JP3188559B2 - メタルフィット工法用穴開け装置 - Google Patents
メタルフィット工法用穴開け装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メタルフィット工法に
使用するプレート状金具の突起を挿入する穴を開けるた
めのメタルフィット工法用穴開け装置に関する。
使用するプレート状金具の突起を挿入する穴を開けるた
めのメタルフィット工法用穴開け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】木造軸組工法には様々なものがあるが、
その1つにメタルフィット工法がある。このメタルフィ
ット工法は、図8及び図9に示すような四角形状の金具
Aと、半月状の金具(図示せず)の2つの金具(他にボ
ルトやDピンを用いる)で全ての木質部材を接合する構
法である。そのうちの金具Aは、U字状切欠201と円
形孔202を有するプレート200の2つの突片20
3,204に、それぞれ図のような形状の金属部材20
5,206が溶接されたものである。
その1つにメタルフィット工法がある。このメタルフィ
ット工法は、図8及び図9に示すような四角形状の金具
Aと、半月状の金具(図示せず)の2つの金具(他にボ
ルトやDピンを用いる)で全ての木質部材を接合する構
法である。そのうちの金具Aは、U字状切欠201と円
形孔202を有するプレート200の2つの突片20
3,204に、それぞれ図のような形状の金属部材20
5,206が溶接されたものである。
【0003】このような金具Aを用いた木質複合構造等
の接合は、図10に示すように行う。ここでは、柱に桁
を接合する場合を示す。予め柱300に図11のような
穴301,302を形成しておき、この穴に金具Aの突
起(部材205,206及び突片203,204)を奥
まで差し込み、金具Aを下方に叩いて押し下げる。その
後、金具Aの切欠201と孔202に対応する孔と、金
具Aを挿通することができる切込(図示せず、端部に形
成される)とを、予め形成してある桁310の孔にDピ
ン313を差し込む。そして、Dピン313が切欠20
1の基端に係合するまで、桁310を金具Aの上部より
落とし込み、桁310に下向きの適度な圧力を加えると
共に、金具Aの孔202と桁310の対応孔にDピン3
14を差し込み、上下のDピン313,314によって
固定する。
の接合は、図10に示すように行う。ここでは、柱に桁
を接合する場合を示す。予め柱300に図11のような
穴301,302を形成しておき、この穴に金具Aの突
起(部材205,206及び突片203,204)を奥
まで差し込み、金具Aを下方に叩いて押し下げる。その
後、金具Aの切欠201と孔202に対応する孔と、金
具Aを挿通することができる切込(図示せず、端部に形
成される)とを、予め形成してある桁310の孔にDピ
ン313を差し込む。そして、Dピン313が切欠20
1の基端に係合するまで、桁310を金具Aの上部より
落とし込み、桁310に下向きの適度な圧力を加えると
共に、金具Aの孔202と桁310の対応孔にDピン3
14を差し込み、上下のDピン313,314によって
固定する。
【0004】ところで、金具Aを取付けるためには、柱
300に穴301,302を開ける必要があるが、この
穴の形態は図11に示すようなものである。即ち、各穴
301,302は、それぞれ円筒状の穴aと、スリット
状の開口bと、開口の下方に位置するU字状の穴cとで
構成される。又、木質部材の接合の仕方により、図11
の長手方向の他に、図12のように木質部材300の横
断方向に穴301,302を形成する場合もある。
300に穴301,302を開ける必要があるが、この
穴の形態は図11に示すようなものである。即ち、各穴
301,302は、それぞれ円筒状の穴aと、スリット
状の開口bと、開口の下方に位置するU字状の穴cとで
構成される。又、木質部材の接合の仕方により、図11
の長手方向の他に、図12のように木質部材300の横
断方向に穴301,302を形成する場合もある。
【0005】このような穴301,302を形成する切
削工具として、本出願人は図4乃至図7に示すような構
造のドリルを先に出願した。このドリルの詳細について
は実施例で述べるが、このドリルを使用することで、金
具A用の穴開け作業を容易且つ短時間に行うことができ
るようになる。因みに、従来は2種類のドリル(ツイス
トドリル、フラットドリル)とフライス(側刃フライ
ス)を用い、工具を交換して穴開け作業を行っていた。
削工具として、本出願人は図4乃至図7に示すような構
造のドリルを先に出願した。このドリルの詳細について
は実施例で述べるが、このドリルを使用することで、金
具A用の穴開け作業を容易且つ短時間に行うことができ
るようになる。因みに、従来は2種類のドリル(ツイス
トドリル、フラットドリル)とフライス(側刃フライ
ス)を用い、工具を交換して穴開け作業を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金具A
を差し込む穴を形成し易いドリルが開発されても、その
ドリルを取付ける専用の装置が提供されておらず、その
ドリルの切削能力を十分に発揮すると共に穴開け作業を
より一層能率良く行うための装置の出現が待望されてい
る。
を差し込む穴を形成し易いドリルが開発されても、その
ドリルを取付ける専用の装置が提供されておらず、その
ドリルの切削能力を十分に発揮すると共に穴開け作業を
より一層能率良く行うための装置の出現が待望されてい
る。
【0007】従って、本発明の目的は、メタルフィット
工法における金具用の穴開け作業を能率良く行うことが
できる装置を提供することにある。
工法における金具用の穴開け作業を能率良く行うことが
できる装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的は、本発明のメ
タルフィット工法用穴開け装置により達成される。即
ち、本発明の穴開け装置は、次の構成(1)〜(5)を
備え、更に構成(6)としたことを特徴とする。 (1)木質部材が載せられて支持される矩形状の基台 (2)シャンクと、このシャンクに連続し、長手方向に
沿って刻設された少なくとも2本の溝によってそれぞれ
形成される少なくとも2枚の切刃を有する本体と、この
本体の先端に本体の長手方向に対して直角方向に且つ突
出状に付設された少なくとも2枚の刃物とを備え、この
刃物が各々の下端面と外周面に切刃を有するドリルが取
付けられると共に、前記基台に回転可能に配設された1
軸以上の主軸 (3)前記基台に設けられ、前記主軸を回転させる回転
駆動手段 (4)前記基台に設けられ、前記主軸を上下動可能に支
持すると共に、この主軸を上下動させる昇降手段 (5)前記基台に設けられ、前記主軸を横移動可能に支
持すると共に、この主軸を横移動させる横移動手段(6)前記矩形状の基台の一方の相対側壁及び他方の相
対側壁にそれぞれ2本のシャフトを挿通することのでき
る一対の孔を形成すると共に、シャフトにより基台の側
壁に当接されて木質部材を押さえるための押え板に2本
のシャフトを挿通することのできる一対の孔を形成し、
押え板の一対の孔及び相対側壁のいずれか一対の孔に挿
通したシャフトを固定手段で固定し、前記金具を挿入す
る穴を木質部材の長手方向又は横断方向に形成する場合
に応じて、2本のシャフト及び押え板の取付け位置を変
更可能としたこと
タルフィット工法用穴開け装置により達成される。即
ち、本発明の穴開け装置は、次の構成(1)〜(5)を
備え、更に構成(6)としたことを特徴とする。 (1)木質部材が載せられて支持される矩形状の基台 (2)シャンクと、このシャンクに連続し、長手方向に
沿って刻設された少なくとも2本の溝によってそれぞれ
形成される少なくとも2枚の切刃を有する本体と、この
本体の先端に本体の長手方向に対して直角方向に且つ突
出状に付設された少なくとも2枚の刃物とを備え、この
刃物が各々の下端面と外周面に切刃を有するドリルが取
付けられると共に、前記基台に回転可能に配設された1
軸以上の主軸 (3)前記基台に設けられ、前記主軸を回転させる回転
駆動手段 (4)前記基台に設けられ、前記主軸を上下動可能に支
持すると共に、この主軸を上下動させる昇降手段 (5)前記基台に設けられ、前記主軸を横移動可能に支
持すると共に、この主軸を横移動させる横移動手段(6)前記矩形状の基台の一方の相対側壁及び他方の相
対側壁にそれぞれ2本のシャフトを挿通することのでき
る一対の孔を形成すると共に、シャフトにより基台の側
壁に当接されて木質部材を押さえるための押え板に2本
のシャフトを挿通することのできる一対の孔を形成し、
押え板の一対の孔及び相対側壁のいずれか一対の孔に挿
通したシャフトを固定手段で固定し、前記金具を挿入す
る穴を木質部材の長手方向又は横断方向に形成する場合
に応じて、2本のシャフト及び押え板の取付け位置を変
更可能としたこと
【0009】
【作用】本発明の穴開け装置を用いて、メタルフィット
工法に使用するプレート状金具(図8参照)の2個の突
起(金属部材205,206及び突片203,204)
を挿入する穴を1回の切削加工で開けるには、予め金具
Aの突起の間隔に応じた間隔で2軸を配した穴開け装置
を用意し、主軸の各々に図4乃至図7に示すような構造
のドリルを取付けると共に、基台に木質部材を載せる。
但し、基台に対する木質部材の向きは、木質部材の長手
方向に穴を開ける場合(図11参照)と、木質部材の横
断方向に穴を開ける場合(図12参照)があるので、そ
れぞれの場合に応じて木質部材を載せる。
工法に使用するプレート状金具(図8参照)の2個の突
起(金属部材205,206及び突片203,204)
を挿入する穴を1回の切削加工で開けるには、予め金具
Aの突起の間隔に応じた間隔で2軸を配した穴開け装置
を用意し、主軸の各々に図4乃至図7に示すような構造
のドリルを取付けると共に、基台に木質部材を載せる。
但し、基台に対する木質部材の向きは、木質部材の長手
方向に穴を開ける場合(図11参照)と、木質部材の横
断方向に穴を開ける場合(図12参照)があるので、そ
れぞれの場合に応じて木質部材を載せる。
【0010】木質部材の位置決めが終了したら、回転駆
動手段を作動させて、主軸を回転させ、ドリルを回転さ
せながら、昇降手段によってドリルを所定深さまで下降
させる。すると、ドリルによって最初に木質部材に所定
径及び深さの円筒状の穴a(図11参照)が形成され
る。穴aの形成が終了したら、今度は横移動手段により
ドリルを横方向にそのまま所定距離だけ平行移動させ
る。すると、ドリルによって次にスリット状の開口bと
U字状の穴cが同時に形成され、所定形状の穴開けが終
了する。そして、ドリルを穴から抜き出し、ドリルの回
転を止めればよい。
動手段を作動させて、主軸を回転させ、ドリルを回転さ
せながら、昇降手段によってドリルを所定深さまで下降
させる。すると、ドリルによって最初に木質部材に所定
径及び深さの円筒状の穴a(図11参照)が形成され
る。穴aの形成が終了したら、今度は横移動手段により
ドリルを横方向にそのまま所定距離だけ平行移動させ
る。すると、ドリルによって次にスリット状の開口bと
U字状の穴cが同時に形成され、所定形状の穴開けが終
了する。そして、ドリルを穴から抜き出し、ドリルの回
転を止めればよい。
【0011】このように、特に予め2つの穴の間隔に設
定してある2軸を有する穴開け装置を用いれば、1回の
穴開け作業で1個の金具Aに対応する2つの穴を形成す
ることができ、金具A用の穴開け作業を能率良く行うこ
とができる。更に、上記構成(6)を備えることによ
り、木質部材を基台に載せて押え板により確実に挟持す
ることができるだけでなく、穴を木質部材の長手方向又
は横断方向のいずれに形成する場合であっても、木質部
材の向きを変えて基台に載せることが可能となる。
定してある2軸を有する穴開け装置を用いれば、1回の
穴開け作業で1個の金具Aに対応する2つの穴を形成す
ることができ、金具A用の穴開け作業を能率良く行うこ
とができる。更に、上記構成(6)を備えることによ
り、木質部材を基台に載せて押え板により確実に挟持す
ることができるだけでなく、穴を木質部材の長手方向又
は横断方向のいずれに形成する場合であっても、木質部
材の向きを変えて基台に載せることが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の穴開け装置を実施例に基づい
て説明する。その一実施例に係る装置の上面図を図1
に、図1の装置を矢視Aから見た場合の側面図を図2
に、同じく矢視Bから見た場合の側面図を図3に示す。
この穴開け装置において、四角形状の基台(プレート)
40は、以下の各種構成要素を支持すると共に、穴を木
質部材の長手方向又は横断方向に形成する場合に応じて
木質部材を載せることができるようになっている。又、
プレート40は、その下部に枠状の脚板41を有する。
て説明する。その一実施例に係る装置の上面図を図1
に、図1の装置を矢視Aから見た場合の側面図を図2
に、同じく矢視Bから見た場合の側面図を図3に示す。
この穴開け装置において、四角形状の基台(プレート)
40は、以下の各種構成要素を支持すると共に、穴を木
質部材の長手方向又は横断方向に形成する場合に応じて
木質部材を載せることができるようになっている。又、
プレート40は、その下部に枠状の脚板41を有する。
【0013】この実施例では、脚板41の側壁に、木質
部材を挟持するための押え板42が2本のプッシャーシ
ャフト44,46で着脱可能に取付けられ、押え板4
2、プッシャーシャフト44,46等で固定手段が構成
される。プッシャーシャフト44,46は、脚板41の
一方の相対側壁に形成された孔48,50(図3参照)
に挿通され、クイッククランプノブ52,54で抜けな
いように固定される。ここでは、木質部材の長手方向に
穴を開ける場合に対応して、プッシャーシャフト44,
46が対応孔48,50に挿通されている。一方、脚板
41の他方の相対側壁には、別の孔56,58(図2参
照)が形成されており、穴を木質部材の横断方向に開け
る場合には、この孔56,58にプッシャーシャフト4
4,46を挿通して使用する。この方向にプッシャーシ
ャフト44,46を通すと、押え板42は図1ではプレ
ート40の左側壁に沿う格好になる。
部材を挟持するための押え板42が2本のプッシャーシ
ャフト44,46で着脱可能に取付けられ、押え板4
2、プッシャーシャフト44,46等で固定手段が構成
される。プッシャーシャフト44,46は、脚板41の
一方の相対側壁に形成された孔48,50(図3参照)
に挿通され、クイッククランプノブ52,54で抜けな
いように固定される。ここでは、木質部材の長手方向に
穴を開ける場合に対応して、プッシャーシャフト44,
46が対応孔48,50に挿通されている。一方、脚板
41の他方の相対側壁には、別の孔56,58(図2参
照)が形成されており、穴を木質部材の横断方向に開け
る場合には、この孔56,58にプッシャーシャフト4
4,46を挿通して使用する。この方向にプッシャーシ
ャフト44,46を通すと、押え板42は図1ではプレ
ート40の左側壁に沿う格好になる。
【0014】プレート40上にはコラムプレート59が
立設され、コラムプレート59上にはブラケット60が
プレート40に平行に取付けられている。ブラケット6
0からは2本の支柱61a,61bが上方に延び、支柱
61a,61bの上端部にトッププレート70が取付け
られると共に、支柱61a,61bに昇降ブロック62
が上下動可能に嵌め込まれている。昇降ブロック62の
下方に位置する支柱61a,61bの部分には、それぞ
れスプリング63a,63b(一方のみ示す)が挿通さ
れており、このスプリング63a,63bによって昇降
ブロック62は上方に付勢される。
立設され、コラムプレート59上にはブラケット60が
プレート40に平行に取付けられている。ブラケット6
0からは2本の支柱61a,61bが上方に延び、支柱
61a,61bの上端部にトッププレート70が取付け
られると共に、支柱61a,61bに昇降ブロック62
が上下動可能に嵌め込まれている。昇降ブロック62の
下方に位置する支柱61a,61bの部分には、それぞ
れスプリング63a,63b(一方のみ示す)が挿通さ
れており、このスプリング63a,63bによって昇降
ブロック62は上方に付勢される。
【0015】又、昇降ブロック62の中央側部には、ラ
ック64が固定されている。このラック64に、ピニオ
ン軸66に嵌着された平歯車65が歯合している。ピニ
オン軸66の一端部には、4アームハンドル67が取付
けられると共に、ピニオン軸66は、2個のニードルベ
アリング68,69で水平方向に回転可能に支持され
る。従って、ハンドル67を回転させれば、ピニオン軸
66の回転がベアリング68,69で支持されると共
に、平歯車65の回転に伴ってラック64が許容範囲内
で上下に移動し、このラック64の移動に伴って昇降ブ
ロック62が上下する。
ック64が固定されている。このラック64に、ピニオ
ン軸66に嵌着された平歯車65が歯合している。ピニ
オン軸66の一端部には、4アームハンドル67が取付
けられると共に、ピニオン軸66は、2個のニードルベ
アリング68,69で水平方向に回転可能に支持され
る。従って、ハンドル67を回転させれば、ピニオン軸
66の回転がベアリング68,69で支持されると共
に、平歯車65の回転に伴ってラック64が許容範囲内
で上下に移動し、このラック64の移動に伴って昇降ブ
ロック62が上下する。
【0016】なお、昇降ブロック62はクランプレバー
74によってロックすることができるようになってお
り、昇降ブロック62がロックされれば、ハンドル67
を回すことができなくなり、昇降ブロック62の現位置
が固定される。この実施例では、支柱61a,61b、
昇降ブロック62、ラック64、平歯車65、ピニオン
軸66、ハンドル67等で昇降手段が構成される。
74によってロックすることができるようになってお
り、昇降ブロック62がロックされれば、ハンドル67
を回すことができなくなり、昇降ブロック62の現位置
が固定される。この実施例では、支柱61a,61b、
昇降ブロック62、ラック64、平歯車65、ピニオン
軸66、ハンドル67等で昇降手段が構成される。
【0017】昇降ブロック62には、後述の横移動手段
を介してモータ76が取付けられ、モータ76の回転軸
78には駆動プーリ80が嵌着されている。この駆動プ
ーリ80の両隣には、特定形状を有する後述のドリル1
0が取付けられる主軸(2軸)86,88に嵌着され、
且つ駆動プーリ80よりも径の大きい従動プーリ82,
84が並設されている。主軸86,88は、それぞれハ
ウジングプレート89に固定されたハウジング90,9
1内に設けられたアンギュラベアリング92,93によ
って回転可能に支持され、また従動プーリ82とベアリ
ング92との間、及び従動プーリ84とベアリング93
との間の主軸部分には、それぞれUナット94,96が
止着されており、このUナット94,96とベアリング
92,93によって主軸86,88が支えられる。
を介してモータ76が取付けられ、モータ76の回転軸
78には駆動プーリ80が嵌着されている。この駆動プ
ーリ80の両隣には、特定形状を有する後述のドリル1
0が取付けられる主軸(2軸)86,88に嵌着され、
且つ駆動プーリ80よりも径の大きい従動プーリ82,
84が並設されている。主軸86,88は、それぞれハ
ウジングプレート89に固定されたハウジング90,9
1内に設けられたアンギュラベアリング92,93によ
って回転可能に支持され、また従動プーリ82とベアリ
ング92との間、及び従動プーリ84とベアリング93
との間の主軸部分には、それぞれUナット94,96が
止着されており、このUナット94,96とベアリング
92,93によって主軸86,88が支えられる。
【0018】3つのプーリ80,82,84には、図1
に示すようにタイミングベルト97が掛けられ、モータ
76の回転は駆動プーリ80を介してベルト97によっ
て従動プーリ82,84に伝わり、従動プーリ82,8
4は同方向に回転する。これらモータ76、プーリ8
0,82,84、ベルト97等により主軸86,88を
回転させる回転駆動手段が構成され、ドリル10が同方
向に回転する。
に示すようにタイミングベルト97が掛けられ、モータ
76の回転は駆動プーリ80を介してベルト97によっ
て従動プーリ82,84に伝わり、従動プーリ82,8
4は同方向に回転する。これらモータ76、プーリ8
0,82,84、ベルト97等により主軸86,88を
回転させる回転駆動手段が構成され、ドリル10が同方
向に回転する。
【0019】モータ76、プーリ80,82,84、主
軸86,88等の構成要素は、図3の左右方向に横移動
させることができる。即ち、昇降ブロック62には2本
のサポートシャフト98a,98bが水平方向に突設さ
れ、このサポートシャフト98a,98bの端部にLM
ブラケット99が固定されている。更に、LMブラケッ
ト99には、長尺状のレール100が水平方向に付設さ
れ、このレール100上をリニアウェイ101がスライ
ドするようになっている。リニアウェイ101は回転駆
動手段側に設けられたLMプレート102に付設され、
LMプレート102とリニアウェイ101は一体に動
く。
軸86,88等の構成要素は、図3の左右方向に横移動
させることができる。即ち、昇降ブロック62には2本
のサポートシャフト98a,98bが水平方向に突設さ
れ、このサポートシャフト98a,98bの端部にLM
ブラケット99が固定されている。更に、LMブラケッ
ト99には、長尺状のレール100が水平方向に付設さ
れ、このレール100上をリニアウェイ101がスライ
ドするようになっている。リニアウェイ101は回転駆
動手段側に設けられたLMプレート102に付設され、
LMプレート102とリニアウェイ101は一体に動
く。
【0020】又、LMブラケット99には、グリップレ
バー103の一端104が枢設され、グリップレバー1
03は一定の角度範囲内(図3の二点鎖線参照)で左右
方向に動かすことができる。このレバー103にLMプ
レート102の端部がカムフォロアー106を介して連
結されると共に、レバー103の他端には回転グリップ
108が設けられている。従って、回転グリップ108
を持ってレバー103を左右に動かせば、レバー103
の動きに伴って、LMプレート102(即ちリニアウェ
イ101)がレール100上をスライドし、主軸86,
88をモータ76等と共に横移動させることができる。
バー103の一端104が枢設され、グリップレバー1
03は一定の角度範囲内(図3の二点鎖線参照)で左右
方向に動かすことができる。このレバー103にLMプ
レート102の端部がカムフォロアー106を介して連
結されると共に、レバー103の他端には回転グリップ
108が設けられている。従って、回転グリップ108
を持ってレバー103を左右に動かせば、レバー103
の動きに伴って、LMプレート102(即ちリニアウェ
イ101)がレール100上をスライドし、主軸86,
88をモータ76等と共に横移動させることができる。
【0021】グリップレバー103はクランプレバー1
10によって任意の位置でロックすることができるよう
になっており、主軸86,88の横方向の位置を固定で
きる。更に、図1において、LMプレート102の左方
向への横移動は、LMブラケット99の左端側にストッ
パホルダ111で付設されたストップボルト112によ
って阻止され、LMプレート102がストップボルト1
12に当接した地点が左方向への可動限界点となる。
10によって任意の位置でロックすることができるよう
になっており、主軸86,88の横方向の位置を固定で
きる。更に、図1において、LMプレート102の左方
向への横移動は、LMブラケット99の左端側にストッ
パホルダ111で付設されたストップボルト112によ
って阻止され、LMプレート102がストップボルト1
12に当接した地点が左方向への可動限界点となる。
【0022】次に、主軸86,88に取付けるドリル1
0の全体図を図4に、刃物の下端面図を図5に、本体の
横断面図を図6に、刃物の外周面図を図7に示す。ここ
に示すドリル10は、シャンク1と、シャンク1に連続
する本体2と、本体2の先端に本体2の長手方向に対し
て直角方向に且つ突出状に付設された刃物3とで構成さ
れる。シャンク1はこの実施例ではストレートシャンク
であり、シャンク1と本体2との間はネック4になって
いる。
0の全体図を図4に、刃物の下端面図を図5に、本体の
横断面図を図6に、刃物の外周面図を図7に示す。ここ
に示すドリル10は、シャンク1と、シャンク1に連続
する本体2と、本体2の先端に本体2の長手方向に対し
て直角方向に且つ突出状に付設された刃物3とで構成さ
れる。シャンク1はこの実施例ではストレートシャンク
であり、シャンク1と本体2との間はネック4になって
いる。
【0023】本体2は、その長手方向に2本の直線状の
溝21,22を有し、この各溝21,22に沿って直線
状の2枚の切刃23,24がそれぞれ形成されている
(図6参照)。又、切刃23,24の付近には、それぞ
れ直線状の僅かな凹部25,26が形成され、この凹部
25,26は、摩擦を軽減させるためのものである。刃
物3は、図5から分かるようにこの実施例では、図示の
如き形状の2枚の刃物3a,3bからなり、各刃物3
a,3bは本体2の中心軸に対して180度の対称位置
に設けられている。各刃物3a,3bの下端面にて、正
方向回転(矢印方向)側には切刃31,32がそれぞれ
形成されている。又、図7において、刃物3a,3bの
外周面にて、正方向回転(矢印方向)側には切刃33,
34がそれぞれ形成されている。下端面の切刃31,3
2は下端面から隆起しているが、これは、刃物3a,3
bの下端面を斜めに切削することにより形成される(図
7参照)。
溝21,22を有し、この各溝21,22に沿って直線
状の2枚の切刃23,24がそれぞれ形成されている
(図6参照)。又、切刃23,24の付近には、それぞ
れ直線状の僅かな凹部25,26が形成され、この凹部
25,26は、摩擦を軽減させるためのものである。刃
物3は、図5から分かるようにこの実施例では、図示の
如き形状の2枚の刃物3a,3bからなり、各刃物3
a,3bは本体2の中心軸に対して180度の対称位置
に設けられている。各刃物3a,3bの下端面にて、正
方向回転(矢印方向)側には切刃31,32がそれぞれ
形成されている。又、図7において、刃物3a,3bの
外周面にて、正方向回転(矢印方向)側には切刃33,
34がそれぞれ形成されている。下端面の切刃31,3
2は下端面から隆起しているが、これは、刃物3a,3
bの下端面を斜めに切削することにより形成される(図
7参照)。
【0024】なお、本体2の径は、メタルフィット工法
に使用する金具A(図8参照)の突起を挿入する穴30
1のスリット状の開口b(図11参照)の幅に応じた寸
法を有する。又、刃物3a,3bからなる刃物3全体の
径は、円筒状の穴aの径に応じた寸法であり、刃物3の
厚みは、U字状の穴cの高さに相当する寸法である。次
に、前記の如く構成した穴開け装置による穴開け作業に
ついて述べる。まず、上記構造のドリル10を装置の主
軸86,88に取付ける。又、木質部材(図示せず)を
プレート40上に載せる。この際、木質部材の長手方向
に穴を形成する場合(図11参照)には、図1に示して
ある通りプッシャーシャフト44,46と押え板42を
セットする。この時の木質部材は幅Xの二点鎖線で示す
方向に挟持される。木質部材の横断方向に穴を形成する
場合(図12参照)には、プッシャーシャフト44,4
6と押え板42をプレート40のもう一方の相対側壁に
セットする。この時の木質部材は幅Yの二点鎖線で示す
方向に挟持される。
に使用する金具A(図8参照)の突起を挿入する穴30
1のスリット状の開口b(図11参照)の幅に応じた寸
法を有する。又、刃物3a,3bからなる刃物3全体の
径は、円筒状の穴aの径に応じた寸法であり、刃物3の
厚みは、U字状の穴cの高さに相当する寸法である。次
に、前記の如く構成した穴開け装置による穴開け作業に
ついて述べる。まず、上記構造のドリル10を装置の主
軸86,88に取付ける。又、木質部材(図示せず)を
プレート40上に載せる。この際、木質部材の長手方向
に穴を形成する場合(図11参照)には、図1に示して
ある通りプッシャーシャフト44,46と押え板42を
セットする。この時の木質部材は幅Xの二点鎖線で示す
方向に挟持される。木質部材の横断方向に穴を形成する
場合(図12参照)には、プッシャーシャフト44,4
6と押え板42をプレート40のもう一方の相対側壁に
セットする。この時の木質部材は幅Yの二点鎖線で示す
方向に挟持される。
【0025】なお、メタルフィット工法では、木質部材
の長手方向又は横断方向のいずれに穴を形成するにして
も、一応規格寸法が設定されており、例えば図1で長手
方向及び横断方向に穴を形成する場合の木質部材の幅
X,Yは、それぞれ103mm,240mmである。従
って、これらの寸法の木質部材を切削するには、その規
格に応じて予めプレート40等の寸法を定めておくのが
好ましい。
の長手方向又は横断方向のいずれに穴を形成するにして
も、一応規格寸法が設定されており、例えば図1で長手
方向及び横断方向に穴を形成する場合の木質部材の幅
X,Yは、それぞれ103mm,240mmである。従
って、これらの寸法の木質部材を切削するには、その規
格に応じて予めプレート40等の寸法を定めておくのが
好ましい。
【0026】木質部材の位置決めを終了すると、装置の
スイッチを入れ、モータ76を回転させる。そして、ク
ランプレバー74を操作して昇降ブロック62のロック
を解除し、ハンドル67を回して主軸86,88、即ち
ドリル10を下降させる。この下降は、前述したよう
に、ハンドル67の回転に連れてピニオン軸66が回転
し、更にピニオン軸66に固定してある平歯車65の回
転によりラック64が下がり、これに連れて昇降ブロッ
ク62が支柱61a,61bに沿って下降することで行
われる。
スイッチを入れ、モータ76を回転させる。そして、ク
ランプレバー74を操作して昇降ブロック62のロック
を解除し、ハンドル67を回して主軸86,88、即ち
ドリル10を下降させる。この下降は、前述したよう
に、ハンドル67の回転に連れてピニオン軸66が回転
し、更にピニオン軸66に固定してある平歯車65の回
転によりラック64が下がり、これに連れて昇降ブロッ
ク62が支柱61a,61bに沿って下降することで行
われる。
【0027】ドリル10を回転させながらハンドル67
によって押し下げると、刃物3a,3bの下端面の切刃
31,32と外周面の切刃33,34によって、木質部
材が円形状に切削される。金具Aの突起を完全に差し込
める深さまでドリル10を押し進めれば、所定の径を持
つ円筒状の穴aが開けられる。穴aの形成が終了した時
点で、クランプレバー74により昇降ブロック62をロ
ックし、木質部材に対するドリル10の深さ位置を保持
する。
によって押し下げると、刃物3a,3bの下端面の切刃
31,32と外周面の切刃33,34によって、木質部
材が円形状に切削される。金具Aの突起を完全に差し込
める深さまでドリル10を押し進めれば、所定の径を持
つ円筒状の穴aが開けられる。穴aの形成が終了した時
点で、クランプレバー74により昇降ブロック62をロ
ックし、木質部材に対するドリル10の深さ位置を保持
する。
【0028】続いて、今度はドリル10を横方向にその
まま平行移動させる。これには、クランプレバー110
を操作してグリップレバー103のロックを解除した
後、回転グリップ108でもってレバー103を右方向
に動かす(図3参照)。すると、レバー103によって
LMプレート102が引っ張られ、リニアウェイ101
はレール100上を右方向にスライドし、主軸86,8
8、即ちドリル10が右に移動する(図3の二点鎖線参
照)。
まま平行移動させる。これには、クランプレバー110
を操作してグリップレバー103のロックを解除した
後、回転グリップ108でもってレバー103を右方向
に動かす(図3参照)。すると、レバー103によって
LMプレート102が引っ張られ、リニアウェイ101
はレール100上を右方向にスライドし、主軸86,8
8、即ちドリル10が右に移動する(図3の二点鎖線参
照)。
【0029】これにより、本体2の切刃23,24によ
ってスリット状の開口bが形成される。同時に、刃物3
a,3bの外周面の切刃33,34によってU字状の穴
cが開けられると共に、刃物3a,3bの下端面の切刃
31,32によって穴cの底面も切削される。そして、
金具Aをスライドさせるだけの距離までドリル10を横
移動させれば、所定の幅及び長さを持つスリット状の開
口bと、所定の幅及び高さを持つU字状の穴cの形成が
終了する。
ってスリット状の開口bが形成される。同時に、刃物3
a,3bの外周面の切刃33,34によってU字状の穴
cが開けられると共に、刃物3a,3bの下端面の切刃
31,32によって穴cの底面も切削される。そして、
金具Aをスライドさせるだけの距離までドリル10を横
移動させれば、所定の幅及び長さを持つスリット状の開
口bと、所定の幅及び高さを持つU字状の穴cの形成が
終了する。
【0030】穴の形成が完了したら、レバー103を動
かしてドリル10を元の位置に横移動させ、更にハンド
ル67によってドリル10を上昇させる。そして、スイ
ッチを切り、モータ76を停止させると共に、必要に応
じて昇降ブロック62とレバー103をそれぞれクラン
プレバー74,110によってロックしておく。このよ
うに、本発明の穴開け装置を使用することで、1個の金
具Aを差し込むための2つの穴を1回の切削加工で開け
ることができ、穴開け作業が非常に能率的になる。更に
は、上記のような穴開け装置は、切削する木質部材の寸
法からしてもそれほど大きく且つ重くする必要がないた
め、携帯用とすることもでき、この場合には工場のみな
らず、現場でも穴開け作業を行うことができ、使い勝手
が更に良くなる。
かしてドリル10を元の位置に横移動させ、更にハンド
ル67によってドリル10を上昇させる。そして、スイ
ッチを切り、モータ76を停止させると共に、必要に応
じて昇降ブロック62とレバー103をそれぞれクラン
プレバー74,110によってロックしておく。このよ
うに、本発明の穴開け装置を使用することで、1個の金
具Aを差し込むための2つの穴を1回の切削加工で開け
ることができ、穴開け作業が非常に能率的になる。更に
は、上記のような穴開け装置は、切削する木質部材の寸
法からしてもそれほど大きく且つ重くする必要がないた
め、携帯用とすることもでき、この場合には工場のみな
らず、現場でも穴開け作業を行うことができ、使い勝手
が更に良くなる。
【0031】なお、本発明は上記実施例に示した構造の
装置に限定されないのは勿論である。例えば、上記実施
例の装置は2軸を有するものであるが、穴の個数や位置
によっては1軸又は3軸以上を備えていても構わない。
その他、昇降手段、横移動手段、回転駆動手段等の機構
も適宜設計変更可能である。又、ドリルの構造も、図示
したものに特定されず、例えば溝を3本以上形成し、直
線状の切刃を3枚以上にしてもよいし、或いはスパイラ
ル状の溝を2本以上形成し、スパイラル状の切刃を2枚
以上にしても構わない。但し、溝を3本以上形成する場
合、直線状又はスパイラル状のいずれであっても、切削
能力等を考慮すると、実際には溝の本数は3〜4本が好
ましい。更には、本体の先端に付設する刃物も、3枚以
上の刃物で構成してもよい。但し、この場合も、切削能
力等から4〜15枚程度が妥当である。
装置に限定されないのは勿論である。例えば、上記実施
例の装置は2軸を有するものであるが、穴の個数や位置
によっては1軸又は3軸以上を備えていても構わない。
その他、昇降手段、横移動手段、回転駆動手段等の機構
も適宜設計変更可能である。又、ドリルの構造も、図示
したものに特定されず、例えば溝を3本以上形成し、直
線状の切刃を3枚以上にしてもよいし、或いはスパイラ
ル状の溝を2本以上形成し、スパイラル状の切刃を2枚
以上にしても構わない。但し、溝を3本以上形成する場
合、直線状又はスパイラル状のいずれであっても、切削
能力等を考慮すると、実際には溝の本数は3〜4本が好
ましい。更には、本体の先端に付設する刃物も、3枚以
上の刃物で構成してもよい。但し、この場合も、切削能
力等から4〜15枚程度が妥当である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のメタルフ
ィット工法用穴開け装置によれば、上記のように構成さ
れているため、特にその工法の規格に対応する2軸を設
定することで、2個の突起を有するプレート状金具を用
いて木質部材を接合するメタルフィット工法において、
金具の突起を挿入する穴を容易に且つ短時間に開けるこ
とができ、穴開け作業を能率良く行うことができ、メタ
ルフィット工法に寄与するところが大きい。
ィット工法用穴開け装置によれば、上記のように構成さ
れているため、特にその工法の規格に対応する2軸を設
定することで、2個の突起を有するプレート状金具を用
いて木質部材を接合するメタルフィット工法において、
金具の突起を挿入する穴を容易に且つ短時間に開けるこ
とができ、穴開け作業を能率良く行うことができ、メタ
ルフィット工法に寄与するところが大きい。
【0033】又、木質部材の長手方向又は横断方向のい
ずれに穴を開ける場合であっても、木質部材の向きえ変
えて押え板によって基台上で木質部材を確実に挟持する
ことができる。
ずれに穴を開ける場合であっても、木質部材の向きえ変
えて押え板によって基台上で木質部材を確実に挟持する
ことができる。
【0034】
【図1】一実施例に係る装置の上面図である。
【図2】図1に示す装置を矢視Aから見た場合の側面図
である。
である。
【図3】図1に示す装置を矢視Bから見た場合の側面図
である。
である。
【図4】図1に示す装置の主軸に取付けるドリルの全体
を示す図である。
を示す図である。
【図5】図4に示すドリルの刃物の下端面図である。
【図6】図4に示すドリルの本体の横断面図である。
【図7】図4に示すドリルの刃物の外周面図である。
【図8】メタルフィット工法に使用する金具の斜視図で
ある。
ある。
【図9】図8に示す金具の正面図である。
【図10】図8に示す金具を用いて木質部材を接合する
仕方を説明するための図である。
仕方を説明するための図である。
【図11】図8に示す金具の突起を差し込む穴の形状と
位置を説明するための平面図である。
位置を説明するための平面図である。
【図12】図8に示す金具の突起を差し込む穴の形状と
別の位置を説明するための平面図である。
別の位置を説明するための平面図である。
10 ドリル 40 基台(プレート) 64 ラック 65 平歯車 66 ピニオン軸 67 4アームハンドル 76 モータ 86,88 主軸 101 リニアウェイ 102 LMプレート 103 グリップレバー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−55207(JP,A) 特開 昭56−104001(JP,A) 特開 平2−279204(JP,A) 特開 平5−295799(JP,A) 実開 昭60−184607(JP,U) 実開 平1−95301(JP,U) 実開 昭57−73063(JP,U) 実開 昭60−101104(JP,U) 特公 昭40−11118(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27C 3/06 B27F 5/12 B27G 15/00 B27F 1/00
Claims (1)
- 【請求項1】側縁に2個の突起を有するプレート状の金
具を用いて木質部材を接合するメタルフィット工法にお
いて、前記金具の突起を挿入する穴を木質部材に開ける
ための穴開け装置であって、 木質部材が載せられて支持される矩形状の基台と、 シャンクと、このシャンクに連続し、長手方向に沿って
刻設された少なくとも2本の溝によってそれぞれ形成さ
れる少なくとも2枚の切刃を有する本体と、この本体の
先端に本体の長手方向に対して直角方向に且つ突出状に
付設された少なくとも2枚の刃物とを備え、この刃物が
各々の下端面と外周面に切刃を有するドリルが取付けら
れると共に、前記基台に回転可能に配設された1軸以上
の主軸と、 前記基台に設けられ、前記主軸を回転させる回転駆動手
段と、 前記基台に設けられ、前記主軸を上下動可能に支持する
と共に、この主軸を上下動させる昇降手段と、 前記基台に設けられ、前記主軸を横移動可能に支持する
と共に、この主軸を横移動させる横移動手段とを備え、 前記矩形状の基台の一方の相対側壁及び他方の相対側壁
にそれぞれ2本のシャフトを挿通することのできる一対
の孔を形成すると共に、シャフトにより基台の側壁に当
接されて木質部材を押さえるための押え板に2本のシャ
フトを挿通することのできる一対の孔を形成し、押え板
の一対の孔及び相対側壁のいずれか一対の孔に挿通した
シャフトを固定手段で固定し、前記金具を挿入する穴を
木質部材の長手方向又は横断方向に形成する場合に応じ
て、2本のシャフト及び押え板の取付け位置を変更可能
とした ことを特徴とするメタルフィット工法用穴開け装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17393393A JP3188559B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | メタルフィット工法用穴開け装置 |
US08/274,825 US5595226A (en) | 1993-07-14 | 1994-07-14 | Drilling/cutting machine for making joints in wooden members |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17393393A JP3188559B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | メタルフィット工法用穴開け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724802A JPH0724802A (ja) | 1995-01-27 |
JP3188559B2 true JP3188559B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=15969766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17393393A Expired - Fee Related JP3188559B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | メタルフィット工法用穴開け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3188559B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100515700C (zh) * | 2007-09-18 | 2009-07-22 | 胡永雄 | 门锁孔机床 |
CN102689340A (zh) * | 2012-05-08 | 2012-09-26 | 高连永 | 木门窗槽、孔加工机床 |
CN104816353A (zh) * | 2015-05-06 | 2015-08-05 | 周玉萍 | 一种木结构房屋木材打孔机 |
CN111730712A (zh) * | 2020-07-06 | 2020-10-02 | 郭娟 | 一种轻质环保木门五金件安装方法 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP17393393A patent/JP3188559B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100515700C (zh) * | 2007-09-18 | 2009-07-22 | 胡永雄 | 门锁孔机床 |
CN102689340A (zh) * | 2012-05-08 | 2012-09-26 | 高连永 | 木门窗槽、孔加工机床 |
CN102689340B (zh) * | 2012-05-08 | 2014-11-12 | 高连永 | 木门窗槽、孔加工机床 |
CN104816353A (zh) * | 2015-05-06 | 2015-08-05 | 周玉萍 | 一种木结构房屋木材打孔机 |
CN111730712A (zh) * | 2020-07-06 | 2020-10-02 | 郭娟 | 一种轻质环保木门五金件安装方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0724802A (ja) | 1995-01-27 |
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---|---|---|---|
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