JP3099852B2 - 励振信号の利得量子化方法 - Google Patents
励振信号の利得量子化方法Info
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化方法に関し、特に、音声の信号系列を少ない情報量の
もとで符号励振型線形予測符号化(Code Excited Linea
r Prediction:CELP)による波形歪を小さくすることが
できる効率のよい励振信号の利得の量子化方法に関す
る。
ビスその他の情報を伝送し或は蓄積する技術分野におい
ては、電波その他の情報伝送媒体或は記憶媒体の効率的
利用を図るために種々の高能率音声符号化方法が採用さ
れている。サンプリング周波数を8kHz としてサンプリ
ングされた音声を8kbit/s程度で符号化する方法として
はCELP符号化方法が有力な方法である。この方法は、要
約するに、複数の励振信号ベクトルの形状および利得を
選択する線形予測合成器を具備し、合成後の信号と入力
音声信号との間の聴感上の歪が最小となる様に励振源を
制御して、その符号を伝送するものである。
いて説明する。音声を高能率に符号化する方法として、
原音声をフレームと呼ばれる5〜50ms程度の一定間隔
の区間に分割し、その1フレームの音声を周波数スペク
トルの包絡線形状についての信号と、その包絡線形状に
対応する線形フィルタを駆動する励振信号とに分離して
それぞれを符号化する方法が提案されている。この場
合、励振信号を符号化する方法として、励振信号を音声
の基本周波数(或はピッチ周期)に対応すると考えられ
る周期成分と、それ以外の成分(換言すれば非周期成
分)とに分離して符号化する方法が知られている。この
励振信号の符号化方法の一種として符号励振型線形予測
符号化方法(CELP)がある。この符号化方法は、図1に
示される如く入力端子11に入力される入力音声Xにつ
いて線形予測分析部12においてその周波数スペクトル
の包絡線形状を表すパラメータが計算される。この分析
には通常、線形予測分析法が使用される。この線形予測
パラメータは線形予測パラメータ符号化部13において
符号化され、この符号化出力Aは線形予測パラメータ復
号化部14において復号化され、この復号化された線形
予測パラメータa’は線形予測合成部15のフィルタ係
数として設定される。線形予測合成部15に後で説明さ
れる励振信号(ベクトル)Eを与えることにより再生合
成音声X’が得られる。
説明する。符号帳16は一定の励振ベクトルを多数保持
して切り替え使用する様にするか、或は常に直前のフレ
ームの確定された励振ベクトルが保持される様に構成す
る。この励振ベクトルから或る周期(ピッチ周期)に相
当する長さLのセグメントが切り出され、その切り出さ
れたベクトルセグメントをフレームの長さTになるまで
繰り返し接続して音声の周期成分と対応する符号ベクト
ルが出力される。符号帳16に周期符号(切り出し長と
同じ記号Lで表す)として与える切り出し長Lを変える
ことにより異なる周期成分と対応する符号ベクトルを出
力することができる。以下、符号帳から出力される符号
ベクトルを適応符号ベクトルと称す。
1個或はそれ以上設けられるが、以下の説明は2個の乱
数符号帳171 、172 が設けられる場合について説明
である。各乱数符号帳171 、172 は通常白色ガウス
性ランダム雑音を基調とし、1フレーム分の長さLの各
種の内臓ベクトルが入力音声とは独立にあらかじめ記憶
されており、与えられた乱数符号C(C1 、C2 )によ
りそれぞれ指定されたベクトルが読みだされ、それぞれ
音声の非周期成分と対応する符号ベクトルとして出力さ
れる。以下、乱数符号帳17から出力される符号ベクト
ルを乱数符号ベクトルと称す。
る各符号ベクトルは利得量子化部20において利得調整
される。即ち各符号ベクトルはそれぞれ利得調整部21
0 、211 、212 において符号帳23から出力される
利得g0 、g1 、g2 により利得調整され、これらの結
果は加算部22において加算される。符号帳23は与え
られた利得符号Gに従って利得g0 、g1 、g2 を切り
替え、或は作成する。加算部22の加算出力Eは励振ベ
クトル候補として線形予測合成部15に供給され、合成
部15から合成再生音声X’が出力される。入力端子1
1から入力される入力音声Xに対するこの合成音声X’
の歪dが歪計算部18において計算される。聴感補正部
19は歪dを最小化する基準に基づいて、先ず、符号帳
16における切り出し長さLを検索し、符号帳16の最
適符号ベクトルを決定する。次いで符号帳17から乱数
符号ベクトルを決定し、更に利得量子化部20の最適利
得g0 、g1 、g2 を決定する。以上の手順により歪d
が最小になる様な符号の組み合わせが検索され、その時
の励振ベクトル候補として現フレームの励振ベクトルE
が確定される。歪dが最小となったときの符号帳16の
切り出し長を示す周期符号Lと、符号帳171 、172
の各符号ベクトルを示す乱数符号C1 、C2と、利得g
0 、g1 、g2 を示す利得符号Gと、線形予測パラメー
タ符号Aとが符号化出力として出力され、伝送または蓄
積される。
ルの形状および利得の量子化の内の利得の量子化につい
ては、励振信号ベクトル毎に対応する利得をスカラ量子
化する方法と、複数の励振信号ベクトルに対応する利得
を一括して量子化するベクトル量子化方法とがある。こ
こで、これら量子化方法の特性についてであるが、スカ
ラ量子化方法は必要とされるメモリ量は僅かであるが波
形歪を小さくするには難点のあるものである一方、ベク
トル量子化方法は波形歪を小さくするには好適であるが
大なるメモリ量の符号帳を必要とするものである。
図2に示される如く利得を切り替え選択するために使用
する複数の符号帳23を具備し、入力音声を特徴分析部
30により分析した結果である入力音声の性質、即ち、
入力音声の有声音であるか或いは無声音であるかの情
報、パワ、ピッチ周期その他の特徴を使用して適応的に
これら符号帳23を切り替え使用する手法もある。この
様にすることにより波形歪を削減することはできるが、
符号帳23のメモリ量は一般に大きく、これを複数具備
することにより全メモリ量は更に増大するという問題が
あった。
号化による波形歪を小さくすることができる効率のよい
励振源の利得の量子化方法を提供するものである。
リング周期毎に線形予測分析12し、予測係数より成る
線形予測合成部15通過後の合成信号X’と入力音声X
との間の歪を最小とする複数の励振信号の形状および利
得を決定する線形予測符号化方法に使用される励振信号
の利得量子化方法において、2段階の利得量子化を実施
し、第1段階の利得量子化201 においては入力音声の
特徴30に合わせて量子化テーブル31を適応的に変更
し、第1の励振信号系列を線形予測合成部を通過させて
合成した後の合成信号x’、目標とする信号系列yとし
たときの差信号系列d=(y−gx’)を求め、そのエ
ネルギ即ち歪が最小となる利得の値gを求め、目標とす
る信号系列yから利得gを励振信号系列x’に乗じた系
列を差し引いた差信号系列(y−gx’)を生成し、第
2段階の利得量子化においては第1段階における差信号
系列(y−gx’)を新たな目標信号系列とし、複数の
新たな目標信号の利得を一括してベクトル量子化する励
振信号の利得量子化方法を構成した。
約すれば、複数の励振信号に対する利得を2段階に分け
て量子化するものであり、第1段階においては利得を入
力音声の特徴に合わせて適応的に量子化し、第2段階に
おいては第1段階における利得量子化の結果を補う様に
一括して利得をベクトル量子化するものである。
具体的に説明する。先ず、第1段階において符号帳16
を選択して得られる第1の励振ベクトルの利得について
のみ利得量子化部201 においてスカラ量子化を実施
し、第2段階において第1段階における利得量子化の結
果を補う様に、第1の励振ベクトルの利得と符号帳17
を選択して得られる第2の励振信号ベクトルの利得とを
ベクトル量子化部202 において一括してベクトル量子
化を実施する。
の確定された励振ベクトルを保持する様に構成した適応
符号帳であり、第1の励振ベクトルはこの適応符号帳1
6からの出力であり、第2の励振信号ベクトルは乱数符
号帳である符号帳17からの出力である。量子化テーブ
ル31は利得gの切り替えのためのものであり、情報量
の極く少ないもので事足りる。特徴分析部30により分
析された音声の性質である例えば入力音声が有声音であ
るか或いは無声音であるかの情報、ピッチ周期に合わせ
て適応的に切り替え使用される。
ある。第1。最初に、第1の励振ベクトルの形状を決定
する。この処理は適応符号帳16を使用する。通常の場
合はピッチ周期を求めることとほぼ等価である。第2。
ここで、第1段階の利得量子化を第1段階の利得量子化
部201 において実施する。この処理は第1の励振信号
のみを線形予測合成部15を通過させて合成した後の合
成信号x' と直前のフレームからの応答分を差し引いた
目標信号である入力音声yについて、差信号系列(y−
gx' )のエネルギ即ち歪を最小とする利得gを決定す
る。この場合、当該フレームの入力音声のレベルが例え
ば0であっても直前のフレームの入力音声の影響は当該
フレームにも及ぶところから、当該フレームのレベルは
直前のフレームからの応答分である僅かのレベルを有す
るものである。従って、真のフレームの入力音声yを求
めるのに見かけ上の入力音声から直前のフレームからの
応答分を差し引いた結果を目標信号とするのである。第
1の励振信号の利得gの量子化テーブル31は情報量の
極く少ないもので事足り、特徴分析部30により分析さ
れた音声の性質に合わせて適応的に切り替え使用するこ
とにより歪を小さくすることができる。切り替えのパラ
メータとしては有声無声の情報、パワ、ピッチ周期が考
えられる。この第1段階の量子化はスカラ量子化である
ので、数多くの量子化テーブルを使用しても量子化テー
ブルのメモリ量自体極く僅かでもあるところから全メモ
リ量の増加は問題とするに値しない。
する。具体的には、乱数の符号帳17からひとつづつベ
クトルを取り出し、線形予測合成部15を通過させた
後、第1段階の量子化において生成された差信号系列
(y−gx’)と比較して歪を計算する。この結果の歪
の最も小さかったベクトルvを選択する。第4。第2段
階の利得のベクトル量子化を第2段階の利得のベクトル
量子化部202 において実施する。第2段階の利得の量
子化においては第1段階における利得量子化の結果を補
う様に第1の励振ベクトルの利得と第2の励振信号ベク
トルの利得とを一括してベクトル量子化を実施する。こ
こで、「第1段階における 利得量子化の結果を補う様
に」の意味内容を説明すると次の通りである。励振信号
の利得量子化においては、一般に、利得全体で8ビット
程度の少ないビット数により量子化を実施することを要
請され、第1段階におけるスカラ量子化にはその内の2
ビット程度しか与えることができないという事情があ
り、第1段階の利得量子化部20 1 の利得の量子化のス
テップは4段階の極く粗く設定されたものとなる。その
上に、入力信号の特徴パラメータに合わせた量子化を実
施することにより歪を削減することはできるとはいえ、
第1の励振信号の利得が入力信号の特徴パラメータに1
00%依存するという訳ではないので、これに合わせた
量子化を実施することのみによっては、必然的に利得量
子化誤差が発生するに到る。これ故に、第2の励振信号
と合わせた第2段階のベクトル量子化を実施してこの利
得量子化誤差を補い補正することにより全体の歪を削減
するのである。
次の様に実施される。即ち、第1段階の利得量子化にお
ける差信号系列(y−gx’)を新たな目標信号系列と
し、複数の新たな目標信号の利得を一括して利得ベクト
ル量子化部202 においてベクトル量子化する。この場
合、図3に明示されている訳ではないが、第1段階のス
カラ量子化により得られた差信号系列(y−gx’)は
バッファ素子に記憶され、これが歪計算部18に供給さ
れて第1の励振信号および第2の励振信号を線形予測合
成部15を通過させて合成した後の合成信号と比較す
る。次の式eで表現される合成後の差信号系列を求め、
そのエネルギ即ち歪が最小となる様な利得ベクトルを利
得ベクトル量子化部20 2 内に具備されている利得符号
帳から選択する。
の信号 以上の通りにして、この発明の利得のベクトル量子化方
法は第1段階における量子化により利得の大きな変動を
吸収するので、第2段階における量子化の符号帳の符号
ベクトルの変動範囲を通常のベクトル量子化の場合の変
動範囲と比較して小さくすることができる。
ては、一般に、第1の励振信号はピッチ周期性を有して
おり、第2の励振信号はピッチ周期性を有しない雑音的
なものである。この通常のCELPについて説明する
に、第1の励振信号に対してその利得には入力音声信号
のピッチ周期の周期性の程度、当該フレームの前のフレ
ームと比較した振幅の増大の程度が反映される。ここ
で、段落番号[0013]に記載される通り、符号帳切
り替えのパラメータとしては入力音声が有声音であるか
或いは無声音であるかの情報、パワ、ピッチ周期が考え
られる。なお、これらのパラメータ、情報はCELPの
場合は補助パラメータとして復合器にも送信され、復合
器においても参照される。
直前の励振信号はパワが1となる様に正規化されている
ものとする。この時、入力音声が有声音の場合はピッチ
周期の周期性の程度は高いので1に近い利得があるのに
対して、無声音の場合はピッチ周期の周期性の程度は低
いので0. 5以下となることが多い。この時、利得は第
1の励振信号と第2の励振信号の混合の割合を示すこと
となり、0と1の間の数値となる。また、パワが大きい
時は有声音であることが多く、第1の励振信号の利得は
1に近くなる。
ある第1の励振信号の利得は、既に求められている入力
信号の特徴パラメータに依存する場合が多いので、入力
信号の特徴に合わせた量子化を実施することにより歪を
削減することができる場合が多い。しかし、第1の励振
信号の利得が入力信号の特徴パラメータに100%依存
するという訳ではないので、これに合わせた量子化を実
施することのみによっては利得量子化誤差が発生する場
合があり、これ故に、第1段階の利得量子化と合わせた
第2段階のベクトル量子化も併用することにより全体の
歪を削減するものである。
明の利得量子化方法の奏する効果の差について説明す
る。利得全体で8ビットの量子化を実施することを考え
る。励振信号の利得量子化装置全体の演算処理量、メモ
リ量は符号帳の要素数に比例するので、要素数について
この発明と従来例との間の比較をする。第1の励振信号
と第2の励振信号より成る2個の励振信号に対して2次
元のベクトル量子化を実施すると、各励振信号について
2 8 =256個の符号ベクトルを必要とする。従って、
必要とされる要素数は256×2=512個となる。
ラメータに依存して符号ベクトルの組である符号帳をn
種類準備してこれを切り替えるものとすると、励振信号
の利得量子化装置全体の要素数は512×nとなる。こ
の場合、歪は極めて小さくすることができる。これに対
して、この発明の第1の実施例について、利得全体で8
ビットの量子化を実施することを考える。スカラ量子化
に2ビットを与え、ベクトル量子化に6ビットを与える
ものとする。スカラ量子化は2 2 =4ステップより成
り、このステップ幅を入力音声の特徴に合わせて符号帳
をn種類準備して切り替えると、n×4の要素数のテー
ブルを必要とされるだけである。次に、ベクトル量子化
についてみると、この量子化には2 6 ×2=128個の
要素数の符号帳が必要とされるが、これは音声入力の特
徴には依存しないので、利得量子化装置全体の要素数は
(n×4+128=4n+128)個となる。
+128)個であって、これは全ての信号をベクトル量
子化する従来例の要素数である(512n)と比較して
格段に小さいが、この従来例と同等の歪削減の効果を奏
するに到る。即ち、励振信号の利得量子化装置全体の演
算処理量およびメモリ量は上述した通り要素数に比例す
るのであるが、従来例と比較して格段に小さい要素数で
事足りるこの発明は演算処理量およびメモリ量が極く少
なくして歪削減の効果の優れたものとすることができ
る。
説明する。この場合、利得のベクトル量子化部202 に
おいて利得のベクトル量子化を実施するに先だって、時
間領域について各励振ベクトル毎にレベルの三角窓40
を乗算し、励振ベクトル信号を計4個の信号に分離す
る。この様に励振ベクトルにレベルの三角窓40を乗算
してフレームの前半および後半を強調する前操作を施す
ことにより、励振ベクトルを直接ベクトル量子化する第
1の実施例の場合と比較して歪をより小さくすることが
できる。
説明する。第2の実施例と同様に、各励振ベクトルに時
間領域の三角窓40を乗算してこれらを計4個の信号の
系統に分離している。第1段階における利得の量子化は
音声信号の特徴に合わせて量子化レベルを制御する。或
は、複数の量子化テーブルを具備してこれらを切り替え
て使用する。これに対して、第2段階における利得の量
子化は第1段階にける利得の量子化の結果を補う様に利
得を一括してベクトル量子化する。この場合、音声の特
徴とは無関係に全ての場合に共通に符号帳の中から歪を
最小にする利得ベクトルを選択してその符号を伝送す
る。
声のパワー、線形予測の予測利得、励振ベクトルのパワ
ーを使用して利得の量子化の前に信号の正規化を行なう
ことができ、スカラ量子化のステップ幅やベクトル量子
化の符号ベクトルの変動幅を小さくすることが可能であ
る。そして、通常第1段階にける利得の量子化は比較的
少ないビット数の量子化でよい。適応的に平均値のみを
変化させる量子化(0ビット量子化)を採用することが
できる。
階における適応的量子化により、フレーム毎に変化する
音声の特徴に合わせた量子化がなされ、第2段階の量子
化において全ての励振信号を考慮したベクトル量子化を
実施することにより波形歪を小さくすることができる。
法は第1段階における量子化により利得の大きな変動を
吸収するので、第2段階における量子化の符号帳の符号
ベクトルの変動範囲を通常のベクトル量子化の場合の変
動範囲と比較して小さくすることができる。従って、符
号誤りがある場合も、第1段階における符号ビットだけ
を保護すれば符号誤りの影響を軽減することができる。
ベクトル量子化方法と比較して演算量およびメモリ量を
殆ど増加させることなくして歪を小さくすることができ
る。また、図2に示される様な適応的にベクトル量子化
の符号帳を切り替える利得のベクトル量子化方法と比較
して、歪を殆ど増加させることなくして符号帳のメモリ
量を大幅に削減することができる。
極く少ないもので事足り、特徴分析部により分析された
音声の性質に合わせて適応的に切り替え使用することに
より歪を小さくすることができる。切り替えのパラメー
タとしては有声無声の情報、パワ、ピッチ周期が考えら
れるが、この第1段階の量子化はスカラ量子化であるの
で、数多くの量子化テーブルを使用しても量子化テーブ
ルのメモリ量自体極く僅かでもあるところから全メモリ
量の増加は問題とするに値しない。
成を示す図。
来例を示す図。
実施例を示す図。
実施例を示す図。
実施例を示す図。
Claims (1)
- 【請求項1】 入力音声を一定のサンプリング周期毎に
線形予測分析し、予測係数より成る線形予測合成部通過
後の合成信号と入力音声との間の歪を最小とする複数の
励振信号の形状および利得を決定する線形予測符号化方
法に使用される励振信号の利得量子化方法において、 2段階の利得量子化を実施し、 第1段階利得量子化においては、入力音声の特徴に合わ
せて量子化テーブルを適応的に変更し、入力音声の特徴
に合わせて量子化テーブルを適応的に変更し、第1の励
振信号系列を線形予測合成部を通過させて合成した後の
合成信号x’、目標とする信号系列yとしたときの差信
号系列d=(y−gx’)を求め、そのエネルギ即ち歪
が最小となる利得の値gを求め、目標とする信号系列y
から利得gを励振信号系列x’に乗じた系列を差し引い
た差信号系列(y−gx’)を生成し、 第2段階の利得量子化においては第1段階における差信
号系列(y−gx’)を新たな目標信号系列とし、複数
の新たな目標信号の利得を一括してベクトル量子化する
ことを特徴とする励振信号の利得量子化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP05001110A JP3099852B2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | 励振信号の利得量子化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH06202697A JPH06202697A (ja) | 1994-07-22 |
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Family Applications (1)
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JP05001110A Expired - Lifetime JP3099852B2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | 励振信号の利得量子化方法 |
Country Status (1)
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