JP2593674Y2 - 複層ガラス用のスペーサーおよびこれを用いた複層ガラス - Google Patents
複層ガラス用のスペーサーおよびこれを用いた複層ガラスInfo
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- JP2593674Y2 JP2593674Y2 JP1993045885U JP4588593U JP2593674Y2 JP 2593674 Y2 JP2593674 Y2 JP 2593674Y2 JP 1993045885 U JP1993045885 U JP 1993045885U JP 4588593 U JP4588593 U JP 4588593U JP 2593674 Y2 JP2593674 Y2 JP 2593674Y2
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- Japan
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- frame
- desiccant
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- glass
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、複層ガラス用のスペー
サーに関するものである。
サーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】格子等の装飾部材を内部に封入した複層
ガラスが知られている。従来この装飾部材を取り付ける
構造としては、実開昭６１−３５８９９号公報に例示さ
れるように装飾部材を一旦枠体に取り付け固定した後こ
の枠体をガラス板間に挿入し、次いでこの枠体の周囲に
隙間が生じないように金属製のスペーサーを当接させて
複層ガラス化している。一方、スペーサーとして接着性
を有する合成樹脂からなる紐状スペーサーを用いた装飾
部材入り複層ガラスは知られていない。
ガラスが知られている。従来この装飾部材を取り付ける
構造としては、実開昭６１−３５８９９号公報に例示さ
れるように装飾部材を一旦枠体に取り付け固定した後こ
の枠体をガラス板間に挿入し、次いでこの枠体の周囲に
隙間が生じないように金属製のスペーサーを当接させて
複層ガラス化している。一方、スペーサーとして接着性
を有する合成樹脂からなる紐状スペーサーを用いた装飾
部材入り複層ガラスは知られていない。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】このように従来のスペ
ーサー構造では、スペーサーと装飾部材を取り付けた枠
体とが分離独立しており、複層ガラスの組み立て工程で
これらを組み合わせているので、その組立時に枠体とス
ペーサーの間に隙間なくすることが極めて困難である。
更に、スペーサーを後付けでスペーサーの周囲に設ける
場合には、枠体とスペーサーの中心を合わせことが、特
にスペ−サ−の側面に接着層を設けるような場合には実
質的に難しい。
ーサー構造では、スペーサーと装飾部材を取り付けた枠
体とが分離独立しており、複層ガラスの組み立て工程で
これらを組み合わせているので、その組立時に枠体とス
ペーサーの間に隙間なくすることが極めて困難である。
更に、スペーサーを後付けでスペーサーの周囲に設ける
場合には、枠体とスペーサーの中心を合わせことが、特
にスペ−サ−の側面に接着層を設けるような場合には実
質的に難しい。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、これらの問題
を解決することができる複層ガラス用スペーサーを提供
するものである。
を解決することができる複層ガラス用スペーサーを提供
するものである。
【０００５】すなわち、本考案は格子等の装飾部材入り
複層ガラス用のスペーサーであって、乾燥剤を内有する
スペーサー本体と前記装飾部材を取り付け固定するため
の枠体とからなり、スペーサー本体はこの枠体の外側に
係止されて一体をなし、かつ枠体の要部にスペーサー本
体中の乾燥剤がこの枠体を通して吸湿するための通気用
穴を設けた複層ガラス用のスペーサーを提供するもので
ある。また、本考案は、複数枚のガラス板がスペーサー
を介して隔置されて前記ガラス板間に中空層が形成さ
れ、該中空層に格子等の装飾部材が配置された複層ガラ
スであって、前記スペーサーは、乾燥剤を内有するスペ
ーサー本体と前記装飾部材を取り付け固定するための枠
体とからなり、スペーサー本体はこの枠体の外側に係止
されて一体をなし、かつ枠体の要部にスペーサー本体中
の乾燥剤がこの枠体を通して吸湿するための通気用穴が
設けられており、前記枠体が中空層側に配されるように
前記スペーサーが複数枚のガラス板間に介在されている
ことを特徴とする複層ガラスを提供するものである。
複層ガラス用のスペーサーであって、乾燥剤を内有する
スペーサー本体と前記装飾部材を取り付け固定するため
の枠体とからなり、スペーサー本体はこの枠体の外側に
係止されて一体をなし、かつ枠体の要部にスペーサー本
体中の乾燥剤がこの枠体を通して吸湿するための通気用
穴を設けた複層ガラス用のスペーサーを提供するもので
ある。また、本考案は、複数枚のガラス板がスペーサー
を介して隔置されて前記ガラス板間に中空層が形成さ
れ、該中空層に格子等の装飾部材が配置された複層ガラ
スであって、前記スペーサーは、乾燥剤を内有するスペ
ーサー本体と前記装飾部材を取り付け固定するための枠
体とからなり、スペーサー本体はこの枠体の外側に係止
されて一体をなし、かつ枠体の要部にスペーサー本体中
の乾燥剤がこの枠体を通して吸湿するための通気用穴が
設けられており、前記枠体が中空層側に配されるように
前記スペーサーが複数枚のガラス板間に介在されている
ことを特徴とする複層ガラスを提供するものである。
【０００６】本考案において、スペーサー本体はチオコ
ール、ウレタン、シリコンゴムなどの接着性の合成樹脂
からなる紐状スペーサー、あるいはアルミの押し出し又
はアルミ板から成形加工した断面が矩形状の筒状の長尺
体である金属製スペーサーを適宜用いることができる。
そして、これらのスペーサーは乾燥剤を内有する。紐状
スペーサーの場合は、接着性を有する合成樹脂中に混入
され、また金属スペーサーの場合には前期した筒状の中
空部に装填される。更に、スペーサー本体の特徴は後述
する枠体と構造的に一体化するための係止端部を具備し
ている。
ール、ウレタン、シリコンゴムなどの接着性の合成樹脂
からなる紐状スペーサー、あるいはアルミの押し出し又
はアルミ板から成形加工した断面が矩形状の筒状の長尺
体である金属製スペーサーを適宜用いることができる。
そして、これらのスペーサーは乾燥剤を内有する。紐状
スペーサーの場合は、接着性を有する合成樹脂中に混入
され、また金属スペーサーの場合には前期した筒状の中
空部に装填される。更に、スペーサー本体の特徴は後述
する枠体と構造的に一体化するための係止端部を具備し
ている。
【０００７】一方、枠体は通常アルミ等の金属から形成
した長尺体で、その要部には装飾部材をあらかじめ取り
付け固定するためのネジ穴とスペーサー本体中の乾燥剤
がこの枠体を通して吸湿するための通気用穴が形成され
ている。これらの穴はそれぞれ個別に設けてもよいが、
一定間隔で連続して設けることにより、共用することも
できる。
した長尺体で、その要部には装飾部材をあらかじめ取り
付け固定するためのネジ穴とスペーサー本体中の乾燥剤
がこの枠体を通して吸湿するための通気用穴が形成され
ている。これらの穴はそれぞれ個別に設けてもよいが、
一定間隔で連続して設けることにより、共用することも
できる。
【０００８】更に、この枠体の外側すなわち前記スペー
サー本体が係合する側には、スペーサー本体の前記係止
端部に係合する係止端部を有する。なお、本考案におい
てこれらの係止端部は、枠体とスペーサー本体とが一体
化できるものであれば、その形状は特定されないととも
に、スペーサー本体が紐状スペーサーの場合にはスペ−
サ−自体の接着性を利用することができるため、金属製
のスペーサー本体のような係止端部は要求されない。更
に、これらの係止端部はスペーサー本体を枠体に係合す
る際の両者の位置整合手段としても役立つ。
サー本体が係合する側には、スペーサー本体の前記係止
端部に係合する係止端部を有する。なお、本考案におい
てこれらの係止端部は、枠体とスペーサー本体とが一体
化できるものであれば、その形状は特定されないととも
に、スペーサー本体が紐状スペーサーの場合にはスペ−
サ−自体の接着性を利用することができるため、金属製
のスペーサー本体のような係止端部は要求されない。更
に、これらの係止端部はスペーサー本体を枠体に係合す
る際の両者の位置整合手段としても役立つ。
【０００９】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に従って説明す
る。図１は図２の格子３入り複層ガラスのＡ−Ａ断面図
で、スペーサー本体が紐状スペーサーの場合を示す。図
において、１、２は複層ガラスを構成するガラス板、３
はこの複層ガラス内部に挿入された格子、５は格子３を
取り付け固定するためのアルミ製の枠体、６はチオコー
ル製の紐状スペーサー本体である。なお、１１はスペー
サー部の密封度を更に良くするための二次シーリング材
である。
る。図１は図２の格子３入り複層ガラスのＡ−Ａ断面図
で、スペーサー本体が紐状スペーサーの場合を示す。図
において、１、２は複層ガラスを構成するガラス板、３
はこの複層ガラス内部に挿入された格子、５は格子３を
取り付け固定するためのアルミ製の枠体、６はチオコー
ル製の紐状スペーサー本体である。なお、１１はスペー
サー部の密封度を更に良くするための二次シーリング材
である。
【００１０】枠体５には図３から明らかのようにその要
部に通気用穴７が一定間隔あるいは適当間隔で連続して
設けてあり、かつその両側部は折り曲げられて係止端部
１２を具備している。前記通気用穴７はスペーサー本体
中の乾燥剤が吸湿するためのものであるが、後述するよ
うに格子３を取り付けるときのネジ穴としても共用でき
る。
部に通気用穴７が一定間隔あるいは適当間隔で連続して
設けてあり、かつその両側部は折り曲げられて係止端部
１２を具備している。前記通気用穴７はスペーサー本体
中の乾燥剤が吸湿するためのものであるが、後述するよ
うに格子３を取り付けるときのネジ穴としても共用でき
る。
【００１１】一方、スペーサー本体６はチオコール製の
断面矩形状の紐状体で、その内部には乾燥剤が混入され
ているとともに、前記枠体５と係合する側の端部には枠
体の係止端部１２に対応する係止端部１３が形成されて
いる。これらの枠体５とスペーサー本体６とは、係止端
部１２と１３とを嵌合することにより一体化することが
できる。格子３を取り付け固定する際には、まず枠体５
を格子３の端部に前記穴７を利用してネジ８により固定
し、次いでこの枠体５の外側にスペーサー本体６を取り
付けて両者を一体化する。この場合、枠体５にスペーサ
ー本体６を押しつけるだけで、両者の係止端部１２及び
１３により位置整合も同時にされ、更にスペーサー本体
の接着性により強固に結合する。かくして、本考案は格
子３に枠体５とスペーサー本体６すなわちスペーサーを
取り付けた状態で、複層ガラスを組み立てることができ
る。
断面矩形状の紐状体で、その内部には乾燥剤が混入され
ているとともに、前記枠体５と係合する側の端部には枠
体の係止端部１２に対応する係止端部１３が形成されて
いる。これらの枠体５とスペーサー本体６とは、係止端
部１２と１３とを嵌合することにより一体化することが
できる。格子３を取り付け固定する際には、まず枠体５
を格子３の端部に前記穴７を利用してネジ８により固定
し、次いでこの枠体５の外側にスペーサー本体６を取り
付けて両者を一体化する。この場合、枠体５にスペーサ
ー本体６を押しつけるだけで、両者の係止端部１２及び
１３により位置整合も同時にされ、更にスペーサー本体
の接着性により強固に結合する。かくして、本考案は格
子３に枠体５とスペーサー本体６すなわちスペーサーを
取り付けた状態で、複層ガラスを組み立てることができ
る。
【００１２】図４は、アルミ製のスペーサー本体９の場
合の実施例で、筒状体の内部には乾燥剤１０が充填され
ており、筒状体に設けた通気穴（省略）を通して枠体５
の通気用穴７に連通している。格子３への取り付け及び
複層ガラスの組み立ては、前記の紐状スペーサーと実質
的に同じである。
合の実施例で、筒状体の内部には乾燥剤１０が充填され
ており、筒状体に設けた通気穴（省略）を通して枠体５
の通気用穴７に連通している。格子３への取り付け及び
複層ガラスの組み立ては、前記の紐状スペーサーと実質
的に同じである。
【００１３】なお、図示は省略したが枠体５への格子３
の取り付けはネジ以外の手段であってもよいし、格子３
の固定位置の調整を容易にするために枠体５の通気用穴
を長穴にし、この穴の範囲内で格子３の位置を調整でき
るようにしてもよい。
の取り付けはネジ以外の手段であってもよいし、格子３
の固定位置の調整を容易にするために枠体５の通気用穴
を長穴にし、この穴の範囲内で格子３の位置を調整でき
るようにしてもよい。
【００１４】
【考案の効果】本考案によれば、枠体５をスペーサー本
体から分離した状態で格子等の装飾部材に取り付けでき
るので、その作業が効率的にできると同時に、スペーサ
ー本体をこの枠体に事前に一体に取り付けした後に複層
ガラスを組み立てるので、ガラス板の間にスペーサー付
きの格子を挿入して両側から押圧するだけで複層ガラス
化できる。更に、スペーサー本体と枠体とは一体となっ
ているので、これらの間に隙間は一切生じない。更にま
た、スペーサー本体を事前に枠体の周囲に係止手段を利
用して取りつけてことにより、枠体とスペーサー本体と
の位置整合が極めて正確かつ容易にできる。
体から分離した状態で格子等の装飾部材に取り付けでき
るので、その作業が効率的にできると同時に、スペーサ
ー本体をこの枠体に事前に一体に取り付けした後に複層
ガラスを組み立てるので、ガラス板の間にスペーサー付
きの格子を挿入して両側から押圧するだけで複層ガラス
化できる。更に、スペーサー本体と枠体とは一体となっ
ているので、これらの間に隙間は一切生じない。更にま
た、スペーサー本体を事前に枠体の周囲に係止手段を利
用して取りつけてことにより、枠体とスペーサー本体と
の位置整合が極めて正確かつ容易にできる。
【図１】本考案に係るスペーサーを用いた複層ガラスの
図２のＡ−Ａ断面図
図２のＡ−Ａ断面図
【図２】本考案に係るスペーサーを用いた複層ガラスの
斜視図
斜視図
【図３】本考案に係るスペーサーの展開図
【図４】本考案の他の実施例を示す断面図
Claims (2)
- 【請求項１】格子等の装飾部材入り複層ガラス用のスペ
ーサーであって、乾燥剤を内有するスペーサー本体と前
記装飾部材を取り付け固定するための枠体とからなり、
スペーサー本体はこの枠体の外側に係止されて一体をな
し、かつ枠体の要部にスペーサー本体中の乾燥剤がこの
枠体を通して吸湿するための通気用穴を設けた複層ガラ
ス用のスペーサー。 - 【請求項２】複数枚のガラス板がスペーサーを介して隔
置されて前記ガラス板間に中空層が形成され、該中空層
に格子等の装飾部材が配置された複層ガラスであって、
前記スペーサーは、乾燥剤を内有するスペーサー本体と
前記装飾部材を取り付け固定するための枠体とからな
り、スペーサー本体はこの枠体の外側に係止されて一体
をなし、かつ枠体の要部にスペーサー本体中の乾燥剤が
この枠体を通して吸湿するための通気用穴が設けられて
おり、前記枠体が中空層側に配されるように前記スペー
サーが複数枚のガラス板間に介在されていることを特徴
とする複層ガラス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993045885U JP2593674Y2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 複層ガラス用のスペーサーおよびこれを用いた複層ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993045885U JP2593674Y2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 複層ガラス用のスペーサーおよびこれを用いた複層ガラス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0711685U JPH0711685U (ja) | 1995-02-21 |
| JP2593674Y2 true JP2593674Y2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=12731699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993045885U Expired - Lifetime JP2593674Y2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 複層ガラス用のスペーサーおよびこれを用いた複層ガラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2593674Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2626496A1 (en) * | 2012-02-10 | 2013-08-14 | Technoform Glass Insulation Holding GmbH | Spacer profile for a spacer frame for an insulating glass unit with interspace elements and insulating glass unit |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP1993045885U patent/JP2593674Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0711685U (ja) | 1995-02-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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