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JP3273891B2 - ディスク駆動モータ及びそのロータ並びにロータの製造方法 - Google Patents

ディスク駆動モータ及びそのロータ並びにロータの製造方法

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JP3273891B2
JP3273891B2 JP16923896A JP16923896A JP3273891B2 JP 3273891 B2 JP3273891 B2 JP 3273891B2 JP 16923896 A JP16923896 A JP 16923896A JP 16923896 A JP16923896 A JP 16923896A JP 3273891 B2 JP3273891 B2 JP 3273891B2
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hub
peripheral surface
inner peripheral
cylindrical portion
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伸治 木下
真司 太田
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株式会社三協精機製作所
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    • H02K1/2787Outer rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
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    • H02K1/2791Surface mounted magnets; Inset magnets
    • HELECTRICITY
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク等を回
転駆動するためのディスク駆動装置等に使用されるディ
スク駆動モータに関するものである。さらに詳しくは、
本発明は、ディスク駆動モータに組み込まれているディ
スク取付け用のハブが一体形成されたモータロータ、お
よびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスク駆動装置は、装置本体に対して
回転自在に支持されたディスク取付け用のハブを備え、
当該ハブをディスク駆動モータによって回転駆動するこ
とにより、当該ハブに載置されたディスクを回転駆動す
るように構成されている。
【0003】図1には一般的に使用されているディスク
駆動モータを示してある。この図に示すように、ディス
ク駆動モータ1は、装置本体側に固定されるステータア
センブリ2と、装置本体側に対して回転自在に支持され
たロータアセンブリ3から構成されている。
【0004】ステータアセンブリ2は、円筒状の軸受け
ホルダ21と、この外周面に同心状態に固定したステー
タコア22と、このステータコア22に形成した複数の
突極に巻き付けた駆動コイル23とを備えている。ま
た、軸受けホルダ21は、その外周から外方に広がって
延びる板状フレーム24に一体形成されており、このフ
レーム24が装置本体側に締結ねじ等によって固定され
る。
【0005】ロータアセンブリ3は、上記の軸受けホル
ダ21の内周面に対して一対のボールベアリング25、
26を介して回転自在に支持されている回転軸31と、
この回転軸31の先端に固着した円筒状のディスク取付
け用のハブ32とを備えている。このハブ32には、環
状ヨーク取付け用の円筒部分33が備わっており、この
円筒部分33の内周面33aに、磁性材からなる環状ヨ
ーク34が固定されている。この環状ヨーク34の内周
面34aには、環状の駆動マグネット35が固定されて
いる。この駆動マグネット35は、ステータアセンブリ
2の側のステータコア22に対して僅かの隙間が開いた
状態で、当該ステータコア22を同心状に取り囲んでい
る。
【0006】ハブ32の外周面には環状の段面32aが
形成されており、ここがディスク載置面となっている。
この段面32aの上には、スペーサを介して複数枚のデ
ィスク(図示せず)が積み重ねられ、これらのディスク
の全体がクランパ(図示せず)によってハブ32の側に
クランプされる。
【0007】ここで、上記のハブ32、環状ヨーク34
および駆動マグネット35から構成されるモータロータ
4は一般的に次のような工程を経て製造される。
【0008】図4に示すように、まず、アルミニウム等
の非磁性金属材を、型鍛造によって加工して、ハブ製造
用の第1次ブランク32Aを加工する。次に、第1次ブ
ランク32Aを再度、型鍛造によって加工して、最終製
品であるハブに近い形状の第2次ブランク32Bを得
る。この後は、第2次ブランク32Bに仕上げ加工を2
回施して、最終製品としてのハブ32を得る。一方、環
状ヨーク34の側は、磁性金属板をプレス加工すること
により製造される。
【0009】このようにして製造したハブ32の円筒部
分33の内周面33aに対して、その開口側から軸線方
向に向けて、環状ヨーク34を差し込み、接着剤を用い
て、これらを相互に接着固定する。しかる後に、環状ヨ
ーク34の内周面34aに駆動マグネット35を差し込
み、接着剤を用いてこれらを相互に接着固定する。この
結果、ハブ32に環状ヨーク34および駆動マグネット
35が固着された構成のモータロータ34が得られる。
【0010】一方、最終製品としてのハブ32を得た後
に、接着剤を使用せずにハブ32に環状ヨーク34を固
着する方法も知られている。この方法は、ハブ32に環
状ヨーク34を差し込み、かしめ固定するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ハブ3
2に対して接着剤を用いてヨーク34を接着固定してい
る方法では、次のような解決すべき課題がある。
【0012】第1に、ハブ32の円筒部33の内周面3
3aと、ヨーク34の外周面34bの間には接着剤充填
用のクリアランスが必要である。このクリアランスがあ
るために、ハブの円筒部33にヨーク34を接着固定し
た場合に、ハブ円筒部33とヨークとの間に芯ずれが発
生するおそれがある。芯ずれが発生すると、モータロー
タ4の回転バランスが悪くなり、回転に伴う振れも大き
くなってしまい、例えば、ディスクの高密度化の障害と
なってしまう。
【0013】第2に、接着剤を使用しているので、未硬
化状態の接着剤が、使用時にガスとなって飛散して、デ
ィスク等の記録面に付着するおそれがある。
【0014】第3に、ハブ円筒部分33の開口側には、
当該円筒部分33の環状端面33cと、ヨーク34の環
状端面34cが露出した状態となっている。このため、
仕上げ加工工程において使用される切削油、洗浄液等
が、これらの端面33c、34cの間を通って、円筒部
内周面33aとヨーク外周面34bの間に侵入して、そ
のまま、そこに残留するおそれがある。この結果、使用
時に、残留液が滲みだして、ディスクの記録面等に付着
するおそれがある。
【0015】一方、接着固定の代わりに、かしめ固定に
よってハブを環状ヨークに固着する方法においては次の
ような解決すべき課題がある。すなわち、切削加工され
た最終製品としてのハブに対してかしめを施すので、か
しめ応力によってハブに歪みが発生するおそれがある。
歪みが発生すると、ハブの回転バランスが劣化するの
で、バランサー等を用いて回転バランスを調整する必要
が生ずる。
【0016】本発明の課題は、上記のような弊害を解消
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、ハブに形成された円筒部分の内周面に
ヨークが軸線方向から装着され、当該ヨークの内周面に
駆動マグネットが軸線方向から装着された構成のモータ
ロータの製造方法において、非磁性金属材を型鍛造によ
って加工して、前記円筒部分と、当該円筒部分の内周面
に装着される前記ヨークの両端縁を全周にわたってかし
め可能な環状の第1のかしめ部および第2のかしめ部と
が備わったハブ製造用の第1次ブランクを成形する第1
の鍛造工程と、前記第1次ブランクを型鍛造によって加
工して最終製品に近い形状のハブ製造用の第2次ブンラ
クを成形する第2の鍛造工程とを含んでいる。
【0018】そして、当該第2の鍛造工程においては、
前記ヨークを前記ハブの内周に嵌入すると共に、鍛造型
を用いて前記第1および第2のかしめ部を押し潰して、
前記ヨークの両端縁が全周にわたって密閉された状態と
なるように、当該ヨークを前記円筒部分に固定すること
を特徴としている。
【0019】このように、本発明のモータロータの製造
方法においては、型鍛造によるハブ製造用のブランク成
形時に、鍛造型を用いてハブの第1および第2のかしめ
部を押し潰して、ヨークの両端縁が全周にわたって密閉
された状態となるように、当該ヨークをハブに対して
定するようにしている。従って、接着剤を使用する必要
が無く、また、そのために、ハブ円筒部の内周面とヨー
クの外周面の間にクリアランスを形成する必要が無い。
この結果、ハブ円筒部分の内周面とヨークの外周面の間
に未硬化状態で残留している接着剤に起因する弊害、ハ
ブに対してヨークが芯ずれした状態で固定されてしまう
弊害を回避できる。
【0020】また、ヨークの両端縁は、ハブ円筒部分の
内周面に形成した第1および第2のかしめ部によって全
周にわたって密閉された状態になる。従って、ハブ製造
用のブランクの切削加工時等において、切削油、洗浄液
等がハブ円筒部分の内周面とヨーク外周面の間に侵入し
てそのまま残留してしまうことを回避することができ
る。
【0021】ここで、ハブ円筒部分の開口端側に形成さ
れる第2のかしめ部は、当該円筒部分の開口端部の内周
縁の部分をそのまま利用することができる。すなわち、
この開口端部を型鍛造時に、鍛造型によって内側に押し
潰すことにより、ヨークとハブ円筒部分の間を完全に密
閉できる。
【0022】次に、上記の第2の鍛造工程においては、
更に、前記円筒部分の内周面に叩き込まれた前記ヨーク
の内周面に前記鍛造型の一部を強制的に押し込むことに
より、当該ヨークの真円度を向上させることが望まし
い。このようにヨークの内周面を鍛造型によってしごく
ことにより、ヨークの内径寸法の真円度の精度を高める
ことができる。この結果、このヨークの内周面を、仕上
げ加工の基準面として用いることができる。
【0023】また、本発明では、第2の鍛造工程でハブ
にヨークをかしめた後に、当該ハブに仕上げ加工が施さ
れる。従って、第2の鍛造工程においてかしめによって
ハブに歪みが生じたとしても、その歪みをとるための工
程を別途付加する必要がないという利点もある。
【0024】上記のように製造した本発明のモータロー
タは回転バランスが良いので、当該モータロータを用い
たディスク駆動モータは、ディスクに対して正確な記録
再生を行なうことができる。また、ヨークの両端縁が完
全に密閉されているので、切削油、洗浄液が、モータロ
ータの製造工程においてヨークとハブの間に侵入したと
しても、モータ使用時にそれらが流出して、ディスクや
記録再生ヘッドに付着する等して記録再生動作に不具合
を与えるようなおそれはない。更に、接着剤を使用して
いないので、接着剤から発生する有毒ガスによる弊害も
発生しない。従って、本発明によれば、信頼性の高いデ
ィスク駆動モータを実現できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用したモータロータの製造方法を説明する。
【0026】図2には、本発明の方法によって製造した
モータロータ10を示してある。このモータロータ10
は、図1に示すディスク駆動モータ1のモータロータ4
の代わりに使用可能なものである。
【0027】図2に示すように、モータロータ10は、
全体として円筒状のハブ6と、このハブ6に形成された
円筒部分61の内周面61aに対してその開口側から軸
線6aの方向にはめ込まれた環状ヨーク34と、この環
状ヨーク34の内周面34aに対して開口側から同じく
軸線6aの方向に装着された環状の駆動マグネット35
とを備えている。従って、基本的な構成は、図1に示す
モータロータ4と同一である。
【0028】しかしながら、本例のモータロータ10の
環状ヨーク34は、ハブ製造用のブランクを型鍛造によ
って成形する際に、当該ブランクに嵌入されると共に、
その両端縁が全周にわたって密閉された状態となるよう
に、ブランクに固定されている。従って、従来のように
接着剤によって固着されていない。
【0029】また、環状ヨーク34の外周面34bとハ
ブ円筒部分61の内周面61aの間は、ハブ製造用のブ
ランクを型鍛造によって成形する際に押し潰された第1
および第2のかしめ部62、63によって完全に密閉さ
れている。すなわち、ハブ円筒部分61の内周面61a
に連続している環状端面61bには、当該端面から突出
した環状の第1のかしめ部62が形成されている。この
第1のかしめ部62を鍛造型によって押し潰すことによ
って、ハブ6の側の端面61bと環状ヨーク34の外周
面34bの間が全周にわたって密閉された状態で、環状
ヨーク34がかしめ固定されている。
【0030】同様に、ハブ円筒部分61の開口端側の部
分においても、当該円筒部分61の開口端部61cの内
周縁の部分を鍛造型によって押し潰すことによって、当
該円筒部分の内周面61aと環状ヨーク34の外周面3
4bの間が全周にわたって密閉された状態で、環状ヨー
ク34がかしめ固定されている。
【0031】このように、第1のかしめ部62と、第2
のかしめ部63としてのハブ円筒部分の開口端部61c
の内周縁の部分とによって、ハブ円筒部分の内周面61
aと環状ヨーク外周面34bの間が全周にわたって密閉
された状態にある。従って、これらの間に、切削油、洗
浄液等が侵入してしまうことがない。
【0032】なお、環状の駆動マグネット35は、環状
ヨーク34の内周面34aに対して接着剤によって固定
してもよいし、その他の方法によって固定してもよい。
【0033】次に、図3を参照して、この構成のモータ
ロータ10の製造工程を説明する。まず、ハブ製造用の
非磁性金属材、例えばアルミニウム材を用意し、これ
を、型鍛造によって加工する(第1の鍛造工程A)。こ
の加工によって、環状ヨーク装着用の円筒部分61を成
形する。同時に、当該円筒部分61の内周面に、環状ヨ
ーク34の両端縁を全周にわたってかしめ固定するため
の第1のかしめ部62と、第2のかしめ部63を成形す
る。ここで、以下に説明するように、円筒部分61の開
口端部61cの内周縁の部分が、第2のかしめ部分63
として機能する。このようにして、第1の鍛造工程Aに
よってハブ製造用の第1次ブランク6Aを成形する。
【0034】一方、環状ヨーク34は、鉄等の磁性板を
プレス加工することによって製造される(プレス工程
a)。
【0035】次に、第1の鍛造工程Aを経て得られた第
1次ブランク6Aを、更に、型鍛造によって加工して、
最終製品に近い形状のハブ製造用の第2次ブランク6B
を成形する(第2の鍛造工程B)。
【0036】ここで、この第2の鍛造工程Bにおいて
は、まず、環状ヨーク34を円筒部分61の内周面61
aに、例えば手作業によって嵌入(軽圧入、仮圧入、挿
入)する。この後に、鍛造型を用いて、第1および第2
のかしめ部62、63を押し潰して、環状ヨーク34の
両端縁が全周にわたって密閉された状態となるように、
当該環状ヨーク34を円筒部分61に固定する。
【0037】本例の第2の鍛造工程Bにおいては、これ
に加えて、円筒部分61の内周面61aにかしめ固定さ
れる環状ヨーク34の内周面34aの真円度の精度を向
上させるようにしている。すなわち、環状ヨーク34の
内周面34aに、鍛造型の一部である円筒部(パンチ)
を強く押し込むことにより、当該環状ヨーク34の内周
面の真円度を高めている。このように鍛造型を用いて、
環状ヨーク内周面34aを「しごく」ことにより、環状
ヨーク内周面の真円度の精度が正負5ミクロン程度まで
改善される。一般的に、プレス加工によって得られる環
状ヨーク34の真円度には正負30ミクロンのばらつき
がでる。従って、本例のように環状ヨーク内周面34a
を「しごく」ことによって、その真円度を著しく改善で
きる。
【0038】また、このように環状ヨーク34の内周面
34aを「しごく」ことにより、ハブ円筒部分61の内
周面61aとヨーク外周面34bの隙間を無くすことが
できる。この結果、ヨーク34をハブ円筒部分61に対
して芯ずれの発生していない状態にすることができる。
このため、最終的に得られるモータロータ10の回転バ
ランスが良くなり、回転バランスの調整が不要、もしく
は簡略化できる。
【0039】次に、第2の鍛造工程Bで得られた第2次
ブランク6Bに対して仕上げ加工を施して、その形状が
最終製品形状となったハブ6を得る(仕上げ加工工程
C)。このハブ6には既に環状ヨーク34がかしめ固定
された状態となっている。
【0040】ここで、上記のように、第2の鍛造工程B
においては、環状ヨーク内周面34aの真円度が改善さ
れている。従って、仕上げ加工工程Cにおいては、この
ヨーク内周面34aを基準面として採用して、切削加工
を第2次ブランク6Bに施すことができる。すなわち、
このヨーク内周面34aを切削加工用の工具のチャック
で保持すれば、第2次ブンラク6Bを自動的に正確な加
工位置に位置決めできる。従って、精度の良い切削加工
を実現できる。
【0041】また、環状ヨーク34の両端縁は全周にわ
たって第1および第2のかしめ部62、63によって密
閉された状態にある。従って、仕上げ加工工程Cにおい
て使用される切削油、洗浄液等が、ヨーク34とハブ円
筒部分61の間に侵入してしまうことを確実に防止でき
る。
【0042】さらには、前段の第2の鍛造工程における
かしめによって、ハブに歪みが発生したとしても、その
後に仕上げ加工工程Cが行なわれるので、ハブの歪みが
除去されることになる。従って、ハブの歪みを除去ある
いは補正するための工程を別途追加する必要がない。
【0043】なお、このようにヨーク内周面34aを基
準面として利用できるので、例えば、ヨーク内径寸法が
同一であれば、外形形状等が異なるハブの加工も、段取
替えが不要、あるいは著しく簡単になり、工程を大幅に
簡略化できる。
【0044】以上の工程を経て得られたハブ6に対して
は、次のマグネット取付け工程Dにおいて、環状ヨーク
34の内周面34aに駆動マグネット35が取付けられ
て固定される。固定方法としては、接着剤を使用する方
法、圧入する方法等の各種の方法を採用することができ
る。このマグネット取付け工程Dにおいても、ヨーク内
周面34aの真円度が高いので、駆動マグネット35を
精度良く取付け固定することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、ハブ製造用のブランクを型鍛造する際に、当該ブラ
ンクに形成した円筒部分の内周面に対して、鍛造型を用
いて環状ヨークの両端縁が全周にわたって密閉状態とな
るように、当該環状ヨークをブランクの円筒部分に固定
している。
【0046】このように、接着剤を使用せずにハブの内
周面に環状ヨークを固着している。従って、当該モータ
ロータが取付けられたモータの使用時に、未硬化の接着
剤が有毒ガスとなって発生する弊害を回避できる。
【0047】また、環状ヨークの両端縁の全周が、第1
および第2のかしめ部によって密閉された状態となって
いるので、環状ヨークとハブ円筒部分の間に切削油、洗
浄液等が侵入してしまう弊害も回避できる。また、侵入
したとしても、それらの切削油、洗浄液等がモータ使用
時に流出することもない。
【0048】さらに、ハブ円筒部分に対して芯ずれの無
い状態で環状ヨークを固定できるので、得られるモータ
ロータの回転バランスが良い。
【0049】さらにまた、本発明では、環状ヨークの内
周面を鍛造型によって強制的に押し付けているので、当
該環状ヨークの真円度を改善できる。この結果、当該環
状ヨークとハブ円筒部分の隙間を完全に無くすことがで
き、最終的に得られるモータロータの回転バランスを改
善することができる。また、真円度の高い環状ヨーク内
周面を切削加工時の基準として採用して、精度の良い切
削加工を行なうことができる。
【0050】これに加えて、本発明の方法によれば、第
2の鍛造工程においてハブに環状ヨークをかしめ固定し
た後に、ハブの仕上げ加工が行なわれる。従って、かし
め固定時にハブに歪みが発生したとしても、仕上げ加工
時に歪みを除去あるいは補正できる。従って、従来のよ
うなかしめ固定とは異なり、ハブの歪みを除去あるいは
補正するための工程を別途追加する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によって製造されるモータロータ
を適用可能なディスク駆動モータの例を示す半断面図で
ある。
【図2】本発明の方法によって製造されたモータロータ
を示す断面図である。
【図3】本発明によるモータロータの製造方法を示す工
程図である。
【図4】従来のモータロータの製造方法を示す工程図で
ある。
【符号の説明】
1 ディスク駆動モータ 2 ステータアセンブリ 3 ロータアセンブリ 32 ハブ 33 ハブ円筒部分 33a 円筒部分の内周面 34 環状ヨーク 34a ヨーク内周面 35 駆動マグネット 4 モータロータ 10 モータロータ 6 ハブ 61 ハブ円筒部分 61a 円筒部分の内周面 62、63 かしめ部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−112657(JP,A) 特開 平6−165420(JP,A) 特開 平6−296349(JP,A) 特公 平6−38697(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 15/03 H02K 1/27

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブに形成された円筒部分の内周面に環
    状のヨークが軸線方向から装着され、当該ヨークの内周
    面に駆動マグネットが軸線方向から装着された構成のモ
    ータロータの製造方法において、 非磁性金属材を型鍛造によって加工して、前記円筒部分
    と、当該円筒部分の内周面に装着される前記ヨークの両
    端縁を全周にわたってかしめ可能な環状の第1のかしめ
    部および第2のかしめ部とが備わったハブ製造用の第1
    次ブランクを成形する第1の鍛造工程と、 前記第1次ブランクを型鍛造によって加工して最終製品
    に近い形状のハブ製造用の第2次ブランクを成形する第
    2の鍛造工程とを含み、 当該第2の鍛造工程においヨークを前記円筒部分の内周
    に嵌入すると共に、鍛造型を用いて前記第1および第2
    のかしめ部を押し潰して、前記ヨークの両端縁が全周に
    わたって密閉された状態となるように、当該ヨークを
    記円筒部分に固定することを特徴とするモータロータの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2のかしめ部
    は前記円筒部分の開口端部の内周縁の部分であることを
    特徴とするモータロータの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記第2の
    鍛造工程は、更に、前記円筒部分の内周に嵌入された前
    記ヨークの内周面に前記鍛造型の一部を強制的に押し込
    むことにより、当該ヨークの真円度を向上させる工程を
    含むことを特徴とするモータロータの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のうちの何れかの項に
    おいて、更に、第2次ブランクを切削加工して最終製品
    形状にする仕上げ加工工程を含み、当該仕上げ加工工程
    においては、前記環状ヨークの内周面を仕上げ加工の基
    準面として用いることを特徴とするモータロータの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のうちのいずれかの項
    において、更に、仕上げ加工された後の前記第2次ブラ
    ンクに固定された前記ヨークの内周面に前記駆動マグネ
    ットを装着する工程を含むことを特徴とするモータロー
    タの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の製造方法によって製造
    されたことを特徴とするモータロータ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載されたモータロータを有
    することを特徴とするディスク駆動モータ。
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