JP3235467U - 患者満足度アップdxシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】医療機関における業務の効率化を実現し、患者満足度を向上させる患者満足度アップDXシステムを提供する。【解決手段】患者満足度アップDXシステム1は、診療情報を管理するサーバ10と、各々がサーバ10と通信可能に構成された、受付端末20、診療端末30、及び会計端末40と、を含む。受付端末20は、診療申し込みを受け付けると、診療申し込みに患者の識別情報が含まれる場合に、患者の識別情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、患者の識別情報を受信した場合に、患者の識別情報に関連付けられている患者の診療情報を診療端末30に送信し、診療端末30から患者の診療結果を受信した場合に、患者の診療結果に基づいて、患者の診療情報を更新するとともに、患者の会計情報を会計端末40に送信する。会計端末40は、患者の会計情報を受信した場合に、患者の会計情報に基づいて会計処理を行う。【選択図】図1
Description
本開示は、患者満足度アップDXシステムに関し、特に、医療機関において患者の満足度を向上させるシステムに関するものである。
従来、医療機関における業務効率を向上させる技術が知られている。例えば特許文献1には、診察券と医療費の支払い手段を関連付けることで、診療終了後の会計における長時間の順番待ちを解消する医療費支払いシステムが開示されている。
しかしながら、医療機関における更なる業務の効率化が求められている。とりわけ、医療機関において患者が受付を行ってから、診療行為を受け、会計を行うまでの一連のデータ処理をデジタルトランスフォーメーション(DX)により連携させることで、医療機関における業務の効率化を実現し、患者の待ち時間の短縮等により、患者満足度の向上を実現することが求められている。
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、医療機関における業務の効率化を実現し、患者満足度を向上させることにある。
本開示の一実施形態に係る患者満足度アップDXシステムは、
診療情報を管理するサーバと、各々が前記サーバと通信可能に構成された、受付端末、診療端末、及び会計端末と、を含み、
前記受付端末は、診療申し込みを受け付けると、前記診療申し込みに患者の識別情報が含まれる場合に、前記患者の前記識別情報を前記サーバに送信し、
前記サーバは、
前記患者の前記識別情報を受信した場合に、前記患者の前記識別情報に関連付けられている前記患者の診療情報を前記診療端末に送信し、
前記診療端末から前記患者の診療結果を受信した場合に、前記患者の前記診療結果に基づいて、前記患者の前記診療情報を更新するとともに、前記患者の会計情報を前記会計端末に送信し、
前記会計端末は、前記患者の前記会計情報を受信した場合に、前記患者の前記会計情報に基づいて会計処理を行う。
診療情報を管理するサーバと、各々が前記サーバと通信可能に構成された、受付端末、診療端末、及び会計端末と、を含み、
前記受付端末は、診療申し込みを受け付けると、前記診療申し込みに患者の識別情報が含まれる場合に、前記患者の前記識別情報を前記サーバに送信し、
前記サーバは、
前記患者の前記識別情報を受信した場合に、前記患者の前記識別情報に関連付けられている前記患者の診療情報を前記診療端末に送信し、
前記診療端末から前記患者の診療結果を受信した場合に、前記患者の前記診療結果に基づいて、前記患者の前記診療情報を更新するとともに、前記患者の会計情報を前記会計端末に送信し、
前記会計端末は、前記患者の前記会計情報を受信した場合に、前記患者の前記会計情報に基づいて会計処理を行う。
本開示の一実施形態によれば、医療機関における業務の効率化を実現し、患者満足度を向上させることができる。
以下、本開示の実施形態について説明する。
(実施形態の概要)
図1を参照して、本開示の一実施形態に係る患者満足度アップDX(デジタルトランスフォーメーション)システム1の概要について説明する。以下、患者満足度アップDXシステム1は、単にシステム1とも称される。図1は、システム1の概略構成を示すブロック図である。システム1は、サーバ10と、受付端末20と、診療端末30と、会計端末40と、バックオフィス端末50と、を含む。
図1を参照して、本開示の一実施形態に係る患者満足度アップDX(デジタルトランスフォーメーション)システム1の概要について説明する。以下、患者満足度アップDXシステム1は、単にシステム1とも称される。図1は、システム1の概略構成を示すブロック図である。システム1は、サーバ10と、受付端末20と、診療端末30と、会計端末40と、バックオフィス端末50と、を含む。
患者満足度アップDXシステム1は、医療機関における受付業務、診療業務、会計業務、及びバックオフィス業務に用いられる。本開示において、医療機関は、例えば、診療所(クリニック)である。ただし、医療機関は、診療所に限られず、病院又は保健所等、医療行為が実施される任意の機関であってもよい。本開示では、19人以下の入院設備を備える医療機関を診療所という。また、本開示では、20人以上の入院設備を備える医療機関を病院という。
サーバ10は、1つ又は互いに通信可能な複数のコンピュータで構成されている。本実施形態では、サーバ10は、例えば、クラウドコンピューティングシステムとして、医療機関の施設から離れた場所に設置されている。ただし、サーバ10を構成するコンピュータの少なくとも一部が、医療機関の施設内に設置されていてもよい。サーバ10は、例えば、医療機関の患者の診療情報のデータベースを記憶する。患者の診療情報は、例えば、患者の電子カルテ情報及びレセプト情報が含まれる。電子カルテ情報には、その患者の問診情報、過去の診察・治療・検査の記録、及び、投与した薬剤等の情報が含まれる。レセプト情報には、その患者の過去の診療における診療報酬点数、処方箋等のレセプト(診療報酬明細書)に関する情報が含まれる。
受付端末20、診療端末30、会計端末40、及びバックオフィス端末50は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、又はタブレット端末等のコンピュータである。以下、受付端末20、診療端末30、会計端末40、及びバックオフィス端末50を特に区別しない場合、単に端末装置ともいう。本実施形態では、受付端末20、診療端末30、会計端末40、及びバックオフィス端末50等のコンピュータは、医療機関の施設内に設置されている。ただし、これらのコンピュータの少なくとも一部が、医療機関の施設外に設置されていてもよい。これらのコンピュータの少なくとも一部が医療機関の施設外に設置される場合、コンピュータは、業務のアウトソーシング又は在宅勤務等の目的で利用することができる。受付端末20は、患者が診療申し込みを行うために使用される。診療端末30は、診療の際に医者又は看護師等の医療従事者によって使用される。会計端末40は、患者による診療費の支払いの際に使用される。バックオフィス端末50は、医療機関に勤務する医者又は看護師等の医療従事者、又はスタッフ等によって使用される。
図1には、説明の簡便のため、それぞれ1つずつのサーバ10、受付端末20、診療端末30、会計端末40、及びバックオフィス端末50が示されている。しかしながら、システム1は、それぞれ任意の数のサーバ10、受付端末20、診療端末30、会計端末40、及びバックオフィス端末50を含んでいてもよい。サーバ10、受付端末20、診療端末30、会計端末40、及びバックオフィス端末50は、例えばインターネット又はLAN(Local Area Network)等を含むネットワーク60と通信可能に接続されている。
患者満足度アップDXシステム1において、受付端末20は、患者からの診療申し込みを受け付けると、診療申し込みに患者の識別情報が含まれる場合に、患者の識別情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、患者の識別情報を受信した場合に、患者の識別情報に関連付けられている患者の診療情報を診療端末30に送信する。これにより、医療従事者は、患者の診療の際に、診療端末30を利用することができる。診療後、サーバ10は、診療端末30から患者の診療結果を受信した場合に、患者の診療結果に基づいて、患者の診療情報を更新するとともに、患者の会計情報を会計端末40に送信する。会計端末40は、患者の会計情報を受信した場合に、患者の会計情報に基づいて、会計処理を行う。これにより、患者は、診療後、診療費の会計を行うことができる。
このように、本実施形態に係る患者満足度アップDXシステム1によれば、医療機関において、患者が受付を行ってから、診療行為を受け、会計を行うまでの一連のデータ処理を連携させることができる。これにより、医療機関において複数のシステムを利用している場合のように、システム連携のためのスタッフによる手作業での情報入力が不要となる。したがって、患者満足度アップDXシステム1によれば、医療機関における業務の効率化を実現し、医療機関における患者の待ち時間の短縮を実現することができる。このため、患者満足度アップDXシステム1によれば、患者満足度を向上させることができる。
次に、図2及び図3を参照して、システム1の各構成について詳細に説明する。図2は、図1に示されるサーバ10の概略構成を示すブロック図である。図3は、図1に示される端末装置(受付端末20、診療端末30、会計端末40、及びバックオフィス端末50)の概略構成を示すブロック図である。
(サーバの構成)
図2に示されるように、サーバ10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を備える。
図2に示されるように、サーバ10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を備える。
通信部11は、ネットワーク60に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。通信部11に含まれる通信インタフェースは、例えば移動体通信規格、有線LAN規格、又は無線LAN規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、サーバ10は、通信部11及びネットワーク60を介して受付端末20、診療端末30、会計端末40、及びバックオフィス端末50と通信する。なお、サーバ10は、通信部11及びネットワーク60を介して、受付端末20、診療端末30、会計端末40、及びバックオフィス端末50以外のコンピュータと通信してもよい。例えば、サーバ10は、通信部11及びネットワーク60を介して、患者が所有するスマートフォン又はタブレット端末等のコンピュータと通信してもよい。
記憶部12は、1つ以上のメモリを含む。記憶部12に含まれるメモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部12は、サーバ10の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部12は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及びデータベース等を記憶してもよい。記憶部12に記憶された情報は、例えば通信部11を介してネットワーク60から取得される情報で更新可能であってもよい。記憶部12は、例えば、医療機関の患者の電子カルテ情報及びレセプト情報等の診療情報を記憶する。
制御部13は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)若しくはGPU(Graphics Processing Unit)等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるが、これらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)であるが、これに限られない。専用回路は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)であるが、これに限られない。制御部13は、サーバ10全体の動作を制御する。
(受付端末の構成)
図3に示されるように、受付端末20は、通信部21と、入力部22と、出力部23と、記憶部24と、制御部25と、を備える。
図3に示されるように、受付端末20は、通信部21と、入力部22と、出力部23と、記憶部24と、制御部25と、を備える。
通信部21は、ネットワーク60に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。通信部21に含まれる通信インタフェースは、例えば4G又は5G等の移動体通信規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、受付端末20は、通信部21及びネットワーク60を介してサーバ10と通信する。なお、受付端末20は、通信部21及びネットワーク60を介して、サーバ10以外のコンピュータと通信してもよい。
入力部22は、1つ入力装置を含む。入力部22に含まれる入力装置は、例えばタッチパネル、電子ペン、カメラ、マイク、又はカードリーダ等である。例えば、入力部22は、タッチパネルを含み、患者による入力操作を受け付ける。或いは、入力部22は、カードリーダを含み、診察券等を読み込む。
出力部23は、1つ以上の出力装置を含む。出力部23に含まれる出力装置は、例えばタッチパネル、ディスプレイ、プリンタ、又はスピーカ等である。例えば、出力部23は、タッチパネルを含み、操作ボタンを表示する。或いは、出力部23は、プリンタを含み、受付票を紙に印刷する。
記憶部24は、1つ以上のメモリを含む。記憶部24に含まれるメモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部24は、受付端末20の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部24は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び組み込みソフトウェア等を記憶してもよい。記憶部24に記憶された情報は、例えば通信部21を介してネットワーク60から取得される情報で更新可能であってもよい。
制御部25は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU若しくはGPU等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるが、これらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGAであるが、これに限られない。専用回路は、例えばASICであるが、これに限られない。制御部25は、受付端末20全体の動作を制御する。
(診療端末の構成)
図3に示されるように、診療端末30は、通信部31と、入力部32と、出力部33と、記憶部34と、制御部35と、を備える。
図3に示されるように、診療端末30は、通信部31と、入力部32と、出力部33と、記憶部34と、制御部35と、を備える。
通信部31は、ネットワーク60に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。通信部31に含まれる通信インタフェースは、例えば4G又は5G等の移動体通信規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、診療端末30は、通信部31及びネットワーク60を介してサーバ10と通信する。なお、診療端末30は、通信部31及びネットワーク60を介して、サーバ10以外のコンピュータと通信してもよい。
入力部32は、1つ入力装置を含む。入力部32に含まれる入力装置は、例えばタッチパネル、電子ペン、カメラ、マイク、又はカードリーダ等である。例えば、入力部32は、電子ペンを含み、医療従事者による入力操作を受け付ける。或いは、入力部32は、カメラを含み、患者の患部を撮影する。
出力部33は、1つ以上の出力装置を含む。出力部33に含まれる出力装置は、例えばタッチパネル、ディスプレイ、プリンタ、又はスピーカ等である。例えば、出力部33は、ディスプレイを含み、患者の診療に関する情報を表示する。
記憶部34は、1つ以上のメモリを含む。記憶部34に含まれるメモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部34は、診療端末30の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部34は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び組み込みソフトウェア等を記憶してもよい。記憶部34に記憶された情報は、例えば通信部31を介してネットワーク60から取得される情報で更新可能であってもよい。
制御部35は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU若しくはGPU等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるが、これらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGAであるが、これに限られない。専用回路は、例えばASICであるが、これに限られない。制御部35は、診療端末30全体の動作を制御する。
(会計端末の構成)
図3に示されるように、会計端末40は、通信部41と、入力部42と、出力部43と、記憶部44と、制御部45と、を備える。
図3に示されるように、会計端末40は、通信部41と、入力部42と、出力部43と、記憶部44と、制御部45と、を備える。
通信部41は、ネットワーク60に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。通信部41に含まれる通信インタフェースは、例えば4G又は5G等の移動体通信規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、会計端末40は、通信部41及びネットワーク60を介してサーバ10と通信する。なお、会計端末40は、通信部41及びネットワーク60を介して、サーバ10以外のコンピュータと通信してもよい。
入力部42は、1つ入力装置を含む。入力部42に含まれる入力装置は、例えばタッチパネル、電子ペン、カメラ、マイク、又はカードリーダ等である。例えば、入力部42は、タッチパネルを含み、患者による入力操作を受け付ける。或いは、入力部42は、カードリーダを含み、クレジットカードを読み込む。
出力部43は、1つ以上の出力装置を含む。出力部43に含まれる出力装置は、例えばタッチパネル、ディスプレイ、プリンタ、又はスピーカ等である。例えば、出力部43は、ディスプレイを含み、診療費を表示する。或いは、出力部43は、プリンタを含み、診療明細書及び診療費請求書等を印刷する。
記憶部44は、1つ以上のメモリを含む。記憶部44に含まれるメモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部44は、会計端末40の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部44は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び組み込みソフトウェア等を記憶してもよい。記憶部44に記憶された情報は、例えば通信部41を介してネットワーク60から取得される情報で更新可能であってもよい。
制御部45は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU若しくはGPU等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるが、これらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGAであるが、これに限られない。専用回路は、例えばASICであるが、これに限られない。制御部45は、会計端末40全体の動作を制御する。
(バックオフィス端末の構成)
図3に示されるように、バックオフィス端末50は、通信部51と、入力部52と、出力部53と、記憶部54と、制御部55と、を備える。
図3に示されるように、バックオフィス端末50は、通信部51と、入力部52と、出力部53と、記憶部54と、制御部55と、を備える。
通信部51は、ネットワーク60に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。通信部51に含まれる通信インタフェースは、例えば4G又は5G等の移動体通信規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、バックオフィス端末50は、通信部51及びネットワーク60を介してサーバ10と通信する。なお、バックオフィス端末50は、通信部51及びネットワーク60を介して、サーバ10以外のコンピュータと通信してもよい。
入力部52は、1つ入力装置を含む。入力部52に含まれる入力装置は、例えばタッチパネル、電子ペン、カメラ、マイク、又はカードリーダ等である。例えば、入力部52は、タッチパネルを含み、医療機関のスタッフによる入力操作を受け付ける。或いは、入力部52は、カードリーダを含み、社員証等を読み込む。
出力部53は、1つ以上の出力装置を含む。出力部53に含まれる出力装置は、例えばタッチパネル、ディスプレイ、プリンタ、又はスピーカ等である。例えば、出力部53は、ディスプレイを含み、スタッフの勤務状況、医療機関に終える統計情報等を表示する。
記憶部54は、1つ以上のメモリを含む。記憶部54に含まれるメモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部54は、バックオフィス端末50の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部54は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び組み込みソフトウェア等を記憶してもよい。記憶部54に記憶された情報は、例えば通信部51を介してネットワーク60から取得される情報で更新可能であってもよい。
制御部55は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU若しくはGPU等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるが、これらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGAであるが、これに限られない。専用回路は、例えばASICであるが、これに限られない。制御部55は、バックオフィス端末50全体の動作を制御する。
(患者満足度アップDXシステムの動作)
図4、図5、図6及び図7を参照して、本実施形態に係るシステム1の動作を説明する。図4は、図1に示されるシステム1の受付時の動作例を示す図である。図5は、図1に示されるシステム1の診療時の動作例を示す図である。図6は、図1に示されるシステム1の会計時の動作例を示す図である。図7は、図1に示されるシステム1のバックオフィスでの動作例を示す図である。本動作は、本実施形態に係る患者満足度アップDXシステム1に含まれるサーバ10、受付端末20、診療端末30、会計端末40、及びバックオフィス端末50のそれぞれが実行する方法に相当する。
図4、図5、図6及び図7を参照して、本実施形態に係るシステム1の動作を説明する。図4は、図1に示されるシステム1の受付時の動作例を示す図である。図5は、図1に示されるシステム1の診療時の動作例を示す図である。図6は、図1に示されるシステム1の会計時の動作例を示す図である。図7は、図1に示されるシステム1のバックオフィスでの動作例を示す図である。本動作は、本実施形態に係る患者満足度アップDXシステム1に含まれるサーバ10、受付端末20、診療端末30、会計端末40、及びバックオフィス端末50のそれぞれが実行する方法に相当する。
(受付時の動作例)
はじめに、図4を参照して、本実施形態に係るシステム1の受付時の動作例について説明する。
はじめに、図4を参照して、本実施形態に係るシステム1の受付時の動作例について説明する。
ステップS101:受付端末20は、診療申し込みを受け付ける。
受付端末20の制御部25は、出力部23を介して、「初診」又は「再診」の選択画面を予め表示していてもよい。本開示において、「初診」とは、患者が病気になって初めて医療機関で診療を受けることをいう。また、「再診」とは、初診の後、患者が初診と同じ病気により同じ医療機関で再び診療を受けることをいう。患者は、ある病気になって初めて医療機関で診療を受ける場合、或いは、過去に一度もこの医療機関で診療を受けたことがない場合には、入力部22を操作して初診を選択する。患者は、初診と同じ病気により同じ医療機関で再び診療を受ける場合は、入力部22を操作して再診を選択する。患者が入力部22を操作して初診又は再診を選択すると、制御部25は、入力部22を介して入力された初診又は再診のいずれかを示す情報を診療申し込みとして受け付ける。制御部25は、入力部22を介して入力された初診又は再診のいずれかを示す情報を診療申し込みとして受け付けると、通信部21を介してサーバ10と通信して、診療までの順番待ちの登録を行い、診療までの順番待ちに関する情報を生成する。診療までの順番待ちに関する情報は、例えば診療申し込みに対して割り当てられた受付番号を含む。
ステップS102:受付端末20は、診療申し込みを受け付けると、診療までの順番待ちに関する情報を参照するためのコード情報を出力する。
診療までの順番待ちに関する情報を参照するためのコード情報は、例えば、サーバ10によって提供される、診療までの待ちに関する情報を表示されるWebサイトのURLを含む。コード情報は、例えば、QRコード(登録商標)等の二次元コードであるが、二次元コードに限られず、バーコード等の一次元コードであってもよい。患者は、スマートフォン又はタブレット端末等のモバイル端末でコード情報を読み取り、Webサイトにアクセスすることで、患者自身の受付番号及び患者自身の診療までの順番待ち等の情報を参照することができる。これにより、患者は、診療までの待ち人数又は待ち時間等を予め知ることができ、診療開始まで医療機関の待合室等で待機している必要がなくなり、患者の負担感が軽減される。
受付端末20によるコード情報の出力には、任意の手法が採用可能である。例えば、受付端末20の制御部25は、出力部23としてのディスプレイを介して、コード情報をディスプレイに表示させてもよい。或いは、制御部25は、出力部23としてのプリンタを介して、コード情報を紙に印刷してもよい。
ステップS103:受付端末20は、診療申し込みに基づいて初診であると判定した場合に、問診情報を登録するためのコード情報を出力する。
問診情報を登録するためのコード情報は、例えば、サーバ10によって提供される、患者の問診情報を入力するためのWebサイトのURLを示す情報であってもよい。患者の問診情報は、例えば、氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、健康保険証情報、既往症の情報、現在の病気又は怪我の症状、及び、体温等を含む。コード情報は、例えば、二次元コードであるが、一次元コードであってもよい。制御部25は、出力部23を介して、コード情報をディスプレイに表示させてもよく、或いは、コード情報を紙に印刷してもよい。
患者は、スマートフォン又はタブレット端末等のモバイル端末でコード情報を読み取り、Webサイトにアクセスして、患者の問診情報を入力することができる。例えば、モバイル端末は、電子ペンで書き込み可能な電子ペーパー機能を備えていてもよい。これにより、患者は、紙の問診票に記入するように問診情報を入力することができる。
ステップS104:サーバ10は、問診情報を受信した場合に、問診情報を患者の識別情報と関連付けて登録する。
具体的には、サーバ10の制御部13は、通信部11を介して、モバイル端末で患者に入力された問診情報を受信する。制御部13は、患者の問診情報に基づいて、その患者の診療情報が、記憶部12に記憶されている診療情報のデータベースに登録されているか否かを判定する。制御部13は、患者の診療情報が診療情報のデータベースに登録されていないと判定した場合、即ち、患者が過去に一度もこの医療機関で診療を受けたことがないと判定した場合、患者の識別情報を新たに生成する。患者の識別情報は、例えば、診察券番号であるが、これに限られず、患者を一意に識別可能な任意の情報であってもよい。その後、制御部13は、患者の問診情報を患者の識別情報と関連付けて記憶部12に記憶されている診療情報のデータベースに登録する。
一方で、制御部13は、患者の診療情報が診療情報のデータベースに登録されていると判定した場合、患者の問診情報をその患者の識別情報と関連付けて記憶部12に記憶されている診療情報のデータベースに登録する。これにより、医療機関のスタッフが、患者により紙の問診票に記入された情報を、診療情報として登録するために、システム1に手作業で入力することによる負担を軽減することができる。
ステップS105:受付端末20は、診療申し込みに基づいて再診であると判定した場合に、患者の識別情報を取得する。
受付端末20による患者の識別情報の取得には、任意の手法が採用可能である。例えば、受付端末20の制御部25は、入力部22としてのタッチパネルを介して患者の識別情報を入力する操作を受け付けて、患者の識別情報を取得してもよい。或いは、制御部25は、入力部22としてのカードリーダを介して診察券の情報をスキャンして、患者の識別情報を取得してもよい。制御部25は、取得した患者の識別情報を診療申し込みに含ませて記憶部24に記憶してもよい。
ステップS106:受付端末20は、診療申し込みに患者の識別情報が含まれる場合に、患者の識別情報をサーバ10に送信する。
受付端末20の制御部25は、通信部21を介して、患者の識別情報をサーバ10に送信する。
ステップS107:受付端末20は、患者の受付に関する統計用情報をバックオフィス端末50に送信する。
患者の受付に関する統計用情報は、本動作の結果として受付端末20によって生成された情報である。患者の受付に関する統計用情報は、例えば、診療機関に来院した患者の、初診又は再診の情報、性別、年齢、受付日時等の情報を含んでもよい。受付端末20の制御部25は、通信部21を介して、統計用情報をバックオフィス端末50に直接的に送信してもよく、サーバ10経由でバックオフィス端末50に間接的に送信してもよい。或いは、受付端末20に代えて、サーバ10が統計用情報をバックオフィス端末50に送信してもよい。バックオフィス端末50の制御部55は、受信した統計用情報を記憶部54に記憶する。
(診療時の動作例)
次に、図5を参照して、本実施形態に係るシステム1の診療時の動作例について説明する。
次に、図5を参照して、本実施形態に係るシステム1の診療時の動作例について説明する。
ステップS201:サーバ10は、患者の識別情報を受信した場合に、患者の識別情報に関連付けられている患者の診療情報を診療端末30に送信する。
具体的には、サーバ10の制御部13は、通信部11を介して、受付端末20から患者の識別情報を受信する。制御部13は、受信した患者の識別情報に基づいて、記憶部12に記憶されている診療情報のデータベースを検索して、患者の識別情報に関連付けられている患者の診療情報を取得する。患者の診療情報は、例えば、その患者の電子カルテ情報及びレセプト情報が含まれる。制御部13は、通信部11を介して、患者の診療情報を診療端末30に送信する。これにより、診療端末30の制御部35は、出力部33としてのディスプレイを介して、患者の診療情報を表示する。その結果、医療従事者は、診療端末30に表示された患者の診療情報を参照しながら、患者の診療を開始することができる。サーバ10が患者の診療情報を診療端末30に送信するタイミングは任意に定められてもよい。例えば、サーバ10は、診療端末30から診察開始する信号を受信するたびに、受付番号の若い順に患者の診療情報を診療端末30に送信してもよい。或いは、サーバ10は、受付端末20から患者の識別情報を受信するたびに、患者の診療情報を診療端末30に送信してもよい。
ここで、診療端末30は、タブレット端末等のモバイル端末であることが好ましい。診療端末30がモバイル端末であることにより、医療従事者が、患者の方を向いたまま診療端末30に表示された患者の診療情報を参照することができ、患者に安心感を与えるとともに、患者との信頼関係を構築しやすくなる。
ステップS202:診療端末30は、患者の診療結果の入力を受け付ける。
患者の診療結果は、行われた診療行為の詳細、患者の患部の状態、及び投与した薬剤の情報等を含む。本実施形態では、患者の診療結果には、電子カルテ情報として登録される情報とレセプト情報として登録される情報とが含まれている。診療端末30による患者の診療結果の入力の受付には、任意の手法が採用可能である。例えば、診療端末30の制御部35は、入力部32としてのキーボードを介して患者の診療結果を入力する操作を受け付けてもよい。或いは、診療端末30は、入力部32としてカメラを備えるモバイル端末であってもよい。制御部35は、カメラにより撮影された画像を患者の診療結果の入力として受け付けてもよい。このように、診療端末30がモバイル端末であることにより、患者の患部を撮影する際の自由度が向上する。また、患者の患部を撮影した画像を患者の診療結果とすることで、患者の患部の状態について詳細な情報を記録して残すことができる。
ステップS203:診療端末30は、患者の診療結果をサーバ10に送信する。
具体的には、診療端末30の制御部35は、通信部31を介して、患者の診療結果をサーバ10に送信する。
ステップS204:サーバ10は、診療端末30から患者の診療結果を受信した場合に、患者の診療結果に基づいて、患者の診療情報を更新する。
具体的には、サーバ10の制御部13は、通信部11を介して、診療端末30から送信された患者の診療結果を受信する。制御部13は、受信した診療結果を、患者の診療情報のデータベースに登録することで、患者の診療情報を更新する。具体的には、制御部13は、受信した診療結果に含まれる電子カルテとして登録される情報に基づいて、患者の電子カルテを更新してもよい。さらに、制御部13は、受信した診療結果に含まれるレセプトとして登録される情報に基づいて、患者のレセプト情報を更新してもよい。これにより、医療機関のスタッフが、医療従事者により紙に記入された患者の診療結果を、患者の診療情報として登録するために、システムに手作業で入力することによる負担を軽減することができる。
さらに、サーバ10の制御部13は、電子カルテ情報とレセプト情報との対応付け情報を記憶部12に記憶していてもよい。対応付け情報では、例えば、診療行為と診療報酬の点数とが対応付けられている。かかる場合、制御部13は、対応付け情報を用いて、受信した診療結果に含まれる電子カルテとして登録される情報に基づいて、患者のレセプト情報を更新することができる。これにより、医療従事者が患者の診療結果として診療端末30に入力する情報を減らすことができ、医療従事者の負担をさらに軽減することができる。
ステップS205:サーバ10は、診療端末30から受信した患者の診療結果に基づいて、患者の会計情報を生成する。
患者の会計情報は、診療報酬の点数及び診療費等、診療明細書及び診療費請求書を作成に用いられる情報を含む。サーバ10による患者の会計情報の生成には、任意の手法が採用可能である。例えば、サーバ10の制御部13は、患者の診療情報に含まれるレセプト情報に基づいて、患者の会計情報を生成する。
ステップS206:診療端末30は、患者の診療に関する統計用情報をバックオフィス端末50に送信する。
患者の診療に関する統計用情報は、本動作の結果として診療端末30によって生成された情報である。患者の診療に関する統計用情報は、例えば、担当した医療従事者の情報、診察時間等の情報を含んでもよい。診療端末30の制御部35は、通信部31を介して、統計用情報をバックオフィス端末50に直接的に送信してもよく、サーバ10経由でバックオフィス端末50に間接的に送信してもよい。或いは、診療端末30に代えて、サーバ10が統計用情報をバックオフィス端末50に送信してもよい。バックオフィス端末50の制御部55は、受信した統計用情報を記憶部54に記憶する。
(会計時の動作例)
図6を参照して、本実施形態に係るシステム1の会計時の動作例について説明する。
図6を参照して、本実施形態に係るシステム1の会計時の動作例について説明する。
ステップS301:サーバ10は、患者の会計情報を会計端末40に送信する。
具体的には、サーバ10の制御部13は、通信部11を介して、患者の会計情報を会計端末40に送信する。
ステップS302:会計端末40は、患者の会計情報を受信した場合に、患者の会計情報に基づいて会計処理を行う。
具体的には、会計端末40の制御部45は、通信部41を介して、サーバ10から送信された患者の会計情報を受信する。制御部45は、受信した会計情報に基づいて会計処理を行う。例えば、制御部45は、会計処理として、受信した会計情報に基づいて診療明細書及び診療費請求書のデータを生成し、出力部43としてのプリンタを介して、診療明細書及び診療費請求書を印刷する。ここで、診療明細書及び診療費請求書は、診療費の清算時に患者に提示される書類である。ただし、会計端末40によって印刷される書類は、これらに限られない。例えば、診療費請求書に代えて、診療費領収書が印刷されてもよい。これにより、医療機関のスタッフが、診療報酬の計算及び診療明細書の作成を手作業で実施することによる負担を軽減することができる。
会計端末40の制御部45は、会計処理として、患者の会計情報に基づいて、診療費を支払うためのコード情報を出力してもよい。
診療費を支払うためのコード情報は、例えば、診療費の金額を示す情報であってもよい。或いは、診療費を支払うためのコード情報は、電子決済を実施するためのWebサイトのURLを示す情報であってもよい。コード情報は、例えば、一次元コードであるが、二次元コードであってもよい。会計端末40の制御部45は、出力部43を介して、診療明細書又は診療費請求書にコード情報を印刷してもよい。
例えば、患者は、セルフレジにコード情報を読み取らせ、診療費を支払うことができる。或いは、患者は、スマートフォン又はタブレット端末等のモバイル端末でコード情報を読み取り、Webサイトにアクセスして、電子決済により診療費を支払うことができる。これにより、医療機関のスタッフが、診療費の清算を手作業で実施することによる負担を軽減することができる。
ステップS303:会計端末40は、患者の会計に関する統計用情報をバックオフィス端末50に送信する。
患者の会計に関する統計用情報は、本動作の結果として会計端末40によって生成された情報である。患者の会計に関する統計用情報は、例えば、診療費の金額、支払方法等の情報を含んでもよい。会計端末40の制御部45は、通信部41を介して、統計用情報をバックオフィス端末50に直接的に送信してもよく、サーバ10経由でバックオフィス端末50に間接的に送信してもよい。或いは、会計端末40に代えて、サーバ10が統計用情報をバックオフィス端末50に送信してもよい。バックオフィス端末50の制御部55は、受信した統計用情報を記憶部54に記憶する。
(バックオフィスでの動作例)
最後に、図7を参照して、本実施形態に係るシステム1のバックオフィスでの動作例について説明する。
最後に、図7を参照して、本実施形態に係るシステム1のバックオフィスでの動作例について説明する。
ステップS401:バックオフィス端末50は、サーバ10、受付端末20、診療端末30、又は会計端末40から受信した情報に基づいて、統計情報を視覚化する。
バックオフィス端末50の制御部55は、通信部11を介して、サーバ10、受付端末20、診療端末30、又は会計端末40から統計用情報を受信する。制御部55は、受信した統計用情報に基づいて、医療機関に関する統計情報を生成する。制御部55は、出力部53としてのディスプレイを介して、表又はグラフ等により、医療機関に関する統計情報を表示する。医療機関に関する統計情報は、例えば、日次、月次、年次の医療機関における診療報酬額、収益額、患者数、症例数、診療単価等の情報を含む。医療機関に関する統計情報は、日次、月次、年次の医療従事者あたりの対応した患者数、或いは、性別ごと、年代ごと、症例ごとの患者数等の情報を含んでいてもよい。このように、医療機関に関する情報を可視化することにより、医療機関における経営分析等に有益な情報を提供することができる。
ステップS402:バックオフィス端末50は、勤怠管理を実施する。
例えば、バックオフィス端末50の制御部55は、入力部52としてのタッチパネルを介して、医療機関のスタッフの出勤時刻又は退勤時刻等の勤怠情報を入力する操作を受け付ける。或いは、制御部55は、入力部52としてのカードリーダを介して社員証の情報をスキャンした場合に、スキャンした時刻を医療機関のスタッフの出勤時刻又は退勤時刻として管理してもよい。さらに、制御部55は、出力部53としてのディスプレイを介して、医療機関のスタッフの勤怠情報を表示してもよい。
ステップS403:バックオフィス端末50は、シフト管理を実施する。
例えば、バックオフィス端末50の制御部55は、入力部52としてのタッチパネルを介して、医療機関のスタッフの希望シフト情報を入力する操作を受け付ける。或いは、制御部55は、通信部51を介して、スタッフが所有するモバイル端末で入力された希望シフト情報を受信してもよい。さらに、制御部55は、出力部53としてのディスプレイを介して、医療機関のスタッフの希望シフト情報、或いは希望シフト情報に基づいて作成されたシフト情報を表示してもよい。或いは、制御部55は、通信部51を介して、スタッフが所有するモバイル端末に希望シフト情報又はシフト情報を送信してもよい。
さらに、受付端末20、診療端末30、会計端末40及びバックオフィス端末50の各々は、入力部を介して受け付けた操作及び出力部を介して出力した情報を動画として記録可能であってもよい。それぞれの端末は、記録された動画をサーバ10に送信して蓄積させてもよい。これにより、それぞれの端末において記録された動画を診療機関のノウハウ又は端末操作マニュアル等として利用することができる。
以上述べたように、本実施形態に係る患者満足度アップDXシステム1では、受付端末20は、患者からの診療申し込みを受け付けると、診療申し込みに患者の識別情報が含まれる場合に、患者の識別情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、患者の識別情報を受信した場合に、患者の識別情報に関連付けられている患者の診療情報を診療端末30に送信する。診療後、サーバ10は、診療端末30から患者の診療結果を受信した場合に、患者の診療結果に基づいて、患者の診療情報を更新するとともに、患者の会計情報を会計端末40に送信する。会計端末40は、患者の会計情報を受信した場合に、患者の会計情報に基づいて、会計処理を行う。
かかる構成によれば、医療機関において、患者が受付を行ってから、診療行為を受け、会計を行うまでの一連のデータ処理を連携させることができる。これにより、医療機関において複数のシステムを利用している場合のように、システム連携のためのスタッフによる手作業での情報入力が不要となる。したがって、患者満足度アップDXシステム1によれば、医療機関における業務の効率化を実現し、医療機関における患者の待ち時間の短縮を実現することができる。このため、患者満足度アップDXシステム1によれば、患者満足度を向上させることができる。
例えば、ある診療所では、従来、9人のスタッフにより、受付、診療及び会計業務を行っていたのに対して、本実施形態に係る患者満足度アップDXシステム1を導入して診療所のデジタルトランスフォーメーションを行ったところ、4人のスタッフにより従来と同等の業務を行うことができ、スタッフによる作業を約55%効率化することができた。
本開示を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び改変を行ってもよいことに注意されたい。したがって、これらの変形及び改変は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部又は各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、上述した実施形態において、サーバ10の機能又は処理として説明された機能又は処理の全部又は一部が、受付端末20、診療端末30、会計端末40又はバックオフィス端末50の機能又は処理として実現されてもよい。かかる場合、実施形態に係るサーバ10の機能又は処理を記述したプログラムを、受付端末20、診療端末30、会計端末40又はバックオフィス端末50が備えるメモリ等に記憶させ、受付端末20、診療端末30、会計端末40又はバックオフィス端末50のプロセッサ等によって当該プログラムを読み出して実行させてもよい。
また例えば、上述した実施形態において、受付端末20、診療端末30、会計端末40及びバックオフィス端末50は、それぞれ異なる端末装置であるものとして説明したが、この限りではない。受付端末20、診療端末30、会計端末40及びバックオフィス端末50のいずれか2つ以上の機能又は処理が1つの端末装置において実現されてもよい。かかる場合、受付端末20、診療端末30、会計端末40及びバックオフィス端末50のいずれか2つ以上の機能又は処理を記述したプログラムを、1つの端末装置が備えるメモリ等に記憶させ、その端末装置のプロセッサ等によって当該プログラムを読み出して実行させてもよい。
また例えば、汎用のコンピュータを、上述した実施形態に係るサーバ10として機能させる実施形態も可能である。具体的には、上述した実施形態に係るサーバ10の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、汎用のコンピュータのメモリに格納し、プロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させる。したがって、本開示は、プロセッサが実行可能なプログラム、又は当該プログラムを記憶する非一時的なコンピュータ読取可能な媒体としても実現可能である。
医療機関において、本開示に係る患者満足度アップDXシステム1により、患者が受付を行ってから、診療行為を受け、会計を行うまでの一連のデータ処理を連携させることで、医療機関における業務の効率化を実現し、患者満足度を向上させることができる。
1 システム(患者満足度アップDXシステム)
10 サーバ
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
20 受付端末
21 通信部
22 出力部
23 入力部
24 記憶部
25 制御部
30 診療端末
31 通信部
32 出力部
33 入力部
34 記憶部
35 制御部
40 会計端末
41 通信部
42 出力部
43 入力部
44 記憶部
45 制御部
50 バックオフィス端末
51 通信部
52 出力部
53 入力部
54 記憶部
55 制御部
60 ネットワーク
10 サーバ
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
20 受付端末
21 通信部
22 出力部
23 入力部
24 記憶部
25 制御部
30 診療端末
31 通信部
32 出力部
33 入力部
34 記憶部
35 制御部
40 会計端末
41 通信部
42 出力部
43 入力部
44 記憶部
45 制御部
50 バックオフィス端末
51 通信部
52 出力部
53 入力部
54 記憶部
55 制御部
60 ネットワーク
Claims (6)
- 診療情報を管理するサーバと、各々が前記サーバと通信可能に構成された、受付端末、診療端末、及び会計端末と、を含み、
前記受付端末は、診療申し込みを受け付けると、前記診療申し込みに患者の識別情報が含まれる場合に、前記患者の前記識別情報を前記サーバに送信し、
前記サーバは、
前記患者の前記識別情報を受信した場合に、前記患者の前記識別情報に関連付けられている前記患者の診療情報を前記診療端末に送信し、
前記診療端末から前記患者の診療結果を受信した場合に、前記患者の前記診療結果に基づいて、前記患者の前記診療情報を更新するとともに、前記患者の会計情報を前記会計端末に送信し、
前記会計端末は、前記患者の前記会計情報を受信した場合に、前記患者の前記会計情報に基づいて会計処理を行う、患者満足度アップDXシステム。 - 前記受付端末は、前記診療申し込みを受け付けると、診療までの順番待ちに関する情報を参照するためのコード情報を出力する、請求項1に記載の患者満足度アップDXシステム。
- 前記受付端末は、前記診療申し込みに基づいて初診であると判定した場合に、問診情報を登録するためのコード情報を出力し、
前記サーバは、前記問診情報を受信した場合に、前記問診情報を前記患者の識別情報と関連付けて登録する、請求項1又は2に記載の患者満足度アップDXシステム。 - 前記診療端末は、カメラを備えるモバイル端末であって、
前記診療端末は、前記カメラで撮影された画像を、前記患者の前記診療結果として前記サーバに送信する、請求項1から3のいずれか一項に記載の患者満足度アップDXシステム。 - 前記会計端末は、前記患者の前記会計情報に基づいて、診療費を支払うためのコード情報を出力する、請求項1から4のいずれか一項に記載の患者満足度アップDXシステム。
- バックオフィス端末を更に含み、
前記バックオフィス端末は、前記サーバ、前記受付端末、前記診療端末、又は前記会計端末から受信した情報に基づいて、統計情報を視覚化する、請求項1から5のいずれか一項に記載の患者満足度アップDXシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003962U JP3235467U (ja) | 2021-10-13 | 2021-10-13 | 患者満足度アップdxシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003962U JP3235467U (ja) | 2021-10-13 | 2021-10-13 | 患者満足度アップdxシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3235467U true JP3235467U (ja) | 2021-12-23 |
Family
ID=79169902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021003962U Active JP3235467U (ja) | 2021-10-13 | 2021-10-13 | 患者満足度アップdxシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235467U (ja) |
-
2021
- 2021-10-13 JP JP2021003962U patent/JP3235467U/ja active Active
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