JP3152824B2 - 流量測定装置 - Google Patents
流量測定装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス等の流体流量を測
定するための流量測定装置に係り、特に流量センサから
出力される流量パルスの時間間隔を測定し、この時間間
隔より流体流量を演算する流量測定装置に関する。
定するための流量測定装置に係り、特に流量センサから
出力される流量パルスの時間間隔を測定し、この時間間
隔より流体流量を演算する流量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流量測定装置、例えば都
市ガス等のガス流量を測定するためのガス流量測定装置
は、図8に示すように構成されている。このガス流量測
定装置は、ガス流量を検出し、単位計量体積当たりの流
量パルスを発生する流量センサ1と、この流量センサ1
から出力される流量パルスの時間間隔を測定するための
クロック2と、流量センサ1から出力される流量パルス
およびクロック2から出力される計時信号を受けて流量
パルスの時間間隔を算出し、単位時間当たりのガス流量
を算出するための演算装置3とにより構成されている。
市ガス等のガス流量を測定するためのガス流量測定装置
は、図8に示すように構成されている。このガス流量測
定装置は、ガス流量を検出し、単位計量体積当たりの流
量パルスを発生する流量センサ1と、この流量センサ1
から出力される流量パルスの時間間隔を測定するための
クロック2と、流量センサ1から出力される流量パルス
およびクロック2から出力される計時信号を受けて流量
パルスの時間間隔を算出し、単位時間当たりのガス流量
を算出するための演算装置3とにより構成されている。
【0003】ガス流量計1は、図9に表すように、単位
流量体積を計量するためのガスメータ4、マグネット
(磁石)5およびリードスイッチ6により構成されてい
る。リードスイッチ6は接点部分にリード片6aを使用
し、ガラス管6bに内蔵したものであり、マグネット5
が近づくことによりオンし、マグネット5が離れること
によりオフするものである。
流量体積を計量するためのガスメータ4、マグネット
(磁石)5およびリードスイッチ6により構成されてい
る。リードスイッチ6は接点部分にリード片6aを使用
し、ガラス管6bに内蔵したものであり、マグネット5
が近づくことによりオンし、マグネット5が離れること
によりオフするものである。
【0004】この従来の流量測定装置では、ガスメータ
4が単位流量体積を計量する都度、マグネット5がリー
ドスイッチ6から離れ、その結果リードスイッチ6がオ
ンからオフに切り替わり、この状態変化が流量パルスと
して演算装置3へ送られる。流量パルスが入力された演
算装置3は、流量パルスの時間間隔をクロック2で計測
する。すなわち、リードスイッチ6が一回目にオンから
オフになった時点から、次にリードスイッチ6がオンか
らオフになるまでの時間間隔Tをクロック2で計測し、
この時間間隔Tとガスメータ6の単位計量体積qとか
ら、単位時間当たりの流量Q(=q/T)を算出する。
4が単位流量体積を計量する都度、マグネット5がリー
ドスイッチ6から離れ、その結果リードスイッチ6がオ
ンからオフに切り替わり、この状態変化が流量パルスと
して演算装置3へ送られる。流量パルスが入力された演
算装置3は、流量パルスの時間間隔をクロック2で計測
する。すなわち、リードスイッチ6が一回目にオンから
オフになった時点から、次にリードスイッチ6がオンか
らオフになるまでの時間間隔Tをクロック2で計測し、
この時間間隔Tとガスメータ6の単位計量体積qとか
ら、単位時間当たりの流量Q(=q/T)を算出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の流
量測定装置では、流量センサ11およびクロック2の各
出力を基に単位時間当たりの流量を算出している。しか
しながら、このような構成の流量測定装置では、流量パ
ルスにノイズがのったとき、例えば流量パルスが短時間
に連続して検出されたときには、演算される単位時間当
たりのガス流量は実際の流量とは異なり、非常な大きな
流量として算出され、誤差が大きくなるという問題点が
あった。
量測定装置では、流量センサ11およびクロック2の各
出力を基に単位時間当たりの流量を算出している。しか
しながら、このような構成の流量測定装置では、流量パ
ルスにノイズがのったとき、例えば流量パルスが短時間
に連続して検出されたときには、演算される単位時間当
たりのガス流量は実際の流量とは異なり、非常な大きな
流量として算出され、誤差が大きくなるという問題点が
あった。
【0006】最近、家庭用のガスメータとして、通過す
るガスの流量を計測する機能の他に、マイクロコンピュ
ータを搭載して安全機能を付加したものが実用化されて
おり、例えば所定量以上のガス流量を検出した場合や所
定のガス流量を所定時間以上検出した場合に、ガス遮断
弁を駆動してガス流路を遮断させるようになっている。
これらの機能により配管中の漏洩や、不自然なガスの流
出などを検出して、事故を未然に防止し、安全性を保障
するものであり、このような機能が正確に作動するため
には、ガス流量の正確な測定が望まれる。
るガスの流量を計測する機能の他に、マイクロコンピュ
ータを搭載して安全機能を付加したものが実用化されて
おり、例えば所定量以上のガス流量を検出した場合や所
定のガス流量を所定時間以上検出した場合に、ガス遮断
弁を駆動してガス流路を遮断させるようになっている。
これらの機能により配管中の漏洩や、不自然なガスの流
出などを検出して、事故を未然に防止し、安全性を保障
するものであり、このような機能が正確に作動するため
には、ガス流量の正確な測定が望まれる。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ガス等の流体の流量パルスにノイズ
がのった場合においても、正確な流体流量を測定するこ
とができる流量測定装置を提供することにある。
ので、その目的は、ガス等の流体の流量パルスにノイズ
がのった場合においても、正確な流体流量を測定するこ
とができる流量測定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の流量測定
装置は、流体の流量を検出し単位計量体積当たりの流量
パルスを出力する流量検出手段と、この流量検出手段が
流体流量を検出すると同時に流体の圧力を検出する圧力
検出手段と、前記流量検出手段から出力された流量パル
スの時間間隔を計測する計時手段と、前記流量検出手段
から出力される流量パルスと前記計時手段により計測さ
れた流量パルスの時間間隔とから単位時間当たりの流体
流量を算出する演算手段と、この演算手段により算出さ
れた単位時間当たりの流体流量および前記圧力検出手段
により検出された圧力それぞれを前記流量検出手段が流
量パルスを検出する毎に記憶する記憶手段と、この記憶
手段に記憶された単位時間当たりの流体流量および圧力
の履歴から前記演算手段により演算された単位時間当た
りの流体流量を補正する流量補正手段とを備えたもので
ある。
装置は、流体の流量を検出し単位計量体積当たりの流量
パルスを出力する流量検出手段と、この流量検出手段が
流体流量を検出すると同時に流体の圧力を検出する圧力
検出手段と、前記流量検出手段から出力された流量パル
スの時間間隔を計測する計時手段と、前記流量検出手段
から出力される流量パルスと前記計時手段により計測さ
れた流量パルスの時間間隔とから単位時間当たりの流体
流量を算出する演算手段と、この演算手段により算出さ
れた単位時間当たりの流体流量および前記圧力検出手段
により検出された圧力それぞれを前記流量検出手段が流
量パルスを検出する毎に記憶する記憶手段と、この記憶
手段に記憶された単位時間当たりの流体流量および圧力
の履歴から前記演算手段により演算された単位時間当た
りの流体流量を補正する流量補正手段とを備えたもので
ある。
【0009】この流量測定装置では、流量検出手段によ
り流体の流量が検出され単位計量体積当たりの流量パル
スが出力されると同時に、圧力検出手段により流体の圧
力が検出され、計時手段により流量検出手段から出力さ
れた流量パルスの時間間隔が計測される。そして、演算
手段において、流量検出手段から出力される流量パルス
と計時手段により計測された流量パルスの時間間隔とか
ら単位時間当たりの流体流量が算出され、この演算手段
により算出された単位時間当たりの流体流量および圧力
検出手段により検出された圧力それぞれが、流量検出手
段が流量パルスを検出する毎に記憶手段に記憶される。
流量補正手段では、この記憶手段に記憶された単位時間
当たりの流体流量および圧力の履歴から、演算手段によ
り演算された単位時間当たりの流体流量を補正する。
り流体の流量が検出され単位計量体積当たりの流量パル
スが出力されると同時に、圧力検出手段により流体の圧
力が検出され、計時手段により流量検出手段から出力さ
れた流量パルスの時間間隔が計測される。そして、演算
手段において、流量検出手段から出力される流量パルス
と計時手段により計測された流量パルスの時間間隔とか
ら単位時間当たりの流体流量が算出され、この演算手段
により算出された単位時間当たりの流体流量および圧力
検出手段により検出された圧力それぞれが、流量検出手
段が流量パルスを検出する毎に記憶手段に記憶される。
流量補正手段では、この記憶手段に記憶された単位時間
当たりの流体流量および圧力の履歴から、演算手段によ
り演算された単位時間当たりの流体流量を補正する。
【0010】請求項2記載の流量測定装置では、流量補
正手段を、単位時間当たりの流体流量が所定量以上変化
した場合であって、かつ同時に測定した圧力の変動量が
所定量以下の場合に、その流体流量をノイズと判断し、
直前に検出された流量を近似的にその時点の流体流量と
することにより、前記演算手段により演算された単位時
間当たりの流体流量を補正するよう構成したものであ
る。
正手段を、単位時間当たりの流体流量が所定量以上変化
した場合であって、かつ同時に測定した圧力の変動量が
所定量以下の場合に、その流体流量をノイズと判断し、
直前に検出された流量を近似的にその時点の流体流量と
することにより、前記演算手段により演算された単位時
間当たりの流体流量を補正するよう構成したものであ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例に係るガスメータ
10の概略の構成を示す説明図である。このガスメータ
10は、マイクロコンピュータを用いた安全機能を付加
したものである。ガスメータ10の内部には、ガス流入
口16およびガス流出口17を有するガス流路11が設
けられている。このガス流路11には、図示しない配管
を通じて都市ガス等のガス20が流入し、このガス20
が図示しないガスコンロ等のガス器具に対して供給され
るようになっている。ガス流路11にはガス流入口16
側から順に、ガス流路11を遮断するためのガス遮断弁
12、ガス流路11を通過するガスの流量を計測するた
めのガス流量計13およびガス流路11内のガスの圧力
を検出するためのガス圧力検出センサ14が順次配設さ
れている。
10の概略の構成を示す説明図である。このガスメータ
10は、マイクロコンピュータを用いた安全機能を付加
したものである。ガスメータ10の内部には、ガス流入
口16およびガス流出口17を有するガス流路11が設
けられている。このガス流路11には、図示しない配管
を通じて都市ガス等のガス20が流入し、このガス20
が図示しないガスコンロ等のガス器具に対して供給され
るようになっている。ガス流路11にはガス流入口16
側から順に、ガス流路11を遮断するためのガス遮断弁
12、ガス流路11を通過するガスの流量を計測するた
めのガス流量計13およびガス流路11内のガスの圧力
を検出するためのガス圧力検出センサ14が順次配設さ
れている。
【0013】また、ガスメータ10内には、ガス流量計
13およびガス圧力検出センサ14の各出力信号を入力
し、ガス遮断弁12を制御するための制御部15が設け
られている。
13およびガス圧力検出センサ14の各出力信号を入力
し、ガス遮断弁12を制御するための制御部15が設け
られている。
【0014】図2は本実施例のガスメータ10における
制御部15とその周辺の構成を示すブロック図である。
この図に示すように、制御部15は、CPU(中央処理
装置)30、ROM(リード・オンリ・メモリ)31、
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)32、時間計測
のためのクロック33および入出力ポート34を備え、
これらは互いにバス35によって接続されている。入出
力ポート34には、前述のガス流量計13とガス圧力検
出センサ14の他に、ガス遮断弁12を駆動するための
駆動回路36が接続されている。この制御部15では、
CPU30が、RAM32をワーキングエリアとして、
ROM31に格納されたプログラムを実行することによ
って、単位時間当たりのガス流量の正確な測定およびガ
ス漏れの検査等の安全機能を実現するようになってい
る。RAM32には、単位時間当たりの流体流量および
圧力検出センサ14により検出された圧力それぞれが単
位時間毎に格納されるようになっている。
制御部15とその周辺の構成を示すブロック図である。
この図に示すように、制御部15は、CPU(中央処理
装置)30、ROM(リード・オンリ・メモリ)31、
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)32、時間計測
のためのクロック33および入出力ポート34を備え、
これらは互いにバス35によって接続されている。入出
力ポート34には、前述のガス流量計13とガス圧力検
出センサ14の他に、ガス遮断弁12を駆動するための
駆動回路36が接続されている。この制御部15では、
CPU30が、RAM32をワーキングエリアとして、
ROM31に格納されたプログラムを実行することによ
って、単位時間当たりのガス流量の正確な測定およびガ
ス漏れの検査等の安全機能を実現するようになってい
る。RAM32には、単位時間当たりの流体流量および
圧力検出センサ14により検出された圧力それぞれが単
位時間毎に格納されるようになっている。
【0015】図3は本実施例の流量測定装置の機能を示
す機能ブロック図である。この図に示すように、流量測
定装置は、流体の流量を検出し単位計量体積当たりの流
量パルスを出力する流量検出手段41と、この流量検出
手段41が流体流量を検出すると同時に流体の圧力を検
出する圧力検出手段42と、流量検出手段41から出力
された流量パルスの時間間隔を計測する計時手段43と
を備えている。流量検出手段41はガス流量計13によ
り実現され、圧力検出手段42はガス圧力検出センサ1
4により実現され、また計時手段43はクロック33に
より実現される。
す機能ブロック図である。この図に示すように、流量測
定装置は、流体の流量を検出し単位計量体積当たりの流
量パルスを出力する流量検出手段41と、この流量検出
手段41が流体流量を検出すると同時に流体の圧力を検
出する圧力検出手段42と、流量検出手段41から出力
された流量パルスの時間間隔を計測する計時手段43と
を備えている。流量検出手段41はガス流量計13によ
り実現され、圧力検出手段42はガス圧力検出センサ1
4により実現され、また計時手段43はクロック33に
より実現される。
【0016】流量測定装置は、更に、流量検出手段41
から出力される流量パルスと計時手段43により計測さ
れた流量パルスの時間間隔とから単位時間当たりの流体
流量を算出する演算手段44と、この演算手段44によ
り算出された単位時間当たりの流体流量および圧力検出
手段42により検出された圧力それぞれを単位時間毎に
記憶する記憶手段45と、この記憶手段45に記憶され
た単位時間当たりの流体流量および圧力の履歴から演算
手段44により演算された単位時間当たりの流体流量を
補正する流量補正手段46とを備えている。演算手段4
4は制御部15、記憶手段45はRAM32、また流量
補正手段46は制御部15によりそれぞれ実現される。
から出力される流量パルスと計時手段43により計測さ
れた流量パルスの時間間隔とから単位時間当たりの流体
流量を算出する演算手段44と、この演算手段44によ
り算出された単位時間当たりの流体流量および圧力検出
手段42により検出された圧力それぞれを単位時間毎に
記憶する記憶手段45と、この記憶手段45に記憶され
た単位時間当たりの流体流量および圧力の履歴から演算
手段44により演算された単位時間当たりの流体流量を
補正する流量補正手段46とを備えている。演算手段4
4は制御部15、記憶手段45はRAM32、また流量
補正手段46は制御部15によりそれぞれ実現される。
【0017】流量補正手段46では、具体的には、単位
時間当たりの流体流量が所定量以上変化した場合であっ
て、かつ同時に測定した圧力の変動量が所定量以下の場
合に、このときの流量はノイズであると判断し、そのと
きの流量の代わりに直前に検出された流量を近似的にそ
の時点の流量とすることにより、演算手段の演算結果を
補正するようになっている。すなわち、一般に、ガス器
具側の使用ガス量が増加すれば、それに伴って一時的に
供給圧力は低下する。従って、ある所定範囲以上の流量
変化が起こったにもかかわらず、同時に測定した圧力が
ある所定の範囲以下の変動しか示さなければ、このとき
の流量パルスはノイズであると判断し、そのため直前の
流量を近似的にその時点での流量とするものである。
時間当たりの流体流量が所定量以上変化した場合であっ
て、かつ同時に測定した圧力の変動量が所定量以下の場
合に、このときの流量はノイズであると判断し、そのと
きの流量の代わりに直前に検出された流量を近似的にそ
の時点の流量とすることにより、演算手段の演算結果を
補正するようになっている。すなわち、一般に、ガス器
具側の使用ガス量が増加すれば、それに伴って一時的に
供給圧力は低下する。従って、ある所定範囲以上の流量
変化が起こったにもかかわらず、同時に測定した圧力が
ある所定の範囲以下の変動しか示さなければ、このとき
の流量パルスはノイズであると判断し、そのため直前の
流量を近似的にその時点での流量とするものである。
【0018】次に、本実施例の流量測定装置の流量補正
手段による補正動作について図4に示す流れ図を参照し
て説明する。
手段による補正動作について図4に示す流れ図を参照し
て説明する。
【0019】本実施例では、流量検出手段41によって
ガス流路11を通過するガスの単位時間毎の流量Qi が
計測されると共に、圧力検出手段42によってガス流路
11内のガスの単位時間毎の圧力Pi が検出され、これ
らが記憶手段45に記憶される(ステップS100)。
次に、演算手段44により単位時間毎のガス流量変化量
ΔQi (=Qi −Qi-1)および単位時間毎のガス圧力変
化量ΔPi (=Pi −Pi-1)それぞれが算出され(ステ
ップS101)、これらΔQi およびΔPi がそれぞれ
次式を満たすか否かが判断される(ステップS10
2)。
ガス流路11を通過するガスの単位時間毎の流量Qi が
計測されると共に、圧力検出手段42によってガス流路
11内のガスの単位時間毎の圧力Pi が検出され、これ
らが記憶手段45に記憶される(ステップS100)。
次に、演算手段44により単位時間毎のガス流量変化量
ΔQi (=Qi −Qi-1)および単位時間毎のガス圧力変
化量ΔPi (=Pi −Pi-1)それぞれが算出され(ステ
ップS101)、これらΔQi およびΔPi がそれぞれ
次式を満たすか否かが判断される(ステップS10
2)。
【0020】
【数1】|Qi |>300リットル/h |Pi |<3mmH2 O/h
【0021】ガス流量の変化量ΔQi が300リットル
/hより大きくなり、かつガス圧力の変化量ΔPi が3
mmH2 O/h以下の場合には(ステップS102;
Y)には、流量補正手段46はこの時の流量Qi はノイ
ズであると判断し、その直前に計測された流量Qi-1 を
この時点の流量Qi として補正を行い(ステップS10
3)、続いてステップS100へ戻り次の時点の流量を
計測を行う。一方、ガス流量の変化量ΔQi が300リ
ットル/hより大きく、かつガス圧力の変化量ΔPi が
3mmH2 O/h以下の条件を満たさない場合には(ス
テップS102;N)には、流量補正手段46はこの流
量はノイズではないと判断し、補正することなくステッ
プS100へ戻り、次の計測を行う。
/hより大きくなり、かつガス圧力の変化量ΔPi が3
mmH2 O/h以下の場合には(ステップS102;
Y)には、流量補正手段46はこの時の流量Qi はノイ
ズであると判断し、その直前に計測された流量Qi-1 を
この時点の流量Qi として補正を行い(ステップS10
3)、続いてステップS100へ戻り次の時点の流量を
計測を行う。一方、ガス流量の変化量ΔQi が300リ
ットル/hより大きく、かつガス圧力の変化量ΔPi が
3mmH2 O/h以下の条件を満たさない場合には(ス
テップS102;N)には、流量補正手段46はこの流
量はノイズではないと判断し、補正することなくステッ
プS100へ戻り、次の計測を行う。
【0022】なお、流量検出手段41により所定量以上
のガス流量が検出された場合や所定のガス流量が所定時
間以上検出された場合等に、ガス遮断弁12を駆動して
ガス流路11を遮断させることは従来と同様であるの
で、その説明は省略する。
のガス流量が検出された場合や所定のガス流量が所定時
間以上検出された場合等に、ガス遮断弁12を駆動して
ガス流路11を遮断させることは従来と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0023】図5乃至図7はそれぞれ本実施例の流体流
量測定装置による測定結果の一例を表すものである。図
5はノイズ成分を含むガス流量、図6はガス供給圧力の
測定結果であり、図7は本実施例の流体流量測定装置に
より、ノイズ成分を取り去り、補正処理がなされたガス
流量の測定結果を表している。
量測定装置による測定結果の一例を表すものである。図
5はノイズ成分を含むガス流量、図6はガス供給圧力の
測定結果であり、図7は本実施例の流体流量測定装置に
より、ノイズ成分を取り去り、補正処理がなされたガス
流量の測定結果を表している。
【0024】このように本実施例では、流量検出手段4
1によりによりガス流量を検出すると同時に、圧力検出
手段42によりガス供給圧力を検出し、これらガス流量
および圧力それぞれを単位時間毎に記憶手段43に記憶
させ、記憶された単位時間当たりの流体流量および圧力
の履歴から、ノイズの有無を判断し単位時間当たりの流
体流量を補正するようにしている。従って、流量検出手
段41から出力される流量パルスにノイズがのった場合
においても、このノイズ成分を取り除いて正確な流体流
量を検出することができ、よってガス漏れを精度良く検
出することができ、安全機能が向上する。
1によりによりガス流量を検出すると同時に、圧力検出
手段42によりガス供給圧力を検出し、これらガス流量
および圧力それぞれを単位時間毎に記憶手段43に記憶
させ、記憶された単位時間当たりの流体流量および圧力
の履歴から、ノイズの有無を判断し単位時間当たりの流
体流量を補正するようにしている。従って、流量検出手
段41から出力される流量パルスにノイズがのった場合
においても、このノイズ成分を取り除いて正確な流体流
量を検出することができ、よってガス漏れを精度良く検
出することができ、安全機能が向上する。
【0025】なお、上記実施例においては、計測対象と
しての流体をガスメータ10を流れるガス20を用いて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
その他液体の流量を測定する装置にも適用可能である。
しての流体をガスメータ10を流れるガス20を用いて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
その他液体の流量を測定する装置にも適用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の流量測定装
置によれば、流体流量を検出すると同時に流体の圧力を
検出し、流体流量および圧力それぞれを単位時間毎に記
憶し、記憶された単位時間当たりの流体流量および圧力
の履歴から単位時間当たりの流体流量を補正するように
したので、流量パルスにノイズがのった場合において
も、正確な流体流量を検出することができるという効果
を奏する。
置によれば、流体流量を検出すると同時に流体の圧力を
検出し、流体流量および圧力それぞれを単位時間毎に記
憶し、記憶された単位時間当たりの流体流量および圧力
の履歴から単位時間当たりの流体流量を補正するように
したので、流量パルスにノイズがのった場合において
も、正確な流体流量を検出することができるという効果
を奏する。
【図1】本発明の一実施例に係る流量測定装置における
ガスメータの概略の構成を示す説明図である。
ガスメータの概略の構成を示す説明図である。
【図2】図1における制御部とその周辺の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】図1の流量測定装置の機能を表すブロック図で
ある。
ある。
【図4】図1の流量測定装置における流量補正動作を説
明するための流れ図である。
明するための流れ図である。
【図5】ノイズ成分を含むガス流量の時間変化の一例を
表す図である。
表す図である。
【図6】ガス供給圧力の時間変化の一例を表す図であ
る。
る。
【図7】ノイズ成分が除去されたガス流量の測定結果の
一例を表す図である。
一例を表す図である。
【図8】従来の流量測定装置の原理を説明するためのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図9】従来の流量測定装置の具体的構成を説明するた
めのブロック図である。
めのブロック図である。
10 ガスメータ 12 ガス遮断弁 13 ガス流量計 14 ガス圧力センサ 15 制御部 30 CPU(中央処理装置) 32 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 33 クロック(計時手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 3/22 G01F 1/00
Claims (2)
- 【請求項1】 流体の流量を検出し単位計量体積当たり
の流量パルスを出力する流量検出手段と、 この流量検出手段が流体流量を検出すると同時に流体の
圧力を検出する圧力検出手段と、 前記流量検出手段から出力された流量パルスの時間間隔
を計測する計時手段と、 前記流量検出手段から出力される流量パルスと前記計時
手段により計測された流量パルスの時間間隔とから単位
時間当たりの流体流量を算出する演算手段と、 この演算手段により算出された単位時間当たりの流体流
量および前記圧力検出手段により検出された圧力それぞ
れを前記流量検出手段が流量パルスを検出する毎に記憶
する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された単位時間当たりの流体流量お
よび圧力の履歴から前記演算手段により演算された単位
時間当たりの流体流量を補正する流量補正手段とを具備
することを特徴とする流量測定装置。 - 【請求項2】 前記流量補正手段は、単位時間当たりの
流体流量が所定量以上変化した場合であって、かつ同時
に測定した圧力の変動量が所定量以下の場合に、その流
体流量をノイズと判断し、直前に検出された流量を近似
的にその時点の流体流量とすることにより、前記演算手
段により演算された単位時間当たりの流体流量を補正す
ることを特徴とする請求項1記載の流量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32326993A JP3152824B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 流量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32326993A JP3152824B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 流量測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151575A JPH07151575A (ja) | 1995-06-16 |
JP3152824B2 true JP3152824B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=18152907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32326993A Expired - Fee Related JP3152824B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 流量測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3152824B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP32326993A patent/JP3152824B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07151575A (ja) | 1995-06-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |