JP2534305B2 - 数値制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数のチャネルを有する数値制御装置に関
し、特にシングルブロックの制御を改良した数値制御装
置に関する。
し、特にシングルブロックの制御を改良した数値制御装
置に関する。
2個の主軸と2個の刃物台を有する4軸旋盤を制御す
る数値制御装置等のように、複数のチャネル(系統)で
多数の軸あるいは主軸等を制御する数値制御装置が広く
使用されるようになっている。これらの複数の主軸ある
いは刃物台によって、加工をより高速に行うことができ
る。これらの多チャネルの数値制御装置では、シングル
ブロック信号がオンになると、最初に実行が終了したチ
ャネルの加工プログラムがシングルブロック停止とな
り、他のチャネルの加工プログラムがそのまま実行され
る。
る数値制御装置等のように、複数のチャネル(系統)で
多数の軸あるいは主軸等を制御する数値制御装置が広く
使用されるようになっている。これらの複数の主軸ある
いは刃物台によって、加工をより高速に行うことができ
る。これらの多チャネルの数値制御装置では、シングル
ブロック信号がオンになると、最初に実行が終了したチ
ャネルの加工プログラムがシングルブロック停止とな
り、他のチャネルの加工プログラムがそのまま実行され
る。
しかし、1個のチャネルの加工プログラムの実行は停
止し、他のチャネルの加工プログラムの実行が続行され
る状態となり、各チャネル間の加工プログラムの同期が
とれなくなり、加工のバランスがくずれたり、干渉等の
問題が生じる。
止し、他のチャネルの加工プログラムの実行が続行され
る状態となり、各チャネル間の加工プログラムの同期が
とれなくなり、加工のバランスがくずれたり、干渉等の
問題が生じる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
シングルブロックの制御を改良した数値制御装置を提供
することを目的とする。
シングルブロックの制御を改良した数値制御装置を提供
することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、 多数の軸を複数のチャネル(系統)で制御する数値制
御装置において、 シングルブロック信号が受信されて、最初のチャネル
の加工プログラムがシングルブロック停止したとき、他
のチャネルの加工プログラムをフィードホルド状態にす
るように制御するシングルブロック制御手段を有するこ
とを特徴とする数値制御装置が、 提供される。
御装置において、 シングルブロック信号が受信されて、最初のチャネル
の加工プログラムがシングルブロック停止したとき、他
のチャネルの加工プログラムをフィードホルド状態にす
るように制御するシングルブロック制御手段を有するこ
とを特徴とする数値制御装置が、 提供される。
最初のチャネルの加工プログラムがシングルブロック
停止した時点で、他のチャネルの加工プログラムをフィ
ードホルド状態にすることにより、各チャネルの加工プ
ログラムの同期をとる。
停止した時点で、他のチャネルの加工プログラムをフィ
ードホルド状態にすることにより、各チャネルの加工プ
ログラムの同期をとる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に本発明を実施するための数値制御装置の構成
図を示す。図において、1はチャネルバスであり、各チ
ャネルを結合できるマルチマスタバスである。チャネル
バス1には、多数のスロット1a、1b……1gがあり、後述
するチャネル等を結合することができる。
図を示す。図において、1はチャネルバスであり、各チ
ャネルを結合できるマルチマスタバスである。チャネル
バス1には、多数のスロット1a、1b……1gがあり、後述
するチャネル等を結合することができる。
2はCRT/MDIユニットであり、数値制御装置のデー
タ、図形を表示し、さらにキーボードからデータを入力
することができる。3及び4は軸制御モジュールであ
り、1個のモジュールで2〜3軸のサーボモータを制御
することができる。
タ、図形を表示し、さらにキーボードからデータを入力
することができる。3及び4は軸制御モジュールであ
り、1個のモジュールで2〜3軸のサーボモータを制御
することができる。
5はI/O回路であり、外部からの入出力信号を授受す
る。操作盤からのシングルブロック信号SB6も入力され
る。実際には、これらの信号は数値制御装置に内蔵され
たPC(プログラマブル・コントローラ)によって、処理
されてから各チャネルに転送される。第1図では、PC
(プログラマブル・コントローラ)等は省略してある。
る。操作盤からのシングルブロック信号SB6も入力され
る。実際には、これらの信号は数値制御装置に内蔵され
たPC(プログラマブル・コントローラ)によって、処理
されてから各チャネルに転送される。第1図では、PC
(プログラマブル・コントローラ)等は省略してある。
10、20及び30はチャネルであり、1個のチャネルが数
値制御装置1個分の機能を有している。すなわち、1個
のチャネルで、数値制御指令の読み出し、解読、実行を
処理することができる。また、CRT/MDIユニット等の機
器を制御することもできる。従って、個々のチャネルで
従来の数値制御装置が処理してきた、一定の数の軸の指
令を処理することができる。
値制御装置1個分の機能を有している。すなわち、1個
のチャネルで、数値制御指令の読み出し、解読、実行を
処理することができる。また、CRT/MDIユニット等の機
器を制御することもできる。従って、個々のチャネルで
従来の数値制御装置が処理してきた、一定の数の軸の指
令を処理することができる。
例えば、2ヘッドの数値制御旋盤で、チャネルI10で
第1の主軸、X1軸及びZ1軸を制御し、チャネルII20で第
2の主軸、X2軸及びZ2軸を制御し、チャネルIII30をマ
スタチャネルとして、他のチャネルの監視等の全体の制
御を実行することができる。さらにチャネルI10はチャ
ネルバス1を経由で、CRT/MDIユニット2を制御する。
第1の主軸、X1軸及びZ1軸を制御し、チャネルII20で第
2の主軸、X2軸及びZ2軸を制御し、チャネルIII30をマ
スタチャネルとして、他のチャネルの監視等の全体の制
御を実行することができる。さらにチャネルI10はチャ
ネルバス1を経由で、CRT/MDIユニット2を制御する。
これらのチャネル10〜30がチャネルバス1に結合さ
れ、処理を分担し、1個のチャネルの処理能力が足りな
くなったときは、他のチャネルに処理を一部移転する。
例えば、一方のチャネルI10が、非常に細かい補間を実
行し、チャネルII20が直線補間を実行しているときは、
チャネルI10の補間の前処理演算の一部をチャネルII20
に実行させることができる。この結果、処理に不均衡が
生じないよに、処理能力の均衡を確保することができ
る。
れ、処理を分担し、1個のチャネルの処理能力が足りな
くなったときは、他のチャネルに処理を一部移転する。
例えば、一方のチャネルI10が、非常に細かい補間を実
行し、チャネルII20が直線補間を実行しているときは、
チャネルI10の補間の前処理演算の一部をチャネルII20
に実行させることができる。この結果、処理に不均衡が
生じないよに、処理能力の均衡を確保することができ
る。
チャネルIII30はマスタチャネルとして、チャネルバ
ス1の使用権の調停、他のチャネルの監視等の全体の制
御を実行する。勿論、チャネルIII30も主軸や軸の制御
を行うことも可能である。また、チャネルIII30の処理
すべきタスクが増加して全体の制御を実行できなくな
り、他のチャネルが余裕があるときは、マスタ権を他の
チャネルに移転することができる。
ス1の使用権の調停、他のチャネルの監視等の全体の制
御を実行する。勿論、チャネルIII30も主軸や軸の制御
を行うことも可能である。また、チャネルIII30の処理
すべきタスクが増加して全体の制御を実行できなくな
り、他のチャネルが余裕があるときは、マスタ権を他の
チャネルに移転することができる。
第2図に本発明の実施例のタイムチャート図を示す。
図において、チャネル1の加工プログラムのブロック2
を実行中の時刻t1にシングルブロック信号がオンになる
と、ブロック2の終了時のt2でチャネル1の加工プログ
ラムはシングルブロック停止状態となる。
図において、チャネル1の加工プログラムのブロック2
を実行中の時刻t1にシングルブロック信号がオンになる
と、ブロック2の終了時のt2でチャネル1の加工プログ
ラムはシングルブロック停止状態となる。
チャネル2の加工プログラムはブロック2の加工プロ
グラムを実行中であっても、時刻t2でフィードホルド状
態となる。他のチャネルの加工プログラムも同様にフィ
ードホルド状態となり、時刻t2で全てのチャネルの加工
プログラムがフィードホルド状態となる。
グラムを実行中であっても、時刻t2でフィードホルド状
態となる。他のチャネルの加工プログラムも同様にフィ
ードホルド状態となり、時刻t2で全てのチャネルの加工
プログラムがフィードホルド状態となる。
次にサイクルスタート釦を押すと、各チャネルの加工
プログラムの実行が再開される。この結果、シングルブ
ロック動作に関する全てのチャネルの加工プログラムの
シングルブロック停止、再開の同期がとれ、加工バラン
スがくずれたり、干渉の問題等がなくなる。
プログラムの実行が再開される。この結果、シングルブ
ロック動作に関する全てのチャネルの加工プログラムの
シングルブロック停止、再開の同期がとれ、加工バラン
スがくずれたり、干渉の問題等がなくなる。
上記の説明ではシングルブロック信号は全てのチャネ
ルに共通であったが、各チャネルごとにシングルブロッ
ク信号を設けても同様に制御することができる。すなわ
ち、最初にいずれかのチャネルの加工プログラムがシン
グルブロック停止した時点で、他のチャネルの加工プロ
グラムをフィードホルド状態にする。
ルに共通であったが、各チャネルごとにシングルブロッ
ク信号を設けても同様に制御することができる。すなわ
ち、最初にいずれかのチャネルの加工プログラムがシン
グルブロック停止した時点で、他のチャネルの加工プロ
グラムをフィードホルド状態にする。
以上説明したように本発明では、1個のチャネルの加
工プログラムがシングルブロック停止したときに、他の
チャネルの加工プログラムをフィードホルド状態に制御
するように構成したので、複数のチャネルを有する数値
制御装置で全体の加工プログラムの実行の同期をとるこ
とができ、加工のアンバランス、干渉等の不具合等を防
止することができる。
工プログラムがシングルブロック停止したときに、他の
チャネルの加工プログラムをフィードホルド状態に制御
するように構成したので、複数のチャネルを有する数値
制御装置で全体の加工プログラムの実行の同期をとるこ
とができ、加工のアンバランス、干渉等の不具合等を防
止することができる。
第1図は本発明の数値制御装置の構成図、 第2図は本発明の実施例のタイムチャート図である。 1……チャネルバス 1a〜1g……スロット 2……CRT/MDIユニット 3、4……軸制御モジュール 5……IO回路 6……シングルブロック信号 10〜30……チャネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−180309(JP,A) 特開 昭59−216205(JP,A) 特開 平1−53208(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】多数の軸を複数のチャネル(系統)で制御
する数値制御装置において、 シングルブロック信号が受信されて、最初のチャネルの
加工プログラムがシングルブロック停止したとき、他の
チャネルの加工プログラムをフィードホルド状態にする
ように制御するシングルブロック制御手段を有すること
を特徴とする数値制御装置。 - 【請求項2】前記シングルブロック信号は全てのチャネ
ルに共通であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の数値制御装置。 - 【請求項3】前記シングルブロック信号は各チャネル毎
に設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の数値制御装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63055761A JP2534305B2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | 数値制御装置 |
US07/425,175 US5010285A (en) | 1988-03-09 | 1989-03-02 | Numerical control system |
PCT/JP1989/000225 WO1989008876A1 (en) | 1988-03-09 | 1989-03-02 | Numerical controller |
DE68924835T DE68924835T2 (de) | 1988-03-09 | 1989-03-02 | Numerische steuerung. |
EP89903260A EP0373224B1 (en) | 1988-03-09 | 1989-03-02 | Numerical controller |
KR1019890702043A KR930001583B1 (ko) | 1988-03-09 | 1989-03-02 | 수치 제어장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63055761A JP2534305B2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | 数値制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01229305A JPH01229305A (ja) | 1989-09-13 |
JP2534305B2 true JP2534305B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=13007830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63055761A Expired - Fee Related JP2534305B2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | 数値制御装置 |
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Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0373224B1 (ja) |
JP (1) | JP2534305B2 (ja) |
KR (1) | KR930001583B1 (ja) |
DE (1) | DE68924835T2 (ja) |
WO (1) | WO1989008876A1 (ja) |
Families Citing this family (12)
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---|---|---|---|---|
US5252899A (en) * | 1988-03-09 | 1993-10-12 | Fanuc Ltd | Numerical control system |
JP2865292B2 (ja) * | 1988-03-09 | 1999-03-08 | ファナック株式会社 | 数値制御装置システム |
JPH02148109A (ja) * | 1988-11-29 | 1990-06-07 | Fanuc Ltd | Cnc制御方式 |
JP2814278B2 (ja) * | 1990-01-26 | 1998-10-22 | 中村留精密工業株式会社 | 2主軸対向型cnc旋盤及びワーク加工方法 |
GB2256290B (en) * | 1991-05-27 | 1994-07-20 | Honda Motor Co Ltd | Servomotor control system for multi-axes |
US5670856A (en) * | 1994-11-07 | 1997-09-23 | Alliedsignal Inc. | Fault tolerant controller arrangement for electric motor driven apparatus |
DE19613027A1 (de) * | 1996-03-19 | 1997-09-25 | Siemens Ag | Handbediengerät für eine programmierbare elektronische Steuereinheit |
JP2004318762A (ja) | 2003-04-21 | 2004-11-11 | Fanuc Ltd | 数値制御装置 |
JP2006072909A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Fanuc Ltd | 数値制御装置 |
FI119136B (fi) * | 2006-06-06 | 2008-07-31 | Abb Oy | Sähkökäyttöjärjestelmä |
AU2007240188B1 (en) * | 2007-12-10 | 2008-06-05 | Doug Sarah | Plant housing |
JP5792254B2 (ja) | 2013-10-17 | 2015-10-07 | ファナック株式会社 | 休止点が指定可能な数値制御装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4513379A (en) * | 1982-09-07 | 1985-04-23 | General Electric Company | Customization window for a computer numerical control system |
US4536849A (en) * | 1982-09-08 | 1985-08-20 | Cincinnati Milacron Inc. | Machine operation monitor |
JPS5960506A (ja) * | 1982-09-29 | 1984-04-06 | Fanuc Ltd | 数値制御システム |
JPS59172013A (ja) * | 1983-03-22 | 1984-09-28 | Mitsubishi Electric Corp | 数値制御装置の刃物台同期方式 |
JPS60189508A (ja) * | 1984-03-09 | 1985-09-27 | Mitsubishi Electric Corp | 数値制御装置 |
JPS60193012A (ja) * | 1984-03-15 | 1985-10-01 | Mitsubishi Electric Corp | 数値制御装置における刃物台同期方法 |
DE3501968A1 (de) * | 1985-01-22 | 1986-07-24 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Steuerungseinrichtung fuer eine mehrachsige werkzeugmaschine |
JPS62136340A (ja) * | 1985-12-10 | 1987-06-19 | Fanuc Ltd | 4軸旋盤用ncプログラムの修正方法 |
JPS62249206A (ja) * | 1986-04-23 | 1987-10-30 | Mitsubishi Electric Corp | 自動プログラミング装置 |
-
1988
- 1988-03-09 JP JP63055761A patent/JP2534305B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-03-02 WO PCT/JP1989/000225 patent/WO1989008876A1/ja active IP Right Grant
- 1989-03-02 DE DE68924835T patent/DE68924835T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-03-02 US US07/425,175 patent/US5010285A/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-03-02 EP EP89903260A patent/EP0373224B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-03-02 KR KR1019890702043A patent/KR930001583B1/ko not_active IP Right Cessation
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KR930001583B1 (ko) | 1993-03-05 |
KR900700946A (ko) | 1990-08-17 |
WO1989008876A1 (en) | 1989-09-21 |
EP0373224A1 (en) | 1990-06-20 |
DE68924835T2 (de) | 1996-05-02 |
DE68924835D1 (de) | 1995-12-21 |
US5010285A (en) | 1991-04-23 |
JPH01229305A (ja) | 1989-09-13 |
EP0373224B1 (en) | 1995-11-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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