JP2902657B2 - 射出成形機における成形条件の最適化制御システム - Google Patents
射出成形機における成形条件の最適化制御システムInfo
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/766—Measuring, controlling or regulating the setting or resetting of moulding conditions, e.g. before starting a cycle
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
成形品の状態や射出成形機の外部的条件等によって常に
安定して品質の優れた製品を成形するための成形条件を
自動的に最適化することができる制御システムに関す
る。
品を効率良く生産するよう稼動させるためには、射出成
形機の動作が予め設定した成形条件値に対してバラツキ
なく行われるように、例えば閉ループ制御等にみられる
ように、成形条件設定値にいかに近い状態で動作させる
かが重要であった。
は、熟練技術者の手作業に負うところが大きく、自動化
が困難となって作業性が低下すると共に生産性の向上に
も限界があった。
の成形条件設定値に最も近い状態でバラツキなく保持す
ることは極めて重要なことであるが、室温の変化や機械
自体の温度変化等の外部的条件の変化があると、射出成
形機が前記設定値に近い状態で動作しても、成形品(製
品)の品質は成形機自身の挙動とは関係のない諸因子に
より変化してしまう。
得るために、例えば機械を始動し始めたときとそうでな
いとき、または室温の低い朝や夕方もしくは夜と昼間と
では、成形条件を変えて成形動作させている。また、成
形品について目視または重量計測等の検査を行い、その
製品に対応すべき成形条件を熟練者の判断により変更す
ることによって、品質を確保することも行われている。
件を変えて成形動作を行い、製品の品質を確保する方法
は、ある限度までは有効であるが、全て人的に行うこと
から変更作業に多くの時間と手作業とを要し、この種射
出成形作業の自動化すなわち省力化および無人化を実現
することができない難点がある。
出成形機のモニタリングデータおよび射出成形機に対す
る外部的条件に関するデータに基づき、熟練技術者等の
有するノウハウを知識データベース化したものから所要
の論理式ないしは推論方法で、成形条件の最適化のため
に必要な設定値の変更を自動的に行うことができる射出
成形機における成形条件の最適化制御システムにおい
て、前記各データをそれぞれ各ショット毎に記憶保持
し、これらの記憶保持されたデータを熟練技術者等の有
するノウハウに基づいて作成された各種成形条件に関す
る判断要素の知識データベースを活用して、各ショット
毎に適正な成形条件を得るための解析を行って、常に安
定かつ良品質の製品を成形する成形条件の最適化のため
の設定値の変更を自動的に行うことができる射出成形機
における成形条件の最適化制御システムを提供すること
にある。
御システムは、所定の成形品を成形するための成形条件
を予め設定してこれを記憶保持した制御部を有する射出
成形機からなり、成形品の物理的データを自動的に測定
してこれを記憶保持する第1の記憶手段と、射出成形機
のモニタリングデータを記憶保持する第2の記憶手段
と、射出成形機の外部的条件に関するデータを記憶保持
する第3の記憶手段と、熟練技術者等の有するノウハウ
に基づいて各種成形条件に関する判断要素のデータを作
成してこれを記憶保持した知識データベースとを備え、
前記第1ないし第3の記憶手段に記憶保持されたデータ
を前記知識データベースに基づいて適正な成形条件設定
値の変更を行うように構成してなる射出成形機における
成形条件の最適化制御システムにおいて、 射出成形機の各ショット毎における成形品の物理的デ
ータ、モニタリングデータおよび外部的条件に関するデ
ータを、それぞれ前記第1ないし第3の記憶手段にそれ
ぞれ記憶保持すると共に、 前記第1ないし第3の記憶手段にそれぞれ記憶保持さ
れた各種のデータを、成形条件解析手段に対して射出成
形機の各ショット毎に入力し、前記知識データベースを
活用して、各ショット毎のデータまたは数ショット分を
まとめてそのデータの平均値もしくはデータの変化の傾
向に基づき、安定した良品質の成形品の成形を行うべく
設定された成形条件の設定値を変更するための成形条件
の解析を行い、 前記成形条件解析手段で得られた成形条件の設定値の
変更に関する解析結果のデータを、成形条件変更データ
記憶手段に記憶し、 さらに前記成形条件変更データ記憶手段に記憶保持さ
れたデータを射出成形機の制御部に転送し、成形条件の
設定値を自動的に変更して最適化制御を行うように構成
することを特徴とする。
御システムによれば、成形品の物理的データ、射出成形
機のモニタリングデータおよび射出成形機に対する外部
的条件に関するデータをそれぞれ各ショット毎に記憶保
持し、これらの記憶保持されたデータを熟練技術者等の
有するノウハウに基づいて作成された各種成形条件に関
する判断要素の知識データベースを活用して、各ショッ
ト毎に適正な成形条件を得るための解析を行う成形条件
解析手段を設けると共に、この成形条件解析手段で得ら
れた成形条件の変更に関するデータを記憶する成形条件
変更データ記憶手段を設けて、この成形条件変更データ
記憶手段に記憶保持されたデータを射出成形機の制御部
に転送して成形条件の設定値の変更を行うことにより、
常に安定かつ良品質の製品を成形する成形条件の最適化
のための設定値の変更を自動的に行うことができる。
適化制御システムの実施例につき、添付図面を参照しな
がら以下詳細に説明する。
テムの一実施例を示す射出成形機の制御のためのシステ
ムフローチャートである。
部を示し、この制御部12には、所定の製品成形に必要な
成形条件が設定されている。また、この射出成形機10に
対しては、成形品14の物理的データ、例えば成形品14の
重量等を自動的に計測する自動計測装置16が設けられ
る。
より測定される物理的データを記憶保持する第1の記憶
手段18と、射出成形機10の成形動作を指示した制御部12
におけるクッション量等のモニタリングデータを記憶保
持する第2の記憶手段20と、さらに室温等の環境状態デ
ータや水温等の射出成形機10に供給されるユーティリテ
ィデータからなる射出成形機10の外部的条件に関するデ
ータを記憶保持する第3の記憶手段22とを備える。
ハウに基づいて各種成形条件に関する判断要素のデータ
を作成してこれを記憶保持した知識データベース24を設
ける。
ショット毎における成形品14の物理的データ(重量
等)、射出成形機10のモニタリングデータ(クッション
量等)および射出成形機10の外部的条件に関するデータ
(室温や水温等)を、それぞれ前記各第1ないし第3の
記憶手段18,20,22に記憶保持する。
持されたデータは、例えば射出成形機10の各ショット毎
にこれを成形条件解析手段26に入力する。従って、この
成形条件解析手段26では、前記知識データベース24を活
用して、入力された各ショット毎のデータに基づき安定
した良品質の成形品14の成形を行うべく、設定された成
形条件の設定値を変更するための成形条件の解析が行わ
れる。このようにして、前記成形条件解析手段26におい
て解析の結果得られた成形条件の変更に関するデータ
は、成形条件変更データ記憶手段28に記憶保持された
後、射出成形機10の制御部12に転送されて成形条件の設
定値の変更が行われる。なお、前記成形条件解析手段26
においては、各ショット毎に成形条件の解析を行う場合
のみならず、例えば数ショット分をまとめて各ショット
毎のデータの平均値またはデータの変化の傾向を使用し
て、その都度成形条件の解析を行うように構成すること
もできる。
識データベースおよび解析手段について、これらをコン
ピュータシステムを利用して容易かつ簡便に実施するこ
とができる。この場合、成形条件解析手段26において
は、知識データベース24に蓄積された熟練技術者等の有
するノウハウに基づいて作成された各種成形条件に関す
る判断要素のデータを使用して、論理的に行うことがで
きる。また、第2図に示すように、AIツール30を使用し
て、熟練技術者のノウハウや推論方法を活用するエキス
パートシステムにより、前記成形条件解析手段26での成
形条件の解析をより経験的に達成することができる。
ば、予め設定された成形条件により製品成形を行った際
に、得られた成形品の物理的データ、射出成形機のモニ
タリングデータおよび射出成形機の外部的条件に関する
データを、それぞれ各ショット毎に記憶保持し、これら
の記憶保持されたデータを熟練技術者等の有するノウハ
ウに基づいて作成された各種成形条件に関する判断要素
の知識データベースを活用して、各ショット毎に適正な
成形条件を得るための解析を行って、常に安定かつ良品
質の製品を成形する成形条件の最適化のための設定値の
変更を自動的に行うことができる。特に、適正な成形条
件を得るための解析を行う場合に、エキスパートシステ
ムを使用することにより、ソフトウエアの変更を行うこ
となく、その精度は時間の経過と共に高める構成とする
ことができる。
れは、高品質の製品を精度良くしかも効率良く生産して
高生産性を実現すると共に、射出成形作業の省力化およ
び無人化を達成し、この種射出成形機の性能の向上に資
する効果並びに経済的効果は極めて大きい。
発明は前述した実施例に限定されることなく、本発明の
精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更をなし
得ることは勿論である
適化制御システムの一実施例を示すシステムフローチャ
ート図、第2図は本発明の最適化制御システムの別の実
施例を示すシステムフローチャート図である。 10……射出成形機、12……制御部 14……成形品、16……自動計測装置 18……第1の記憶手段、20……第2の記憶手段 22……第3の記憶手段 24……知識データベース 26……成形条件解析手段 28……成形条件変更データ記憶手段 30……AIツール
Claims (1)
- 【請求項1】所定の成形品を成形するための成形条件を
予め設定してこれを記憶保持した制御部を有する射出成
形機からなり、成形品の物理的データを自動的に測定し
てこれを記憶保持する第1の記憶手段と、射出成形機の
モニタリングデータを記憶保持する第2の記憶手段と、
射出成形機の外部的条件に関するデータを記憶保持する
第3の記憶手段と、熟練技術者等の有するノウハウに基
づいて各種成形条件に関する判断要素のデータを作成し
てこれを記憶保持した知識データベースとを備え、前記
第1ないし第3の記憶手段に記憶保持されたデータを前
記知識データベースに基づいて適正な成形条件設定値の
変更を行うように構成してなる射出成形機における成形
条件の最適化制御システムにおいて、 射出成形機の各ショット毎における成形品の物理的デー
タ、モニタリングデータおよび外部的条件に関するデー
タを、それぞれ前記第1ないし第3の記憶手段にそれぞ
れ記憶保持すると共に、 前記第1ないし第3の記憶手段にそれぞれ記憶保持され
た各種のデータを、成形条件解析手段に対して射出成形
機の各ショット毎に入力し、前記知識データベースを活
用して、各ショット毎のデータまたは数ショット分をま
とめてそのデータの平均値もしくはデータの変化の傾向
に基づき、安定した良品質の成形品の成形を行うべく設
定された成形条件の設定値を変更するための成形条件の
解析を行い、 前記成形条件解析手段で得られた成形条件の設定値の変
更に関する解析結果のデータを、成形条件変更データ記
憶手段に記憶し、 さらに前記成形条件変更データ記憶手段に記憶保持され
たデータを射出成形機の制御部に転送し、成形条件の設
定値を自動的に変更して最適化制御を行うように構成す
ることを特徴とする射出成形機における成形条件の最適
化制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63320369A JP2902657B2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 射出成形機における成形条件の最適化制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63320369A JP2902657B2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 射出成形機における成形条件の最適化制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02165928A JPH02165928A (ja) | 1990-06-26 |
JP2902657B2 true JP2902657B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=18120710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63320369A Expired - Lifetime JP2902657B2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 射出成形機における成形条件の最適化制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (6)
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JPH03262623A (ja) * | 1990-03-13 | 1991-11-22 | Nippondenso Co Ltd | 樹脂成形制御装置 |
JPH04209004A (ja) * | 1990-12-03 | 1992-07-30 | Toyo Mach & Metal Co Ltd | 射出成形機の制御方法 |
JP2593374B2 (ja) * | 1991-08-30 | 1997-03-26 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形機の成形条件設定方法 |
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---|---|---|---|---|
JPH0653380B2 (ja) * | 1987-02-27 | 1994-07-20 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形機の成形条件設定方法 |
JPS63209917A (ja) * | 1987-02-27 | 1988-08-31 | Toshiba Corp | 射出成形支援エキスパ−トシステム |
-
1988
- 1988-12-21 JP JP63320369A patent/JP2902657B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
瀬戸正二監修、「射出成形」、(株式会社プラスチック・エージ社)、1978年10月1日第8版発行、P.318 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02165928A (ja) | 1990-06-26 |
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