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JP3051353U - 埋設型管路 - Google Patents

埋設型管路

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Publication number
JP3051353U
JP3051353U JP1998000503U JP50398U JP3051353U JP 3051353 U JP3051353 U JP 3051353U JP 1998000503 U JP1998000503 U JP 1998000503U JP 50398 U JP50398 U JP 50398U JP 3051353 U JP3051353 U JP 3051353U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanging
lid
buried
main body
mud
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1998000503U
Other languages
English (en)
Inventor
筍太郎 竹内
Original Assignee
カサイコンクリート株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カサイコンクリート株式会社 filed Critical カサイコンクリート株式会社
Priority to JP1998000503U priority Critical patent/JP3051353U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3051353U publication Critical patent/JP3051353U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地中に埋設している間も、メンテナンス等に
際して蓋を開けたときも、内部に水や泥が流入しにく
く、しかも高荷重が作用する場所にも容易に適用するこ
とができる埋設型管路を提案する。 【解決手段】 上方が開放する溝本体2と掛け蓋体3と
からなる埋設型管路1であって、前記掛け蓋体3は、平
板部31の左右に、下方に垂下する掛け縁部32,32
を備え、前記溝本体2の左右の側壁には、上端の外側に
切欠隅部21,21が形成され、この切欠隅部21,2
1に前記掛け蓋体3の掛け縁部32,32を受支させて
閉塞する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、地中に埋設している間も、メンテナンス等に際して蓋を開けたとき も、内部に水や泥が流入しにくく、しかも高荷重が作用する場所にも容易に適用 することができる埋設型管路に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、電線やガス管等は管路に収容された状態で地中に埋設され、無 数のネットワークを形成している。 この管路としては、断線等の事故やメンテナンスなどに備えて容易に開閉でき る落とし蓋式開渠側溝が用いられていた。この落とし蓋式開渠側溝は、図1に示 すように溝本体5の開放部分を平板状の蓋体6で閉塞する構造であり、溝本体5 の左右の各側壁の上端内側に、蓋体6の左右側縁を受支する切欠隅部51が形成 されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の落とし蓋式開渠側溝は、水や泥が蓋体6の側縁と切 欠隅部51との微細な空隙から内部に流入しやすいものであった。また、メンテ ナンス等に際して蓋体6を取り外す際にも、蓋体6の上面や溝本体5の各側壁上 端付近にある掘削土などが内部に流入しやすかった。もしも仮に流入した水や泥 を放置しておくと、水分や土壌中の微生物が原因となって電線やガス管などの劣 化を招きやすい。 そのため従来では、極めて面倒ではあるが、蓋体6を溝本体5に装着した後、 この蓋体6の上面に防水シートを敷設施工し、溝本体5内部への水や泥の流入を 防止する方法が採られている。 したがって、面倒な防水シートの敷設を必要とせず、地中に埋設された状態で も、メンテナンス等に際して蓋体を取り外すときにも水や泥の侵入が防止される 埋設型管路が希求されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記に鑑み提案されたもので、上方が開放する溝本体と掛け蓋体とか らなる埋設型管路であって、前記掛け蓋体は、平板部の左右に、下方に垂下する 掛け縁部を備え、前記溝本体の左右の側壁には、上端の外側に切欠隅部が形成さ れ、この切欠隅部に前記掛け蓋体の掛け縁部を受支させて閉塞することを特徴と する埋設型管路に関するものである。
【0005】
【作用】
本考案の埋設型管路は、前記構成であるため、地中に埋設された状態にあって も、メンテナンス等に際して掛け蓋体を取り外すときにも、構造的に水や泥、掘 削土などが侵入しにくい。そのため従来は実施していた防水シートの敷設施工を 省くことができる。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0007】 図2に示す本考案の埋設型管路1は、それぞれ鉄筋コンクリートからなる溝本 体2と掛け蓋体3とからなる。尚、4は内部に配設された鉄筋を示す。
【0008】 溝本体2は、底面から立ち上がる左右の側壁上端の外側に切欠隅部21が形成 されている点で、内側に切欠隅部51が形成される前記図1の落とし蓋式開渠側 溝における溝本体5とは明らかに異なる。この切欠隅部21の形成により、左右 の側壁の上端面22(第1支持面)は厚み幅を狭められ、その外側には切欠隅部 21の高さ分だけ高さを低められた端面23(第2支持面)が表れる。 図示実施例の溝本体2の側壁外面には、地中での定着性を向上する、過剰な強 度による材料の無駄を省く、重機等による取扱い性を向上する、等の目的により 4箇所の断面台形状の欠除部24を形成した。また、吊り下げ用の支持杆を装着 する目的により片面2箇所の孔25を形成した。
【0009】 掛け蓋体3は、平板部31の左右に、下方に垂下する掛け縁部32,32が形 成されている点で、前記図1の落とし蓋式開渠側溝における蓋体6とは明らかに 異なる。尚、内部の鉄筋4はこの掛け縁部32,32まで及んでいる。
【0010】 そして、溝本体2に対して掛け蓋体3は、左右の側壁の第1支持面22に平板 部31の端縁裏面が支持され、第2支持面23に掛け縁部32の下面が支持され る状態で取り付けられる。即ち、掛け蓋体3は、平板部21の端縁裏面と掛け蓋 部32の下面の2箇所で溝本体2に支持される。尚、図示するように掛け蓋体3 の掛け縁部32の縦寸法は、切欠隅部21の高さと略等しくすることが必要であ る。 これに対し、前記図1の落とし蓋式開渠側溝の蓋体6は、端縁裏面のみが溝本 体5に支持されるに過ぎないので、正荷重に対する耐性は明らかに本考案の埋設 型管路1の方が優れている。
【0011】 また、掛け蓋体3どうしの接合部(目地)には、幅狭の防水シートを敷設して も良いし、径が弾性により伸縮するシール材を介装させても良いし、或いは注入 空間が形成されるように端縁を成形して、形成した空間にグラウトやモルタル等 の充填材を注入するようにしても良い。
【0012】 この本考案の埋設型管路1を地中に埋設した場合、水や泥は構造的に侵入する ことがない。即ち、水や泥が第2支持面23と掛け縁部32の下面との微小な隙 間から侵入しようとしても、段差が形成されているので、重力に抗してそれ以上 内部に侵入することがない。 また、切欠隅部21は外部側に形成されているので、メンテナンス等に際して 周囲の土などが切欠隅部21に入り込むことがあっても、刷毛等を用いて側壁外 面の外側へ容易に払い落とすことができる。仮に少量の土が切欠隅部21に残っ た状態で掛け蓋体3を取付けたとしても、第2支持面23と掛け縁部32の下面 との間が多少拡大されたに過ぎず、前記のように段差が形成されているので、重 力に抗してそれ以上内部に水や泥が侵入することがない。
【0013】 これに対し、前記図1の落とし蓋式開渠側溝においては、蓋体6の側端面の隙 間から水や泥が侵入し易く、特に水は切欠隅部51を経由してそのまま重力に沿 って内部に侵入してしまう。 また、この従来の側溝における切欠隅部51は内部側に形成されているので、 周囲の土などが切欠隅部51に入り込んだ場合には吸引除去するか、内部側にち りとりを用意して掃き落として改めて外部へ除去する必要があり、極めて面倒で ある。しかも、仮に少量の土が切欠隅部51に残った状態で蓋体6を取り付けた 場合には、蓋体6の端縁裏面と切欠隅部51との隙間が拡大し、水ばかりでなく 泥や土が重力に沿って内部に侵入してしまう。
【0014】 さらに、メンテナンス等に際して掛け蓋体3を取り外す際には、一方側の切欠 隅部21に当接する端縁(掛け縁部32の下端)を支点にして他方側の端縁を持 ち上げるようにすれば、掛け蓋体3の平板部31の上面に掘削土などがあったと しても平板部31の上面を一方側へ向かって滑り落ち、一方側の側壁外面から離 れた位置に落ちるので、内部に掘削土などが侵入することがない。 これに対し、前記図1の落とし蓋式開渠側溝において同様に蓋体6を一方側の 切欠隅部51に当接する端縁を支点にして他方側の端縁を持ち上げるようにする と、蓋体6の上面の掘削土はやはり同様にその上面を一方側へ向かって滑り落ち るが、この場合、一方側の側壁上端面にのって、そこから一方側の切欠隅部51 に落ち、さらに内部に侵入したり、そのまま切欠隅部51に残って前述のように 水や泥などを侵入させやすくする。さらに、他方側の側壁上端面に掘削土がある 場合、この掘削土は蓋体6を取り外した瞬間に内部に侵入する。
【0015】 図3に示す本考案の埋設型管路1’は、平板部31’が厚肉の掛け蓋体3’を 用いた以外は、前記図2とほぼ同様であるから、図面に同一符号を付して説明を 省略する。 説明するまでもなく厚肉の平板部31’は高い耐久荷重性を有し、例えば前記 図2の埋設型管路1が歩道用だとすると、この厚肉の掛け蓋体3’を用いる図3 の埋設型管路1’は車道等の自動車乗り入れ部用とすることができる。 厚肉の平板部31’により掛け蓋体3’の破断強度は増強されるが、この掛け 蓋体3’の重量並びにこの掛け蓋体3’に作用する荷重も高くなる。しかし、こ の総荷重は、溝本体2の第1支持面22及び第2支持面23に分割して作用する ので、溝本体2の破断等を生ずることはない。
【0016】 これに対し、前記図1の落とし蓋式開渠側溝の蓋体6を厚肉にすると、本考案 の掛け蓋体3’同様に蓋体6自体の破断強度は増強されるが、この蓋体6の自重 及び蓋体6に作用する荷重は、溝本体5の幅狭な切欠隅部51に集中するので、 この切欠隅部51が破断して蓋体6が内部に落下するなどの事故を生ずる。
【0017】 以上本考案を実施例に基づいて説明したが、本考案は前記した実施例に限定さ れるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を変更しない限りど のようにでも実施することができる。
【0018】
【考案の効果】
以上要するに本考案の埋設型管路は、地中に埋設された状態にあっても、メン テナンス等に際して掛け蓋体を取り外すときにも、構造的に水や泥、掘削土など が侵入しにくい。そのため従来は実施していた防水シートの敷設施工を省くこと ができる。 また、溝本体は、左右の側壁の上端面とその外側の切欠隅部の高さ分だけ高さ を低められた端面の2箇所で掛け蓋体を支持しているので、破断することなく安 定に掛け蓋体を支持することができる。 さらに、車道等の自動車乗り入れ部などの高荷重が作用する用途においても、 掛け蓋体の平板部を厚肉に成形するだけで容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の落とし蓋式開渠側溝を示す断面図であ
る。
【図2】(a)本考案の一実施例を示す埋設型管路の斜
視図、(b)断面図である。
【図3】(a)本考案の他の一実施例を示す埋設型管路
の断面図、(b)一部を欠截した側面図である。
【符号の説明】
1 埋設型管路 2 溝本体 21 切欠隅部 3 掛け蓋体 31 平板部 32 掛け縁部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開放する溝本体と掛け蓋体とから
    なる埋設型管路であって、前記掛け蓋体は、平板部の左
    右に、下方に垂下する掛け縁部を備え、前記溝本体の左
    右の側壁には、上端の外側に切欠隅部が形成され、この
    切欠隅部に前記掛け蓋体の掛け縁部を受支させて閉塞す
    ることを特徴とする埋設型管路。
JP1998000503U 1998-02-12 1998-02-12 埋設型管路 Expired - Lifetime JP3051353U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100859014B1 (ko) * 2008-04-21 2008-09-22 주식회사 한국전설기술단 송전과 변전 및 배전 케이블의 보호장치
KR102087364B1 (ko) * 2019-05-03 2020-03-10 한국철도기술연구원 터널 미기압파 저감을 위한 공동구 구조체

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