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JP2744895B2 - 送受信アンテナ - Google Patents

送受信アンテナ

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JP2744895B2
JP2744895B2 JP7148914A JP14891495A JP2744895B2 JP 2744895 B2 JP2744895 B2 JP 2744895B2 JP 7148914 A JP7148914 A JP 7148914A JP 14891495 A JP14891495 A JP 14891495A JP 2744895 B2 JP2744895 B2 JP 2744895B2
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JP
Japan
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magnetic core
transmitting
receiving antenna
antenna
annular groove
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JP7148914A
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JPH08279714A (ja
Inventor
弘之 立原
正利 斎藤
重男 喜多村
健彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MICRO TALK SYSTEMS CORP.
Harada Industry Co Ltd
Original Assignee
MICRO TALK SYSTEMS CORP.
Harada Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば入室者チェック
等を行なうために、被検査移動体に向けて検査波を発射
し、上記移動体からの身分証明情報等を含む応答波を受
信する識別システム用として好適な送受信アンテナに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の送受信アンテナは、棒状
コアに巻線を施しただけの単純な構造を有するものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の送受信
アンテナは、指向性が全方位指向性であるため、エネル
ギーが分散してしまい、効率のよい送受信が行なえない
という欠点があった。本発明の目的は指向性が所要方向
に特定され、極めて効率のよい送受信が行なえ、信頼度
の高い識別システム等を構築可能な送受信アンテナを提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の送受信アンテナは、以下の如
く構成されている。発明の送受信アンテナは、被検査
移動体に向けて検査波を発射し、上記移動体からの身分
証明情報等を含む応答波を受信する送受信アンテナにお
いて、平板状磁性体の一側面周辺に沿って形成された環
状溝を有する磁心と、この磁心の環状溝に収容され、前
記検査波と応答波との送受信を行なうアンテナ素子用コ
イルと、前記磁心の背面に一側面を当接させて設置され
た上記磁心の背面面積より広い面積を有する平板状を成
すアース板と、を具備したことを特徴としている。
【0005】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。心の形状が断面E字形を成しているので、背面側
へのエネルギー放射が抑制され、指向性が磁心の前面中
心方向に集中する。その結果、エネルギーロスが少な
く、被検査移動体との送受信を効率よく行なえる。しか
も磁心の背面側に設置した磁心の背面面積より広い平板
状を成すアース板の存在により、磁心背面側へのエネル
ギー放射が更に制限されることになり、その結果、一層
効率の良い送受信が可能となる。
【0006】
【実施例】
(第1実施例)図1は本発明の第1実施例に係る送受信
アンテナの構成を示す図で、(a)は斜視図、(b)は
断面図、(c)は識別システムへの適用例を示すブロッ
ク図である。図1の(a)(b)(c)に示すように、
この送受信アンテナは磁心10と、アンテナ素子用コイ
ル20と、アース板30とからなっている。
【0007】図2は磁心10の詳細な構造を示す図であ
り、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は(b)
のCーC矢視断面図、(d)は(b)のDーD矢視断面
図である。図2に示すように、磁心10は、例えば高透
磁率のフェライト等からなる平板状磁性体の一側面周辺
に沿って、例えば矩形状の環状溝11を形成されたもの
となっている。このため磁心10の一側面中央部には、
相対的に直方体状の軸柱12が突出している。
【0008】図1に説明を戻す。アンテナ素子用コイル
20は絶縁被覆導線を複数ターン巻回し、かつ前記環状
溝11の中に収容可能な如く、全体を略矩形状に成形し
たものとなっている。かくして上記アンテナ素子用コイ
ル20は、磁心10の直方体状をなす軸柱12の周囲に
巻回された態様で前記環状溝11内に収容される。上記
アンテナ素子用コイル20の引き出し線21,22は、
上記環状溝11から外部へ導出され、図1の(c)に示
すように送受信回路40に接続される。送受信回路40
は、身分証明(ID)識別回路50と接続されている。
60は移動体としてのIDカードである。
【0009】磁心10は、図1の(a)および(b)に
示すように、上記磁心10の背面面積より十分広いアー
ス板30の略中心部位に、その背面を当接させた状態で
設置される。なお図示はしていないが、実際の使用に際
しては、環状溝11の内部にアンテナ素子用コイル20
が収容された後、例えばドア横の壁等に埋設され、表面
すなわち磁心10の前面は化粧板あるいは壁紙等で覆わ
れる。
【0010】かくして本実施例の送受信アンテナは、被
検査移動体であるIDカード60に向けて検査波が発射
され、上記IDカード60からの身分証明情報等を含む
応答波を受信し得るようになっている。
【0011】(実験例)図3は第1実施例に係る送受信
アンテナの実験例を示す斜視図である。図示の如く、ア
ース板30として600mm角の鉄板を用い、このアース
板30の上に、磁心10に自己インダクタンス27μH
のアンテナ素子用コイル20を装着したアンテナ本体を
設置し、上記コイル20に134kHz 程度の周波数の
電気信号を印加し、磁心10の長軸を含むアース板30
と垂直な平面内におけるX方向指向性と、磁心10の短
軸を含むアース板30と垂直な平面内におけるY方向指
向性とを計測した。
【0012】図4は上記実験の結果を示す図であって、
(a)はX方向指向性を示す図であり、(b)はY方向
指向性を示す図である。図示の如く、X方向およびY方
向ともに角度が90度(磁心10の前面中心部)の近傍
において、通信距離(送受信可能な被検査移動体までの
距離)が最大となる指向性を示している。
【0013】(変形例)本発明は上述した実施例に限定
されるものではない。たとえば磁心として直方体状をな
す磁心10を例示したが、円板状あるいは楕円板状をな
す磁心、とくに軸柱12の部分が円形ディスク状や楕円
板状をなすものであっても良い。
【0014】(実施例のまとめ)実施例(実験例,変形
例を含む)に示された送受信アンテナの構成および作用
効果をまとめると次の通りである。 [1]実施例に示された送受信アンテナは、被検査移動
体(60)に向けて検査波を発射し、上記移動体(6
0)からの身分証明情報等を含む応答波を受信する送受
信アンテナにおいて、平板状磁性体の一側面周辺に沿っ
て形成された環状溝11を有する磁心10と、この磁心
10の環状溝11に収容され、前記検査波と応答波の送
受信を行なうアンテナ素子用コイル20とを備えてい
る。
【0015】したがって上記送受信アンテナにおいて
は、磁心10の形状が断面E字形を成しているので、背
面側へのエネルギー放射が抑制され、指向性は全面中心
方向に集中する。その結果、エネルギーロスが少なく、
被検査移動体(60)との送受信を効率よく行なえる。 [2]実施例に示された送受信アンテナは、上記[1]
に記載された送受信アンテナであって、かつ磁心10
は、上記磁10の背面面積より広いアース板30上に、
上記背面を当接させて設置されている。
【0016】したがって上記送受信アンテナにおいて
は、アース板30の存在により、磁心10の背面側への
エネルギー放射がさらに制限されるため、一層効率の良
い送受信が可能となる。 [3]実施例に示された送受信アンテナは、上記[1]
に記載された送受信アンテナであって、かつ磁心10
が、高透磁率のフェライトコアからなっている。
【0017】したがって上記送受信アンテナにおいて
は、品質が安定化する上、製作加工が容易であるため、
安価に製作可能である。 [4]実施例に示された送受信アンテナは、上記[1]
に記載された送受信アンテナであって、かつ磁心10の
少なくとも軸柱12の部分が円板状または楕円板状を成
している。
【0018】したがって上記送受信アンテナにおいて
は、コイル形状が矩形状の場合に比べて、コイル成形作
業および磁心10への装着作業が円滑になり、コイル2
0を損傷する危険性が大幅に軽減される。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、指向性が所要方向に特
定され、極めて効率のよい送受信を行なうことができ、
信頼度の高い識別システム等を構築可能な送受信アンテ
ナを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る送受信アンテナの構
成を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図、
(c)は識別システムへの適用例を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施例に係る磁心10の詳細な構
造を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は正面図、
(c)は(b)のCーC矢視断面図、(d)は(b)の
DーD矢視断面図。
【図3】本発明の第1実施例に係る送受信アンテナの実
験例を示す斜視図。
【図4】本発明の第1実施例に係る上記実験の結果を示
す図であって、(a)はX方向指向性を示す図、(b)
はY方向指向性を示す図。
【符号の説明】
10…磁心 11…環状溝 12…軸柱 20…アンテナ素
子用コイル 21,22…引き出し線 30…アース板 40…送受信回路 50…ID識別回
路 60…IDカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01Q 1/48 (72)発明者 斎藤 正利 東京都品川区南大井4丁目17番13号 原 田工業株式会社内 (72)発明者 喜多村 重男 東京都中央区日本橋3丁目11番1号 マ イクロ・トーク・システムズ株式会社内 (72)発明者 佐藤 健彦 東京都港区芝3丁目1番12号 美和ロッ ク株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−182206(JP,A) 実開 平4−101168(JP,U) 実開 昭58−19504(JP,U) 実開 平1−86734(JP,U) 実開 平3−77513(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査移動体に向けて検査波を発射し、上
    記移動体からの身分証明情報等を含む応答波を受信する
    送受信アンテナにおいて、 平板状磁性体の一側面周辺に沿って形成された環状溝を
    有する磁心と、 この磁心の環状溝に収容され、前記検査波と応答波との
    送受信を行なうアンテナ素子用コイルと、前記磁心の背面に一側面を当接させて設置された上記磁
    心の背面面積より広い面積を有する平板状を成すアース
    板と、 を具備したことを特徴とする送受信アンテナ。
JP7148914A 1995-02-08 1995-06-15 送受信アンテナ Expired - Fee Related JP2744895B2 (ja)

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JP7-20520 1995-02-08
JP2052095 1995-02-08
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