JP3065173U

JP3065173U - 点灯するキャラクター部材を備えたキーホルダー

Info

Publication number: JP3065173U
Application number: JP1998005235U
Authority: JP
Inventors: 雅宣坂本
Original assignee: 坂本文具株式会社
Priority date: 1998-07-01
Filing date: 1998-07-01
Publication date: 2000-01-28
Anticipated expiration: 2004-07-01

Abstract

(57)【要約】【目的】携帯電話やポケットベルなどの携帯情報端末
機器を接続保持できるキーホルダーを提供する。【構成】伸縮可能な紐部材４の一端に、該紐部材４の
伸長に伴う引張り力によって通電される点灯部材６と鍵
や携帯電話、ＰＨＳ、ポケットベルを着脱自在に取付け
る接続部材２を備えたキャタクター部材１を取付け、他
端に衣服などに対する取付け部材５を備える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話やＰＨＳ、ポケットベルなどの携帯情報端末機器をも接続保持することが可能なキーホルダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

各種の鍵を紛失等しないように保持するキーホルダーは種々に存在し、該キーホルダーに携帯電話やＰＨＳ、ポケットベルなどの機器を落下等防止のために保持せしめることも行われている。また、携帯電話等に対する着信電波を感知して発光等する部材を携帯電話等のストラップに取付けて使用者に着信等を感知せしめたり、その発光点滅などによる変化に伴って趣味性を満足せしめることも様々な形態で行われている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来からの単なるキーホルダーは鍵を保持すると共にアクセサリー的に用いられるのみであり、近時の携帯通信機器の保持に対して特に配慮したものではなく、着信電波を感知して発光等する部材も単に携帯電話などのストラップに取付けられているに過ぎないものである。

【０００４】特に、着信時の発光機能に関しては、あくまでも携帯電話やＰＨＳで受信状態が継続する限りにおいて発揮されるものであり、ポケットベルのように情報着信時と情報読出し時が異なっている場合には発光機能は何等発揮されない。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記の如き従来技術に対して、携帯電話、ＰＨＳ、ポケットベル等の通信機器をキーホルダーにより衣服等に適切に保持せしめると共に、その使用時に附属のキャラクター部材が発光・点滅することで外部からの識別性を高め、使用者の趣味性を満足せしめるべき創案されたものであって以下の如くである。

【０００６】（１）伸縮可能な紐部材の一端に、該紐部材の伸長に伴う引張り力によって通電される点灯部材と鍵や携帯電話、ＰＨＳ、ポケットベルを着脱自在に取付ける接続部材を備えたキャタクター部材を取付け、他端に衣服などに対する取付け部材を備えていることを特徴とする点灯するキャラクター部材を備えたキーホルダー。

【０００７】（２）点灯部材が点滅可能な発光ダイオードであることを特徴とする請求項１に記載の点灯するキャラクター部材を備えたキーホルダー。

【０００８】（３）キャラクター部材と衣服などに対する取付け部材との間に紐部材の伸出・縮入部材を備えたことを特徴とする請求項１または２に記載の点灯するキャラクター部材を備えたキーホルダー。

【０００９】（４）所定の長さの紐部材を伸出した状態で保持する紐長さ調整部材を有していることを特徴とする請求項１または２の何れか１つに記載の点灯するキャラクター部材を備えたキーホルダー。

【００１０】

【考案の実施の形態】

本考案によるものの具体的な実施形態を添付する図面に示すものに従って説明すると以下のとおりである。

【００１１】図１は、本考案による具体的製品の一例であり、キャラクター本体１の頭部には携帯電話やＰＨＳ、ポケットベルなどの携帯通信端末機器のストラップ部などを利用して接続するリング部材２が備えられ、キャラクター本体１の下部に突出された点灯スイッチ３にはコイル状に巻かれた部分を有するプラスチック樹脂などによる紐部材４が取付けられ、該紐部材４の他端にはズボンなどのベルト通し部分に容易に装脱可能な取付け部材５に結び付けられている。

【００１２】上記したリング部材２は各種キーを保持するために使用することも可能であり、このような目的で本考案品を使用すればキーホルダーとして兼用することも可能である。

【００１３】キャラクター本体１の内部には発光・点滅するＬＥＤ５が組み込まれており、紐部材４を介して点灯スイッチ３が引っ張られることにより、電気的接続がなされて通電され、ＬＥＤ５が発光・点滅する。

【００１４】ＬＥＤ５の発光・点滅を外部から認識させるために、キャラクター本体１は透明または半透明のプラスチック部材により形成するのが望ましい。また、紐部材４の長さはそのコイル状部分６の長さを含めて適宜の長さを選択して採用することが可能である。

【００１５】リング部材２によって携帯電話等を接続し、取付け部材５によってズボンのベルト通し部などに取付けておけば、携帯電話等を使用していない場合にもポケットなどから落として壊したり紛失する心配がなく、使用時には紐部材４のコイル状部分７による引張力によって点灯スイッチ３が引っ張られて通電し、ＬＥＤ６が発光・点滅することとなる。

【００１６】図２は、図１に示した本考案製品のキャラクター本体１の内部構造を断面図的に示したものであり、点灯スイッチ３が紐部材４を介して下方に引っ張られることで電池８からの通電がＬＥＤ６に対して行われるが、紐部材４からの引っ張り力が失われると押しバネ９によって通電関係が解消し、ＬＥＤ６の発光・点滅が行われなくなる。

【００１７】図３は、本考案による製品の別の１例を示したものであり、リング部材２として別の形態のものを採用し、紐部材４を伸出・縮入する機構を備えた部材１０を備え、該伸出・縮入部材１０にクリップ状の取付け部材５をも備えた場合を表している。

【００１８】この場合においては、紐部材４は伸出・縮入部材１０内のスプリング等の作用によって巻尺（メジャー）と同様に伸出・縮入操作を行うことができるもので、また、所定の長さの紐部材４を伸出状態で保持するための紐長さ調整部材１１によって必要な長さを伸出せしめた状態で本考案品を使用することができ、利用者の好みや用途に応じて紐部材４の伸出保持長さを選択することが可能となる。また、この場合のＬＥＤ６の発光・点滅関係も図１、図２に示した場合と同様である。

【００１９】図４は、本考案で採用され得るキャラクター本体１のデザイン例の若干を示したもので、（ａ）はペンギンを採用した場合、（ｂ）はカッパを採用した場合をそれぞれ表している。

【００２０】本考案は各図面に表したキャラクターデザインに拘束されるものではなく、同じような紐部材４の伸縮関係や伸出・縮入関係、発光・点滅関係などを達成できるものであれば、どのようなデザインによるキャラクター部材であっても実施可能であることは当然である。

【００２１】

【考案の効果】

以上説明したような本考案によるときは、携帯電話等を落下・破損する恐れがなくなり、受信状態の有無に関わらず使用者が携帯電話等を手に持っている場合には適当にキャラクター部材を発光・点滅せしめて利用者の趣味性などを満足せしめ、また、紐長さ調整部材を採用した場合には利用者の所望の長さだけ紐部材を伸出させた状態で保持することが可能であって、利用者それぞれの用途に応じた利用形態を採用させることが可能となり、工業的にその価値が高い考案と言うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案製品の具体的１例を示した説明図であ
る。

【図２】図１で採用されるキャラクター部材の内部構造
を示した断面図的説明図である。

【図３】本考案製品の別の１例を示した説明図である。

【図４】本考案で採用され得るキャラクター部材のデザ
インの若干例を示した説明図である。

【符号の説明】

１キャラクター本体２リング部材３点灯スイッチ４紐部材５取付け部材６発光・点滅ＬＥＤ７コイル状部分８電池９押しバネ１０伸出・縮入部材１１紐長さ調整部材

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】伸縮可能な紐部材の一端に、該紐部材の
伸長に伴う引張り力によって通電される点灯部材と鍵や
携帯電話、ＰＨＳ、ポケットベルを着脱自在に取付ける
接続部材を備えたキャタクター部材を取付け、他端に衣
服などに対する取付け部材を備えていることを特徴とす
る点灯するキャラクター部材を備えたキーホルダー。
【請求項２】点灯部材が点滅可能な発光ダイオードで
あることを特徴とする請求項１に記載の点灯するキャラ
クター部材を備えたキーホルダー。
【請求項３】キャラクター部材と衣服などに対する取
付け部材との間に紐部材の伸出・縮入部材を備えたこと
を特徴とする請求項１または２に記載のキャラクター部
材を備えたキーホルダー。
【請求項４】所定の長さの紐部材を伸出した状態で保
持する紐長さ調整部材を有していることを特徴とする請
求項４に記載のキャラクター部材を備えたキーホルダ
ー。