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JP2896963B2 - 植物の耐塩性向上剤 - Google Patents

植物の耐塩性向上剤

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JP2896963B2
JP2896963B2 JP6292492A JP29249294A JP2896963B2 JP 2896963 B2 JP2896963 B2 JP 2896963B2 JP 6292492 A JP6292492 A JP 6292492A JP 29249294 A JP29249294 A JP 29249294A JP 2896963 B2 JP2896963 B2 JP 2896963B2
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acid
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誠登 近内
徹 田中
康司 堀田
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KOSUMO SOGO KENKYUSHO KK
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KOSUMO SEKYU KK
KOSUMO SOGO KENKYUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高塩度条件下において
も植物の育成を可能にする植物の耐塩性向上剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、砂漠(沙漠)、半砂漠と呼ばれる
土壌荒廃地帯は、全陸地の1/4とも1/3ともいわれ
ており、その面積は更に広がりつつある。その一因とし
て、高塩濃度の灌漑水の使用、ダムの建設、灌漑、排水
設備の不備、圃場への海水の侵入等による耕地の塩類集
積等が挙げられる。
【0003】塩類集積土壌とは、NaCl、Na2
4、MgCl2、CaCl2等の塩が集積した土壌をい
い、この様な土壌では、特殊な耐塩性植物を除いてほと
んどの植物の生育が、強く抑制されたり障害を受けたり
する。Szabolcsの推定によれば、1977年時
点での地球上の塩類集積土壌は、すでに、95,200
万haにも達するといわれている。砂漠の拡大をくい止め
るため、塩類集積土壌地帯での植林や植物育成が試みら
れているが、塩類集積土壌で生育可能な植物種は少な
く、充分な対策は立てられていない。また、塩類集積土
壌における作物の生産性は極めて低く、ほとんどの塩類
集積土壌は農地として未利用である。
【0004】また、中近東等においては、農業用灌漑水
として、海水を淡水化して得た水を使用しているが、海
水の淡水化には莫大なエネルギーと費用、環境に対する
負荷がかかるため、塩濃度の低い灌漑水を安価に多量に
得ることは困難である。更に、先進諸国における施設農
業では、施肥により塩類が集積し、作物の収量低下など
の問題を引き起こしている。
【0005】従来、植物の耐塩性を向上させる方法とし
て、選抜や育種による耐塩性植物の作成の研究等が行わ
れており、例えばイネについては耐塩性品種と呼ばれる
品種が知られている。また、植物のカルスを高塩培地に
馴化させ、これから植物を再生して耐塩性植物を育種す
る試みも行われている。更に、耐塩性に関連した遺伝子
を検索し、遺伝子組み替えによる育種により植物の耐塩
性を向上させようという研究も開始されている。
【0006】一方、耐塩性向上剤を開発し、これを用い
て植物の耐塩性を向上させようという研究は極めて少な
く、わずかに、基礎研究として、ジベレリン(GA3
を対象としたものが行われている程度である。(Zha
o Ke−fu et al.Aust.J.Plan
t Physiol.,13,547−551(198
6))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、植物の
耐塩性向上方法においては、選抜や育種による耐塩性は
充分ではないし、植物のどの形質が耐塩性に関連してい
るのかさえ充分にはわかっていない。また、植物カルス
の研究では目的とした植物体は得られておらず、遺伝子
組み替えでは耐塩性に関連した遺伝子さえ特定できてい
ないのが現状である。更に、耐塩性向上剤の開発におい
ては、ジベレリンが塩ストレスを若干緩和させるという
効果が知られているのみである。
【0008】一方、5−アミノレブリン酸やその塩は、
除草剤(特表昭61−502814号)、殺虫剤(特開
平2−138201号)、植物成長促進剤(特開平4−
338305号)、リンゴの果皮の着色向上剤(特開平
6−141681号)等として有用であり、また、5−
アミノレブリン酸のエステル及びN−アシル−5−アミ
ノレブリン酸から選ばれる化合物の一部は、除草剤(特
開平4−9360号)、植物成長調節剤(特願平5−2
05075号)として有用であることが知られている
が、植物の耐塩性向上作用を有することについては全く
知られていなかった。
【0009】この様な状況下にあって有効な植物の耐塩
性向上剤が開発されれば耕地の砂漠化を防止すると共に
塩類集積土壌での作物の生産が望め、人口増加と対応し
て重要となる食糧問題をも解決することができる。更
に、灌漑水の淡水化に対する制約を軽減できたり、灌漑
水の水量を軽減できるなど、そのメリットは計り知れな
い。
【0010】したがって本発明は、高塩度土壌において
も植物の育成を可能にする耐塩性向上剤を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この様な実状において、
本発明者は様々な化合物に関して植物の耐塩性向上剤と
しての検索を行い、鋭意検討を行った結果、全く意外に
も植物成長促進剤として知られる5−アミノレブリン酸
(以下、「5−ALA」と略すこともある。)、その誘
導体及びそれらの塩、並びにヘミン類から選ばれる1種
又は2種以上を用いれば、植物の耐塩性を向上させる効
果が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0012】すなわち、本発明は、5−アミノレブリン
酸、その誘導体及びそれらの塩、並びにヘミン類から選
ばれる1種又は2種以上の化合物を有効成分とする植物
の耐塩性向上剤を提供するものである。
【0013】本発明の植物の耐塩性向上剤において、有
効成分として用いられる化合物のうち、5−アミノレブ
リン酸の塩としては、例えば塩酸塩、リン酸塩、硝酸
塩、硫酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、吉草酸
塩、クエン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸
塩等の酸付加塩;ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウ
ム塩等の金属塩などが挙げられる。これらの塩は、使用
時において水溶液として用いられ、その作用は5−アミ
ノレブリン酸の場合と同一である。
【0014】5−アミノレブリン酸及びその塩は公知の
化合物であり、化学合成、微生物による生産、酵素によ
る生産のいずれの方法によっても製造することができ
る。微生物又は酵素による生産を用いる場合、その生産
物は、植物に対して有害な物質を含まない限り分離精製
することなく、そのまま用いることができる。
【0015】また、5−アミノレブリン酸誘導体として
は、5−アミノレブリン酸のエステル、N−アシル−5
−アミノレブリン酸等が挙げられる。これらのうち、5
−アミノレブリン酸のエステルとしては、例えば置換基
を有してもよい直鎖、分岐鎖又は環状の炭素数1〜24
のアルキルエステルが挙げられる。当該アルキル基に置
換しうる基としては、ヒドロキシ基、アルコキシ基、フ
ェニル基等が挙げられる。好ましいエステル残基として
は、メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−ヘキシ
ル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチ
ル基、n−ノニル基、n−ドデシル基、n−ヘキサデシ
ル基、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピ
ル基、ヒドロキシエチル基、エトキシエチル基等が挙げ
られる。
【0016】また、N−アシル−5−アミノレブリン酸
としては、例えば5−アミノレブリン酸のアミノ基が炭
素数1〜24のアルカノイル基、芳香族アシル基、ベン
ジルオキシカルボニル基等でアシル化された化合物が挙
げられる。好ましいアシル基としては、アセチル基、n
−ペンタノイル基、n−ヘキサノイル基、n−ノナノイ
ル基、ベンゾイル基、ベンジルオキシカルボニル基等が
挙げられる。
【0017】これらの5−アミノレブリン酸のエステ
ル、及びN−アシル−5−アミノレブリン酸は、例えば
特開平4−9360号公報に記載の方法等の公知の化学
合成法によって製造することができる。また、その生産
物は、植物に対して有害な物質を含まない限り分離精製
することなく、そのまま用いることができる。
【0018】また、5−アミノレブリン酸誘導体の塩と
しては、例えば塩酸塩等の酸付加塩、ナトリウム塩等の
金属塩などが挙げられる。
【0019】更に、本発明で用いられる化合物のうち、
ヘミン類は、鉄を含有するテトラピロール化合物をい
い、例えばヘム、ヘミン、ヘマチン等が挙げられる。ま
た、ヘミン類をその構造に含む化合物であってもよく、
例えばヘモクロム等の配位化合物やヘモグロビン等のタ
ンパク複合体が挙げられる。更に、ヘミン類を含有する
天然物、例えば血液粉末(と殺時に得られる家畜血液を
乾燥させたもの)等を使用することもでき、その場合、
植物に対して有害な物質を含まない限り分離精製するこ
となく、そのまま用いることができる。
【0020】本発明の植物の耐塩性向上剤は、有効成分
として、前記の5−アミノレブリン酸、その誘導体及び
それらの塩、並びにヘミン類から選ばれる1種又は2種
以上を含有するものであり、これらをそのまま用いるこ
ともできるが、これら以外に、植物成長調節剤、糖類、
アミノ酸、有機酸、アルコール、ビタミン、ミネラル等
を配合することができる。ここで用いられる他の植物成
長調節剤としては、例えばエピブラシノライド等のブラ
シノライド類、塩化コリン、硝酸コリン等のコリン剤、
インドール酪酸、インドール酢酸、エチクロゼート剤、
1−ナフチルアセトアミド剤、イソプロチオラン剤、ニ
コチン酸アミド剤、ヒドロキシイソキサゾール剤、過酸
化カルシウム剤、ベンジルアミノプリン剤、メタスルホ
カルブ剤、オキシエチレンドコサノール剤、エテホン
剤、クロキンホナック剤、ジベレリン、ストレプトマイ
シン剤、ダミノジット剤、ベンジルアミノプリン剤、4
−CPA剤、アンシミドール剤、イナベンフィド剤、ウ
ニコナゾール剤、クロルメコート剤、ジケブラック剤、
ダミノジット剤、メフルイジド剤、炭酸カルシウム剤、
ピペロニルブトキシド剤等を挙げることができる。
【0021】糖類としては、例えばグルコース、シュク
ロース、キシリトール、ソルビトール、ガラクトース、
キシロース、マンノース、アラビノース、マジュロー
ス、スクロース、リボース、ラムノース、フラクトー
ス、マルトース、ラクトース、マルトトリオース等が挙
げられる。
【0022】アミノ酸としては、例えばアスパラギン、
グルタミン、ヒスチジン、チロシン、グリシン、アルギ
ニン、アラニン、トリプトファン、メチオニン、バリ
ン、プロリン、ロイシン、リジン、イソロイシン等を挙
げることができる。
【0023】有機酸としては、例えばギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、フタル酸、安息香
酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、マロン酸、リンゴ酸、コ
ハク酸、グリコール酸、グルタミン酸、アスパラギン
酸、マレイン酸、カプロン酸、カプリル酸、ミリスチン
酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ピルビン酸、α−ケ
トグルタル酸等を挙げることができる。
【0024】アルコールとしては、例えばメタノール、
エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノー
ル、ヘキサノール、グリセロール等が挙げられる。
【0025】ビタミン類としては、例えばニコチン酸ア
ミド、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンB5、ビタ
ミンC、ビタミンB13、ビタミンB1、ビタミンB3、ビ
タミンB2、ビタミンK3、ビタミンA、ビタミンD2
ビタミンD3、ビタミンK1、α−トコフェロール、β−
トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロ
ール、p−ヒドロキシ安息香酸、ビオチン、葉酸、ニコ
チン酸、パントテン酸、α−リポニック酸等を挙げるこ
とができる。ミネラルとしては、例えばチッソ、リン
酸、カリ、ホウ素、マンガン、亜鉛、銅、鉄、モリブデ
ン、苦土等を挙げることができる。
【0026】本発明の植物の耐塩性向上剤の剤型として
は、水和剤、フロワブル剤、粉剤、粒剤、液剤の一般的
な剤型等が挙げられるが、これらの剤型とするには溶
剤、分散媒、増量剤等を用いて、常法に従って製造する
ことができる。
【0027】次に、本発明の植物の耐塩性向上剤を用
い、高塩度条件下で植物を栽培する方法について説明す
る。
【0028】高塩度条件とは、植物が塩害を受ける塩条
件をいい、該条件下での土壌を高塩度土壌という。塩濃
度は特に限定されないが、通常、高塩度土壌の場合、土
壌溶液の電気伝導度が0.5milimho/cm(以下、「mmh
o/cm」と示す)以上、好ましくは1.0mmho/cm以
上、特に2.0mmho/cm以上のものを用いることができ
る。
【0029】また、灌漑水の場合、灌漑水中の塩濃度が
300ppm 以上であれば好ましく用いることができる。
【0030】上記塩濃度は、植物種、土壌の性質、気
温、湿度、土壌水分量、植物自身が元々持つ耐塩性や栽
培条件等によって適用範囲も異なってくる。例えばオオ
ムギ、コムギ等の耐塩性の強い植物は、上記土壌溶液の
電気伝導度が3.0mmho/cm以上、30mmho/cm以下の
土壌を、灌漑水の場合、塩濃度5000ppm 以上、3%
以下の灌漑水を用いることができる。
【0031】ここでmho/cmは、溶液の比電導度であ
り、1cm2 の2枚の極板を1cm間隔で溶液においたとき
の極間の電気抵抗値の逆数をいう。
【0032】本発明の耐塩性向上剤の植物に対する適用
方法としては、植物が有効成分を吸収できるならばどの
ような処理方法を用いてもよく、例えば茎葉に散布する
茎葉処理、土壌に散布する土壌処理、水耕栽培時などに
水などの培地に溶解又は懸濁して根から吸収させる水耕
処理等が挙げられる。また、植物を植え付けたり、挿し
木等する前に吸収させてもよい。
【0033】本発明の耐塩性向上剤を用いて茎葉処理を
行う場合は、有効成分の濃度を1μmol/l〜15mmol
/l、特に5μmol/l〜10mmol/lとなるように調
整するのが好ましく、これを土地10アール当たり1〜
1,000リットル、特に10〜300リットル使用す
るのが好ましい。また、葉面に薬剤が付着しにくい植物
に対して用いる場合には、展着剤を併用することが好ま
しい。展着剤の種類及び使用量は、特に制限されず、通
常使用されているものをいずれでも用いることができ
る。
【0034】水耕処理を行う場合は、有効成分を6nmol
/l〜300μmol/l、特に60nmol/l〜130μm
ol/lの濃度で植物の根から吸収させるのが好ましい。
植物を植え付けたり、挿し木等を行う前に吸収させる場
合に用いる有効成分の濃度は水耕処理と同じ濃度範囲で
使用することが好ましい。つけ込み時間については1時
間以上、特に6時間以上が好ましく、つけ込み時間が短
い場合は上記濃度範囲の中で濃い濃度を、つけ込み時間
が長いときは低い濃度を用いることが好ましい。
【0035】土壌処理を行う場合は、有効成分量が土地
10アール当たり3mmol〜5mol、特に6mmol〜2molと
なるように使用するのが好ましい。土壌処理の方法は特
に制限されず、例えば本発明の耐塩性向上剤を直接土中
にすき込んでも良いし、水溶液の形で灌水して与えても
よい。また、水耕処理のように低濃度で連続的に灌水し
て与えてもよい。
【0036】上記のいずれの処理に関しても、植物の生
育のどの段階で行っても効果を得ることができる。処理
は1回処理でも充分な効果が得られるが、複数回処理す
ることにより、更に効果を高めることができる。複数回
処理する場合は、先に述べた各方法を組み合わせること
もできる。また、使用上の簡便性により、他の農薬、肥
料等と混合して用いる場合は、本剤の効果を失わせる物
でない限りどのような物と混合して用いてもよい。
【0037】本発明の耐塩性向上剤を用いて高塩度条件
下で植物を栽培する際、栽培する土壌が既に高塩度条件
にある場合には、植物を植え付ける以前又は植物の植え
付けと同時に本剤を用いて土壌を処理することにより塩
害を未然に防ぐことができる。また、植物の生育を観察
し、塩害の症状が現れた時点で本剤を用いて処理し、症
状を回復させることもできる。本発明の耐塩性向上剤の
適用対象となる植物としては特に限定されず、農業、園
芸分野で広く栽培されている植物に適用することができ
る。
【0038】本発明の耐塩性向上剤を用いて処理するこ
とにより、植物の耐塩性は向上するが、得られる耐塩性
は、植物自身が元々持つ耐塩性にも関連するので、塩度
条件の強い栽培には、耐塩性の高い植物と本剤の組み合
わせがより望ましい。この様な、耐塩性の高い植物の一
例としては、ワタ、アスパラガス、オオムギ、コムギ、
トウモロコシ、ビーツ、トマト、イチジク、ナツメヤ
シ;さらにソールトグラス、バミューダグラス等に代表
される牧草等が挙げられる。
【0039】また、耐塩性の元々弱い植物はわずかな量
の塩類にも障害を受ける。この様な植物の耐塩性を向上
させるのは、農業、園芸の分野で大変有意義である。こ
の様な植物の例としては、ダイコン、キャベツ、コマツ
ナ、キュウリ、ナス、メロン、イネ、ダイズ、レッドク
ローバー等を挙げることができる。
【0040】植物の耐塩性機構については、様々な研究
がなされ、気孔の開閉、プロリンやベタイン類の蓄積、
耐塩性蛋白質オスモチンの発現等の様々な説が出されて
いるが今の所定説はない。(高倍鉄子 日本の科学と技
術 第34巻268号48−53pp(1993))ま
た、現在提案されている全ての耐塩性機構と本発明にお
いて提案した植物の耐塩性向上剤の有効成分である一連
の化合物の関係についても全く知られていない。
【0041】
【発明の効果】本発明の植物の耐塩性向上剤は、植物の
耐塩性を有効かつ簡便に向上させることができ、更に本
発明の植物の耐塩性向上剤を用いれば、塩類集積土壌で
の農業や高塩度灌漑水を用いた農業のような高塩度条件
下での農業の生産性を飛躍的に向上することができる。
【0042】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0043】実施例1及び比較例1〜11 内径12cmの排水穴のない磁器製ポットに畑土壌を60
0g充填し、ワタの種子(品種;M−5 Acala)
を7〜8粒播種して1cm覆土し、温室内で育成させた。
その後通常の管理を行い、子葉展開時に、表1及び表2
に示す濃度の供試化合物と展着剤(ネオエステリン:ク
ミアイ化学社製)を0.05%(V/V)含有する耐塩
性向上剤を調製し、10アール当たり100リットルの
散布水量で茎葉に散布処理した。各々の供試化合物は通
常の使用濃度などを参考に最適濃度を適宜選択した。4
日後、表1及び表2に示すように土壌重量当たり0〜
1.5重量%に相当する量の塩化ナトリウムを30mlの
水に溶解させて土壌に滴下処理した。更に通常の栽培を
続け、23日後に調査を行った。調査は目視観察によっ
て行い、結果は塩害を以下に示す6段階で評価した。結
果を表1及び表2に示す。
【0044】(評価段階) 0:全く塩害が見られない。 1:極弱い塩害が見られる。 2:弱い塩害が見られる。 3:明らかな塩害が見られる。 4:強い塩害が見られる。 5:植物体は塩害により枯死した。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】表1及び表2の結果より明らかなように、
5−アミノレブリン酸塩酸塩の処理によりワタの耐塩性
が著しく向上した。また、比較例に示したように、植物
ホルモンや植物成長調節剤として知られる多くの化合物
を単独で用いても、耐塩性は向上しないか、あるいは塩
害を強くした。
【0048】実施例2 縦30cm、横40cm、高さ15cmの排水穴のないプラス
チック製容器に畑土壌を6,000g充填し、ワタの種
子(品種;M−5 Acala)、ベニバナの種子、ダ
イズの種子、ヒマワリの種子及びトウモロコシの種子を
播種して1cm覆土し、温室内で育成させた。その後通常
の管理を行い、地上部長が約5cmとなった10月9日
に、表3に示す濃度の5−アミノレブリン酸塩酸塩及び
展着剤(ネオエステリン:クミアイ化学社製)を0.0
5%(V/V)含有する耐塩性向上剤を調製し、10ア
ール当たり100リットルの散布水量で茎葉に散布処理
した。3日後(10月12日)に表3に示す様に土壌重
量に対して0〜2%の量に相当する塩化ナトリウムを5
00mlの水に溶解させて土壌に滴下処理した。更に通常
の栽培を続け、12月1日に調査を行った。調査は目視
観察によって行い、実施例1と同様の評価を行った。結
果を表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】表3の結果から明らかなように、5−アミ
ノレブリン酸塩酸塩の処理により、様々な植物種の耐塩
性が向上した。植物種として耐塩性の高いワタと5−ア
ミノレブリン酸塩酸塩の組み合わせにおいては、塩濃度
2%という極めて過酷な条件下においても、生育阻害が
ほとんどないほぼ正常な生育が見られた。
【0051】実施例3 縦30cm、横40cm、高さ15cmの排水穴のないプラス
チック製容器に畑土壌を6,000g充填し、アスパラ
ガスの種を播種し、1cm覆土し、温室内で育成させた。
その後通常の管理を行い、地上部長が約5cmとなった1
0月18日に、5−アミノレブリン酸塩酸塩を300pp
mと、展着剤(ネオエステリン:クミアイ化学社製)を
0.05%(V/V)含有する耐塩性向上剤を、10ア
ール当たり100リットルの散布水量で茎葉に散布処理
した。4日後(10月22日)に土壌重量の1.5重量
%の塩化ナトリウムを500mlの水に溶解させて土壌に
滴下処理した。更に、通常の栽培を続け、12月1日に
調査を行った。調査は目視観察によって行い、塩害によ
って枯死した植物体数と塩害によって黄化した植物体数
の塩処理無しの区に対する比で評価を行った。結果を表
4に示す。
【0052】
【表4】
【0053】表4の結果から明らかなように、5−アミ
ノレブリン酸塩酸塩で処理することにより、アスパラガ
スにおいても明らかに耐塩性が向上した。この実施例に
見られるように、植物の耐塩性には個体により若干の違
いがあるが、本剤の効果は個体差をはるかに超える大き
な効果であった。
【0054】実施例4 実施例1と同様に調整したワタ幼苗(子葉展開期のもの
と第一本葉展開期のものを準備)に、表5及び表6に示
す濃度の供試化合物と、展着剤(ネオエステリン:クミ
アイ化学社製)を0.05%(V/V)含有する耐塩性
向上剤を110アール当たり100リットルの散布水量
で茎葉に散布処理した。ただし、5−ALA−n−ノナ
ノイックアミドとヘミンは水溶性が低いため水和剤とし
て試験に供した。また、5−ALAアミド及びエステル
は塩酸塩を用いた(処理日2月21日)。5日後(2月
26日)に土壌重量の1重量%の塩化ナトリウムを30
mlの水に溶解させて土壌に滴下処理した。更に通常の栽
培を続け、3月25日に調査を行った。調査は目視観察
によって行い、実施例1と同様の評価を行った。結果を
表5及び表6に示す。
【0055】
【表5】
【0056】
【表6】
【0057】表5及び表6の結果から明らかなように、
5−ALA及び5−ALAのエステル類、N−アシル−
5−アミノレブリン酸類、ヘミンに耐塩性の向上効果が
あることが確認された。
【0058】実施例5 実施例1と同様に調整したワタ幼苗(第一本葉展開期の
ものを準備)に、表7及び表8に示す濃度の供試化合物
に、展着剤(ネオエステリン:クミアイ化学社製)を
0.05%(V/V)含有する耐塩性向上剤を、10ア
ール当たり100リットルの散布水量で茎葉に散布処理
した。ただし、5−ALA−n−ノナノイックアミドと
ヘミンは水溶性が低いため水和剤として試験に供した。
また、5−ALAアミド及びエステルは塩酸塩を用いた
(処理日6月15日)。4日後(6月19日)に土壌重
量の0、1.0、1.25、1.5重量%の塩化ナトリ
ウムを30mlの水に溶解させて土壌に滴下処理した。更
に通常の栽培を続け、7月2日に調査を行った。調査は
目視観察によって行い、塩害の程度を0〜100%の相
対評価で表わした。試験は2反復行い、その平均値を表
7及び表8に示した。
【0059】
【表7】
【0060】
【表8】
【0061】表7及び表8の結果から明らかなように、
5−ALA及び5−ALAのエステル類、N−アシル−
5−アミノレブリン酸類、ヘミンに耐塩性の向上効果が
あることが確認された。植物に対する塩害は一般的に気
温が高いほど強いといわれている。本実施例は初夏に、
ガラス温室内で行われ、植物にとっては過酷な条件下で
あるが、この様な条件下でも本剤は明らかに植物の耐塩
性を向上させた。
【0062】実施例6及び比較例12〜13 内径12cmの排水穴のない磁器製ポットに畑土壌を60
0g充填し、表9に示すように土壌重量当たり0〜2%
に相当する量の塩化ナトリウムを50mlの水に溶解させ
て土壌に滴下処理した。別途、通常の栽培により温室内
で本葉第1葉まで生育させたワタ幼苗を注意深く抜き取
り、水洗後、表9記載の5−アミノレブリン酸水溶液
(実施例6)、ジベレリン水溶液(比較例12)又はベ
ンジルアデニン水溶液(比較例13)に36時間浸漬し
た。浸漬後水洗し、先に準備したポットに移植した(1
1月11日)。その後通常の栽培を続け、18日後(1
1月29日)に調査を行った。調査は目視観察によって
行い、実施例1と同様に、塩害を6段階に評価した。結
果を表9に示す。
【0063】
【表9】
【0064】表9の結果から明らかなように、移植後の
5−アミノレブリン酸の浸漬処理によっても、耐塩性の
向上効果が見られた。一方、比較例に関しては全く効果
が無く、むしろ高濃度では塩害を促進する効果が見られ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀田 康司 埼玉県幸手市権現堂1134−2 株式会社 コスモ総合研究所 研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平7−53487(JP,A) 特開 平4−338305(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) CA(STN) REGISTRY(STN) WPI(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5−アミノレブリン酸、その誘導体及び
    それらの塩、並びにヘミン類から選ばれる1種又は2種
    以上の化合物を有効成分とする植物の耐塩性向上剤。
  2. 【請求項2】 5−アミノレブリン酸、その誘導体及び
    それらの塩から選ばれる1種又は2種以上を有効成分と
    する植物の耐塩性向上剤。
  3. 【請求項3】 5−アミノレブリン酸誘導体が、5−ア
    ミノレブリン酸のエステル及び5−アシル−5−アミノ
    レブリン酸から選ばれるものである請求項1又は2記載
    の植物の耐塩性向上剤。
  4. 【請求項4】 ヘミン類を有効成分とする植物の耐塩性
    向上剤。
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