JP2615653B2 - インバーター回路 - Google Patents
インバーター回路Info
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- JP2615653B2 JP2615653B2 JP62207482A JP20748287A JP2615653B2 JP 2615653 B2 JP2615653 B2 JP 2615653B2 JP 62207482 A JP62207482 A JP 62207482A JP 20748287 A JP20748287 A JP 20748287A JP 2615653 B2 JP2615653 B2 JP 2615653B2
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- discharge lamp
- inverter
- circuit
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、インバーターを用いて放電灯を高周波で
点灯する装置に関するものである。
点灯する装置に関するものである。
〔従来の技術〕 インバーターを用いて放電灯を点灯する装置におい
て、放電灯を始動させるために直列共振回路を用いるも
のでは、特に放電灯が寿命末期に達するなどして不点灯
の場合、この状態を検出し、大きな共振電流が流れつづ
けてインバーターに損傷を与えることを防止する必要が
ある。この検出装置として、次のような装置が知られて
いた。第3図は、例えば、特開昭61−39492号公報に示
された従来のこの種の装置を示す回路図であり、図にお
いて、(1)は直流電源、(11)、(12)はスイッチン
グ素子としてのトランジスタ、(21)、(22)はダイオ
ード、(31)はチョークコイル、(41)はコンデンサで
あり、(31)、(41)は直列共振回路を形成し、(51)
は放電灯、(61)、(62)はコンデンサで、(7)は検
出装置であり、(71)は電流検出用トランス、(72)は
全波整流器、(73)はコンデンサ、(74)は比較回路、
(8)はトランジスタ(11)、(12)を開閉駆動するた
めの制御回路である。
て、放電灯を始動させるために直列共振回路を用いるも
のでは、特に放電灯が寿命末期に達するなどして不点灯
の場合、この状態を検出し、大きな共振電流が流れつづ
けてインバーターに損傷を与えることを防止する必要が
ある。この検出装置として、次のような装置が知られて
いた。第3図は、例えば、特開昭61−39492号公報に示
された従来のこの種の装置を示す回路図であり、図にお
いて、(1)は直流電源、(11)、(12)はスイッチン
グ素子としてのトランジスタ、(21)、(22)はダイオ
ード、(31)はチョークコイル、(41)はコンデンサで
あり、(31)、(41)は直列共振回路を形成し、(51)
は放電灯、(61)、(62)はコンデンサで、(7)は検
出装置であり、(71)は電流検出用トランス、(72)は
全波整流器、(73)はコンデンサ、(74)は比較回路、
(8)はトランジスタ(11)、(12)を開閉駆動するた
めの制御回路である。
以上の装置において、直列共振回路に過大な電流が流
れつづければ、トランス(71)の二次巻線の出力電圧が
上昇し、これによって比較回路(74)は異常電流を検知
し、制御回路(8)の動作を停止し、インバーターは出
力を停止することができる。しかし、負荷の直列共振回
路が第4図に示すように2組ある場合には、一方の放電
灯のみが不点灯で他方は正常であったりすると、検出装
置の出力は正常時と比較して、その差が小さくなる場合
があり、検出装置に精度の高い装置が必要となってく
る。
れつづければ、トランス(71)の二次巻線の出力電圧が
上昇し、これによって比較回路(74)は異常電流を検知
し、制御回路(8)の動作を停止し、インバーターは出
力を停止することができる。しかし、負荷の直列共振回
路が第4図に示すように2組ある場合には、一方の放電
灯のみが不点灯で他方は正常であったりすると、検出装
置の出力は正常時と比較して、その差が小さくなる場合
があり、検出装置に精度の高い装置が必要となってく
る。
従来の検出装置は以上のように構成されているので、
負荷回路(共振回路)の電流検出に電流検出用トランス
を用いる必要があり、かつ負荷回路が複数の場合には、
検出装置として高精度のものが要求されるので装置が高
価になりやすいという問題点があった。
負荷回路(共振回路)の電流検出に電流検出用トランス
を用いる必要があり、かつ負荷回路が複数の場合には、
検出装置として高精度のものが要求されるので装置が高
価になりやすいという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、電流検出用トランスを用いることなく、
かつ比較的簡単な装置で複数の負荷回路の場合の異常を
確実に検出できる装置を得ることを目的としている。
されたもので、電流検出用トランスを用いることなく、
かつ比較的簡単な装置で複数の負荷回路の場合の異常を
確実に検出できる装置を得ることを目的としている。
この発明に係わる検出装置は、2つの直列共振回路の
2個のチョークコイルにそれぞれ二次巻線を設け、この
2個の二次巻線の一端を減極性に接続し、他端の出力電
圧を検出装置の入力としたものである。
2個のチョークコイルにそれぞれ二次巻線を設け、この
2個の二次巻線の一端を減極性に接続し、他端の出力電
圧を検出装置の入力としたものである。
この発明における検出装置は、減極性に接続された2
個のチョークコイルの二次巻線(76)、(77)の出力電
圧の大きさを判別することで、負荷の放電灯の異常を検
出する。
個のチョークコイルの二次巻線(76)、(77)の出力電
圧の大きさを判別することで、負荷の放電灯の異常を検
出する。
以下、この発明の一実施例を説明する。第1図はこの
発明の装置の一実施例を示す回路図、第2図は動作の説
明のための波形図である。
発明の装置の一実施例を示す回路図、第2図は動作の説
明のための波形図である。
第1図において、(1)は直流電源、(A)は高周波
発生手段としてのインバーター、(11)、(12)はスイ
ッチング素子としてのトランジスタ、(21)、(22)は
ダイオード、(31)、(32)はチョークコイル、(4
1)、(42)はコンデンサ、(51)、(52)は放電灯、
(9)は放電灯(51)、(52)の電極であり、(31)、
(41)は第1の直列共振回路、(32)、(42)は第2の
直列共振回路であり、それぞれ放電灯の電極(9)を介
して接続されている。
発生手段としてのインバーター、(11)、(12)はスイ
ッチング素子としてのトランジスタ、(21)、(22)は
ダイオード、(31)、(32)はチョークコイル、(4
1)、(42)はコンデンサ、(51)、(52)は放電灯、
(9)は放電灯(51)、(52)の電極であり、(31)、
(41)は第1の直列共振回路、(32)、(42)は第2の
直列共振回路であり、それぞれ放電灯の電極(9)を介
して接続されている。
(61)、(62)はコンデンサ、(7)は検出装置で、
(72)は全波整流器、(73)はコンデンサ、(74)は比
較回路、(8)はトランジスタ(11)、(12)を開閉駆
動するためのための制御回路である。(76)はチョーク
コイル(31)の二次巻線、(77)はチョークコイル(3
2)の二次巻線であり、チョークコイル(31)、(32)
および二次巻線(76)、(77)の黒丸印は、巻き始め位
置を示す。
(72)は全波整流器、(73)はコンデンサ、(74)は比
較回路、(8)はトランジスタ(11)、(12)を開閉駆
動するためのための制御回路である。(76)はチョーク
コイル(31)の二次巻線、(77)はチョークコイル(3
2)の二次巻線であり、チョークコイル(31)、(32)
および二次巻線(76)、(77)の黒丸印は、巻き始め位
置を示す。
また、第2図は二次巻線(76)、(72)の出力電圧波
形をわかりやすく模式図的に示した波形図であり、
(ア)は異常時の共振状態V1、(イ)は正常点灯時V2で
あり、(ウ)は異常時と点灯時の差V3、V3=V1−V2を示
している。
形をわかりやすく模式図的に示した波形図であり、
(ア)は異常時の共振状態V1、(イ)は正常点灯時V2で
あり、(ウ)は異常時と点灯時の差V3、V3=V1−V2を示
している。
以上のように構成された装置において、直流電源
(1)が投入されインバーター(A)が動作開始してい
るとする。インバーター(A)が動作しチョークコイル
(31)、(32)に電流が流れていると、二次巻線(7
6)、(77)には出力電圧が発生する。ここで図示のご
とくの極性で二次巻線が巻かれていると、二次巻線(7
6)には、第2図(イ)のごとく電圧が生じ、同様に二
次巻線(77)にも第2図(イ)の電圧が生じる。ここ
で、前もって二次巻線(76)の正常点灯時の出力電圧
と、二次巻線(77)の正常点灯時出力電圧とがほぼ等し
い電圧になるように、それぞれの二次巻線の出力電圧を
設定しておけば、第1図のように減極性に接続された2
つの二次巻線の出力電圧は、互いに打ち消され、放電灯
(51)、(52)が両方とも正常点灯していれば、検出装
置(7)には電圧が印加されない、あるいは印加電圧が
低いので、制御装置(8)は正常動作を行い、インバー
ター(A)は動作をつづける。
(1)が投入されインバーター(A)が動作開始してい
るとする。インバーター(A)が動作しチョークコイル
(31)、(32)に電流が流れていると、二次巻線(7
6)、(77)には出力電圧が発生する。ここで図示のご
とくの極性で二次巻線が巻かれていると、二次巻線(7
6)には、第2図(イ)のごとく電圧が生じ、同様に二
次巻線(77)にも第2図(イ)の電圧が生じる。ここ
で、前もって二次巻線(76)の正常点灯時の出力電圧
と、二次巻線(77)の正常点灯時出力電圧とがほぼ等し
い電圧になるように、それぞれの二次巻線の出力電圧を
設定しておけば、第1図のように減極性に接続された2
つの二次巻線の出力電圧は、互いに打ち消され、放電灯
(51)、(52)が両方とも正常点灯していれば、検出装
置(7)には電圧が印加されない、あるいは印加電圧が
低いので、制御装置(8)は正常動作を行い、インバー
ター(A)は動作をつづける。
次に、放電灯(51)、(52)の両方がランプソケット
に装着されていない場合を考えると、この場合は第1お
よび第2の直列共振回路は、電極(9)がないため、共
振回路を形成することができなくなり、共振状態に発生
する共振電流でインバーター(A)を損傷することはあ
り得ない。
に装着されていない場合を考えると、この場合は第1お
よび第2の直列共振回路は、電極(9)がないため、共
振回路を形成することができなくなり、共振状態に発生
する共振電流でインバーター(A)を損傷することはあ
り得ない。
さらに、どちらか一方の放電灯が寿命末期などで共振
状態をつづけた場合、例えば、放電灯(51)に異常があ
って第2図(ア)のV1のような高い電圧を発生しつづけ
れば、減極性に接続された2個の二次巻線(76)、(7
7)には第2図(ウ)のV3のようなV1−V2の電圧が発生
し、それを検出装置が検出し、(8)の制御回路に信号
を送り、(8)の制御回路はトランジスタ(11)、(1
2)あるいは少なくともこの一方の動作、つまりインバ
ーター(A)の動作を停止させる。これによって、イン
バーター(A)の損傷は防げる。片方の放電灯が装着さ
れていない場合、例えば、放電灯(51)が装着されてい
ない場合は、二次巻線(76)に電圧生じないので、減極
性に接続された2個の二次巻線(76)、(77)の他端に
電圧が発生し、検出装置(7)はその状態を異常として
制御回路(8)がインバーター(A)の動作を停止させ
る。
状態をつづけた場合、例えば、放電灯(51)に異常があ
って第2図(ア)のV1のような高い電圧を発生しつづけ
れば、減極性に接続された2個の二次巻線(76)、(7
7)には第2図(ウ)のV3のようなV1−V2の電圧が発生
し、それを検出装置が検出し、(8)の制御回路に信号
を送り、(8)の制御回路はトランジスタ(11)、(1
2)あるいは少なくともこの一方の動作、つまりインバ
ーター(A)の動作を停止させる。これによって、イン
バーター(A)の損傷は防げる。片方の放電灯が装着さ
れていない場合、例えば、放電灯(51)が装着されてい
ない場合は、二次巻線(76)に電圧生じないので、減極
性に接続された2個の二次巻線(76)、(77)の他端に
電圧が発生し、検出装置(7)はその状態を異常として
制御回路(8)がインバーター(A)の動作を停止させ
る。
なお、一般に放電灯は正常な放電状態に達するまでに
多少の時間は要するので、検出装置の作動は放電が定常
状態になるまでの所定時間、不動作にしておくことは実
用上有用である。
多少の時間は要するので、検出装置の作動は放電が定常
状態になるまでの所定時間、不動作にしておくことは実
用上有用である。
以上の説明では、インバーター(A)として電流共振
形インバーターと称されるタイプを示したが、他の構成
のインバーターであっても他の負荷回路の構成であって
も、負荷と直列にチョークコイルあるいは負荷電流で励
磁されるトランスを有し、これに二次巻線を設ければよ
い。また、負荷が放電灯の場合は、2灯直列点灯した負
荷回路が2個など複数灯を点灯するものであってもよい
が、必ずしも負荷は放電灯でなくてもよい。スイッチン
グ素子(11)、(12)はバイポーラトランジスタだけで
なく、MOS−FETなどももちろん可能である。直流電源
(1)の構成は特に示さなかったが、商用交流電源を整
流するなどの方法で構成したものでもよい。
形インバーターと称されるタイプを示したが、他の構成
のインバーターであっても他の負荷回路の構成であって
も、負荷と直列にチョークコイルあるいは負荷電流で励
磁されるトランスを有し、これに二次巻線を設ければよ
い。また、負荷が放電灯の場合は、2灯直列点灯した負
荷回路が2個など複数灯を点灯するものであってもよい
が、必ずしも負荷は放電灯でなくてもよい。スイッチン
グ素子(11)、(12)はバイポーラトランジスタだけで
なく、MOS−FETなどももちろん可能である。直流電源
(1)の構成は特に示さなかったが、商用交流電源を整
流するなどの方法で構成したものでもよい。
〔発明の効果〕 以上のように、この発明によれば、電流用トランスを
用いることなく、かつ比較的簡素な装置で複数の負荷回
路の場合に異常を確実に検出できるので装置が安価にで
きる高価がある。
用いることなく、かつ比較的簡素な装置で複数の負荷回
路の場合に異常を確実に検出できるので装置が安価にで
きる高価がある。
第1図はこの発明の一実施例による回路図、第2図は動
作の説明のための波形図、第3図、第4図は従来装置の
回路図である。 (1)は直流電源、(31)、(32)はチョークコイル、
(52)は負荷(放電灯)、(7)は検出装置、(76)、
(77)は二次巻線、(8)は制御回路、(A)はインバ
ーターである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
作の説明のための波形図、第3図、第4図は従来装置の
回路図である。 (1)は直流電源、(31)、(32)はチョークコイル、
(52)は負荷(放電灯)、(7)は検出装置、(76)、
(77)は二次巻線、(8)は制御回路、(A)はインバ
ーターである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】第1および第2の直列共振回路と、これら
の直列共振回路のコンデンサにその電極を介して並列に
接続した放電灯を備え、前記放電灯に高周波電力を供給
する高周波発生手段とを備えた装置において、前記第1
および第2の直列共振回路の2個のチョークコイルにそ
れぞれ二次巻線を備け、この2個の二次巻線の一端を減
極性に接続し、他端の出力電圧を検出装置の入力として
前記高周波発生手段の動作を制御することを特徴とする
インバーター回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62207482A JP2615653B2 (ja) | 1987-08-21 | 1987-08-21 | インバーター回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62207482A JP2615653B2 (ja) | 1987-08-21 | 1987-08-21 | インバーター回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6450395A JPS6450395A (en) | 1989-02-27 |
JP2615653B2 true JP2615653B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=16540477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62207482A Expired - Lifetime JP2615653B2 (ja) | 1987-08-21 | 1987-08-21 | インバーター回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2615653B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008105193A1 (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-04 | Sharp Kabushiki Kaisha | ランプ異常検出装置およびそれを備えたインバータ、バックライト装置、表示装置 |
-
1987
- 1987-08-21 JP JP62207482A patent/JP2615653B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6450395A (en) | 1989-02-27 |
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