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JP2752427B2 - パネルの目地構造 - Google Patents

パネルの目地構造

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JP2752427B2
JP2752427B2 JP9116489A JP9116489A JP2752427B2 JP 2752427 B2 JP2752427 B2 JP 2752427B2 JP 9116489 A JP9116489 A JP 9116489A JP 9116489 A JP9116489 A JP 9116489A JP 2752427 B2 JP2752427 B2 JP 2752427B2
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JP
Japan
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joint
joint cover
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panel
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雅彦 阿部
寿衛 小関
聖一 富田
英喜 滝口
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AI JII GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
AI JII GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、間仕切り、屋根に使用
するパネルの目地構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種のパネルの目地部は、実公昭52−3047号公
報に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、
かつ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介
して固定する構造となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、固定具の頭部が外観に露出していると
防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不利があっ
た。また、パネルの目地は模様として利用できない欠点
があった。さらに耐火性に劣る不利があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するために、パネルの
幅方向の端部を当接して躯体にパネルを固定し、このパ
ネルの目地部に対し両端を上方に突出したU字状の係止
溝を有する断面略状の目地カバー取付具を固定し、こ
の目地カバー取付具の係止溝に断面略 の化粧キャップの係合片を嵌着したパネルの目地構造を
提供するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係るパネルの目地構造
(以下、単に目地構造という)の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第1図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Aはパネル、Bは目地カバー
取付具、Cは目地カバー、Dは目地部である。さらに詳
説すると、パネルAは第2図に示すように横断面がハッ
ト状で、かつ、長尺体とした金属製表面材(以下、単
に表面材という)と、表面材の裏面に形成した横断面
ハット状の断熱材7と、断熱材7の長手方向の少なくと
も裏面を被覆した金属製裏面材8(以下、単に裏面材と
いう)とからサンドイッチ構造に形成したものである。
さらに説明すると、表面材、裏面材8は金属材、例え
ばAl、Fe、Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼
板、カラー鋼板、クラッド鋼板、制振鋼板(サンドイッ
チ鋼板)、フッ素塗膜鋼板などの1種をプレス加工、押
出成形、ロール成形により成形したものである。すなわ
ち表面材は第2図に示すように長尺状の化粧面2と、
化粧面2の両側縁を下方へ、化粧面2と垂直に、あるい
は内方、外方に傾斜して屈曲した側壁3と、側壁3の下
端を外側方へ屈曲し延長した突出片4と、その先端を上
方、あるいは下方に傾斜して屈曲した目地カバー取付具
用ガイド部5(以下、単にガイド部という)と、ガイド
部5の端縁を垂直下方に屈曲した側面片6とから構成し
たものである。なお、ガイド部5は第1図に示すよう
に、中央に屈曲部を持つ目地カバー取付具Bに装着する
際のガイドとなるものであり、特に目地カバーCが確実
に、かつ、離脱しにくいようにするには目地カバー取付
具Bを短尺に形成するものであり、直線状に並べて装着
するのが容易となる。また、側面片6は断熱材7の原料
を充填する際、断熱材7がガイド部5、および突出片4
の表面に漏れないようにすると共に、パネルAの側縁を
直線状にし、パネルA同士を間隙なく接触させるための
ものである。さらに、ガイド部5、側面片6はパネルA
自体の補強としても機能するものである。また、表面材
の長さは4000〜10000mm位、幅(化粧面2の幅)は400
〜900mm程度、全幅は450〜1100mm位、側壁3端縁から側
面片6までの幅は20〜100mm位、化粧面2から突出片4
までの高さは10〜100mm位である。断熱材7は主に断熱
材、防水材、吸音材、緩衝材、もしくは防火材として機
能するものである。その素材としては、ポリイソシアヌ
レートフォーム、ポリウレタンフォーム、フェノールフ
ォーム、ポリウレアフォーム、およびこれらに難燃剤、
難燃助剤を添加したものの1種、あるいはこれらの1種
以上を積層したもの、もしくは鉱物繊維、無機成形体を
一層以上介在して積層した構造からなるものである。な
お、断熱材7は表面材の背面に原料を吐出してモール
ド構造で一体化したり、成形体を接着剤により一体化し
たりするものである。また裏面材8は第2図に示すよう
なものであり、第2図に示すように主に断熱材7の裏面
を被覆し、補強材、防水材、防湿材、防火材の機能を有
すると共に、断熱材7が躯体αに直接接触するのを防止
する隔離材として役立つものである。また、裏面材8の
形状としては長手方向の端縁を垂直上方に屈曲し、補強
片9、10を形成した樋状、あるいは断熱材7の裏面のみ
を被覆する平板状などからなるものである。なお、裏面
材8は、第2図に示すように表面材と接触しないよう
に形成し、表面材、裏面材8が熱橋にならないように
形成する方が好ましいものである。目地カバー取付具B
は第3図に示すように、金属製板材を屈曲成形したもの
で、水平面状の固定部11と、固定部11の両端縁を上方に
略U字状に突出した係止部14とからなるものである。さ
らに詳説すると、固定部11は水平面状の固定片12と、固
定片12の略中央を凹状に窪ませた凹溝13とからなり、係
止部14は固定片12の両端縁を上方に突出した立ち上がり
片15と、立ち上がり片15の先端を下方にU字状に屈曲し
た係止溝16と、係止溝16の内側面に突出して形成した係
止突起17と、係止溝16の先端を下方にL字状に垂下して
屈曲した補強片18と、補強片18の先端を折り返した舌片
19とからなるものであり、後記する目地カバーCをパネ
ルA間の目地部Dに固定するための固定具として機能す
るものである。さらに詳説すると、固定片12は目地カバ
ー取付具BをパネルAの突出片4上に固定するための部
分であり、凹溝13はパネルA同士のガイド部5間に挿入
され、目地カバー取付具Bの取付位置の位置決めに役立
つ部分である。また係止突起17は後記する目地カバーC
の係合爪25を係止し、目地カバーCをパネルA同士の目
地部Dに固定するためのものであり、また目地カバー取
付具Bを短尺状に形成すると、目地カバー取付具Bの1
つから目地カバーCがはずれたとしても他の目地カバー
取付具Bにより係止されるため、目地カバーCの剥落の
ない、係合装着が容易なものとなる。さらに目地カバー
Cは、前記した金属製薄板材よりなり、その形状は第4
図に示すように、水平面状の化粧面部20と、化粧面部20
の両端縁を下方に傾斜して屈曲した傾斜化粧面21と、傾
斜化粧面21の先端を内方に前記化粧面部20の裏面に沿設
した裏面片22と、裏面片22の先端を前記目地カバー取付
具Bの係止溝16の間隔と略同一で下方に垂下した係合片
24と、係合片24の一部、あるいは長手方向に沿って外
方、あるいは内方に突出して形成した係合爪25よりなる
係合部23とからなるものである。さらに詳説すると、化
粧面部20は、第1図に示すように目地部Dに目地カバー
Cが目地カバー取付具Bにより固定されることにより、
パネルAを躯体α上に固定する際に用いた固定具βを被
覆し、固定具βが外部に露出しないようにするためのも
のである。また、係合爪25は目地カバー取付具Bの係止
突起17に係止され、目地カバーCを目地カバー取付具B
に嵌着することにより、目地部D上に目地カバーCを確
実にかつ、離脱なく固定するためのものである。
次に施工例につき説明する。
いま第1図に示すような外壁を構成するために、躯体
αに第2図に示すようなパネルAを、パネルA同士の側
面片6同士を当接し、スクリュービスよりなる固定具β
により躯体αに固定する。次に、パネルA間の目地部D
に対し、第3図に示すような目地カバー取付具Bの凹溝
13をパネルAのガイド部5に合わせるようにして載置
し、固定片12をパネルAに対して固定具β(リベット等
も含む)により打設し固定する。その後、この目地カバ
ー取付具Bの係止部14に第4図に示すような長尺状の目
地カバーCの係合部23を嵌着し、目地部Dの施工を完了
するものである。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係るパネルの目地構造の一
実施例にすぎず、第5図(a)〜(e)に示すような形
成することができる。すなわち、(a)図は突出片4と
目地カバー取付具B間に防水、防火シート26を介在さ
せ、目地部Dの防火性、気密性、断熱性、さらには耐火
性を向上した目地構造、(b)図は側壁3と目地カバー
取付具B間に防水性、防火性、接着性、耐候性を有する
コーキング材27を介在させた目地構造、(c)図はパネ
ルA間に断面略⊥状の敷目板28を介在させ、防水性、耐
火性等をさらに向上させた目地構造、(d)図は
(b)、(c)図を組み合わせて形成した目地構造、
(e)図はパネルA間に敷目板28を介在させ、敷目板28
の立ち上がり片28aにより目地カバー取付具Bの位置決
めをするようにした目地構造である。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係るパネルの目地構造によれ
ば、目地部に固定具の頭部が露出しない。パネル固
定時の変形が、目地カバーにより被覆されるため、施工
に熟練を要さない。目地カバーは係合部が2ケ所ある
ため、ガタ付きがなく、係合力が強く剥落することがな
い。目地カバーの傾斜化粧面により、パネルの化粧面
に確実に弾力下で接触し、目地カバーの納まり、係合力
が強化される。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るパネルの目地構造の一例を示す一
部切り欠き断面図、第2図はパネルの一実施例を示す説
明図、第3図、第4図は本発明に係る目地構造における
部材である目地カバー取付具、目地カバーの一例を示す
説明図、第5図(a)〜(e)はその他の実施例を示す
説明図である。 A……パネル、B……目地カバー取付具、C……目地カ
バー、D……目地部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状の化粧面と該化粧面の両側縁に設け
    た側壁と、該側壁の下端を外方に屈曲して延長した釘打
    設兼用の突出片と、該突出片の端縁を下方に傾斜して内
    方に屈曲した目地カバー取付具用ガイド部と、該目地カ
    バー取付具用ガイド部の先端を下方に垂下した側面片と
    から断面をハット状に形成した金属製表面材と、該表面
    材の裏面に充填した断面ハット状でプラスチックフォー
    ム製の断熱材と、該断熱材の少なくとも裏面を被覆した
    金属製裏面材とから構成したパネルと、水平な釘打設部
    と、該釘打設部の略中央部を凹状に窪ませた凹溝と、該
    釘打設部の両端縁を上方に突出し断面U字状の係止溝を
    形成すると共に、該係止溝内側面には内方に突出した係
    止突起を設けた係止部とから断面略状に形成した目地
    カバー取付具と、長尺状の化粧面部と、該化粧面部の両
    端縁を下方に傾斜して屈曲した傾斜化粧面と、該傾斜化
    粧面の先端を内方に屈曲すると共に前記化粧面部の裏面
    と略平行で沿設した裏面片と、該裏面片の先端を下方に
    垂下した係合片と、該係合片の途中を内方、あるいは外
    方にその一部を突出して形成した係合爪とから形成した
    係合部とからなる断面略 の目地カバーの3部材を用い、前記パネルは側面片同士
    を当接すると共に、突出片を固定具により躯体に固定さ
    れ、前記目地カバー取付具は突出片同士の目地部上に固
    定され、該目地カバー取付具の係止部に目地カバーの係
    合部を嵌着して一体に形成されていることを特徴とする
    パネルの目地構造。
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