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JP3013467B2 - レーザ干渉式エンコーダ - Google Patents

レーザ干渉式エンコーダ

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Publication number
JP3013467B2
JP3013467B2 JP3037916A JP3791691A JP3013467B2 JP 3013467 B2 JP3013467 B2 JP 3013467B2 JP 3037916 A JP3037916 A JP 3037916A JP 3791691 A JP3791691 A JP 3791691A JP 3013467 B2 JP3013467 B2 JP 3013467B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scale
optical
optical scale
light
laser interference
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3037916A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04348225A (ja
Inventor
栄一 北島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH04348225A publication Critical patent/JPH04348225A/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ干渉式エンコー
ダに関し、特に光学式スケールの光路長方向の位置変動
による影響を受けることなく高精度の出力信号を得るこ
とが可能な光学式エンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のレーザ干渉式エンコーダの
一例を示す。このエンコーダは、既に特開平1−176
914号で開示されているものであり、レーザダイオー
ド8、コリメートレンズ9、光学式スケール10、プリ
ズム11、ディテクタ12a,12b等によって構成さ
れる。
【0003】図4の装置においては、レーザダイオード
8は、コリメートレンズ9の焦点位置に配置され、コヒ
ーレントな平行光が光学式スケール10に照射される。
光学式スケール10の回折格子面Aからの回折光はプリ
ズム11により直角方向に2度折り曲げられ、再び光学
式スケール10の回折格子面B上に投影される。そし
て、光学式スケール10はインデックススケールをも兼
ねており、ディテクタ12aとディテクタ12bからは
点Aから点Bまでの光路長g、即ち一般にいうメインス
ケールとインデックススケールの間隔、がg=(P
λ)(n±1/4)を満たす時、90°位相の異なった
出力が得られる構成になっている。即ち、この構成によ
れば、簡単な構成により90°位相の異なる正弦波出力
が得られると共に、出力パルス数が2倍になり高い分解
能を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図4のレー
ザ干渉式エンコーダにおいては、光学式スケールの光路
長方向、即ち図4においては上下方向、の変動により、
光路長gが変化し、前記g=(P/λ)(n±1/
4)の式の位相項1/4が変動し、その結果2つのディ
テクタ12a,12bから正確に90°位相がずれた出
力が得られなくなるという不都合があった。そのため上
記従来の装置においては、光学式スケールの上下方向の
変動を厳密に抑制する必要があった。
【0005】本発明の目的は、このような従来の装置に
おける問題点に鑑みてなされたもので、光学式スケール
の光路長方向の位置変動があっても光路長が変化しない
ようにし、もって常に安定した90°位相差の出力が得
られるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるレーザ干
渉式エンコーダは、一定のピッチで光透過部分と光不透
過部分とが繰返される回折格子を有し、かつインデック
ススケールの役割をも果たす光学式スケールと、該光学
式スケールをコヒーレントな平行光で透過照明するコヒ
ーレント光源と、前記光学式スケールを透過した光を前
記コヒーレント光源から前記光学式スケールに照明する
方向と同じ方向から再び前記光学式スケール上に投影せ
しめ、かつ該投影された像が前記光学式スケールの測定
移動方向とは逆の方向に移動する光学系とを具備するこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】上述のようなレーザ干渉式エンコーダにおいて
は、前記コヒーレント光源から前記光学式スケールに照
射された平行光は、前記光学系により再び、前記コヒー
レント光源が前記光学式スケールに照明する方向と同じ
方向から、照射される。従って、光学式スケールに再照
射された光の内該光学式スケールを透過してきた光をデ
ィテクタで検出することにより従来と同様の出力信号が
得られる。また、前記コヒーレント光源から光学式スケ
ールを透過した光が、該光学式スケールを透過した点か
ら前記光学系の働きにより再び前記光学系に投影されて
該光学式スケールに入る点までの距離は前記光学式スケ
ールの光路長方向の位置変動によっては変動しない。従
って、前記光学式スケールの光路長方向の位置変動があ
ってもディテクタから出力される信号の位相は安定した
ものとなる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図1は、本発明の1実施例に係わるレーザ干
渉式エンコーダを正面から見た図であり、図2は図1の
エンコーダを側面から見た図である。また、図3は図1
および図2に示されるレーザ干渉式エンコーダの斜視図
である。図1は、図3の矢印A方向から見た図に相当
し、図2は図3の矢印B方向から見た図に相当する。
【0009】これらの図に示されるように、本発明の1
実施例に係わるレーザ干渉式エンコーダは、レーザダイ
オード1、コリメートレンズ2、光学式スケール3、三
角プリズム4,5、菱形プリズム6、ディテクタ7a,
7b等によって構成される。レーザダイオード1はコリ
メートレンズ2の焦点位置に配置され、平行光が光学式
スケール3に照射されるよう構成されている。光学式ス
ケール3は、インデックススケールをも兼ねるリニアス
ケールで構成することができる。
【0010】レーザダイオード1から射出されたコヒー
レントな単色光は、コリメートレンズ2で平行光となっ
てリニアスケール3に入射する。リニアスケール3を透
過した回折光はプリズム4により直角に2度折り曲げら
れプリズム5に入射する。プリズム5に入射した光は、
プリズム4による折り曲げ方向とは直角の方向に2度直
角に折り曲げられ、プリズム6に入射する。プリズム6
に入射した光はプリズム6において2度折り曲げられ再
び光学式スケール3に入射される。この場合、プリズム
6から光学式スケールに入射される光の方向はレーザダ
イオード1からの光が光学式スケール3を照明するのと
同じ方向となっている。このようにして、光学式スケー
ルに照射される回折した投影像と光学式スケール3との
相対移動による明暗変化がディテクタ7a,7bで検出
されるよう構成されている。
【0011】以上のような構成を有するレーザ干渉式エ
ンコーダにおいては、コヒーレント光源を構成するレー
ザダイオード1から出たコヒーレントな光はコリメート
レンズ2によって平行光となって光学式スケールの回折
格子に照射される。光学式スケール3の回折格子を透過
することによって回折光となった光は、プリズム4、プ
リズム5、プリズム6によって図示のごとく折り曲げら
れ、再び光学式スケール3に入射する。光学式スケール
3の回折格子面3aから回折格子面3bに至るまでの回
折光の光路長gはg=(P/λ)(n±1/4)を満
たすよう設定されているため、回折格子面3b上には光
学式スケール3のリニアスケールと同一ピッチの正弦波
状の干渉縞が現われる。これは、直接光と一次回折光の
みの干渉縞の強度分布 I(x,z)={(1/4)+(1/π)} −(1/π)sin{(2π/P)x−(λπ/P)z} および直接光とマイナス一次回折光のみの干渉縞の強度
分布 I(x,z)={(1/4)+(1/π)} −(1/π)sin{(2π/P)x−(λπ/P)z} により明らかである。
【0012】また、プリズム5による幾何光学的効果の
ため、投影されたリニアスケール3と同一ピッチの正弦
波状干渉縞は、リニアスケール3の測定移動方向とは逆
に移動する。このため、リニアスケール3の1ピッチの
移動に対し、明暗変化は2ピッチ分現われることにな
る。即ち、光学式スケールの元のパルス数を2倍にする
ことができる。
【0013】このようにして回折格子面3b上に投影さ
れた正弦波干渉縞に対応する回折光は回折格子面3bを
透過した後ディテクタ7a,7bに入射される。各ディ
テクタ7aおよび7bは、それぞれ、前記直接光と一次
回折光のみの干渉領域と、前記直接光とマイナス一次回
折光のみの干渉領域の変化をそれぞれ検出するよう配置
されている。これにより、各ディテクタ7a,7bから
互いに90°の位相差を有する完全な正弦波状出力が得
られる。しかも、この場合、前記光路長gは光学式スケ
ール3が光路長方向に移動しても変動することはないか
ら、各ディテクタ7a,7bからは位相差の変動のない
出力が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、簡単な
光学系を用いることにより、光学式スケールの光路長方
向の変動があってもその影響を受けることなく安定した
90°位相差の出力が得られ、極めて高精度のエンコー
ダを実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係わるレーザ干渉式エンコ
ーダの概略の構成を示す正面図である。
【図2】図1のレーザ干渉式エンコーダを側面から見た
様子を示す側面図である。
【図3】図1に示されるレーザ干渉式エンコーダの構成
を示す斜視図である。
【図4】従来のレーザ干渉式エンコーダを示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 レーザダイオード 2 コリメートレンズ 3 光学式スケール 3a,3b 回折格子面 4,5,6 プリズム 7a,7b ディテクタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定のピッチで光透過部分と光不透過部
    分とがくり返される回折格子を有し、かつインデックス
    スケールの役割をも果す光学式スケールと、該光学式ス
    ケールをコヒーレントなコリメートされた平行光で透過
    照明するコヒーレント光源と、前記光学式スケールを透
    過した光を、前記コヒーレント光源から前記光学式スケ
    ールに照明する方向と同じ方向から、再び前記光学式ス
    ケール上に投影せしめ、かつ該投影された像が前記光学
    式スケールの測定移動方向とは逆の方向に移動する光学
    系と、を具備することを特徴とするレーザ干渉式エンコ
    ーダ。
  2. 【請求項2】 前記光学式スケールと前記インデックス
    スケールの間隔gを空気換算にしてほぼ g = (P/λ)(n±1/4) 但し、λは照明光の波長 Pはスケールピッチ nは任意の自然数 としたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ干渉式
    エンコーダ。
JP3037916A 1991-02-07 1991-02-07 レーザ干渉式エンコーダ Expired - Lifetime JP3013467B2 (ja)

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JPH04348225A JPH04348225A (ja) 1992-12-03
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