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JP2875171B2 - 車両用カップホルダ - Google Patents

車両用カップホルダ

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Publication number
JP2875171B2
JP2875171B2 JP26535694A JP26535694A JP2875171B2 JP 2875171 B2 JP2875171 B2 JP 2875171B2 JP 26535694 A JP26535694 A JP 26535694A JP 26535694 A JP26535694 A JP 26535694A JP 2875171 B2 JP2875171 B2 JP 2875171B2
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JP
Japan
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cup
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bearing hole
cup holder
holder
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JP26535694A
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JPH08127276A (ja
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肇 望月
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NIPPON PURASUTO KK
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NIPPON PURASUTO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の座席の近傍に設
置されるカップホルダに関し、更に詳しくはカップ側面
支持部材とカップ底面支持部材とを有し、両支持部材が
収容ケースから手前に引き出されるときカップ底面支持
部材の手前側が下方に回動する形式のカップホルダに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車の座席近傍に設置される
合成樹脂製のカップホルダには様々なカップ支持機構が
提案されている。その一例として、例えば実開平6−2
2069号公報に開示されたカップホルダがある。図7
及び図8は同公報に開示されたカップホルダの構造とそ
の使用態様とを示している。これらの図によれば、同カ
ップホルダは車内のホルダ設置部に固設された収容ケー
ス3′内に摺動自在に収容され、カップを挿入してその
側面を支持する支持孔1a′を有する略方形状の枠体か
らなるカップ側面支持部材1′と、同カップ側面支持部
材1′の枠内に収容可能で且つ前記支持孔1a′にほぼ
相対する位置に前記カップの底面を支持する略半円形の
支持孔2a′を有する略矩形状の枠体からなるカップ底
面支持部材2′とを備えており、同カップ底面支持部材
2′の前端部側面を前記カップ側面支持部材1′の前記
支持孔1a′を越えた前方(車体の前部方向)の側部内
面に回動自在に枢着している。そして図示例では、この
枢着手段として前記カップ底面支持部材2′の側面枢着
部から突軸2b′を突設すると共に、同突軸2b′に対
応する前記カップ側面支持部材1′の内面位置に同突軸
2b′を枢支する軸受穴部1b′を形成して、両者を枢
着している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上述の構成
を有するカップホルダを組み立てるには、上記カップ底
面支持部材2′を大きく撓ませて左右の突軸2b′間の
距離を縮小し、上記カップ側面支持部材1′の左右の軸
受穴部1b′に挿入したあとで、前記カップ底面支持部
材2′を弾性的に復元させることにより行われる。しか
しながら、前記カップ底面支持部材2′を撓ませるには
相当に強い力を要するばかりでなく、同カップ底面支持
部材2′の突軸2b′間距離が短い場合には大きく撓ま
せることは不可能であり、無理な力で撓ませようとする
場合には破損してしまう。
【0004】本発明は上述の課題を解決すべくなされた
ものであり、カップホルダを組み立てるにあたり、カッ
プ底面支持部材を撓ませることなく簡単に同ホルダの左
右突軸をカップ側面支持部材の左右軸受穴部に挿入し得
ると同時に、その挿入後の突軸支持を確実にする突軸支
持機構を有するカップホルダを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明の主
要な構成であるカップの側面を支持する枠体からなるカ
ップ側面支持部材とカップの底面を支持する枠体からな
るカップ底面支持部材とを有し、カップ側面支持部材の
左右両側部の内面に設けた軸受穴部にカップ底面支持部
材の前端左右両側部の突軸を枢支するカップホルダにお
いて、上記カップ側面支持部材の左右内面には前記軸受
穴部に連通すると共に外部から前記突軸を差込み可能と
した溝部が形成され、同溝部と前記軸受穴部との間には
同軸受穴部に対して溝部内の前記突軸が移行可能な乗越
え斜面を備えてなることを特徴とする車両用カップホル
ダにより達成される。
【0006】
【作用】カップ側面支持部材の軸受穴部にカップ底面支
持部材の突軸を支承させるには、左右の突軸を左右のカ
ップ側面支持部材の内面に形成された各溝部に同時に嵌
め込み、同溝部内を乗越え斜面の位置まで摺動させてか
ら、前記軸受穴部に向けて移動させる。このとき、移動
方向に向けて僅かに力を加えるとカップ側面支持部材及
びカップ底面支持部材の各枠部が相対的に僅かに弾性変
形して、前記突軸の先端は前記乗越え斜面に沿って乗り
越え容易に軸受穴部の内部に滑り込み、一旦突軸が軸受
穴部に挿入されると乗越え斜面に続く垂直面に阻止され
て容易には抜脱することがない。即ち、本発明の軸支機
構によれば、その組付けにあたりカップ側面支持部材及
びカップ底面支持部材の双方に過重な力がかからず、両
者の変形を最小限に止めて破壊を防ぎ且つ容易に組付け
ることを可能にするばかりでなく、組付け後において突
軸が軸受穴部から簡単には抜け出すことなく軸受穴部が
確実に突軸を支承する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1〜図6は本発明の好適な実施例であ
るカップホルダに関するものであり、図1は同カップホ
ルダの分解斜視図、図2は同カップホルダの組立後の斜
視図、図3〜図6は同カップホルダのカップ底面支持部
材及びカップ側面支持部材の枢着機構を示す説明図であ
る。なお、本発明は図示実施例に限定されるものではな
く、多様な変形が可能である。
【0008】本発明のカップホルダは、上述した従来の
カップホルダと同様に、車内のホルダ設置部に固設され
た図示せぬ収容ケースの内部を前後に摺動自在に収容さ
れ、図示せぬカップが挿入されるとその側面を支持する
支持孔1aをもつ略方形状の板状枠体からなるカップ側
面支持部材1と、同カップ側面支持部材1の下面枠内に
収納可能で且つ前記支持孔1aと対向する位置に前記カ
ップの底面を支持する略半円形の支持孔2aを有する略
矩形状の板状枠体からなるカップ底面支持部材2とを備
えている。
【0009】しかし、図示例では上記支持孔1a,2a
はいずれも単独であり、図7及び図8に示す従来のカッ
プホルダのごとく2個づつのカップ支持孔1a′,2
a′を有していない。従って、図示例のカップホルダは
1個用のカップホルダとして構成されている。そして、
前記カップ底面支持部材2の前端部(車体の前部方向の
端部)の左右側面を、前記カップ側面支持部材1の前記
支持孔1aを越えた前方(車体の前部方向)に位置する
左右の側部内面位置に回動自在に枢着している。
【0010】本発明では、前記カップ側面支持部材1と
前記カップ底面支持部材2との枢着機構に特徴を有して
いる。即ち、本発明のカップホルダにおける前記枢着機
構の一例を図3〜図6に示している。これらの図におい
て、前記カップ底面支持部材2の側面枢着部から突軸2
bを突設する点では、上記従来例と構造上に実質的な差
異はない。しかして、同突軸2bを支承する相手方のカ
ップ側面支持部材1の対応する枢着位置に形成される軸
支部4の構成を成形が容易な構造とはしているが、従来
の単に軸受穴部1b′を形成するだけの単純な構造では
ない。
【0011】前記軸支部4は、図3及び図4に示すごと
く上記カップ側面支持部材1の左右枠部1bの内面に形
成される溝部4aと軸受穴部4bとを有している。前記
溝部4aは前記左右枠部1bの内面に、上記突軸2bが
挿入し得る幅と深さとをもって同枠部1bを直角に横切
るように形成され、前記軸受穴部4bは前記溝部4aに
隣接する側が開放された略半円筒をなして枠部1bから
内方に突出しており、同溝部4aに隣接する前記開放部
分を同溝部4aに連通させて形成されている。そして、
前記溝部4aと軸受穴部4bとの接続部には、同接続部
を横切って内面が円弧状のリブ4cが突設されている。
このリブ4cの断面は、図4に示すごとく前記溝部4a
側に斜辺をもつ裁頭の略直角3角形状をなしており、リ
ブの高さは前記溝部4aの深さに略等しく軸受穴部4b
の高さより低く設定される。
【0012】本発明における前記カップ側面支持部材1
の軸支部4が、以上の構成を備えることにより、同軸支
部4にカップ底面支持部材2の突軸2bを支承させるに
は、図5に矢印で示すごとく左右の突軸2bを左右の各
溝部4aに同時に嵌め込み、同溝部4a内をリブ4cま
で摺動させてから、前記軸受穴部4bに向けて直角に移
動させる。このとき、移動方向に向けて僅かに力を加え
るとカップ側面支持部材1及びカップ底面支持部材2の
各枠部が相対的に僅かに弾性変形して、前記突軸2bの
先端はリブ4cの斜面に沿って容易に軸受穴部4bの内
部に滑り込み、一旦突軸2bが軸受穴部4bに挿入され
るとリブ4cの直角面に阻止されて容易には抜脱するこ
とがない。即ち、本発明の軸支機構によれば、その組付
けにあたりカップ側面支持部材1及びカップ底面支持部
材2の双方に過重な力がかからず、両者の変形を最小限
に止めて破壊を防ぎ且つ容易に組付けることを可能にす
るばかりでなく、組付け後において突軸2bが軸受穴部
4bから簡単には抜け出すことなく軸受穴部4bが確実
に突軸2bを支承する。
【0013】なお、本発明は図示例に限定されるもので
はなく、その精神を逸脱しない範囲において多様な変形
が可能である。
【0014】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなごとく、カッ
プ側面支持部材とカップ底面支持部材とを有する本発明
の車両用カップホルダによれば、特にその支持部材同士
の枢支部における軸支機構を上述の構成としたため、両
者の組付けを極めて簡単になし得るばかりでなく、その
組付けにあたって各部材間に過重な負荷と変形を伴わ
ず、各部材に破損を生じさせることもない。更に、両支
持部材の組付け後には、カップ底面支持部材が簡単には
カップ側面支持部材から外れることもなく、確実な軸支
を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用カップホルダの主要構成部
材の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同主要構成部材の組立て後の斜視図である。
【図3】同主要構成部材の一つであるカップ側面支持部
材の枢支部の一例を示す部分斜視図である。
【図4】同底面図である。
【図5】同カップ側面支持部材の枢支部に対するカップ
底面支持部材の突軸の組付操作手順を示す側面図であ
る。
【図6】同枢支部における組付終了時の態様を示す側面
図である。
【図7】従来の同種カップホルダの分解斜視図である。
【図8】同ホルダのカップ支持時の形態を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1,1′ カップ側面支持部材 1a,1a′ (カップ側面)支持孔 1b 左右枠部 1b′ 軸受穴部 2,2′ カップ底面支持部材 2a,2a′ (カップ底面)支持孔 2b,2b′ 突軸 3 収容ケース 4 軸支部 4a 溝部 4b 軸受穴部 4c リブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップの側面を支持する枠体からなるカ
    ップ側面支持部材とカップの底面を支持する枠体からな
    るカップ底面支持部材とを有し、カップ側面支持部材の
    左右両側部の内面に設けた軸受穴部にカップ底面支持部
    材の前端左右両側部の突軸を枢支するカップホルダにお
    いて、上記カップ側面支持部材の左右内面には前記軸受
    穴部に連通すると共に外部から前記突軸を差込み可能と
    した溝部が形成され、同溝部と前記軸受穴部との間には
    同軸受穴部に対して溝部内の前記突軸が移行可能な乗越
    え斜面を備えてなることを特徴とする車両用カップホル
    ダ。
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