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JP2853778B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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Publication number
JP2853778B2
JP2853778B2 JP3039987A JP3998791A JP2853778B2 JP 2853778 B2 JP2853778 B2 JP 2853778B2 JP 3039987 A JP3039987 A JP 3039987A JP 3998791 A JP3998791 A JP 3998791A JP 2853778 B2 JP2853778 B2 JP 2853778B2
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JP
Japan
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photodiode
imaging device
solid
state imaging
region
Prior art date
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JP3039987A
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English (en)
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JPH04277679A (ja
Inventor
渡 上坂
裕幸 岡田
祐二 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラ等に広く利
用される固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体撮像装置はビデオカメラ等に
広く利用されている。その固体撮像装置は小型化,高感
度化が達成されて低照度における撮像が可能となった
が、一方では低照度、特に暗時において光電変換部で発
生する暗電流による白キズが問題となっている。
【0003】以下に従来の固体撮像装置について説明す
る。図2は従来の固体撮像装置の断面構造図である。図
2において、1はn型シリコン基板、2はp型ウエル、
3はn-型領域、4はn型領域、5はp+型領域、6はp
+型領域、7はp++型領域、8は絶縁膜、10は2層目
のポリシリコン電極である。
【0004】以上のように構成された固体撮像装置につ
いて、以下その動作について説明する。まず、p型ウエ
ル2の中に形成された光電変換部であるn-型領域(以
下、フォトダイオードと称する)3で、入射した光の強
度に応じて電子・正孔対生成により信号電荷が発生す
る。次に、2層目のポリシリコン電極10にハイレベル
のパルスを印加することにより、読み出しポテンシャル
制御を行っているp+型領域5のポテンシャルを下げ、
信号電荷をすべて電荷転送を行うn型領域(以下、垂直
CCDと称する)4に移動させる。そこで、1層目のポ
リシリコン電極(図示せず)と2層目のポリシリコン電
極10に各々ミドルレベルとローレベルのパルスを交互
に印加して信号電荷を順次垂直CCD4内で転送する。
ここで、p +型領域6は垂直CCD4と隣接したフォト
ダイオード3間の電気的分離を行うものである。またp
++型領域7は、完全空乏化しているフォトダイオード3
の上に存在することによりフォトダイオード3の表面の
電位を例えばグランドレベルに固定した正孔蓄積層を形
成し、フォトダイオード3の上の界面順位で発生する雑
音電荷(暗電流)を低減する。
【0005】以上説明した従来の固体撮像装置では、フ
ォトダイオード3の表面に形成したp++型領域7の電位
をグランドレベルに固定しているが、それ以前の固体撮
像装置では、フォトダイオード3の表面にp++型領域7
はなかった。そのような構造の固体撮像装置では完全空
乏化したフォトダイオード3の表面に酸化膜が存在する
ことになり、酸化膜とシリコン基板1の結晶性の乱れに
起因して発生する界面準位がフォトダイオード3の表面
に存在した。この界面準位は禁止帯中に分布し、例えば
1つの電子を放出して正に帯電するか中性になるドナー
型の振舞いを示す。このフォトダイオード3の表面のド
ナーで発生した電子(雑音電荷)が垂直CCD4に読み
出され、暗電流として検出される。フォトダイオード3
の表面に界面準位が存在した場合その暗電流の程度は非
常に悪く、図2に示すp++型領域7をフォトダイオード
3の表面に形成した従来例に比べ約10倍の値を示し
た。その場合、p++型領域7の効果は、暗電流の値がフ
ォトダイオード3の表面のp ++型領域7の面積に依存す
るという結果より明確となった。したがって、暗電流を
低減するには、p++型領域7の面積を拡大することが必
要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、フォトダイオードのn-型領域を完全に
正孔蓄積層であるp++型領域で覆うと、2層目のポリシ
リコン電極にハイレベルの電圧を印加してもフォトダイ
オードの表面が例えばグランドレベルに固定されている
ため、ポリシリコン電極の直下のポテンシャルが変化せ
ず、フォトダイオード中の信号電荷を完全に垂直CCD
へ読み出すことが困難となり、いわゆる残像が発生して
しまうという課題を有していた。この課題を解決するた
めに、フォトダイオード中の正孔蓄積層の面積を縮小
し、完全空乏化したn-型領域をシリコン基板の上にポ
リシリコンの読み出し電極の幅と同程度の長さで現出さ
せ、その現出したn-型領域を全部ポリシリコンの読み
出し電極で覆って信号電荷を読み出し易くする構造が提
案された。しかしながら、この構造のように残像対策と
して正孔蓄積層の面積を減少させると、逆に増加した界
面準位からフォトダイオードの表面で電子放出が起こ
り、暗電流が発生し、白キズの多い画像となってしまう
という課題を有していた。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、残像がなく、かつ白キズのない固体撮像装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の固体撮像装置は、第1導電型の半導体基板上
に、第2導電型の領域からなる光電変換部と、光電変換
部で生成された信号電荷を受け取り順次転送する第2導
電型の領域からなる転送部と、信号電荷を光電変換部か
ら転送部へ読み出して転送部中を電荷転送するための読
み出し電極とを備え、読み出し電極は、光電変換部の一
辺の一部上を覆うように信号電荷の読み出し側に突き出
し部が設けられ、第1導電型の領域からなる表面層が、
光電変換部の表面を突き出し部近傍を除いて覆うように
したものである。
【0009】
【作用】この構成により、フォトダイオードから垂直C
CDへ信号電荷が移動する方向に対して、読み出し電極
である2層目のポリシリコン電極の幅を縮小し、正孔蓄
積層の領域を増大させることにより、界面準位で発生し
た暗電流が原因で起こる白キズがなく、またフォトダイ
オードの上に一部2層目のポリシリコンが存在すること
により残像のない固体撮像装置が実現できる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0011】図1(a)は本発明の一実施例における固
体撮像装置の要部平面図、図1(b)は図1(a)をA
−A′線で切断した断面図である。図1において、1は
n型シリコン基板、2はp型ウエル、3はn-型領域
(フォトダイオード)、4はn型領域(垂直CCD)、
5はフォトダイオード3から垂直CCD4へ信号電荷を
読み出す時に読み出しポテンシャル制御を行うp+型領
域、6は垂直CCD4と隣接したフォトダイオード3と
の間の電気的分離を行うp+型領域、7aは正孔蓄積層
であるp++型領域、8は絶縁膜、9は1層目のポリシリ
コン電極、10aはフォトダイオード3から垂直CCD
4へ信号電荷を読み出すための読み出し電極を構成する
2層目のポリシリコン電極である。
【0012】まず、n型シリコン基板1にフォトダイオ
ード3,垂直CCD4、1層目のポリシリコン電極9お
よび従来例とは形状の異なる2層目のポリシリコン電極
10aを形成する。2層目のポリシリコン電極10a
は、フォトダイオード3から垂直CCD4へ信号電荷を
読み出す方向の幅を例えば従来例の1/3以下に設定し
ている。逆の見方をすれば、2層目のポリシリコン電極
10aの一部がフォトダイオード3の上に突き出した形
状(以下突き出しと称する)になっている。フォトダイ
オード3の上への突き出しがない領域での2層目のポリ
シリコン電極10aの長さ(信号電荷の移動方向に対す
るゲート電極長)は、1層目のポリシリコン電極9と同
程度であり、また2層目のポリシリコン電極10aが形
成されていない領域の下部にもフォトダイオード3が存
在する。また、2層目のポリシリコン電極10aが形成
されていない領域では正孔蓄積層であるp++型領域7a
が完全にフォトダイオード3の上を覆っており、p++
領域7aがフォトダイオード3の上を覆っていない領域
の面積は従来例の1/3以下になっている。2層目のポ
リシリコン電極10aに従来例と同じハイレベルのパル
ス電圧を印加した場合、突き出しの面積が減少している
にもかかわらず、残像は従来例と同一の測定限界以下
(0%)で、フォトダイオード3の上のp++型領域7a
が増加したことにより白キズ不良の発生による歩留まり
低下は従来方法と比較して約1/3に低減する。
【0013】なお本実施例においては、2層目のポリシ
リコン電極10aの突き出しの面積を従来例の1/3以
下程度に設定したが、その突き出しの面積を従来の2/
3,1/2,1/3と減少させるに従い、白キズ不良の
発生率は減少している。したがって、その突き出しの面
積を例えば従来例の1/4程度の最適な面積に設定する
ことにより、白キズ不良のない固体撮像装置の実現が可
能である。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、フォトダイオー
ドから垂直CCDへ信号電荷を読み出す2層目のポリシ
リコン電極の電極の幅を短縮して、フォトダイオード上
の正孔蓄積層の面積を増大させることにより、白キズの
個数およびその出力値を大幅に低減することができ、ま
たフォトダイオードの上に2層目のポリシリコン電極の
一部が突き出しているため測定限界以下の残像特性で信
号電荷を読み出すことができる優れた固体撮像装置を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例における固体撮像装
置の要部平面図 (b)は図1(a)をA−A′線で切断した断面図
【図2】従来の固体撮像装置の断面図
【符号の説明】
1 n型シリコン基板(半導体基板) 2 p型ウエル(p型領域) 3 n-型領域(光電変換部) 4 n型領域(転送部) 7a p++型領域(p型領域) 10a 2層目のポリシリコン電極(読み出し電極)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−30183(JP,A) 特開 平2−126778(JP,A) 特開 平2−168670(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/14 - 27/148 H01L 29/762 - 29/768

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上に、第2導電
    型の領域からなる光電変換部と、前記光電変換部で生成
    された信号電荷を受け取り順次転送する第2導電型の
    域からなる転送部と、前記信号電荷を前記光電変換部か
    ら前記転送部へ読み出して前記転送部中を電荷転送する
    ための読み出し電極とを備えた固体撮像装置において、
    前記読み出し電極は、前記光電変換部の一辺の一部上を
    覆うように信号電荷の読み出し側に突き出し部が設けら
    れ、第1導電型の領域からなる表面層が、前記光電変換
    部の表面を前記突き出し部近傍を除いて覆うことを特徴
    とする固体撮像装置。
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