JP3051266B2 - 絶縁ホルダーとジョイントボックス - Google Patents
絶縁ホルダーとジョイントボックスInfo
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- JP3051266B2 JP3051266B2 JP4199586A JP19958692A JP3051266B2 JP 3051266 B2 JP3051266 B2 JP 3051266B2 JP 4199586 A JP4199586 A JP 4199586A JP 19958692 A JP19958692 A JP 19958692A JP 3051266 B2 JP3051266 B2 JP 3051266B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- joint box
- shaped
- main body
- connection
- Prior art date
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Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/70—Insulation of connections
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、絶縁ホルダーとジョ
イントボックスに関するものである。さらに詳しくは、
この発明は、機器内部の二次側に用いられる撚線等のリ
ード線配線の結線作業性を向上させ、かつ複数極数の結
線の場合にもその作業性を良好なものとすることのでき
る絶縁ホルダーと、この絶縁ホルダーとの確実かつ安定
な接続を可能としたジョイントボックスに関するもので
ある。
イントボックスに関するものである。さらに詳しくは、
この発明は、機器内部の二次側に用いられる撚線等のリ
ード線配線の結線作業性を向上させ、かつ複数極数の結
線の場合にもその作業性を良好なものとすることのでき
る絶縁ホルダーと、この絶縁ホルダーとの確実かつ安定
な接続を可能としたジョイントボックスに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、各種の機器内部の
電気配線には、たとえば撚線が広く用いられてきてい
る。この撚線の接続方法としては、ネジ端子、半田付
け、圧着端子、圧着スリーブなどの様々な方式がこれま
でに採用されている。しかしながら、これらの接続方法
は、電源一次側に速結端子が多く用いられることと対照
的となっており、また、相異する結線方法が、結線の作
業性を損なわせる要因となってもいた。
電気配線には、たとえば撚線が広く用いられてきてい
る。この撚線の接続方法としては、ネジ端子、半田付
け、圧着端子、圧着スリーブなどの様々な方式がこれま
でに採用されている。しかしながら、これらの接続方法
は、電源一次側に速結端子が多く用いられることと対照
的となっており、また、相異する結線方法が、結線の作
業性を損なわせる要因となってもいた。
【0003】たとえば絶縁チューブが一体化された圧着
端子による結線の場合には、二次側に撚線を用いると、
圧着端子のかしめ具合を外部より確認することができな
いために、接続が不十分なまま結線作業が行われること
がある。また、この場合には、一極ずつ結線を行う必要
もあり、特に、極間ピッチの比較的狭いジョイントボッ
クス等への接続が困難な時もあった。ジョイントボック
スは、一次側二次側ともに速結端子構造を有し、また、
分岐回路やスイッチ回路などが予め構成されている利便
性のある配線接続部材ではあるが、このように、電気配
線接続を必ずしも効率よく行うことができるまでには至
っていない。
端子による結線の場合には、二次側に撚線を用いると、
圧着端子のかしめ具合を外部より確認することができな
いために、接続が不十分なまま結線作業が行われること
がある。また、この場合には、一極ずつ結線を行う必要
もあり、特に、極間ピッチの比較的狭いジョイントボッ
クス等への接続が困難な時もあった。ジョイントボック
スは、一次側二次側ともに速結端子構造を有し、また、
分岐回路やスイッチ回路などが予め構成されている利便
性のある配線接続部材ではあるが、このように、電気配
線接続を必ずしも効率よく行うことができるまでには至
っていない。
【0004】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の機器内部の電気配線の接続方
式の欠点を解消し、機器内部の二次側に用いられる撚線
等のリード線配線の結線作業性を向上させ、かつ複数極
数の結線の場合にもその作業性を良好なものとすること
のできる絶縁ホルダーと、この絶縁ホルダーとの確実か
つ安定な接続を可能としたジョイントボックスを提供す
ることを目的としている。
されたものであり、従来の機器内部の電気配線の接続方
式の欠点を解消し、機器内部の二次側に用いられる撚線
等のリード線配線の結線作業性を向上させ、かつ複数極
数の結線の場合にもその作業性を良好なものとすること
のできる絶縁ホルダーと、この絶縁ホルダーとの確実か
つ安定な接続を可能としたジョイントボックスを提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、リード線先端部にかしめた棒状
圧着端子を挿入する2つの穴部と、これらの穴部より前
方へ一定のピッチ間隔で離隔しつつ延設した2つの筒状
の棒状圧着端子保持部とを有する本体と、上下対称の略
L字型リブ部および異極間隔壁用のリブ部を内部に有す
るホルダー部とからなり、本体の両側面部にヒンジ部を
介して左右対称とした一対の前記ホルダー部を折り曲げ
自在に配設し、かつ一方のホルダー部に、内部の本体側
に、略L字型リブ部に平行な一対のリブ部を上下対称に
付設するとともに、側面部に角穴部を設け、他方のホル
ダー部の側面部に前記角穴部に嵌合する爪部を配設して
なることを特徴とする絶縁ホルダーを提供する。
を解決するものとして、リード線先端部にかしめた棒状
圧着端子を挿入する2つの穴部と、これらの穴部より前
方へ一定のピッチ間隔で離隔しつつ延設した2つの筒状
の棒状圧着端子保持部とを有する本体と、上下対称の略
L字型リブ部および異極間隔壁用のリブ部を内部に有す
るホルダー部とからなり、本体の両側面部にヒンジ部を
介して左右対称とした一対の前記ホルダー部を折り曲げ
自在に配設し、かつ一方のホルダー部に、内部の本体側
に、略L字型リブ部に平行な一対のリブ部を上下対称に
付設するとともに、側面部に角穴部を設け、他方のホル
ダー部の側面部に前記角穴部に嵌合する爪部を配設して
なることを特徴とする絶縁ホルダーを提供する。
【0006】またこの発明は、速結端子部を内蔵した複
数の凹部を左右両側面部に有し、かつそれらの凹部の内
幅を、請求項1の絶縁ホルダーの本体に設けた棒状圧着
端子保持部の外幅と略同一とするとともに、隣接する凹
部間の間隔を前記絶縁ホルダーのホルダー部の外幅以上
としてなることを特徴とするジョイントボックスをも提
供する。
数の凹部を左右両側面部に有し、かつそれらの凹部の内
幅を、請求項1の絶縁ホルダーの本体に設けた棒状圧着
端子保持部の外幅と略同一とするとともに、隣接する凹
部間の間隔を前記絶縁ホルダーのホルダー部の外幅以上
としてなることを特徴とするジョイントボックスをも提
供する。
【0007】
【作 用】この発明の絶縁ホルダーにおいては、リード
線先端部にかしめた棒状圧着端子を挿入する2つの穴部
と、これらの穴部より前方へ一定のピッチ間隔で離隔し
つつ延設した2つの筒状の棒状圧着端子保持部とを有す
る本体と、上下対称の略L字型リブ部および異極間隔壁
用のリブ部を内部に有するホルダー部とから構成し、本
体の両側面部にヒンジ部を介して左右対称とした一対の
前記ホルダー部を折り曲げ自在に配設し、かつ一方のホ
ルダー部の側面部に角穴部を設け、他方のホルダー部の
側面部にその角穴部に嵌合する爪部を配設することによ
って、一定の極間ピッチを保持しつつ、絶縁性を確保し
ながら、撚線等のリード線を確実に支持固定することが
できる。機器内部の電気配線の結線が簡便かつ容易とな
る。
線先端部にかしめた棒状圧着端子を挿入する2つの穴部
と、これらの穴部より前方へ一定のピッチ間隔で離隔し
つつ延設した2つの筒状の棒状圧着端子保持部とを有す
る本体と、上下対称の略L字型リブ部および異極間隔壁
用のリブ部を内部に有するホルダー部とから構成し、本
体の両側面部にヒンジ部を介して左右対称とした一対の
前記ホルダー部を折り曲げ自在に配設し、かつ一方のホ
ルダー部の側面部に角穴部を設け、他方のホルダー部の
側面部にその角穴部に嵌合する爪部を配設することによ
って、一定の極間ピッチを保持しつつ、絶縁性を確保し
ながら、撚線等のリード線を確実に支持固定することが
できる。機器内部の電気配線の結線が簡便かつ容易とな
る。
【0008】またこの発明の絶縁ホルダーにおいては、
側面部に角穴部を設けた一方のホルダー部の内部の本体
側に、上記略L字型リブ部に平行な一対のリブ部を上下
対称に付設することによって、略L字型リブ部と共同し
て絶縁ホルダー内でのリード線の位置を確実に固定し、
しかもリード線の絶縁被覆部を挟み込み、張力止めの機
能を果たす。このため、撚線のみならず、単線の場合に
も、簡便かつ容易に結線することができる。
側面部に角穴部を設けた一方のホルダー部の内部の本体
側に、上記略L字型リブ部に平行な一対のリブ部を上下
対称に付設することによって、略L字型リブ部と共同し
て絶縁ホルダー内でのリード線の位置を確実に固定し、
しかもリード線の絶縁被覆部を挟み込み、張力止めの機
能を果たす。このため、撚線のみならず、単線の場合に
も、簡便かつ容易に結線することができる。
【0009】この発明のジョイントボックスにおいて
は、左右両側端部に有する、速結端子部を内蔵した複数
の凹部の内幅を、上記絶縁ホルダーの本体に設けた棒状
圧着端子保持部の外幅と略同一とするとともに、隣接す
る凹部間の間隔を絶縁ホルダーのホルダー部の外幅以上
とすることにより、この発明の絶縁ホルダーからなるコ
ネクタプラグと確実かつ安定に結線接続することができ
る。
は、左右両側端部に有する、速結端子部を内蔵した複数
の凹部の内幅を、上記絶縁ホルダーの本体に設けた棒状
圧着端子保持部の外幅と略同一とするとともに、隣接す
る凹部間の間隔を絶縁ホルダーのホルダー部の外幅以上
とすることにより、この発明の絶縁ホルダーからなるコ
ネクタプラグと確実かつ安定に結線接続することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面に沿って実施例を示し、この発明
の絶縁ホルダーについてさらに詳しく説明する。図1、
図2および図3は、各々、この発明の絶縁ホルダーの一
実施例を示した平面図、底面図および断面図である。
の絶縁ホルダーについてさらに詳しく説明する。図1、
図2および図3は、各々、この発明の絶縁ホルダーの一
実施例を示した平面図、底面図および断面図である。
【0011】たとえばこれらの図1、図2、および図3
の例においては、絶縁ホルダー本体(1)に左右対称と
した一対のホルダー部(2a)(2b)を、ヒンジ部
(3)を介して、図3図中に示した矢印方向に折り曲げ
自在に配設している。これらの本体(1)およびホルダ
ー部(2a)(2b)は、樹脂、プラスチック等の絶縁
性を有する適宜な材料より成形することができる。
の例においては、絶縁ホルダー本体(1)に左右対称と
した一対のホルダー部(2a)(2b)を、ヒンジ部
(3)を介して、図3図中に示した矢印方向に折り曲げ
自在に配設している。これらの本体(1)およびホルダ
ー部(2a)(2b)は、樹脂、プラスチック等の絶縁
性を有する適宜な材料より成形することができる。
【0012】図2に例示したように、絶縁ホルダー本体
(1)には、機器内部の電気配線に用いられる撚線等の
リード線の先端部にかしめて接続した棒状圧着端子を挿
入するための2つの穴部(4)を形成している。また、
この本体(1)には、図1および図3に例示したよう
に、穴部(4)から前方へと2つの筒状の棒状圧着端子
保持部(5)を延設してもいる。これらの棒状圧着端子
保持部(5)は、図2に例示した穴部(4)とともに、
一定のピッチ間隔(d)を有して離隔されている。この
ピッチ間隔(d)については特に制限はなく、機器内部
の配線状態等に応じて任意のものとすることができる。
保持部(5)により、2つの棒状圧着端子が、一定のピ
ッチ間隔(d)を保持しつつ確実に支持される。
(1)には、機器内部の電気配線に用いられる撚線等の
リード線の先端部にかしめて接続した棒状圧着端子を挿
入するための2つの穴部(4)を形成している。また、
この本体(1)には、図1および図3に例示したよう
に、穴部(4)から前方へと2つの筒状の棒状圧着端子
保持部(5)を延設してもいる。これらの棒状圧着端子
保持部(5)は、図2に例示した穴部(4)とともに、
一定のピッチ間隔(d)を有して離隔されている。この
ピッチ間隔(d)については特に制限はなく、機器内部
の配線状態等に応じて任意のものとすることができる。
保持部(5)により、2つの棒状圧着端子が、一定のピ
ッチ間隔(d)を保持しつつ確実に支持される。
【0013】さらに、絶縁ホルダー本体(1)には、2
つの穴部(4)の中央部から後方へと隔壁部(6)を垂
設しており、穴部(4)に挿入する棒状圧着端子相互の
接触を防止し、異極間の隔壁としている。一方、左右対
称とした一対のホルダー部(2a)(2b)の各々に
は、図2に例示したように、その内部に、略L字型のリ
ブ部(7)を上下対称に設けている。この例において
は、略L字型のリブ部(7)は、角穴部(9)または爪
部(10)側に配設されている。これらのリブ部(7)
により、棒状圧着端子を先端部にかしめた撚線等のリー
ド線の位置が確実に固定され、しかもリード線の絶縁被
覆部を挟み込み、張力止めの機能を果たすことができ
る。角穴部(9)を側面部に有するホルダー部(2a)
には、図2および図3に示したように、内部の本体側
に、略L字型リブ部(7)に平行な一対のリブ部(2
5)を上下対称に設けてもいる。このリブ部(25)
は、絶縁ホルダー内でのリード線の位置を固定するため
のものであり、略L字型リブ部(7)とともに、リード
線の絶縁被覆部を抑え、張力止めを実現する。
つの穴部(4)の中央部から後方へと隔壁部(6)を垂
設しており、穴部(4)に挿入する棒状圧着端子相互の
接触を防止し、異極間の隔壁としている。一方、左右対
称とした一対のホルダー部(2a)(2b)の各々に
は、図2に例示したように、その内部に、略L字型のリ
ブ部(7)を上下対称に設けている。この例において
は、略L字型のリブ部(7)は、角穴部(9)または爪
部(10)側に配設されている。これらのリブ部(7)
により、棒状圧着端子を先端部にかしめた撚線等のリー
ド線の位置が確実に固定され、しかもリード線の絶縁被
覆部を挟み込み、張力止めの機能を果たすことができ
る。角穴部(9)を側面部に有するホルダー部(2a)
には、図2および図3に示したように、内部の本体側
に、略L字型リブ部(7)に平行な一対のリブ部(2
5)を上下対称に設けてもいる。このリブ部(25)
は、絶縁ホルダー内でのリード線の位置を固定するため
のものであり、略L字型リブ部(7)とともに、リード
線の絶縁被覆部を抑え、張力止めを実現する。
【0014】また、ホルダー部(2a)(2b)の絶縁
ホルダー本体(1)と反対側の内端部には、本体(1)
の隔壁部(6)と同一直線上に、異極間隔壁用のリブ部
(8)を設けてもいる。このリブ部(8)により、たと
えば撚線から髭状に芯線がはみ出した場合にも短絡を防
止することができる。ホルダー部(2a)(2b)の本
体(1)と反対側の側面部には、各々、上下一対の角穴
部(9)と、これらの角穴部(9)に嵌合する爪部(1
0)を配設している。図3にも例示したように、一方の
ホルダー部(2b)に設けた爪部(10)は、ホルダー
部(2a)(2b)をヒンジ部(3)より矢印方向に内
側に折り曲げると、他方のホルダー部(2a)の角穴部
(9)に挿入され、嵌合する。
ホルダー本体(1)と反対側の内端部には、本体(1)
の隔壁部(6)と同一直線上に、異極間隔壁用のリブ部
(8)を設けてもいる。このリブ部(8)により、たと
えば撚線から髭状に芯線がはみ出した場合にも短絡を防
止することができる。ホルダー部(2a)(2b)の本
体(1)と反対側の側面部には、各々、上下一対の角穴
部(9)と、これらの角穴部(9)に嵌合する爪部(1
0)を配設している。図3にも例示したように、一方の
ホルダー部(2b)に設けた爪部(10)は、ホルダー
部(2a)(2b)をヒンジ部(3)より矢印方向に内
側に折り曲げると、他方のホルダー部(2a)の角穴部
(9)に挿入され、嵌合する。
【0015】またこの例においては、図1および図2に
例示したように、絶縁ホルダー本体(1)の上下の側面
部に別の角穴部(11)を設けるとともに、ホルダー部
(2a)(2b)の本体(1)側側面部にその角穴部
(11)に挿入される突片部(12)を上下に一対ずつ
配設している。これらの突片部(12)の本体(1)の
角穴部(11)への挿入により、本体(1)とホルダー
部(2a)(2b)の安定した結合が得られる。
例示したように、絶縁ホルダー本体(1)の上下の側面
部に別の角穴部(11)を設けるとともに、ホルダー部
(2a)(2b)の本体(1)側側面部にその角穴部
(11)に挿入される突片部(12)を上下に一対ずつ
配設している。これらの突片部(12)の本体(1)の
角穴部(11)への挿入により、本体(1)とホルダー
部(2a)(2b)の安定した結合が得られる。
【0016】たとえば以上の構成を有するこの発明の絶
縁ホルダーを用いて、機器内部配線に用いるコネクタプ
ラグを作製する場合には、図4に例示したように、以下
の工程により行うことができる。 <a> まず、撚線(13)の先端部にかしめた2つの
棒状圧着端子(14)を、図2に例示した本体(1)の
穴部(4)にそれぞれ挿入する。次いで、図4図中に示
した矢印方向に、2つのホルダー部(2a)(2b)を
ヒ ンジ部(3)から内側に折り曲げる。 <b> そして、一方のホルダー部(2b)の爪部(1
0)を他方のホルダー部(2a)の角穴部(9)に嵌合
させる。この時、図1および図2に例示した本体(1)
に設けた角穴部(11)には、ホルダー部(2a)(2
b )の突片部(12)が挿入されるとともに、図2
および図3に示した略L 字型リブ部(7)およびリ
ブ部(25)が撚線(13)の絶縁被覆部をし っか
りと固定する。
縁ホルダーを用いて、機器内部配線に用いるコネクタプ
ラグを作製する場合には、図4に例示したように、以下
の工程により行うことができる。 <a> まず、撚線(13)の先端部にかしめた2つの
棒状圧着端子(14)を、図2に例示した本体(1)の
穴部(4)にそれぞれ挿入する。次いで、図4図中に示
した矢印方向に、2つのホルダー部(2a)(2b)を
ヒ ンジ部(3)から内側に折り曲げる。 <b> そして、一方のホルダー部(2b)の爪部(1
0)を他方のホルダー部(2a)の角穴部(9)に嵌合
させる。この時、図1および図2に例示した本体(1)
に設けた角穴部(11)には、ホルダー部(2a)(2
b )の突片部(12)が挿入されるとともに、図2
および図3に示した略L 字型リブ部(7)およびリ
ブ部(25)が撚線(13)の絶縁被覆部をし っか
りと固定する。
【0017】このようにして、図5に例示したようなコ
ネクタプラグ(15)が得られる。このコネクタプラグ
(15)では、撚線のみならず、単線であっても、極間
ピッチを保持しつつ絶縁性が確保される。 図6は、単線
を用いて作製したコネクタプラグを例示した断面図であ
る。 この図6に例示したように、ホルダー部(2a)
(2b)の内部に設けた略L字型リブ部(7)およびリ
ブ部(25)により、単線(26)がしっかりと支持固
定される。もちろん、撚線の場合も同様である。
ネクタプラグ(15)が得られる。このコネクタプラグ
(15)では、撚線のみならず、単線であっても、極間
ピッチを保持しつつ絶縁性が確保される。 図6は、単線
を用いて作製したコネクタプラグを例示した断面図であ
る。 この図6に例示したように、ホルダー部(2a)
(2b)の内部に設けた略L字型リブ部(7)およびリ
ブ部(25)により、単線(26)がしっかりと支持固
定される。もちろん、撚線の場合も同様である。
【0018】図7および図8は、各々、ジョイントボッ
クスへの接続の一例を示した一部切欠平面図および一部
切欠側面図である。これらの図7および図8の例におい
ては、ジョイントボックス(16)を基材(17)に端
子台取付板(18)および取付台(19)を介して固定
している。ジョイントボックス(16)は、速結端子部
を内蔵しており、図5に例示したコネクタプラグ(1
5)の棒状圧着端子(14)をその速結端子部に挿入固
定するだけで内部配線が完了する。
クスへの接続の一例を示した一部切欠平面図および一部
切欠側面図である。これらの図7および図8の例におい
ては、ジョイントボックス(16)を基材(17)に端
子台取付板(18)および取付台(19)を介して固定
している。ジョイントボックス(16)は、速結端子部
を内蔵しており、図5に例示したコネクタプラグ(1
5)の棒状圧着端子(14)をその速結端子部に挿入固
定するだけで内部配線が完了する。
【0019】図9は、この発明のジョイントボックスの
一例をコネクタプラグとともに例示した一部切欠平面図
であり、図10は、図9に例示したジョイントボックス
の側面図である。また、図11は、図1、図2および図
3に例示した絶縁ホルダーを組み立てた状態を例示した
平面図である。これらの図9および図10の例において
は、ジョイントボックス(20)には、その左右両側面
部に、コネクタプラグ(15)の棒状圧着端子(14)
と結合する一対の速結端子部(21)を2つずつ内蔵し
ている。
一例をコネクタプラグとともに例示した一部切欠平面図
であり、図10は、図9に例示したジョイントボックス
の側面図である。また、図11は、図1、図2および図
3に例示した絶縁ホルダーを組み立てた状態を例示した
平面図である。これらの図9および図10の例において
は、ジョイントボックス(20)には、その左右両側面
部に、コネクタプラグ(15)の棒状圧着端子(14)
と結合する一対の速結端子部(21)を2つずつ内蔵し
ている。
【0020】図10および図11に例示したように、こ
のジョイントボックス(20)においては、一対の速結
端子部(21)を有する凹部(22)の内幅(A)を、
図1、図2および図3に例示した絶縁ホルダー(23)
の本体(1)に設けた棒状圧着端子保持部(5)の外幅
(C)と略同一にしている。また、隣接する凹部(2
2)間の間隔(B)は、絶縁ホルダー(23)のホルダ
ー部(2a)の外幅(D)以上としている。すなわち、
ホルダー(2a)の外幅(D)は、隣接する凹部(2
2)間の間隔(B)を超えることはない。こうすsこと
で、図8に例示したように、コネクタプラグ(15)と
ジョイントボックス(20)との確実かつ安定した接続
が可能となり、しかも誤結線を防止することができる。
のジョイントボックス(20)においては、一対の速結
端子部(21)を有する凹部(22)の内幅(A)を、
図1、図2および図3に例示した絶縁ホルダー(23)
の本体(1)に設けた棒状圧着端子保持部(5)の外幅
(C)と略同一にしている。また、隣接する凹部(2
2)間の間隔(B)は、絶縁ホルダー(23)のホルダ
ー部(2a)の外幅(D)以上としている。すなわち、
ホルダー(2a)の外幅(D)は、隣接する凹部(2
2)間の間隔(B)を超えることはない。こうすsこと
で、図8に例示したように、コネクタプラグ(15)と
ジョイントボックス(20)との確実かつ安定した接続
が可能となり、しかも誤結線を防止することができる。
【0021】図9に例示したジョイントボックス(2
0)の内部には、たとえば図12および図13に例示し
たような分岐回路やスイッチ回路などを内蔵することが
できる。接続する配線の種類や機能に応じて適宜な回路
構成とすることができる。たとえば図12に示したよう
な回路構成の場合には、図14に例示したように、電源
よりたとえばVVFケーブル(24)をジョイントボッ
クス(20)に速結接続することができ、また、負荷側
の各種の電気機器への送り配線には、絶縁ホルダー(2
3)によるコネクタプラグ(15)を用いて、ジョイン
トボックス(20)に内蔵した速結端子部(21)に速
結接続することができる。このように、負荷側の電気機
器に接続したリード線が、撚線(13)であっても、電
源側と同様に速結接続することができる。結線作業が簡
便かつ容易となり、しかもその作業性は向上する。もち
ろんこの発明は、以上の例によって限定されるものでは
ない。絶縁ホルダーの形状、大きさおよび材質、リード
線の種類および材質等の細部については様々な態様が可
能であることはいうまでもない。
0)の内部には、たとえば図12および図13に例示し
たような分岐回路やスイッチ回路などを内蔵することが
できる。接続する配線の種類や機能に応じて適宜な回路
構成とすることができる。たとえば図12に示したよう
な回路構成の場合には、図14に例示したように、電源
よりたとえばVVFケーブル(24)をジョイントボッ
クス(20)に速結接続することができ、また、負荷側
の各種の電気機器への送り配線には、絶縁ホルダー(2
3)によるコネクタプラグ(15)を用いて、ジョイン
トボックス(20)に内蔵した速結端子部(21)に速
結接続することができる。このように、負荷側の電気機
器に接続したリード線が、撚線(13)であっても、電
源側と同様に速結接続することができる。結線作業が簡
便かつ容易となり、しかもその作業性は向上する。もち
ろんこの発明は、以上の例によって限定されるものでは
ない。絶縁ホルダーの形状、大きさおよび材質、リード
線の種類および材質等の細部については様々な態様が可
能であることはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】
以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、機器内部配線の結線作業を統一化し、簡便かつ容
易な結線が可能となり、作業性が向上する。複数極性の
配線の場合にも一作業で結線を完了することができ、作
業効率も向上する。配線の種類や極間ピッチの相異にか
かわらず、安定した結線が可能となる。また、ジョイン
トボックスとの確実かつ安定した接続が得られる。
って、機器内部配線の結線作業を統一化し、簡便かつ容
易な結線が可能となり、作業性が向上する。複数極性の
配線の場合にも一作業で結線を完了することができ、作
業効率も向上する。配線の種類や極間ピッチの相異にか
かわらず、安定した結線が可能となる。また、ジョイン
トボックスとの確実かつ安定した接続が得られる。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【図1】この発明の絶縁ホルダーの一実施例を示した平
面図である。
面図である。
【図2】図1の例の底面図である。
【図3】図1の例の断面図である。
【図4】<a><b>は、各々、図1に例示した絶縁ホ
ルダーによるコネクタプラグ作製の工程側面図である。
ルダーによるコネクタプラグ作製の工程側面図である。
【図5】図1に例示した絶縁ホルダーを用いて作製した
コネクタプラグの一例を示した斜視図である。
コネクタプラグの一例を示した斜視図である。
【図6】図1に例示した絶縁ホルダーを用いて作製した
コネクタプラグの一例を示した断面図である。
コネクタプラグの一例を示した断面図である。
【図7】ジョイントボックスへの接続の一例を示した一
部切欠平面図である。
部切欠平面図である。
【図8】図7の例の一部切欠側面図である。
【図9】この発明のジョイントボックスの一例をコネク
タプラグとともに例示した一部切欠平面図である。
タプラグとともに例示した一部切欠平面図である。
【図10】図9に例示したジョイントボックスの側面図
である。
である。
【図11】図1、図2および図3に例示した絶縁ホルダ
ーを組み立てた状態を例示した平面図である。
ーを組み立てた状態を例示した平面図である。
【図12】図9に例示したジョイントボックスの回路構
成の一例を示した回路構成図である。
成の一例を示した回路構成図である。
【図13】図9のジョイントボックスの回路構成の別の
例を示した回路構成図である。
例を示した回路構成図である。
【図14】図12に例示した回路構成を有するジョイン
トボックスとの接続例を示した平面図である。
トボックスとの接続例を示した平面図である。
1 本体 2a,2b ホルダー部 3 ヒンジ部 4 穴部 5 棒状圧着端子保持部 6 隔壁部 7 略L字型リブ部 8 リブ部 9 角穴部 10 爪部 11 角穴部 12 突片部 13 撚線 14 棒状圧着端子 15 コネクタプラグ 16 ジョイントボックス 17 基材 18 端子台取付板 19 取付台 20 ジョイントボックス 21 速結端子部 22 凹部 23 絶縁ホルダー 24 VVFケーブル 25 リブ部 26 単線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−86732(JP,U) 実開 平1−96662(JP,U) 実開 昭60−115466(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/22 H01R 4/70 H01R 13/58
Claims (2)
- 【請求項1】 リード線先端部にかしめた棒状圧着端子
を挿入する2つの穴部と、これらの穴部より前方へ一定
のピッチ間隔で離隔しつつ延設した2つの筒状の棒状圧
着端子保持部とを有する本体と、上下対称の略L字型リ
ブ部および異極間隔壁用のリブ部を内部に有するホルダ
ー部とからなり、本体の両側面部にヒンジ部を介して左
右対称とした一対の前記ホルダー部を折り曲げ自在に配
設し、かつ一方のホルダー部に、内部の本体側に、略L
字型リブ部に平行な一対のリブ部を上下対称に付設する
とともに、側面部に角穴部を設け、他方のホルダー部の
側面部に前記角穴部に嵌合する爪部を配設してなること
を特徴とする絶縁ホルダー。 - 【請求項2】 速結端子部を内蔵した複数の凹部を左右
両側面部に有し、かつそれらの凹部の内幅を、請求項1
の絶縁ホルダーの本体に設けた棒状圧着端子保持部の外
幅と略同一とするとともに、隣接する凹部間の間隔を前
記絶縁ホルダーのホルダー部の外幅以上としてなること
を特徴とするジョイントボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4199586A JP3051266B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 絶縁ホルダーとジョイントボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4199586A JP3051266B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 絶縁ホルダーとジョイントボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645008A JPH0645008A (ja) | 1994-02-18 |
JP3051266B2 true JP3051266B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=16410313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4199586A Expired - Fee Related JP3051266B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 絶縁ホルダーとジョイントボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3051266B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4156267B2 (ja) * | 2002-05-09 | 2008-09-24 | 内橋エステック株式会社 | 薄型ヒューズ及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-07-27 JP JP4199586A patent/JP3051266B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0645008A (ja) | 1994-02-18 |
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