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JP3130260U - 屋外音聴取装置 - Google Patents

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JP3130260U
JP3130260U JP2006010411U JP2006010411U JP3130260U JP 3130260 U JP3130260 U JP 3130260U JP 2006010411 U JP2006010411 U JP 2006010411U JP 2006010411 U JP2006010411 U JP 2006010411U JP 3130260 U JP3130260 U JP 3130260U
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健二郎 望月
實 北畑
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健二郎 望月
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Abstract

【課題】屋内に居ながらにして、雨の音などの屋外音を聴取することができるとともに、静寂の中でわずかに感じられる降雪時の雰囲気音などのみならず、屋外の不審な物音等をも聴取することが可能な屋外音聴取装置を提供する。
【解決手段】建築物21の壁面22に埋設されたハウジング23と、ハウジングの外壁側に設置された屋外の所定レベル以上の音を集音してONする集音用マイクロフォン11と、該集音用マイクロフォンに接続され、上記屋外の音を適当な大きさに増幅するアンプ12と、ハウジングの内壁側に設置され、前記アンプに接続された屋内スピーカ13とを備え、前記集音用マイクロフォンから集音した屋外の音を屋内スピーカで室内側に流すことにより、屋外における侵入者の音や季節の音等を室内側で聴取し得るようにしたことを特徴とする屋外音聴取装置。
【選択図】図1

Description

本考案は、屋外音聴取装置に係り、室内側で屋外の風の音、雨の音、積雪時の音、また不審な物音などの屋外音を聴取することが可能な屋外音聴取装置に関する。
近年、住宅等の建築物が防音設備を施されていたり、高気密化していて、室内において自然音を聴取できる機会は著しく減少している。
その一方で、風の音、雨音、虫の音や波の音などの自然が発する屋外音の癒し効果が見直され、このような自然音や雰囲気音が記録されたコンパクトディスク、カセットテープ、ミニディスクなどの商品が広く出回るようになっている。
屋外音を室内において聴取することを目的とした考案としては、特開2006−013649公報(特許文献1参照)や特開平7−095681号公報(特許文献2参照)等に記載されたものが知られている。
前者は、インターホンの室内機を用いて屋外音を聴取するようにしたものであり、後者は集音時の信号の特性を記憶した特性条件と比較するようにした考案である。
特開2006−013649公報 特開平7−095681号公報
しかしながら、コンパクトディスクやミニディスクに録音されている自然音は、画一的で、何度か視聴しているうちに飽きてしまうと言う問題点がある。また、特開2006−013649公報の装置は、インターホンの室内機を用いて屋外音を聴取するようにしたものであり、屋外の音を室内にて聴取することを基本とするものではなかった。
本考案は、このような諸事情に対処するために提案されたものであって、屋内に居ながらにして、雨の音などの屋外音を聴取することができるとともに、静寂の中でわずかに感じられる降雪時の雰囲気音などのみならず、屋外の不審な物音等をも聴取することが可能な屋外音聴取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、建築物の壁面に埋設されたハウジングと、ハウジングの外壁側に設置された屋外の所定レベル以上の音を集音してONする集音用マイクロフォンと、該集音用マイクロフォンに接続され、上記屋外の音を適当な大きさに増幅するアンプと、ハウジングの内壁側に設置され、前記アンプに接続された屋内スピーカとを備え、前記集音用マイクロフォンから集音した屋外の音を屋内スピーカで室内側に流すことにより、屋外における侵入者の音や季節の音等を室内側で聴取し得るようにしたことを特徴とするものである。
請求項2記載の考案は、集音用マイクロフォンが、一定レベル以上の音量を集音した段階で警報が発動するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項3記載の考案は、集音用マイクロフォンが、足音や物音、人の声等のみ抽出し、警報が発動するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項4記載の考案は、集音用マイクロフォンおよび屋内スピーカは、それぞれハウジング内に設けた端子を利用して、延長コードにより任意の位置に設置したり、複数個設置したりすることを可能としたことを特徴とするものである。
請求項5記載の考案は、集音用マイクロフォンおよび屋内スピーカは、ホームセキュリティ回線に接続され、緊急時のホームセキュリティ機構と連動するようにしたことを特徴とするものである。
上述のように、請求項1ないし5に記載の考案によれば、屋外の音を、そのまま室内にて聴取し得るようにしているので、設備費が最小限ですみ、例えば屋外の自然音を低コストで室内で聴取して楽しむことができるようになる。
また、屋外の音を集音用マイクロフォンで聴取してアンプで増幅し、室内側の屋内スピーカで市聴取できるようにしているので、室内屋内スピーカが設置されている部屋やそれ以外の居室においても、屋外の自然音を聴取して楽しんだり、屋外の不審な物音を聴取することができる。
以下、本考案に係る屋外音聴取装置の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本考案に係る屋外音聴取装置の一実施例を示す設置状態の概略断面図、図2は屋内側の概略正面図である。
図1に示されるように、この実施例の屋外音集音装置は、屋外の音を集音する集音用マイクロフォン11と、該集音用マイクロフォン11に接続され、上記屋外の音を適当な大きさに増幅するアンプ12と、該アンプ12に接続された屋内スピーカ13とからなっている。
より詳しく説明すると、上記集音用マイクロフォン11、アンプ12および屋内スピーカ13は、建築物21の壁面22に埋設されたハウジング23内に収納されている。このハウジング23は、アルミやステンレス等の金属や、対候性に優れたFRP、硬質プラスチック、またレジンコンクリート等の素材で形成することができる。もちろん、素材に応じて結露防止等の手段を施しておくことが必要である。
すなわち、集音用マイクロフォン11は上記ハウジング23の外壁側に設置され、屋外の所定レベル以上の音を集音してONするようになっている。またアンプ12は上記ハウジング23内に収納され、また前記集音用マイクロフォン11に接続されていて、上記自然音を適当な大きさに増幅するものである。さらに屋内スピーカ13は、前記ハウジング23の内壁側に設置され、前記アンプ12に接続されている。
前記集音用マイクロフォン11としては、その目的に応じて屋外の音を全方位から集音できる性質のものや指向性のある性質のもの、その他の性質等を適宜選択して設置したり、それらを併設してもよい。またON−OFF機構は、音量センサであったり、集音用マイクロフォン11に内蔵した集音レベル調節用のボリュームであったりすることができる。
同様に、本考案の屋外音聴取装置に監視カメラや投光機、チャイム、監視カメラの映像を写す受像機、また赤外線感知器等を増設することにより、人や害獣等の動きをキャッチして音声と映像を自動的に報知し、住宅等の警備装置としての機能を持たせることもできる。
前記アンプ12は、屋外の音をそのまま増幅する性質のものや、特定の音声のみを増幅する性質のもの等から適宜選択して設置することができる。例えば屋外の風の音、雨の音、積雪時の音をそのまま増幅する性質のものであったり、また不審な物音(の波長)のみを選択して増幅する性質のものとすることができる。
また前記屋内スピーカ13としては、前記アンプ12で増幅された音をそのまま拡声するものや、屋外の風の音、雨の音、積雪時の音を選択的に拡声するもの、あるいは不審な物音のみを選択的に拡声するものとすることができる。
以上のように構成した本考案の屋外音聴取装置は、前記集音用マイクロフォン11から集音した屋外の音をアンプ12で増幅し、屋内スピーカ13で室内側に流すことにより、屋外における侵入者の音や季節の音等を室内側で聴取し得るようになった。
前記したように、集音用マイクロフォン11は上記ハウジング23の外壁側に設置され、屋外の所定レベル以上の音を集音してONするようになっているが、また一定レベル以上の音量が発生した段階で警報が発動するようにし、就寝中などにおいても直ちに目が覚めるようにしてもよい。
このような機構としては、火災報知器や一酸化炭素濃度警報器に接続し、警報が発せられるようにすることが考えられる。
すなわち、上記ハウジング23内に各種の端子、たとえば火災報知器用端子や一酸化炭素濃度警報器用端子を設けておき、これらに火災報知センサや一酸化炭素濃度センサを接続するとともに、警報器をも接続することによって所定の警報を発することができるようにすればよい。
また前記ハウジング23内にインターホン端子を設け、この端子にインターホン回線を接続すればインターホンとしても機能させることができるようになる。
さらに、集音用マイクロフォン11から入力された屋外の音の中から、足音や物音、人の声等のみ抽出し、警報が発動するようにすることもできる。そのような機構としては、集音用マイクロフォン11から入力される自然音の中から特定の波長を消去して足音や物音、人の声等のみ集音したり、集音用マイクロフォン11から入力される自然音の中から特定の波長のみをピックアップすることが考えられる。
この考案の屋外音集音装置において集音用マイクロフォン11および屋内スピーカ13は、それぞれハウジング23内に設けた端子を利用して、延長コード等により屋外や屋内の任意の位置に設置したり、複数個設置したりすることが可能である。
また、この考案の屋外音集音装置をそれぞれの部屋等に設置すること等により、複数個設置した場合、ハウジング内にグループ接続端子を設けることによって特定の場所で一括して、すなわち、複数箇所の聴取を可能とすることもできる。
その場合は図2に示すように、グループ制御回路に表示ランプ25を設け、方位を表示した表示パネル24に発報個所を表示ランプ25によって表示して、どの方位の集音用マイクロフォンが作動しているのかを確認することができるようになっている。
もちろん、この考案の屋外音集音装置のON−OFFや集音用マイクロフォン・屋内スピーカ等の音量調整、タイマ等の制御機構を赤外線等によって遠隔操作可能なものとしておけば、リモコン等による操作も可能とすることができる。
また、この考案の屋外音集音装置をホームセキュリティ回線に接続することにより、緊急時のホームセキュリティ機構と連動させることもできる。
すなわち、警備会社のホームセキュリティを提供するサービスを行う回線にこの考案の屋外音集音装置を接続し、防犯や非常時の通報、火災監視、ガス漏れ監視、救急通報、断線監視、屋外画像監視、老人や身体障害者の生活状況の監視等の各種のサービスと連動させることができる。
以上説明したように、本考案によれば住宅のみならず種々の建築物の屋外音集音装置として利用することができ、風の音、雨音、虫の音や波の音などの自然が発する屋外音の癒し効果を住宅以外の事業所や事務所、その他適宜の用途にも応用することができる。
本考案に係る屋外音聴取装置の一実施例を示す設置状態の概略断面図である。 屋内側の概略正面図である。
符号の説明
11 集音用マイクロフォン
12 アンプ
13 屋内スピーカ
21 建築物
22 壁面
23 ハウジング

Claims (5)

  1. 建築物の壁面に埋設されたハウジングと、ハウジングの外壁側に設置された屋外の所定レベル以上の音を集音してONする集音用マイクロフォンと、該集音用マイクロフォンに接続され、上記屋外の音を適当な大きさに増幅するアンプと、ハウジングの内壁側に設置され、前記アンプに接続された屋内スピーカとを備え、前記集音用マイクロフォンから集音した屋外の音を屋内スピーカで室内側に流すことにより、屋外における侵入者の音や季節の音等を室内側で聴取し得るようにしたことを特徴とする屋外音聴取装置。
  2. 集音用マイクロフォンが、一定レベル以上の音量を集音した段階で警報が発動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の屋外音聴取装置。
  3. 集音用マイクロフォンが、足音や物音、人の声等のみ抽出し、警報が発動するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の屋外音聴取装置。
  4. 集音用マイクロフォンおよび屋内スピーカは、それぞれハウジング内に設けた端子を利用して、延長コードにより任意の位置に設置したり、複数個設置したりすることを可能としたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の屋外音聴取装置。
  5. 集音用マイクロフォンおよび屋内スピーカは、ホームセキュリティ回線に接続され、緊急時のホームセキュリティ機構と連動するようにしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の屋外音聴取装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014066898A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Kumagai Gumi Co Ltd 外部音導入システム
JP2015135008A (ja) * 2014-01-17 2015-07-27 株式会社熊谷組 騒音マスキング装置
CN112738360A (zh) * 2020-12-25 2021-04-30 江苏燃宇影视传媒有限公司 一种影视制作用声音处理装置

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