JP2837183B2 - パネルの目地構造 - Google Patents
パネルの目地構造Info
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- JP2837183B2 JP2837183B2 JP20551489A JP20551489A JP2837183B2 JP 2837183 B2 JP2837183 B2 JP 2837183B2 JP 20551489 A JP20551489 A JP 20551489A JP 20551489 A JP20551489 A JP 20551489A JP 2837183 B2 JP2837183 B2 JP 2837183B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、間仕切り、屋根に使用
するパネルの目地構造に関するものである。
するパネルの目地構造に関するものである。
従来この種パネルの目地部は、実公昭52−3047号公
報に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、
かつ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介
して固定する構造となっていた。また、実開昭63−96
141号公報、実開昭63−96143号公報、実開昭63−96
144号公報、等が考え出されている。
報に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、
かつ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介
して固定する構造となっていた。また、実開昭63−96
141号公報、実開昭63−96143号公報、実開昭63−96
144号公報、等が考え出されている。
しかしながら、では固定具の頭部が外観に露出して
いるため、防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不
利があった。また、〜は外観に固定具の頭部が露出
しないものの、固定はパネルの一端を固着具、あるいは
取付け金物により固定する構造であるため、地震等の外
力に対して目地に隙間が発生してしまい、防水性、気密
性に問題があった。
いるため、防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不
利があった。また、〜は外観に固定具の頭部が露出
しないものの、固定はパネルの一端を固着具、あるいは
取付け金物により固定する構造であるため、地震等の外
力に対して目地に隙間が発生してしまい、防水性、気密
性に問題があった。
本発明はこのような欠点を除去するために、隣合うパ
ネル同士の側端面を当接して固定し、この当接部に形成
した2本の垂直片に、多数個の、両側端に係止部を有す
る目地カバー取付具の略中央に形成した断面略逆U字状
の凹溝を嵌装して固定し、この目地カバー取付具に、両
側端に係合部を有する目地カバーを一体に嵌着したパネ
ルの目地構造を提供するものである。
ネル同士の側端面を当接して固定し、この当接部に形成
した2本の垂直片に、多数個の、両側端に係止部を有す
る目地カバー取付具の略中央に形成した断面略逆U字状
の凹溝を嵌装して固定し、この目地カバー取付具に、両
側端に係合部を有する目地カバーを一体に嵌着したパネ
ルの目地構造を提供するものである。
以下に図面を用いて本発明に係るパネルの目地構造
(以下、単に目地構造という)の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第1図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Aパネル、Bは目地カバー取
付具、Cは目地カバー、Dは目地部である。さらに詳説
すると、パネルAは第2図に示すように横断面がハット
状で、かつ、長尺体とした金属製表面材1(以下、単に
表面材という)と、表面材1の裏面に形成した芯材7
と、芯材7の長手方向の少なくとも裏面を被覆した金属
製裏面材8(以下、単に裏面材という)とからサンドイ
ッチ構造に形成したものである。さらに説明すると、表
面材1、裏面材8は金属材、例えばAl、Fe、Cu、ステン
レス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、クラ
ッド鋼板、制振鋼板(サンドイッチ鋼板)、フッ素塗膜
鋼板などの1種をロール成形、プレス加工、押出成形等
により成形したものである。すなわち表面材1は第3図
に示すように長尺状の化粧面2と、化粧面2の両側端を
内方へ、化粧面2に対して鈍角に屈曲した側壁3と、側
壁3の先端を外側方へ屈曲し延長した突出片4と、その
先端を外方に突出した垂直片5と、垂直片5の先端を内
方に垂下した側面片6とから構成したものであり、垂直
片5は第1図に示すように、中央に凹溝13を持つ第5図
に示すような目地カバー取付具Bを装着する際のガイ
ド、および防水面として機能するものである。また、側
面片6は芯材7の原料を充填する際、芯材7が垂直片
5、および突出片4の表面側に漏れないようにすると共
に、パネルAの側端を直線状にし、パネルA同士を間隙
なく接触させるためのものである。さらに、垂直片5、
側面片6はパネルA自体の補強としても機能するもので
ある。また、表面材1の長さは4000〜10000mm位、幅W1
(化粧面2の幅)は400〜900mm程度、全幅W2は450〜120
0mm位、突出片4の幅W3は20〜100mm位、化粧面2から突
出片4までの高さHは10〜100mm位である。芯材7は主
に断熱材、防水材、吸音材、緩衝材、もしくは防火材と
いて機能するものであり、その素材としては、ポリイソ
シアヌレートフォーム、ポリウレタンフォーム、フェノ
ルーフォーム、ポリウレアフォーム、およびこれらに難
燃剤、難燃助剤を添加したものの1種、あるいはこれら
の1種以上を積層したもの、もしくは鉱物繊維、無機成
形体を一層以上介在して積層した構造、または石膏ボー
ド、ALC板、ケイ酸カルシウム板、ロックウール板等の
無機材からなるものである。なお、芯材7は表面材1の
裏面に原料を吐出してモールド構造で一体化したり、成
形体を接着剤により一体化したりするものである。また
裏面材8は第4図に示すように主に芯材7の裏面を被覆
し、補強材、防水材、防湿材、防火材の機能を有すると
共に、芯材7が躯体αに直接接触するのを防止する隔離
材として役立つものである。また、裏面材8の形状とし
ては、第4図に示すように両側端を内方でかつ内側方に
L字状に屈曲した側面片9と、側面片9近傍を切り欠い
た切り欠き10を形成したものである。また、裏面材8に
おいて、全幅をW4とすると、W2=W4の関係である。目地
カバー取付具Bは第5図に示すように、金属製板材を屈
曲成形した短尺状のものであり、水平面状の固定部11、
係止部16とからなるものである。さらに詳説すると、固
定部11は水平面状であり、取付孔12と、その長さ方向の
略中央部を外方に突出し、断面略逆U字状に形成した凹
溝13とからなるものである。また、係止部16は固定部11
の両側端を外方に屈曲した立ち上がり片14と、立ち上が
り片14の先端を外側方に屈曲し先端を内方に折り返した
係止片15とから形成したものである。また、凹溝13は第
1図に示すようにパネルA同士の垂直片5に嵌装されて
位置決められるものであり、目地カバー取付具Bを直線
状に複数個取り付けるのが容易となり、施工が非常に楽
なものとなるものである。その素材としては金属材、例
えばステンレス等である。また、係止片15は後記する目
地カバーCの係合片19を係止し、目地カバーCをパネル
A同士の目地部Dに固定するためのものであり、また目
地カバー取付具Bを短尺状に形成することにより、目地
カバー取付具Bの1つから目地カバーCがはずれたとし
ても他の目地カバー取付具Bにより係止されるため、目
地カバーCの剥落のない、係合装着が容易なものとな
る。さらに目地カバーCは、前記した金属製薄板材より
なり、その形状は第6図に示すように、水平面状の化粧
面部17と、化粧面部17の両側端を内方に化粧面部17に対
して鈍角に屈曲した側壁化粧面18と、側壁化粧面18の先
端を内側方に側壁化粧面に対して鋭角に、かつ前記した
係止片15に係止し得る形状に屈曲した係合片19とからな
る係合部20とからなるものである。さらに詳説すると、
化粧面部17は、第1図に示すように目地部Dに目地カバ
ーCが目地カバー取付具Bにより固定されることによ
り、パネルAを躯体αに固定する際に用いた固定具βを
被覆し、固定具βが外部に露出しないようにするための
ものである。また、係合片19は目地カバー取付具Bの係
止片15に係止され、目地カバーCを目地カバー取付具B
に嵌着することにより、目地部D上に目入カバーCを確
実に、離脱なく固定するためのものである。
(以下、単に目地構造という)の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第1図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Aパネル、Bは目地カバー取
付具、Cは目地カバー、Dは目地部である。さらに詳説
すると、パネルAは第2図に示すように横断面がハット
状で、かつ、長尺体とした金属製表面材1(以下、単に
表面材という)と、表面材1の裏面に形成した芯材7
と、芯材7の長手方向の少なくとも裏面を被覆した金属
製裏面材8(以下、単に裏面材という)とからサンドイ
ッチ構造に形成したものである。さらに説明すると、表
面材1、裏面材8は金属材、例えばAl、Fe、Cu、ステン
レス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、クラ
ッド鋼板、制振鋼板(サンドイッチ鋼板)、フッ素塗膜
鋼板などの1種をロール成形、プレス加工、押出成形等
により成形したものである。すなわち表面材1は第3図
に示すように長尺状の化粧面2と、化粧面2の両側端を
内方へ、化粧面2に対して鈍角に屈曲した側壁3と、側
壁3の先端を外側方へ屈曲し延長した突出片4と、その
先端を外方に突出した垂直片5と、垂直片5の先端を内
方に垂下した側面片6とから構成したものであり、垂直
片5は第1図に示すように、中央に凹溝13を持つ第5図
に示すような目地カバー取付具Bを装着する際のガイ
ド、および防水面として機能するものである。また、側
面片6は芯材7の原料を充填する際、芯材7が垂直片
5、および突出片4の表面側に漏れないようにすると共
に、パネルAの側端を直線状にし、パネルA同士を間隙
なく接触させるためのものである。さらに、垂直片5、
側面片6はパネルA自体の補強としても機能するもので
ある。また、表面材1の長さは4000〜10000mm位、幅W1
(化粧面2の幅)は400〜900mm程度、全幅W2は450〜120
0mm位、突出片4の幅W3は20〜100mm位、化粧面2から突
出片4までの高さHは10〜100mm位である。芯材7は主
に断熱材、防水材、吸音材、緩衝材、もしくは防火材と
いて機能するものであり、その素材としては、ポリイソ
シアヌレートフォーム、ポリウレタンフォーム、フェノ
ルーフォーム、ポリウレアフォーム、およびこれらに難
燃剤、難燃助剤を添加したものの1種、あるいはこれら
の1種以上を積層したもの、もしくは鉱物繊維、無機成
形体を一層以上介在して積層した構造、または石膏ボー
ド、ALC板、ケイ酸カルシウム板、ロックウール板等の
無機材からなるものである。なお、芯材7は表面材1の
裏面に原料を吐出してモールド構造で一体化したり、成
形体を接着剤により一体化したりするものである。また
裏面材8は第4図に示すように主に芯材7の裏面を被覆
し、補強材、防水材、防湿材、防火材の機能を有すると
共に、芯材7が躯体αに直接接触するのを防止する隔離
材として役立つものである。また、裏面材8の形状とし
ては、第4図に示すように両側端を内方でかつ内側方に
L字状に屈曲した側面片9と、側面片9近傍を切り欠い
た切り欠き10を形成したものである。また、裏面材8に
おいて、全幅をW4とすると、W2=W4の関係である。目地
カバー取付具Bは第5図に示すように、金属製板材を屈
曲成形した短尺状のものであり、水平面状の固定部11、
係止部16とからなるものである。さらに詳説すると、固
定部11は水平面状であり、取付孔12と、その長さ方向の
略中央部を外方に突出し、断面略逆U字状に形成した凹
溝13とからなるものである。また、係止部16は固定部11
の両側端を外方に屈曲した立ち上がり片14と、立ち上が
り片14の先端を外側方に屈曲し先端を内方に折り返した
係止片15とから形成したものである。また、凹溝13は第
1図に示すようにパネルA同士の垂直片5に嵌装されて
位置決められるものであり、目地カバー取付具Bを直線
状に複数個取り付けるのが容易となり、施工が非常に楽
なものとなるものである。その素材としては金属材、例
えばステンレス等である。また、係止片15は後記する目
地カバーCの係合片19を係止し、目地カバーCをパネル
A同士の目地部Dに固定するためのものであり、また目
地カバー取付具Bを短尺状に形成することにより、目地
カバー取付具Bの1つから目地カバーCがはずれたとし
ても他の目地カバー取付具Bにより係止されるため、目
地カバーCの剥落のない、係合装着が容易なものとな
る。さらに目地カバーCは、前記した金属製薄板材より
なり、その形状は第6図に示すように、水平面状の化粧
面部17と、化粧面部17の両側端を内方に化粧面部17に対
して鈍角に屈曲した側壁化粧面18と、側壁化粧面18の先
端を内側方に側壁化粧面に対して鋭角に、かつ前記した
係止片15に係止し得る形状に屈曲した係合片19とからな
る係合部20とからなるものである。さらに詳説すると、
化粧面部17は、第1図に示すように目地部Dに目地カバ
ーCが目地カバー取付具Bにより固定されることによ
り、パネルAを躯体αに固定する際に用いた固定具βを
被覆し、固定具βが外部に露出しないようにするための
ものである。また、係合片19は目地カバー取付具Bの係
止片15に係止され、目地カバーCを目地カバー取付具B
に嵌着することにより、目地部D上に目入カバーCを確
実に、離脱なく固定するためのものである。
次に施工例につき説明する。
いま第1図に示すような外壁を構成するために、C型
鋼によりなる躯体αに第2図に示すようなパネルA1を縦
に、突出片4をスクリュービスよりなる固定具βにより
固定する。次に、パネルA2の側面片6をパネルA1の側面
片6に当接するようにして突出片4を固定具βにより躯
体αに固定する。このようにして、パネルA間の目地部
Dが形成されたら、パネルA同士の垂直片5に第5図に
示すような目地カバー取付具Bの凹溝13を嵌装し、固定
部11を固定具βにより突出片4上に固定し、目地カバー
取付具Bを所定ピッチ(600mm)で複数個固定する。目
地カバー取付具Bの取り付けが全て完了したら、この目
地カバー取付具Bの係止部16に、第6図に示すような長
尺状の目地カバーCの係合部20を嵌着し、パネルA同士
の目地部Dを目地カバーCにより被覆して、施工を完了
するものである。
鋼によりなる躯体αに第2図に示すようなパネルA1を縦
に、突出片4をスクリュービスよりなる固定具βにより
固定する。次に、パネルA2の側面片6をパネルA1の側面
片6に当接するようにして突出片4を固定具βにより躯
体αに固定する。このようにして、パネルA間の目地部
Dが形成されたら、パネルA同士の垂直片5に第5図に
示すような目地カバー取付具Bの凹溝13を嵌装し、固定
部11を固定具βにより突出片4上に固定し、目地カバー
取付具Bを所定ピッチ(600mm)で複数個固定する。目
地カバー取付具Bの取り付けが全て完了したら、この目
地カバー取付具Bの係止部16に、第6図に示すような長
尺状の目地カバーCの係合部20を嵌着し、パネルA同士
の目地部Dを目地カバーCにより被覆して、施工を完了
するものである。
以上説明したのは本発明に係る目地構造の一実施例に
すぎず、第7図(a)〜(k)、第8図(a)〜
(f)、第9図(a)、(b)に示すようなパネルA、
第10図(a)〜(g)に示すような目地構造とすること
ができる。すなわち、第7図(a)〜(k)は主に表面
材1を各々変形したパネルAである。また第8図(a)
〜(f)において、(a)図は芯材7が合成樹脂発泡体
のように、原料で吐出した際に表、裏面材1、8間より
液洩れしないようにシート状物21で側端部を被覆したパ
ネルA、(b)図は芯材7の中間、または表面材1の裏
面、もしくは裏面材8の表面にロックウール、アスベス
ト等の鉱物繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の繊維状
物、繊維シート状物よりなる耐火面材22を介在させたパ
ネルA、(c)図は芯材7を有機と無機の2層にしたパ
ネルA、(d)図は厚さ設定用として機能する嵩上げ材
23(短尺材、あるいは長尺材)の形成したパネルA、
(e)図は補強兼隔離材、液洩れ防止材、ストッパ材、
防火材として機能する補強材24(無機材等)を表面材
1、裏面材8の中間に配設したパネルA、(f)図はパ
ーライト粒、シラスバルーン、ガラスビーズのような無
機軽量骨材25を突出片4の芯材7、あるいは図示しない
が芯材7の全面に高密度に充填し、耐火性を向上したパ
ネルAである。さらに、第9図(a)はパネルAの長手
方向の一端縁、あるいは図示しないが両端縁に、(b)
図(第9図(a)のイーイ線断面図)に示すように表面
材1の端縁を内方に屈曲して形成した端面壁2aを形成し
たものであり、パネルAの端部間の目地部におけるコー
キング材の施工性、耐久性、耐候性、耐震性を向上する
ためのものである。さらに、第10図(a)〜(g)にお
いて、(a)図は垂直片5、凹溝13に嵌合構造を形成
し、パネルA間の密着性、目地カバー取付具Bの施工性
(目地カバー取付具Bを持った状態で固定することがな
い)を向上させた目地構造、(b)図は側壁化粧面18と
側壁3間にコーキング材Eを形成し、防水性、意匠性等
を向上した目地構造、(c)〜(e)図は敷目板Fをパ
ネルAの目地部D裏面に成形し、防水性、耐火性(火炎
の躯体αへの侵入防止)を向上した目地構造、(f)図
は(d)図において目地部DのパネルAに無機材G(ケ
イ酸カルシウム板、ロックウール板、石膏ボード等)を
形成した目地構造、(g)図は(d)図において、パネ
ルA間の垂直片5同士にコーキング材Eを植設し防水性
を強化した目地構造である。勿論、第7図(a)〜
(k)〜第10図(a)〜(g)を各々組み合わせて目地
構造を形成することができるものである。
すぎず、第7図(a)〜(k)、第8図(a)〜
(f)、第9図(a)、(b)に示すようなパネルA、
第10図(a)〜(g)に示すような目地構造とすること
ができる。すなわち、第7図(a)〜(k)は主に表面
材1を各々変形したパネルAである。また第8図(a)
〜(f)において、(a)図は芯材7が合成樹脂発泡体
のように、原料で吐出した際に表、裏面材1、8間より
液洩れしないようにシート状物21で側端部を被覆したパ
ネルA、(b)図は芯材7の中間、または表面材1の裏
面、もしくは裏面材8の表面にロックウール、アスベス
ト等の鉱物繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の繊維状
物、繊維シート状物よりなる耐火面材22を介在させたパ
ネルA、(c)図は芯材7を有機と無機の2層にしたパ
ネルA、(d)図は厚さ設定用として機能する嵩上げ材
23(短尺材、あるいは長尺材)の形成したパネルA、
(e)図は補強兼隔離材、液洩れ防止材、ストッパ材、
防火材として機能する補強材24(無機材等)を表面材
1、裏面材8の中間に配設したパネルA、(f)図はパ
ーライト粒、シラスバルーン、ガラスビーズのような無
機軽量骨材25を突出片4の芯材7、あるいは図示しない
が芯材7の全面に高密度に充填し、耐火性を向上したパ
ネルAである。さらに、第9図(a)はパネルAの長手
方向の一端縁、あるいは図示しないが両端縁に、(b)
図(第9図(a)のイーイ線断面図)に示すように表面
材1の端縁を内方に屈曲して形成した端面壁2aを形成し
たものであり、パネルAの端部間の目地部におけるコー
キング材の施工性、耐久性、耐候性、耐震性を向上する
ためのものである。さらに、第10図(a)〜(g)にお
いて、(a)図は垂直片5、凹溝13に嵌合構造を形成
し、パネルA間の密着性、目地カバー取付具Bの施工性
(目地カバー取付具Bを持った状態で固定することがな
い)を向上させた目地構造、(b)図は側壁化粧面18と
側壁3間にコーキング材Eを形成し、防水性、意匠性等
を向上した目地構造、(c)〜(e)図は敷目板Fをパ
ネルAの目地部D裏面に成形し、防水性、耐火性(火炎
の躯体αへの侵入防止)を向上した目地構造、(f)図
は(d)図において目地部DのパネルAに無機材G(ケ
イ酸カルシウム板、ロックウール板、石膏ボード等)を
形成した目地構造、(g)図は(d)図において、パネ
ルA間の垂直片5同士にコーキング材Eを植設し防水性
を強化した目地構造である。勿論、第7図(a)〜
(k)〜第10図(a)〜(g)を各々組み合わせて目地
構造を形成することができるものである。
上述したように本発明に係る目的構造によれば、垂
直片の形成により、目地部における防水性、気密性が大
幅に向上する。目地部に固定具の頭部が露出しない。
垂直片の形成により、目地カバー取付具の位置決めが
容易であり、かつ直線状に形成するのが楽である。パ
ネル固定時の変形が、目地カバーにより被覆されるた
め、施工に熟練を要さない。目地カバー取付具は短尺
状であるため、目地カバーの装着が容易であり、かつ目
地カバー取付具の1つより目地カバーがはずれたとして
も全体としては離脱することがない。目地カバー取付
具の両側端で目地カバーの両側端を係止するため、目地
カバーとパネルとの間に隙間が生じない。パネルの両
側端を固定するため、固定が強固であり、耐震性、耐風
圧性等の外力に対して強い。等の特徴、効果がある。
直片の形成により、目地部における防水性、気密性が大
幅に向上する。目地部に固定具の頭部が露出しない。
垂直片の形成により、目地カバー取付具の位置決めが
容易であり、かつ直線状に形成するのが楽である。パ
ネル固定時の変形が、目地カバーにより被覆されるた
め、施工に熟練を要さない。目地カバー取付具は短尺
状であるため、目地カバーの装着が容易であり、かつ目
地カバー取付具の1つより目地カバーがはずれたとして
も全体としては離脱することがない。目地カバー取付
具の両側端で目地カバーの両側端を係止するため、目地
カバーとパネルとの間に隙間が生じない。パネルの両
側端を固定するため、固定が強固であり、耐震性、耐風
圧性等の外力に対して強い。等の特徴、効果がある。
第1図は本発明に係るパネルの目地構造の一例を示す一
部切り欠き断面図、第2図はパネルの一例を示す一部切
り欠き斜視図、第3図、第4図は金属製表面材、金属製
裏面材を示す説明図、第5図は目地カバー取付具の一実
施例を示す説明図、第6図は目地カバーの一実施例を示
す説明図、第7図(a)〜(k)、第8図(a)〜
(f)、第9図(a)、(b)はパネルのその他の実施
例を示す説明図、第10図a〜gはその他の実施例を示す
説明図である。 A……パネル、B……目地カバー取付具、C……目地カ
バー、D……目地部、1……金属製表面材、5……垂直
片、7……芯材、8……金属製裏面材、13……凹溝、16
……係止部、20……係合部。
部切り欠き断面図、第2図はパネルの一例を示す一部切
り欠き斜視図、第3図、第4図は金属製表面材、金属製
裏面材を示す説明図、第5図は目地カバー取付具の一実
施例を示す説明図、第6図は目地カバーの一実施例を示
す説明図、第7図(a)〜(k)、第8図(a)〜
(f)、第9図(a)、(b)はパネルのその他の実施
例を示す説明図、第10図a〜gはその他の実施例を示す
説明図である。 A……パネル、B……目地カバー取付具、C……目地カ
バー、D……目地部、1……金属製表面材、5……垂直
片、7……芯材、8……金属製裏面材、13……凹溝、16
……係止部、20……係合部。
Claims (1)
- 【請求項1】長尺状の化粧面と該化粧面の両側端を内方
に化粧面に対して鈍角に屈曲した側壁と、該側壁の先端
を外側方へ屈曲し延長した突出片と、該突出片の先端を
外方に突出した垂直片とから形成した金属製表面材と、
該表面材の裏面に充填した芯材と、該芯材の少なくとも
裏面を被覆した金属製裏面材とから形成したパネルと、
水平面状の固定部と該固定部の略中央を外方に突出して
断面略逆U字状に形成した凹溝と、固定部の両側端を外
方に屈曲した立ち上がり片と該立ち上がり片の先端を外
側方に屈曲し先端を内方に折り返した係止片とからなる
係止部を有する短尺状の目地カバー取付具と、水平面状
の化粧面部と該化粧面部の両側端を内方に化粧面部に対
して鈍角に屈曲した側壁化粧面と該側壁化粧面の先端を
内側方に側壁化粧面に対して鋭角に屈曲した係合片とか
ら係合部を形成した長尺状の目地カバーとからなり、前
記パネルは隣合うパネル同士の側端面が当接されると共
に、突出片が固定具により躯体に固定され、パネル同士
の垂直片に前記目地カバー取付具の凹溝が嵌装され、突
出片上に目地カバー取付具が多数個固定され、前記目地
カバーは目地カバー取付具の係止部に目地カバーの係合
部を嵌着して一体に形成されていることを特徴とするパ
ネルの目地構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20551489A JP2837183B2 (ja) | 1989-08-07 | 1989-08-07 | パネルの目地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20551489A JP2837183B2 (ja) | 1989-08-07 | 1989-08-07 | パネルの目地構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0369761A JPH0369761A (ja) | 1991-03-26 |
JP2837183B2 true JP2837183B2 (ja) | 1998-12-14 |
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ID=16508130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP2837183B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4743380B2 (ja) * | 2004-03-26 | 2011-08-10 | Nok株式会社 | オイルシール |
JP5839346B2 (ja) * | 2011-01-31 | 2016-01-06 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 断熱パネル、及びその接続構造 |
-
1989
- 1989-08-07 JP JP20551489A patent/JP2837183B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0369761A (ja) | 1991-03-26 |
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