JP2978953B2 - プラグ型電気コネクタとその製造方法 - Google Patents
プラグ型電気コネクタとその製造方法Info
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電線の端部にプラグ型
電気コネクタ本体が接続され、両部材が外被を介して一
体化された構成のプラグ型電気コネクタとその製造方法
に関する。
電気コネクタ本体が接続され、両部材が外被を介して一
体化された構成のプラグ型電気コネクタとその製造方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、プラグ型電気コネクタ本体の端子
に、電線の端部から突出させた芯線の端部が接続され、
プラグ型電気コネクタ本体および芯線がシールドケース
で覆われていると共に、プラグ型電気コネクタ本体の後
端部からシールドケースおよび電線の端部までが絶縁材
製の外被で覆われている構成のプラグ型電気コネクタが
知られている。
に、電線の端部から突出させた芯線の端部が接続され、
プラグ型電気コネクタ本体および芯線がシールドケース
で覆われていると共に、プラグ型電気コネクタ本体の後
端部からシールドケースおよび電線の端部までが絶縁材
製の外被で覆われている構成のプラグ型電気コネクタが
知られている。
【０００３】前記の如くの構成の、従来のプラグ型電気
コネクタは、電線の端部の外被を構成する筒状尾部が予
め絶縁製の樹脂で成形され、この筒状尾部を電線の端部
に嵌装して、位置決め、固定をした後、電線の端部から
突出させた芯線の端部をプラグ型電気コネクタ本体の端
子に接続し、次いで、プラグ型電気コネクタ本体および
芯線の部分をシールドケースで覆った後、プラグ型電気
コネクタ本体の後端部から前記筒状尾部までの部分に外
被を形成するように製造されている。前記外被は、絶縁
製の樹脂で上下２分割に成形されたカバー体を介して構
成されるもので、予め位置決め、固定された前記筒状尾
部を基準パーツとして、前記プラグ型電気コネクタ本体
の後端部から前記筒状尾部までの部分にカバー体を装着
して覆い、このカバー体の外側から、更に絶縁製の樹脂
をオーバーモールドすることによって、該部の外被を完
成すると共に、カバー体相互およびカバー体とシールド
ケース並びに筒状尾部の一体化を図るようにしていた。
コネクタは、電線の端部の外被を構成する筒状尾部が予
め絶縁製の樹脂で成形され、この筒状尾部を電線の端部
に嵌装して、位置決め、固定をした後、電線の端部から
突出させた芯線の端部をプラグ型電気コネクタ本体の端
子に接続し、次いで、プラグ型電気コネクタ本体および
芯線の部分をシールドケースで覆った後、プラグ型電気
コネクタ本体の後端部から前記筒状尾部までの部分に外
被を形成するように製造されている。前記外被は、絶縁
製の樹脂で上下２分割に成形されたカバー体を介して構
成されるもので、予め位置決め、固定された前記筒状尾
部を基準パーツとして、前記プラグ型電気コネクタ本体
の後端部から前記筒状尾部までの部分にカバー体を装着
して覆い、このカバー体の外側から、更に絶縁製の樹脂
をオーバーモールドすることによって、該部の外被を完
成すると共に、カバー体相互およびカバー体とシールド
ケース並びに筒状尾部の一体化を図るようにしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラグ型電気コ
ネクタは、前記のように、先ず筒状尾部を電線に嵌装し
て位置決め、固定するようにしていたので、製造の能率
が悪く、また、製造の歩留を低下させる原因となる問題
点があった。また、プラグ型電気コネクタ本体の後端部
から筒状尾部までの外被を、予め成形された２分割のカ
バー体を介して形成するようにしていたので、カバー体
とシールドケースの間で、互いに係合する部分の形成が
必要となり、この結果、シールドケースの内部空間を広
くすることが難しく、芯線の端部が接続される端子のテ
ール部分の配列ピッチを大きくできない問題点があっ
た。テール部分の配列ピッチを大きくできないために、
隣接するテール部分を、プラグ型電気コネクタの上下の
方向で、交互にずらすことが行われているが、ずらす程
度には限界があった。従って、芯線とテール部分の接続
部を、個別に絶縁物（例えば絶縁チュ−ブ）で覆うよう
にしており、この結果、接続部の芯線が必要以上に長く
なり、シールドケース内を蛇行させる結果を招くと共
に、芯線端部とテール部の接続の作業性を改善すること
も困難であった。前記芯線は、通常、２本宛一組として
撚られた構造とすることによって、芯線間で信号がノイ
ズとして洩れるのを打ち消すようにしているので、接続
部での撚りをほどくべき長さを可及的に短くすることが
必要である。
ネクタは、前記のように、先ず筒状尾部を電線に嵌装し
て位置決め、固定するようにしていたので、製造の能率
が悪く、また、製造の歩留を低下させる原因となる問題
点があった。また、プラグ型電気コネクタ本体の後端部
から筒状尾部までの外被を、予め成形された２分割のカ
バー体を介して形成するようにしていたので、カバー体
とシールドケースの間で、互いに係合する部分の形成が
必要となり、この結果、シールドケースの内部空間を広
くすることが難しく、芯線の端部が接続される端子のテ
ール部分の配列ピッチを大きくできない問題点があっ
た。テール部分の配列ピッチを大きくできないために、
隣接するテール部分を、プラグ型電気コネクタの上下の
方向で、交互にずらすことが行われているが、ずらす程
度には限界があった。従って、芯線とテール部分の接続
部を、個別に絶縁物（例えば絶縁チュ−ブ）で覆うよう
にしており、この結果、接続部の芯線が必要以上に長く
なり、シールドケース内を蛇行させる結果を招くと共
に、芯線端部とテール部の接続の作業性を改善すること
も困難であった。前記芯線は、通常、２本宛一組として
撚られた構造とすることによって、芯線間で信号がノイ
ズとして洩れるのを打ち消すようにしているので、接続
部での撚りをほどくべき長さを可及的に短くすることが
必要である。
【０００５】本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたも
ので、能率良く製造でき、かつ、製造の歩留も向上でき
るプラグ型電気コネクタおよびその製造方法を提供する
ことを目的としている。また、電線の端部から突出させ
た芯線とプラグ型電気コネクタ本体の接続の作業性を改
善し、かつ、芯線の蛇行を無くしたプラグ型電気コネク
タおよびその製造方法を提供することを別の目的として
いる。
ので、能率良く製造でき、かつ、製造の歩留も向上でき
るプラグ型電気コネクタおよびその製造方法を提供する
ことを目的としている。また、電線の端部から突出させ
た芯線とプラグ型電気コネクタ本体の接続の作業性を改
善し、かつ、芯線の蛇行を無くしたプラグ型電気コネク
タおよびその製造方法を提供することを別の目的として
いる。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の目的のもとになさ
れた本発明は、プラグ型電気コネクタ本体の後端部から
シールドケースまでの部分の外被が、予め成形された筒
状胴体で構成され、一方、電線の端部の外被が、オーバ
ーモールドで形成された筒状尾部によって構成されたも
のである。
れた本発明は、プラグ型電気コネクタ本体の後端部から
シールドケースまでの部分の外被が、予め成形された筒
状胴体で構成され、一方、電線の端部の外被が、オーバ
ーモールドで形成された筒状尾部によって構成されたも
のである。
【０００７】即ち本発明のプラグ型電気コネクタは、プ
ラグ型電気コネクタ本体の端子に、電線の端部から突出
させた芯線の端部が接続され、プラグ型電気コネクタ本
体および芯線がシールドケースで覆われていると共に、
プラグ型電気コネクタ本体の後端部からシールドケース
および電線の端部までが絶縁材製の外被で覆われている
プラグ型電気コネクタにおいて、前記プラグ型電気コネ
クタ本体の後端部からシールドケースまでの部分の外被
が、予め成形された筒状胴体で構成され、電線の端部に
遊嵌された筒状キャップに筒状胴体の後端部が係合さ
れ、この係合部分から電線の端部にオーバーモールドさ
れた筒状尾部が設けられて、前記シールドケースから電
線の端部までの外被が構成されていることを特徴とする
プラグ型電気コネクタである。
ラグ型電気コネクタ本体の端子に、電線の端部から突出
させた芯線の端部が接続され、プラグ型電気コネクタ本
体および芯線がシールドケースで覆われていると共に、
プラグ型電気コネクタ本体の後端部からシールドケース
および電線の端部までが絶縁材製の外被で覆われている
プラグ型電気コネクタにおいて、前記プラグ型電気コネ
クタ本体の後端部からシールドケースまでの部分の外被
が、予め成形された筒状胴体で構成され、電線の端部に
遊嵌された筒状キャップに筒状胴体の後端部が係合さ
れ、この係合部分から電線の端部にオーバーモールドさ
れた筒状尾部が設けられて、前記シールドケースから電
線の端部までの外被が構成されていることを特徴とする
プラグ型電気コネクタである。
【０００８】また、本発明のプラグ型電気コネクタの製
造方法は、プラグ型電気コネクタ本体の端子に、電線の
端部から突出させた芯線の端部が接続され、プラグ型電
気コネクタ本体および芯線がシールドケースで覆われて
いると共に、プラグ型電気コネクタ本体の後端部からシ
ールドケースおよび電線の端部までが絶縁材製の外被で
覆われているプラグ型電気コネクタの製造方法におい
て、 電線の端部に筒状キャップを遊嵌する。 電線の端部から芯線を突出させて、前記端子と接続
する接続部を形成すると共に、芯線の基部に電線の遮蔽
を折り返して露出させ、この遮蔽の外側に導電性のテー
プを巻き付ける。 前記芯線に形成した接続部をプラグ型電気コネクタ
本体の端子に接続する。 プラグ型電気コネクタ本体から前記導電性のテープ
の部分までにシールドケースを装着する。 プラグ型電気コネクタ本体の後端部からシールドケ
ースまでの部分に、予め成形された筒状胴体を嵌装し
て、筒状胴体の後端部を前記筒状キャップと係合する。 筒状胴体と筒状キャップの係合部から電線の端部の
部分に、筒状尾部をオーバーモールドによって成形す
る。 の工程で製造することを特徴とするプラグ型電気コネク
タの製造方法である。
造方法は、プラグ型電気コネクタ本体の端子に、電線の
端部から突出させた芯線の端部が接続され、プラグ型電
気コネクタ本体および芯線がシールドケースで覆われて
いると共に、プラグ型電気コネクタ本体の後端部からシ
ールドケースおよび電線の端部までが絶縁材製の外被で
覆われているプラグ型電気コネクタの製造方法におい
て、 電線の端部に筒状キャップを遊嵌する。 電線の端部から芯線を突出させて、前記端子と接続
する接続部を形成すると共に、芯線の基部に電線の遮蔽
を折り返して露出させ、この遮蔽の外側に導電性のテー
プを巻き付ける。 前記芯線に形成した接続部をプラグ型電気コネクタ
本体の端子に接続する。 プラグ型電気コネクタ本体から前記導電性のテープ
の部分までにシールドケースを装着する。 プラグ型電気コネクタ本体の後端部からシールドケ
ースまでの部分に、予め成形された筒状胴体を嵌装し
て、筒状胴体の後端部を前記筒状キャップと係合する。 筒状胴体と筒状キャップの係合部から電線の端部の
部分に、筒状尾部をオーバーモールドによって成形す
る。 の工程で製造することを特徴とするプラグ型電気コネク
タの製造方法である。
【０００９】
【作用】本発明によれば、電線の端部に、基準パーツと
なる部材の位置決め、固定をすることなくプラグ型電気
コネクタを製造することができる。また、シールドケー
スを筒状胴体で覆って外被を構成したので、シールドケ
ースを大型化してその内側空間を大きくし、端子のテー
ル部の配列ピッチを幅方向で大きくすることが可能とな
る。
なる部材の位置決め、固定をすることなくプラグ型電気
コネクタを製造することができる。また、シールドケー
スを筒状胴体で覆って外被を構成したので、シールドケ
ースを大型化してその内側空間を大きくし、端子のテー
ル部の配列ピッチを幅方向で大きくすることが可能とな
る。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例のプラグ型電気コネク
タとその製造方法を、添付した図を参照して説明する。
タとその製造方法を、添付した図を参照して説明する。
【００１１】実施例のプラグ型電気コネクタ１を、図１
乃至図４に示した。図１は横断面図、図２は平面図、図
３は縦断面図、図４は正面図である。このプラグ型電気
コネクタ１は、例えば、ビデオカメラ本体に設けられた
ソケットに嵌合可能に構成されたもので、前記ソケット
に嵌合するプラグ型電気コネクタ本体２の端子３のテー
ル部３ａに、電線４の端部４ａから突出させた芯線５の
端部を接続部６として、半田付けによって接続されてい
る。前記プラグ型電気コネクタ本体２を構成している絶
縁ハウジング７は、嵌合端となる前端部７ａに比べて、
後端部７ｂが幅広に成形されており、端子３のテール部
３ａは、後端部７ｂの部分で、前端部７ａより広いピッ
チで横一列に整列して配置され、各テール部３ａの間に
は仕切り壁７ｃが介在させてある。従って、テール部３
ａと接続部６の半田付け作業がやり易いと共に、テール
部３ａと接続部６の半田付け部分は、絶縁物で覆うこと
を要しないように配慮されている。
乃至図４に示した。図１は横断面図、図２は平面図、図
３は縦断面図、図４は正面図である。このプラグ型電気
コネクタ１は、例えば、ビデオカメラ本体に設けられた
ソケットに嵌合可能に構成されたもので、前記ソケット
に嵌合するプラグ型電気コネクタ本体２の端子３のテー
ル部３ａに、電線４の端部４ａから突出させた芯線５の
端部を接続部６として、半田付けによって接続されてい
る。前記プラグ型電気コネクタ本体２を構成している絶
縁ハウジング７は、嵌合端となる前端部７ａに比べて、
後端部７ｂが幅広に成形されており、端子３のテール部
３ａは、後端部７ｂの部分で、前端部７ａより広いピッ
チで横一列に整列して配置され、各テール部３ａの間に
は仕切り壁７ｃが介在させてある。従って、テール部３
ａと接続部６の半田付け作業がやり易いと共に、テール
部３ａと接続部６の半田付け部分は、絶縁物で覆うこと
を要しないように配慮されている。
【００１２】プラグ型電気コネクタ本体２の外側には、
金属板を成形して成るシールドケース８が嵌装されてい
る。このシールドケース８は、前記絶縁ハウジング７の
前端部７ａの部分を覆う筒状の前部８ａと、絶縁ハウジ
ング７の後端部７ｂの部分および前記芯線５の端部側の
部分を覆う箱状の中間部８ｂと、更に、芯線５の基部を
覆う筒状の後部８ｃで構成されている。箱状の中間部８
ｂは、上下で２分割になっており、上下から合わせるよ
うにして一つの箱状の構造が構成されるようになってい
る。また、筒状の後部８ｃは、かしめ加工によって円筒
形に成形されたものである。芯線５の基部は、電線４の
遮蔽が被覆側に折り返され、その外側に導電性のテープ
９が巻き付けられており、筒状の後部８ｃを導電性のテ
ープ９の外側にかしめることによって、後部８ｃが導電
性のテープ９の外側に嵌着され、プラグ型電気コネクタ
本体２と、シールドケース８と、電線４が一体となるよ
うにしてある。尚、シールドケース８の前部８ａから後
部８ｃまでは、図３に表れている通り、連結片１０ａ、
１０ｂで連なっている。
金属板を成形して成るシールドケース８が嵌装されてい
る。このシールドケース８は、前記絶縁ハウジング７の
前端部７ａの部分を覆う筒状の前部８ａと、絶縁ハウジ
ング７の後端部７ｂの部分および前記芯線５の端部側の
部分を覆う箱状の中間部８ｂと、更に、芯線５の基部を
覆う筒状の後部８ｃで構成されている。箱状の中間部８
ｂは、上下で２分割になっており、上下から合わせるよ
うにして一つの箱状の構造が構成されるようになってい
る。また、筒状の後部８ｃは、かしめ加工によって円筒
形に成形されたものである。芯線５の基部は、電線４の
遮蔽が被覆側に折り返され、その外側に導電性のテープ
９が巻き付けられており、筒状の後部８ｃを導電性のテ
ープ９の外側にかしめることによって、後部８ｃが導電
性のテープ９の外側に嵌着され、プラグ型電気コネクタ
本体２と、シールドケース８と、電線４が一体となるよ
うにしてある。尚、シールドケース８の前部８ａから後
部８ｃまでは、図３に表れている通り、連結片１０ａ、
１０ｂで連なっている。
【００１３】前記電線４の端部４ａには、筒体１１ａの
端部に鍔１１ｂを設けた構造の筒状キャップ１１が遊嵌
されている。また、プラグ型電気コネクタ２の前端側か
らは、予め成形された筒状胴体１２が嵌装され、この筒
状胴体１２の後端部１２ａを筒状キャップ１１の鍔１１
ｂと係合させて、プラグ型電気コネクタ本体２の後端部
から、シールドケース８の後部８ｃの部分の外側を覆う
外被１３が構成されている。筒状胴体１２の前端部１２
ｂの内側には、ラッチ片１４が設けてあり、シールドケ
ース８の前部８ａと中間部８ｂの境界段部１５と、前部
８ａの側壁から突出させた係合片１６との間に係合させ
て、シールドケース８との一体化が図られ、これによっ
て、電線４に遊嵌した前記筒状キャップ１１の位置も決
まるようになっている。
端部に鍔１１ｂを設けた構造の筒状キャップ１１が遊嵌
されている。また、プラグ型電気コネクタ２の前端側か
らは、予め成形された筒状胴体１２が嵌装され、この筒
状胴体１２の後端部１２ａを筒状キャップ１１の鍔１１
ｂと係合させて、プラグ型電気コネクタ本体２の後端部
から、シールドケース８の後部８ｃの部分の外側を覆う
外被１３が構成されている。筒状胴体１２の前端部１２
ｂの内側には、ラッチ片１４が設けてあり、シールドケ
ース８の前部８ａと中間部８ｂの境界段部１５と、前部
８ａの側壁から突出させた係合片１６との間に係合させ
て、シールドケース８との一体化が図られ、これによっ
て、電線４に遊嵌した前記筒状キャップ１１の位置も決
まるようになっている。
【００１４】前記筒状胴体１２と筒状キャップ１１の係
合部分から、電線４の端部４ａに亘る部分には、オーバ
ーモールドによって、筒状尾部１７が形成され、この筒
状尾部１７によって、該部の外被１８が構成されてい
る。筒状尾部１７は、オーバーモールドによって成形さ
れるため、筒状胴体１２の後端部１２ａの外側面、筒状
キャップ１１の外側面並びに電線４の端部４ａの外側面
にそれぞれ被着し、これらの部材が一体化されている。
合部分から、電線４の端部４ａに亘る部分には、オーバ
ーモールドによって、筒状尾部１７が形成され、この筒
状尾部１７によって、該部の外被１８が構成されてい
る。筒状尾部１７は、オーバーモールドによって成形さ
れるため、筒状胴体１２の後端部１２ａの外側面、筒状
キャップ１１の外側面並びに電線４の端部４ａの外側面
にそれぞれ被着し、これらの部材が一体化されている。
【００１５】次に、上記実施例のプラグ型電気コネクタ
１の製造方法を説明する。図５乃至図１３は製造過程を
示したものである。先ず、図５に示すように、電線４の
端部４ａに筒状キャップ１１を遊嵌し、次に、電線４の
端部４ａの処理を行う。端部４ａの処理は図６に示した
通りで、電線４の被覆を除去し、露出した遮蔽（金属製
網）を被覆の上に折り返して芯線５を突出させると共
に、芯線５の基部で折り返した遮蔽の外側に導電性のテ
ープ９を巻き付け、また、芯線５の端部の被覆を除去し
て接続部６を形成する。次に、図７に示したように、芯
線５に形成した接続部６をプラグ型電気コネクタ本体２
の端子３のテール部３ａに半田付けによって接続する。
１の製造方法を説明する。図５乃至図１３は製造過程を
示したものである。先ず、図５に示すように、電線４の
端部４ａに筒状キャップ１１を遊嵌し、次に、電線４の
端部４ａの処理を行う。端部４ａの処理は図６に示した
通りで、電線４の被覆を除去し、露出した遮蔽（金属製
網）を被覆の上に折り返して芯線５を突出させると共
に、芯線５の基部で折り返した遮蔽の外側に導電性のテ
ープ９を巻き付け、また、芯線５の端部の被覆を除去し
て接続部６を形成する。次に、図７に示したように、芯
線５に形成した接続部６をプラグ型電気コネクタ本体２
の端子３のテール部３ａに半田付けによって接続する。
【００１６】続いて、図８、９および図１０、１１に示
したように、プラグ型電気コネクタ本体２から前記導電
性のテープ９の部分までに、シールドケース８を装着す
る。シールドケース８の中間部８ｂの箱状の部分は、上
下で２分割されており、シールドケース８の前部８ａと
後部８ｃに、それぞれ連結片１０ａ、１０ｂで連なって
いる、頂板側を先ず装着し、この状態で、後部８ｃを芯
線５の基部に巻き付けた導電性のテープ９の外側からか
しめて嵌着する（図８、９）。そして、その後に、シー
ルドケース８の中間部８ｂを完成するべく、中間部８ｂ
の頂板側に対して、下側から底板側を係合させて装着を
完了する（図１０、１１）。
したように、プラグ型電気コネクタ本体２から前記導電
性のテープ９の部分までに、シールドケース８を装着す
る。シールドケース８の中間部８ｂの箱状の部分は、上
下で２分割されており、シールドケース８の前部８ａと
後部８ｃに、それぞれ連結片１０ａ、１０ｂで連なって
いる、頂板側を先ず装着し、この状態で、後部８ｃを芯
線５の基部に巻き付けた導電性のテープ９の外側からか
しめて嵌着する（図８、９）。そして、その後に、シー
ルドケース８の中間部８ｂを完成するべく、中間部８ｂ
の頂板側に対して、下側から底板側を係合させて装着を
完了する（図１０、１１）。
【００１７】次に、筒状胴体１２を、図１２、１３に示
したように、プラグ型電気コネクタ本体２の前端部側か
らシールドケース８の外側に嵌装すると共に、電線４に
遊嵌してある筒状キャップ１１をプラグ型電気コネクタ
２側に移動させて、筒状胴体１２の前端部１２ｂの内側
に設けたラッチ片１４をシールドケース８に形成された
境界段部１５と係合片１６に係合させると共に、後端部
１２ａを筒状キャップ１１の鍔１１ｂに係合させて、プ
ラグ型電気コネクタ２の後端部からシールドケース８の
後部８ｃに亘る部分の外被１３を完成する。
したように、プラグ型電気コネクタ本体２の前端部側か
らシールドケース８の外側に嵌装すると共に、電線４に
遊嵌してある筒状キャップ１１をプラグ型電気コネクタ
２側に移動させて、筒状胴体１２の前端部１２ｂの内側
に設けたラッチ片１４をシールドケース８に形成された
境界段部１５と係合片１６に係合させると共に、後端部
１２ａを筒状キャップ１１の鍔１１ｂに係合させて、プ
ラグ型電気コネクタ２の後端部からシールドケース８の
後部８ｃに亘る部分の外被１３を完成する。
【００１８】最後に、前記筒状胴体１２の後端部１２ａ
と筒状キャップ１１の鍔１１ｂの係合部から、電線４の
端部４ａに亘る部分に、筒状尾部１７をオーバーモール
ドによって成形し、該部の外被１８を完成する。
と筒状キャップ１１の鍔１１ｂの係合部から、電線４の
端部４ａに亘る部分に、筒状尾部１７をオーバーモール
ドによって成形し、該部の外被１８を完成する。
【００１９】実施例のプラグ型電気コネクタ１によれ
ば、製造に際し、従来のように電線４に対して位置を設
定して固定すべき部材を無くできるので、製造の能率を
向上でき、しかも、製造の歩留も格段に向上することが
できる。また、プラグ型電気コネクタ本体２を覆うシー
ルドケース８の部分の外被１３は、予め成形された筒状
胴体１２で構成されるようにしたので、シールドケース
８と外被１３の間の、複雑な係合構造を無くすることが
できる。この結果、プラグ型電気コネクタ本体２の後端
部を覆うシールドケース８の中間部８ｂを単純な構造と
して、その内部を大きくできる。従って、端子３のテー
ル部３ａは、大きいピッチで横一列に配列することが可
能となり、しかも、各々の半田付け部分は仕切り壁７ｃ
で隔離できるので、半田付け部分へ絶縁チューブなどの
絶縁物で覆う必要も無くなり、テール部３ａと芯線５の
接続部６との、半田付けなどによる接続の作業性も改善
することができる。また、半田付け部分へ絶縁チューブ
などを嵌装する必要がないので、芯線５はテール部３ａ
に対して蛇行させることなく直接的に接続することがで
きる。図１、３、６、７、８、９において、芯線５は、
その基部からテール部３ａまでが直線的に描かれている
が、これは図を簡略化するためのものである。実際に
は、隣接する２本の芯線５がペアとなって撚られた構造
で、芯線５間で信号がノイズとして洩れるのを相殺でき
る構造となっている。実施例によれば、撚られた構造は
端子３のテール部３ａに近接するきわめて短い長さの部
分だけをほどけば良くなるので、信号がノイズとして洩
れる可能性を低減した接続構造を実現することができ
る。
ば、製造に際し、従来のように電線４に対して位置を設
定して固定すべき部材を無くできるので、製造の能率を
向上でき、しかも、製造の歩留も格段に向上することが
できる。また、プラグ型電気コネクタ本体２を覆うシー
ルドケース８の部分の外被１３は、予め成形された筒状
胴体１２で構成されるようにしたので、シールドケース
８と外被１３の間の、複雑な係合構造を無くすることが
できる。この結果、プラグ型電気コネクタ本体２の後端
部を覆うシールドケース８の中間部８ｂを単純な構造と
して、その内部を大きくできる。従って、端子３のテー
ル部３ａは、大きいピッチで横一列に配列することが可
能となり、しかも、各々の半田付け部分は仕切り壁７ｃ
で隔離できるので、半田付け部分へ絶縁チューブなどの
絶縁物で覆う必要も無くなり、テール部３ａと芯線５の
接続部６との、半田付けなどによる接続の作業性も改善
することができる。また、半田付け部分へ絶縁チューブ
などを嵌装する必要がないので、芯線５はテール部３ａ
に対して蛇行させることなく直接的に接続することがで
きる。図１、３、６、７、８、９において、芯線５は、
その基部からテール部３ａまでが直線的に描かれている
が、これは図を簡略化するためのものである。実際に
は、隣接する２本の芯線５がペアとなって撚られた構造
で、芯線５間で信号がノイズとして洩れるのを相殺でき
る構造となっている。実施例によれば、撚られた構造は
端子３のテール部３ａに近接するきわめて短い長さの部
分だけをほどけば良くなるので、信号がノイズとして洩
れる可能性を低減した接続構造を実現することができ
る。
【００２０】
【発明の効果】以上に説明の通り、本発明によれば、能
率良く製造でき、かつ、製造の歩留も向上できるプラグ
型電気コネクタおよびその製造方法が提供できる。ま
た、電線の芯線とプラグ型電気コネクタ本体の端子の接
続の作業性を向上でき、しかも信号がノイズとして洩れ
るのを低減した接続構造が得られるプラグ型電気コネク
タおよびその製造方法が提供できる。
率良く製造でき、かつ、製造の歩留も向上できるプラグ
型電気コネクタおよびその製造方法が提供できる。ま
た、電線の芯線とプラグ型電気コネクタ本体の端子の接
続の作業性を向上でき、しかも信号がノイズとして洩れ
るのを低減した接続構造が得られるプラグ型電気コネク
タおよびその製造方法が提供できる。
【図１】 本発明の実施例のプラグ型電気コネクタの
横断面図である。
横断面図である。
【図２】 同じく、平面図である。
【図３】 同じく、縦断面図である。
【図４】 同じく、正面図である。
【図５】 本発明の実施例のプラグ型電気コネクタを
製造する過程の図で、電線に筒状キャップを遊嵌した状
態の平面図である。
製造する過程の図で、電線に筒状キャップを遊嵌した状
態の平面図である。
【図６】 同じく、電線の端部を処理した状態の平面
図である。
図である。
【図７】 同じく、電線とプラグ型電気コネクタ本体
を接続した状態の平面図である。
を接続した状態の平面図である。
【図８】 同じく、中間部の底板側を除くシールドケ
ースを装着した状態の、一部を断面で示した正面図であ
る。
ースを装着した状態の、一部を断面で示した正面図であ
る。
【図９】 同じく、中間部の底板側を除くシールドケ
ースを装着した状態の底面図である。
ースを装着した状態の底面図である。
【図１０】 同じく、中間部の底板側を係合したシール
ドケースを装着した状態の正面図である。
ドケースを装着した状態の正面図である。
【図１１】 同じく、中間部の底板側を係合したシール
ドケースを装着した状態の底面図である。
ドケースを装着した状態の底面図である。
【図１２】 同じく、筒状胴体を嵌装した状態の平面図
である。
である。
【図１３】 同じく、筒状胴体を嵌装した状態の正面図
である。
である。
１ プラグ型電気コネクタ ２ プラグ型電気コネクタ本体 ３ 端子 ３ａ 端子のテール部 ４ 電線 ４ａ 電線の端部 ５ 芯線 ６ 接続部 ７ 絶縁ハウジング ７ａ 絶縁ハウジングの前端部 ７ｂ 絶縁ハウジングの後端部 ７ｃ 絶縁ハウジングの仕切り壁 ８ シールドケース ８ａ シールドケースの前部 ８ｂ シールドケースの中間部 ８ｃ シールドケースの後部 ９ 導電性のテープ １０ａ 連結片 １０ｂ 連結片 １１ 筒状キャップ １１ａ 筒状キャップの筒体 １１ｂ 筒状キャップの鍔 １２ 筒状胴体 １２ａ 筒状胴体の後端部 １２ｂ 筒状胴体の前端部 １３ 外被 １４ ラッチ片 １５ 境界段部 １６ 係合片 １７ 筒状尾部 １８ 外被
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01R 13/46 - 13/518 H01R 13/56 - 13/58 H01R 13/648 - 13/658 H01R 23/26 H01R 43/00
Claims (7)
- 【請求項１】 プラグ型電気コネクタ本体２の端子３
に、電線４の端部４ａから突出させた芯線５の端部が接
続され、プラグ型電気コネクタ本体２および芯線５がシ
ールドケース８で覆われていると共に、プラグ型電気コ
ネクタ本体２の後端部からシールドケース８および電線
４の端部４ａまでが絶縁材製の外被１３、１８で覆われ
ているプラグ型電気コネクタ１において、 前記プラグ型電気コネクタ本体２の後端部からシールド
ケース８までの部分の外被１３が、予め成形された筒状
胴体１２で構成され、電線４の端部に遊嵌された筒状キ
ャップ１１に筒状胴体１２の後端部１２ａが係合され、
この係合部分から電線４の端部４ａにオーバーモールド
された筒状尾部１７が設けられて、前記シールドケース
８から電線４の端部４ａまでの外被１８が構成されてい
ることを特徴とするプラグ型電気コネクタ。 - 【請求項２】 筒状胴体１２の前端部１２ｂが、シー
ルドケース８の前部８ａに係合させてある請求項１記載
のプラグ型電気コネクタ。 - 【請求項３】 電線４の端部４ａから突出させた芯線
５の基部に、電線４の遮蔽が露出させてあり、この遮蔽
の外側に導電性のテープ９が巻かれ、導電性のテープ９
の外側にシールドケース８の後部８ｃが嵌着してある請
求項１記載のプラグ型電気コネクタ。 - 【請求項４】 プラグ型電気コネクタ本体２は、後端
部が前端部より幅広に構成されており、端子３のテール
部３ａが前端部のピッチに比べて大きいピッチとされて
いる請求項１記載のプラグ型電気コネクタ。 - 【請求項５】 筒状尾部１７は、筒状胴体１２の後端
部１２ａと、筒状キャップ１１と、電線４の端部４ａの
外側面に被着して一体化している請求項１記載のプラグ
型電気コネクタ。 - 【請求項６】 プラグ型電気コネクタ本体２の端子３
に、電線４の端部４ａから突出させた芯線５の端部が接
続され、プラグ型電気コネクタ本体２および芯線５がシ
ールドケース８で覆われていると共に、プラグ型電気コ
ネクタ本体２の後端部からシールドケース８および電線
４の端部４ａまでが絶縁材製の外被１３、１８で覆われ
ているプラグ型電気コネクタの製造方法において、 電線４の端部４ａに筒状キャップ１１を遊嵌する。 電線４の端部４ａから芯線５を突出させて、前記端
子３と接続する接続部６を形成すると共に、芯線５の基
部に電線４の遮蔽を折り返して露出させ、この遮蔽の外
側に導電性のテープ９を巻き付ける。 前記芯線５に形成した接続部６をプラグ型電気コネ
クタ本体２の端子３に接続する。 プラグ型電気コネクタ本体２から前記導電性のテー
プ９の部分までにシールドケース８を装着する。 プラグ型電気コネクタ本体２の後端部からシールド
ケース８までの部分に、予め成形された筒状胴体１２を
嵌装して、筒状胴体１２の後端部１２ａを前記筒状キャ
ップ１１と係合する。 筒状胴体１２と筒状キャップ１１の係合部から電線
４の端部４ａの部分に、筒状尾部１７をオーバーモール
ドによって成形する。 の工程で製造することを特徴とするプラグ型電気コネク
タの製造方法。 - 【請求項７】 シールドケース８は、後部８ｃ側を、
芯線５の基部に露出させた電線４の遮蔽に巻き付けられ
た導電性のテープ９の外側に嵌着して固定する請求項６
記載のプラグ型電気コネクタの製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7353376A JP2978953B2 (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | プラグ型電気コネクタとその製造方法 |
| US08/769,722 US5833495A (en) | 1995-12-29 | 1996-12-18 | Plug type cable connector |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7353376A JP2978953B2 (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | プラグ型電気コネクタとその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09199230A JPH09199230A (ja) | 1997-07-31 |
| JP2978953B2 true JP2978953B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=18430425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7353376A Expired - Fee Related JP2978953B2 (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | プラグ型電気コネクタとその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JP2978953B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| US6113429A (en) * | 1997-02-25 | 2000-09-05 | Dbt Automation Gmbh | Plug-type coupling for sheathed electrical cables |
| US6162093A (en) * | 1999-08-06 | 2000-12-19 | Agilent Technologies, Inc. | Ultrasound transducer connector assembly |
| US6162094A (en) * | 1999-09-22 | 2000-12-19 | Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. | Connector housing |
| JP3604314B2 (ja) | 2000-02-03 | 2004-12-22 | 松下電器産業株式会社 | Ｘｓｒケーブルコネクタ |
| US6428357B1 (en) * | 2001-06-19 | 2002-08-06 | Amphenol Corporation | Electrical connector with overmold housing |
| US6811441B2 (en) * | 2002-05-10 | 2004-11-02 | Fci Americas Technology, Inc. | Electrical cable strain relief and electrical closure |
| JP3680173B2 (ja) * | 2002-10-28 | 2005-08-10 | 日本航空電子工業株式会社 | 防水コネクタ |
| US6736669B1 (en) * | 2003-01-14 | 2004-05-18 | Martin Dennis J | Cable organizing and securing device |
| DE10338616A1 (de) * | 2003-08-22 | 2005-03-24 | Hirschmann Electronics Gmbh & Co. Kg | Steckverbindung mit elektrisch leitfähiger Kunststoffklappe |
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| US7717733B1 (en) * | 2008-12-10 | 2010-05-18 | Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. | Cable assembly having enhanced interconnection device thereof |
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| AU2011207434B2 (en) | 2010-01-25 | 2014-10-02 | Enphase Energy, Inc. | Method and apparatus for interconnecting distributed power sources |
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| DE4404260A1 (de) * | 1994-02-10 | 1995-08-17 | W W Fischer Sa | Elektrische Steckverbindung, insbesondere für die Medizintechnik |
| US5618208A (en) * | 1994-06-03 | 1997-04-08 | Siemens Medical Systems, Inc. | Fully insulated, fully shielded electrical connector arrangement |
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- 1995-12-29 JP JP7353376A patent/JP2978953B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-12-18 US US08/769,722 patent/US5833495A/en not_active Expired - Fee Related
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| US5833495A (en) | 1998-11-10 |
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