JP2019123668A - リチウムナトリウム複合酸化物、二次電池用正極活物質および二次電池 - Google Patents
リチウムナトリウム複合酸化物、二次電池用正極活物質および二次電池 Download PDFInfo
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Abstract
Description
本発明においては、下記前駆体を熱処理することによってリチウムナトリウム複合酸化物が合成される。
前駆体:式(LixNawHv)NiyMn1−yO2(式中、0≦v<0.5、0.04<w<1.0、0<x<1.0、0.5<x+v+w<1.0、0.2≦y≦0.5)で表され、結晶構造中に、ナトリウムに酸素が6配位した配位多面体の層状構造およびリチウムに酸素が6配位した配位多面体の層状構造を含むリチウムナトリウム複合酸化物。
出発物質:式(NaxHv)NiyMn1−yO2(式中、0≦v<0.1、0.5<x+v<1.0、0.2≦y≦0.5)で表され、結晶構造中に、ナトリウムに酸素が6配位した配位多面体の層状構造を含むナトリウム複合酸化物。
本発明のリチウムナトリウム複合酸化物は、式(LixNawHv)NiyMn1−yO2−z(式中、0≦v<0.5、0<w<1.0、0<x<1.0、0<x+v+w<1.0、0.2≦y≦0.5、0≦z<0.13)で表され、結晶構造中に、ナトリウムに酸素が6配位した配位多面体の層状構造、リチウムに酸素が6配位した配位多面体の層状構造およびリチウムに酸素が4配位したスピネル構造を含む。
本発明のリチウムまたはナトリウム二次電池用正極活物質(以下、二次電池用正極活物質ともいう)は、リチウム二次電池またはナトリウム二次電池の正極に用いられ、上記リチウムナトリウム複合酸化物を主成分とする。すなわち、本発明の二次電池用正極活物質は、式(LixNawHv)NiyMn1−yO2−z(式中、0≦v<0.5、0<w<1.0、0<x<1.0、0<x+v+w<1.0、0.2≦y≦0.5、0≦z<0.13)で表され、結晶構造中に、ナトリウムに酸素が6配位した配位多面体の層状構造、リチウムに酸素が6配位した配位多面体の層状構造およびリチウムに酸素が4配位したスピネル構造を含むリチウムナトリウム複合酸化物を主成分として構成される。
なお、本発明の二次電池用正極活物質は、本発明のリチウムナトリウム複合酸化物を主成分とする限り、本発明のリチウムナトリウム複合酸化物が1種のみ含まれていてもよく、本発明のリチウムナトリウム複合酸化物が2種以上含まれていてもよい。
本発明のリチウムまたはナトリウム二次電池は、正極と、負極と、電解質と、必要に応じて他の電池要素とを含んで構成されるリチウム二次電池またはナトリウム二次電池であり、上記リチウムナトリウム複合酸化物を主成分とする正極活物質を正極に含有する。
正極缶7と負極端子2との間には、下側から順に正極6と負極3とが層状に設けられる。
正極6と負極3との間には、双方を互いに隔てる電解液が含浸されたセパレータ4が介在している。
正極缶7と負極端子2は、絶縁パッキング5で電気的に絶縁されている。
[出発物質1:Na0.67Ni0.33Mn0.67O2の合成]
純度98.5%以上の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末と、純度99.9%以上の水酸化ニッケル(II)(Ni(OH)2)粉末と、純度99.9%以上の酸化マンガン(III)(Mn2O3)とを、モル比Na:Ni:Mn=0.687:0.333:0.667となるように秤量した。これらを乳鉢にてエタノールに分散させ混合した。その後、ペレット化し、JIS規格金製るつぼに充填した。管状電気炉を用いて、酸素雰囲気中、650℃、10時間の条件で焼成した。
a=2.8865Å(誤差:0.0001Å以内)
c=16.781Å(誤差:0.001Å以内)
純度99.9%以上の臭化リチウム(LiBr)粉末を純度99.8%の脱水メタノール15gに溶解させた溶液を準備し、この溶液へ、上記で合成された出発物質Na0.67Ni0.33Mn0.67O2多結晶体1.1gを投入した。このとき、モル比でNa0.67Ni0.33Mn0.67O2:LiBr=1:4.0となるように溶液を調製した。次いで、ジムロート冷却器を用いて110℃で5時間還流加熱することにより、リチウムイオン交換処理を実施した。その後、メタノールでよく洗浄し、自然乾燥した。
a=2.8645Å(誤差:0.0001Å以内)
c=14.251Å(誤差:0.001Å以内)
c/a=4.975
上記により得られた前駆体Li0.64Na0.027Ni0.33Mn0.67O2多結晶体を粉砕し、その粉砕物をアルミナ製るつぼに充填し、電気炉を用いて空気雰囲気下、500℃で5時間保持することにより、熱処理を行った。その後、炉内放冷により室温に戻した。
a=2.8838Å(誤差:0.0002Å以内)
c=14.225Å(誤差:0.002Å以内)
c/a=4.932
[前駆体Li0.57Na0.093Ni0.33Mn0.67O2の合成]
純度99.9%以上の臭化リチウム(LiBr)粉末を純度99.8%の脱水メタノール15gに溶解させた溶液を準備し、この溶液へ、比較例1で合成された出発物質Na0.67Ni0.33Mn0.67O2多結晶体1.1gを投入した。このとき、モル比でNa0.67Ni0.33Mn0.67O2:LiBr=1:2.0となるように溶液を調製した。次いで、ジムロート冷却器を用いて110℃で5時間還流加熱することにより、リチウムイオン交換処理を実施した。その後、メタノールでよく洗浄し、自然乾燥した。
上記により得られた前駆体Li0.57Na0.093Ni0.33Mn0.67O2に対して、比較例1と同じ条件で熱処理を行った。
[前駆体Li0.41Na0.25Ni0.33Mn0.67O2の合成]
純度99.9%以上の臭化リチウム(LiBr)粉末を純度99.8%の脱水メタノール15gに溶解させた溶液を準備し、この溶液へ、比較例1で合成された出発物質Na0.67Ni0.33Mn0.67O2多結晶体1.1gを投入した。このとき、モル比でNa0.67Ni0.33Mn0.67O2:LiBr=1:0.5となるように溶液を調製した。次いで、ジムロート冷却器を用いて110℃で5時間還流加熱することにより、リチウムイオン交換処理を実施した。その後、メタノールでよく洗浄し、自然乾燥した。
上記により得られた前駆体Li0.41Na0.25Ni0.33Mn0.67O2に対して、比較例1と同じ条件で熱処理を行った。
実施例1の500℃熱処理Li0.57Na0.093Ni0.33Mn0.67O2、実施例2の500℃熱処理Li0.41Na0.25Ni0.33Mn0.67O2および比較例1の500℃熱処理Li0.64Na0.027Ni0.33Mn0.67O2をそれぞれ活物質とし、導電剤としてアセチレンブラック、結着剤としてテトラフルオロエチレンを、重量比で5:5:1となるように混合し、Alメッシュに圧着させ電極を作成した。それぞれの電極に対して、リチウム金属を対極、6フッ化リン酸リチウムをエチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)との混合溶媒(体積比1:2)に溶解させた1M溶液を電解液とする、図3に示す構造のリチウム二次電池(コイン型セル)を作製した。電池の作製は、公知のセルの構成・組み立て方法に従って行った。以下の実施例でも同様である。
作製した各リチウム二次電池について、25℃の温度条件下で、電流密度15mA/g、4.8V〜2.0Vのカットオフ電位で充放電試験(電気化学的リチウム挿入・脱離試験)を行い、充放電特性を評価した。充放電試験は充電(リチウム脱離)から開始した。以下の実施例でも同様である。
[酸素雰囲気下での熱処理]
実施例1で得られた前駆体Li0.57Na0.093Ni0.33Mn0.67O2多結晶体を粉砕し、その粉砕物をアルミナ製るつぼに充填し、電気炉を用いて酸素雰囲気下、500℃で5時間保持することにより、熱処理を行った。その後、炉内放冷により室温に戻した。
図8に示すように、酸素雰囲気下で熱処理を行った実施例3では、空気雰囲気下で熱処理を行った実施例1に比べて、初期放電容量が僅かに小さいものの、容量が0〜120mAh/gの範囲における電圧降下は小さいことがわかる。
[出発物質2:Na0.76Ni0.50Mn0.50O2の合成]
純度98.5%以上の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末と、純度99.9%以上の水酸化ニッケル(II)(Ni(OH)2)粉末と、純度99.9%以上の酸化マンガン(III)(Mn2O3)とを、モル比Na:Ni:Mn=1.05:0.500:0.500となるように秤量した。これらを乳鉢にてエタノールに分散させ混合した。その後、ペレット化し、白金製ボートに充填した。管状電気炉を用いて、空気雰囲気中、800℃、20時間の条件で焼成した後、液体窒素を用いてクエンチ(急冷)を行った。
a=2.9650Å(誤差:0.0003Å以内)
c=15.9031Å(誤差:0.004Å以内)
a=2.8822Å(誤差:0.0002Å以内)
c=16.723Å(誤差:0.003Å以内)
純度99.9%以上の臭化リチウム(LiBr)粉末を純度99.5%の脱水エタノール15gに溶解させた溶液を準備し、この溶液へ、上記で合成された出発物質Na0.76Ni0.50Mn0.50O2多結晶体1.1gを投入した。このとき、モル比でNa0.76Ni0.50Mn0.50O2:LiBr=1:6.0となるように溶液を調製した。次いで、ジムロート冷却器を用いて140℃で5時間還流加熱することにより、リチウムイオン交換処理を実施した。その後、イオン交換水でよく洗浄し、自然乾燥した。
a=2.8965Å(誤差:0.0001Å以内)
c=14.327Å(誤差:0.001Å以内)
c/a=4.946
上記により得られた前駆体Li0.73Na0.038Ni0.50Mn0.50O2多結晶体に対して、比較例1と同じ条件で熱処理を行った。
a=2.8952Å(誤差:0.0001Å以内)
c=14.316Å(誤差:0.001Å以内)
c/a=4.945
[前駆体Li0.50Na0.19Ni0.50Mn0.50O2の合成]
純度99.9%以上の臭化リチウム(LiBr)粉末を純度99.8%の脱水メタノール15gに溶解させた溶液を準備し、この溶液へ、比較例2で合成された出発物質Na0.76Ni0.50Mn0.50O2多結晶体1.1gを投入した。このとき、モル比でNa0.76Ni0.50Mn0.50O2:LiBr=1:0.5となるように溶液を調製した。次いで、ジムロート冷却器を用いて110℃で5時間還流加熱することにより、リチウムイオン交換処理を実施した。その後、メタノールでよく洗浄し、自然乾燥した。
上記により得られた前駆体Li0.50Na0.19Ni0.50Mn0.50O2に対して、比較例1と同じ条件で熱処理を行った。
[前駆体Li0.61Na0.13Ni0.50Mn0.50O2の合成]
純度99.9%以上の臭化リチウム(LiBr)粉末を純度99.8%の脱水メタノール15gに溶解させた溶液を準備し、この溶液へ、比較例2で合成された出発物質Na0.76Ni0.50Mn0.50O2多結晶体1.1gを投入した。このとき、モル比でNa0.76Ni0.50Mn0.50O2:LiBr=1:2.0となるように溶液を調製した。次いで、ジムロート冷却器を用いて110℃で5時間還流加熱することにより、リチウムイオン交換処理を実施した。その後、メタノールでよく洗浄し、自然乾燥した。
上記により得られた前駆体Li0.61Na0.13Ni0.50Mn0.50O2に対して、比較例1と同じ条件で熱処理を行った。
[前駆体Li0.71Na0.064Ni0.50Mn0.50O2の合成]
純度99.9%以上の臭化リチウム(LiBr)粉末を純度99.8%の脱水メタノール15gに溶解させた溶液を準備し、この溶液へ、比較例2で合成された出発物質Na0.76Ni0.50Mn0.50O2多結晶体1.1gを投入した。このとき、モル比でNa0.76Ni0.50Mn0.50O2:LiBr=1:4.0となるように溶液を調製した。次いで、ジムロート冷却器を用いて110℃で5時間還流加熱することにより、リチウムイオン交換処理を実施した。その後、メタノールでよく洗浄し、自然乾燥した。
上記により得られた前駆体Li0.71Na0.064Ni0.50Mn0.50O2に対して、比較例1と同じ条件で熱処理を行った。
図11に示すように、リチウムナトリウム複合酸化物に含まれるナトリウム量wが0.04より大きい実施例4〜6では、リチウムナトリウム複合酸化物に含まれるナトリウム量wが0.04より小さい比較例2に比べて、初期放電容量は低いものの、容量が20〜100mAh/g(好ましくは40〜80mAh/g)の範囲における電圧降下は小さいことがわかる。
[出発物質3:Na0.70Ni0.20Mn0.80O2の合成]
純度98.5%以上の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末と、純度99.9%以上の水酸化ニッケル(II)(Ni(OH)2)粉末と、純度99.9%以上の酸化マンガン(III)(Mn2O3)とを、モル比Na:Ni:Mn=0.72:0.20:0.80となるように秤量した。これらを乳鉢にてエタノールに分散させ混合した。その後、ペレット化し、JIS規格金製るつぼに充填した。管状電気炉を用いて、酸素雰囲気中、650℃、10時間の条件で焼成した。
a=2.8708Å(誤差:0.0001Å以内)
c=16.886Å(誤差:0.001Å以内)
純度99.9%以上の臭化リチウム(LiBr)粉末を純度99.5%の脱水エタノール15gに溶解させた溶液を準備し、この溶液へ、上記で合成された出発物質Na0.70Ni0.20Mn0.80O2多結晶体1.1gを投入した。このとき、モル比でNa0.70Ni0.20Mn0.80O2:LiBr=1:6.0となるように溶液を調製した。次いで、ジムロート冷却器を用いて140℃で5時間還流加熱することにより、リチウムイオン交換処理を実施した。その後、イオン交換水でよく洗浄し、自然乾燥した。
a=2.8670Å(誤差:0.0001Å以内)
c=14.529Å(誤差:0.001Å以内)
c/a=5.068
上記により得られた前駆体Li0.49Na0.010Ni0.20Mn0.80O2多結晶体に対して、比較例1と同じ条件で熱処理を行った。
a=2.8868Å(誤差:0.0002Å以内)
c=14.165Å(誤差:0.003Å以内)
c/a=4.907
[前駆体Li0.46Na0.24Ni0.20Mn0.80O2の合成]
純度99.9%以上の臭化リチウム(LiBr)粉末を純度99.8%の脱水メタノール15gに溶解させた溶液を準備し、この溶液へ、比較例3で合成された出発物質Na0.70Ni0.20Mn0.80O2多結晶体1.1gを投入した。このとき、モル比でNa0.70Ni0.20Mn0.80O2:LiBr=1:0.5となるように溶液を調製した。次いで、ジムロート冷却器を用いて110℃で5時間還流加熱することにより、リチウムイオン交換処理を実施した。その後、メタノールでよく洗浄し、自然乾燥した。
上記により得られた前駆体Li0.46Na0.24Ni0.20Mn0.80O2に対して、比較例1と同じ条件で熱処理を行った。
[前駆体Li0.64Na0.064Ni0.20Mn0.80O2の合成]
純度99.9%以上の臭化リチウム(LiBr)粉末を純度99.8%の脱水メタノール15gに溶解させた溶液を準備し、この溶液へ、比較例3で合成された出発物質Na0.70Ni0.20Mn0.80O2多結晶体1.1gを投入した。このとき、モル比でNa0.70Ni0.20Mn0.80O2:LiBr=1:2.0となるように溶液を調製した。次いで、ジムロート冷却器を用いて110℃で5時間還流加熱することにより、リチウムイオン交換処理を実施した。その後、メタノールでよく洗浄し、自然乾燥した。
上記により得られた前駆体Li0.64Na0.064Ni0.20Mn0.80O2に対して、比較例1と同じ条件で熱処理を行った。
図14に示すように、リチウムナトリウム複合酸化物に含まれるナトリウム量wが0.04より大きい実施例7および8では、リチウムナトリウム複合酸化物に含まれるナトリウム量wが0.04より小さい比較例3に比べて、容量が0〜200mAh/g(好ましくは50〜150mAh/g)の範囲における電圧降下が小さいことがわかる。
2 負極端子
3 負極
4 電解液が含浸されたセパレータ
5 絶縁パッキング
6 正極
7 正極缶
Claims (10)
- 式(LixNawHv)NiyMn1−yO2−zで表され、式中、0≦v<0.5、0<w<1.0、0<x<1.0、0<x+v+w<1.0、0.2≦y≦0.5、0≦z<0.13であり、
結晶構造中に、ナトリウムに酸素が6配位した配位多面体の層状構造、リチウムに酸素が6配位した配位多面体の層状構造およびリチウムに酸素が4配位したスピネル構造を含む、リチウムナトリウム複合酸化物。 - 前記ナトリウムに酸素が6配位した配位多面体の層状構造は、空間群R3mで表される結晶構造を有する、請求項1に記載のリチウムナトリウム複合酸化物。
- 前記ナトリウムに酸素が6配位した配位多面体は三角柱である、請求項2に記載のリチウムナトリウム複合酸化物。
- 前記ナトリウムに酸素が6配位した配位多面体の層状構造は、空間群R−3mで表される結晶構造を有する、請求項1に記載のリチウムナトリウム複合酸化物。
- 前記ナトリウムに酸素が6配位した配位多面体は八面体である、請求項4に記載のリチウムナトリウム複合酸化物。
- 前記リチウムに酸素が6配位した配位多面体の層状構造は、空間群R−3mで表される結晶構造を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のリチウムナトリウム複合酸化物。
- 前記リチウムに酸素が4配位したスピネル構造は、空間群Fd−3mで表される結晶構造を有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のリチウムナトリウム複合酸化物。
- 前記式中、0.04<w<1.0、0.5<x+v+w<1.0である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のリチウムナトリウム複合酸化物。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載のリチウムナトリウム複合酸化物を主成分とする、リチウムまたはナトリウム二次電池用正極活物質。
- 正極と、負極と、電解質と、を含んで構成されるリチウムまたはナトリウム二次電池であって、
前記正極が、請求項1〜8のいずれか1項に記載のリチウムナトリウム複合酸化物を主成分とする正極活物質を含有する、リチウムまたはナトリウム二次電池。
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