JP2782538B2 - 一眼レフカメラの駆動装置 - Google Patents
一眼レフカメラの駆動装置Info
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- JP2782538B2 JP2782538B2 JP1232289A JP23228989A JP2782538B2 JP 2782538 B2 JP2782538 B2 JP 2782538B2 JP 1232289 A JP1232289 A JP 1232289A JP 23228989 A JP23228989 A JP 23228989A JP 2782538 B2 JP2782538 B2 JP 2782538B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driving
- film
- mirror
- detecting
- mechanical
- Prior art date
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- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Cameras In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、フィルムの給送と、シャッタ、ミラーなど
のメカチャージとをそれぞれ別個の駆動手段、例えばモ
ータで行なう一眼レフカメラの駆動装置に関する。
のメカチャージとをそれぞれ別個の駆動手段、例えばモ
ータで行なう一眼レフカメラの駆動装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 近年の一眼レフカメラは、オートワインド装置を備え
たものが多い。オートワインド装置は、通常1個のモー
タで、フィルムの給送(巻上げ、巻戻し)と並行してメ
カチャージを行なっている。このメカチャージとは、例
えばミラーを、これを上昇させるばね力に抗して最下降
位置まで移動させるミラーチャージ、シャッターの先幕
および後幕を、これらをそれぞれ走行させるばね力に抗
して所定の位置まで移動させるシャッターチャージ、お
よび絞りを絞り込ませる絞りレバーを、これを絞り込み
方向に移動させるばね力に抗して開放位置まで移動させ
る絞りチャージをいう。
たものが多い。オートワインド装置は、通常1個のモー
タで、フィルムの給送(巻上げ、巻戻し)と並行してメ
カチャージを行なっている。このメカチャージとは、例
えばミラーを、これを上昇させるばね力に抗して最下降
位置まで移動させるミラーチャージ、シャッターの先幕
および後幕を、これらをそれぞれ走行させるばね力に抗
して所定の位置まで移動させるシャッターチャージ、お
よび絞りを絞り込ませる絞りレバーを、これを絞り込み
方向に移動させるばね力に抗して開放位置まで移動させ
る絞りチャージをいう。
さらに近時のオートワインド装置には、モータドライ
ブ並の高速性が望まれてきている。この要求を満足する
ために、フィルムの給送とメカチャージとを別個独立し
たモータで行なうオータワインド装置が開発されてい
る。
ブ並の高速性が望まれてきている。この要求を満足する
ために、フィルムの給送とメカチャージとを別個独立し
たモータで行なうオータワインド装置が開発されてい
る。
しかし、従来のワインドモータ及びメカチャージモー
タの駆動制御は一連の制御として、制御手段によって行
なわれている。たとえば、特開昭61−183630号公報に記
載されたカメラでは、チャージモータスタート後所定時
間経過時にワインドモータスタート、というようにプロ
グラム内で2個のモータの起動を一連の動作として制御
している。
タの駆動制御は一連の制御として、制御手段によって行
なわれている。たとえば、特開昭61−183630号公報に記
載されたカメラでは、チャージモータスタート後所定時
間経過時にワインドモータスタート、というようにプロ
グラム内で2個のモータの起動を一連の動作として制御
している。
そして、エラーチェックは、それぞれのモータ駆動に
よる動作が完了したことを検出するスイッチの状態、あ
るいはタイマーにより行なわれている。したがって、一
方のモータにエラーが生じても、その時点において直ち
に両方のモータを停止させることができず、無駄な動作
が行なわれてしまう。たとえば、メカチャージモータに
エラーが発生したとしても、ワインドモータは駆動され
続けるのでフィルムは巻上げられる。
よる動作が完了したことを検出するスイッチの状態、あ
るいはタイマーにより行なわれている。したがって、一
方のモータにエラーが生じても、その時点において直ち
に両方のモータを停止させることができず、無駄な動作
が行なわれてしまう。たとえば、メカチャージモータに
エラーが発生したとしても、ワインドモータは駆動され
続けるのでフィルムは巻上げられる。
そのために、エラー発生時において、カメラのレリー
ズ動作終了後から次のコマの撮影待機状態になるまでの
一連の動作の内、どこの過程でエラーが発生したのかが
撮影者には分かり難い、という問題があった。
ズ動作終了後から次のコマの撮影待機状態になるまでの
一連の動作の内、どこの過程でエラーが発生したのかが
撮影者には分かり難い、という問題があった。
「発明の目的」 本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたもの
で、フィルム給送とメカチャージとを別個の駆動手段で
行なう一眼レフカメラの駆動装置において、それぞれの
駆動手段の異常動作の検出、異常動作の防止ができる制
御装置を提供することを目的とする。
で、フィルム給送とメカチャージとを別個の駆動手段で
行なう一眼レフカメラの駆動装置において、それぞれの
駆動手段の異常動作の検出、異常動作の防止ができる制
御装置を提供することを目的とする。
「発明の概要」 上記目的を達成する本発明は、メカチャージおよびメ
インミラーのダウンを行なう第1の駆動手段と、フィル
ムの給送を行なう第2の駆動手段と、前記第1の駆動手
段および第2の駆動手段が正常に起動したことをそれぞ
れ検出する検出手段と、露光終了後に前記2個の駆動手
段の一方を起動し、この起動した起動手段が正常な動作
を開始したことを前記検出手段が検出したときに、前記
他方の駆動手段を起動する制御手段とを設けたことに特
徴を有する。
インミラーのダウンを行なう第1の駆動手段と、フィル
ムの給送を行なう第2の駆動手段と、前記第1の駆動手
段および第2の駆動手段が正常に起動したことをそれぞ
れ検出する検出手段と、露光終了後に前記2個の駆動手
段の一方を起動し、この起動した起動手段が正常な動作
を開始したことを前記検出手段が検出したときに、前記
他方の駆動手段を起動する制御手段とを設けたことに特
徴を有する。
上記構成によれば、一方の駆動手段が正常に起動した
ことを条件に他方の駆動手段が起動するので、万一エラ
ーが発生しても、どこでエラーが発生したのかが分かり
やすい。
ことを条件に他方の駆動手段が起動するので、万一エラ
ーが発生しても、どこでエラーが発生したのかが分かり
やすい。
また、2個の駆動手段が同時に起動することがないの
で、電源電圧の異常低下がない。
で、電源電圧の異常低下がない。
なお、後の駆動手段を起動するタイミングは任意であ
るが、たとえば、第1の駆動手段を先に起動させるとき
は、ミラーがダウンを開始したことを検出するミラーダ
ウン検出手段を設け、このミラーダウン検出手段により
ミラーダウンを検出してから第2の駆動手段を起動させ
る構成にできる。一方、第2の駆動手段を先に駆動させ
るときは、フィルムが走行していることを検出するフィ
ルム走行検出手段を設け、このフィルム走行検出手段に
よりフィルムの巻上げ開始を検出してから第1の駆動手
段を起動する構成にできる。
るが、たとえば、第1の駆動手段を先に起動させるとき
は、ミラーがダウンを開始したことを検出するミラーダ
ウン検出手段を設け、このミラーダウン検出手段により
ミラーダウンを検出してから第2の駆動手段を起動させ
る構成にできる。一方、第2の駆動手段を先に駆動させ
るときは、フィルムが走行していることを検出するフィ
ルム走行検出手段を設け、このフィルム走行検出手段に
よりフィルムの巻上げ開始を検出してから第1の駆動手
段を起動する構成にできる。
「発明の実施例」 以下図示実施例に基づいて本発明を説明する。第1図
は、本発明を適用した一眼レフカメラの制御系の一実施
例を示すブロック図である。
は、本発明を適用した一眼レフカメラの制御系の一実施
例を示すブロック図である。
カメラボディ10に搭載されたこのカメラの制御系は、
バスラインを介して相互に接続されたメインCPU(Centr
al Processing Unit)11、DPU(Data Processing Uni
t)13およびIPU(Indication Processing Unit)15で構
成されている。
バスラインを介して相互に接続されたメインCPU(Centr
al Processing Unit)11、DPU(Data Processing Uni
t)13およびIPU(Indication Processing Unit)15で構
成されている。
メインCPU11は、DPU13およびIPU15ならびに本カメラ
のシステム全体を統括的に制御するマイコンである。DP
U13は主に、CCD測距センサ16およびこの測光センサ17か
ら出力される測距信号および測距信号をメインCPU11に
出力するインターフェースとしての機能と、フラッシュ
回路19を介してフラッシュの発光を制御するフラッシュ
制御機能とを担っている。
のシステム全体を統括的に制御するマイコンである。DP
U13は主に、CCD測距センサ16およびこの測光センサ17か
ら出力される測距信号および測距信号をメインCPU11に
出力するインターフェースとしての機能と、フラッシュ
回路19を介してフラッシュの発光を制御するフラッシュ
制御機能とを担っている。
IPU15は、露出モード、撮影枚数、シャッタ速度、絞
り値およびフラッシュ情報などの撮影情報を表示パネル
21に表示させる表示制御機能を担っている。
り値およびフラッシュ情報などの撮影情報を表示パネル
21に表示させる表示制御機能を担っている。
メインCPU11の入力ポートにはスイッチ回路23が接続
され、この回路23には、スイッチ類として、測光スイッ
チおよびレリーズスイッチ(図示せず)が入力されてい
る。測光スイッチおよびレリーズスイッチは、周知の通
りレリーズボタン(図示せず)に連動していて、レリー
ズボタンの半押しで測光スイッチがONし、同全押しでレ
リーズスイッチがONする。
され、この回路23には、スイッチ類として、測光スイッ
チおよびレリーズスイッチ(図示せず)が入力されてい
る。測光スイッチおよびレリーズスイッチは、周知の通
りレリーズボタン(図示せず)に連動していて、レリー
ズボタンの半押しで測光スイッチがONし、同全押しでレ
リーズスイッチがONする。
さらにスイッチ回路23には、メカチャージ完了検出ス
イッチSW1、巻上げ完了検出スイッチSW2、後幕走行完了
検出スイッチSW3、検出手段としてのミラーダウン検出
スイッチSW4および同検出手段としてのワインドパルス
発生スイッチSW5が接続されている。
イッチSW1、巻上げ完了検出スイッチSW2、後幕走行完了
検出スイッチSW3、検出手段としてのミラーダウン検出
スイッチSW4および同検出手段としてのワインドパルス
発生スイッチSW5が接続されている。
メカチャージ完了検出スイッチSW1は、メカチャージ
が完了したときにオンするスイッチで、ミラーと連動
し、ミラーが最下降位置にダウンしたときにオンする。
が完了したときにオンするスイッチで、ミラーと連動
し、ミラーが最下降位置にダウンしたときにオンする。
巻上げ完了検出スイッチSW2は、フィルムが1コマ巻
上げられたときにオンする。後幕走行完了スイッチSW3
は、後幕の走行終了位置に設けられ、後幕の走行が完了
したときにオンする。
上げられたときにオンする。後幕走行完了スイッチSW3
は、後幕の走行終了位置に設けられ、後幕の走行が完了
したときにオンする。
ミラーダウン検出スイッチSW4は、ミラーが最上昇位
置からダウンを開始し、いくらかダウンしたときにオン
するメカスイッチで、ミラーダウン検出手段を構成して
いる。
置からダウンを開始し、いくらかダウンしたときにオン
するメカスイッチで、ミラーダウン検出手段を構成して
いる。
ワインドパルス発生スイッチSW5は、フィルムの走行
よって回転駆動されるスプロケットに連動してパルスを
発生するスイッチで、フィルム走行検出手段を構成して
いる。ワインドパルス発生スイッチSW5は、例えばスプ
ロケットと連動して回転するカム板および該カム板の回
転によりON/OFFされるスイッチ、あるいは前記スプロケ
ットと連動して回転するスリット円板および該スリット
円板のスリット通過位置に設けられたフォトインタラプ
タから構成される。
よって回転駆動されるスプロケットに連動してパルスを
発生するスイッチで、フィルム走行検出手段を構成して
いる。ワインドパルス発生スイッチSW5は、例えばスプ
ロケットと連動して回転するカム板および該カム板の回
転によりON/OFFされるスイッチ、あるいは前記スプロケ
ットと連動して回転するスリット円板および該スリット
円板のスリット通過位置に設けられたフォトインタラプ
タから構成される。
またこのカメラは、駆動手段として、自動焦点調節用
のAFモータ25と、リワインドモータ29と、メカチャージ
モータ31の3個のモータを有する。AFモータ25はモータ
ドライバ27を介して、第1の駆動手段としてのメカチャ
ージモータ31および第2の駆動手段としてのワインドモ
ータ29はモータドライバ33を介してそれぞれメインCPU1
1により制御される。
のAFモータ25と、リワインドモータ29と、メカチャージ
モータ31の3個のモータを有する。AFモータ25はモータ
ドライバ27を介して、第1の駆動手段としてのメカチャ
ージモータ31および第2の駆動手段としてのワインドモ
ータ29はモータドライバ33を介してそれぞれメインCPU1
1により制御される。
AFモータ25は、図示しないが、AF駆動機構を介して撮
影レンズのフォーカスレンズ群を光軸方向に移動させ
て、焦点調節を行なう。
影レンズのフォーカスレンズ群を光軸方向に移動させ
て、焦点調節を行なう。
ワインドモータ29は、公知のフィルム給送機構を介し
てフィルムの給送(オートローディング、巻上げおよび
巻戻し)を行なう。
てフィルムの給送(オートローディング、巻上げおよび
巻戻し)を行なう。
メカチャージモータ31は、シャッタの先幕および後幕
をそれぞれ走行させるばね力に抗して初期位置まで移動
(チャージ)し、絞りを絞り込ませる絞りレバーをばね
力に抗して初期位置まで移動(チャージ)し、さらにミ
ラーをばね力に抗して初期位置までダウン(チャージ)
する。各部材は、それぞれチャージ完了位置で機械的係
止手段(図示せず)によって係止され、この機械的係止
は、リレーズマグネット35の通電により解除される。な
お、上記各チャージは、ミラーダウン動作と並行して行
なわれる。
をそれぞれ走行させるばね力に抗して初期位置まで移動
(チャージ)し、絞りを絞り込ませる絞りレバーをばね
力に抗して初期位置まで移動(チャージ)し、さらにミ
ラーをばね力に抗して初期位置までダウン(チャージ)
する。各部材は、それぞれチャージ完了位置で機械的係
止手段(図示せず)によって係止され、この機械的係止
は、リレーズマグネット35の通電により解除される。な
お、上記各チャージは、ミラーダウン動作と並行して行
なわれる。
さらにメインCPU11には、マグネット類として、レリ
ーズマグネット35、先幕マグネット39および後幕マグネ
ット43が、それぞれマグネットドライバ37、41、45を介
して接続されている。レリーズマグネット35は、通電時
に、上記チャージされた部材の機械的係止を解除する。
一方先幕マグネット39および後幕マグネット43は、通電
されたとき先幕および後幕をそれぞれ機械的係止に代わ
って係止し、その走行を制御する。
ーズマグネット35、先幕マグネット39および後幕マグネ
ット43が、それぞれマグネットドライバ37、41、45を介
して接続されている。レリーズマグネット35は、通電時
に、上記チャージされた部材の機械的係止を解除する。
一方先幕マグネット39および後幕マグネット43は、通電
されたとき先幕および後幕をそれぞれ機械的係止に代わ
って係止し、その走行を制御する。
またメインCPU11には、絞り込み動作に連動してEEパ
ルスを発生するEEパルス発生装置と、絞込み動作を停止
させて絞りを所定の絞り値に保持するEEマグネット(以
上図示せず)とを備えた公知のEE回路47が接続されてい
る。なお、絞込み動作は、ミラーの上昇動作と連動して
行なわれる。
ルスを発生するEEパルス発生装置と、絞込み動作を停止
させて絞りを所定の絞り値に保持するEEマグネット(以
上図示せず)とを備えた公知のEE回路47が接続されてい
る。なお、絞込み動作は、ミラーの上昇動作と連動して
行なわれる。
E2PROM49には、撮影に関する各種データが格納されて
いて、そのデータは、適時にメインCPU11により読出さ
れる。
いて、そのデータは、適時にメインCPU11により読出さ
れる。
メインCPU11は、撮影レンズLに搭載されたレンズCPU
51との間で、マウント面に設けられた電気接点群を介し
て通信を行なう。レンズCPU51には、焦点距離情報、開
放絞り値および最小絞り値情報などその撮影レンズ固有
のレンズ情報が格納されていて、これらの撮影情報が上
記通信によりメインCPU11に読み込まれる。
51との間で、マウント面に設けられた電気接点群を介し
て通信を行なう。レンズCPU51には、焦点距離情報、開
放絞り値および最小絞り値情報などその撮影レンズ固有
のレンズ情報が格納されていて、これらの撮影情報が上
記通信によりメインCPU11に読み込まれる。
DPU13には、前述の通り位相差検出方式の測距センサ1
6および被写体輝度を検出するための測光センサ17が接
続されている。測距センサ16には、多数の画素が列上に
配設されたCCDイメージセンサが使用されている。測距
センサ16(のCCDイメージセンサ)から順に出力される
各画素信号は、DPU13において、メインCPU11で処理でき
る画素データに変換処理され、メインCPU11に出力され
る。メインCPU11は、DPU13からの画素データに基づいて
所定の演算を実行してデフォーカス量を算出し、算出し
たデフォーカス量に基づいてAFモータ25を駆動する。
6および被写体輝度を検出するための測光センサ17が接
続されている。測距センサ16には、多数の画素が列上に
配設されたCCDイメージセンサが使用されている。測距
センサ16(のCCDイメージセンサ)から順に出力される
各画素信号は、DPU13において、メインCPU11で処理でき
る画素データに変換処理され、メインCPU11に出力され
る。メインCPU11は、DPU13からの画素データに基づいて
所定の演算を実行してデフォーカス量を算出し、算出し
たデフォーカス量に基づいてAFモータ25を駆動する。
測距センサ16は、図示しないが受光素子および測光回
路を備えていて、被写体光線束を受けた受光素子の出力
信号を測光回路で対数圧縮してDPU13に出力する。DPU13
は、この測光データを所定の被写体輝度データに変換し
てメインCPU11に出力する。メインCPU11は、この被写体
輝度データおよびフィルム感度情報などを基に、シャッ
タ速度および絞り値を算出する。
路を備えていて、被写体光線束を受けた受光素子の出力
信号を測光回路で対数圧縮してDPU13に出力する。DPU13
は、この測光データを所定の被写体輝度データに変換し
てメインCPU11に出力する。メインCPU11は、この被写体
輝度データおよびフィルム感度情報などを基に、シャッ
タ速度および絞り値を算出する。
さらにDPU13には、内蔵および外付けフラッシュの発
光を制御するフラッシュ回路17が接続されている。DPU1
3は、メインCPU11から発光準備信号を受けると、フラッ
シュ回路17を介してフラッシュにフラッシュ発光準備
(チャージ)を行なわせ、発光信号を受けるとフラッシ
ュ回路11にトリガ信号を出力し、フラッシュを発光させ
る。
光を制御するフラッシュ回路17が接続されている。DPU1
3は、メインCPU11から発光準備信号を受けると、フラッ
シュ回路17を介してフラッシュにフラッシュ発光準備
(チャージ)を行なわせ、発光信号を受けるとフラッシ
ュ回路11にトリガ信号を出力し、フラッシュを発光させ
る。
一方DPU13は、フラッシュ回路17から、発光前には発
光準備完了信号を受けて、発光後にはクウェンチ信号を
受けて所定の表示信号をIPU15に出力し、LCD(液晶ディ
スプレイ)21に所定の表示をさせる。
光準備完了信号を受けて、発光後にはクウェンチ信号を
受けて所定の表示信号をIPU15に出力し、LCD(液晶ディ
スプレイ)21に所定の表示をさせる。
LCD21の表示はIPU15によって制御され、上記フラッシ
ュ情報などの撮影情報が表示される。メインCPU11はIPU
15との間でデータ通信を行ない、メインCPU11からIPU15
へは、撮影モード、撮影枚数、合焦状態およびストロボ
使用勧告などの撮影情報を送る。なお、LCD21は、カメ
ラボディ10の外部上面およびファインダ視野内に設けら
れている。
ュ情報などの撮影情報が表示される。メインCPU11はIPU
15との間でデータ通信を行ない、メインCPU11からIPU15
へは、撮影モード、撮影枚数、合焦状態およびストロボ
使用勧告などの撮影情報を送る。なお、LCD21は、カメ
ラボディ10の外部上面およびファインダ視野内に設けら
れている。
次に、以上のように構成された実施例のリレーズ動作
について、第2図に示したフローチャートを参照して説
明する。なおこの動作は、メインCPU11に格納されたプ
ログラムにしたがって、メインCPU11によって実行され
る。
について、第2図に示したフローチャートを参照して説
明する。なおこの動作は、メインCPU11に格納されたプ
ログラムにしたがって、メインCPU11によって実行され
る。
シャッタボタンが全押しされてレリーズスイッチがオ
ンすると、第2図に示したサブルーチンが呼び出され
る。なお、レリーズスイッチがオンする前に、シャッタ
ボタンの半押しで先ず測光スイッチがオンし、合焦動作
および測光動作が実行されて絞り値(EEパルス数)およ
びシャッタ速度が算出され、メモリされている。
ンすると、第2図に示したサブルーチンが呼び出され
る。なお、レリーズスイッチがオンする前に、シャッタ
ボタンの半押しで先ず測光スイッチがオンし、合焦動作
および測光動作が実行されて絞り値(EEパルス数)およ
びシャッタ速度が算出され、メモリされている。
このレリーズ処理では、先ず60msタイマーをスタート
させる(S11)。このタイマーは、レリーズ動作におい
てメインミラーが上昇動作をしたときに、その上昇が完
了して機械的振動が納まるのを待つためのタイマーであ
り、その値はカメラに応じて設定される。
させる(S11)。このタイマーは、レリーズ動作におい
てメインミラーが上昇動作をしたときに、その上昇が完
了して機械的振動が納まるのを待つためのタイマーであ
り、その値はカメラに応じて設定される。
そして、先ず先幕マグネット39および後幕マグネット
43をオンしてこれらにより先幕および後幕を電磁的に係
止させた後に、レリーズマグネット37をオン(5ms間)
してミラーチャージ部材の機械的係止を解除する(S1
3)。この係止解除により、ミラーアップ動作および絞
込み動作が始まり、ミラーアップ動作の途中でミラーの
動きに連動してシャッタの機械的係止が解除される。
43をオンしてこれらにより先幕および後幕を電磁的に係
止させた後に、レリーズマグネット37をオン(5ms間)
してミラーチャージ部材の機械的係止を解除する(S1
3)。この係止解除により、ミラーアップ動作および絞
込み動作が始まり、ミラーアップ動作の途中でミラーの
動きに連動してシャッタの機械的係止が解除される。
次に、EE回路47を起動してEEパルスのカウントを開始
する(S15)。EEパルス数のカウント値が先の測光動作
で算出した所定値に達したら、絞りマグネットをオンし
て絞り込み動作を停止させ、絞りを所定値に保つ(S1
7)。
する(S15)。EEパルス数のカウント値が先の測光動作
で算出した所定値に達したら、絞りマグネットをオンし
て絞り込み動作を停止させ、絞りを所定値に保つ(S1
7)。
そして、60msタイマーがタイムアップするのを待つ
(S19)。正常な動作では60msタイマーがタイムアップ
する前にミラーアップ動作は終了するが、このウエイト
処理により、ミラーの停止時に生じる機械的振動が納ま
る。
(S19)。正常な動作では60msタイマーがタイムアップ
する前にミラーアップ動作は終了するが、このウエイト
処理により、ミラーの停止時に生じる機械的振動が納ま
る。
60msタイマーがタイムアップしたら、先幕マグネット
39をオフして先幕を走らせ、露光を開始する(S21)。
そして、露出演算で求められた(あるいは撮影者によっ
て設定された)シャッタ速度が低速かどうかをチェック
する(S23)。本実施例では、1/15秒以下を低速、1/30
秒以上を高速としているが、その境界速度は任意であ
る。
39をオフして先幕を走らせ、露光を開始する(S21)。
そして、露出演算で求められた(あるいは撮影者によっ
て設定された)シャッタ速度が低速かどうかをチェック
する(S23)。本実施例では、1/15秒以下を低速、1/30
秒以上を高速としているが、その境界速度は任意であ
る。
シャッタ速度が高速であれば、設定シャッタ秒時間が
来るのを待ち、シャッタ秒時間が来たら後幕マグネット
43をオフして後幕を走らせ、露光を終了する(S25、S3
1)。
来るのを待ち、シャッタ秒時間が来たら後幕マグネット
43をオフして後幕を走らせ、露光を終了する(S25、S3
1)。
一方低速であれば後幕を走行させるまでの時間が長い
ので、ロックが解除されたかどうかをチェックし、ロッ
クが解除されていれば設定シャッタ秒時間が来たかどう
かをチェックし、シャッタ秒時間が来るのを上記ロック
解除チェックおよびシャッタ秒時間経過チェックを繰り
返して待つ(S27、S29)。シャッタ秒時間が来たら、後
幕マグネット43をオフして後幕を走らせて露光を終了す
る(S31)。
ので、ロックが解除されたかどうかをチェックし、ロッ
クが解除されていれば設定シャッタ秒時間が来たかどう
かをチェックし、シャッタ秒時間が来るのを上記ロック
解除チェックおよびシャッタ秒時間経過チェックを繰り
返して待つ(S27、S29)。シャッタ秒時間が来たら、後
幕マグネット43をオフして後幕を走らせて露光を終了す
る(S31)。
なお、ロック解除チェック(S27)は、露光中に異常
操作がなされたときに後幕を走行させてトラブルを回避
する処理である。通常のロック解除は、メインスイッチ
がオフ、あるいは裏蓋が開けられた場合に行なわれる。
操作がなされたときに後幕を走行させてトラブルを回避
する処理である。通常のロック解除は、メインスイッチ
がオフ、あるいは裏蓋が開けられた場合に行なわれる。
後幕マグネット43をオフしたら、後幕の走行が終了し
たかどうかのチェックを繰り返して後幕の走行が終了す
るのを待つ(S33)。後幕の走行完了は、後幕走行完了
スイッチSW3の変化で検出する。
たかどうかのチェックを繰り返して後幕の走行が終了す
るのを待つ(S33)。後幕の走行完了は、後幕走行完了
スイッチSW3の変化で検出する。
S33にて後幕の走行完了を検出したら、露出が完了し
たので、ワインド処理に進む。
たので、ワインド処理に進む。
次に、本発明の特徴であるワインド処理の実施例につ
いて、第3図に示したフローチャートおよび第4図に示
したタイミングチャートを参照して説明する。この実施
例は、ワインドモータ29よりも先にメカチャージモータ
31を起動する構成である。
いて、第3図に示したフローチャートおよび第4図に示
したタイミングチャートを参照して説明する。この実施
例は、ワインドモータ29よりも先にメカチャージモータ
31を起動する構成である。
前記S33にて後幕の走行完了を検出したらこのサブル
ーチンに入り、先ずメカチャージモータ31を起動し、ミ
ラーダウンおよびスプリングのチャージを開始させる
(S41)。
ーチンに入り、先ずメカチャージモータ31を起動し、ミ
ラーダウンおよびスプリングのチャージを開始させる
(S41)。
そして、検出手段としてのミラーダウン異常検出タイ
マーをスタートさせ(S43)、このタイマーがタイムア
ップしたかどうか、およびタイムアップしていないとき
はミラーダウン検出スイッチSW4がオンしたかどうかの
チェックを繰り返す(S45、S47)。ミラーダウン異常検
出タイマーは、本実施例では20msに設定されているが、
この時間はカメラに応じて変更される。ミラーダウン検
出スイッチSW4は、ミラーが最上昇位置からいくらかダ
ウンしたときにオンするメカスイッチであり、正常な動
作時には、ミラーダウン異常検出タイマースタート時か
ら10〜15msでオンする。
マーをスタートさせ(S43)、このタイマーがタイムア
ップしたかどうか、およびタイムアップしていないとき
はミラーダウン検出スイッチSW4がオンしたかどうかの
チェックを繰り返す(S45、S47)。ミラーダウン異常検
出タイマーは、本実施例では20msに設定されているが、
この時間はカメラに応じて変更される。ミラーダウン検
出スイッチSW4は、ミラーが最上昇位置からいくらかダ
ウンしたときにオンするメカスイッチであり、正常な動
作時には、ミラーダウン異常検出タイマースタート時か
ら10〜15msでオンする。
ミラーダウン検出スイッチSW4がオンするよりも前に
ミラーダウン異常検出タイマーがタイムアップしたとき
はミラー作動異常なので、すぐにメカチャージモータ31
を停止し、LCD21の全表示を点滅させて警告表示をす
る。またこのとき、ワインドモータ29は起動しないので
撮影者は異常に気付き、フィルム巻上げ動作以前にエラ
ーが発生したことを確認できる。
ミラーダウン異常検出タイマーがタイムアップしたとき
はミラー作動異常なので、すぐにメカチャージモータ31
を停止し、LCD21の全表示を点滅させて警告表示をす
る。またこのとき、ワインドモータ29は起動しないので
撮影者は異常に気付き、フィルム巻上げ動作以前にエラ
ーが発生したことを確認できる。
タイムアップ前にミラーダウン検出スイッチSW4がオ
ンしたときは正常な動作なので、ワインドモータ29をワ
インド方向に起動してフィルムの巻上げを開始させる
(S51)。このように、メカチャージモータ31が起動し
た後、ミラーの動作状態を確認してからワインドモータ
29を起動させるようになっているので、メカチャージ系
のエラーが発生した場合はワインドモータ29は起動され
図、無駄な動作がなく、2個のモータが同時に起動する
こともないので、過電流による電源電圧の低下がない。
ンしたときは正常な動作なので、ワインドモータ29をワ
インド方向に起動してフィルムの巻上げを開始させる
(S51)。このように、メカチャージモータ31が起動し
た後、ミラーの動作状態を確認してからワインドモータ
29を起動させるようになっているので、メカチャージ系
のエラーが発生した場合はワインドモータ29は起動され
図、無駄な動作がなく、2個のモータが同時に起動する
こともないので、過電流による電源電圧の低下がない。
そして、検出手段としてのワインド異常検出タイマー
をスタートさせる(S53)。ワインド異常検出タイマー
は、本実施例では100msに設定されているが、この値
は、ワインドパルスの出力周期に応じて変更される。
をスタートさせる(S53)。ワインド異常検出タイマー
は、本実施例では100msに設定されているが、この値
は、ワインドパルスの出力周期に応じて変更される。
次に、ワインドパルスの変化を検出する(S55)。こ
のワインドパルスは、フィルムの走行により回転駆動さ
れるスプロケットと連動するワインドパルス発生部材か
ら出力される。ワインドパルス発生部材は、例えばスプ
ロケットと連動して回転するカム板および該カム板の回
転によりON/OFFされるスイッチから構成できる。
のワインドパルスは、フィルムの走行により回転駆動さ
れるスプロケットと連動するワインドパルス発生部材か
ら出力される。ワインドパルス発生部材は、例えばスプ
ロケットと連動して回転するカム板および該カム板の回
転によりON/OFFされるスイッチから構成できる。
ワインドパルスの変化があったときは、ワインド異常
検出タイマーをリセットし、再スタートさせる(S5
7)。そして、巻上げが完了したかどうかをチェック
し、完了していなければ、完了するまでS55〜S59の処理
を繰り返す。巻上げ完了は、例えばフィルムが1コマ分
送られたことを前記ワインドパルス発生部材から出力さ
れるパルス数をカウントしてカウント値が所定値になっ
たことにより、あるいはスプロケットが1コマ分回転す
るとオンまたはオフするスイッチにより検出する。
検出タイマーをリセットし、再スタートさせる(S5
7)。そして、巻上げが完了したかどうかをチェック
し、完了していなければ、完了するまでS55〜S59の処理
を繰り返す。巻上げ完了は、例えばフィルムが1コマ分
送られたことを前記ワインドパルス発生部材から出力さ
れるパルス数をカウントしてカウント値が所定値になっ
たことにより、あるいはスプロケットが1コマ分回転す
るとオンまたはオフするスイッチにより検出する。
ワインドパルスの変化がないときは、S67に進んでメ
カチャージが完了したかどうかを、メカチャージ完了検
出スイッチSW1がオンしたかどうかでチェックする。本
実施例は、フィルムの巻上げの方がメカチャージよりも
先に終了する構成なので、正常な巻上げ中はメカチャー
ジ完了検出スイッチSW1がオフしている。メカチャージ
完了検出スイッチSW1オフしている場合は、S69をジャン
プして巻上げ異常タイマーがタイムアップしているかど
うかをチェックする(S73)。正常な動作であればタイ
ムアップしていないのでS55に戻り、巻上げが完了する
までS55、S57〜S59およびS55、S67〜S73の処理を繰り返
す。
カチャージが完了したかどうかを、メカチャージ完了検
出スイッチSW1がオンしたかどうかでチェックする。本
実施例は、フィルムの巻上げの方がメカチャージよりも
先に終了する構成なので、正常な巻上げ中はメカチャー
ジ完了検出スイッチSW1がオフしている。メカチャージ
完了検出スイッチSW1オフしている場合は、S69をジャン
プして巻上げ異常タイマーがタイムアップしているかど
うかをチェックする(S73)。正常な動作であればタイ
ムアップしていないのでS55に戻り、巻上げが完了する
までS55、S57〜S59およびS55、S67〜S73の処理を繰り返
す。
巻上げが完了すると、ワインドモータ29を停止してフ
ィルムの巻上げを完了する(S61)。
ィルムの巻上げを完了する(S61)。
本実施例では、フィルムの巻上げが終了してもメカチ
ャージは完了しないので、さらにメカチャージが完了す
るまで、メカチャージ完了検出スイッチSW1のチェック
を繰り返して待つ(S63)。
ャージは完了しないので、さらにメカチャージが完了す
るまで、メカチャージ完了検出スイッチSW1のチェック
を繰り返して待つ(S63)。
メカチャージが完了してメカチャージ完了スイッチSW
1がオンすると、メカチャージモータ31を停止してリタ
ーンする。
1がオンすると、メカチャージモータ31を停止してリタ
ーンする。
以上の処理で、正常なワインド処理1が完了する。
何らかの事情で、もし巻上げよりも先にメカチャージ
が完了し、メカチャージ完了検出スイッチSW1がオンし
たときは、これをS67で検出してS69でメカチャージモー
タ31を先に停止させる。
が完了し、メカチャージ完了検出スイッチSW1がオンし
たときは、これをS67で検出してS69でメカチャージモー
タ31を先に停止させる。
フィルムの巻上げが正常に行なわれない場合、あるい
はフィルムを終端まで巻上げてそれ以上巻上げができな
くなると、ワインドパルスの変化が無くなりワインド異
常検出タイマーがタイムアップする。したがって、この
場合はS71からS73に進んでワインドモータ29を停止す
る。そして、メカチャージが完了するのを待ち、完了し
たらメカチャージモータ31を停止してフィルム終端処理
を行なう(S75、S77)。このフィルム終端処理は、例え
ば、液晶のフィルム枚数表示手段を で点滅させ、ワインドモータ29を巻戻方向に回転させて
フィルムを巻戻す処理である。
はフィルムを終端まで巻上げてそれ以上巻上げができな
くなると、ワインドパルスの変化が無くなりワインド異
常検出タイマーがタイムアップする。したがって、この
場合はS71からS73に進んでワインドモータ29を停止す
る。そして、メカチャージが完了するのを待ち、完了し
たらメカチャージモータ31を停止してフィルム終端処理
を行なう(S75、S77)。このフィルム終端処理は、例え
ば、液晶のフィルム枚数表示手段を で点滅させ、ワインドモータ29を巻戻方向に回転させて
フィルムを巻戻す処理である。
以上はメカチャージモータ31をワインドモータ29より
も先に起動する実施例の動作フローチャートであるが、
次に、ワインドモータ29をメカチャージモータ31よりも
先に起動するワインド処理2について、第5図に示した
フローチャートおよび第6図に示したタイミングチャー
トに基づいて説明する。
も先に起動する実施例の動作フローチャートであるが、
次に、ワインドモータ29をメカチャージモータ31よりも
先に起動するワインド処理2について、第5図に示した
フローチャートおよび第6図に示したタイミングチャー
トに基づいて説明する。
S33にて後幕の走行完了を検出したら、このワインド
処理2のサブルーチンに入る。先ずワインド処理2で
は、ワインドモータ29を巻上げ方向にオンしてフィルム
の巻上げを開始し、検出手段としての巻上げ異常検出タ
イマーをスタートさせる(S81、S82)。そして、ワイン
ドパルス発生スイッチSW5が出力するワインドパルスが
巻上げ異常検出タイマーがタイムアップする前に変化し
たかどうかをチェックする(S85、S87、S89、S91、S9
1)。正常な動作をしているときには、タイムアップ前
に変化する。
処理2のサブルーチンに入る。先ずワインド処理2で
は、ワインドモータ29を巻上げ方向にオンしてフィルム
の巻上げを開始し、検出手段としての巻上げ異常検出タ
イマーをスタートさせる(S81、S82)。そして、ワイン
ドパルス発生スイッチSW5が出力するワインドパルスが
巻上げ異常検出タイマーがタイムアップする前に変化し
たかどうかをチェックする(S85、S87、S89、S91、S9
1)。正常な動作をしているときには、タイムアップ前
に変化する。
タイムアップ前にワインドパルスが変化したら、巻上
げ異常検出タイマーをリセットして再スタートさせ、メ
カチャージモータ31を起動する(S95、S97)。このよう
にワインドパルスが変化することを確認してからメカチ
ャージモータ31を起動させるように構成されているの
で、ワインドモータ31の起動時にエラーが発した場合に
はメカチャージモータ29が起動されない。また、同時に
2個のモータ29、31が起動することはないので、過電流
による電源電圧の低下がない。
げ異常検出タイマーをリセットして再スタートさせ、メ
カチャージモータ31を起動する(S95、S97)。このよう
にワインドパルスが変化することを確認してからメカチ
ャージモータ31を起動させるように構成されているの
で、ワインドモータ31の起動時にエラーが発した場合に
はメカチャージモータ29が起動されない。また、同時に
2個のモータ29、31が起動することはないので、過電流
による電源電圧の低下がない。
メカチャージモータ31を起動したら、ミラータイマー
をスタートさせてから(S99)、巻上げ異常タイマーが
タイムアップする前にワインドパルスが変化があったか
どうかのチェック処理を開始する(S101、S103、S105、
S107、S109)。正常な巻上げ動作が行なわれているとき
は、以下のような処理がなされる。最初はワインドパル
スの変化はないのでS101からS103に進んでミラーダウン
検出スイッチSW4がオンしたかどうかをチェックし、オ
ンしていないときにはS105に進んでミラーダウンタイマ
ーがタイムアップしたかどうかをチェックし、タイムア
ップしていないのでS107に進み、S103でミラーダウン検
出スイッチSW4がオンしていればS107に進む。S107で
は、巻上げ異常検出タイマーがタイムアップしたかどう
かをチェックし、タイムアップしていないのでS101に戻
る。以上の処理を、ワインドパルスが変化するまで繰り
返す。
をスタートさせてから(S99)、巻上げ異常タイマーが
タイムアップする前にワインドパルスが変化があったか
どうかのチェック処理を開始する(S101、S103、S105、
S107、S109)。正常な巻上げ動作が行なわれているとき
は、以下のような処理がなされる。最初はワインドパル
スの変化はないのでS101からS103に進んでミラーダウン
検出スイッチSW4がオンしたかどうかをチェックし、オ
ンしていないときにはS105に進んでミラーダウンタイマ
ーがタイムアップしたかどうかをチェックし、タイムア
ップしていないのでS107に進み、S103でミラーダウン検
出スイッチSW4がオンしていればS107に進む。S107で
は、巻上げ異常検出タイマーがタイムアップしたかどう
かをチェックし、タイムアップしていないのでS101に戻
る。以上の処理を、ワインドパルスが変化するまで繰り
返す。
ワインドパルスが変化すると、異常検出タイマーのリ
セットおよび再スタートを実行し、巻上げが完了したか
どうかを巻完スイッチでチェックし、巻上げが完了して
いなければS101に戻って上記処理を繰り返す。
セットおよび再スタートを実行し、巻上げが完了したか
どうかを巻完スイッチでチェックし、巻上げが完了して
いなければS101に戻って上記処理を繰り返す。
フィルムが1コマ分巻上げられ、巻完スイッチがオン
するとS111からS113に進んでワインドモータ29を停止さ
せる。そして、メカチャージが完了するのをメカチャー
ジ完了検出スイッチSW1のチェックを繰り返して待ち、
オンしたらメカチャージモータ31を停止して電源オフ処
理に進む(S115、S117)。
するとS111からS113に進んでワインドモータ29を停止さ
せる。そして、メカチャージが完了するのをメカチャー
ジ完了検出スイッチSW1のチェックを繰り返して待ち、
オンしたらメカチャージモータ31を停止して電源オフ処
理に進む(S115、S117)。
以上の動作で、フィルムの巻上げおよびメカチャージ
が完了し、ワインド処理2が終了する。
が完了し、ワインド処理2が終了する。
次に、ワインド処理2中にフィルムが終端に達したと
き、および異常が起きたときの処理について説明する。
き、および異常が起きたときの処理について説明する。
レリーズ処理を行なったコマが、パトローネからフィ
ルムをそれ以上引き出せない終端のコマであったとき
は、ワインドモータ29をオンしてもフィルムが1コマ分
巻上げられないので、ワインドパルスが変化しないか、
途中で変化が無くなる。そのため、S85〜S93のワインド
パルスチェックループ処理中に異常検出タイマーがタイ
ムアップする。したがってメインCPU11は、S87またはS9
3のチェックでこのタイムアップを検出し、ワインドモ
ータ29を停止してフィルム終端処理に進む(S119)。な
お、フィルム終端処理では、所定の表示およびフィルム
の巻戻を行なう。
ルムをそれ以上引き出せない終端のコマであったとき
は、ワインドモータ29をオンしてもフィルムが1コマ分
巻上げられないので、ワインドパルスが変化しないか、
途中で変化が無くなる。そのため、S85〜S93のワインド
パルスチェックループ処理中に異常検出タイマーがタイ
ムアップする。したがってメインCPU11は、S87またはS9
3のチェックでこのタイムアップを検出し、ワインドモ
ータ29を停止してフィルム終端処理に進む(S119)。な
お、フィルム終端処理では、所定の表示およびフィルム
の巻戻を行なう。
また、フィルムの巻上げ途中でフィルムが終端になっ
たときは、下記のように処理される。S101〜S107のワイ
ンドパルス・ミラーダウンチェックループ処理中に巻上
げ異常検出タイマーがタイムアップする。メインCPU11
は、このタイムアップをS107のチェックで検出し、ワイ
ンドモータ29を停止させる(S121)。これにより、ワイ
ンドモータ29の過負荷が防止される。この段階ではメカ
チャージモータ31が作動中なので、メカチャージが完了
するのをチャージ完了スイッチチェックを繰り返して待
つ(S123)。メカチャージが完了したら、メカチャージ
モータ31を停止してフィルム終端処理に進む(S125)。
たときは、下記のように処理される。S101〜S107のワイ
ンドパルス・ミラーダウンチェックループ処理中に巻上
げ異常検出タイマーがタイムアップする。メインCPU11
は、このタイムアップをS107のチェックで検出し、ワイ
ンドモータ29を停止させる(S121)。これにより、ワイ
ンドモータ29の過負荷が防止される。この段階ではメカ
チャージモータ31が作動中なので、メカチャージが完了
するのをチャージ完了スイッチチェックを繰り返して待
つ(S123)。メカチャージが完了したら、メカチャージ
モータ31を停止してフィルム終端処理に進む(S125)。
以上の処理で、フィルム巻上げ途中でフィルムが終了
しても、メカチャージが完了した適正な動作がなされ
る。
しても、メカチャージが完了した適正な動作がなされ
る。
ミラーダウンが適切になされなかった場合には、次の
ように処理される。メカチャージモータ31が起動する
と、ミラーダウンが始まる。その際、ミラーボックス内
に異物が入ったときなど、何らかの原因でミラーがダウ
ンしない場合は、ミラーダウン検出スイッチSW4がオン
する前にミラー以上検出タイマーがタイムアップ、つま
り、S101〜S107のワインドパルス・ミラーダウンチェッ
クループ処理中に巻上げ異常検出タイマーがタイムアッ
プする。メインCPU11は、このタイムアップをS107のチ
ェックで検出し、直ちにメカチャージモータ33およびワ
インドモータ29を停止させ、メカ異常処理に進む(S12
7、S129)。この処理により、モータの過負荷、ミラー
の破損などが防止される。なおメカ異常処理は、例え
ば、電源をオフし、LCD21の全表示を点滅させることな
どである。
ように処理される。メカチャージモータ31が起動する
と、ミラーダウンが始まる。その際、ミラーボックス内
に異物が入ったときなど、何らかの原因でミラーがダウ
ンしない場合は、ミラーダウン検出スイッチSW4がオン
する前にミラー以上検出タイマーがタイムアップ、つま
り、S101〜S107のワインドパルス・ミラーダウンチェッ
クループ処理中に巻上げ異常検出タイマーがタイムアッ
プする。メインCPU11は、このタイムアップをS107のチ
ェックで検出し、直ちにメカチャージモータ33およびワ
インドモータ29を停止させ、メカ異常処理に進む(S12
7、S129)。この処理により、モータの過負荷、ミラー
の破損などが防止される。なおメカ異常処理は、例え
ば、電源をオフし、LCD21の全表示を点滅させることな
どである。
以上本実施例によれば、メカチャージとフィルムの巻
上げとを独立した別個のモータでそれぞれ行なうので巻
上げ速度が早くなり、かつ起動時がずれているので、起
動時のラッシュ電流の重複がないので、電圧の異常低下
による誤動作が無くなる。
上げとを独立した別個のモータでそれぞれ行なうので巻
上げ速度が早くなり、かつ起動時がずれているので、起
動時のラッシュ電流の重複がないので、電圧の異常低下
による誤動作が無くなる。
以上本実施例によれば、メカチャージとフィルム巻上
げをそれぞれ独立して行なう2個のモータの内の一方の
起動状態をチェックした上で他方のモータを起動させる
ので、エラー発生時にどの部分でエラーが発生したのか
が確認できるとともに、2個のモータが同時に起動する
ことがないので過電流による電源電圧の低下を防止でき
る。
げをそれぞれ独立して行なう2個のモータの内の一方の
起動状態をチェックした上で他方のモータを起動させる
ので、エラー発生時にどの部分でエラーが発生したのか
が確認できるとともに、2個のモータが同時に起動する
ことがないので過電流による電源電圧の低下を防止でき
る。
「発明の効果」 以上の説明から明らかなように本発明は、メカチャー
ジとフィルム給送とを別個の駆動手段で駆動するが、一
方の駆動手段による動作状態を確認してから他方の駆動
手段を駆動するので、エラーが発生したときには具体的
なエラー発生箇所が分かるとともに、過電流による電源
電圧の低下を防ぐことができる。
ジとフィルム給送とを別個の駆動手段で駆動するが、一
方の駆動手段による動作状態を確認してから他方の駆動
手段を駆動するので、エラーが発生したときには具体的
なエラー発生箇所が分かるとともに、過電流による電源
電圧の低下を防ぐことができる。
第1図は、本発明を適用した一眼レフカメラの制御系の
要部を示したブロック図、第2図は、同カメラのレリー
ズ動作に関するフローチャート、第3図は、本発明のワ
インド処理に関する第1実施例の動作タフローチャー
ト、第4図は同第1実施例のタイミングチャート、第5
図は、本発明のワインド処理に関する別の実施例の動作
フローチャート、第6図は同別の実施例のタイミングチ
ャートである。 11……メインCPU、 29……ワインドモータ(第2の駆動手段)、 31……メカチャージモータ(第1の駆動手段) SW4……ミラーダウン検出スイッチ(ミラーダウン検出
手段)、 SW5……ワインドパルス発生スイッチ(フィルム走行検
出手段)。
要部を示したブロック図、第2図は、同カメラのレリー
ズ動作に関するフローチャート、第3図は、本発明のワ
インド処理に関する第1実施例の動作タフローチャー
ト、第4図は同第1実施例のタイミングチャート、第5
図は、本発明のワインド処理に関する別の実施例の動作
フローチャート、第6図は同別の実施例のタイミングチ
ャートである。 11……メインCPU、 29……ワインドモータ(第2の駆動手段)、 31……メカチャージモータ(第1の駆動手段) SW4……ミラーダウン検出スイッチ(ミラーダウン検出
手段)、 SW5……ワインドパルス発生スイッチ(フィルム走行検
出手段)。
Claims (6)
- 【請求項1】メカチャージおよびメインミラーのダウン
を行なう第1の駆動手段と、 フィルムの給送を行なう第2の駆動手段と、 前記第1の駆動手段および第2の駆動手段が正常に起動
したことを検出する検出手段と、 露光終了後に前記2個の駆動手段の一方を起動し、この
起動した駆動手段が正常な動作を開始したことを前記検
出手段が検出したときに、前記他方の駆動手段を起動す
る制御手段と、を備えていることを特徴とする一眼レフ
カメラの駆動装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の駆動装置において、前記
検出手段は、ミラーがダウンを開始したことを検出する
ミラーダウン検出手段からなり、前記制御手段は、露光
終了後に前記第1の駆動手段を起動し、前記ミラーダウ
ン検出手段がミラーダウンを検出した後に前記第2の駆
動手段を駆動する一眼レフカメラの駆動装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の駆動装置において、前記
制御手段は、露光終了後に前記第1の駆動手段を起動
し、さらに所定時間内に前記ミラーダウン検出手段がミ
ラーダウンを検出したときにその後前記第2の駆動手段
を駆動する一眼レフカメラの駆動装置。 - 【請求項4】請求項1に記載の駆動装置において、前記
検出手段はフィルムの走行を検出するフィルム走行検出
手段からなり、前記制御手段は、露光終了後に前記第2
の駆動手段を起動し、前記フィルム走行検出手段がフィ
ルムの走行を検出した後に前記第1の駆動手段を起動す
る一眼レフカメラの駆動装置。 - 【請求項5】請求項4に記載の駆動装置において、前記
制御手段は、露光終了後に前記第2の駆動手段を起動
し、さらに所定時間内に前記フィルム走行検出手段がフ
ィルムの走行を検出したときにその後前記第1の駆動手
段を起動する一眼レフカメラの駆動装置。 - 【請求項6】請求項1ないし5のいずれか1項に記載の
駆動装置において、前記一眼レフカメラは、前記検出手
段が異常を検出したときに、その異常を表示する表示手
段を備えていることを特徴とする一眼レフカメラの駆動
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1232289A JP2782538B2 (ja) | 1989-09-07 | 1989-09-07 | 一眼レフカメラの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1232289A JP2782538B2 (ja) | 1989-09-07 | 1989-09-07 | 一眼レフカメラの駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0394243A JPH0394243A (ja) | 1991-04-19 |
JP2782538B2 true JP2782538B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=16936886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1232289A Expired - Fee Related JP2782538B2 (ja) | 1989-09-07 | 1989-09-07 | 一眼レフカメラの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2782538B2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-07 JP JP1232289A patent/JP2782538B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0394243A (ja) | 1991-04-19 |
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