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JP2021009009A - 給気システム - Google Patents

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JP2021009009A
JP2021009009A JP2019124252A JP2019124252A JP2021009009A JP 2021009009 A JP2021009009 A JP 2021009009A JP 2019124252 A JP2019124252 A JP 2019124252A JP 2019124252 A JP2019124252 A JP 2019124252A JP 2021009009 A JP2021009009 A JP 2021009009A
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JP2019124252A
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馬杉 卓弥
Takuya Masugi
卓弥 馬杉
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】対象室の内部に対する外部空気の流入による負荷の増大化を抑制して、省エネルギー化を図ること。【解決手段】店舗(対象室)1の内部に外部空気を供給する給気装置40を備え、店舗1の内部と外部との差圧に応じて給気装置40を駆動させる給気システムであって、給気装置40は、外部空気の温度を調整する温度調整ユニット(45,46)を備えている。また給気装置40は、外部空気を店舗1の内部に吹き出させる給気口43が、店舗1の内部空気の空気調節を行う空調装置10の近傍に配設されていることが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、給気システムに関するものである。
従来、例えば店舗のような室には、排気手段及び給気システムが設けられている。排気手段は、店舗の内部空気を外部に排出するものである。給気システムは、給気手段と差圧検知手段とを備えている。給気手段は、店舗の内部に外部空気を供給するものである。差圧検知手段は、店舗の内部と外部との差圧を検知するものである。
このような給気システムでは、差圧検知手段の検知結果により、店舗の内部の圧力が店舗の外部の圧力(大気圧)と同等になるよう、若しくは店舗の内部の圧力が店舗の外部の圧力(大気圧)よりも大きくなるよう、給気手段を駆動させている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−153441号公報
ところで、上述した給気システムにおいて、給気手段により外部空気を店舗の内部に吹き出させる給気口は任意の個所に設置することができる。そのため、外部空気が店舗の内部に吹き出されることにより、外部空気のエンタルピが店舗の内部に流入され、店舗の内部空気の空気調節を行う空調装置や、店舗の内部に配設されたショーケース等の商品収納装置の負荷の増大化を招来し、結果的に、消費エネルギーが増大する虞れがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、対象室の内部に対する外部空気の流入による負荷の増大化を抑制して、省エネルギー化を図ることができる給気システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る給気システムは、対象室の内部に外部空気を供給する給気手段を備え、前記対象室の内部と外部との差圧に応じて前記給気手段を駆動させる給気システムであって、前記給気手段は、前記外部空気の温度を調整する温度調整ユニットを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記給気システムにおいて、前記給気手段は、前記外部空気を前記対象室の内部に吹き出させる給気口が、前記対象室の内部空気の空気調節を行う空調装置の近傍に配設されたことを特徴とする。
また本発明は、上記給気システムにおいて、前記対象室には、該対象室の内部空気を外部に排出する排気手段が設けられており、前記排気手段による前記対象室の内部空気を導入する導入口の近傍に、前記対象室の外部空気を吹き出させる補助給気手段を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記給気システムにおいて、前記補助給気手段は、前記対象室の外部空気を吹き出させる補助給気口が、前記対象室の内部空気の空気調節を行う空調装置の空気吹出口よりも前記導入口に近接する態様で配設されたことを特徴とする。
本発明によれば、対象室の内部に外部空気を供給する給気手段が、外部空気の温度を調整する温度調整ユニットを備えているので、対象室における各機器の熱負荷を減少させることができ、対象室の内部に対する外部空気の流入による負荷の増大化を抑制して、省エネルギー化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である給気システムを模式的に示す模式図である。 図2は、図1に示した四方弁が第1送出状態となる場合を示す模式図である。 図3は、図1に示した四方弁が第2送出状態となる場合を示す模式図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る給気システムの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である給気システムを模式的に示す模式図である。ここで例示する給気システムは、例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗1を対象室とするものである。かかる店舗1には、空調装置10及び排気装置(排気手段)20が設けられている。
空調装置10は、店舗1の内部(以下、店内ともいう)の空気(以下、内部空気ともいう)の温度・湿度や清浄度などを調節し、快適な状態に保つものであり、空調室内機11を備えている。空調室内機11は、店内の天井等に設置されており、店舗1の外部(以下、店外ともいう)に設置された空調室外機12と冷媒管路13を通じて接続されている。このような空調装置10では、空調室内機11と空調室外機12との間で冷媒が、圧縮、凝縮、断熱膨張及び蒸発を繰り返しながら循環することにより、内部空気の温度等を調整している。尚、ここでは、空調装置10は、内部空気を冷却するものであり、空調室内機11には、複数(例えば4つ)の空気吹出口11aが設けられている。
また上記店舗1には、図には明示しないが、外壁2の一部には顧客等のための出入口が形成されており、店内には、食物の調理を行う調理領域や、例えばショーケース等の商品収納装置が設置されている。
排気装置20は、排気流路21を備えている。排気流路21は、店内と店外とを連通する態様で設けられており、その途中に排気ファン22が配設されている。排気ファン22は、店舗1の換気や臭気等の排出を目的として店舗1に設置された操作部(図示せず)が操作されることにより、駆動するものである。このような排気装置20は、排気ファン22が駆動する場合に、排気流路21の導入口23より内部空気を導入し、排気流路21を通過させた後に店外に排出させるものである。
尚、上記排気装置20は、店内と店外とを連通する排気流路21を備えるものとして説明したが、排気装置20は、店舗(対象室)1の外壁2に形成された排気孔に対し、換気扇と称される排気ファンを設置して構成されるものであってもよい。この場合、排気孔における店内を臨む開口が導入口となり、排気ファンの駆動により、導入口より内部空気を導入し、店外に排出することになる。
給気システムは、差圧検知装置30、給気装置(給気手段)40、補助給気装置(補助給気手段)50及び制御部60を備えて構成されている。
差圧検知装置30は、差圧検知用ダクト31及び差圧検知部32を備えている。差圧検知用ダクト31は、店内と店外とを連通する態様で設置されている。この差圧検知用ダクト31は、一端の開口33が店内を臨み、他端の開口34が店外を臨んでいる。かかる差圧検知用ダクト31は、自身の軸方向に沿って空気を流通させるものである。
差圧検知部32は、差圧検知用ダクト31の任意の個所に配設してあり、店内と店外との差圧を検知するものである。この差圧検知部32は、検知結果を差圧信号として制御部60に与えるものである。
給気装置40は、給気流路41を備えている。給気流路41は、店内と店外とを連通する態様で設けられており、一端が店外を臨んで外気導入口42が設けられており、他端が店内を臨んで給気口43が設けられている。また給気流路41において、その途中に給気ファン44及び室内熱交換器45が配設されている。給気ファン44は、制御部60から与えられる指令に応じて駆動するものである。
このような給気装置40は、給気ファン44が駆動する場合に、外気導入口42より外部空気を導入し、給気流路41を通過させた後に給気口43より店内に吹き出させるものである。そして、給気装置40においては、給気口43は、空調装置10の近傍、より詳細には、空調装置10を構成する空調室内機11の近傍に配設されている。
室内熱交換器45は、給気流路41において、給気ファン44の下流側、すなわち給気ファン44よりも給気口43に近接した個所に設けられている。この室内熱交換器45は、店外に設置された室外機46と冷媒流路47を通じて接続されている。
室外機46は、圧縮機46a、室外熱交換器46b、膨張機構46c及び四方弁46dを備えている。圧縮機46aは、冷媒を圧縮して高温高圧の状態で吐出するものである。室外熱交換器46bは、通過する冷媒と周囲空気とを熱交換させるものである。膨張機構46cは、通過する冷媒を断熱膨張させて低温低圧の状態にさせるものである。
四方弁46dは、図2に示すように、圧縮機46aで圧縮された冷媒を室外熱交換器46bに送出するとともに、室内熱交換器45を通過した冷媒を圧縮機46aに送出する第1送出状態と、図3に示すように、圧縮機46aで圧縮された冷媒を室内熱交換器45に送出するとともに、室外熱交換器46bを通過した冷媒を圧縮機46aに送出する第2送出状態とのいずれかに切り替わる切替手段である。
四方弁46dが第1送出状態となる場合、圧縮機46aで圧縮された冷媒は、室外熱交換器46b、膨張機構46c及び室内熱交換器45の順に循環する。つまり、圧縮機46aで圧縮された冷媒は、室外熱交換器46bで周囲空気と熱交換を行って凝縮し、膨張機構46cで断熱膨張して低温低圧の状態となり、室内熱交換器45で給気流路41を通過する外部空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、給気流路41を通過する外部空気が冷却される。
一方、四方弁46dが第2送出状態となる場合、圧縮機46aで圧縮された冷媒は、室内熱交換器45、膨張機構46c及び室外熱交換器46bの順に循環する。つまり、圧縮機46aで圧縮された冷媒は、室内熱交換器45で給気流路41を通過する外部空気と熱交換を行って凝縮し、膨張機構46cで断熱膨張して低温低圧の状態となり、室外熱交換器46bで周囲空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、給気流路41を通過する外部空気が加熱される。
このように室内熱交換器45は、室外機46とともに、外部空気の温度を調整する温度調整ユニットを構成している。
補助給気装置50は、補助給気流路51を備えている。補助給気流路51は、店内と店外とを連通する態様で設けられており、一端が店外を臨んで補助導入口52が設けられており、他端が店内を臨んで補助給気口53が設けられている。また補助給気流路51において、その途中に補助給気ファン54が配設されている。補助給気ファン54は、制御部60から与えられる指令に応じて駆動するものである。
このような補助給気装置50は、補助給気ファン54が駆動する場合に、補助導入口52より外部空気を導入し、補助給気流路51を通過させた後に補助給気口53より店内に吹き出させるものである。そして、補助給気装置50においては、補助給気口53は、排気装置20の導入口23の近傍に配設されている。
制御部60は、図示せぬ記憶部に記憶されたプログラムやデータにしたがって給気システムの各部の動作を統括的に制御するものである。より詳細には、制御部60は、差圧検知部32から与えられた差圧信号により、店内の圧力が店外の圧力(大気圧)と同等となるよう、あるいは店内の圧力が店外の圧力よりも大きくなるよう、給気装置40(給気ファン44、圧縮機46a、四方弁46d)及び補助給気装置50(補助給気ファン54)を駆動させるものである。
尚、制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
以上のような構成を有する給気システムにおいては、店舗1の外部空気が内部空気よりも温度が高くて排気装置20が駆動している条件下にて、制御部60が、差圧検知部32から与えられた差圧信号により、店内の圧力が店外の圧力(大気圧)と同等となるよう、あるいは店内の圧力が店外の圧力よりも大きくなるよう、給気ファン44及び補助給気ファン54を駆動させることにより、外気導入口42より導入された店外の外部空気は給気流路41を通過し、補助導入口52より導入された店外の外部空気は補助給気流路51を通過する。
また制御部60は、四方弁46dを第1送出状態にさせつつ圧縮機46aを駆動させる。これにより給気流路41を通過する外部空気は、室内熱交換器45の周囲を通過する際に該室内熱交換器45を通過する冷媒と熱交換を行って冷却される。このとき外部空気に含有される水分の一部が結露し、給気流路41を通過する外部空気は、冷却されるとともに除湿され、その後に給気口43より店内に吹き出される。
本実施の形態である給気システムによれば、給気口43から店内に吹き出される外部空気は、冷却されるとともに除湿されることで、店内へのエンタルピの流入量を低減することができ、空調装置10による空調の熱負荷、並びに商品収納装置による熱負荷を減少させることができる。その結果、店内に対する外部空気の流入による負荷の増大化を抑制して、省エネルギー化を図ることができる。
また補助給気口53が、空調装置10の空気吹出口11aよりも導入口23に近接する態様で配設されているので、補助給気口53より吹き出された外部空気は、その大部分が店内を循環することなく、導入口23を通じて排気流路21に導入されて店外に排出される。つまり、補助給気装置50を通じて店内に吹き出され、該店内を循環する空気量を低減させることができ、店内における外部空気の侵入量を低減することができる。
よって、本発明の実施の形態である給気システムによれば、店内における外部空気の侵入量を低減することができるので、外部空気のエンタルピの流入量を低減することができる。これにより、内部空気の安定化を図ることができ、空調装置10による空調の熱負荷、並びに商品収納装置による熱負荷を減少させることができる。具体的には、外部空気の侵入削減量に、外部空気と内部空気とのエンタルピ差を乗算した分だけ空調の熱負荷を減少させることができるとともに、商品収納装置が冷却運転時に巻き込んでしまう巻き込み量の削減量に、外部空気と内部空気とのエンタルピ差を乗算した分だけ熱負荷を減少させることができる。その結果、店内に対する外部空気の流入による負荷の増大化を抑制して、省エネルギー化を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、給気システムが補助給気装置50を備えていたが、本発明においては、給気システムが補助給気手段を備えていなくてもよい。
上述した実施の形態では、店舗1の外部空気が内部空気よりも温度が高いものとして説明したが、外部空気が内部空気よりも温度が低い場合、制御部60は、四方弁46dを第2送出状態にさせつつ圧縮機46aを駆動させることにより、給気流路41を通過する外部空気を室内熱交換器45で加熱すればよい。これによっても、空調装置10の空調の熱負荷等を低減でき、店内に対する外部空気の流入による負荷の増大化を抑制して、省エネルギー化を図ることができる。
上述した実施の形態では特に言及していないが、本発明においては、給気装置(給気手段)40と補助給気装置(補助給気手段)50とを同時に駆動する必要はない。店舗1の環境に応じて、給気装置40及び補助給気装置50を個別に駆動及び駆動停止させるようにすることができる。例えば、温度の変化が小さく給気が少ない場合に補助給気装置50のみが駆動するようにし、給気温度を下げて給気が少ない場合に給気装置40のみが駆動するようにしてもよく、給気量と温度とにより駆動形態を変更するようにしてもよい。
1…店舗、10…空調装置、11…空調室内機、11a…空気吹出口、12…空調室外機、13…冷媒管路、20…排気装置、21…排気流路、22…排気ファン、23…導入口、30…差圧検知装置、31…差圧検知用ダクト、32…差圧検知部、40…給気装置、41…給気流路、42…外気導入口、43…給気口、44…給気ファン、45…室内熱交換器、46…室外機、46a…圧縮機、46b…室外熱交換器、46c…膨張機構、46d…四方弁、50…補助給気装置、51…補助給気流路、52…補助導入口、53…補助給気口、54…補助給気ファン、60…制御部。

Claims (4)

  1. 対象室の内部に外部空気を供給する給気手段を備え、前記対象室の内部と外部との差圧に応じて前記給気手段を駆動させる給気システムであって、
    前記給気手段は、前記外部空気の温度を調整する温度調整ユニットを備えたことを特徴とする給気システム。
  2. 前記給気手段は、前記外部空気を前記対象室の内部に吹き出させる給気口が、前記対象室の内部空気の空気調節を行う空調装置の近傍に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の給気システム。
  3. 前記対象室には、該対象室の内部空気を外部に排出する排気手段が設けられており、
    前記排気手段による前記対象室の内部空気を導入する導入口の近傍に、前記対象室の外部空気を吹き出させる補助給気手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給気システム。
  4. 前記補助給気手段は、前記対象室の外部空気を吹き出させる補助給気口が、前記対象室の内部空気の空気調節を行う空調装置の空気吹出口よりも前記導入口に近接する態様で配設されたことを特徴とする請求項3に記載の給気システム。
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