JP2717380B2 - カード型電子装置接続用コネクタ - Google Patents
カード型電子装置接続用コネクタInfo
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/82—Coupling devices connected with low or zero insertion force
- H01R12/85—Coupling devices connected with low or zero insertion force contact pressure producing means, contacts activated after insertion of printed circuits or like structures
- H01R12/87—Coupling devices connected with low or zero insertion force contact pressure producing means, contacts activated after insertion of printed circuits or like structures acting automatically by insertion of rigid printed or like structures
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/77—Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
- H01R12/79—Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures connecting to rigid printed circuits or like structures
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カード型電子装置接続
用コネクタに関し、特にＩＣカードやメモリカードの様
なカード型電子装置やプリント基板を高密度で安定して
低操作力で相手側コネクタのコンタクトに接触し得る小
型の多列コンタクト接続用コネクタに関する。
用コネクタに関し、特にＩＣカードやメモリカードの様
なカード型電子装置やプリント基板を高密度で安定して
低操作力で相手側コネクタのコンタクトに接触し得る小
型の多列コンタクト接続用コネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、プリント基板上に設けられる並設
された複数のコンタクトを有する相手側コネクタに対
し、絶縁性テープの表面に複数の導電パターンを配設し
てなるフラット型のフレキシブルケーブル（以下、この
フレキシブルケーブルを単にＦＰＣと呼ぶ）を接続する
ためには、ＦＰＣが柔軟性に富むため、例えば特公昭５
７―１１１０５号公報に開示されたフレキシブルプリン
ト基板用コネクタ装置に開示されているように、その接
続端部に補強材を固着させた嵌合接続構造を成するのが
一般的である。
された複数のコンタクトを有する相手側コネクタに対
し、絶縁性テープの表面に複数の導電パターンを配設し
てなるフラット型のフレキシブルケーブル（以下、この
フレキシブルケーブルを単にＦＰＣと呼ぶ）を接続する
ためには、ＦＰＣが柔軟性に富むため、例えば特公昭５
７―１１１０５号公報に開示されたフレキシブルプリン
ト基板用コネクタ装置に開示されているように、その接
続端部に補強材を固着させた嵌合接続構造を成するのが
一般的である。
【０００３】一方、このような相手側コネクタのコンタ
クトに対し、ＦＰＣを用いて他の基板の接続部（コンタ
クト）を接触させるためのコネクタは数多く開発されて
いる。例えば機械式駆動型のものに関しては一例として
特開平３―３０２７３号公報に開示された電気的コネク
タ装置や他例として特開平３―２５７７７５号公報に開
示されたモディファイされた高密度バックプレーンコネ
クタが挙げられ、別例として形状記憶合金を使用したも
のに関しては特開平４―５０１３３８号公報に開示され
た高密度及び高信号保全性をもつコネクタが挙げられ
る。
クトに対し、ＦＰＣを用いて他の基板の接続部（コンタ
クト）を接触させるためのコネクタは数多く開発されて
いる。例えば機械式駆動型のものに関しては一例として
特開平３―３０２７３号公報に開示された電気的コネク
タ装置や他例として特開平３―２５７７７５号公報に開
示されたモディファイされた高密度バックプレーンコネ
クタが挙げられ、別例として形状記憶合金を使用したも
のに関しては特開平４―５０１３３８号公報に開示され
た高密度及び高信号保全性をもつコネクタが挙げられ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、プリ
ント基板上の相手側コネクタにＦＰＣを接続する場合、
ＦＰＣの接続端部に補強材を固着させて嵌合接続構造と
しただけではＦＰＣ自体が柔軟性に富んだ薄い材質から
成るため、繰り返し挿抜を行うとＦＰＣが破損され易
く、その導電パターンが破損されてしまうと接触不良を
起こす原因となってしまう。従って、ＦＰＣを多数配置
させて高密度接触化を図る場合には適用し難いものにな
っている。
ント基板上の相手側コネクタにＦＰＣを接続する場合、
ＦＰＣの接続端部に補強材を固着させて嵌合接続構造と
しただけではＦＰＣ自体が柔軟性に富んだ薄い材質から
成るため、繰り返し挿抜を行うとＦＰＣが破損され易
く、その導電パターンが破損されてしまうと接触不良を
起こす原因となってしまう。従って、ＦＰＣを多数配置
させて高密度接触化を図る場合には適用し難いものにな
っている。
【０００５】一方、プリント基板上の相手側コネクタの
コンタクトにＦＰＣを用いて他の基板の接続部を接触さ
せるためのコネクタにおいても様々な問題がある。例え
ば上述した一例及び他例の機械式駆動型コネクタの場
合、各部を嵌合した後に駆動部材を移動させてそれぞれ
のコンタクトを接触させるものであるため、コネクタ本
体の構造が大型で複雑なものとなり、小型で高密度化を
図り難いという難点がある他、コンタクトの数が多いと
操作力も大きくなって駆動部材や保持部材の剛性を考慮
して強度を高めなければならないという問題もある。ま
た、別例のコネクタの場合、外部から操作するための機
構が不要となって機械的構造部が小型化される長所を有
するが、高価な形状記憶合金を使用していると共に、こ
れに対して状態変化させるための専用の加熱部や回路を
要するため、コネクタ自体が高価になって本来の機能以
外の付加機能を備えた別な態様のものとなる上、使用環
境によって温度変化が大きい場合には動作不良を起こす
危険性もある。
コンタクトにＦＰＣを用いて他の基板の接続部を接触さ
せるためのコネクタにおいても様々な問題がある。例え
ば上述した一例及び他例の機械式駆動型コネクタの場
合、各部を嵌合した後に駆動部材を移動させてそれぞれ
のコンタクトを接触させるものであるため、コネクタ本
体の構造が大型で複雑なものとなり、小型で高密度化を
図り難いという難点がある他、コンタクトの数が多いと
操作力も大きくなって駆動部材や保持部材の剛性を考慮
して強度を高めなければならないという問題もある。ま
た、別例のコネクタの場合、外部から操作するための機
構が不要となって機械的構造部が小型化される長所を有
するが、高価な形状記憶合金を使用していると共に、こ
れに対して状態変化させるための専用の加熱部や回路を
要するため、コネクタ自体が高価になって本来の機能以
外の付加機能を備えた別な態様のものとなる上、使用環
境によって温度変化が大きい場合には動作不良を起こす
危険性もある。
【０００６】ところで、こうしたコネクタの場合、カー
ド型電子装置接続用に改良したとしても、何れも接続に
供される他の基板の挿抜時とは別に２段階の操作を要し
て各コンタクトを接触させる操作手数のかかるものであ
る上、高密度接触化には適用し難いものになっている。
ド型電子装置接続用に改良したとしても、何れも接続に
供される他の基板の挿抜時とは別に２段階の操作を要し
て各コンタクトを接触させる操作手数のかかるものであ
る上、高密度接触化には適用し難いものになっている。
【０００７】本発明の課題は、上記問題点を解消し、Ｉ
Ｃカードの様なカード型電子装置を高密度で安定して低
操作力で相手側コネクタのコンタクトに接触し得るカー
ド型電子装置接続用コネクタを提供することである。
Ｃカードの様なカード型電子装置を高密度で安定して低
操作力で相手側コネクタのコンタクトに接触し得るカー
ド型電子装置接続用コネクタを提供することである。
【０００８】また、本発明の他の課題は、操作に手間が
掛らずにカード型電子装置などの多列コンタクトを高密
度で安定して低操作力で相手側コネクタのコンタクトに
接触し得るカード型電子装置接続用コネクタを提供する
ことである。
掛らずにカード型電子装置などの多列コンタクトを高密
度で安定して低操作力で相手側コネクタのコンタクトに
接触し得るカード型電子装置接続用コネクタを提供する
ことである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一端辺
を有する絶縁性フィルムの表面に複数の導電パターンが
配設された一対のフィルムコンタクトが、それぞれ前記
絶縁性フィルムの裏面が対向し、かつ前記一端辺の向き
が揃うように、インシュレータに対して固定されている
とともに、前記一端辺近傍の裏面に、それぞれ板状弾性
部材を、一端が前記一端辺に合致し、かつ他端が該絶縁
性フィルムの裏面から離間された自由端となるように固
着してなるインナーインシュレータと、前記フィルムコ
ンタクトの一端辺側及び前記対向する板状弾性部材の一
端側をそれぞれ貫通させて前記インナーインシュレータ
を収納保持するための収納溝が設けられたアウターイン
シュレータとを含み、前記インナーインシュレータに
は、上部にカード型電子装置を挿入保持するための受容
孔が形成されるとともに、下部に前記フィルムコンタク
トの対向間に位置し、前記対向する板状弾性部材の他端
間に挿入されて該他端同士を押し広げて前記一対のフィ
ルムコンタクトが互いに離間される向きに変形させるた
めのカム部が形成されており、前記カード型電子装置の
押圧挿入によって、フィルムコンタクトの一端辺側にお
ける導電性パターンの端部が相手側コネクタに並設され
た対応する複数のコンタクトに接触するとともに、他端
辺側における導電性パターンの端部が対応するカード型
電子装置のパッドに接続するように構成されることを特
徴とするカード型電子装置接続用コネクタが得られる。
を有する絶縁性フィルムの表面に複数の導電パターンが
配設された一対のフィルムコンタクトが、それぞれ前記
絶縁性フィルムの裏面が対向し、かつ前記一端辺の向き
が揃うように、インシュレータに対して固定されている
とともに、前記一端辺近傍の裏面に、それぞれ板状弾性
部材を、一端が前記一端辺に合致し、かつ他端が該絶縁
性フィルムの裏面から離間された自由端となるように固
着してなるインナーインシュレータと、前記フィルムコ
ンタクトの一端辺側及び前記対向する板状弾性部材の一
端側をそれぞれ貫通させて前記インナーインシュレータ
を収納保持するための収納溝が設けられたアウターイン
シュレータとを含み、前記インナーインシュレータに
は、上部にカード型電子装置を挿入保持するための受容
孔が形成されるとともに、下部に前記フィルムコンタク
トの対向間に位置し、前記対向する板状弾性部材の他端
間に挿入されて該他端同士を押し広げて前記一対のフィ
ルムコンタクトが互いに離間される向きに変形させるた
めのカム部が形成されており、前記カード型電子装置の
押圧挿入によって、フィルムコンタクトの一端辺側にお
ける導電性パターンの端部が相手側コネクタに並設され
た対応する複数のコンタクトに接触するとともに、他端
辺側における導電性パターンの端部が対応するカード型
電子装置のパッドに接続するように構成されることを特
徴とするカード型電子装置接続用コネクタが得られる。
【００１０】
【作用】上記構成の本発明によれば、カード型電子装置
をインナーインシュレータに挿入し、フィルムコンタク
トの導電性パターンの他端辺側にカード型電子装置のパ
ッドが接触するとともに、この状態で該インナーインシ
ュレータを押圧することにより、フィルムコンタクトの
一端辺を相手側コネクタのコンタクトに導通接触させる
ことができる。このとき、インナーインシュレータのカ
ム部が板状弾性部材の他端間に挿入されて該他端同士を
押し広げられて、一対のフィルムコンタクトが互いに離
間する向きに変形して、該フィルムコンタクトの他端が
相手側コネクタのコンタクトに圧接状態になるので、フ
ィルムコンタクトを相手側コネクタのコンタクト内に挿
入する時には、大きな力を必要とせず、フィルムコンタ
クトの変形によって相手側コネクタのコンタクトとの導
通接続が図られる。
をインナーインシュレータに挿入し、フィルムコンタク
トの導電性パターンの他端辺側にカード型電子装置のパ
ッドが接触するとともに、この状態で該インナーインシ
ュレータを押圧することにより、フィルムコンタクトの
一端辺を相手側コネクタのコンタクトに導通接触させる
ことができる。このとき、インナーインシュレータのカ
ム部が板状弾性部材の他端間に挿入されて該他端同士を
押し広げられて、一対のフィルムコンタクトが互いに離
間する向きに変形して、該フィルムコンタクトの他端が
相手側コネクタのコンタクトに圧接状態になるので、フ
ィルムコンタクトを相手側コネクタのコンタクト内に挿
入する時には、大きな力を必要とせず、フィルムコンタ
クトの変形によって相手側コネクタのコンタクトとの導
通接続が図られる。
【００１１】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明のカード型電子
装置接続用コネクタについて、図面を参照して詳細に説
明する。なお、本発明においてカード型電子装置とは、
ＩＣカードやメモリカードなどの外、接続端子を基板面
に有する小型のプリント基板などを含むものである。
装置接続用コネクタについて、図面を参照して詳細に説
明する。なお、本発明においてカード型電子装置とは、
ＩＣカードやメモリカードなどの外、接続端子を基板面
に有する小型のプリント基板などを含むものである。
【００１２】図１は本発明の一実施例に係るカード型電
子装置接続用コネクタの基本構成を示した分解斜視図、
図２は本発明の一実施例に係るカード型電子装置接続用
コネクタの基本構成を相手側コネクタに接続する前の状
態で示した斜視図、図３はその正面断面図である。
子装置接続用コネクタの基本構成を示した分解斜視図、
図２は本発明の一実施例に係るカード型電子装置接続用
コネクタの基本構成を相手側コネクタに接続する前の状
態で示した斜視図、図３はその正面断面図である。
【００１３】このカード型電子装置接続用コネクタは、
プリント基板７上に設けられた相手側コネクタ６が有す
る２列の複数のコンタクト６ａに対し、一対のフィルム
コンタクト３ａ，３ｂを用いてカード型電子装置９に配
設された複数の接続部である接続パターンＰ´とそれぞ
れ接触し得る構成となっている。
プリント基板７上に設けられた相手側コネクタ６が有す
る２列の複数のコンタクト６ａに対し、一対のフィルム
コンタクト３ａ，３ｂを用いてカード型電子装置９に配
設された複数の接続部である接続パターンＰ´とそれぞ
れ接触し得る構成となっている。
【００１４】すなわち、このカード型電子装置接続用コ
ネクタは、前記フィルムコンタクト３ａ，３ｂが両面側
に固定されたインナーインシュレータ１と、該インナー
インシュレータ１を収容する収容溝Ｍを有するアウター
インシュレータ２と、アウターインシュレータ２に対し
カード型電子装置９の軸方向移動を制限するピン８を有
する。
ネクタは、前記フィルムコンタクト３ａ，３ｂが両面側
に固定されたインナーインシュレータ１と、該インナー
インシュレータ１を収容する収容溝Ｍを有するアウター
インシュレータ２と、アウターインシュレータ２に対し
カード型電子装置９の軸方向移動を制限するピン８を有
する。
【００１５】インナーインシュレータ１は、上面部１０
と該上面部１０から直角に垂下する垂直部１１が設けら
れており、この垂直部１１の下端の両側には滑らかな曲
面を対称的に有するカム部１４が設けられている。この
カム部１４は、下端側の板厚寸法が小さい狭小部１４ａ
と、垂直部の板厚面部１４ｃとが滑らかな曲面によって
連続状に繋がっている。また、インナーインシュレータ
１の上面部１０の幅方向中央部には、垂直部１１の中心
に沿って下方に延在するカード受容孔１５が形成されて
いる。
と該上面部１０から直角に垂下する垂直部１１が設けら
れており、この垂直部１１の下端の両側には滑らかな曲
面を対称的に有するカム部１４が設けられている。この
カム部１４は、下端側の板厚寸法が小さい狭小部１４ａ
と、垂直部の板厚面部１４ｃとが滑らかな曲面によって
連続状に繋がっている。また、インナーインシュレータ
１の上面部１０の幅方向中央部には、垂直部１１の中心
に沿って下方に延在するカード受容孔１５が形成されて
いる。
【００１６】フィルムコンタクト３ａ，３ｂは、絶縁性
材料で薄膜状に形成された部材に、所定の間隔をおいて
帯状の導電パターンＰが上下方向に延在するように構成
されている。そして、このフィルムコンタクト３ａ，３
ｂの上端部はカード型電子装置９のパッドＰ´に接続可
能に配置されており、下端側はインナーインシュレータ
１の垂直部１１と離間平行に垂下するように保持されて
いる。
材料で薄膜状に形成された部材に、所定の間隔をおいて
帯状の導電パターンＰが上下方向に延在するように構成
されている。そして、このフィルムコンタクト３ａ，３
ｂの上端部はカード型電子装置９のパッドＰ´に接続可
能に配置されており、下端側はインナーインシュレータ
１の垂直部１１と離間平行に垂下するように保持されて
いる。
【００１７】また、フィルムコンタクト３ａ，３ｂの下
端には、相手側コネクタ６との非接続時に、先端が垂直
部１１先端のカム部１４狭小部１４ａに当接する板状弾
性部材４ａ，４ｂが固着されている。尚、本実施例で
は、板状弾性部材を絶縁性材料で形成したが、フィルム
がマイクロストリップライン等でフィルム面がグランド
等の場合には金属で構成した方が機械的特性の面から有
利であり、材料は適宜選択すればよい。
端には、相手側コネクタ６との非接続時に、先端が垂直
部１１先端のカム部１４狭小部１４ａに当接する板状弾
性部材４ａ，４ｂが固着されている。尚、本実施例で
は、板状弾性部材を絶縁性材料で形成したが、フィルム
がマイクロストリップライン等でフィルム面がグランド
等の場合には金属で構成した方が機械的特性の面から有
利であり、材料は適宜選択すればよい。
【００１８】フィルムコンタクト３ａ，３ｂは、相手側
コネクタ６との非接続時には、図２及び図３に示すよう
に真っ直ぐに垂下するようにインナーインシュレータ１
に保持されている。そして、この状態においては、フィ
ルムコンタクト３ａ，３ｂの板状弾性部材４ａ，４ｂと
の固着部は相手側コネクタ６の受容孔６１内に抵抗なく
挿入することができるように構成されている。すなわ
ち、相手側コネクタ６の受容孔６１の幅寸法はフィルム
コンタクト３ａ，３ｂと板状弾性部材４ａ，４ｂの合せ
た厚さ寸法より大きく設定されている。
コネクタ６との非接続時には、図２及び図３に示すよう
に真っ直ぐに垂下するようにインナーインシュレータ１
に保持されている。そして、この状態においては、フィ
ルムコンタクト３ａ，３ｂの板状弾性部材４ａ，４ｂと
の固着部は相手側コネクタ６の受容孔６１内に抵抗なく
挿入することができるように構成されている。すなわ
ち、相手側コネクタ６の受容孔６１の幅寸法はフィルム
コンタクト３ａ，３ｂと板状弾性部材４ａ，４ｂの合せ
た厚さ寸法より大きく設定されている。
【００１９】インナーインシュレータ１のカード受容孔
１５内にカード型電子装置９が装填されて、さらに、イ
ンナーインシュレータ１がアウターインシュレータ２に
収容されている状態の時、フィルムコンタクト３ａ，３
ｂはカード型電子装置９の接続パターンＰ´と導通接続
された状態となっている。
１５内にカード型電子装置９が装填されて、さらに、イ
ンナーインシュレータ１がアウターインシュレータ２に
収容されている状態の時、フィルムコンタクト３ａ，３
ｂはカード型電子装置９の接続パターンＰ´と導通接続
された状態となっている。
【００２０】ところで、カード型電子装置９はアウター
インシュレータ２の下端の側端部の所定位置には上下方
向に長くなるような長穴９１が形成されており、他方、
アウターインシュレータ２の対応位置にはピン挿通孔２
１が形成されており、該長穴９１とピン挿通孔２１を合
致させた後に、ピン８を挿通して、カード型電子装置９
はアウターインシュレータ２に対して抜け止め結合され
る。この時、ピン８は長穴９１を移動可能になってお
り、カード型電子装置９は軸方向に長穴９１の上下方向
の寸法分だけ移動可能になっている。
インシュレータ２の下端の側端部の所定位置には上下方
向に長くなるような長穴９１が形成されており、他方、
アウターインシュレータ２の対応位置にはピン挿通孔２
１が形成されており、該長穴９１とピン挿通孔２１を合
致させた後に、ピン８を挿通して、カード型電子装置９
はアウターインシュレータ２に対して抜け止め結合され
る。この時、ピン８は長穴９１を移動可能になってお
り、カード型電子装置９は軸方向に長穴９１の上下方向
の寸法分だけ移動可能になっている。
【００２１】次に、相手側コネクタとの嵌合接続につい
て説明する。
て説明する。
【００２２】図２及び図３に示す状態からカード型電子
装置９を下方に押込んでやる。そうすると、フィルムコ
ンタクト３ａ，３ｂの先端が相手側コネクタ６の受容孔
６１内の奥壁に突き当たり、この状態で更にカード型電
子装置９を押込むと、フィルムコンタクト３ａ，３ｂは
挫屈変形しようとするが、このとき、板状弾性部材４
ａ，４ｂの自由端（上端）がカム部１４の狭小部１４ａ
から曲面部１４ｂ、さらには垂直部１１の板厚面部１４
ｃへと押上げられるにつれ、フィルムコンタクト３ａ，
３ｂは外方に押広げられる方向に傾き、挺運動によりフ
ィルムコンタクト３ａ，３ｂ先端が内側に狭まる方向に
動く。この結果、フィルムコンタクト３ａ，３ｂの先端
は、図４に示すように、相手側コネクタの受容孔６１内
のコンタクト６ａに圧接状態となる。
装置９を下方に押込んでやる。そうすると、フィルムコ
ンタクト３ａ，３ｂの先端が相手側コネクタ６の受容孔
６１内の奥壁に突き当たり、この状態で更にカード型電
子装置９を押込むと、フィルムコンタクト３ａ，３ｂは
挫屈変形しようとするが、このとき、板状弾性部材４
ａ，４ｂの自由端（上端）がカム部１４の狭小部１４ａ
から曲面部１４ｂ、さらには垂直部１１の板厚面部１４
ｃへと押上げられるにつれ、フィルムコンタクト３ａ，
３ｂは外方に押広げられる方向に傾き、挺運動によりフ
ィルムコンタクト３ａ，３ｂ先端が内側に狭まる方向に
動く。この結果、フィルムコンタクト３ａ，３ｂの先端
は、図４に示すように、相手側コネクタの受容孔６１内
のコンタクト６ａに圧接状態となる。
【００２３】ところで、図４に示したフィルムコンタク
ト３ａ，３ｂの相手側コネクタ６のコンタクト６ａへの
接触状態において、フィルムコンタクト３ａ，３ｂの曲
げ剛性を無視して、板状弾性部材４ａ，４ｂの上端に力
を加えると、嵌合部における接触力の関係は、挺の原理
で、Ｗ＝（Ｓ／Ｌ）Ｐ，Ｗ＝（ｓ／ｌ）Ｆとなり、ｌ，
Ｌに比べＳを小さくすればＷは小さくできる。すなわ
ち、Ｗが小さいということは、カード型電子装置９を押
す力も小さくてすみ、接続時における操作力も小さくて
すむということになる。
ト３ａ，３ｂの相手側コネクタ６のコンタクト６ａへの
接触状態において、フィルムコンタクト３ａ，３ｂの曲
げ剛性を無視して、板状弾性部材４ａ，４ｂの上端に力
を加えると、嵌合部における接触力の関係は、挺の原理
で、Ｗ＝（Ｓ／Ｌ）Ｐ，Ｗ＝（ｓ／ｌ）Ｆとなり、ｌ，
Ｌに比べＳを小さくすればＷは小さくできる。すなわ
ち、Ｗが小さいということは、カード型電子装置９を押
す力も小さくてすみ、接続時における操作力も小さくて
すむということになる。
【００２４】なお、フィルムコンタクト３ａ，３ｂの挫
屈に要する力は、図５に示すように、カード型電子装置
を押す変位によらず一定となり、また、フィルムコンタ
クト３ａ，３ｂを薄くするほど小さくできる。この挫屈
に要する力（これをＡとする）はコネクタが嵌合してい
る間は押し戻す力としてカード型電子装置に働いてお
り、また、板状弾性部材４ａ，４ｂとインナーインシュ
レータ１の先端のカム部１４との間には前記Ｗの力によ
る摩擦抵抗力（これをＢとする）が発生する。Ｂ＞Ａで
あれば、カード型電子装置が押し戻されることがない
が、Ｂ＜Ａであれば、（Ａ−Ｂ）だけ支える力がカード
型電子装置９に必要となり、カード型電子装置９の固定
構造が必要になる。
屈に要する力は、図５に示すように、カード型電子装置
を押す変位によらず一定となり、また、フィルムコンタ
クト３ａ，３ｂを薄くするほど小さくできる。この挫屈
に要する力（これをＡとする）はコネクタが嵌合してい
る間は押し戻す力としてカード型電子装置に働いてお
り、また、板状弾性部材４ａ，４ｂとインナーインシュ
レータ１の先端のカム部１４との間には前記Ｗの力によ
る摩擦抵抗力（これをＢとする）が発生する。Ｂ＞Ａで
あれば、カード型電子装置が押し戻されることがない
が、Ｂ＜Ａであれば、（Ａ−Ｂ）だけ支える力がカード
型電子装置９に必要となり、カード型電子装置９の固定
構造が必要になる。
【００２５】図６及び図７は第２の実施例を示すもの
で、インナーインシュレータ１にフック１９を形成し、
アウターインシュレータ２に該フック１９が係合する係
止窓２９を形成しておき、この係合状態における抜け抵
抗をＣとした場合にＢ＋Ｃ＞Ａとなるように構成してお
いてもよい。
で、インナーインシュレータ１にフック１９を形成し、
アウターインシュレータ２に該フック１９が係合する係
止窓２９を形成しておき、この係合状態における抜け抵
抗をＣとした場合にＢ＋Ｃ＞Ａとなるように構成してお
いてもよい。
【００２６】
【発明の効果】前記したように、本発明によれば、挺型
の板状弾性部材により必要接触に対し、小さな力を付与
すればよいことと、フィルムコンタクトの小さな挫屈変
形抵抗力に抗した操作力で、コネクタの嵌合接続を行う
ことができる。
の板状弾性部材により必要接触に対し、小さな力を付与
すればよいことと、フィルムコンタクトの小さな挫屈変
形抵抗力に抗した操作力で、コネクタの嵌合接続を行う
ことができる。
【００２７】また、本発明におけるコネクタにおいて
は、フィルムコンタクトを使用しているため、高密度化
を容易に達成することが可能となる。しかも、フィルム
コンタクトの裏面側をグランド面とすることにより、マ
イクロストリップラインとなり、高速伝送特性に優れた
コネクタとすることができる。
は、フィルムコンタクトを使用しているため、高密度化
を容易に達成することが可能となる。しかも、フィルム
コンタクトの裏面側をグランド面とすることにより、マ
イクロストリップラインとなり、高速伝送特性に優れた
コネクタとすることができる。
【図１】本発明の一実施例に係るカード型電子装置接続
用コネクタの基本構成を示した分解斜視図である。
用コネクタの基本構成を示した分解斜視図である。
【図２】本発明の一実施例に係るカード型電子装置接続
用コネクタの基本構成を相手側コネクタに接続する前の
状態を示した斜視図である。
用コネクタの基本構成を相手側コネクタに接続する前の
状態を示した斜視図である。
【図３】本発明の一実施例に係るカード型電子装置接続
用コネクタの基本構成を相手側コネクタに接続する前の
状態を示した正面断面図である。
用コネクタの基本構成を相手側コネクタに接続する前の
状態を示した正面断面図である。
【図４】本発明の一実施例に係るカード型電子装置接続
用コネクタの基本構成を相手側コネクタに接続した状態
を示した正面断面図である。
用コネクタの基本構成を相手側コネクタに接続した状態
を示した正面断面図である。
【図５】本発明におけるフィルムコンタクトの挫屈力と
フィルムコンタクトの挫屈変位量の関係を示したグラフ
である。
フィルムコンタクトの挫屈変位量の関係を示したグラフ
である。
【図６】本発明の第２の実施例に係るカード型電子装置
接続用コネクタの基本構成を相手側コネクタに接続する
前の状態を示した正面断面図である。
接続用コネクタの基本構成を相手側コネクタに接続する
前の状態を示した正面断面図である。
【図７】本発明の第２の実施例に係るカード型電子装置
接続用コネクタの基本構成を相手側コネクタに接続した
状態を示した正面断面図である。
接続用コネクタの基本構成を相手側コネクタに接続した
状態を示した正面断面図である。
１ インナーインシュレータ ２ アウターインシュレータ ３ａ フィルムコンタクト ３ｂ フィルムコンタクト ４ａ 板状弾性部材 ４ｂ 板状弾性部材 ６ 相手側コネクタ ７ プリント基板 ９ カード型電子装置
Claims (1)
- 【請求項１】 一端辺を有する絶縁性フィルムの表面に
複数の導電パターンが配設された一対のフィルムコンタ
クトが、それぞれ前記絶縁性フィルムの裏面が対向し、
かつ前記一端辺の向きが揃うように、インシュレータに
対して固定されているとともに、前記一端辺近傍の裏面
に、それぞれ板状弾性部材を、一端が前記一端辺に合致
し、かつ他端が該絶縁性フィルムの裏面から離間された
自由端となるように固着してなるインナーインシュレー
タと、前記フィルムコンタクトの一端辺側及び前記対向
する板状弾性部材の一端側をそれぞれ貫通させて前記イ
ンナーインシュレータを収納保持するための収納溝が設
けられたアウターインシュレータとを含み、前記インナ
ーインシュレータには、上部にカード型電子装置を挿入
保持するための受容孔が形成されるとともに、下部に前
記フィルムコンタクトの対向間に位置し、前記対向する
板状弾性部材の他端間に挿入されて該他端同士を押し広
げて前記一対のフィルムコンタクトが互いに離間される
向きに変形させるためのカム部が形成されており、前記
カード型電子装置の押圧挿入によって、フィルムコンタ
クトの一端辺側における導電性パターンの端部が相手側
コネクタに並設された対応する複数のコンタクトに接触
するとともに、他端辺側における導電性パターンの端部
が対応するカード型電子装置のパッドに接続するように
構成されることを特徴とするカード型電子装置接続用コ
ネクタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7132011A JP2717380B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | カード型電子装置接続用コネクタ |
| US08/984,630 US5954530A (en) | 1995-05-30 | 1997-12-03 | Connector for connecting card type device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7132011A JP2717380B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | カード型電子装置接続用コネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08330029A JPH08330029A (ja) | 1996-12-13 |
| JP2717380B2 true JP2717380B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=34308239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7132011A Expired - Fee Related JP2717380B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | カード型電子装置接続用コネクタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5954530A (ja) |
| JP (1) | JP2717380B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6371781B1 (en) * | 2000-09-01 | 2002-04-16 | Hon Hai Aprecision Ind. Co., Ltd. | ZIF memory module assembly |
| JP4260703B2 (ja) * | 2004-07-30 | 2009-04-30 | 株式会社ヨコオ | 電気コネクタ |
| US20080220625A1 (en) * | 2005-10-26 | 2008-09-11 | Per Ligander | Flexible Board Contact Means for Connection of Outer Edge of Printed Circuit Board |
| US9979109B2 (en) * | 2015-11-10 | 2018-05-22 | Lenovo Enterprise Solutions (Singapore) Pte. Ltd. | Card stabilizer bracket |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5711105A (en) * | 1980-06-26 | 1982-01-20 | Nippon Soken Inc | Room cooling load reduction device for automobile |
| JPH01132076U (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-07 | ||
| US4911643A (en) * | 1988-10-11 | 1990-03-27 | Beta Phase, Inc. | High density and high signal integrity connector |
| US4892487A (en) * | 1989-06-15 | 1990-01-09 | Ibm Corporation | Connector assembly with movable carriage |
| US5102342A (en) * | 1989-11-13 | 1992-04-07 | Augat Inc. | Modified high density backplane connector |
| DE69515789T2 (de) * | 1994-10-21 | 2000-08-03 | Japan Aviation Electronics Industry, Ltd. | Anordnung aus einem elektrischen Steckverbinder und einem flexiblen integrierten Schaltkreis mit einem elastischen Isolierstück |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP7132011A patent/JP2717380B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-12-03 US US08/984,630 patent/US5954530A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5954530A (en) | 1999-09-21 |
| JPH08330029A (ja) | 1996-12-13 |
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