JP3118395B2 - クロマ信号処理装置 - Google Patents
クロマ信号処理装置Info
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- JP3118395B2 JP3118395B2 JP07217791A JP21779195A JP3118395B2 JP 3118395 B2 JP3118395 B2 JP 3118395B2 JP 07217791 A JP07217791 A JP 07217791A JP 21779195 A JP21779195 A JP 21779195A JP 3118395 B2 JP3118395 B2 JP 3118395B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SECAMクロマ
信号を処理するSECAMクロマ信号処理回路とPAL
クロマ信号を処理するPALクロマ信号処理回路とを備
えるクロマ信号処理装置に関するもので、特に、SEC
AMクロマ信号処理回路内のVCOの中心周波数を自動
調整するクロマ信号処理装置に関する。
信号を処理するSECAMクロマ信号処理回路とPAL
クロマ信号を処理するPALクロマ信号処理回路とを備
えるクロマ信号処理装置に関するもので、特に、SEC
AMクロマ信号処理回路内のVCOの中心周波数を自動
調整するクロマ信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】SECAMクロマ信号は、B−Y信号と
R−Y信号とがFM変調されて線順次で送られており、
そのキャリア周波数も4.25MHZ(BーY)と、4.
406MHZ(RーY)とで異なっている。そこで、従
来はPLL型検波器のVCOの中心周波数を4.33M
HZ(4.25MHZと4.406MHZの中間)に手動
で調整し、クロマ信号の検波を行っていた。
R−Y信号とがFM変調されて線順次で送られており、
そのキャリア周波数も4.25MHZ(BーY)と、4.
406MHZ(RーY)とで異なっている。そこで、従
来はPLL型検波器のVCOの中心周波数を4.33M
HZ(4.25MHZと4.406MHZの中間)に手動
で調整し、クロマ信号の検波を行っていた。
【0003】図2は、そのようなSECAMクロマ信号
処理回路を示すもので、ベルフィルタ(1)より抽出さ
れたSECAMクロマ信号は、リミッタアンプ(2)で
振幅制限された後、PLL検波器(3)に印加される。
位相比較器(4)は、リミッタアンプ(2)の出力信号
とVCO(5)の出力信号との掛け算を行う。その掛け
算結果は、不要成分が第1LPF(6)で除去された
後、VCO(5)に帰還される。
処理回路を示すもので、ベルフィルタ(1)より抽出さ
れたSECAMクロマ信号は、リミッタアンプ(2)で
振幅制限された後、PLL検波器(3)に印加される。
位相比較器(4)は、リミッタアンプ(2)の出力信号
とVCO(5)の出力信号との掛け算を行う。その掛け
算結果は、不要成分が第1LPF(6)で除去された
後、VCO(5)に帰還される。
【0004】その為、VCO(5)は、外部より到来す
るSECAMクロマ信号に同期する。 ここで、VCO
(5)の中心周波数は、4.33MHZになるように可
変抵抗(7)が調整される。この為、第1LPF(6)
の出力端にはFM復調されたSECAMクロマ信号が現
れ、第2LPF(8)で更に不要成分が除去されて、出
力端子(9)に導出される。
るSECAMクロマ信号に同期する。 ここで、VCO
(5)の中心周波数は、4.33MHZになるように可
変抵抗(7)が調整される。この為、第1LPF(6)
の出力端にはFM復調されたSECAMクロマ信号が現
れ、第2LPF(8)で更に不要成分が除去されて、出
力端子(9)に導出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
SECAMクロマ信号処理回路では、手動の調整を必要
とするので、調整に手間がかかるという問題を有する。
SECAMクロマ信号処理回路では、手動の調整を必要
とするので、調整に手間がかかるという問題を有する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みなされたもので、SECAMクロマ信号を処理するS
ECAMクロマ信号処理回路とPALクロマ信号を処理
するPALクロマ信号処理回路とを備え、前記SECA
Mクロマ信号処理回路内のVCOの中心周波数を調整す
るクロマ信号処理装置であって、中心周波数がSECA
M方式のB−Y信号のキャリア周波数とR−Y信号のキ
ャリア周波数との間に設定される前記VCOを有し、前
記SECAMクロマ信号をFM復調するPLL型検波回
路と、該PLL型検波回路にSECAMクロマ信号又は
前記PALクロマ信号処理回路内の第1及び第2基準周
波数信号を選択的に印加する選択手段と、前記第1基準
周波数信号の選択時、前記PLL型検波回路の出力信号
を保持する第1保持手段と、前記第2基準周波数信号の
選択時、前記PLL型検波回路の出力信号を保持する第
2保持手段と、前記第1及び第2保持手段の2つの出力
電圧をむすぶ直線上に位置する電圧を取り出す電圧発生
回路とを備え、前記電圧発生回路の出力信号に応じて前
記VCOの中心周波数を調整することを特徴とする。
みなされたもので、SECAMクロマ信号を処理するS
ECAMクロマ信号処理回路とPALクロマ信号を処理
するPALクロマ信号処理回路とを備え、前記SECA
Mクロマ信号処理回路内のVCOの中心周波数を調整す
るクロマ信号処理装置であって、中心周波数がSECA
M方式のB−Y信号のキャリア周波数とR−Y信号のキ
ャリア周波数との間に設定される前記VCOを有し、前
記SECAMクロマ信号をFM復調するPLL型検波回
路と、該PLL型検波回路にSECAMクロマ信号又は
前記PALクロマ信号処理回路内の第1及び第2基準周
波数信号を選択的に印加する選択手段と、前記第1基準
周波数信号の選択時、前記PLL型検波回路の出力信号
を保持する第1保持手段と、前記第2基準周波数信号の
選択時、前記PLL型検波回路の出力信号を保持する第
2保持手段と、前記第1及び第2保持手段の2つの出力
電圧をむすぶ直線上に位置する電圧を取り出す電圧発生
回路とを備え、前記電圧発生回路の出力信号に応じて前
記VCOの中心周波数を調整することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のクロマ信号処理
装置を示すもので、(10)はPALクロマ信号を処理
するPALクロマ信号処理回路、(11)はSECAM
クロマ信号処理回路を示し、図1の前記PALクロマ信
号処理回路(10)以外のブロック、(12)は中心周
波数がSECAM方式のB−Y信号のキャリア周波数と
R−Y信号のキャリア周波数との間に設定されるVCO
(13)、位相比較器(14)、LPF(15)、V/
I(電圧電流変換)変換器(16)、電流加算器(1
7)を有し、SECAMクロマ信号をFM復調するPL
L型検波回路、(18)はPALクロマ信号処理回路
(10)内の4.43MHZ及び4.0MHZの一定周波
数信号を選択的に出力するスイッチ、(19)はPLL
型検波回路(12)にSECAMクロマ信号又は前記ス
イッチ(18)からの信号を選択的に印加するスイッ
チ、(20)は4.0MHZの信号の選択時、前記PL
L型検波回路の出力信号を保持する第1保持手段、(2
1)は4.43MHZの信号の選択時、前記PLL型検
波回路(12)の出力信号を保持する第2保持手段、
(22)は前記第1及び第2保持手段(20)(21)
の2つの出力電圧をむすぶ直線上に位置する電圧を取り
出す手段として動作する分圧回路、(23)は分圧回路
(22)の出力電圧を電流変換するV/I(電圧電流変
換)変換器、(24)はPLL型検波回路(12)の検
波出力電圧と分圧回路(22)の出力電圧との差電圧を
ID期間抽出する第1のコンパレータ、(25)は第1
のコンパレータ(24)の出力信号を直流電圧に変換す
るコンデンサ、(26)はコンデンサ(25)の出力電
圧と基準電源(27)の基準電圧とを比較し、B−Y信
号とR−Y信号との識別を行う第2のコンパレータであ
る。
装置を示すもので、(10)はPALクロマ信号を処理
するPALクロマ信号処理回路、(11)はSECAM
クロマ信号処理回路を示し、図1の前記PALクロマ信
号処理回路(10)以外のブロック、(12)は中心周
波数がSECAM方式のB−Y信号のキャリア周波数と
R−Y信号のキャリア周波数との間に設定されるVCO
(13)、位相比較器(14)、LPF(15)、V/
I(電圧電流変換)変換器(16)、電流加算器(1
7)を有し、SECAMクロマ信号をFM復調するPL
L型検波回路、(18)はPALクロマ信号処理回路
(10)内の4.43MHZ及び4.0MHZの一定周波
数信号を選択的に出力するスイッチ、(19)はPLL
型検波回路(12)にSECAMクロマ信号又は前記ス
イッチ(18)からの信号を選択的に印加するスイッ
チ、(20)は4.0MHZの信号の選択時、前記PL
L型検波回路の出力信号を保持する第1保持手段、(2
1)は4.43MHZの信号の選択時、前記PLL型検
波回路(12)の出力信号を保持する第2保持手段、
(22)は前記第1及び第2保持手段(20)(21)
の2つの出力電圧をむすぶ直線上に位置する電圧を取り
出す手段として動作する分圧回路、(23)は分圧回路
(22)の出力電圧を電流変換するV/I(電圧電流変
換)変換器、(24)はPLL型検波回路(12)の検
波出力電圧と分圧回路(22)の出力電圧との差電圧を
ID期間抽出する第1のコンパレータ、(25)は第1
のコンパレータ(24)の出力信号を直流電圧に変換す
るコンデンサ、(26)はコンデンサ(25)の出力電
圧と基準電源(27)の基準電圧とを比較し、B−Y信
号とR−Y信号との識別を行う第2のコンパレータであ
る。
【0008】まず、通常にSECAMクロマ信号を復調
している場合について説明する。スイッチ(19)は、
図示のようにa側に切り替わる。リミッタアンプ(2)
からのSECAMクロマ信号は、PLL型検波回路(1
2)でFM復調される。ここで、VCO(13)は、後
述される方法で正確に4.33MHZになるように自動
調整されるので、出力端子(28)に検波出力が得られ
る。
している場合について説明する。スイッチ(19)は、
図示のようにa側に切り替わる。リミッタアンプ(2)
からのSECAMクロマ信号は、PLL型検波回路(1
2)でFM復調される。ここで、VCO(13)は、後
述される方法で正確に4.33MHZになるように自動
調整されるので、出力端子(28)に検波出力が得られ
る。
【0009】次にVCO(13)の自動調整について説
明する。VCO(13)の自動調整は、SECAMクロ
マ信号が到来していない期間を利用して行う。例えば、
垂直ブランキング期間を利用する。垂直ブランキング期
間には、スイッチ(19)をb側に切り換える。そし
て、PALクロマ信号処理回路(10)の端子(29)
に得られる4.0MHZの一定周波数の信号と、端子
(30)に得られる4.43MHZの一定周波数の信号
とを前記期間中、スイッチ(18)から発生させる。前
記2つの一定周波数の信号は、連続して発生している。
明する。VCO(13)の自動調整は、SECAMクロ
マ信号が到来していない期間を利用して行う。例えば、
垂直ブランキング期間を利用する。垂直ブランキング期
間には、スイッチ(19)をb側に切り換える。そし
て、PALクロマ信号処理回路(10)の端子(29)
に得られる4.0MHZの一定周波数の信号と、端子
(30)に得られる4.43MHZの一定周波数の信号
とを前記期間中、スイッチ(18)から発生させる。前
記2つの一定周波数の信号は、連続して発生している。
【0010】いま、スイッチ(18)が図示のようにa
側に切り替わっているとすると、4.0MHZの一定周
波数の信号が、PLL型検波回路(12)に印加され
る。すると、4.0MHZの周波数に応じた電圧が出力
端子(28)に得られる。このとき、第1及び第2保持
手段(20)(21)のスイッチ(31)(32)は、
スイッチ(18)(19)を切り換えた信号に同期した
信号で切り替わる。この場合には、スイッチ(31)が
閉じて、スイッチ(32)が開く。すると、第1保持手
段(20)のコンデンサ(33)に検波信号が充電され
る。該充電電圧は、VCO(13)の4.0MHZの周
波数に正確に応じた電圧となる。例えば、図3に示す
1.0Vの電圧となる。
側に切り替わっているとすると、4.0MHZの一定周
波数の信号が、PLL型検波回路(12)に印加され
る。すると、4.0MHZの周波数に応じた電圧が出力
端子(28)に得られる。このとき、第1及び第2保持
手段(20)(21)のスイッチ(31)(32)は、
スイッチ(18)(19)を切り換えた信号に同期した
信号で切り替わる。この場合には、スイッチ(31)が
閉じて、スイッチ(32)が開く。すると、第1保持手
段(20)のコンデンサ(33)に検波信号が充電され
る。該充電電圧は、VCO(13)の4.0MHZの周
波数に正確に応じた電圧となる。例えば、図3に示す
1.0Vの電圧となる。
【0011】次に、スイッチ(18)が図示と逆にb側
に切り替わっているとすると、4.43MHZの一定周
波数の信号が、PLL型検波回路(12)に印加され
る。すると、4.43MHZの周波数に応じた電圧が出
力端子(28)に得られる。この場合には、スイッチ
(31)を開き、スイッチ(32)閉じる。すると、第
2保持手段(21)のコンデンサ(34)に検波信号が
充電される。該充電電圧は、VCO(13)の4.43
MHZの周波数に正確に応じた電圧となる。例えば、図
3に示す5.0Vの電圧となる。
に切り替わっているとすると、4.43MHZの一定周
波数の信号が、PLL型検波回路(12)に印加され
る。すると、4.43MHZの周波数に応じた電圧が出
力端子(28)に得られる。この場合には、スイッチ
(31)を開き、スイッチ(32)閉じる。すると、第
2保持手段(21)のコンデンサ(34)に検波信号が
充電される。該充電電圧は、VCO(13)の4.43
MHZの周波数に正確に応じた電圧となる。例えば、図
3に示す5.0Vの電圧となる。
【0012】このため、分圧回路(22)の両端には、
VCO(13)の実際の制御電圧を示す電圧が印加され
る。そして、PLL型検波回路(12)の検波出力とし
て直線性がよい領域を使用する。すると、VCO(1
3)の制御電圧と発振周波数との間には、図3の直線で
示す1:1の関係が生ずる。即ち、ある周波数を得たい
場合に印加すればよい制御電圧の値を正確に知ることが
できる。例えば、VCO(13)を中心周波数を4.3
3MHZに設定したければ、4.1Vを分圧回路(2
2)から得るようにすればよい。V/I変換器(23)
の基準電圧は、VCO(13)の中心周波数に応じて設
定される。V/I変換器(23)で電流変換された信号
は、電流加算器(17)でV/I変換器(16)の出力
電流と加算されてVCO(13)に印加され、VCO
(13)の中心周波数を4.33MHZに制御する。
VCO(13)の実際の制御電圧を示す電圧が印加され
る。そして、PLL型検波回路(12)の検波出力とし
て直線性がよい領域を使用する。すると、VCO(1
3)の制御電圧と発振周波数との間には、図3の直線で
示す1:1の関係が生ずる。即ち、ある周波数を得たい
場合に印加すればよい制御電圧の値を正確に知ることが
できる。例えば、VCO(13)を中心周波数を4.3
3MHZに設定したければ、4.1Vを分圧回路(2
2)から得るようにすればよい。V/I変換器(23)
の基準電圧は、VCO(13)の中心周波数に応じて設
定される。V/I変換器(23)で電流変換された信号
は、電流加算器(17)でV/I変換器(16)の出力
電流と加算されてVCO(13)に印加され、VCO
(13)の中心周波数を4.33MHZに制御する。
【0013】この動作は、垂直ブランキング周期で定期
的に行われ、VCO(13)の中心周波数自動的に一定
に保つ。分圧回路(22)の出力電圧は、VCO(1
3)の中心周波数を正確に示すので、B−Y信号とR−
Y信号との識別にも利用できる。第1のコンパレータ
(24)は、PLL型検波回路(12)の検波出力電圧
と分圧回路(22)の出力電圧との差電圧をID期間抽
出する。ID期間とは、NTSCのバーストゲート期間
に相当し、無彩色期間である。B−Y信号時は、4.2
5MHZが、R−Y信号時は、4.406MHZが発生
する。
的に行われ、VCO(13)の中心周波数自動的に一定
に保つ。分圧回路(22)の出力電圧は、VCO(1
3)の中心周波数を正確に示すので、B−Y信号とR−
Y信号との識別にも利用できる。第1のコンパレータ
(24)は、PLL型検波回路(12)の検波出力電圧
と分圧回路(22)の出力電圧との差電圧をID期間抽
出する。ID期間とは、NTSCのバーストゲート期間
に相当し、無彩色期間である。B−Y信号時は、4.2
5MHZが、R−Y信号時は、4.406MHZが発生
する。
【0014】今、B−Y信号が到来しているとすると、
PLL型検波回路(12)から図3の3.3Vが発生
し、第1のコンパレータ(24)に印加される。する
と、第1のコンパレータ(24)から「L」レベルの出
力信号が発生する。又、R−Y信号が到来しているとす
ると、PLL型検波回路(12)から図3の4.6Vが
発生し、第1のコンパレータ(24)に印加される。す
ると、第1のコンパレータ(24)から「H」レベルの
出力信号が発生する。そこで、基準電源(27)の基準
電圧を「L」と「H」の中間値に選んでおけば、第2の
コンパレータ(26)の出力端より、B−Y信号とR−
Y信号の識別出力が得られる。
PLL型検波回路(12)から図3の3.3Vが発生
し、第1のコンパレータ(24)に印加される。する
と、第1のコンパレータ(24)から「L」レベルの出
力信号が発生する。又、R−Y信号が到来しているとす
ると、PLL型検波回路(12)から図3の4.6Vが
発生し、第1のコンパレータ(24)に印加される。す
ると、第1のコンパレータ(24)から「H」レベルの
出力信号が発生する。そこで、基準電源(27)の基準
電圧を「L」と「H」の中間値に選んでおけば、第2の
コンパレータ(26)の出力端より、B−Y信号とR−
Y信号の識別出力が得られる。
【0015】図4は、図1のPALクロマ信号処理回路
(10)の具体例を示すもので、入力端子(50)には
PALのクロマ信号が印加される。同期検波器(51)
は、B−Y信号とR−Y信号とをPLLを利用して同期
検波する。この同期検波に際して、4.43MHZの発
振子(52)を必要とする。発振子(52)が存在すれ
ば、4.43MHZで発振する信号を容易に端子(5
3)に得られる。
(10)の具体例を示すもので、入力端子(50)には
PALのクロマ信号が印加される。同期検波器(51)
は、B−Y信号とR−Y信号とをPLLを利用して同期
検波する。この同期検波に際して、4.43MHZの発
振子(52)を必要とする。発振子(52)が存在すれ
ば、4.43MHZで発振する信号を容易に端子(5
3)に得られる。
【0016】同期検波器(51)からのB−Y信号とR
−Y信号とは、各々1H(1水平期間)遅延回路(5
4)(55)に印加される。遅延された信号とされてい
ない信号の計4つの信号が処理回路(56)に印加され
て、端子(57)乃至(59)に3つの色差信号が得ら
れる。ここで、遅延回路(54)(55)にはCCDが
使用され、そのクロック信号として、4MHZの信号が
利用されている。該4MHZの信号は、端子(60)か
らの水平同期信号fHにロックするPLL回路(61)
により作成されている。この信号も連続して一定周波数
を保っており、基準信号として利用できる。
−Y信号とは、各々1H(1水平期間)遅延回路(5
4)(55)に印加される。遅延された信号とされてい
ない信号の計4つの信号が処理回路(56)に印加され
て、端子(57)乃至(59)に3つの色差信号が得ら
れる。ここで、遅延回路(54)(55)にはCCDが
使用され、そのクロック信号として、4MHZの信号が
利用されている。該4MHZの信号は、端子(60)か
らの水平同期信号fHにロックするPLL回路(61)
により作成されている。この信号も連続して一定周波数
を保っており、基準信号として利用できる。
【0017】又、このほかにも、TV受像機の選局用マ
イコンにも4MHZの発振子が使用されており、これを
用いてもよい。
イコンにも4MHZの発振子が使用されており、これを
用いてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、SE
CAMクロマ信号処理回路内のVCOの中心周波数を自
動調整するクロマ信号処理装置が提供できる。又、本発
明によれば、B−Y信号とR−Y信号の正確な識別出力
が得られる。更に、本発明により得られるVCOの制御
電圧は、絶対値は温度などにより変動するが、相対値は
常に一定なので、実質的に正確なレベル比較が可能とな
る。
CAMクロマ信号処理回路内のVCOの中心周波数を自
動調整するクロマ信号処理装置が提供できる。又、本発
明によれば、B−Y信号とR−Y信号の正確な識別出力
が得られる。更に、本発明により得られるVCOの制御
電圧は、絶対値は温度などにより変動するが、相対値は
常に一定なので、実質的に正確なレベル比較が可能とな
る。
【図1】本発明のクロマ信号処理装置を示すブロック図
である。
である。
【図2】従来のクロマ信号処理装置を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】本発明のクロマ信号処理装置の特性説明をする
ための特性図である。
ための特性図である。
【図4】図1のPALクロマ信号処理回路(10)の具
体例を示すブロック図である。
体例を示すブロック図である。
(12) PLL型検波回路 (18) スイッチ (19) スイッチ (20) 第1保持手段 (21) 第2保持手段 (22) 分圧回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−143511(JP,A) 特開 平5−130633(JP,A) 特開 平6−78322(JP,A) 特開 平3−210892(JP,A) 特開 平3−132287(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/44 - 9/78
Claims (2)
- 【請求項1】 SECAMクロマ信号を処理するSEC
AMクロマ信号処理回路とPALクロマ信号を処理する
PALクロマ信号処理回路とを備え、前記SECAMク
ロマ信号処理回路内のVCOの中心周波数を調整するク
ロマ信号処理装置であって、 中心周波数がSECAM方式のB−Y信号のキャリア周
波数とR−Y信号のキャリア周波数との間に設定される
前記VCOを有し、前記SECAMクロマ信号をFM復
調するPLL型検波回路と、 該PLL型検波回路にSECAMクロマ信号又は前記P
ALクロマ信号処理回路内の第1及び第2基準周波数信
号を選択的に印加する選択手段と、 前記第1基準周波数信号の選択時、前記PLL型検波回
路の出力信号を保持する第1保持手段と、 前記第2基準周波数信号の選択時、前記PLL型検波回
路の出力信号を保持する第2保持手段と、 前記第1及び第2保持手段の2つの出力電圧をむすぶ直
線上に位置する電圧を取り出す電圧発生回路と、を備
え、前記電圧発生回路の出力信号に応じて前記VCOの
中心周波数を調整することを特徴とするクロマ信号処理
装置。 - 【請求項2】 SECAMクロマ信号を処理するSEC
AMクロマ信号処理回路とPALクロマ信号を処理する
PALクロマ信号処理回路とを備え、前記SECAMク
ロマ信号処理回路内のVCOの中心周波数を調整するク
ロマ信号処理装置であって、 中心周波数がSECAM方式のB−Y信号のキャリア周
波数とR−Y信号のキャリア周波数との間に設定される
前記VCOを有し、前記SECAMクロマ信号をFM復
調するPLL型検波回路と、 該PLL型検波回路にSECAMクロマ信号又は前記P
ALクロマ信号処理回路内の第1及び第2基準周波数信
号を選択的に印加する選択手段と、 前記第1基準周波数信号の選択時、前記PLL型検波回
路の出力信号を保持する第1保持手段と、 前記第2基準周波数信号の選択時、前記PLL型検波回
路の出力信号を保持する第2保持手段と、 前記第1及び第2保持手段の2つの出力電圧をむすぶ直
線上に位置する電圧を取り出す電圧発生回路と、 該電圧発生回路の出力信号と前記PLL型検波回路の出
力信号とを所定期間レベル比較する第1のコンパレータ
と、 該第1のコンパレータの出力電圧と基準電圧とをレベル
比較する第2のコンパレータと、を備え、前記電圧発生
回路の出力信号に応じて前記VCOの中心周波数を調整
するとともに前記第2のコンパレータよりB−Y信号と
R−Y信号との識別出力を得るようにしたことを特徴と
するクロマ信号処理装置。
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07217791A JP3118395B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | クロマ信号処理装置 |
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JPH0965356A JPH0965356A (ja) | 1997-03-07 |
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ID=16709791
Family Applications (1)
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JP07217791A Expired - Fee Related JP3118395B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | クロマ信号処理装置 |
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FR2778053B1 (fr) * | 1998-04-24 | 2000-07-21 | Sgs Thomson Microelectronics | Demodulateur de signal de chrominance secam a deux voies rouge>bleu et a oscillateur unique |
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-
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