JP3003344U - Anr用ヘッドホン - Google Patents
Anr用ヘッドホンInfo
- Publication number
- JP3003344U JP3003344U JP1994005455U JP545594U JP3003344U JP 3003344 U JP3003344 U JP 3003344U JP 1994005455 U JP1994005455 U JP 1994005455U JP 545594 U JP545594 U JP 545594U JP 3003344 U JP3003344 U JP 3003344U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anr
- coil
- headphones
- signal
- voice
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Headphones And Earphones (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ANR用装置の電源のON/OFF、あるい
は電池の消耗に関係なく、外部入力の音声信号を聞くこ
とが可能なANR用ヘッドホンを提供する。 【構成】 ANR用ヘッドホンのボイスコイル1におい
て、音声信号再生用コイル1bとANR用コイル1cと
を各々独立して設けて個別に駆動する構成とした。
は電池の消耗に関係なく、外部入力の音声信号を聞くこ
とが可能なANR用ヘッドホンを提供する。 【構成】 ANR用ヘッドホンのボイスコイル1におい
て、音声信号再生用コイル1bとANR用コイル1cと
を各々独立して設けて個別に駆動する構成とした。
Description
【0001】
本考案は外部のノイズ成分を検出し、このノイズ成分と逆位相の信号を発生す ることによりノイズを消去するアクティブ・ノイズ・リダクション(本明細書で はこれをANRという)に用いられるヘッドホンに関するものである。
【0002】
従来、この種のANR用ヘッドホンは騒音を除去するためだけに用いられる場 合と、ANRを作動させ同時にヘッドホンステレオその他各種オーディオ機器等 の出力信号を再生して音楽等を楽しむ場合があり、従来のANR用ヘッドホン装 置として図5(a),(b)に概略構成を示すようなものがあった。 図5(a)のものでは、ANRの各回路は図示せぬ電源スイッチを介して電池 等の電源に接続されて、オーディオ入力端子12にはオーディオ機器の出力信号 が入力される。電源スイッチをONにするとANR回路に電源電圧が印加されA NRが作動状態で音楽再生を楽しむことができる。しかしながら、オーディオ入 力信号はミキシング回路13に直結されているため後続のアンプ9を通してドラ イバユニット8に接続され、電源スイッチをOFFにした状態ではオーディオ信 号は再生されなくなる。また、電源スイッチをONにした状態でも電池が消耗し て電圧降下が大きくなると同様に再生されなくなるという問題があった。
【0003】 また、ANRを作動させないで通常のヘッドホンとしての使用も可能なものが 望まれ、このために図5(b)の構成のものが考案されていた。すなわち、図示 しない電源スイッチ(ANRスイッチと称することもできる)に連動するスイッ チ14を追加したもので図は電源スイッチONの状態を示し、スイッチ14はO PENとなっており、この時は図5(a)に示したものと基本的に同等である。 電源スイッチをOFFにすると図5(a)に示したものと同様ANR回路は動作 しなくなるが、スイッチ14がONとなりオーディオ信号はドライバーユニット 8に直接入力されるので、通常のヘッドホン同様に音楽再生することができる。 この構成では、ヘッドホンをANR用としても通常のヘッドホンとしても使用す ることができるが、電源スイッチの他に信号系統のスイッチを追加しなければな らずコストアップとなる。もちろんスイッチ14は電源スイッチと一体構成とす れば部品点数は増えないが、回路数、接点数の多いスイッチが必要となり、部品 コストは高くなる。 また、電源スイッチONで使用中、電池が消耗し、電圧降下が大きくなった場 合、図5(a)のものと同様再生できなくなることがあるが、引続き音楽を楽し むためには、電池のチェック、交換あるいは電源スイッチをOFFにする等の操 作が必要となる。
【0004】
しかし、図5(a)の構成のものは、ANR専用としてしか機能せず、図5( b)の構成のものは、ANR用としても、ANR機能を切り離した通常のヘッド ホンとしても使用可能であるが、部品構成的にコストが高くなり、使用中に再生 不能になった場合、音楽再生を継続したいときは電池のチェック、交換あるいは スイッチのポジション確認、切替え操作等の余分な操作が必要であり、いずれに しても一時的に音楽再生が途絶えてしまうという不都合があった。
【0005】 本考案は上記課題に鑑みなされたもので、その目的とするところは、通常のヘ ッドホンとしての使用も可能なANR用ヘッドホンを簡単な構成でかつ安価に実 現し、ANR用装置の電源スイッチのポジションや電池の消耗に関係なく、特別 な操作をしないでも音楽再生を中断することなく楽しめるANR用ヘッドホンを 提供することにある。
【0006】
本考案は上記課題を達成するために、ANR用ヘッドホンのボイスコイル1に おいて、音声信号再生用コイル1bとANR用コイル1cとを各々独立して設け て各々を個別に駆動することとし、 また、音声信号再生用コイル1bとANR用コイル1cとをほぼ同一面上に配 置し、 あるいは、音声信号再生用コイル1bとANR用コイル1cとをほぼ同一芯上 に配置する構成とした。
【0007】
ヘッドホン内に設置されるドライバーユニット8のボイスコイル1に音声信号 再生用コイル1bとANR用コイル1cとを設けて、音声信号を音声信号再生用 コイル1bに流し、ANR用信号をANR用コイル1cに流し、それぞれ別個に 駆動することにより、ANR用装置の電源がOFF、あるいは電池が消耗した時 でも音声入力は直接ボイスコイルを駆動することができ、ANR用の装置の電源 のON/OFF、あるいは電池の消耗に関係なく、音楽等を楽しむことができる 。
【0008】
次に、図面に基づいて本考案の一実施例について説明する。 図1は本考案の一実施例を示したものである。図において、1はボイスコイル の断面図で、これは図3に示す様に、ドライバーユニット8の内部にあって、振 動板2と係合していて、マグネット3,ヨーク4によって作られるギャップ内の 磁気回路を、このボイスコイル1のコイルに流す電流を変化させることにより、 電気信号を音声信号に変換するものである。また、このドライバーユニット8は ケーシング5,カバー6で保護されており、ヘッドセット内に設置される。 図1に戻り、1aはボイスコイル1のコイルを巻くためのボビン、1bは音声 信号再生用コイル、1cはANR用コイルである。このようにしてコイルを別個 に設けることにより、それぞれのコイルに流れる電流の変化に応じて、ボイスコ イル1が磁気回路内を摺動し、これに連動して振動板2が振動するため、各々の 信号に応じて音声信号,ANR用信号が再生される。
【0009】 また、音声信号再生用コイル1bとANR用コイル1cとはほぼ同一芯上に重 ねて巻回されており、このようにすることで磁気ギャップ内での駆動時のストロ ークを充分とることができる。
【0010】 一方、図2は他の本考案の実施例を示すものである。図2において、音声信号 再生用コイル1bとANR用コイル1cとがほぼ同一芯上に隣接してコイルボビ ン1aに巻回されている点以外は図1と同様である。このようにすることにより 、磁気ギャップを狭くすることができ、磁束密度を高くすることができる。
【0011】 次に、図1及び図2に示された本考案の実施例を駆動するための装置について 図4に従って説明する。 図において、8は本考案に係るヘッドセットに装着されるドライバーユニット 、9はアンプ、10はマイクからの信号の位相補正を行い位相を反転させ、AN R用信号を発生するフィルター回路、11は外部のノイズ音を集音して電気信号 に変換するマイク、12は音声信号入力用のオーディオ入力端子である。 ここで、マイク11によって集音され、電気信号に変換された信号は、フィル ター回路10により、位相補正を行い位相が反転されてANR用信号を発生する 。 そして、このANR用信号はアンプ9により増幅され、ANR用コイル1cへ 供給され、ボイスコイル1はこの信号に従って動作する。一方、オーディオ入力 端子12に外部より音声信号を入力すると、音声信号再生用コイル1bに直接供 給され、これによってもボイスコイル1は駆動される。 従って、ANR用信号と音声信号はそれぞれ独自にボイスコイル1を駆動する ため、ANR用装置の電源がOFF、あるいは電池が消耗した時でも音声信号は 再生されることになる。 また、ANR用装置は基本的にマイク11とフィルタ ー回路10とアンプ9,オーディオ入力端子12で構成されているため、構造が 簡単になる。
【0012】 以上、音楽再生用を例として説明してきたが、騒音環境下で通信連絡用に用い られるマイクロホンを備えたいわゆるヘッドセット型のヘッドホン装置において も有効であることは言うまでもない。
【0013】
以上のように本考案によれば、ANR用のヘッドホンのボイスコイル1に音声 信号再生用コイル1bとANR用コイル1cとをそれぞれ独立して設けたので、 ANR用ヘッドホンとしても通常のヘッドホンとしても使用可能である。 ANR用装置のスイッチのポジション、電池の消耗等の状態の如何にかかわ らず、余分な操作なしで、音楽再生自体は中断することなく継続できる。 ANR用装置の構成が簡単となり、製造が容易で、かつ安価に提供できる。 という効果を有する。
【0014】 また、音声信号再生用コイル1bとANR用コイル1cとを同一芯上に配置し たので、ストロークが大きくとれ、高ダイナミックレンジ,高耐入力のヘッドホ ンができる。
【0015】 一方、音声信号再生用コイル1bとANR用コイル1cとを同一面上に隣接し て配置すれば、磁気ギャップを狭くすることができ、ヘッドホンの高効率化を図 ることができ、製造も容易となる。
【図1】本考案の一実施例を示すボイスコイルの断面
図。
図。
【図2】他の本考案の一実施例を示すボイスコイルの断
面図。
面図。
【図3】本考案に係るヘッドホンに設置されるドライバ
ーユニットの断面図。
ーユニットの断面図。
【図4】本考案に係るヘッドホンを駆動するためのAN
R用装置の一例。
R用装置の一例。
【図5】従来のANR用装置の例。
1 ボイスコイル 1a コイルボビン 1b 音声信号再生用コイル 1c ANR用コイル 2 振動板 3 マグネット 4 ヨーク 5 ケーシング 6 カバー 8 ドライバーユニット 9,15 アンプ 10 フィルター回路 11 マイク 12 オーディオ入力端子 13 ミキシング回路 14 スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 ANR用ヘッドホンのボイスコイル
(1)において、音声信号再生用コイル(1b)とAN
R用コイル(1c)を各々独立して設けて個別に駆動す
ることを特徴とするANR用ヘッドホン。 - 【請求項2】 音声信号再生用コイル(1b)とANR
用コイル(1c)とをほぼ同一面上に配置したことを特
徴とする請求項1記載のANR用ヘッドホン。 - 【請求項3】 音声信号再生用コイル(1b)とANR
用コイル(1c)とをほぼ同一芯上に配置したことを特
徴とする請求項1記載のANR用ヘッドホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005455U JP3003344U (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | Anr用ヘッドホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005455U JP3003344U (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | Anr用ヘッドホン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3003344U true JP3003344U (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=43139292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994005455U Expired - Lifetime JP3003344U (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | Anr用ヘッドホン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003344U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008013184A1 (fr) * | 2006-07-26 | 2008-01-31 | Panasonic Corporation | Système de réduction de bruit actif |
JP2009135874A (ja) * | 2007-10-29 | 2009-06-18 | Audio Technica Corp | ノイズキャンセルヘッドホン |
WO2016002830A1 (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-07 | クラリオン株式会社 | スピーカ装置 |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP1994005455U patent/JP3003344U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008013184A1 (fr) * | 2006-07-26 | 2008-01-31 | Panasonic Corporation | Système de réduction de bruit actif |
JP2009135874A (ja) * | 2007-10-29 | 2009-06-18 | Audio Technica Corp | ノイズキャンセルヘッドホン |
CN101583059B (zh) * | 2008-05-15 | 2014-01-01 | 欧力天工股份有限公司 | 头戴式消噪耳机 |
WO2016002830A1 (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-07 | クラリオン株式会社 | スピーカ装置 |
US9854366B2 (en) | 2014-07-02 | 2017-12-26 | Clarion Co., Ltd. | Speaker device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006033832A (ja) | ディスプレイウィンドウを利用したスピーカー装置 | |
JP2000341789A (ja) | スピーカ | |
JP2008098988A (ja) | ヘッドホン | |
WO2007086315A1 (ja) | スピーカおよびこれを用いた電子機器、装置 | |
JP2004096670A (ja) | スピーカ | |
JP3003344U (ja) | Anr用ヘッドホン | |
JPH10304493A (ja) | 電気−音響変換装置及び音響−電気変換装置 | |
JPS6167400A (ja) | 電気機械振動変換装置 | |
JP3168750B2 (ja) | スピーカ装置 | |
JPH1155788A (ja) | スピーカ装置 | |
JP2001054191A (ja) | スピーカ | |
JPH1155789A (ja) | スピーカ装置 | |
JP2004015574A (ja) | 電気音響変換器 | |
JPH07219418A (ja) | 携帯用音声発生装置及びその携帯用音声発生装置を利用した音声再生システム | |
KR20030083774A (ko) | 자화필름을 이용한 고정형 코일구조를 갖는 단방향/양방향전기-음향 변환기 및 전기-음향 변환 방법 | |
KR20040046632A (ko) | 이중 보이스 코일이 구비된 진동 스피커 | |
KR200284571Y1 (ko) | 자화필름을 이용한 고정형 코일구조를 갖는단방향/양방향 전기-음향 변환기 | |
JP3214816B2 (ja) | スピーカ | |
JP2001333492A (ja) | リボンスピーカ | |
KR200304376Y1 (ko) | 이중 보이스 코일이 구비된 진동 스피커 | |
KR200145349Y1 (ko) | 헤드폰의 일체형 바이브레이션 유니트 | |
KR100262480B1 (ko) | 평면스피커의 저음 재생장치 | |
KR100440318B1 (ko) | 트위터 스피커 구조 | |
JP3838074B2 (ja) | スピーカ | |
JP2000188798A (ja) | スピーカ及びスピーカ装置 |