JP2019535751A - 抗がん作用を有する化合物およびその製造方法ならびにその使用 - Google Patents
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Abstract
Description
(ただし、
XはO、SおよびNR9から選択され、
Aは(CH2)eN(R7)C(O)N(R8)(CH2)fおよびCH2C(O)NR7から選択され、eおよびfは独立して0または1であり、これらそれぞれの基の左端がR3およびR4で置換される環に結合しており、
Lは−[Cm(O)(Z)n(NH)q]−であり、m、qはそれぞれ0または1であり、nは0〜11、pは0〜8であり、Zは−CR10−、−CR10−O−CR10−、−S−S−、−CR10=CR10−、−CR10≡CR10−、−Ar、−CO−NH−および−N=CR10−から任意に選択される1個の基または複数の基が従来の方法で結合したものであり、
R1およびR2は水素基、アルコキシ基、アルコキシアルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アリールオキシ基、アリールオキシアルキル基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基、ヘテロシクリル基、ヘテロサイクリックアルケニル基、ヘテロサイクリックアルコキシ基、ヘテロサイクリックアルキル基、ヘテロサイクリックオキシアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、(NRaRb)アルコキシ基、(NRaRb)アルケニル基、(NRaRb)アルキル基、(NRaRb)カルボニルメチル基および(NRaRb)カルボニルアルキル基から独立して選択され、
R3およびR4は水素基、アルコキシ基、アルキル基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択され、
R5およびR6は水素基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシカルボニル、アルキル基、アリールオキシ基、アリールアルキル基、カルボキシル、シアノ基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、ニトロ基および−NRcRdから独立して選択され、
R7およびR8は水素基およびアルキル基から独立して選択され、
R9は水素基、アルケニル基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、ヘテロシクリルアルキル基、ヒドロキシアルキル基および(NRaRb)アルキル基から選択され、
R10は水素基、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルケノキシ基、ニトロ基、ハロゲン基、第一級アミノ基、第二級アミノ基および第三級アミノ基から独立して選択され、
R11は水素基、ヒドロキシ基、アミノ基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され、
RaおよびRbは水素基、アルキル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ハロアルキルスルホニル基およびヘテロサイクリックスルホニル基から独立して選択され、
RcおよびRdは水素基、アルキル基、アルキルカルボニル基、アリール基、アリールアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、ヘテロシクリル基およびヘテロサイクリックアルキル基から独立して選択される。)
先ずポリペプチド(反応物1)とベンジル基からなる保護基を有するL(反応物2)を触媒および縮合剤の存在下で反応させ、保護基を有する中間体化合物1を得て、当該中間体化合物1をさらに極性溶媒中で接触水素化して保護基をはずして中間体化合物2を得る。
XはO、SおよびNR9から選択され、
Aは(CH2)eN(R7)C(O)N(R8)(CH2)fおよびCH2C(O)NR7から選択され、eおよびfは独立して0または1であり、これらそれぞれの基の左端がR3およびR4で置換される環に結合しており、
Lは−[Cm(O)(Z)n(NH)q]−であり、m、qはそれぞれ0または1であり、nは0〜11、pは0〜8であり、Zは−CR10−、−CR10−O−CR10−、−S−S−、−CR10=CR10−、−CR10≡CR10−、−Ar、−CO−NH−および−N=CR10−から任意に選択される1個の基または複数の基が従来の方法で結合したものであり、
R1およびR2は水素基、アルコキシ基、アルコキシアルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アリールオキシ基、アリールオキシアルキル基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基、ヘテロシクリル基、ヘテロサイクリックアルケニル基、ヘテロサイクリックアルコキシ基、ヘテロサイクリックアルキル基、ヘテロサイクリックオキシアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、(NRaRb)アルコキシ基、(NRaRb)アルケニル基、(NRaRb)アルキル基、(NRaRb)カルボニルメチル基および(NRaRb)カルボニルアルキル基から独立して選択され、
R3およびR4は水素基、アルコキシ基、アルキル基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択され、
R5およびR6は水素基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシカルボニル、アルキル基、アリールオキシ基、アリールアルキル基、カルボキシル、シアノ基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、ニトロ基および−NRcRdから独立して選択され、
R7およびR8は水素基およびアルキル基から独立して選択され、
R9は水素基、アルケニル基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、ヘテロシクリルアルキル基、ヒドロキシアルキル基および(NRaRb)アルキル基から選択され、
R10は水素基、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルケノキシ基、ニトロ基、ハロゲン基、第一級アミノ基、第二級アミノ基および第三級アミノ基から独立して選択され、
RaおよびRbは水素基、アルキル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ハロアルキルスルホニル基およびヘテロサイクリックスルホニル基から独立して選択され、
RcおよびRdは水素基、アルキル基、アルキルカルボニル基、アリール基、アリールアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、ヘテロシクリル基およびヘテロサイクリックアルキル基から独立して選択される。
(実施例1:中間体化合物3の製造)
1−N Boc Linifanib 760mg(1.6mmol)、HOBT 324mg(2.4mmol)、EDCI 460mg(2.4mmol)を秤量して50mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に市販中間体化合物2 Asp(Boc)−Glu(OtBu)−(OtBu) 912mg(1.92mmol)を加え、最後にDIPEA 516mg(4.0mmol)を加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=0:1〜100:1)に付し、近似白色の固体粉末498mgを得て、収率は33.4%である。
実施例1で調製した中間体化合物3 354mg(0.38mmol)を秤量して20mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して20〜24h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に40mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて赤褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、近似白色の固体粉末88mgを得て、収率は37.2%である。HPLC純度:94.1%(214nm)、94.8%(254nm)。MS(ESI):m/z 620.0 [M+1]+
(実施例3:中間体化合物3の製造)
1−N Boc Linifanib 760mg(1.6mmol)、HOBT 324mg(2.4mmol)、EDCI 460mg(2.4mmol)を秤量して50mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に市販中間体化合物2 Asp(Boc)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−(OtBu) 1978mg(1.92mmol)を加え、最後にDIPEA 516mg(4.0mmol)を加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=0:1〜100:1)に付し、近似白色の固体粉末588mgを得て、収率は24.7%である。
実施例3で調製した中間体化合物3 565mg(0.38mmol)を秤量して20mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して20〜24h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に40mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて赤褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、近似白色の固体粉末129mgを得て、収率は33.8%である。HPLC純度:95.9%(214nm)、96.5%(254nm)。MS(ESI):m/z 1007.0 [M+1]+
(実施例5:中間体化合物3の製造)
1−N Boc Linifanib 760mg(1.6mmol)、HOBT 324mg(2.4mmol)、EDCI 460mg(2.4mmol)を秤量して50mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に市販中間体化合物2 Asp(Boc)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−(OtBu) 3756mg(1.92mmol)を加え、最後にDIPEA 516mg(4.0mmol)を加える。加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=0:1〜100:1)に付し、近似白色の固体粉末834mgを得て、収率は21.6%である。
実施例5で調製した中間体化合物3 917mg(0.38mmol)を秤量して20mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して20〜24h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に40mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて赤褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、近似白色の固体粉末203mgを得て、収率は32.4%である。HPLC 純度:92.5%(214nm)、94.1%(254nm)。MS(ESI):m/z 1652.0 [M+1]+
(実施例7:中間体化合物1の製造)
ベンジル−(6−アミノ)ヘキサンエステル塩酸塩304mg(1.18mmol)、HOBT 238mg(1.76mmol)、EDCI 192mg(1.76mmol)を秤量して50mlのジクロロメタンに溶かし、室温で溶かすまで撹拌する。反応温度を20〜40℃に制御して徐々にAsp(Boc)−Glu(OtBu)−(OtBu) 584mg(1.23mmol)を加える。加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して4h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/アセトン=10:1〜2:1)に付し、黄色の固体粉末338mgを得て、収率は42.3%ある。
実施例7で調製した中間体化合物1 285mg(0.42mmol)を秤量し、60mlの無水メタノールに溶かし、窒素保護下で10%Pd/C 25mgを加え、水素ガスを通して3回の置換を行い、水素雰囲気下で2MPa、20〜65℃に制御して6〜12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。窒素保護下で、反応液をろ過し、パラジウム炭素を回収する。ろ液を低温で濃縮させて黄褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、淡黄色の固体粉末115mgを得て、収率は46.6%である。
1−N Boc Linifanib 760mg(1.6mmol)、HOBT 324mg(2.4mmol)、EDCI 460mg(2.4mmol)を秤量して50mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に実施例8で調製した中間体化合物2 1129mg(1.92mmol)を加え、最後にDIPEA 516mg(4.0mmol)を加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=0:1〜100:1)に付し、近似白色の固体粉末579mgを得て、収率は34.6%である。
実施例9で調製した中間体化合物3 658mg(0.63mmol)を秤量して20mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して20〜24h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に40mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて赤褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、近似白色の固体粉末183mgを得て、収率は39.7%である。HPLC純度:98.67%(214nm)、98.87%(254nm)。MS(ESI):m/z 733.0 [M+1]+
(実施例11:中間体化合物1の製造)
ベンジル−(6−アミノ)ヘキサンエステル塩酸塩304mg(1.18mmol)、HOBT 238mg(1.76mmol)、EDCI 192mg(1.76mmol)を秤量して50mlのジクロロメタンに溶かし、室温で溶かすまで撹拌する。反応温度を20〜40℃に制御して徐々にAsp(Boc)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−(OtBu) 1267mg(1.23mmol)を加え、加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して4h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/アセトン=10:1〜2:1)に付し、黄色の固体粉末544を得て、収率は37.4%ある。
実施例11で調製した中間体化合物1 518mg(0.42mmol)を秤量し、60mlの無水メタノールに溶かし、窒素保護下で10%Pd/C 25mgを加え、水素ガスを通して3回の置換を行い、水素雰囲気下で2MPa、20〜65℃に制御して6〜12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。窒素保護下で、反応液をろ過し、パラジウム炭素を回収する。ろ液を低温で濃縮させて黄褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、淡黄色の固体粉末244mgを得て、収率は50.8%である。
1−N Boc Linifanib 760mg(1.6mmol)、HOBT 324mg(2.4mmol)、EDCI 460mg(2.4mmol)を秤量して50mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5 h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に実施例12で調製した中間体化合物2 2195mg(1.92mmol)を加え、最後にDIPEA 516mg(4.0mmol)を加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=0:1〜100:1)に付し、近似白色の固体粉末724mgを得て、収率は28.3%である。
実施例13で調製した中間体化合物3 1008mg(0.63mmol)を秤量して20mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して20〜24h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に40mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて赤褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、近似白色の固体粉末237mgを得て、収率は33.6%である。HPLC純度:98.4%(214nm)、99.1%(254nm)。MS(ESI):m/z 1120.0 [M+1]+
(実施例15:中間体化合物1の製造)
ベンジル−(6−アミノ)ヘキサンエステル塩酸塩304mg(1.18mmol)、HOBT 238mg(1.76mmol)、EDCI 192mg(1.76mmol)を秤量して50mlのジクロロメタンに溶かし、室温で溶かすまで撹拌する。反応温度を20〜40℃に制御して徐々にAsp(Boc)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−(OtBu) 2406mg(1.23mmol)を加え、加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して4h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/アセトン=10:1〜2:1)に付し、黄色の固体粉末724を得て、収率は28.4%ある。
実施例15で調製した中間体化合物1 907mg(0.42mmol)を秤量し、60mlの無水メタノールに溶かし、窒素保護下で10%Pd/C 25mgを加え、水素ガスを通して3回の置換を行い、水素雰囲気下で2MPa、20〜65℃に制御して6〜12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。窒素保護下で、反応液をろ過し、パラジウム炭素を回収する。ろ液を低温で濃縮させて黄褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、淡黄色の固体粉末357mgを得て、収率は41.1%である。
1−N Boc Linifanib 760mg(1.6mmol)、HOBT 324mg(2.4mmol)、EDCI 460mg(2.4mmol)を秤量して250mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に実施例16で調製した中間体化合物2 3972mg(1.92mmol)を加え、最後にDIPEA 516mg(4.0mmol)を加える。加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=0:1〜100:1)に付し、近似白色の固体粉末910mgを得て、収率は22.5%である。
実施例17で調製した中間体化合物3 1592mg(0.63mmol)を秤量して60mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して20〜24h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に40mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて赤褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、近似白色の固体粉末255mgを得て、収率は22.9%である。HPLC純度:96.5%(214nm)、97.7%(254nm)。MS(ESI):m/z 1765.0 [M+1]+
(実施例19:中間体化合物1の製造)
ベンジル−(12−アミノ)ドデカン酸エステル塩酸塩404mg(1.18mmol)、HOBT 238mg(1.76mmol)、EDCI 192mg(1.76mmol)を秤量して50mlのジクロロメタンに溶かし、室温で溶かすまで撹拌する。反応温度を20〜40℃に制御して徐々にAsp(Boc)−Glu(OtBu)−(OtBu) 584mg(1.23mmol)を加える。加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して4h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/アセトン=10:1〜2:1)に付し、黄色の固体粉末320mgを得て、収率は35.6%ある。
実施例19で調製した中間体化合物1 2614mg(3.43mmol)を秤量し、100mlの無水メタノールに溶かし、窒素保護下で10%Pd/C 50mgを加え、水素ガスを通して3回の置換を行い、水素雰囲気下で2MPa、20〜65℃に制御して6〜12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。窒素保護下で、反応液をろ過し、パラジウム炭素を回収する。ろ液を低温で濃縮させて黄褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、淡黄色の固体粉末1293mgを得て、収率は56.1%である。
1−N Boc Linifanib 760mg(1.6mmol)、HOBT 324mg(2.4mmol)、EDCI 460mg(2.4mmol)を秤量して50mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に実施例20で調製した中間体化合物2 1098mg(1.92mmol)を加え、最後にDIPEA 516mg(4.0mmol)を加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=0:1〜100:1)に付し、近似白色の固体粉末511mgを得て、収率は28.3%である。
実施例21で調製した中間体化合物3 711mg(0.63mmol)を秤量して20mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して20〜24h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に40mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて赤褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、近似白色の固体粉末193mgを得て、収率は37.4%である。HPLC純度:94.73%(214nm)、98.57%(254nm)。MS(ESI):m/z 817.1 [M+1]+
(実施例23:中間体化合物1の製造)
ベンジル−(12−アミノ)ドデカン酸エステル塩酸塩404mg(1.18mmol)、HOBT 238mg(1.76mmol)、EDCI 192mg(1.76mmol)を秤量して250mlのジクロロメタンに溶かし、室温で溶かすまで撹拌する。反応温度を20〜40℃に制御して徐々にAsp(Boc)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−(OtBu) 1267mg(1.23mmol)を加え、加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して4h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/アセトン=10:1〜2:1)に付し、黄色の固体粉末553mgを得て、収率は35.6%ある。
実施例23で調製した中間体化合物1 4000mg(3.0mmol)を秤量し、100mlの無水メタノールに溶かし、窒素保護下で10%Pd/C 50mgを加え、水素ガスを通して3回の置換を行い、水素雰囲気下で2MPa、20〜65℃に制御して6〜12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。窒素保護下で、反応液をろ過し、パラジウム炭素を回収する。ろ液を低温で濃縮させて黄褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、淡黄色の固体粉末1595mgを得て、収率は42.8%である。1H NMR(CDCl3)δ1.27(brs,14H),1.46〜1.47(m,54H),1.65〜1.85(m,8H),2.34〜2.35(brs,16H),3.06〜3.36(brs,2H),4.46−4.52(m,5H),6.31(brs,1H,−NH−C=O),6.68(brs,1H,−NH−C=O),6.91(brs,2H,−NH−C=O),7.19(brs,1H,−NH−C=O),7.54(brs,1H,−NH−C=O)。13CNMR(CDCl3)δ192.97,190.34,173.02,172.22,172.00,171.81,171.22,171.08,170.76,82.42,82.27,82.08,82.02,80.64,80.53,52.35,51.83,51.44,39.84,33.79,32.52,32.15,31.61,31.11,29.26,29.11,28.97,28.92,28.86,28.78,28.71,28.48,28.33,28.10,28.01,27.98,27.76,27.65,26.68,24.61,12.10。
1−N Boc Linifanib 760mg(1.6mmol)、HOBT 324mg(2.4mmol)、EDCI 460mg(2.4mmol)を秤量して250mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に実施例24で調製した中間体化合物2 2340mg(1.9mmol)を加え、最後にDIPEA 516mg(4.0mmol)を加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=0:1〜100:1)に付し、近似白色の固体粉末882mgを得て、収率は32.7%である。
実施例25で調製した中間体化合物3 1062mg(0.63mmol)を秤量して60mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して20〜24h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に40mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて赤褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、近似白色の固体粉末240mgを得て、収率は31.7%である。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ:12.94(s,1H),9.40(s,1H),9.22(s,1H),8.67(s,1H),8.55(s,1H),8.16(s,1H),8.04−8.07(m,4H),7.44−7.48(m,3H),7.33−7.40(m,3H),7.10(m,1H),6.98−6.99(m,1H),6.795(m,1H),4.17(m,6H),2.99(m,5H),2.55(m,4H),1.76−2.27(m,25H),1.13−1.32(m,22H)。HPLC純度:99.831%(214nm)、98.242%(254nm)。MS(ESI):m/z 1204.5 [M+1]+
(実施例27:中間体化合物1の製造)
ベンジル−(12−アミノ)ドデカン酸エステル塩酸塩404mg(1.18mmol)、HOBT 238mg(1.76mmol)、EDCI 192mg(1.76mmol)を秤量して250mlのジクロロメタンに溶かし、室温で溶かすまで撹拌する。反応温度を20〜40℃に制御して徐々にAsp(Boc)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−Glu(OtBu)−(OtBu)2406mg(1.23mmol)を加える。加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して4h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlの ジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/アセトン=10:1〜2:1)に付し、黄色の固体粉末627mgを得て、収率は23.7%ある。
実施例27で調製した中間体化合物1 6732mg(3.0mmol)を秤量し、200mlの無水メタノールに溶かし、窒素保護下で10%Pd/C 50mgを加え、水素ガスを通して3回の置換を行い、水素雰囲気下で2MPa、20〜65℃に制御して6〜12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。窒素保護下で、反応液をろ過し、パラジウム炭素を回収する。ろ液を低温で濃縮させて黄褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、淡黄色の固体粉末2480mgを得て、収率は38.4%である。
1−N Boc Linifanib 760mg(1.6mmol)、HOBT 324mg(2.4mmol)、EDCI 460mg(2.4mmol)を秤量して250mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に実施例28で調製した中間体化合物2 4134mg(1.92mmol)を加え、最後にDIPEA 516mg(4.0mmol)を加える。加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に100mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに250mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離する。有機相をさらに150mlの飽和食塩水で洗浄し、分液し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=0:1〜100:1)に付し、近似白色の固体粉末777mgを得て、収率は18.6%である。
実施例29で調製した中間体化合物3 1645mg(0.63mmol)を秤量して60mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して20〜24h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に40mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて赤褐色油状物を得る。当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、近似白色の固体粉末379mgを得て、収率は32.5%である。HPLC純度:94.6%(214nm)、96.9%(254nm)。MS(ESI):m/z 1849.7 [M+1]+
(実施例31:代謝産物中間体Mcの製造)
Boc−L−アスパラギン酸1−ベンジルエステル137mg(0.42mmol)、HOBT 77.8mg(0.58mmol)、EDCI 110mg(0.58mmol)を秤量して10mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に1−N Boc Linifanib 181mg(0.38mmol)を加え、最後にDIPEA 124mg(0.96mmol)を加える。加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して4h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に50mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに100mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離して無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=1:0〜30:1)に付し、黄色油状物162mgを得て、収率は54.7%である。
実施例31で調製した中間体化合物Mc 226mg(0.29mmol)を秤量して20mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して1.5〜2h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する反応液に50mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて黄色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、黄色油状物118mgを得て、収率は70.4%である。
実施例32で調製した中間体化合物Md 336mg(0.58mmol)を秤量し、30mlの無水メタノールに溶かし、窒素保護下で10%Pd/C 25mgを加え、水素ガスを通して3回の置換を行い、水素雰囲気下で2MPa、20〜65℃に制御して6〜12h反応させ、(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。窒素保護下で、反応液をろ過し、パラジウム炭素を回収する。ろ液を低温で濃縮させて淡黄色油状物を得る当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、白色の固体粉末153mgを得て、収率は53.7%である。HPLC純度:94.6%(214nm)、97.3%(254nm)。MS(ESI):m/z 491.0 [M+1]+
(実施例34:代謝産物中間体Maの製造)
6−(BOC−アミノ)ヘキサン酸136mg(0.59mmol)、HOBT 107mg(0.8mmol)、EDCI 152mg(0.8mmol)を秤量して10mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に1−N Boc Linifanib 252mg(0.53mmol)を加え、最後にDIPEA 171mg(1.3mmol)を加える。加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して4h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に50mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに100mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離して無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=1:0〜30:1)に付し、黄色油状物167mgを得て、収率は45.8%である。
実施例34で調製した中間体化合物Ma 227mg(0.33mmol)を秤量して20mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して1.5〜2h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に50mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて赤褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、黄色油状物143mgを得て、収率は88.6%である。
Boc−L−アスパラギン酸1−ベンジルエステル137mg(0.42mmol)、HOBT 77.8mg(0.58mmol)、EDCI 110mg(0.58mmol)を秤量して10mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に実施例35で調製した中間体Mb 185mg(0.38mmol)を加え、最後にDIPEA 124mg(0.96mmol)を加える。加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して4h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に50mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに100mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離して無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=1:0〜30:1)に付し、黄色油状物106mgを得て、収率は35.2%である。
実施例36で調製した中間体化合物Mc 230mg(0.29mmol)を秤量して20mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して1.5〜2h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する反応液に50mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて黄色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、黄色油状物131mgを得て、収率は65.4%である。
実施例37で調製した中間体化合物Md 425mg(0.61mmol)を秤量し、30mlの無水メタノールに溶かし、窒素保護下で10%Pd/C 25mgを加え、水素ガスを通して3回の置換を行い、水素雰囲気下で2MPa、20〜65℃に制御して6〜12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。窒素保護下で、反応液をろ過し、パラジウム炭素を回収する。ろ液を低温で濃縮させて淡黄色油状物を得る当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、白色の固体粉末198mgを得て、収率は53.7%である。HPLC純度:95.8%(214nm)、99.5%(254nm)。MS(ESI):m/z 604.3 [M+1]+
(実施例39:代謝産物中間体Maの製造)
12−(BOC−アミノ)ドデカン酸186mg(0.59mmol)、HOBT 107mg(0.8mmol)、EDCI 152mg(0.8mmol)を秤量して10mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に1−N Boc Linifanib 252mg(0.53mmol)を加え、最後にDIPEA 171mg(1.3mmol)を加える。加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して4h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に50mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに100mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離して無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=1:0〜30:1)に付し、黄色油状物173mgを得て、収率は42.2%である。
実施例39で調製した中間体化合物Ma 255mg(0.33mmol)を秤量して20mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して1.5〜2h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に50mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて赤褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、黄色油状物155mgを得て、収率は82%である。
Boc−L−アスパラギン酸1−ベンジルエステル137mg(0.42mmol)、HOBT 77.8mg(0.58mmol)、EDCI 110mg(0.58mmol)を秤量して10mlのジクロロメタンに溶かし、撹拌して0.5h反応させ、反応温度を20〜40℃に制御して徐々に実施例40で調製した中間体Mb 220mg(0.38mg(を加え、最後にDIPEA 124mg(0.96mmol)を加え、加えた後、当該反応温度を維持して撹拌して4h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。反応液に50mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに100mlの脱イオン水で2回洗浄し、有機相を分離して無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて褐色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=1:0〜30:1)に付し、黄色油状物183mgを得て、収率は54.9%である。
実施例41で調製した中間体化合物Mc 250mg(0.29mmol)を秤量して20mlのジクロロメタンに溶かし、反応温度を−5〜5℃に制御して徐々にトリフルオロ酢酸3ml(0.04mmol)を加え、当該反応温度を維持して撹拌して1.5〜2h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する反応液に50mlのジクロロメタンを加えて希釈し、さらに120mlの脱イオン水で2回洗浄し、60mlの5%炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し、120mlの脱イオン水で2回洗浄する。有機相を分離し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ過除去し、ろ液を低温で濃縮させて黄色油状物を得る。当該油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、黄色油状物153mgを得て、収率は67.6%である。
実施例42で調製した中間体化合物Md 210mg(0.27mmol)を秤量し、30mlの無水メタノールに溶かし、窒素保護下で10%Pd/C 25mgを加え、水素ガスを通して3回の置換を行い、水素雰囲気下で2MPa、20〜65℃に制御して6〜12h反応させ、TLC(DCM/MeOH=40:1)によって反応が完了したかどうかを確認する。窒素保護下で、反応液をろ過し、パラジウム炭素を回収する。ろ液を低温で濃縮させて淡黄色油状物を得る当該油状物を分取クロマトグラフィーに付し、白色の固体粉末91mgを得て、収率は49.2%である。1H NMR(DMSO)δ:1.109−1.127(m,16H),1.234−1.352(m,2H),1.902−1.920(m,2H),2.278(s,3H),2.642−2.741(m,2H),2.993−3.040(m,2H),3.740−3,806(m,1H),6.796−6.808(m,1H),6.971−6.988(m,1H),7.089−7.118(m,1H),7.320−7.407(m,3H),7.453−7.505(m,3H),8.022−8.042(d,J=8Hz,1H),8.121−8.148(t,J=5.6Hz,1H),8.524(s,1H),9.219(s,1H),9.424(s,1H),12.956(s,1H)。HPLC純度:96.6%(214nm)、99.9%(254nm)。MS(ESI):m/z 688.4 [M+1]+
本発明は細胞増殖実験(Alamar Blue検出プラットフォーム)を通じて13個の化合物(化合物1−12およびLinifanib)について54株の市販腫瘍細胞株(26株の肝がん細胞株を含む)における半数阻害濃度(IC50値)を測定し、化合物1−12と活性薬物Linifanibの活性の相違点について考察する。
Thermo 311のCO2インキュベーター、Haierバイオセーフティキャビネット、Molecular Devicesマイクロプレートリーダー、XiangyiL 530の卓上低速遠心分離機、Olympus IX51の倒立型蛍光顕微鏡、DMEM、RPMI 1640、MEM、DMEM/F12 1:1培地、ウシ胎児血清、0.25%トリプシン溶液、リン酸塩緩衝液(サーモフィッシャー上海有限公司)、sigmaジメチルスルホキシド(DMSO)、レサズリンと、
54株の市販腫瘍細胞株(26株の肝がん細胞株を含む)。
2.1 異なる細胞株の培養
54株の細胞株をウシ胎児血清含有の培地で培養し、37℃、5%のCO2インキュベーターでインキュベートする。細胞は培養容器に接着した状態で増殖し、倒立型蛍光顕微鏡で成長の様子を観察し、細胞密集度が80%−90%に達したら継代培養を行う。継代の割合と数は実験ニーズに従い、今回の細胞株継代の培養割合は一般的に1:2〜1:3である。
細胞測定:対数増殖期にある54株の細胞株を使用し、500〜1X104/ウェル(予備実験において決定される各細胞株の最適な播種密度)の数に従って96ウェルの培養プレートに接種し、5%CO2を含有した加湿インキュベーターで37℃の条件で4h培養した後、各ウェルに10μLの化合物1−12または活性薬物Linifanibを加え、各化合物について9つの薬物濃度勾配を測定し(最高測定濃度を3.16倍勾配に希釈する)、各化合物の溶解度に基づく出発濃度はそれぞれ100または30μMである。且つ各細胞株を測定すると同時にQC参照化合物Doxorubicinを加え、その最終的な薬物濃度は順にそれぞれ10、3.16、1、0.31、0.1、0.03、0.01、0.003および0.001μMである。それと同時に陽性対照群(100%抑制)および陰性対照群(0%抑制)を設置し、薬物群は各濃度2ウェル繰り返し、陽性対照群および陰性対照群は6ウェル繰り返し、継続してインキュベーターで6日間培養した後、後続のAlamarBlue測定操作に入る。
3.1 13個の被験試薬(化合物1−12およびLinifanib)が54株の市販腫瘍細胞株におけるIC50をまとめた結果を表1および表2に示す。
本実施例は化合物8のラット血漿、でのインキュベーション安定性(化合物8が代謝されて中間体化合物12およびLinifanibを生成し、中間体化合物12はさらに代謝されてLinifanibを生成する)について考察し、且つ代謝産物の定量解析を行い、それと同時に陽性薬物でインキュベーションシステムの安定性を検証し、化合物の薬物形成特性の評価のために参照を提供することを目的とする。
計器:液体クロマトグラフ質量分析計、ABI
材料:SD系雄ラット(200−250 g)、北京維通利華
試料:陽性薬物とその代謝産物M1およびM2、化合物8とその代謝産物化合物12およびLinifanib。
実験動物
種類:SD系ラット;数量:2
性別:雄;体重:200−250g
1.動物の血を採取し、血液サンプルをEDTA抗凝固剤入りの採血管に入れ、4℃の条件下で、3000gで15min遠心し、血漿を分離し、2つの血液サンプルを等容量で混合する。
2.一定量の化合物8を秤量してDMSO:MeOH(2:8)に溶かし、純度換算により200μMの母液を調製し、血漿内に化合物を入れてその最終濃度が1μg/mLになるようにし、体系中の有機相の割合は0.5%以下である。
3.37℃の水浴でインキュベートし、採取時期を0、0.5、1、2、4、6、8hに設定する。各採取時期において100μLのサンプルを採取し、300μLのアセトニトリル(内標準物質を含む)を加えて沈殿処理を行い、12000rpmで5min遠心し、上澄液200μLを取ってLC−MS/MS分析に供する。
4.標準曲線を作成し、化合物8、化合物12およびLinifanibを定量的に測定する。
陽性薬物は予想通り時間の経過とともに血漿において代謝産物に代謝され、血漿体系が安定であり、後続の測定結果が信頼性あることを明らかにする。
[付記1]
式Iで表される構造を有する化合物、その薬学的に許容される塩、立体異性体、溶媒和物または結晶多形体と、薬学的に許容される担体とを含む薬物組成物。
(ただし、
XはO、SおよびNR9から選択され、
Aは(CH2)eN(R7)C(O)N(R8)(CH2)fおよびCH2C(O)NR7から選択され、eおよびfは独立して0または1であり、これらそれぞれの基の左端がR3およびR4で置換される環に結合しており、
Lは−[Cm(O)(Z)n(NH)q]−であり、m、qはそれぞれ0または1であり、nは0〜11、pは0〜8であり、Zは−CR10−、−CR10−O−CR10−、−S−S−、−CR10=CR10−、−CR10≡CR10−、−Ar、−CO−NH−および−N=CR10−から任意に選択される1個の基または複数の基が従来の方法で結合したものであり、
R1およびR2は水素基、アルコキシ基、アルコキシアルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アリールオキシ基、アリールオキシアルキル基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基、ヘテロシクリル基、ヘテロサイクリックアルケニル基、ヘテロサイクリックアルコキシ基、ヘテロサイクリックアルキル基、ヘテロサイクリックオキシアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、(NRaRb)アルコキシ基、(NRaRb)アルケニル基、(NRaRb)アルキル基、(NRaRb)カルボニルメチル基および(NRaRb)カルボニルアルキル基から独立して選択され、
R3およびR4は水素基、アルコキシ基、アルキル基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択され、
R5およびR6は水素基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシカルボニル、アルキル基、アリールオキシ基、アリールアルキル基、カルボキシル、シアノ基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、ニトロ基および−NRcRdから独立して選択され、
R7およびR8は水素基およびアルキル基から独立して選択され、
R9は水素基、アルケニル基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、ヘテロシクリルアルキル基、ヒドロキシアルキル基および(NRaRb)アルキル基から選択され、
R10は水素基、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルケノキシ基、ニトロ基、ハロゲン基、第一級アミノ基、第二級アミノ基および第三級アミノ基から独立して選択され、
R11は水素基、ヒドロキシ基、アミノ基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され、
RaおよびRbは水素基、アルキル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ハロアルキルスルホニル基およびヘテロサイクリックスルホニル基から独立して選択され、
RcおよびRdは水素基、アルキル基、アルキルカルボニル基、アリール基、アリールアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、ヘテロシクリル基およびヘテロサイクリックアルキル基から独立して選択される。)
前記式Iで表される化合物の構造式は、
前記式Iで表される化合物の製造方法が、
ポリペプチドとベンジル基からなる保護基を有するLを触媒および縮合剤の存在下で反応させ、保護基を有する中間体化合物1を得るステップa、
前記中間体化合物1を極性溶媒中で接触水素化して保護基をはずして中間体化合物2を得るステップb、
前記中間体化合物2とLinifanibまたはその誘導体を触媒および縮合剤の存在下で反応させ、保護基を有する中間体化合物3を得るステップc、および
前記中間体化合物3を酸性条件下で保護基をはずして式1で表される化合物を得るステップd、
を含む、
付記1又は2に記載の薬物組成物。
ステップaにおける反応温度は−20℃から125℃であり、前記触媒は1−ヒドロキシベンゾトリアゾールであり、前記縮合剤は1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、1、3−ジシクロヘキシルカルボジイミドまたは4−ジメチルアミノピリジンの中の1種または複数種である、付記3に記載の薬物組成物。
ステップbにおける反応温度は−20℃から125℃であり、前記触媒はパラジウム炭素、乾性または湿性水酸化パラジウムである、付記3に記載の薬物組成物。
ステップcにおける反応温度は−20℃から125℃であり、前記触媒は1−ヒドロキシベンゾトリアゾールであり、前記縮合剤は1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、1、3−ジシクロヘキシルカルボジイミドまたは4−ジメチルアミノピリジンの中の1種または複数種である、付記3に記載の薬物組成物。
ステップdにおける反応温度は−20℃から125℃であり、前記酸性試薬はギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸である、付記3に記載の薬物組成物。
付記1または2に記載の薬物組成物の抗がん作用を有する薬物の調製における使用であって、
がんは食道がん、子宮内膜がん、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、消化管間質腫瘍、結腸がん、直腸がん、乳がん、肝臓がん、胃がん、卵巣がん、子宮がん、子宮頸がん、膣がん、肺がん、腎臓がん、前立腺がん、膀胱がん、膵臓がん、脳がんおよび黒色腫を含む
使用。
前記がんは肝がんである、付記8に記載の使用。
被験者に治療的有効量の付記1または2に記載の薬物組成物を投与することを含む、がんを治療する方法。
活性成分および薬学的に許容される担体から調製される薬物であって、
前記活性成分は、式Iで表される化合物、その薬学的に許容される塩、立体異性体、溶媒和物または結晶多形体である薬物。
(ただし、
XはO、SおよびNR9から選択され、
Aは(CH2)eN(R7)C(O)N(R8)(CH2)fおよびCH2C(O)NR7から選択され、eおよびfは独立して0または1であり、こららそれぞれの基の左端がR3およびR4で置換される環に結合しており、
Lは−[Cm(O)(Z)n(NH)q]−であり、m、qはそれぞれ0または1であり、nは0〜11、pは0〜8であり、Zは−CR10−、−CR10−O−CR10−、−S−S−、−CR10=CR10−、−CR10≡CR10−、−Ar、−CO−NH−および−N=CR10−から任意に選択される1個の基または複数の基が従来の方法で結合したものであり、
R1およびR2は水素基、アルコキシ基、アルコキシアルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アリールオキシ基、アリールオキシアルキル基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基、ヘテロシクリル基、ヘテロサイクリックアルケニル基、ヘテロサイクリックアルコキシ基、ヘテロサイクリックアルキル基、ヘテロサイクリックオキシアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、(NRaRb)アルコキシ基、(NRaRb)アルケニル基、(NRaRb)アルキル基、(NRaRb)カルボニルメチル基および(NRaRb)カルボニルアルキル基から独立して選択され、
R3およびR4は水素基、アルコキシ基、アルキル基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択され、
R5およびR6は水素基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシカルボニル、アルキル基、アリールオキシ基、アリールアルキル基、カルボキシル、シアノ基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、ニトロ基および−NRcRdから独立して選択され、
R7およびR8は水素基およびアルキル基から独立して選択され、
R9は水素基、アルケニル基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、ヘテロシクリルアルキル基、ヒドロキシアルキル基および(NRaRb)アルキル基から選択され、
R10は水素基、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルケノキシ基、ニトロ基、ハロゲン基、第一級アミノ基、第二級アミノ基および第三級アミノ基から独立して選択され、
R11は水素基、ヒドロキシ基、アミノ基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され、
RaおよびRbは水素基、アルキル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ハロアルキルスルホニル基およびヘテロサイクリックスルホニル基から独立して選択され、
RcおよびRdは水素基、アルキル基、アルキルカルボニル基、アリール基、アリールアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、ヘテロシクリル基およびヘテロサイクリックアルキル基から独立して選択される。)
前記式Iで表される化合物の構造式は、
付記11又は12に記載の薬物の抗がん作用を有する薬物の調製における使用であって、
がんは食道がん、子宮内膜がん、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、消化管間質腫瘍、結腸がん、直腸がん、乳がん、肝臓がん、胃がん、卵巣がん、子宮がん、子宮頸がん、膣がん、肺がん、腎臓がん、前立腺がん、膀胱がん、膵臓がん、脳がんおよび黒色腫を含む、使用。
前記がんは肝がんである、付記13に記載の使用。
被験者に治療的有効量の付記11または12に記載の薬物を投与することを含む、がんを治療する方法。
Claims (15)
- 式Iで表される構造を有する化合物、その薬学的に許容される塩、立体異性体、溶媒和物または結晶多形体と、薬学的に許容される担体とを含む薬物組成物。
(ただし、
XはO、SおよびNR9から選択され、
Aは(CH2)eN(R7)C(O)N(R8)(CH2)fおよびCH2C(O)NR7から選択され、eおよびfは独立して0または1であり、これらそれぞれの基の左端がR3およびR4で置換される環に結合しており、
Lは−[Cm(O)(Z)n(NH)q]−であり、m、qはそれぞれ0または1であり、nは0〜11、pは0〜8であり、Zは−CR10−、−CR10−O−CR10−、−S−S−、−CR10=CR10−、−CR10≡CR10−、−Ar、−CO−NH−および−N=CR10−から任意に選択される1個の基または複数の基が従来の方法で結合したものであり、
R1およびR2は水素基、アルコキシ基、アルコキシアルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アリールオキシ基、アリールオキシアルキル基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基、ヘテロシクリル基、ヘテロサイクリックアルケニル基、ヘテロサイクリックアルコキシ基、ヘテロサイクリックアルキル基、ヘテロサイクリックオキシアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、(NRaRb)アルコキシ基、(NRaRb)アルケニル基、(NRaRb)アルキル基、(NRaRb)カルボニルメチル基および(NRaRb)カルボニルアルキル基から独立して選択され、
R3およびR4は水素基、アルコキシ基、アルキル基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択され、
R5およびR6は水素基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシカルボニル、アルキル基、アリールオキシ基、アリールアルキル基、カルボキシル、シアノ基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、ニトロ基および−NRcRdから独立して選択され、
R7およびR8は水素基およびアルキル基から独立して選択され、
R9は水素基、アルケニル基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、ヘテロシクリルアルキル基、ヒドロキシアルキル基および(NRaRb)アルキル基から選択され、
R10は水素基、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルケノキシ基、ニトロ基、ハロゲン基、第一級アミノ基、第二級アミノ基および第三級アミノ基から独立して選択され、
R11は水素基、ヒドロキシ基、アミノ基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され、
RaおよびRbは水素基、アルキル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ハロアルキルスルホニル基およびヘテロサイクリックスルホニル基から独立して選択され、
RcおよびRdは水素基、アルキル基、アルキルカルボニル基、アリール基、アリールアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、ヘテロシクリル基およびヘテロサイクリックアルキル基から独立して選択される。) - 前記式Iで表される化合物の構造式は、
- 前記式Iで表される化合物の製造方法が、
ポリペプチドとベンジル基からなる保護基を有するLを触媒および縮合剤の存在下で反応させ、保護基を有する中間体化合物1を得るステップa、
前記中間体化合物1を極性溶媒中で接触水素化して保護基をはずして中間体化合物2を得るステップb、
前記中間体化合物2とLinifanibまたはその誘導体を触媒および縮合剤の存在下で反応させ、保護基を有する中間体化合物3を得るステップc、および
前記中間体化合物3を酸性条件下で保護基をはずして式1で表される化合物を得るステップd、
を含む、
請求項1又は2に記載の薬物組成物。 - ステップaにおける反応温度は−20℃から125℃であり、前記触媒は1−ヒドロキシベンゾトリアゾールであり、前記縮合剤は1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、1、3−ジシクロヘキシルカルボジイミドまたは4−ジメチルアミノピリジンの中の1種または複数種である、請求項3に記載の薬物組成物。
- ステップbにおける反応温度は−20℃から125℃であり、前記触媒はパラジウム炭素、乾性または湿性水酸化パラジウムである、請求項3に記載の薬物組成物。
- ステップcにおける反応温度は−20℃から125℃であり、前記触媒は1−ヒドロキシベンゾトリアゾールであり、前記縮合剤は1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、1、3−ジシクロヘキシルカルボジイミドまたは4−ジメチルアミノピリジンの中の1種または複数種である、請求項3に記載の薬物組成物。
- ステップdにおける反応温度は−20℃から125℃であり、前記酸性試薬はギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸である、請求項3に記載の薬物組成物。
- 請求項1または2に記載の薬物組成物の抗がん作用を有する薬物の調製における使用であって、
がんは食道がん、子宮内膜がん、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、消化管間質腫瘍、結腸がん、直腸がん、乳がん、肝臓がん、胃がん、卵巣がん、子宮がん、子宮頸がん、膣がん、肺がん、腎臓がん、前立腺がん、膀胱がん、膵臓がん、脳がんおよび黒色腫を含む
使用。 - 前記がんは肝がんである、請求項8に記載の使用。
- 被験者に治療的有効量の請求項1または2に記載の薬物組成物を投与することを含む、がんを治療する方法。
- 活性成分および薬学的に許容される担体から調製される薬物であって、
前記活性成分は、式Iで表される化合物、その薬学的に許容される塩、立体異性体、溶媒和物または結晶多形体である薬物。
(ただし、
XはO、SおよびNR9から選択され、
Aは(CH2)eN(R7)C(O)N(R8)(CH2)fおよびCH2C(O)NR7から選択され、eおよびfは独立して0または1であり、こららそれぞれの基の左端がR3およびR4で置換される環に結合しており、
Lは−[Cm(O)(Z)n(NH)q]−であり、m、qはそれぞれ0または1であり、nは0〜11、pは0〜8であり、Zは−CR10−、−CR10−O−CR10−、−S−S−、−CR10=CR10−、−CR10≡CR10−、−Ar、−CO−NH−および−N=CR10−から任意に選択される1個の基または複数の基が従来の方法で結合したものであり、
R1およびR2は水素基、アルコキシ基、アルコキシアルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アリールオキシ基、アリールオキシアルキル基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基、ヘテロシクリル基、ヘテロサイクリックアルケニル基、ヘテロサイクリックアルコキシ基、ヘテロサイクリックアルキル基、ヘテロサイクリックオキシアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、(NRaRb)アルコキシ基、(NRaRb)アルケニル基、(NRaRb)アルキル基、(NRaRb)カルボニルメチル基および(NRaRb)カルボニルアルキル基から独立して選択され、
R3およびR4は水素基、アルコキシ基、アルキル基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択され、
R5およびR6は水素基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシカルボニル、アルキル基、アリールオキシ基、アリールアルキル基、カルボキシル、シアノ基、ハロゲン基、ハロアルコキシ基、ハロアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、ニトロ基および−NRcRdから独立して選択され、
R7およびR8は水素基およびアルキル基から独立して選択され、
R9は水素基、アルケニル基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、ヘテロシクリルアルキル基、ヒドロキシアルキル基および(NRaRb)アルキル基から選択され、
R10は水素基、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルケノキシ基、ニトロ基、ハロゲン基、第一級アミノ基、第二級アミノ基および第三級アミノ基から独立して選択され、
R11は水素基、ヒドロキシ基、アミノ基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、アルコキシアルキル基、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され、
RaおよびRbは水素基、アルキル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ハロアルキルスルホニル基およびヘテロサイクリックスルホニル基から独立して選択され、
RcおよびRdは水素基、アルキル基、アルキルカルボニル基、アリール基、アリールアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、ヘテロシクリル基およびヘテロサイクリックアルキル基から独立して選択される。) - 前記式Iで表される化合物の構造式は、
- 請求項11又は12に記載の薬物の抗がん作用を有する薬物の調製における使用であって、
がんは食道がん、子宮内膜がん、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、消化管間質腫瘍、結腸がん、直腸がん、乳がん、肝臓がん、胃がん、卵巣がん、子宮がん、子宮頸がん、膣がん、肺がん、腎臓がん、前立腺がん、膀胱がん、膵臓がん、脳がんおよび黒色腫を含む、使用。 - 前記がんは肝がんである、請求項13に記載の使用。
- 被験者に治療的有効量の請求項11または12に記載の薬物を投与することを含む、がんを治療する方法。
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