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JP3375876B2 - 結晶欠陥計測方法及び結晶欠陥計測装置 - Google Patents

結晶欠陥計測方法及び結晶欠陥計測装置

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JP3375876B2
JP3375876B2 JP02613498A JP2613498A JP3375876B2 JP 3375876 B2 JP3375876 B2 JP 3375876B2 JP 02613498 A JP02613498 A JP 02613498A JP 2613498 A JP2613498 A JP 2613498A JP 3375876 B2 JP3375876 B2 JP 3375876B2
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moving
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    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/9501Semiconductor wafers
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • H01L22/10Measuring as part of the manufacturing process
    • H01L22/12Measuring as part of the manufacturing process for structural parameters, e.g. thickness, line width, refractive index, temperature, warp, bond strength, defects, optical inspection, electrical measurement of structural dimensions, metallurgic measurement of diffusions
    • HELECTRICITY
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  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料の評価装置に
係り、より詳細には半導体ウェハ、特にシリコンウェハ
中の析出物や積層欠陥などの結晶欠陥を計測する結晶欠
陥計測方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI(大規模集積回路)の集積度が向
上すると共に、LSIを構成するMOS(Metal Oxide
Semiconductor)トランジスタの不良に起因した良品取
得率と信頼性の低下が大きな問題となってきている。M
OSトランジスタの不良の原因としては、ゲート酸化膜
の絶縁破壊及び接合のリーク電流過多が代表的なもので
ある。これらMOSトランジスタの不良の多くは、直接
あるいは間接的にシリコン基板中の結晶欠陥に起因して
いる。すなわち、LSI製造工程において、酸化により
シリコン酸化膜に変換されるシリコン基板の表面領域に
結晶欠陥が存在すると、シリコン酸化膜に構造欠陥が形
成され、LSI動作時に絶縁破壊が生じる。また、接合
の空乏層に結晶欠陥が存在すると、リーク電流が多量に
発生する。このように、シリコン基板内において素子が
形成されている表面領域に結晶欠陥が形成されると、M
OSトランジスタの不良が発生するので好ましくない。
【0003】このように欠陥計測は、シリコン結晶の品
質管理において重要である。このような欠陥を計測する
方法として、武田による「応用物理」1996年第65
巻11号1162頁に記載されている方法がある。これ
は、シリコンウェハに対する侵入深さが3倍以上異なる
2波長の光を斜入射光学系にて試料表面に斜め方向から
照射し、結晶欠陥からの散乱光をウェハ表面垂直方向か
ら検出する方法である。この方法によると、短波長の散
乱光強度と長波長の散乱光強度との比から結晶欠陥の深
さを知ることができ、また長波長の散乱光強度から結晶
欠陥の大きさを知ることができる。
【0004】このように斜入射の照射光学系を採用して
いる計測方法では、照射する光ビーム径を小さく絞った
場合に、ウェハの厚さむらや試料移動ステージの精度上
の問題により光ビームの照射位置が上下に変動する。こ
の上下変動のために、斜入射によるビーム照射位置は試
料面内を試料面と平行な方向に移動する。照射ビームを
シリコンのブリュースタ角(75°)で照射したとし
て、仮に上記理由でウェハの表面高さが0.5μm変動
したとすると、ビーム照射位置は、ウェハ表面上を約
1.9μm移動する。また同じく上下変動のために、検
出系の検出位置が上下に変動して正確な散乱光信号強度
が得られなくなる。そのため、ビーム照射領域と検出領
域の相対位置を一定に保ち、また、これらと試料との距
離を一定に保つことが重要となる。
【0005】照射または検出系の制御の例としては、特
開平8−75980号公報などの技術がある。これは、
像観察の目的のためコントラストが高くなるように光学
式顕微鏡の対物レンズまたは試料ステージを上下に移動
させるものである。照射光学系(照明目的)は、対物レ
ンズを介して照射する場合でも、試料ステージの下側か
ら照射する場合でも、像を高コントラストで観察するた
めには一様照明であればよく特に留意する必要はない。
一方、結晶欠陥解析装置においては照射光のスポット系
は対物レンズの視野よりも十分小さく、また照射光が斜
入射であるため、試料表面上の照射位置は試料表面の上
下変動に伴い変動する。そのため照射系も正確に制御す
る必要がある。
【0006】走査型電子顕微鏡の焦点合わせの例とし
て、特開平8−96738号公報などに示されている技
術がある。これは焦点合わせのためのプローブ光源を設
け、試料表面からの反射光の重心位置を位置検出器で検
出し、対物レンズの励磁電流値を変化させて焦点位置を
変化させるというものである。これは結晶欠陥計測装置
においては照射系のみを位置合わせしていることに相当
し、検出系の対物レンズも制御するのとは異なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記した照射または検
出系の制御あるいは焦点合わせのための従来技術は、像
観察を行うためのものであって、焦点合わせの目的は像
のコントラストを高めることにあり、像観察(測定)中
は試料ステージは停止しており、制御も照射系または検
出系の制御のみを行うものである。一方、結晶欠陥計測
装置は試料表面からの欠陥深さを算出するものであるた
め、光学系の位置合わせの基準は試料表面であり、像の
コントラストを高めるために光学系の位置合わせを行う
わけではない。また、焦点合わせはステージ移動中(測
定中)にリアルタイムで行う必要があり、散乱光強度を
測定するため、照射系、検出系とも制御する必要があ
る。したがって、前記従来技術の方法を結晶欠陥計測装
置に適用することはできない。
【0008】また、半導体レーザなどの光を試料に対し
て垂直方向に配置した検出系から試料の測定領域極近傍
に入射する焦点合わせ方法、あるいは光を試料の測定領
域極近傍に斜入射させる焦点合わせ方法を結晶欠陥計測
装置に適用する場合には、次のような問題がある。第1
に、侵入深さが3倍以上異なる2波長を使用した結晶欠
陥解析装置にとって、焦点合わせのために照射する光
は、欠陥からの散乱光強度を正確に計測する際の雑音と
なる。焦点合わせに用いられる光の波長が欠陥検出に用
いられる2波長のうちの一方の波長と大きく異なってい
ても、他方の波長と近接する可能性が高い。第2に、試
料測定中(走査中)、試料移動系(r−θステージ)は
常に回転及び並進運動を行っており、光学系またはステ
ージを移動させる系には相応の応答速度を持ったものを
選択しなければならない。
【0009】第3に、例えば試料であるシリコンウェハ
表面に粒径の大きな付着異物が存在していた場合、従来
技術における手法をとると、従来技術は像観察が目的で
あるためコントラストまたは像からの信号が大きくなる
位置、すなわち付着異物に焦点合わせがされてしまう。
結晶欠陥測定装置においては、焦点合わせの目的が像を
高解像で観察するのではなく、照射光の照射領域及び検
出系の観察領域の相対的な位置関係を一定に保つことに
あるため、大きな付着異物に焦点が合ってしまうことは
測定感度の低下を招き問題となる。第4に、光を斜入射
させるため、照射系の焦点合わせ制御を行う必要があ
り、かつ、散乱光強度信号を精度よく測定するためには
検出系も制御する必要があり、焦点合わせのための制御
が複雑になる。
【0010】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、2波長の光を試料表面に斜め入
射させて試料内部の欠陥からの散乱光を試料表面に垂直
な方向で検出する結晶欠陥計測装置において、試料の厚
さむらや試料移動ステージの精度上の問題によって試料
表面が上下動したとしても常に一定の精度で試料の内部
欠陥の測定、あるいは試料表面に付着した異物の検査を
行うことが可能な方法及び装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明においては、圧電
素子により試料表面に対する照射光学系と検出光学系の
高さ位置を調整可能にするとともに、試料移動方向に対
して、試料上の点が、照射光の照射領域及び検出系の観
測領域よりも時間的に先に到達する位置に測長器センサ
を配置する。このとき、測長器センサとして、粒径の大
きな表面の付着異物よりも十分にプローブ径の大きな静
電容量式の変位センサを用いて、付着異物によって焦点
合わせ機能が過度に反応するのを防ぐ。そして、測長器
センサからの出力を圧電素子の制御部に入力し、試料表
面の変位量に応じた量だけ圧電素子を上下方向に伸縮さ
せて、照射光照射領域と散乱光検出領域が相対的に一定
の位置関係を保つように制御することで前記目的を達成
する。
【0012】すなわち、本発明による結晶欠陥計測方法
は、移動する試料の表面に照射光学系から試料に対する
侵入深さが異なる2波長の光ビームを斜方入射させ、試
料の内部から発生する2波長の散乱光を試料表面の上方
に配置された検出光学系で検出して試料の内部欠陥を計
測する結晶欠陥計測方法において、照射光学系及び検出
光学系よりも試料の移動方向上流側に配置した静電容量
式の距離測定手段によって試料表面の高さを計測するス
テップと、距離測定手段によって高さ測定された試料上
の測定点が検出光学系の下方に到達したとき、照射光学
系及び検出光学系が測定点に対して予め定められた配置
となるように試料に対する照射光学系及び検出光学系の
高さ位置を制御するステップとを含むことを特徴とす
る。試料に対する2波長の光ビームの侵入深さは3倍以
上異なることが好ましい。
【0013】本発明による結晶欠陥計測装置は、試料を
移動させる試料移動系と、試料に対する侵入深さが異な
る2波長の光を試料表面に斜方照射する照射光学系と、
試料表面の上方に配置された検出光学系とを含み、検出
光学系によって試料内部からの2波長の散乱光を検出し
て試料の内部欠陥を計測する結晶欠陥計測装置におい
て、移動している試料の表面高さを計測する距離測定系
と、照射光学系及び検出光学系を試料表面に対して垂直
な方向に移動する光学系移動系と、光学系移動系を制御
する制御系とを備え、制御系は距離測定系によって測定
された試料の表面高さに基づいて試料の表面と照射光学
系及び検出光学系との間の距離が予め定められた値とな
るように光学系移動系を制御することを特徴とする。試
料に対する2波長の光ビームの侵入深さは3倍以上異な
ることが好ましい。
【0014】ここで、距離測定系は静電容量式の距離測
定器を備える。また、距離測定系は複数の静電容量式の
距離測定器を備えていてもよい。照射光学系と検出光学
系とは構造的に一体化されており、光学系移動系は一体
化された照射光学系と検出光学系を圧電素子によって移
動させるものであってもよい。また、照射光学系と検出
光学系とを個別に移動可能とし、光学系移動系は照射光
学系を移動させる圧電素子と、検出光学系を移動させる
圧電素子とを備えていてもよい。
【0015】また、本発明による結晶欠陥計測装置は、
試料を移動させる試料移動系と、試料に対する侵入深さ
が異なる2波長の光を試料表面に斜方照射する照射光学
系と、試料表面の上方に配置された検出光学系とを含
み、検出光学系によって試料内部からの2波長の散乱光
を検出して試料の内部欠陥を計測する結晶欠陥計測装置
において、試料移動系は照明光学系による照射位置での
線速度が一定となるように試料を回転させながらその回
転中心を移動させるものであり、また、照射光学系及び
検出光学系よりも試料の移動方向上流側に位置して移動
している試料の表面高さを計測する距離測定系と、距離
測定系によって測定された試料の表面高さを記憶する記
憶系と、照射光学系及び検出光学系を試料表面に対して
垂直な方向に移動する光学系移動系と、光学系移動系を
制御する制御系とを備え、制御系は距離測定系によって
測定された試料の表面高さに基づいて試料の表面と照射
光学系及び検出光学系との間の距離が予め定められた値
となるように光学系移動系を制御することを特徴とす
る。試料に対する2波長の光ビームの侵入深さは3倍以
上異なることが好ましい。
【0016】制御系は、距離測定系によって表面高さの
測定が行われた計測点が検出光学系の下方に到達したと
き、記憶系に記憶された計測点の表面高さを読み出し、
試料の表面と照射光学系及び検出光学系との間の距離が
予め定められた値となるように光学系移動系を制御する
ものとすることができる。あるいは、記憶系に代えて距
離測定系によって表面高さの測定が行われた計測点が検
出光学系の下方に到達するのに要する時間だけ距離測定
系の出力を遅延する時間遅延系を備え、制御系は、時間
遅延系によって遅延された表面高さの情報に基づいて、
試料の表面と照射光学系及び検出光学系との間の距離が
予め定められた値となるように光学系移動系を制御する
ようにしてもよい。
【0017】本発明では、焦点合わせのプローブとして
光を用いないため、焦点合わせのためのプローブ光が結
晶欠陥からの散乱光信号に雑音として重なることはな
い。また、コントラストが最大となる焦点合わせ方法で
はないため、試料表面に付着した異物に焦点が合うよう
なことはない。そして、本発明によると、照射光学系と
試料表面及び検出光学系と試料表面の位置関係が常に一
定な状態で計測を行うことができるため、常に一定の精
度で結晶の内部欠陥についての計測を行うことができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2に、本発明による結
晶欠陥計測装置の照射、検出光学系の概要を示す。図1
は照射、検出系の位置関係を説明する上面図、図2は側
面図である。ここでは、シリコンウェハの内部欠陥の検
出を例にとって説明する。試料、すなわちシリコンウェ
ハ15上の微小な照射領域には、第1照射系4から第1
照射光1が照射され、第2照射系8から第2照射光5が
照射される。シリコンウェハ15は試料ステージに保持
されて移動し、前記照射領域がシリコンウェハ15上を
連続的に走査することでウェハの内部欠陥検出が連続的
に行われる。シリコンウェハ15内部からの散乱光は、
対物レンズ9を介して検出される。後に詳述するよう
に、測長器センサ14により、シリコンウェハ15の測
定点が照射領域に入るのに先立って測定点までの距離を
計測し、その測定点が照射領域に入ったとき第1,第2
照射系4,8及び対物レンズ9との間が定められた距離
となるように制御する。
【0019】第1照射光1としては、例えばシリコンウ
ェハ15表面に対する偏光方向を偏光子によってp偏光
に調整した波長532nmのYAGレーザの第二次高調
光を用いる。この第1照射光1を第1折り返しミラー2
で折り返し、第1集光レンズ3で集光して、入射光の光
軸がシリコンのブリュースター角(約75度)となる方
向からシリコンウェハ15の表面に照射する。ブリュー
スター角でのp偏光による照射は、シリコン表面での反
射を少なくして、内部欠陥への照射光強度の損失を低減
するためである。必ずしもこの条件で照射する必要はな
いが、この条件であることが望ましい。第2照射光5と
しては半導体レーザから得られた波長810nmの光を
使用し、この第2照射光を第2折り返しミラー6で折り
返し、第2集光レンズ7で集光して、入射光の光軸がシ
リコンのブリュースター角(約75度)となる方向から
シリコンウェハ15に照射する。
【0020】第1照射光1と第2照射光5の波長として
は、シリコンウェハ15に対する侵入深さが3倍以上異
なる2波長を選択する。これは、侵入深さが3倍以上異
なると、短波長が侵入できる深さ範囲において長波長の
減衰が約50%となり、レーリー散乱理論より、長波長
の散乱光信号から散乱体の粒径を算出する際の誤差が1
0%以内と見積もられるためである。また、第1照射光
1と第2照射光5は、シリコンウェハ15の表面のマイ
クロラフネスによる散乱光(HAZE)の影響を小さく
して、結晶欠陥の検出感度を向上させるため、直径5〜
10μm程度の細いビームに絞ってシリコンウェハ15
の表面に照射する。例えば照射光1,5のビーム径を約
5μmとした場合、シリコンウェハ15の表面には短径
が5μm、長径が20μm程度の楕円形のビームスポッ
トが形成される。そこから照射光はシリコンウェハ15
中に侵入し、深さ約0.5μmまでの範囲の内部欠陥を
測定することができる。
【0021】第1、第2照射系4,8からシリコンウェ
ハ15内に入射した2波長の光は、シリコンウェハの内
部欠陥に当たると散乱される。散乱された光のうち前方
散乱光はウェハ外部へ再び戻ることはない。後方散乱光
のうち、シリコンと空気の界面による臨界角(約14.
5度)より大きい角度の散乱光はシリコンウェハ15の
表面で内部全反射し、ウェハ外部には到達しない。臨界
角より小さい散乱光のみがシリコンウェハ15と空気の
界面を通過し、ウェハ外部に到達する。ウェハ外部に到
達した散乱光は対物レンズ9によって捕捉され、散乱光
10として検知器に向かう。
【0022】次に、2波長での散乱光を用いた内部欠陥
の計測原理について説明する。シリコンの波長λにおけ
る屈折率をn、消衰率をkとすれば、入射光の振幅が表
面での値の1/eになる侵入深さΓは次の〔数1〕で与
えられる。
【0023】
【数1】Γ=λ/2πk したがって、空気中より入射角θで試料(シリコンウェ
ハ)に入射した照射光強度は、表面から深さZのところ
では、シリコン中の屈折率がarcsin(sinθ/n)である
ことを考慮すると、exp[(−2Z/Γ)cos[arcsin(sinθ
/n)]]だけ表面より減衰することになる。
【0024】次に、空気中より試料表面に光が入射角θ
で入射し、その照射光が試料内部の欠陥により試料表面
方向へ散乱された光をある立体角で検出する場合を考え
る。その検出立体角についての欠陥の積分散乱断面積を
σ、照射光強度をI、照射光のウェハ表面入射角での透
過率をTi、欠陥からの散乱光のウェハ内部から大気中
への透過率をTsとしたとき、ウェハ表面より深さZの
位置にある欠陥からの散乱光強度Sは、照射光の減衰と
散乱光の減衰の両方を考慮して次の〔数2〕のように表
すことができる。
【0025】
【数2】S=Ti・Ts・I・σ・exp[−(2Z/Γ)[1+1
/cos(arcsin(sinθ/n))]] 試料の波長λ1及びλ2に対する屈折率を各々n1,n2
侵入深さを各々Γ1,Γ2、照射光強度を各々I1,I2
測定される散乱光強度を各々S1,S2、積分散乱断面積
を各々σ1,σ2、照射光透過率をそれぞれTi1,Ti2
散乱光透過率をそれぞれTs1,Ts2とすると、次の〔数
3〕及び〔数4〕が成り立つ。
【0026】
【数3】S1=Ti1・Ts1・I1・σ1・exp[−(2Z/Γ1)
[1+1/cos(arcsin(sinθ/n1))]]
【0027】
【数4】S2=Ti2・Ts2・I2・σ2・exp[−(2Z/Γ2)
[1+1/cos(arcsin(sinθ/n2))]] ただし、Γ1<Γ2とする。〔数3〕と〔数4〕より〔数
5〕が成立する。
【0028】
【数5】Z=C1・ln[C2(S2/S1)(σ1/σ2)] ただし、C1とC2は装置定数と試料の光学定数からな
り、以下の式で定義される。
【0029】
【数6】C1=1/[(2/Γ1)(1+1/[cos(arcsin(si
nθ/n1))])−(2/Γ2)(1+1/[cos(arcsin(sinθ
/n2))])]
【0030】
【数7】C1=(I1/I2)(Ti1・Ts1/Ti2・Ts2) C1とC2は装置定数であるので、(S2/S1)(σ1/σ2)
が分かればZが求まる。ここで、(S2/S1)は信号強度
の比であり、測定量から求まる。更に、欠陥サイズ
(d)が照射波長より十分に小さく、レーリー散乱領域
(目安として粒径0.2μm以下)であるとすると、各
波長についてσ∝d-6λ-4の関係が成り立ち、σ1/σ2
=(λ2/λ1-4の関係が得られる。この条件を〔数
5〕に代入して、次の〔数8〕が得られる。
【0031】
【数8】Z=C3・ln(S2/S1)+C4 ただし、C3とC4も欠陥によらない装置定数である。以
上のようにして、波長λ1の散乱光強度S1と波長λ2
おける散乱光強度S2から欠陥の深さZが求められる。
【0032】次に、吸収係数の大きい方の波長λ1で検
出される欠陥について、欠陥の粒径dを、吸収係数の小
さな波長λ2における散乱光強度S2を用いて次の〔数
9〕のように求めることができる。
【0033】
【数9】ln(d)=(1/6)ln(S2)+C55は欠陥によらない装置定数である。ただし、〔数
9〕が成り立つためには、波長λ1の侵入深さΓ1と波長
λ2の侵入深さΓ2について、Γ1≪Γ2の条件が必要であ
る。〔数9〕は、この条件下で、次のようにして導出さ
れる。すなわち、Z<Γ1≪Γ2を満足する欠陥につい
て、〔数4〕でZ/Γ2≒0とおけるので、C6を欠陥に
よらない装置定数として、S2=C6σ2となる。しか
も、レーリー散乱領域ではσ2∝d-6が成り立つので、
〔数9〕が得られる。
【0034】このようにして、波長λ1における散乱光
強度S1と波長λ2における散乱光強度S2を検出して、
前記〔数8〕により内部欠陥の深さZを求めることがで
き、〔数9〕により内部欠陥の大きさを求めることがで
きる。図1に戻って、波長λ1の第1照射光1を照射す
る第1照射系4、波長λ2の第2照射光5を照射する第
2照射系8、及び対物レンズ9は、それぞれ第1〜第3
圧電素子11〜13を介して共通の光学系ホールダ17
に固定されている。ここで、第1照射系4、第2照射系
8及び対物レンズ9を一体化して、1個の圧電素子で駆
動するようにすることもできる。ただし、一体化すると
各照射系及び検出系の質量が大きくなるため圧電素子の
負荷が大きくなり、また応答性も低下するため、3個の
独立した圧電素子で駆動することが望ましい。
【0035】ここでは、第1、第2照射系4,8及び対
物レンズ9を独立させ、圧電素子としてそれぞれ可動範
囲が100μm程度のものを使用した場合の制御方法に
ついて述べる。圧電素子による位置制御は、素子の伸縮
を利用しておりモータによる方法と比べると可動部がな
いため、ウェハの上面に配置する場合に可動部起因の異
物が付着しないので好適である。また、0.1μm以下
の微小な位置制御が容易であるという利点もある。
【0036】欠陥の測定時に、試料であるシリコンウェ
ハ15は図1に示した矢印16の方向に移動する。すな
わち試料15上の測定点は、照射光の照射領域及び検出
系の検出領域に先んじて測長器センサ14の真下を通過
し、光学系ホールダ17との距離が計測される。測長器
センサは複数個設置してもよい。例えば、対物レンズ9
に対して対称の位置に第2の測長器センサ14′を設置
して、2個の測長器センサ14,14′で測定した距離
の平均値を対物レンズ9とシリコンウェハ15の距離に
反映させてもよい。また、2個の測長器センサの設置場
所は、図1に示したように測定点の移動経路上ではな
く、第1照射系4及び第2照射系8の近傍、すなわち2
個の測長器センサを結ぶ線が試料移動方向16と直交す
るように設置してもよい。
【0037】シリコンウェハに対する照射光の全面走査
は、シリコンウェハを回転移動させるとともに中心を並
進移動させることによって、スパイラル状に走査する。
走査に関しては回転の角速度をωとし、測定位置の回転
中心からの距離をrとしたときにr×ωが常に一定とな
るように、すなわち線速度が一定となるように制御して
行う。照射領域を散乱体が通過した瞬間に、パルス的な
散乱光が発生する。散乱体としては試料(シリコンウェ
ハ)15内に含まれる酸素析出物(SiO2粒子)や転
移等の結晶欠陥、その他にウェハ表面に付着した異物な
どがある。
【0038】測長器センサ14としてセンサ径が5mm
程度、距離検出可能範囲が±250μm程度の静電容量
式の距離センサを使用することにより、光をプローブと
して使用した焦点合わせ方法に比べて、パルス的な散乱
光信号に距離測定用のプローブ光が雑音として重なるこ
とを回避することができる。また、コントラストを向上
させる目的の焦点合わせ方法に比べて、ウェハ表面に付
着した粒径の大きな異物上面に焦点が合うことを避ける
ことができる。
【0039】測長器センサ14は、散乱光測定のための
照射領域及び検出領域よりも時間的に先んじて試料上の
点を通過し、また角速度一定で試料を走査しているた
め、測定点が測長器センサ14の中心下方を通ってから
対物レンズ9の真下に到達するまでの時間は常に一定と
なる。この一定の時間分、測長器センサ14の出力を遅
延させて第1〜第3圧電素子11〜13の位置を上下に
変動させて、照射系4,8と試料15との距離及び検出
系9と試料15との距離が常に一定となるように制御す
る。また、測長器センサ14の出力は時間的に遅延させ
ずに、メモリ等の記憶装置を設けておき、一旦記憶装置
に記憶したのち、測長器センサ14で距離を測定した試
料上の測定点が対物レンズ9の中心を通過するタイミン
グでこれを読み出して圧電素子11〜13を制御しても
よい。
【0040】図3は焦点合わせのための制御系を表すブ
ロック図であり、図4は焦点合わせのための制御の流れ
を示すフローチャートである。圧電素子制御部20〜2
2に測長器センサ制御部24から向かう信号をSgap
おき、D/A変換器27から圧電素子制御部20〜22
に向かう信号をSdaとおく。減算回路30はSgap−S
da=Scntの結果を圧電素子制御部20〜22に出力す
る。
【0041】図4に示すステップ1において、圧電素子
をそのストロークの中間位置に固定する。そのために、
試料15を試料ステージ19に搭載した後、CPU26
は入力切換部29を制御し、Sgapを接地するようにし
ておく。すなわちSgapは0である。CPU26はD/
A変換器27に対し、圧電素子11〜13の可動範囲の
中心位置、この場合は50μm程度をオフセットとして
減じた量だけ圧電素子が変位するように信号を与える。
減算回路30は、接地信号(=0)と50μm分の変位
量の信号(これをS50とおく)の差(S50)を第1〜第
3圧電素子制御部20〜22に与える。これによって、
圧電素子11〜13は、光学系4,8及び対物レンズ9
を最上部から50μmだけ下方向の位置(ストロークの
中間位置)に固定する。
【0042】次に、ステップ2において、散乱光強度が
最大となるようZ軸ステージ18を移動し(粗動)、こ
のときの測長器センサ制御部24の出力信号をSref
して記憶する。そのために、まず、第1照射光1または
第2照射光5の試料表面からの散乱光強度が最大となる
位置に、光学系ホールダ17をZ軸ステージ18によっ
て上下方向に移動する。移動は、CPU26がZ軸ステ
ージ制御部23を制御して行う。この散乱光強度が最大
となる位置が測長器センサ14の測定可能範囲のほぼ中
心位置となるよう予め配置しておく。散乱光強度が最大
となるZ軸方向位置に移動した後、CPU26は、散乱
光強度が最大となる位置での測長器センサ制御部24か
らの信号をA/D変換器25に取り込み記憶する。その
信号量をSrefとおく。
【0043】続くステップ3において、D/A変換器2
7の出力として、Sda=Sref−S5 0を出力するように
する。そして、ステップ4において、信号入力切換部2
9を制御して、測長器センサ制御部24からの信号が減
算回路30に到達するようにする。以上によって、圧電
素子11〜13はステップ5に示す制御状態となる。す
なわち、試料測定中の測長器センサ制御部24の信号の
refからのずれ量をNとおくと、測定中の測長器セン
サ制御部24からの出力はSref+Nとなる。減算回路
30は、Scnt=Sgap−Sdaを第1〜第3圧電素子制御
部20〜22に与えるが、その信号量は次の〔数10〕
のように、第1〜第3圧電素子11〜13の変位量は5
0μmに測定中の距離変位量Nを加えたものとなる。こ
うして、圧電素子11〜13は圧電素子のストロークの
中間位置から試料15表面の距離変動分だけ上下に移動
することで、照射系4,8と試料15までの距離及び検
出系9と試料15までの距離を一定に保つことができ
る。
【0044】
【数10】Scnt=Sgap−Sda=(Sref+N)−(S
ref−S50)=S50+N 測長器センサ14が距離を測定する位置と、照射領域、
検出領域は位置が異なるが、CUP26は試料ステージ
制御部28を介して試料ステージ19を線速度を一定と
して試料を走査させているため、試料15内の散乱体が
両者間を移動する時間は常に一定である。そのため、減
算回路30と第1〜第3圧電素子制御部20〜22の間
に、遅延回路を設け、移動時間分だけ圧電素子11〜1
3の制御を遅らせてもよいし、減算回路30の出力を記
憶しておき、移動時間後にこれを読み出して圧電素子1
1〜13を制御してもよい。このように測定点が照射領
域に達する前に距離測定を行うことにより、圧電素子1
1〜13を能動的に制御できるため、より正確な焦点合
わせを行うことができる。
【0045】結晶欠陥の計測は、上記の焦点合わせ機能
を働かせた状態で以下の様に行う。照射領域を散乱体が
通過した瞬間に、パルス的な散乱光が対物レンズ9によ
って集光される。対物レンズ9で集光された散乱光の2
波長成分は、例えばダイクロイックミラーを用いて第1
照射光と第2照射光を分離し、別々の検知器で検知す
る。検知器の出力が事前に設定したしきい値を越えたと
きに、図3のCPU26はステージ制御部28を介して
パルス散乱光発生時のr及びθ座標を読み取り、記録ま
たは記憶する。同時に、第1照射光1及び第2照射光5
の散乱光強度を読み取って記憶または記録する。こうし
て検出された、第1及び第2照射光による散乱光の強度
1,S2から、前記〔数8〕及び〔数9〕によって、欠
陥の深さ及び大きさを求めることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、光を斜方入射させて散
乱体からの散乱光を垂直方向で検出する結晶欠陥計測装
置において、試料を回転、並進運動させての試料測定中
にも照射系と試料との距離及び検出系と試料との距離を
一定に保ち、かつ照射領域と検出領域の相対位置を一定
に保つことができ、ウェハの全面測定時においても一定
の測定精度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による結晶欠陥計測装置の照射、検出光
学系の概要を示す上面図。
【図2】本発明による結晶欠陥計測装置の照射、検出光
学系の概要を示す側面図。
【図3】焦点合わせのための制御系を表すブロック図。
【図4】焦点合わせのための制御の流れを示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…第1照射光、2…第1折り返しミラー、3…第1集
光レンズ、4…第1照射系、5…第2照射光、6…第2
折り返しミラー、7…第2集光レンズ、8…第2照射
系、9…対物レンズ、10…散乱光、11…第1圧電素
子、12…第2圧電素子、13…第3圧電素子、14…
測長器センサ、15…試料(シリコンウェハ)、16…
試料移動方向、17…光学系ホールダ、18…Z軸ステ
ージ、19…試料ステージ、20…第1圧電素子制御
部、21…第2圧電素子制御部、22…第3圧電素子制
御部、23…Z軸ステージ制御部、24…測長器センサ
制御部、25…A/D変換器、26…CPU、27…D
/A変換器、28…ステージ制御部、29…入力切換
部、30…減算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 繁 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株式会社 日立製作所 計測器事業部内 (72)発明者 児玉 佳孝 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株式会社 日立製作所 計測器事業部内 (56)参考文献 特開 平8−35937(JP,A) 特開 昭62−69149(JP,A) 特開 平5−41424(JP,A) 国際公開97/35162(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 H01L 21/64 - 21/66 G01B 11/00 - 11/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を移動させる試料移動系と、試料に
    対する侵入深さが異なる2波長の光を試料表面に斜方照
    射する照射光学系と、試料表面の上方に配置された検出
    光学系とを含み、前記検出光学系によって試料内部から
    の前記2波長の散乱光を検出して試料の内部欠陥を計測
    する結晶欠陥計測装置において、 前記試料移動系は前記照明光学系による照射位置での線
    速度が一定となるように試料を回転させながらその回転
    中心を移動させ、 前記照射光学系及び検出光学系よりも試料の移動方向上
    流側に位置して移動している試料の表面高さを計測する
    距離測定系と、前記照射光学系及び検出光学系を試料表
    面に対して垂直な方向に移動する光学系移動系と、前記
    光学系移動系を制御する制御系とを備え、前記制御系は
    前記距離測定系によって測定された試料の表面高さに基
    づいて試料の表面と前記照射光学系及び検出光学系との
    間の距離が予め定められた値となるように前記光学系移
    動系を制御することを特徴とする結晶欠陥計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項記載の結晶欠陥計測装置におい
    て、前記距離測定系によって測定された試料の表面高さ
    を記憶する記憶系を有し、前記制御系は、前記距離測定
    系によって表面高さの測定が行われた計測点が前記検出
    光学系の下方に到達したとき、前記記憶系に記憶された
    前記計測点の表面高さを読み出し、試料の表面と前記照
    射光学系及び検出光学系との間の距離が予め定められた
    値となるように前記光学系移動系を制御することを特徴
    とする結晶欠陥計測装置。
  3. 【請求項3】 請求項記載の結晶欠陥計測装置におい
    て、前記距離測定系によって表面高さの測定が行われた
    計測点が前記検出光学系の下方に到達するのに要する時
    間だけ前記距離測定系の出力を遅延する時間遅延系を備
    え、前記制御系は、前記時間遅延系によって遅延された
    表面高さの情報に基づいて、試料の表面と前記照射光学
    系及び検出光学系との間の距離が予め定められた値とな
    るように前記光学系移動系を制御することを特徴とする
    結晶欠陥計測装置。
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