown in FIG. 7, and the change in the dielectric constant of the polymer film 1-1 is measured as the change in the capacitance value of the capacitor. Electrodes 1-2, 1
-3 is an extremely thin metal deposition film, and the electrodes 1-2, 1
The polymer film 1-1 absorbs / releases water through -3. Now, assuming that the thickness of the polymer film 1-1 is d, the dielectric constant is ε, and the electrode area is S, the capacitance value C of the capacitor can be expressed by C = ε · (S / d). Here, since ε changes according to the change in the atmosphere and the relative humidity, if C is measured, ε can be measured, and as a result, the relative humidity can be measured. [0005] The polymer film humidity sensor element 1 has the moisture sensitive characteristics shown in FIG. The capacitance value at 0% RH is Co,
Assuming that the capacitance value at x% RH is Cx, Cx / Co is almost constant. That is, in the polymer film humidity sensor element 1, the capacitance value and the relative humidity are proportional. Electronic hygrometers using the polymer film humidity sensor element 1 include a portable sensor, a wall-mounted sensor, and a flange sensor. The air-conditioning control system performs humidity control in addition to control of supply air temperature. FIG. 9 is a diagram showing a main part of the outside air processing air conditioner. In the figure, 2 is an insertion type temperature detector, 3 is an insertion type dew point temperature detector, 4 is a temperature controller, 5 is a humidity controller, 6-1, 6-2 and 6-3 are motor drivers, 7- 1, 7-2 are motor valves, 7-3 is a mod roll motor, 8 is a damper actuator, 9 is a cooling coil, 10 is a heating coil, 11 is a humidifying spray, and 12 is a blower. In this outside air processing air conditioner, a flange type electronic hygrometer is used as the insertion type dew point temperature detector 3, and the output value from the insertion type dew point temperature detector 3 (to the sensor signal from the polymer membrane humidity sensor element 1) The corresponding output value is supplied to the humidity controller 5, and the steam from the humidifying spray 11 is controlled so that the supply air from the blower 12 becomes the set dew point temperature (set value). However, according to the air conditioning control system using such an insertion type dew point temperature detector (hereinafter, simply referred to as a dew point temperature detector) 3, the dew point temperature detector 3 The polymer film humidity sensor element 1 easily deteriorates in a bad environment (high temperature, dew condensation, chemicals, etc.), and when it deteriorates, the electric capacity decreases rapidly. In the humidity controller 5, whether the decrease in the electric capacity of the polymer film humidity sensor element 1, that is, the decrease in the output value from the dew point temperature detector 3 is due to the deterioration of the polymer film humidity sensor element 1, It is hard to tell if it is due to a drop. For this reason, when the polymer film humidity sensor element 1 has deteriorated, that is, when the polymer film humidity sensor element 1 has failed to the low humidity side, the humidity controller 5 regards that the actual humidity has decreased, and The steam from the humidifying spray 11 is controlled so as to match the set value. FIG. 10A shows the on / off operation of the humidifying spray 11, and FIG. 10B shows the change of the output value (detection value) with respect to the set value. Assuming that the polymer film humidity sensor element 1 breaks down on the low humidity side at the point t1 shown in the drawing, the humidification spray 11 continues to be turned on due to the decrease in the output value, and the humidification operation continues. This allows
The interior of the room receiving the supply of air from the blower 12 becomes highly humid, and dew condensation occurs on walls and the like, causing problems such as water drops from the walls and ceiling and spots. For example, in an environment where a large amount of chemicals are used, such as a clean room, a hospital, or an operating room, the polymer film humidity sensor element 1 is likely to be deteriorated, which often leads to failure. If dew condensation occurs in such a place, there is a fear that a failure of precision equipment or a problem of hygiene may occur, and prevention of excessive humidification is desired.
In the above description, the polymer film humidity sensor element has been described as an example, but any humidity sensor element (ceramic humidity sensor element, lithium chloride humidity sensor element, etc.)
However, when a failure occurs on the low humidity side, the same problem as described above occurs. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve such a problem, and an object of the present invention is to prevent excessive humidification when a humidity sensor fails in a low humidity side in, for example, an air conditioning control system. It is an object of the present invention to provide a humidity sensor failure detection device which can be used. [0011] In order to achieve such an object, the present invention provides a minimum value and a minimum value which are not normally output.
The large value is stored in the storage means, and is stored in the storage means.
A failure on the low humidity side of the humidity sensor is detected by comparing with the minimum value, and when a failure is detected, the output of the output value indicating the humidity detected by the humidity sensor is stopped , Write to the storage means instead of the output value
The stored maximum value is transmitted .
According to the present invention, when the humidity sensor fails on the low humidity side, control according to the maximum value that is not normally output is performed.
Become like Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments. FIG. 2 is a block diagram showing a main part of a humidity sensor failure detection device according to an embodiment of the present invention. This device is incorporated inside the dew point temperature detector 3 shown in FIG. 9 together with its basic functions. In FIG. 1, 3-1 is a CPU, 3-2 is a RAM, 3-3 is a ROM, 3-4 is an input interface, and 3-5 is an output interface. The sensor signal from the polymer film humidity sensor element 1 is given to the CPU 3-1 via the input interface 3-4. CPU3
As a basic function, -1 obtains an output value corresponding to a sensor signal from the polymer film humidity sensor element 1 and sends it out via the output interface 3-5. [First Embodiment] FIG. 1 is a flowchart showing a characteristic operation of the dew point temperature detector 3. C
The PU 3-1 performs initialization (step 10).
1) The sensor signal from the polymer film humidity sensor element 1 is A
/ D conversion (step 102). Then, the sensor signal (humidity data) after the A / D conversion is compared with the minimum value (0% RH) and the maximum value (120% RH) stored in the ROM 3-3 (step 103). If the humidity data is between the minimum value and the maximum value (sections T1 to T2 shown in FIG. 3), the humidity data is D / A converted together with the temperature data to obtain an output value (step 104). Send it out via interface 3-5. After transmitting the output value, the process returns to step 102. If it is normal, the humidity data obtained in step 102 includes 12% from 0% RH including an error in accuracy.
It is in the range of 0% RH. Thereby, the processing operations of steps 102 to 104 are normally repeated. Here, it is assumed that the polymer film humidity sensor element 1 has deteriorated, that is, the polymer film humidity sensor element 1 has failed on the low humidity side. In this case, the electric capacity of the polymer film humidity sensor element 1 rapidly decreases, and the humidity data obtained in step 102 becomes 0% RH or less. Then, Step 10
In 3, the humidity data is 0% RH or less, that is, minimum value ≧ humidity data. As a result, the CPU 3-1 fixes the humidity data to the maximum value (step 105). In other words, instead of the humidity data, the maximum value used as the comparison reference value in step 103 instead of the humidity data should be a value that should be originally a value of 0% RH or less according to the sensor signal from the polymer film humidity sensor element 1. 120% RH) is defined as humidity data. Then, the humidity data is D / A converted into an output value (step 104), and transmitted through the output interface 3-5. Accordingly, when the polymer film humidity sensor element 1 fails to the low humidity side, an output value as if the humidity data from the polymer film humidity sensor element 1 is 120% RH is sent to the humidity controller 5. Can be As a result, the humidifying spray 11 is not kept on, and excessive humidification is prevented. [Embodiment 2] FIG. 4 shows a dew point temperature detector 3.
9 is a flowchart showing another example of the characteristic operation in FIG. The CPU 3-1 performs the initial setting (step 4).
01), A / D conversion of a sensor signal from the polymer film humidity sensor element 1 is performed (step 402). Then, the sensor signal (humidity data) after the A / D conversion is compared with the first comparison reference value (5% RH) and the second comparison reference value (10%) stored in the ROM 3-3.
0% RH) (step 403), and if the humidity data is between the first comparison reference value and the second comparison reference value (sections T1 and T2 shown in FIG. 5), the humidity data is D /
A conversion is performed to obtain an output value (step 404), which is transmitted through the output interface 3-5. After transmitting the output value, the process returns to step 402. In step 403, when the humidity data is 5
If not between% RH and 100% RH, step 40
Go to 5. In step 405, the CPU 3-1
The humidity data and the minimum value (0
% RH) and the maximum value (120% RH).
If the humidity data is between the minimum value and the maximum value (sections T0 to T1, T2 to T3 shown in FIG. 5), the process proceeds to step 406. In step 406, the CPU 3-1
Indicates whether the humidity data is 5% RH or less, that is, the section T
Check whether it is at 0 to T1. If the humidity data is in the sections T0 to T1, the humidity data is fixed at 5% RH (step 407). If the humidity data is not in the section T0 to T1, that is, if it is in the section T2 to T3, the humidity data is fixed to 100% RH (step 408). Then, the humidity data is D / A converted and output as an output value (step 404), and transmitted via the output interface 3-5. If it is normal, the humidity data obtained in step 402 is calculated from 0% RH to 12
It is in the range of 0% RH. In this embodiment, if the humidity data is between 0% RH and 5% RH,
When it is in the range of% RH to 120% RH, the humidity data is fixed to 5% RH and 100% RH, respectively, assuming that the error data is within the error range in accuracy. Thus, the processing operations of steps 402 to 408 are normally repeated. Here, it is assumed that the polymer film humidity sensor element 1 has deteriorated, that is, the polymer film humidity sensor element 1 has failed to the low humidity side. In this case, the electric capacity of the polymer film humidity sensor element 1 rapidly decreases, and the humidity data obtained in step 402 becomes 0% RH or less. Then, step 40
In 5, the humidity data is 0% RH or less, that is, minimum value ≧ humidity data. As a result, the CPU 3-1 fixes the humidity data to the maximum value (step 409). In other words, instead of the humidity data, the maximum value used as the comparison reference value in step 405 instead of the humidity data should be a value of 0% RH or less in accordance with the sensor signal from the polymer film humidity sensor element 1. 120% RH) is defined as humidity data. Then, the humidity data is D / A converted to an output value (step 404) and sent out via the output interface 3-5. Accordingly, when the polymer film humidity sensor element 1 fails to the low humidity side, an output value as if the humidity data from the polymer film humidity sensor element 1 is 120% RH is sent to the humidity controller 5. Can be As a result, the humidifying spray 11 is not kept on, and excessive humidification is prevented. Note that even when the humidity data obtained in step 402 becomes 120% RH or more, the CPU 3-1
Proceeds to step 409 in response to NO in step 405, and fixes the humidity data at that time to the maximum value. A failure of the dew point temperature detector 3 can be known on the humidity controller 5 side from the humidity data attached to the maximum value, that is, an output value corresponding to 120% RH which is not normally output. In the first and second embodiments, the dew point temperature detector 3
Although the humidity sensor inside is a polymer film humidity sensor element, it goes without saying that a ceramic humidity sensor element, a lithium chloride humidity sensor element, or the like may be used. In the first and second embodiments, all the failure detection devices are incorporated in the dew point temperature detector 3, but a part or all of the failure detection device may be provided on the humidity controller 5 side. In the first and second embodiments, the CPU 3
Although described as one processing operation, a similar processing function can be obtained by a hardware configuration. FIG. 6 illustrates a hardware configuration when the humidity sensor is a lithium chloride humidity sensor element. In the figure, 1 'is a lithium chloride humidity sensor element, 3-6 is a hybrid IC (HIC), 3-7 is a comparator, 3-8 is a switch circuit, 3-9 is an output circuit, and R1 to R4 are resistors. . The sensor signal from the lithium chloride humidity sensor element 1 'is provided to the HIC 3-6. The HIC 3-6 outputs an output voltage V1 corresponding to the sensor signal from the lithium chloride humidity sensor element 1 '. This output voltage V1 is applied to comparator 3-7 and switch circuit 3-8. The comparator 3-7 compares the output voltage V1 with a predetermined value (minimum value) VL defined as a divided voltage of the resistors R1 and R2. If V1 is equal to or higher than VL, the “H” level is set to VL.
If below, the output of the “L” level is switched to the switch circuit 3-8.
Send to The switch circuit 3-8 includes a comparator 3-
When an "H" level signal is given from 7, the switch S1 is turned on and the switch S2 is turned off. Accordingly, when the output voltage V1 is higher than VL, that is, when the lithium chloride humidity sensor element 1 'has not failed to the low humidity side, the output voltage V1 from the HIC 3-6 passes through the switch circuit 3-8, It is sent out via the output circuit 3-9. On the other hand, when an "L" level signal is given from the comparator 3-7, the switch circuit 3
-8 turns off the switch S1 and turns on the switch S2. As a result, when the output voltage V1 becomes lower than VL, that is, when the lithium chloride humidity sensor element 1 'fails to the low humidity side, the divided voltage of the resistors R3 and R4 replaces the output voltage V1 from the HIC 3-6. VH (maximum value) is passed through the switch circuit 3-8 and sent out via the output circuit 3-9. As is apparent from the above description, according to the present invention, when a failure on the low humidity side of the humidity sensor is detected, control according to the maximum value which is not normally output is performed.
Came to be, for example, in the air conditioning control system,
It is possible to prevent excessive humidification when the humidity sensor fails on the low humidity side.
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2におけるCPUでの特有の処理動作(実
施の形態1)を説明するためのフローチャートである。
【図2】 本発明の一実施の形態を示す湿度センサの故
障検出装置の要部を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1における湿度データと出力値と
の関係を示す図である。
【図4】 図2におけるCPUでの特有の処理動作(実
施の形態2)を説明するためのフローチャートである。
【図5】 実施の形態2における湿度データと出力値と
の関係を示す図である。
【図6】 湿度センサを塩化リチウム湿度センサ素子と
した場合のハード構成を例示する図である。
【図7】 高分子膜湿度センサ素子の基本構造を示す図
である。
【図8】 高分子膜湿度センサ素子の感湿特性を示す図
である。
【図9】 外気処理空調機の要部を示す図である。
【図10】 高分子膜湿度センサ素子の低湿側への故障
時の動作を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1…高分子膜湿度センサ素子、3…挿入形露点温度検出
器、3−1…CPU、3−2…RAM、3−3…RO
M、3−4…入力インターフェイス、3−5…出力イン
ターフェイス。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a flowchart for explaining a specific processing operation (first embodiment) of a CPU in FIG. 2; FIG. 2 is a block diagram illustrating a main part of a humidity sensor failure detection device according to an embodiment of the present invention. FIG. 3 is a diagram showing a relationship between humidity data and an output value according to the first embodiment. FIG. 4 is a flowchart for explaining a specific processing operation (second embodiment) of the CPU in FIG. 2; FIG. 5 is a diagram showing a relationship between humidity data and an output value according to a second embodiment. FIG. 6 is a diagram illustrating a hardware configuration when a humidity sensor is a lithium chloride humidity sensor element. FIG. 7 is a diagram showing a basic structure of a polymer film humidity sensor element. FIG. 8 is a diagram showing the moisture sensitivity of a polymer film humidity sensor element. FIG. 9 is a diagram showing a main part of the outside air processing air conditioner. FIG. 10 is a time chart for explaining an operation at the time of failure of the polymer film humidity sensor element on the low humidity side. [Description of Symbols] 1 ... Polymer film humidity sensor element, 3 ... Insertion type dew point temperature detector, 3-1 ... CPU, 3-2 ... RAM, 3-3 ... RO
M, 3-4: input interface, 3-5: output interface.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/00 - 27/24 F24F 6/00 - 6/18 F24F 11/00 - 11/02 102 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continued on the front page (58) Field surveyed (Int. Cl. 7 , DB name) G01N 27/00-27/24 F24F 6/00-6/18 F24F 11/00-11/02 102
Claims (1)
を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている最小値と比較することで
湿度センサの低湿度側への故障を検出する故障検出手段
と、 この故障検出手段により故障が検出された場合、前記湿
度センサによって検出された湿度を表す出力値の送出を
中止し、その出力値の代わりに前記記憶手段に記憶され
ている最大値を送出する信号処理手段とを備えたことを
特徴とする湿度センサの故障検出装置。(57) [Claims] [Claim 1] A minimum value and a maximum value which is not output normally.
Storage means for storing a fault detecting means for detecting a failure of the low humidity side of <br/> humidity sensor by comparing the minimum value stored in the storage means, a failure by the failure detecting means When detected, the output of the output value indicating the humidity detected by the humidity sensor is stopped , and the output value is stored in the storage unit instead of the output value.
And a signal processing means for sending the maximum value .
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JPH10239261A JPH10239261A (en) | 1998-09-11 |
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- 1997-02-28 JP JP04573397A patent/JP3382809B2/en not_active Expired - Lifetime
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