JP3073673B2 - 中空構造物における発泡性材料の取付構造 - Google Patents
中空構造物における発泡性材料の取付構造Info
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D29/00—Superstructures, understructures, or sub-units thereof, characterised by the material thereof
- B62D29/001—Superstructures, understructures, or sub-units thereof, characterised by the material thereof characterised by combining metal and synthetic material
- B62D29/002—Superstructures, understructures, or sub-units thereof, characterised by the material thereof characterised by combining metal and synthetic material a foamable synthetic material or metal being added in situ
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中空構造物にお
ける発泡性材料対の取付構造に関し、主として複数のパ
ネルによって中空の箱形閉じ断面に構成された車両ボデ
ィのピラ−,ロッカ−パネル,ル−フサイドパネル、フ
ードパネル等の中空構造物の制振,防音等を高めるため
に、その中空室内に対し、外部加熱により発泡すること
で、前記中空室を遮断する発泡性材料対を取付けるため
の取付構造に関する。
ける発泡性材料対の取付構造に関し、主として複数のパ
ネルによって中空の箱形閉じ断面に構成された車両ボデ
ィのピラ−,ロッカ−パネル,ル−フサイドパネル、フ
ードパネル等の中空構造物の制振,防音等を高めるため
に、その中空室内に対し、外部加熱により発泡すること
で、前記中空室を遮断する発泡性材料対を取付けるため
の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中空構造物としてのピラ−101 の
中空室106 に発泡性材料121 を支持するために、例え
ば、図6に示すように、インナパネル102 の外方からそ
の取付孔107 にボルト111 を挿入し、該ボルト111 のね
じ部111aを中空室106 の内部に所要長さだけ突入させ、
そのねじ部111aにワッシャ120 を介して発泡性材料121
をそのねじ孔125 において差込むことで、ピラ−101 の
中空室106 の内部に発泡性材料121 を支持する構造のも
のがある。また、前記したような発泡性材料やその発泡
性材料の支持構造12は、例えば、特開平2-276836号公報
に開示されている。
中空室106 に発泡性材料121 を支持するために、例え
ば、図6に示すように、インナパネル102 の外方からそ
の取付孔107 にボルト111 を挿入し、該ボルト111 のね
じ部111aを中空室106 の内部に所要長さだけ突入させ、
そのねじ部111aにワッシャ120 を介して発泡性材料121
をそのねじ孔125 において差込むことで、ピラ−101 の
中空室106 の内部に発泡性材料121 を支持する構造のも
のがある。また、前記したような発泡性材料やその発泡
性材料の支持構造12は、例えば、特開平2-276836号公報
に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
ものにおいては、あらかじめ、インナパネル102 に取付
孔107 を貫設するとともに、発泡性材料121 の一側面に
ねじ孔125 を形成し、その発泡性材料121 を、ねじ孔12
5 において、ピラ−101 の中空室106 に突入されたボル
ト111 のねじ部111aに差込んで取付ける作業は、多くの
手数を必要とし、コスト高となる問題点があった。この
発明の目的は、前記従来の問題点に鑑み、中空構造物に
取付孔を貫設することなくかつその中空室の所望とする
位置に対し、発泡性材料を位置ずれすることなく容易に
取付けることができる中空構造物における発泡性材料の
取付構造を提供することである。
ものにおいては、あらかじめ、インナパネル102 に取付
孔107 を貫設するとともに、発泡性材料121 の一側面に
ねじ孔125 を形成し、その発泡性材料121 を、ねじ孔12
5 において、ピラ−101 の中空室106 に突入されたボル
ト111 のねじ部111aに差込んで取付ける作業は、多くの
手数を必要とし、コスト高となる問題点があった。この
発明の目的は、前記従来の問題点に鑑み、中空構造物に
取付孔を貫設することなくかつその中空室の所望とする
位置に対し、発泡性材料を位置ずれすることなく容易に
取付けることができる中空構造物における発泡性材料の
取付構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る中空構造物における発泡性材
料の取付構造は、中空構造物の中空室内に対し、外部加
熱によって発泡膨張して発泡体となり、かつ前記中空室
の内周面に密着することで前記中空室を遮断する発泡性
材料を取付けるための取付構造であって、前記発泡性材
料の少なくとも一側面には、前記中空構造物の内面に吸
着する吸盤体が設けられ、前記吸盤体は、前記発泡性材
料と同材質でかつ外部加熱によって発泡膨張して前記中
空室の内周面に密着する材料によって形成されている。
したがって、発泡性材料は、その少なくとも一側面に設
けられた吸盤体の吸着面が中空構造物の中空室内壁面の
所望とする位置に押付けられることで吸着する。そし
て、吸盤体の吸着力によって発泡性材料が位置ずれする
ことなく取付けられる。また、外部加熱によって発泡性
材料及び吸盤体が共に発泡膨張し、一体化した発泡体と
なる。そして、発泡性材料及び吸盤体の発泡膨張による
発泡体の周縁部が中空構造物の中空室の内周壁面に密着
し、これによって中空室が遮断されることで、中空構造
物の制振・防音が高められる。
に、請求項1の発明に係る中空構造物における発泡性材
料の取付構造は、中空構造物の中空室内に対し、外部加
熱によって発泡膨張して発泡体となり、かつ前記中空室
の内周面に密着することで前記中空室を遮断する発泡性
材料を取付けるための取付構造であって、前記発泡性材
料の少なくとも一側面には、前記中空構造物の内面に吸
着する吸盤体が設けられ、前記吸盤体は、前記発泡性材
料と同材質でかつ外部加熱によって発泡膨張して前記中
空室の内周面に密着する材料によって形成されている。
したがって、発泡性材料は、その少なくとも一側面に設
けられた吸盤体の吸着面が中空構造物の中空室内壁面の
所望とする位置に押付けられることで吸着する。そし
て、吸盤体の吸着力によって発泡性材料が位置ずれする
ことなく取付けられる。また、外部加熱によって発泡性
材料及び吸盤体が共に発泡膨張し、一体化した発泡体と
なる。そして、発泡性材料及び吸盤体の発泡膨張による
発泡体の周縁部が中空構造物の中空室の内周壁面に密着
し、これによって中空室が遮断されることで、中空構造
物の制振・防音が高められる。
【0005】また、請求項2の発明に係る中空構造物に
おける発泡性材料の取付構造は、請求項1に記載の中空
構造物における発泡性材料の取付構造において、吸盤体
には、その吸着面と反対側に圧入軸が突設され、その圧
入軸によって発泡性材料に圧入固定されている。したが
って、発泡性材料と同材質の吸盤体をその圧入軸におい
て発泡性材料に圧入することで、発泡性材料に対し吸盤
体を容易にかつ手早く確実に固定することができる。
おける発泡性材料の取付構造は、請求項1に記載の中空
構造物における発泡性材料の取付構造において、吸盤体
には、その吸着面と反対側に圧入軸が突設され、その圧
入軸によって発泡性材料に圧入固定されている。したが
って、発泡性材料と同材質の吸盤体をその圧入軸におい
て発泡性材料に圧入することで、発泡性材料に対し吸盤
体を容易にかつ手早く確実に固定することができる。
【0006】請求項3の発明に係る中空構造物における
発泡性材料の取付構造は、請求項1に記載の中空構造物
における発泡性材料の取付構造において、吸盤体は、発
泡性材料が射出成形されると同時、その発泡性材料と同
材質の材料よって一体成形されている。したがって、発
泡性材料と吸盤体とをそれぞれ別個に形成してこれら両
部材を組付ける手間を解消することができ、部品点数を
最小限になし得、安価に提供することができる。請求項
4の発明に係る中空構造物における発泡性材料の取付構
造は、請求項1〜3に記載の中空構造物における発泡性
材料の取付構造において、発泡性材料の両側面には、前
記中空構造物の相対する内面にそれぞれ吸着する吸盤体
が設けられている。したがって、両吸盤体による吸着力
によって発泡性材料の取付け保持力を増大させることが
でき、中空構造物の中空室に対し発泡性材料を位置ずれ
することなく確実に取付け保持することができる。ま
た、外部加熱によって発泡性材料及び両吸盤体が共に発
泡膨張し、一体化した発泡体となる。そして、発泡性材
料及び両吸盤体の発泡膨張による発泡体の周縁部が中空
構造物の中空室の内周壁面に密着し、これによって中空
室が遮断されることで、中空構造物の制振・防音が高め
られる。
発泡性材料の取付構造は、請求項1に記載の中空構造物
における発泡性材料の取付構造において、吸盤体は、発
泡性材料が射出成形されると同時、その発泡性材料と同
材質の材料よって一体成形されている。したがって、発
泡性材料と吸盤体とをそれぞれ別個に形成してこれら両
部材を組付ける手間を解消することができ、部品点数を
最小限になし得、安価に提供することができる。請求項
4の発明に係る中空構造物における発泡性材料の取付構
造は、請求項1〜3に記載の中空構造物における発泡性
材料の取付構造において、発泡性材料の両側面には、前
記中空構造物の相対する内面にそれぞれ吸着する吸盤体
が設けられている。したがって、両吸盤体による吸着力
によって発泡性材料の取付け保持力を増大させることが
でき、中空構造物の中空室に対し発泡性材料を位置ずれ
することなく確実に取付け保持することができる。ま
た、外部加熱によって発泡性材料及び両吸盤体が共に発
泡膨張し、一体化した発泡体となる。そして、発泡性材
料及び両吸盤体の発泡膨張による発泡体の周縁部が中空
構造物の中空室の内周壁面に密着し、これによって中空
室が遮断されることで、中空構造物の制振・防音が高め
られる。
【0007】
(実施の形態1)この発明の実施の形態1を図1〜図4
にしたがって説明する。図2と図3において、中空構造
物としの車両ボディのピラ−1は、インナパネル2とア
ウタパネル4とが、これら両パネルのフランジ3,5に
おいてスポット溶接されることで、中空の箱形閉じ断面
に形成されている。前記ピラ−1の中空室6の所望とす
る位置には、外部からの加熱によって発泡膨張すること
で、前記中空室6を遮断する発泡性材料21が、吸盤体23
によって取付けられている。
にしたがって説明する。図2と図3において、中空構造
物としの車両ボディのピラ−1は、インナパネル2とア
ウタパネル4とが、これら両パネルのフランジ3,5に
おいてスポット溶接されることで、中空の箱形閉じ断面
に形成されている。前記ピラ−1の中空室6の所望とす
る位置には、外部からの加熱によって発泡膨張すること
で、前記中空室6を遮断する発泡性材料21が、吸盤体23
によって取付けられている。
【0008】この実施の形態1において、発泡性材料21
には、例えば、特開平2-276836号公報に開示されている
配合をもつ発泡性材料が用いられ、射出成形によって立
方体形状に形成されている。なお、発泡性材料21は加熱
発泡する発泡剤混入の合成樹脂、合成ゴム、エラストマ
等でもよく、望ましくは、車両ボディの焼付塗装の際の
熱である110 ℃〜190 ℃の温度で発泡、硬化され、発泡
体となるものがよい。
には、例えば、特開平2-276836号公報に開示されている
配合をもつ発泡性材料が用いられ、射出成形によって立
方体形状に形成されている。なお、発泡性材料21は加熱
発泡する発泡剤混入の合成樹脂、合成ゴム、エラストマ
等でもよく、望ましくは、車両ボディの焼付塗装の際の
熱である110 ℃〜190 ℃の温度で発泡、硬化され、発泡
体となるものがよい。
【0009】前記発泡性材料21の少なくとも一側面、こ
の実施の形態1では図1と図2に発泡性材料21の両側面
には吸盤体23がそれぞれ設けられている。これら両吸盤
体23のうち、一方の吸盤体23にはインナパネル2の内面
に押付けられることで吸着する吸着面24が形成され、他
方の吸盤体23にはインナパネル2とアウタパネル4とが
相互のフランジにおいて接合されてスポット溶接される
際にアウタパネル4の内面に押付けられて吸着する吸着
面24が形成されている。さらに、前記両吸盤体23は、発
泡性材料21が射出成形されると同時に、発泡性材料21と
同質材料によって一体成形されている。
の実施の形態1では図1と図2に発泡性材料21の両側面
には吸盤体23がそれぞれ設けられている。これら両吸盤
体23のうち、一方の吸盤体23にはインナパネル2の内面
に押付けられることで吸着する吸着面24が形成され、他
方の吸盤体23にはインナパネル2とアウタパネル4とが
相互のフランジにおいて接合されてスポット溶接される
際にアウタパネル4の内面に押付けられて吸着する吸着
面24が形成されている。さらに、前記両吸盤体23は、発
泡性材料21が射出成形されると同時に、発泡性材料21と
同質材料によって一体成形されている。
【0010】上述したように構成されるこの実施の形態
1において、図2に示すように、中空構造物としてのピ
ラ−1を構成するインナパネル2とアウタパネル4と
を、その相互のフランジ3,5においてスポット溶接す
る前に、前記インナパネル2の内面の長手方向の所望と
する位置に対し発泡性材料21の一方の吸盤体23がその吸
着面24において押付けられることで、該吸着面24がイン
ナパネル2の内面に吸着し、その吸着力によってインナ
パネル2の内面に発泡性材料21が位置ずれすることなく
確実に取付けられる。
1において、図2に示すように、中空構造物としてのピ
ラ−1を構成するインナパネル2とアウタパネル4と
を、その相互のフランジ3,5においてスポット溶接す
る前に、前記インナパネル2の内面の長手方向の所望と
する位置に対し発泡性材料21の一方の吸盤体23がその吸
着面24において押付けられることで、該吸着面24がイン
ナパネル2の内面に吸着し、その吸着力によってインナ
パネル2の内面に発泡性材料21が位置ずれすることなく
確実に取付けられる。
【0011】前記したように、インナパネル2の内面側
に一方の吸盤体23によって発泡性材料21が取付けられた
後、図3に示すように、前記インナパネル2とアウタパ
ネル4とが、その相互のフランジ3,5において接合さ
れスポット溶接されることで、中空の箱形閉じ断面をな
すピラ−1が構成される。前記インナパネル2とアウタ
パネル4とが、その相互のフランジ3,5において接合
される際,前記発泡性材料21の他方の吸盤体の吸着面24
がアウタパネル4の内面に押付けられて吸着する。この
ため、この実施の形態では、両吸盤体23による吸着力に
よって発泡性材料21の取付け保持力を増大させることが
でき、ピラー1の中空室6に対し発泡性材料21を位置ず
れすることなく確実に取付け保持することができる。
に一方の吸盤体23によって発泡性材料21が取付けられた
後、図3に示すように、前記インナパネル2とアウタパ
ネル4とが、その相互のフランジ3,5において接合さ
れスポット溶接されることで、中空の箱形閉じ断面をな
すピラ−1が構成される。前記インナパネル2とアウタ
パネル4とが、その相互のフランジ3,5において接合
される際,前記発泡性材料21の他方の吸盤体の吸着面24
がアウタパネル4の内面に押付けられて吸着する。この
ため、この実施の形態では、両吸盤体23による吸着力に
よって発泡性材料21の取付け保持力を増大させることが
でき、ピラー1の中空室6に対し発泡性材料21を位置ず
れすることなく確実に取付け保持することができる。
【0012】前記したように、ピラー1の中空室6に発
泡性材料21が取付けられた後、外部からの加熱、例え
ば、前記ピラ−1を有する車両ボディの焼付塗装の際の
外部加熱によって前記発泡性材料21及び両吸盤体23が図
4に示すように発泡膨張されて一体化し発泡体22とな
る。そして、発泡性材料21および両吸盤体23の発泡膨張
による発泡体22の周縁部がピラ−1の中空室6の内周壁
面に密着し、これによって中空室6が遮断されること
で、ピラ−1の制振・防音が高められる。
泡性材料21が取付けられた後、外部からの加熱、例え
ば、前記ピラ−1を有する車両ボディの焼付塗装の際の
外部加熱によって前記発泡性材料21及び両吸盤体23が図
4に示すように発泡膨張されて一体化し発泡体22とな
る。そして、発泡性材料21および両吸盤体23の発泡膨張
による発泡体22の周縁部がピラ−1の中空室6の内周壁
面に密着し、これによって中空室6が遮断されること
で、ピラ−1の制振・防音が高められる。
【0013】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図5にしたがって説明すると、この実施の形態
2では、発泡性材料21と吸盤体23とがそれぞれ別個に形
成されたものであり、吸盤体23には、その吸着面24と反
対側に段付き状の圧入軸25が突設される一方、発泡性材
料21の両側面のうち、少なくとも一側面(図では両側
面)に圧入孔21aが形成されている。そして、発泡性材
料21の圧入孔21a に対し、吸盤体23が、その圧入軸25に
おいて圧入されることで固定されている。
形態2を図5にしたがって説明すると、この実施の形態
2では、発泡性材料21と吸盤体23とがそれぞれ別個に形
成されたものであり、吸盤体23には、その吸着面24と反
対側に段付き状の圧入軸25が突設される一方、発泡性材
料21の両側面のうち、少なくとも一側面(図では両側
面)に圧入孔21aが形成されている。そして、発泡性材
料21の圧入孔21a に対し、吸盤体23が、その圧入軸25に
おいて圧入されることで固定されている。
【0014】また、前記吸盤体23は発泡性材料21と
同質材料によって形成される。その他の構成は実施の形
態1と同様にして構成されるため、その説明は省略す
る。
同質材料によって形成される。その他の構成は実施の形
態1と同様にして構成されるため、その説明は省略す
る。
【0015】なお、前記実施の形態1,2においては、
中空構造物が車両ボディのピラ−1である場合を例示し
たが、これに限るものではなく、例えば中空構造物が車
両ボディのロッカパネル、ル−フサンドパネル、フード
パネル等であってもよく、車両ボディ以外であってもよ
い。
中空構造物が車両ボディのピラ−1である場合を例示し
たが、これに限るものではなく、例えば中空構造物が車
両ボディのロッカパネル、ル−フサンドパネル、フード
パネル等であってもよく、車両ボディ以外であってもよ
い。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
中空構造物に発泡性材料を取付けるための取付孔を貫設
することなく、その中空室の所望とする位置に対し、発
泡性材料を位置ずれすることなく、容易に取付けること
ができ、取付コストの低減を図ることができる。
中空構造物に発泡性材料を取付けるための取付孔を貫設
することなく、その中空室の所望とする位置に対し、発
泡性材料を位置ずれすることなく、容易に取付けること
ができ、取付コストの低減を図ることができる。
【図1】この発明の実施の形態1の吸盤体を一体に備え
た発泡性材料を示す斜視図である。
た発泡性材料を示す斜視図である。
【図2】同じく発泡性材料をインナパネルの内面に取付
けた状態を示す断面図である。
けた状態を示す断面図である。
【図3】同じくインナパネルとアウタパネルとを接合し
てピラーを構成した状態を示す断面図である。
てピラーを構成した状態を示す断面図である。
【図4】同じく発泡性材料を発泡膨張させた状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】この発明の実施の形態2の発泡性材料と吸盤体
との組付け状態を示す断面図である。
との組付け状態を示す断面図である。
【図6】従来のものを示す断面図である。
1 ピラー(中空構造物) 2 インナパネル 4 アウタパネル 6 中空室 21 発泡性材料 22 発泡体 23 吸盤体 24 吸着面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−12952(JP,A) 特開 平7−315248(JP,A) 特開 平9−48038(JP,A) 特開 平2−102035(JP,A) 特開 平2−276836(JP,A) 実開 平7−31570(JP,U) 実開 平3−107361(JP,U) 実開 昭63−123372(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/08 B29C 33/12 B29C 39/14 B62D 25/04
Claims (4)
- 【請求項1】 中空構造物(1)の中空室(6)内に対
し、外部加熱によって発泡膨張して発泡体(22)とな
り、かつ前記中空室(6)の内周面に密着することで前
記中空室(6)を遮断する発泡性材料(21)を取付け
るための取付構造であって、 前記発泡性材料(21)の少なくとも一側面には、前記
中空構造物(1)の内面に吸着する吸盤体(23)が設
けられ、 前記吸盤体(23)は、前記発泡性材料(21)と同材
質でかつ外部加熱によって発泡膨張して前記中空室
(6)の内周面に密着する材料によって形成されている
ことを特徴とする中空構造物における発泡性材料の取付
構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の中空構造物における発
泡性材料の取付構造において、吸盤体(23)には、そ
の吸着面と反対側に圧入軸が突設され、その圧入軸によ
って発泡性材料(21)に圧入固定されていることを特
徴とする中空構造物における発泡性材料の取付構造。 - 【請求項3】 請求項1に記載の中空構造物における発
泡性材料の取付構造において、吸盤体(23)は、発泡
性材料(21)が射出成形されると同時、その発泡性材
料(21)と同材質の材料よって一体成形されているこ
とを特徴とする中空構造物における発泡性材料の取付構
造。 - 【請求項4】 請求項1〜3に記載の中空構造物におけ
る発泡性材料の取付構造において、発泡性材料(21)
の両側面には、前記中空構造物(1)の相対する内面に
それぞれ吸着する吸盤体(23)が設けられていること
を特徴とする中空構造物における発泡性材料の取付構
造。
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