JP3224185B2 - はんだ合金及びはんだ粉末及びはんだペースト及びプリント配線板及び電子部品及びはんだ付け方法及びはんだ付け装置 - Google Patents
はんだ合金及びはんだ粉末及びはんだペースト及びプリント配線板及び電子部品及びはんだ付け方法及びはんだ付け装置Info
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Description
末及びはんだペースト及びプリント配線板及び電子部品
及びはんだ付け方法及びはんだ付け装置に係り、特に鉛
(Pb)を含まないはんだ合金及びはんだ粉末及びはん
だペースト及びプリント配線板及び電子部品及びはんだ
付け方法及びはんだ付け装置に関する。
一般にはんだ付けによる実装が行われている。はんだ
は、低温で溶融しかつ電気的接続特性が良好であるた
め、電子部品のプリント配線板への実装に用いて好適で
ある。しかるに、近年はんだに含有される鉛(Pb)の
人体に与える影響が問題となってきている。
提供が望まれている。
付け作業においては、数種の半田が用いられている。例
えばSn63−Pb37は、63重量パーセントの錫
(Sn)と37重量パーセントの鉛(Pb)を含有した
はんだであり、183℃で溶融する共晶合金である。ま
た、Sn62−Pb36−Ag2は、62重量パーセン
トの錫(Sn)と36重量パーセントの鉛(Pb)と2
重量パーセントの銀(Ag)を含有したはんだであり、
179℃で溶融する共晶合金である。
械的特性(例えば、引張強度や伸び率)及び電気的特性
(電気抵抗)が良好であるため、自動化されたはんだ付
け作業に優れた特性を有する。
に従来用いられているはんだは、鉛(Pb)を含有した
構成とされている。鉛は毒性を有することが知られてお
り、近年この鉛及び鉛を含有する組成物の使用には厳し
い制限が課されるようになってきている。
等が廃棄されることにより鉛が暴露された状態となるこ
とを未然に防止する必要がある。よって、鉛を含有しな
い代替はんだを提供することにより、鉛を含有するはん
だの依存を減じることが重要である。
作業時における電子部品に対する熱の影響を低減する点
より、はんだの溶融温度を低減させることが重要であ
る。更に、上記のように鉛を含有しない代替はんだとし
ても、またはんだの溶融温度を低減させても、従来と同
程度或いはそれ以上の機械的強度等を有する構成とする
ことが必要である。
あり、鉛を含有しない代替はんだを提供することを目的
とする。また、他の目的は、はんだの溶融温度を低減す
ることにある。
めに、本発明では下記の手段を講じたことを特徴とする
ものである。請求項1記載の発明に係るはんだ合金は、
40重量パーセントの錫(Sn)と、55重量パーセン
トのビスマス(Bi)と、5重量パーセントのインジュ
ウム(In)とからなることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明に係るはんだ合金は、34重
量パーセントの錫(Sn)と、46重量パーセントのビ
スマス(Bi)と、20重量パーセントのインジュウム
(In)とからなることを特徴とするものである。ま
た、請求項3記載の発明に係るはんだ粉末は、請求項1
または2記載のはんだ合金を、直径20〜60μmの球
体形成としたことを特徴とするものである。また、請求
項4記載の発明は、請求項3記載のはんだ粉末におい
て、粉末表面に錫(Sn)もしくはゲルマニウム(G
e)を 0.1〜 5重量パーセント有する合金をメッキした
ことを特徴とするものである。また、請求項5記載の発
明に係るはんだペーストは、80〜95重量パーセントの含
有量を有する請求項3または4記載のはんだ粉末と、全
体として20〜 5重量パーセントの含有量を有するアミン
ハロゲン塩と多価アルコールと高分子材料との混合物と
を混合した構成としたことを特徴とするものである。ま
た、請求項6記載の発明に係るはんだペーストは、80〜
95重量パーセントの含有量を有する請求項3または4記
載のはんだ粉末と、全体として20〜 5重量パーセントの
含有量を有する有機酸と多価アルコールと高分子材料と
混合物とを混合した構成としたことを特徴とするもので
ある。また、請求項7記載の発明は、ベース材と、該ベ
ース材上に形成された電子部品端子接続パターンとを具
備するプリント配線板において、上記電子部品端子接続
パターンに、請求項1または2記載のはんだ合金をメッ
キしたことを特徴とするものである。また、請求項8記
載の発明は、電子部品本体より接続端子が延出した構成
の電子部品において、上記接続端子に、請求項1または
2記載のはんだ合金をメッキしたことを特徴とするもの
である。また、請求項9記載の発明は、電子部品本体に
接続端子として突起電極が形成された構成の電子部品に
おいて、上記突起電極を請求項1または2記載のはんだ
合金により形成したことを特徴とするものである。ま
た、請求項10記載の発明に係るはんだ付け方法は、請
求項1または2記載のはんだ合金を用いて被接合部材に
対してはんだ付け処理を行うはんだ付け工程と、上記は
んだ付け工程終了後にはんだ付けした部位を冷却する冷
却工程とを有することを特徴とするものである。また、
請求項11記載の発明に係るはんだ付け装置は、請求項
1または2記載のはんだ合金を用いて被接合部材に対し
てはんだ付け処理を行うはんだ付け処理装置と、上記は
んだ付け工程終了後にはんだ付けした部位を冷却する冷
却装置とを具備することを特徴とするものである。
んだペースト,プリント配線板及び電子部品は、鉛を含
有しない構成であるため、鉛の毒性に係わる各種悪影響
を排除することができ安全性が向上すると共に、環境規
制対策に対応することができる。
械的強度を維持しつつ、従来よりも低温ではんだ付けを
行うことが可能となるため、はんだ付けを行う被接合材
に対するダメージを低減でき、被接合材に対する前処理
の簡単化及び被接合材を構成する材料の低コスト化を図
ることができる。
け装置を用いることにより、機械的特性の良好なはんだ
付け処理を行うことが可能となる。
本発明者は、鉛(Pb)を含有しないはんだ合金とし
て、各種金属を含有した合金を作成しその特性を調べた
ところ、錫(Sn),ビスマス(Bi),インジュウム
(In)を含有させたはんだ合金、及び錫(Sn),銀
(Ag),ビスマス(Bi)を含有させたはんだ合金
が、鉛を含有している従来のはんだ(以下、有鉛はんだ
という)と近似した機械特性及び電気的特性を示すこと
が判った。
有させたはんだ合金、及びSn,Ag,Biを含有させ
たはんだ合金に注目し、各組成材料の含有率を変化させ
ることにより、はんだ材料として良好な性質を示すS
n,Bi,Inの組成比及びSn,Ag,Biの組成比
を求める試験を行った。また、これに合わせてSn,B
i,Inに加えて、これ以外の金属元素もしくは非金属
元素を添加したはんだ合金を作成し、その特性について
も調べる試験を行った。
んだ合金について説明する。図1及び図2はSn,B
i,及びInを含有させたはんだ合金に対し、引張強
度,伸び率,破断時間,破断面形状,融点を夫々試験し
て求めた試験結果を示している。また図3は、Sn,B
i,Inにこれ以外の金属元素もしくは非金属元素を添
加したはんだ合金に対し、引張強度,伸び率,破断時
間,破断面形状,融点を夫々試験して求めた試験結果を
示している。
験装置について説明する。試験に際しては、各種組成比
を有するはんだ合金よりなる試験片を作成し、この試験
片に対して引張試験を行うことにより、図1乃至図3に
おける引張強度,伸び率,破断時間,破断面形状の各項
目を試験し、融点については熱電対を用いて測定した。
(断面積40mm2,標点距離30mm) を適用し、また試験片を
作成する方法としては、Sn,Bi,Inの各種金属及
びこれ以外の金属元素もしくは非金属元素を重量比で配
合し、これを電気炉(400℃)で加熱溶融し、鋳型にて鋳
造した。
ン製 model 4206(引張速度 0.5mm/min)を用い、これに
上記のように鋳造された試験片を装着し、引張強度,伸
び率,破断時間を測定し、また破断後の試験片の破断面
形状を観察した。また、溶融点の測定に際しては、各種
組成比のはんだ合金を電気炉(400℃) で加熱溶融して熱
電対を挿入し、自然放置により冷却中の温度プロファイ
ル測定により融点(液相線)を判定した。
いて、最右欄にある判定欄は、引張強度,伸び率,破断
時間,破断面形状,融点の夫々の特性を総合的に判断し
た結果を示しており、はんだ材料として適用できる場合
(基準合格の場合)には○印が、また基準不合格の場合
には×印が付されている。
できる基準として、(1) 引張強度が2kg/mm2 以上で、
(2) 伸び率が30%以上で、かつ(3) 融点が 155℃以下で
あることとした。この基準は、はんだ材料として従来の
有鉛はんだと同等以上の特性である。
り求められた試験結果について考察する。図1は、Sn
−Bi−In三元共晶はんだ合金に対して、Biの含有
量をなるべく一定となるように設定した上で、Inの添
加量を変化させたはんだ合金の各特性を示している。
量が50重量パーセント未満の場合には基準値を満たし
ているが、比較例3,4のように50重量パーセントを
越えた場合には基準値を満足しなくなる。また、伸び率
に関しては、比較例1,2のようにInの添加量が 0.5
重量パーセント未満の場合には基準値を満足させない
が、 0.5重量パーセント以上の場合には基準値を満た
す。
試験例において基準値を満足している。従来における有
鉛はんだにおいては、はんだ付け処理を行う被接合材
(例えば電子部品等)の耐熱温度の限界を約183℃と
して有鉛はんだの組成が行われていた。
んだ合金では、融点(即ち、液相化温度)が低くなるた
め、従来の有鉛はんだよりも低温ではんだ付けを行うこ
とが可能となり、はんだ付けを行う被接合材に対するダ
メージを低減でき、被接合材に対する前処理の簡単化及
び電子部品を構成する材料の低コスト化を図ることがで
きる。
添加量が増大するほど低下する傾向を示しており、よっ
てInの添加量を調整することによりはんだ合金の融点
を制御することも可能である。よって、近年のように被
接合材(例えば、半導体装置)の多様化により、はんだ
付け温度に制約が生じるような場合においても、これに
十分対応することができる。
のようにInの添加量が 0.5重量パーセント未満の場
合、及び比較例3のようにInの添加量が50重量パー
セントを越えた場合には破断時間が短くなっており耐久
性に劣ることが判る。但し、比較例4に示されるよう
に、Inの添加量が50重量パーセントを越えた場合に
おいても破断時間が適正値(約 40min〜 60min) の範囲
に入っているものもあるため、破断時間に関してはBi
の添加量が0(零)であるため破断時間が延長されたも
のと考える。
加量が 5.0重量パーセント以下の場合には脆性破壊とな
っており、Inの添加量が 5.0重量パーセントを越える
と延性破壊となる。この破断面形状ははんだ合金の特性
に特に影響を与えるものではないが、機械的強度の面か
らいえば破断面形状は脆性破壊よりも延性破壊の方が望
ましい。
と、Sn−Bi共晶はんだ合金に対してInを 0.5重量
パーセント以上で、かつ50.0重量パーセント未満の添加
した場合(図1における実施例1-1〜1-5)に、はんだ
材料として適した特性を有するはんだ合金を得ることが
できる。
基準値をやや上回る値で満足しているが、伸び率におい
ては他の比較例及び実施例に比べて大きく向上してい
る。よって、はんだ合金の組成比率をSn:約34.0重量
パーセント,Bi:約46.0重量パーセント,In:約2
0.0重量パーセントとすることにより、伸び率の極めて
良好なはんだ合金を得ることができ、特に可撓変位する
フレキシブル基板におけるはんだ付け等の、はんだ接続
位置に大きな撓みが印加される部位のはんだ付けに用い
て大きな効果を期待することができる。
34.0重量パーセント,約46.0重量パーセント,約20.0重
量パーセントとしたのは、はんだ合金(試験片)の作成
時に若干の測定誤差等を含むためであり、よって上記の
Sn,Bi,Inの組成比には、Sn,Biにおいては
±1重量パーセント、Inにおいては±0.1 重量パーセ
ントの誤差が含まれると推定される。よって、この誤差
分を“約”という語で示している。また、上記の事項は
請求項4においても同様である。
験結果について説明する。図2は、Sn−Bi−In三
元共晶はんだ合金に対して、Inの含有量をなるべく一
定となるように設定した上で、Biの添加量を変化させ
たはんだ合金の各特性を示している。
量が 5.0重量パーセントを越えた場合には基準値を満た
しているが、比較例10,11のようにBiの添加量が
5.0重量パーセント以下の場合には基準値を満足しなく
なる。また、伸び率に関しては、比較例12〜15のよ
うにBiの添加量が60.0重量パーセント以上の場合には
基準値を満足させないが、60.0重量パーセント未満の場
合には基準値を満たす。
Bi100パーセントを除いて、同図に示す全ての試験
例において基準値を満足している。よって、図2に示す
試験結果からも、Sn,Bi,Inを含有するはんだ合
金では融点(即ち、液相化温度)を低くすることができ
ることが実証される。
添加量が増大するほど上昇する傾向を示しており、よっ
てBiの添加量を調整することによってもはんだ合金の
融点を制御することが可能である。尚、破断時間に注目
すると、比較例10,11のようにBiの添加量が 5.0
重量パーセント以下の場合、及び比較例12〜15のよ
うにBiの添加量が60.0重量パーセント以上の場合に
は、破断時間が短くなっており耐久性に劣ることが判
る。また、破断面形状に注目すると、Biの添加量が5
5.0重量パーセント未満の場合には延性破壊となってお
り、Biの添加量が55.0重量パーセント以上で脆性破壊
となる。
と、Sn−In共晶はんだ合金に対してBiを 5.0重量
パーセント越えた値で、かつ60.0重量パーセント未満の
添加した場合(図2における実施例2-1,2-2)に、は
んだ材料として適した特性を有するはんだ合金を得るこ
とができる。
試験結果とを総合的に判断すると、はんだ材料として適
した特性を有するはんだ合金の組成比は、Biの含有量
を60.0重量パーセントを越えない含有量とし、Inの含
有量を50.0重量パーセントを越えない含有量とし、かつ
残量をSnとした組成の場合であるということができ
る。
変化させた場合と図2に示したようにBiの含有量を変
化させた場合において共に判定値が良好となるはんだ合
金の組成比率は、Sn:約40.0重量パーセント,Bi:
約55.0重量パーセント,In:約 5.0重量パーセントで
ある。よって、はんだ合金の組成比率を上記のように設
定することにより最も良好なはんだ特性を得ることがで
きる。
いても、各組成比の値に“約”という語を付したのは、
はんだ合金(試験片)の作成時に、Sn,Biにおいて
は±1重量パーセント、Inにおいては±0.1 重量パー
セントの誤差が含まれると推定される。また、上記の事
項は請求項3においても同様である。
験結果について説明する。図3は、Sn−Bi−In三
元共晶はんだ合金に対して、Sn,Bi,In以外の金
属元素を添加したはんだ合金を作成し、その特性につい
て試験した結果を示している。尚、図3では添加する金
属として銀(Ag)と亜鉛(Zn)を用いた例を示して
いる。
してAg,Znを添加した場合、比較例21及び比較例
22に示されるように、Ag,Znの添加量が 5.0重量
パーセント以上の時は伸び率が基準値を満たさなくな
る。しかるに、Ag,Znの添加量が 1.0重量パーセン
ト以上の場合には伸び率は基準値を満足させる。
験例において基準値を満足しており、よって図3に示す
実験結果からSn,Bi,In三元共晶はんだ合金に対
してAg,Znを添加した構成のはんだ合金においても
融点(即ち、液相化温度)を低くすることができること
が実証される。
に、Ag,Znの添加量が1.0 以上でかつ 5.0未満の組
成比を有するはんだ合金は、全ての試験項目において基
準値を満足させる。また図3より、Bi及びInの含有
量は、前記した図1の試験結果と図2の試験結果とを総
合的に判断することにより求められた値を満足してい
る。即ち、Biの含有量は60.0重量パーセントを越えな
い含有量となっており、かつInの含有量は50.0重量パ
ーセントを越えない含有量となっている。
と、Biを60.0重量パーセントを越えない含有量とし、
Inを50.0重量パーセントを越えない含有量とし、Ag
またはZnを 1.0重量パーセント以上で5.0 重量パーセ
ント未満の含有量とし、更に残量をSnとした組成とす
ることにより、はんだ材料として適した特性を有するは
んだ合金を得ることができる。
i−In三元共晶はんだ合金に添加する金属材料として
Ag,Znを適用した例を示したが、Ag,Znに代え
てゲルマニウム(Ge),ガリウム(Ga)等の金属元
素を添加してもよく、また非金属元素であるりん(P)
を添加しても図3に示す特性と近似した特性を得ること
ができる。
i−In三元共晶はんだ合金に金属材料としてアンチモ
ン(Sb)を添加してもよい。このSbを添加すること
で、Sn−Pbメッキに対する拡散の防止を図れる作用
・効果が発生する。PbとBiが接触する場合、拡散の
発生により金属結晶の膨れ,剥離が発生し部品との接続
強度が著しく劣化する。Sbを添加することでこのよう
な拡散を防止できることは、部品接合の信頼性上非常に
有利である。また、添加するSbの添加量は、1.0 〜5.
0 重量パーセントの範囲にすることが望ましく、その範
囲において引張強度と伸びを考慮して決定される。
はんだ合金について説明する。図4はSn,Ag,及び
Biを含有させたはんだ合金に対し、引張強度,伸び
率,破断時間,破断面形状,融点を夫々試験して求めた
試験結果を示している。尚、図4に示される実験結果を
求めるに際し、本発明者が行った試験方法及び試験装置
は、前記した図1乃至図3に示される実験結果を求める
際に行った試験方法及び試験装置と同一(既述した通
り)であるためその説明は省略する。
同様に、図4においても、最右欄にある判定欄は、引張
強度,伸び率,破断時間,破断面形状,融点の夫々の特
性を総合的に判断した結果を示しており、はんだ材料と
して適用できる場合(基準合格の場合)には○印が、ま
た基準不合格の場合には×印が付されている。
て適用できる基準として、(1) 引張強度が7kg/mm2 以上
で、(2) 伸び率が7.0 %以上で、かつ(3) 融点が 220℃
以下であることとした。この基準は、前記したSn,B
i,Inにより構成されるはんだ材料の基準と異なる値
となっている。
はんだ材料として伸び率はさほど必要としないが、高い
引張強度を有する特性が望まれるものがあり、以下説明
するSn,Ag,Biより構成されるはんだ合金はこの
ような要求に対応することを目的として作成されたもの
であるからである。
は、Sn−Ag−Bi三元共晶はんだ合金に対して、A
gの含有量をなるべく一定となるように設定した上で、
Biの添加量を変化させたはんだ合金の各特性を示して
いる。
g,Biより構成されるはんだ合金は、実施例4-1〜4
-6で示される各合金組成において基準値を満たしている
ことが判る。しかるに、有鉛はんだである比較例30、
SnとBiとの二元共晶はんだ合金である比較例31、
及びSnとAgとの二元共晶はんだ合金である比較例3
2の各引張強度特性は、Sn,Ag,Biより構成され
るはんだ合金に比べて低下しており基準値を満足してい
ない。
の試験例において基準値を満足している。尚、伸び率と
引張強度は相反する特性を示すことが知られており、引
張強度の特性が良好となる程伸び率は低下する傾向を示
す。上記したように、Sn,Ag,Biより構成される
はんだ合金は特に高い引張強度特性を得ることを目的と
しており、よって実施例4-1〜4-6は高い引張強度特性
を有している反面、伸び率に関しては比較例30〜32
に対して低い値となっている。
試験例において基準値を満足している。特に、実施例4
-1〜4-6は139℃〜220℃の範囲の融点を有してい
る。従来における有鉛はんだにおいては、はんだ付け処
理を行う被接合材(例えば電子部品等)の耐熱温度の限
界を約183℃として有鉛はんだの組成が行われてい
た。しかるに、現状ではSn−Pbよりなる有鉛はんだ
に第3物質を添加することによりはんだの融点を調整す
ることが行われており、融点が220℃以上のはんだも
販売されている。従って、139℃〜220℃の範囲の
融点を有する実施例4-1〜4-6を適宜選定することによ
り、引張強度の特性の良好なはんだ合金を目的に応じて
選定して使用することが可能となる。
伸び率に比例するため、実施例4-1〜4-6の破断時間特
性は比較例30〜32に対して低い値となっている。し
かるに、上記したように実施例4-1〜4-6は引張強度の
特性の良好であり、また破断時間の領域も約230sec〜67
0secとはんだ合金を用いた実装において特に問題となる
値ではない。
度の面からいえば破断面形状は脆性破壊よりも延性破壊
の方が望ましいが、上記のようにSn,Ag,Biより
構成されるはんだ合金は高い引張強度特性を得ることを
目的としているため、実施例4-1〜4-6に示されるよう
に破断面形状が脆性破壊であっても特に問題となること
はない。
〜4-6に示されるSn,Ag,Biより構成されるはん
だ合金は、実施例30〜32で示される他の組成を有す
る共晶はんだ合金に対して、極めて良好な引張強度特性
を得ることができる。また融点に関しては、従来からは
んだ処理に用いている温度範囲内で種々の値に設定する
ことが可能である。従って、被はんだ付け部材の特性等
に応じてはんだ付け温度の選定の自由度を向上すること
ができ、かつ高い引張強度を有するはんだ付け処理が可
能となる。
Ag,Biの組成比を定量的に解析すると、Sn,A
g,Biの各成分の組成比は、定数 Xの値を 0≦ X<10
0 とした場合、Snの含有量は96.5×(100−X)/100重量
パーセント、Agの含有量は 3.5×(100−X)/100重量パ
ーセント、Biの含有量は X重量パーセントとして示す
ことができる。よって、定数Xの値を適宜選定すること
により、被はんだ付け部材の特性に適合した融点を有
し、かつ高い引張強度のはんだ合金を得ることができ
る。
-2は請求項11に、実施例4-3は請求項12に、実施例
4-4は請求項13に、実施例4-5は請求項14に、実施
例4-6は請求項15に夫々対応している。続いて、上記
した各はんだ合金の応用例について説明する。
んだ粉末を形成した実施例を示している。図5(A)
は、図1に示した実施例1-1〜1-5及び図2に示した実
施例2-1,2-2のはんだ合金を直径20〜60μmの球
体形状とすることによりはんだ粉末を形成したものであ
る。また、図5(B)は、図3に示した実施例3-1,3
-2のはんだ合金を直径20〜60μmの球体形状とする
ことによりはんだ粉末を形成したものである。更に、図
5(c)は、図4に示した実施例4-1〜4-6のはんだ合
金を直径20〜60μmの球体形状とすることによりは
んだ粉末を形成したものである。
1-1〜1-5及び図2に示した実施例2-1,2-2のはんだ
合金粉末の表面に、SnもしくはGeを 0.1〜 5.O重量
パーセント有する合金をメッキして、全体の直径が20
〜60μmの球体形状とした構成のはんだ粉末を示して
いる。
3-1,3-2のはんだ合金粉末の表面に、SnもしくはG
eを 0.1〜 5.O重量パーセント有する合金をメッキし
て、全体の直径が20〜60μmの球体形状とした構成
のはんだ粉末を示している。更に、図5(F)は、図4
に示した実施例4-1〜4-6のはんだ合金粉末の表面に、
SnもしくはGeを 0.1〜 5.O重量パーセント有する合
金をメッキして、全体の直径が20〜60μmの球体形
状とした構成のはんだ粉末を示している。
1-1〜1-5及び図2に示した実施例2-1,2-2のはんだ
合金粉末の表面に、20.0重量パーセントを越えるSnと
60.0重量パーセントを越えないビスマス(Bi)を含有
する合金をメッキして、全体の直径が20〜60μmの
球体形状とした構成のはんだ粉末を示している。
3-1,3-2のはんだ合金粉末の表面に、20.0重量パーセ
ントを越えるSnと60.0重量パーセントを越えないビス
マスBiを含有する合金をメッキして、全体の直径が2
0〜60μmの球体形状とした構成のはんだ粉末を示し
ている。
4-1〜4-6のはんだ合金粉末の表面に、20.0重量パーセ
ントを越えるSnと60.0重量パーセントを越えないビス
マスBiを含有する合金をメッキして、全体の直径が2
0〜60μmの球体形状とした構成のはんだ粉末を示し
ている。
直径が20〜60μmの粉末体とすることにより、この
はんだ粉末をはんだペーストとして用いることが可能と
なる。また、図4(D)〜(I)に示した実施例のよう
に、はんだ合金をSn、もしくはGeを 0.1〜 5.O重量
パーセント有する合金、或いは20.0重量パーセントを越
えるSnと60.0重量パーセントを越えないビスマスBi
を含有する合金でメッキすることにより、はんだ合金の
酸化を防止することができ、はんだペーストの信頼性を
向上させることができる。
んだペーストについて説明する。上記したはんだ粉末を
用いてはんだペーストを作成する場合、本発明者の試作
では(1)80.0 〜95.0重量パーセントの含有量を有するは
んだ粉末と、全体として20.0〜 5.0重量パーセントの含
有量を有するアミンハロゲン塩と多価アルコールと高分
子材料との混合物とを混合した構成、或いは(2)80.0 〜
95.0重量パーセントの含有量を有するはんだ粉末と、全
体として20.0〜 5.0重量パーセントの含有量を有する有
機酸と多価アルコールと高分子材料と混合物とを混合し
た構成とした場合にはんだペーストとして良好な特性を
得られることが判った。
ン塩としては、アクリルアミン塩酸塩,アニリン塩酸
塩,ジエチルアミン塩酸塩,シクロヘキシルアミン塩酸
塩,モノメチルアミン塩酸塩,ジメチルアミン塩酸塩,
トリメチルアミン塩酸塩,フェニルヒドラジン塩酸塩,
n−ブチルアミン塩酸塩,0−メチルヒドラジン塩酸
塩,エチルアミン臭酸塩,シクロヘキシル臭酸塩,2−
アミノエチルブロミド臭酸塩,トリ−n−ブチルアミン
臭酸塩等が好適である。
は、シュウ酸,マロン酸,コハク酸,グルタル酸,アジ
ピン酸,ピメリン酸,スベリン酸,アゼライン酸,セバ
シン酸,マレイン酸,洒石酸,安臭香酸,酢酸,ヒドロ
キシ酢酸,プロピオン酸,ブチリック酸,パレリック
酸,カプロン酸,エナント酸,カプリン酸,ラウリル
酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸等が好
適である。
んだ合金を用いたはんだ粉末を用いたはんだペーストの
混合例を示しており、また図7は上記した図4に示され
るはんだ合金を用いたはんだ粉末を用いたはんだペース
トの混合例を示している。上記したアミンハロゲン塩或
いは有機酸は活性剤として機能する。また、基材として
はアビエチン酸,デヒドロアビエチン酸,α−テルピネ
オール等を適用することができる。また、チクソ材は粘
度の調整をするものであり、高分子材である硬化ヒマシ
油等を適用することができる。また、溶剤としては多価
アルコールである2−メチル2,4−ペンタジオール等
を適用することができる。
り、Pbを用いないはんだペーストによりはんだリフロ
ー処理が可能となり、生産性の良いはんだ処理を行うこ
とが可能となる。図8は、プリント配線板に一般に行わ
れるはんだメッキに上記したはんだ合金を適用した例を
示している。
はガラス−エポキシ製のベース材2の表面に銅(Cu)
により形成された外部接続端子3が形成さたれ構成とさ
れている。この外部接続端子3上に図1乃至図3を用い
て説明した各はんだ合金をメッキ処理したところ、Cu
と各はんだ合金との接合性は良好であり、外部接続端子
3上にはんだ合金膜4を形成することができた。
ド)に一般に行われるはんだメッキに上記したはんだ合
金を適用した例を示している。また、本実施例において
は、電子部品として半導体装置5を例に挙げている。同
図に示されるように、半導体装置5は、樹脂パッケージ
6の側部よりCu,42alloy,Covar 等により形成された
リード7が延出した構成とされている。このリード7上
に図1乃至図3を用いて説明した各はんだ合金をメッキ
処理したところ、Cu及び上記した各合金と各はんだ合
金との接合性は良好であり、リード7上にはんだ合金膜
8を形成することができた。
プリント配線板1に形成される外部接続端子3及び半導
体装置5のリード7に共にはんだメッキを行うとができ
るため、半導体装置5をプリント配線板1に実装する際
に外部接続端子3とリード7とを確実にはんだ付けする
ことができ、実装時における信頼性を向上させることが
できる。
なる突起電極(バンプ)に上記したはんだ合金を適用し
た例を示している。また、本実施例においては、電子部
品として半導体装置9を例に挙げている。同図に示され
るように、半導体装置9は、半導体素子(図に現れず)
を搭載した基板13と、この基板13の上部に配設され
た樹脂パッケージ14とにより構成される半導体装置本
体10の下面に複数のはんだバンプ11を配設した構成
とされている。このはんだバンプ11はプリント基板1
2上に形成された所定の電極にはんだ付けされる。この
はんだバンプ11として上記したはんだ合金を例えばボ
ールに形成したものを用いることにより、有鉛はんだを
用いることなく半導体装置9をプリント基板12にフェ
イスダウンボンディングを行うことが可能となる。
合金を用いたはんだ付け方法及びはんだ付け装置につい
て説明する。本発明者は、図1乃至図4に夫々示した実
験結果において、他の実施例に対して伸び率の値が異常
に大きい実施例が発生することに注目し、このように伸
び率の値が異常に大きいはんだ合金が発生する原因を究
明する実験を行った。
は、図1における実施例1-5,図3における実施例3-
2,図4における実施例4-1等である。また、先に述べ
た図1乃至図4に夫々示した実験結果以外においても、
本発明者が実施した各種実験においてSn,Biを含む
はんだ合金において頻繁に急激な伸び率の上昇が見られ
ることが判った。
に対して伸び率の値が異常に大きい実施例が発生する理
由として考えたのは不純物の混入である。そこで、本発
明者は、前記したと同様の作成方法によりSn,Biよ
りなるはんだ合金で試験片を作成し、伸び率を測定した
結果上記の異常が発生している試験片に対して成分分析
を行った。分析方法としては、蛍光X線分析法(SEIKO I
NSTRUMENTS製 :SFT7355 を使用) と誘導プラズマ発光分
光分析法(ICP)を併用した。
験片の成分は、SnとBiのみであり、不純物(第3元
素)は混入していないことが判った。次に、本発明者が
伸び率が大きくなる理由として考えたのは、試験片の作
成条件の差である。具体的には、Sn,Biを含むはん
だ合金を鋳型にて鋳造する際の冷却状態に注目し、冷却
の行い方(冷却速度)を種々変更し、作成された試験片
の特性を調べる実験を行った。以下、実験結果について
説明する。
た場合における、各試験片の機械的特性(引張強度,伸
び率,破断時間,破断面形状)及び物質特性(表面状
態,金属組織状態)を調べた実験結果を示している。ま
た、本実験では試験片としてSnの含有率が42.0重量パ
ーセント,Biの含有率が58.0重量パーセントのSn−
Biの二元共晶はんだ合金を用いた。
自然冷却,水冷(強制冷却),徐冷の3種類を設定し
た。ここで、自然冷却とは溶融した上記はんだ合金を鋳
型に充填した後常温雰囲気中に放置することにより冷却
する方法である(実施例5-1〜実施例5-3) 。また、水
冷とははんだ合金を鋳型に充填した後、鋳型を水により
強制的に冷却する方法である(実施例5-4)。更に、徐
冷とははんだ合金を鋳型に充填した後、鋳型を保温材内
に入れて徐々に冷却する方法である(実施例5-5)。
溶融したはんだ合金の冷却速度を変更することができ
る。更に、自然冷却においては、鋳型の温度を200℃
(実施例5-1),100℃(実施例5-2),25℃(実
施例5-3)の夫々に設定した上で溶融したはんだ合金を
流し込むことにより、同一の冷却方法を採用しつつ冷却
速度を変更する実験も試みた。
例5-5の各機械的特性は、単一の試験片による実験結果
ではなく、バラツキ及び外乱の影響を低減させる面よ
り、3個のサンプル試験片を作成し、夫々に対して機械
的特性を求める実験を行った結果の平均値を示してい
る。
実験結果であり、図13は実施例5-2の各サンプル試験
片の実験結果であり、図14は実施例5-3の各サンプル
試験片の実験結果であり、図15は実施例5-4の各サン
プル試験片の実験結果であり、図16は実施例5-5の各
サンプル試験片の実験結果である。
験片において平均値に最も近いサンプル試験片に対して
引張試験を行った荷重−伸び線図を示しており、図18
は実施例5-2の各サンプル試験片において平均値に最も
近いサンプル試験片に対して引張試験を行った荷重−伸
び線図を示しており、図19は実施例5-3の各サンプル
試験片において平均値に最も近いサンプル試験片に対し
て引張試験を行った荷重−伸び線図を示しており、図2
0は実施例5-4の各サンプル試験片において平均値に最
も近いサンプル試験片に対して引張試験を行った荷重−
伸び線図を示しており、図21は実施例5-5の各サンプ
ル試験片において平均値に最も近いサンプル試験片に対
して引張試験を行った荷重−伸び線図を示している。
面状態を示しており、図23は実施例5-2の代表的な破
断面状態を示しており、図24は実施例5-3の代表的な
破断面状態を示しており、図25は実施例5-4の代表的
な破断面状態を示しており、図26は実施例5-5の代表
的な破断面状態を示している。
乃至図25をまとめたものである。以下、図11に示す
実験結果に基づき、冷却条件とはんだ合金の機械的特性
との関係について考察する。先ず、実施例5-1, 実施例
5-4, 実施例5-5に基づき、鋳型温度が200℃であっ
た場合において、冷却条件(自然冷却,水冷,徐冷却)
を変更することにより冷却速度を変更した時の機械的特
性に注目する。
い徐冷却の場合が最も伸び率が低く(20.44%)、続いて
冷却速度が早くなるに従い、自然冷却(伸び率33.67
%),水冷(伸び率89.48 %) の順で伸び率は向上してい
る。従って、実施例5-1, 実施例5-4, 実施例5-5の実
験結果を比較することにより、冷却速度が速いほど伸び
率が向上することが判る。
き、冷却条件を同一(自然冷却)とした上で鋳型温度を
変更することにより冷却速度を変更した時の機械的特性
に注目する。図11の実験結果より、冷却速度が最も遅
い鋳型温度が200℃の場合が最も伸び率が低く(33.67
%)、続いて鋳型温度が低くなるに従い、鋳型温度が1
00℃(伸び率137.50%),鋳型温度が25℃(伸び率21
8.33%) の順で伸び率は向上している。従って、実施例
5-1〜実施例5-3の実験結果を比較することによって
も、冷却速度が速いほど伸び率が向上することが判る。
機械的特性は、はんだ合金の組成が同一である場合には
冷却速度に応じて変化し、冷却速度が速いほど伸び率が
向上することが判明した。また、これに伴い、冷却速度
が速いほど破断面形状も延性破断となっている。
上する理由を考察すると、図11の実験結果より、伸び
率が良好な値を示す実施例5-2〜実施例5-4においては
試験片の表面に鱗状の模様は観察されず(急冷しない一
般のSn42−Bi58のはんだ合金は表面に鱗状の模
様が存在する)、また金属組織観察を行った結果実施例
5-2〜実施例5-4においてはSnの組織が肥大化してい
ることが判った。よって、上記の物質的特性から推定す
ると、伸び率が向上する原因は、Snの組織が肥大化に
起因しているものと思われる。
は、Sn,Biよりなるはんだ合金ばかりでなく他の組
成のはんだ合金においても発生しているため、これらの
他の組成のはんだ合金における伸び率の急激な上昇も冷
却速度を速くしたことに起因して発生しているものと思
われる。
いほど伸び率が向上することが判明した。一方、伸び率
の良好なはんだ合金は、特に可撓変位するフレキシブル
基板におけるはんだ付け等の、はんだ接続位置に大きな
撓みが印加される部位のはんだ付けに用いて大きな効果
を期待することができる。従って、はんだ付け処理にお
いてはんだ合金を冷却することにより、伸び率の良好
な、従ってはんだ付け部位に荷重が印加されてもこれに
耐えうるはんだ付け処理をを行うことが可能となる。
法及びはんだ付け装置について説明する。図27は、本
発明の一実施例であるはんだ付け方法をプリント配線板
のはんだ付け処理に適用した場合の工程図を示してい
る。尚、本発明に係るはんだ付け方法は、プリント配線
板のはんだ付け処理に限定されるものではなく、種々の
はんだ付け作業に適用できるものである。
付け処理方法では、先ずステップ10にいおて、プリン
ト配線板のはんだ付け位置にフラックスを塗布するフラ
ックス塗布工程を実施する。このフラックス塗布工程
は、いわゆるはんだ濡れ性を向上するために行われるも
のであり、上述したPbを含まない各種はんだ合金に対
応して選定される。
対して予備加熱を行う予備加熱工程が実施される。この
ように、プリント配線板に対して予備加熱を行うことに
より、はんだ合金の部分的な冷却に起因したはんだの不
均一化を防止することができる。
溶融したはんだ合金を配設してはんだ付け処理を行うは
んだ付け工程が行われる。このはんだ付け工程では、例
えばはんだ合金を溶融したはんだ浴中にプリント配線板
を浸漬させることにより行われる。尚、上記したステッ
プ10〜ステップ14までの各工程は、有鉛はんだを用
いる従来方法においても実施されている工程である。
位を冷却する冷却工が実施される。この冷却工程は本発
明方法の特徴となる工程であり、ステップ14のはんだ
付け工程において溶融され高温となっているはんだ合金
を急激に冷却することにより、前述したようにはんだ合
金の伸び率を向上させることができる。
的な方法としては、上記のはんだ付けした部位に冷媒
(例えば、冷却ガスまたは揮発性有機溶剤等)を吹き付
けることが考えられる。このように、冷却手段として冷
媒を用いることにより、局所的な(即ち、はんだ付け部
位のみに対する)冷却を行うことができ、プリント配線
板に配設される他の部品等に冷却により影響が及ぶのを
防止することができる。
付け装置を示している。同図に示すはんだ付け装置20
は、前記した図27に示したはんだ付け処理方法に対応
したものであり、被接合材として板状の部材(例えばプ
リント配線板)のはんだ付け処理に用いられるものであ
る。しかるに、本実施例に係るはんだ付け装置20は、
プリント配線板のはんだ付け処理に限定されるものでは
なく、種々のはんだ付け作業に適用できるものである。
クス塗布装置21,予備加熱装置22,はんだ付け処理
装置23,搬送コンベア24,及び本発明の特徴となる
冷却装置25等により構成されている。プリント配線板
26は、搬送コンベア24に載置されて図中矢印で示す
方向に搬送される。また、プリント配線板26の搬送方
向に対する上流側より順にフラックス塗布装置21,予
備加熱装置22,はんだ付け処理装置23,冷却装置2
5が配設されている。
ア24により搬送される過程において、フラックス塗布
装置21によりプリント配線板26のはんだ付け位置に
フラックスが塗布され、続く予備加熱装置22によりプ
リント配線板26の予備加熱処理が行われ、続くはんだ
付け処理装置23により上記したPbを含まないはんだ
合金を用いて所定のはんだ付け処理が行われる。
リント配線板26は、搬送コンベア24により冷却装置
25に送られる。冷却装置25は、はんだ付け処理装置
23により溶融され高温となっているはんだ合金を急激
に冷却する。これにより、前述したようにはんだ合金の
伸び率を向上させることができる。
31に示す。図29に示す冷却装置25Aは、冷媒とし
て液体窒素を用いたものであり、液体窒素は液体窒素タ
ンク27に充填されている。この液体窒素タンク27内
の液体窒素は気化器28に供給される構成されており、
液体窒素はこの気化器28において気化されて低温の冷
却ガスとなる。
ス)は、冷却ガスノズル30が接続されている冷却ガス
供給パイプ29に供給され、よって冷却ガスは冷却ガス
ノズル30からプリント配線板26のはんだ合金配設位
置に向け噴射される。これにより、プリント配線板26
に配設されたはんだ合金は急冷却され、はんだ合金の伸
び率を向上させることができる。
媒として揮発性溶剤であるフレオンを用いたものであ
る。フレオンはフレオンタンク31に充填されている。
このフレオンタンク31には、フレオン噴射ノズル30
が接続されたフレオン供給パイプ33が接続されてい
る。
ン供給パイプ33に流出する、上記のようにフレオンは
揮発性溶剤であるため気化して低温のフレオンガスが発
生する。この低温のフレオンガスは、フレオン供給パイ
プ33を通りフレオン噴射ノズル30からプリント配線
板26のはんだ合金配設位置に向け噴射される。これに
より、プリント配線板26に配設されたはんだ合金は急
冷却され、はんだ合金の伸び率を向上させることができ
る。
記した図29に示した冷却装置25Aを利用して管状の
被接合材(本実施例ではパイプ材34)に対する冷却処
理を行うよう構成されたものである。尚、図29に示し
た構成と同一構成については同一符号を付してその説明
を省略する。
環状形状とすると共に、内側に向け冷却ガス(窒素ガ
ス)を噴射しうる複数の噴射口36を設けた構成とされ
ている。この冷却ガスノズル35は、筒状形状の冷却管
37内に配設されている。図示されるように、はんだ鏝
38を用いてSn−Bi共晶糸はんだ39を溶融してパ
イプ材34に対しはんだ付け処理を行うと、このパイプ
材34は冷却装置25Cの冷却管37内に挿入される。
前記したように、冷却管37内には冷却ガス(を内側に
向け噴射する複数の噴射口36を有した冷却ガスノズル
35が設けられているため、パイプ材34のはんだ付け
された部位は一括的に冷却ガスノズル35により冷却さ
れる。
合材が管状形状を有しているパイプ材34であっても、
はんだ合金の配設位置を均一に冷却することができ、均
一の伸び率特性を有するはんだ付け処理を行うことが可
能となる。尚、冷却装置25の構成は図29乃至図31
に示した構成に限定されるものではなく、種々の構成の
冷却装置を適用することができる。
金,はんだ粉末,はんだペースト,プリント配線板及び
電子部品を鉛を含有しない構成とすることができ、鉛の
毒性に係わる各種悪影響を排除することができ安全性が
向上すると共に、環境規制対策に対応することができ
る。
械的強度を維持しつつ、従来よりも低温ではんだ付けを
行うことが可能となるため、はんだ付けを行う被接合材
に対するダメージを低減でき、被接合材に対する前処理
の簡単化及び被接合材を構成する材料の低コスト化を図
ることができる。
け装置を用いることにより、機械的特性(伸び率)の良
好なはんだ付け処理を行うことが可能となる。
て、Inの含有量を変化させた場合における引張強度,
伸び率,破断時間,破断面形状,融点等を求めた試験結
果を示す図である。
て、Biの含有量を変化させた場合における引張強度,
伸び率,破断時間,破断面形状,融点等を求めた試験結
果を示す図である。
は非金属元素を添加したはんだ合金に対し、引張強度,
伸び率,破断時間,破断面形状,融点を夫々試験して求
めた試験結果を示す図である。
て、主にBiの含有量を変化させた場合における引張強
度,伸び率,破断時間,破断面形状,融点等を求めた試
験結果を示す図である。
ための図である。
だ合金としてSn−Bi−In及びSn−Bi−In−
Agを用いた場合)を説明するための図である。
だ合金としてSn−Ag−Biを用いた場合)を説明す
るための図である。
するための図である。
してリードを用いたもの)を説明するための図である。
としてバンプを用いたもの)を説明するための図であ
る。
の関係を求めた実験結果を示す図である。
片の実験結果を示す図である。
片の実験結果を示す図である。
片の実験結果を示す図である。
片の実験結果を示す図である。
片の実験結果を示す図である。
値に最も近いサンプル試験片に対して引張試験を行った
荷重−伸び線図を示す図である。
値に最も近いサンプル試験片に対して引張試験を行った
荷重−伸び線図を示す図である。
値に最も近いサンプル試験片に対して引張試験を行った
荷重−伸び線図を示す図である。
値に最も近いサンプル試験片に対して引張試験を行った
荷重−伸び線図を示す図である。
値に最も近いサンプル試験片に対して引張試験を行った
荷重−伸び線図を示す図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
す工程図である。
成図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 40重量パーセントの錫(Sn)と、 55重量パーセントのビスマス(Bi)と、 5重量パーセントのインジュウム(In)と、からなる
はんだ合金。 - 【請求項2】 34重量パーセントの錫(Sn)と、 46重量パーセントのビスマス(Bi)と、 20重量パーセントのインジュウム(In)と、からな
るはんだ合金。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のはんだ合金を、 直径20〜60μmの球体形成としたことを特徴とする
はんだ粉末。 - 【請求項4】 請求項3記載のはんだ粉末において、 粉末表面に錫(Sn)もしくはゲルマニウム(Ge)を
0.1〜 5重量パーセント有する合金をメッキしたことを
特徴とするはんだ粉末。 - 【請求項5】 80〜95重量パーセントの含有量を有する
請求項3または4記載のはんだ粉末と、 全体として20〜 5重量パーセントの含有量を有するアミ
ンハロゲン塩と多価アルコールと高分子材料との混合物
とを混合した構成としたことを特徴とするはんだペース
ト。 - 【請求項6】 80〜95重量パーセントの含有量を有する
請求項3または4記載のはんだ粉末と、 全体として20〜 5重量パーセントの含有量を有する有機
酸と多価アルコールと高分子材料と混合物とを混合した
構成としたことを特徴とするはんだペースト。 - 【請求項7】 ベース材と、該ベース材上に形成された
電子部品端子接続パターンとを具備するプリント配線板
において、 上記電子部品端子接続パターンに、請求項1または2記
載のはんだ合金をメッキしたことを特徴とするプリント
配線板。 - 【請求項8】 電子部品本体より接続端子が延出した構
成の電子部品において、 上記接続端子に、請求項1または2記載のはんだ合金を
メッキしたことを特徴とする電子部品。 - 【請求項9】 電子部品本体に接続端子として突起電極
が形成された構成の電子部品において、 上記突起電極を請求項1または2記載のはんだ合金によ
り形成したことを特徴とする電子部品。 - 【請求項10】 請求項1または2記載のはんだ合金を
用いて被接合部材に対してはんだ付け処理を行うはんだ
付け工程と、 上記はんだ付け工程終了後にはんだ付けした部位を冷却
する冷却工程とを有することを特徴とするはんだ付け方
法。 - 【請求項11】 請求項1または2記載のはんだ合金を
用いて被接合部材に対してはんだ付け処理を行うはんだ
付け処理装置と、 上記はんだ付け工程終了後にはんだ付けした部位を冷却
する冷却装置とを具備することを特徴とするはんだ付け
装置。
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US10/291,572 US20030095888A1 (en) | 1994-09-29 | 2002-11-12 | Lead-free solder alloy and a manufacturing process of electric and electronic apparatuses using such a lead-free solder alloy |
US10/337,373 US6984254B2 (en) | 1994-09-29 | 2003-01-07 | Lead-free solder alloy and a manufacturing process of electric and electronic apparatuses using such a lead-free solder alloy |
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