JP3115865B2 - 角栓除去方法 - Google Patents
角栓除去方法Info
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Description
角栓を良好に除去することのできる角栓除去方法に関す
る。
女性の肌の悩みで、上位を占めるものの一つとして毛孔
の目立ちが挙げられる。この原因としては、毛孔に形成
される角栓に起因するところが大きい。角栓は皮脂と共
に汚れを含んで角化して毛孔につまったものであり、こ
れを放置することは、毛孔の目立ちのみならず、肌の種
々のトラブルをひき起こす。従って、角栓を除去するこ
とが、美容上及び肌の健康上好ましい。
イク落しでは、角栓を充分除去することができない。一
方、ピールオフタイプのパック剤は、皮膚に塗付し、乾
燥後、皮膚から剥離するものであるが、これに用いる皮
膜形成剤としては、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン等が用いられている。しかしながら、これら
非イオン性のポリマーを主成分としたものも、取れにく
い毛孔の汚れの除去には充分でなく、特に角栓の除去に
関しては、ほとんど効果を示さないものであった。
きる角栓除去剤が望まれていた。
明者らは鋭意研究を行った結果、塩生成基を有する合成
高分子を配合した角栓除去剤が、効果的に角栓及び汚れ
を除去することを見出し本発明を完成した。
ルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は
(メタ)アクリルアミドを単独重合して得られるもの以
外のカルボキシル基、スルホン酸残基、アミノ基及びア
ンモニウム基から選ばれる1種又は2種以上の塩生成基
を有する高分子化合物を含有する組成物を塗布したパッ
プ剤を皮膚に貼付し、乾燥後、皮膚から剥離することを
特徴とする角栓除去方法を提供するものである。
の塩生成基のカルボキシル基、スルホン酸残基、アミノ
基、アンモニウム基は一つの化合物に2種以上含まれて
いてもよい。
ることが美観上好ましいが、濁っていてもかまわない。
或いは半合成のものとしては、ムコ多糖類であるヒアル
ロン酸、ヒアルロン酸Na、コンドロイチン硫酸Na;ヘミ
セルロース類であるアルギン酸、アルギン酸Na、アルギ
ン酸アンモニウム、カルボキシメチルセルロースNa塩、
カルボキシメチルアミロースが挙げられるが、合成系の
ものがより好ましく、合成系のものとしては下記のモノ
マーの1種又は2種以上を重合させたもの又はこれらの
モノマーと酢酸ビニル等の脂肪族カルボン酸のビニルエ
ステル、メチルメタクリレート等の(メタ)アクリル酸
エステル、メチルビニルエーテル等のアルキルビニルエ
ーテル、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル環状アミ
ド、スチレンやアルキル置換スチレン等といった塩生成
基を有しない他の一般のモノマーとの共重合体、更にこ
れらの重合体の混合物が挙げられる。
ル酸(MA)、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和カルボ
ン酸モノマー又はそれらの無水物又はそれらの塩;スチ
レンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸(AMPS)等の不飽和スルホン酸モノマー
又はこれらの塩。
レート(DMAEA )、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト(DMAEMA)、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド
(DMAPAAm )、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミ
ド(DMAPMAAm)等のジアルキルアミノ基を有する(メ
タ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミド
類;ジメチルアミノスチレン(DMASt )、ジメチルアミ
ノメチルスチレン(DMAMSt)等のジアルキルアミノ基を
有するスチレン類;4−ビニルピリジン、2−ビニルピ
リジン等のビニルピリジン類;又はこれらをハロゲン化
アルキル、ハロゲン化ベンジル、アルキル若しくはアリ
ールスルホン酸又は硫酸ジアルキル等の公知の四級化剤
を用いて四級化したもの。
−N−アクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルア
ンモニウムベタイン、N−(3−スルホプロピル)−N
−メタクロイルアミドプロピル−N,N−ジメチルアン
モニウムベタイン、N−(3−カルボキシメチル)−N
−メタクロイルアミドプロピル−N,N−ジメチルアン
モニウムベタイン、N−(3−スルホプロピル)−N−
メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモ
ニウムベタイン、N−カルボキシメチル−N−メタクリ
ロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムベ
タイン。
イオン化されていない場合は、既存の酸、例えば塩酸、
硫酸等の無機塩;酢酸、プロピオン酸、乳酸、コハク
酸、グリコール酸等の有機酸、又は塩基、例えばトリメ
チルアミン、トリエチルアミン等の三級アミン類;アン
モニア、水酸化ナトリウム等により中和等し、イオン化
することが好ましい。
に対する刺激の低さと、角栓除去効果の高さの両面で優
れているものとしては、カチオン性のモノマーの1種又
は2種以上を重合させたもの、又はこれらのモノマーと
両イオン性のモノマーや塩生成基を有しない他の一般の
モノマーとの共重合体、更にこれらの重合体の混合物が
挙げられる。
いものとしては、ジメチルアミノエチルアクリレート(D
MAEA) 、ジメチルアミノエチルメタクリレート(DMAEM
A)、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド(DMAPAAm)
、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド(DMAPMAA
m)等のジアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸
エステル又は(メタ)アクリルアミド類が挙げられる。
1万〜300万の範囲のものが好ましく、特に10万〜
100万のものが好ましい。分子量が1万未満である
と、造膜したフィルムの強度が不充分で、皮膚に対する
緊張感が弱くなり、剥離時に破れ易くなり、一方300
万を超えるものの製造は難しい。
合物の配合量は0.01〜70重量%、特に5〜40重量%
とすることが好ましい。
しめて使用されるが、この溶剤としては、揮発性であ
り、該高分子化合物を安定に溶解でき更に皮膚に安全な
ものであれば特に限定されず、例えば水、エタノール、
イソプロピルアルコール(IPA)等が単独で又は2種
以上組み合わせて用いられる。この溶剤の配合量は、高
分子化合物、任意成分、剤型により適宜決定すればよい
が、一般的には30〜99.99 重量%、特に60〜95重
量%が好ましい。
通常の化粧料に用いられる成分、例えばエチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、それ以上のポリエチレングリコール類、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、それ以上のポリ
プロピレングリコール類、1,3−ブチレングリコー
ル、1,4−ブチレングリコール等のブチレングリコー
ル類、グリセリン、ジグリセリン、それ以上のポリグリ
セリン類、ソルビトール、マンニトール、キシリトー
ル、マルチトール等の糖アルコール類、グリセリン類の
エチレンオキシド(以下、EOと略記)、プロピレンオキ
シド(以下、POと略記)付加物、糖アルコール類のEO、
PO付加物、ガラクトース、グルコース、フルクトース等
の単糖類とそのEO、PO付加物、マルトース、ラクトース
等の多糖類とそのEO、PO付加物などの多価アルコール;
流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、固形パラフィ
ン等の炭化水素、オリーブ油、ホホバ油、月見草油、ヤ
シ油、牛脂等の天然油、イソプロピルミリステート、セ
チルイソオクタノエート、ジカプリン酸ネオペンチルグ
リコールなどのエステル油、メチルシリコン、メチルフ
ェニルシリコン等のシリコン油、イソステアリン酸、オ
レイン酸等の高級脂肪酸などの油性成分; POEアルキル
エーテル、 POE分岐アルキルエーテル、 POEソルビタン
エステル、 POEグリセリン脂肪酸エステル、 POE硬化ヒ
マシ油、ソルビタンエステル、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステルなどの界面活性剤;
ビタミン類、消炎剤、殺菌剤、賦活剤、紫外線吸収剤な
どの薬剤;モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライ
トなどの水膨潤性粘度鉱物;カラギーナン、キサンタン
ガム、アルギン酸ナトリウム、プルラン、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の多糖
類、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコール等の合成高分子などの他の高
分子;酸化チタン、カオリン、マイカ、セリサイト、亜
鉛華、タルク等の体質顔料、ポリメチルメタクリル酸、
ナイロンパウダー等の高分子粉体などの顔料等を、本発
明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができ
る。これらの成分のうち、油性成分を配合した場合、乾
燥時に形成される膜の剥離強度を調節でき、皮膚に刺激
を与えることなく良好に膜の剥離をすることができる。
また、多価アルコールは全組成中に0.01〜50重量
%配合するのが好ましい。
布、テトロン、ナイロン等の織布又はプラスチックシー
ト等に塗り、パップ剤とする。また本発明の角栓除去剤
を用いて角栓を除去するには、上記パップ剤を皮膚(例
えば鼻、額、あご等の角栓の存在する部分)に貼布し、
乾燥後、皮膚から剥離すればよい。
角栓が除去されるため、毛孔の目立ちが押さえられ、毛
孔内を清潔に保つことができ、更に皮膚を痛めることが
ない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
剤を調製した。これを洗顔後のパネラーに 0.1ml/cm2
で塗付し、25℃湿度50%で30分放置し、剥離し
た。これから次式により角栓除去率を求め評価した。結
果を表1に示す。
ついて評価した。 評価方法:表2のポリマーを20〜30重量%水溶液に
し、これを洗顔後のパネラーに0.1ml/cm2 で塗布
し、25℃、湿度50%で30分放置した後、剥離し
た。角栓除去率は実施例1と同様にして求めた。 (角栓除去率) 5%未満:× 5〜19%:△ 20〜34%:○ 35%以上:◎ (剥離時の痛み) やや痛みを感じる :+ かなり痛みを感じる :++
Claims (2)
- 【請求項1】 四級化したジアルキルアミノ基を有する
(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミ
ドを単独重合して得られるもの以外のカルボキシル基、
スルホン酸残基、アミノ基及びアンモニウム基から選ば
れる1種又は2種以上の塩生成基を有する高分子化合物
を含有する組成物を塗布したパップ剤を皮膚に貼付し、
乾燥後、皮膚から剥離することを特徴とする角栓除去方
法。 - 【請求項2】 該高分子化合物が合成高分子化合物であ
る請求項1記載の角栓除去方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-110342 | 1991-05-15 | ||
JP11034291 | 1991-05-15 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8703392A Division JP2920443B2 (ja) | 1991-05-15 | 1992-04-08 | 角栓除去剤 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000155928A Division JP3592999B2 (ja) | 1991-05-15 | 2000-05-26 | 角栓除去剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11217312A JPH11217312A (ja) | 1999-08-10 |
JP3115865B2 true JP3115865B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=14533327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10317439A Expired - Fee Related JP3115865B2 (ja) | 1991-05-15 | 1998-11-09 | 角栓除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3115865B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8298030B2 (en) | 2007-03-29 | 2012-10-30 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Spark plug manufacturing method, and spark plug |
-
1998
- 1998-11-09 JP JP10317439A patent/JP3115865B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8298030B2 (en) | 2007-03-29 | 2012-10-30 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Spark plug manufacturing method, and spark plug |
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JPH11217312A (ja) | 1999-08-10 |
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