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JP2019177835A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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JP2019177835A JP2018069550A JP2018069550A JP2019177835A JP 2019177835 A JP2019177835 A JP 2019177835A JP 2018069550 A JP2018069550 A JP 2018069550A JP 2018069550 A JP2018069550 A JP 2018069550A JP 2019177835 A JP2019177835 A JP 2019177835A
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Abstract

【課題】車体の少なくとも一部を側方から覆うサイドカウルを備えた鞍乗型車両において、ダウンフォースと旋回性とを両立しやすくする。【解決手段】車体フレーム2の一部を側方から覆うサイドカウル7bを備えた自動二輪車1において、サイドカウル7bは、インナーカウル31と、インナーカウル31との間で前方からの走行風を後方に導く導風路38を形成するように、インナーカウル31を車幅方向外方から覆うアウターカウル32と、インナーカウル31からアウターカウル32の車幅方向内面に指向すると共に、導風路38を流れる走行風によりダウンフォースを発生させる整流部材41と、を備え、整流部材41は、アウターカウル32の車幅方向内面から離れている。【選択図】図1

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
従来、鞍乗型車両において、車体にダウンフォースを作用させる構造が知られている。例えば、特許文献1には、フロントカウルの上面を後方に流れる走行風をそのフロントカウルの上面の上方に配置された空力発生部へ案内することでダウンフォースを生じさせる構造が開示されている。空力発生部の先端部には、ミラーを保持するミラーハウジングが設けられている。
特開2015−96415号公報
しかしながら、車両上方に設けられた空力発生部により生じたダウンフォースは車両全体に大きく影響するため、前輪の転舵(旋回)が困難になりやすい。
そこで本発明は、車体の少なくとも一部を側方から覆うサイドカウルを備えた鞍乗型車両において、ダウンフォースと旋回性とを両立しやすくすることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車体(2)の少なくとも一部を側方から覆うサイドカウル(7b)を備えた鞍乗型車両(1)において、前記サイドカウル(7b)は、インナーカウル(31)と、前記インナーカウル(31)との間で前方からの走行風を後方に導く導風路(38)を形成するように、前記インナーカウル(31)を車幅方向外方から覆うアウターカウル(32)と、前記インナーカウル(31)から前記アウターカウル(32)の車幅方向内面(32a)に指向すると共に、前記導風路(38)を流れる走行風によりダウンフォースを発生させる整流部材(41)と、を備え、前記整流部材(41)は、前記アウターカウル(32)の車幅方向内面(32a)から離れていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記インナーカウル(31)と前記アウターカウル(32)との間には、前記整流部材(41)の車幅方向外方を上下方向に連通する連通空間(49)が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記整流部材(41)の前端縁(41f)は、車幅方向内側ほど前方に位置するように傾斜していることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記整流部材(41)の車幅方向外端部は、車幅方向内方に窪む凹部(46)を有することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記整流部材(41)の車幅方向外端部は、前記アウターカウル(32)の車幅方向内面(32a)に対向する平面(48)を有することを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記整流部材(41)は、上下方向に間隔をあけて複数設けられ、複数の前記整流部材(41〜44)のそれぞれの車幅方向内端を連結する連結部材(50)を更に備えることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、複数の前記整流部材(41〜44)と、前記連結部材(50)とは、同一の部材で一体に形成されていることを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、前記インナーカウル(31)には、前記整流部材(41)を挿通可能に車幅方向に開口する貫通孔(31h)が設けられ、前記整流部材(41)は、前記貫通孔(31h)を通じて前記アウターカウル(32)の車幅方向内面(32a)に向かうように、前記インナーカウル(31)の車幅方向内面(31a)に取り付けられていることを特徴とする。
請求項9に記載した発明は、前記整流部材(41)は、上下方向に間隔をあけて複数設けられ、複数の前記整流部材(41〜44)は、第一整流部材(41)と、前記第一整流部材(41)よりも下方に位置する第二整流部材(44)と、を備え、前記第一整流部材(41)は、前記第二整流部材(44)よりも大きいことを特徴とする。
請求項10に記載した発明は、前記整流部材(41)は、上下方向に間隔をあけて複数設けられ、複数の前記整流部材(41〜44)は、第一整流部材(41)と、前記第一整流部材(41)よりも下方に位置する第二整流部材(44)と、を備え、前記サイドカウル(7b)には、前記第二整流部材(44)の下方の空間(44s)を前方から閉塞する閉塞部(35)が設けられていることを特徴とする。
請求項11に記載した発明は、側面視で、第二整流部材(44)の上面(44a)は、後側ほど上方に位置するように傾斜して延びていることを特徴とする。
請求項12に記載した発明は、前輪(3)の上方を覆うフロントフェンダ(15)を更に備え、前記フロントフェンダ(15)は、フロントフォーク(14)の少なくとも一部を前方および側方の少なくとも一方から覆うフォーク覆い部(15a)を備え、前記フォーク覆い部(15a)は、前記第二整流部材(44)の上面(44a)の前端(44e)よりも下方に配置されていることを特徴とする。
請求項13に記載した発明は、乗員が把持可能なハンドルグリップ(5a)を更に備え、側面視で、前記整流部材(41)の上面(41a)は、後側ほど上方に位置するように傾斜して延び、側面視で、前記ハンドルグリップ(5a)の車幅方向外端は、前記整流部材(41)の上面(41a)の延長線(U1)よりも上方に配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、サイドカウルが、インナーカウルからアウターカウルの車幅方向内面に指向すると共に、導風路を流れる走行風によりダウンフォースを発生させる整流部材を備えることで、以下の効果を奏する。フロントカウルの上面の上方に配置された空力発生部によりダウンフォースを生じさせる構造と比較して、車両上方側に与えるダウンフォースの影響を小さくすることができる。加えて、整流部材がアウターカウルの車幅方向内面から離れていることで、以下の効果を奏する。整流部材で走行風を受けることによりダウンフォースを生じさせつつ、整流部材の車幅方向外端部において走行風を整流部材から剥離させることで、適度な旋回性を得ることができる。したがって、ダウンフォースと旋回性とを両立しやすい。
請求項2に記載した発明によれば、インナーカウルとアウターカウルとの間には、整流部材の車幅方向外方を上下方向に連通する連通空間が形成されていることで、以下の効果を奏する。整流部材の車幅方向内側部で走行風を受けダウンフォースを適度に発生させつつ、そのダウンフォースを生じさせていた走行風を、整流部材の車幅方向外方の連通空間を通じて他の空間の走行風と合流させることができるため、ダウンフォースを適度に抑えることができ、旋回性を向上させることができる。加えて、連通空間の大きさを調整することで、ダウンフォースと旋回性の調整を容易に行うことができる。
請求項3に記載した発明によれば、整流部材の前端縁が車幅方向内側ほど前方に位置するように傾斜していることで、以下の効果を奏する。車幅方向内方から流れてくる走行風を先ず整流部材の車幅方向内側部で一層受けやすくでき、その後、車幅方向外方への走行風の流れを形成しやすいため、ダウンフォースと旋回性とを両立しやすい。
請求項4に記載した発明によれば、整流部材の車幅方向外端部が、車幅方向内方に窪む凹部を有することで、樹脂成形時に冷却による体積収縮により整流部材の表面にヒケ(へこみ)が生じることを抑制できるため、整流部材の表面を平滑面にしやすく、走行風を効果的に案内することができる。
請求項5に記載した発明によれば、整流部材の車幅方向外端部が、アウターカウルの車幅方向内面に対向する平面を有することで、整流部材の車幅方向外側部とアウターカウルの車幅方向内面との間に連通空間を形成しやすいため、ダウンフォースと旋回性とを両立しやすい。
請求項6に記載した発明によれば、整流部材は、上下方向に間隔をあけて複数設けられ、複数の整流部材のそれぞれの車幅方向内端を連結する連結部材を更に備えることで、以下の効果を奏する。連結部材を所定の部分(インナーカウル)に取り付けるだけで、複数の整流部材の取付けを同時に行うことができるため、取付け工数を削減することができる。加えて、各整流部材の取付けを個別に行う場合と比較して、各整流部材同士の取付け位置精度を向上させることができる。
請求項7に記載した発明によれば、複数の整流部材と、連結部材とが同一の部材で一体に形成されていることで、複数の整流部材と、連結部材とを同時に成形することができるため、成形工数を削減することができる。
請求項8に記載した発明によれば、インナーカウルには、整流部材を挿通可能に車幅方向に開口する貫通孔が設けられ、整流部材は、貫通孔を通じてアウターカウルの車幅方向内面に向かうように、インナーカウルの車幅方向内面に取り付けられていることで、以下の効果を奏する。整流部材をインナーカウルの車幅方向外面に取り付けた場合と比較して、整流部材の車幅方向内側部において導風路に臨む部分(導風路における整流部材の基端部)を、ダウンフォースを生じさせる部分として機能させることができる。加えて、インナーカウルの車幅方向外面に取り付け用の段部等が生じることを回避することができる。
請求項9に記載した発明によれば、整流部材は、上下方向に間隔をあけて複数設けられ、複数の整流部材は、第一整流部材と、第一整流部材よりも下方に位置する第二整流部材と、を備え、第一整流部材は第二整流部材よりも大きいことで、以下の効果を奏する。第二整流部材よりも大きい第一整流部材においては、車両前方から流れてくる走行風をとらえ易いため、ダウンフォースを効果的に発生させることができる。加えて、第一整流部材よりも小さく下方に設けられた第二整流部材においては、下方に位置する前輪近傍から流れてくる走行風をとらえ難いため、前輪の転舵をしやすくすることができる。
請求項10に記載した発明によれば、整流部材は、上下方向に間隔をあけて複数設けられ、複数の整流部材は、第一整流部材と、第一整流部材よりも下方に位置する第二整流部材と、を備え、サイドカウルには、第二整流部材の下方の空間を前方から閉塞する閉塞部が設けられていることで、以下の効果を奏する。閉塞部により、下方に位置する前輪近傍から流れてくる走行風を第二整流部材でとらえ難くすることができるため、前輪の転舵をしやすくすることができる。
請求項11に記載した発明によれば、側面視で第二整流部材の上面が後側ほど上方に位置するように傾斜して延びていることで、以下の効果を奏する。車両前方あるいは上方から流れてくる走行風を第二整流部材の上面に当てやすく、カナードのようにダウンフォースを得ることができる。
請求項12に記載した発明によれば、前輪の上方を覆うフロントフェンダを更に備え、フロントフェンダは、フロントフォークの少なくとも一部を前方および側方の少なくとも一方から覆うフォーク覆い部を備え、フォーク覆い部は、第二整流部材の上面の前端よりも下方に配置されていることで、以下の効果を奏する。フォーク覆い部により整流された走行風を、第二整流部材でとらえ難くすることができるため、前輪の転舵をしやすくすることができる。
請求項13に記載した発明によれば、乗員が把持可能なハンドルグリップを更に備え、側面視で、整流部材の上面は、後側ほど上方に位置するように傾斜して延び、側面視で、ハンドルグリップの車幅方向外端は、整流部材の上面の延長線よりも上方に配置されていることで、以下の効果を奏する。整流部材の上面に沿って流れた走行風が乗員(ライダー)の腕に当たることによる抵抗の発生を抑えることができるため、整流部材のダウンフォース効果が阻害されることを抑制することができる。
実施形態に係る自動二輪車の右側面図である。 実施形態に係る自動二輪車の前面図である。 実施形態に係る車体カバーの右側面図である。 実施形態に係るサイドカウルの要部を拡大した右側面図である。 実施形態に係るサイドカウルの要部を拡大した前面図である。 図4のVI−VI断面を含む斜視図である。 図4のVII−VII断面図である。 図4のVIII−VIII断面図である。 実施形態に係る整流ユニットの右側面図である。 実施形態に係る整流ユニットの前面図である。 実施形態に係るフォーク覆い部の配置を説明するための右側面図である。 実施形態に係るグリップエンドの配置を説明するための右側面図である。 実施形態の変形例に係る整流ユニットの前面図である。 実施形態の変形例に係る整流ユニットの右側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、及び車両上方を示す矢印UPが示されている。
<車両全体>
図1は、鞍乗型車両の一例としての自動二輪車1を示す。図1を参照し、自動二輪車1は、ハンドル5によって操向される前輪3と、エンジンを含むパワーユニット10によって駆動される後輪4とを備える。以下、自動二輪車を単に「車両」ということがある。
ハンドル5及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム2前端部に形成されたヘッドパイプ20に操向可能に支持されている。ヘッドパイプ20には、ハンドル5に接続された不図示のハンドル操向軸が挿通されている。車体フレーム2の前後中央部にはパワーユニット10が配置されている。パワーユニット10の後部には、スイングアーム6がピボット軸6aを中心に上下に揺動可能に支持されている。スイングアーム6の前部と車体フレーム2の後部との間には、不図示のリヤサスペンションが介装されている。
例えば、車体フレーム2は、複数種の鋼材を溶接等により一体に結合して形成されている。車体フレーム2は、ヘッドパイプ20から後下方に延びた後に下方に屈曲して延びる左右一対のメインフレーム21と、左右メインフレーム21同士を連結するように車幅方向に延びる不図示のクロスメンバと、左右メインフレーム21の後上端部から後上方に延びる不図示のシートレールと、を備える。
左右メインフレーム21の上方には、燃料タンク8が配置されている。燃料タンク8の後方且つシートレール(不図示)上には、シート9が配置されている。
車体フレーム2は、車体カバー7で覆われている。車体カバー7は、車体フレーム2の前部上方を覆うアッパーカウル7aと、車体フレーム2の前部側方を覆うサイドカウル7bと、車体フレーム2の下部を覆うロアカウル7cと、を備える。
図1において、符号14はフロントフォーク、符号15はフロントフェンダ、符号16はリヤフェンダ、符号17はメインステップ(乗員ステップ)、符号18はマフラをそれぞれ示す。
図2に示すように、自動二輪車1は、車体の一部を側方から覆う左右一対のサイドカウル7bを備える。左右サイドカウル7bは、車体フレーム2の前部を車幅方向外方から覆っている。図2において、符号CLは、車体左右中心線を示す。
以下、車両の構成要素において、左側に配置された構成要素には「L」、右側に配置された構成要素には「R」を付すことがある。
<サイドカウル7b>
図2に示すように、左右サイドカウル7bは、左右一対のインナーカウル31L,31Rと、左右インナーカウル31L,31Rを車幅方向外方から覆う左右一対のアウターカウル32L,32Rと、走行風によりダウンフォースを発生させる整流部材を有する左右一対の整流ユニット40L,40Rと、を備える。
左右サイドカウル7b(左右インナーカウル31L,31R及び左右アウターカウル32L,32R)は、車体左右中心線CLを対称軸として左右対称形状を有する。インナーカウル31とアウターカウル32との間には、車両前方からの走行風を車両後方に導く導風路38が形成されている。
<インナーカウル31>
インナーカウル31は、サイドカウル7bの車幅方向内側部を構成する。インナーカウル31は、サイドカウル7bのうち車体フレーム2(図1参照)寄りに位置する部分である。インナーカウル31は、アッパーカウル7aの前下端に連なっている。
前面視で、左右インナーカウル31L,31Rの前端縁は、アッパーカウル7aの前下端からフロントフォーク14の車幅方向外方に向けて湾曲した後、フロントフォーク14の車幅方向外方を下方に延び、その後、前輪3の下部に向けて下側ほど車幅方向内方に位置するように傾斜している。
図3に示すように、側面視で、インナーカウル31の前端縁は、アッパーカウル7aの前下端から後側ほど下方に位置するように傾斜して延びている。インナーカウル31の下端部は、アウターカウル32に連結されている。図3において符号25は、インナーカウル31とアウターカウル32との締結部を示す。
側面視で、インナーカウル31の後端縁は、メインフレーム21(図1参照)の前下部と重なるように後側ほど下方に位置するように傾斜した後、前下方に屈曲して延びている。インナーカウル31の後端部は、メインフレーム21(図1参照)に連結されている。図3において符号26は、インナーカウル31とメインフレーム21(図1参照)との締結部を示す。
インナーカウル31には、整流部材41〜44(図4参照)を挿通可能に車幅方向に開口する貫通孔31hが設けられている。貫通孔31hは、整流部材41〜44の設置数に応じた数だけ設けられている。貫通孔31hは、上下に間隔をあけて複数設けられている。実施形態においては、4つの貫通孔31hが設けられている。各貫通孔31hは、各整流部材41〜44が隙間なく挿通されるように、各整流部材41〜44のサイズに応じた大きさで開口している。
<アウターカウル32>
図2に示すように、アウターカウル32は、サイドカウル7bの車幅方向外側部を構成する。アウターカウル32は、インナーカウル31と共に、整流部材41〜44(図4参照)を前方に露出させる開口部39を形成する。開口部39は、整流部材41〜44に向けての走行風の取入口として機能する。開口部39から取り入れられた走行風は、整流部材41〜44に沿って流れた後、サイドカウル7bの側部開口30(図1参照)を経て外部に取り出される。
図3に示すように、アウターカウル32は、インナーカウル31との間で前方からの走行風を後方に導く導風路38を形成するように、インナーカウル31を車幅方向外方から覆っている。導風路38は、サイドカウル7bを前後方向に開口している。導風路38は、整流部材41〜44(図4参照)に沿って流れる風の流路を構成する。導風路38は、整流部材41〜44に向けての走行風の取入口、及び整流部材41〜44に沿って流れた走行風の取出口として機能する。
図1に示すように、側面視で、アウターカウル32は、前輪3の後上方に位置する。アウターカウル32の上下長さは、インナーカウル31の上下長さよりも短い。側面視で、アウターカウル32の前端縁は、サイドカウル7bの前端縁を構成している。側面視で、アウターカウル32の前端縁は、後側ほど下方に位置するように傾斜した後に、下方に湾曲して延びている。側面視で、アウターカウル32の前端縁の上部は、インナーカウル31の前端縁に沿うように傾斜している。
図3に示すように、側面視で、アウターカウル32の後端縁は、後側ほど下方に位置するように傾斜した後に、下方に屈曲して延びている。側面視で、アウターカウル32の後端縁の上部は、インナーカウル31の前後中央部と重なるように傾斜している。アウターカウル32の下端部は、ロアカウル7cの前下端部に連結されている。図3において符号27は、アウターカウル32とロアカウル7cとの締結部を示す。
<整流部材41〜44>
図5に示すように、導風路38には、整流部材41〜44が設けられている。前面視で、整流部材41〜44は、左右サイドカウル7bのそれぞれに設けられている。前面視で、整流部材41〜44は、左右インナーカウル31L,31Rから左右アウターカウル32L,32Rの車幅方向内面に指向している。整流部材41〜44は、導風路を後方に流れる走行風によりダウンフォースを発生させる。前面視で、左右の整流部材41〜44は、車体左右中心線CLを対称軸として左右対称形状を有する。以下、左右の整流部材41〜44のうち右側の整流部材41〜44について説明する。左側の整流部材41〜44は、右側の整流部材41〜44と同様な構成を有するため詳細説明は省略する。
図4に示すように、整流部材41〜44は、上下方向に間隔をあけて複数設けられている。実施形態においては、四つの整流部材41〜44が設けられている。以下、四つの整流部材41〜44を、上方から順に「第一ウイング41」、「第二ウイング42」、「第三ウイング43」、「第四ウイング44」ともいう。第一ウイング41(第一整流部材)は、四つのウイング41〜44のうち最上位に配置されている。第四ウイング44(第二整流部材)は、四つのウイング41〜44のうち最下位に配置されている。
第一ウイング41は、第四ウイング44よりも大きい。四つのウイング41〜44は、第一ウイング41、第二ウイング42、第三ウイング43、第四ウイング44の順にサイズが小さくなっている。
ここで、図9に示すように、第一ウイング41の上面41aと下面41bとを足し合わせた表面の面積を第一ウイング表面積A1、第二ウイング42の上面42aと下面42bとを足し合わせた表面の面積を第二ウイング表面積A2、第三ウイング43の上面43aと下面43bとを足し合わせた表面の面積を第三ウイング表面積A3、第四ウイング44の上面44aと下面44bとを足し合わせた表面の面積を第四ウイング表面積A4とする。各ウイング表面積A1〜A4は、A1>A2>A3>A4の関係を有する。
側面視で、各ウイング41〜44は、後側ほど上方に位置するように傾斜している。すなわち、各ウイング41〜44は、水平面に対して前傾している。側面視で、四つのウイング41〜44は、アウターカウル32の前後幅内に配置されている。側面視で、四つのウイング41〜44は、第一ウイング41、第二ウイング42、第三ウイング43、第四ウイング44の順に前後幅が小さくなっている。側面視で、各ウイング41〜44の前端位置は、第一ウイング41、第二ウイング42、第三ウイング43、第四ウイング44の順に後方に配置されている。側面視で、第一ウイング41および第二ウイング42の一部は、フロントフォーク14と重なっている。
側面視で、各ウイング41〜44の上面41a〜44aは、後側ほど上方に位置するように傾斜している。側面視で、各ウイング41〜44の下面41b〜44bは、前下方に凸の湾曲形状を有している。側面視で、各ウイング41〜44の下面41b〜44bは、湾曲面の後方において後側ほど上方に位置するように傾斜している。
例えば、各ウイング41〜44は、飛行機の翼(主翼)を上下反転させた形状を有している。図9に示すように、各ウイング41〜44は、前後方向において連続して延在した翼型形状をなしている。ここで、各ウイング41〜44(図9では第一ウイング41)の前縁と後縁とを結んだ直線L1を「翼弦線L1」という。各ウイング41〜44の下面41b〜44bは、翼弦線L1に対し、前下方に凸をなすように湾曲している。
各ウイング41〜44の迎角Q1はマイナスである。ここで、迎角Q1は、ウイングが走行風の流れに対してどれだけ傾いているかという角度をあらわす値である。走行風の流れを水平線H1に沿う流れとした場合、迎角Q1は、翼弦線L1と水平線H1とのなす角度となる。迎角Q1は、翼弦線L1が水平線H1と平行のときを基準とし、前上がりをプラスとする。実施形態においては、翼弦線L1が水平線H1に対して前下がりであるため、迎角Q1はマイナスとなっている。
図10に示すように、前面視で、各ウイング41〜44は、車幅方向外側ほど上方に位置するように傾斜している。前面視で、各ウイング41〜44は、車幅方向外側ほど上下幅が小さくなっている。前面視で、各ウイング41〜44の下面41b〜44bは、上面41a〜44aよりも急峻に、車幅方向外側ほど上方に位置するように傾斜している。
図6に示すように、各ウイング41〜44の前端縁41f〜44f(図9参照)は、車幅方向内側ほど前方に位置するように傾斜している。図6においては、第一ウイング41の断面ハッチを省略している。第一ウイング41、第二ウイング42および第三ウイング43において、前端縁41f〜43f(図9参照)の傾斜度合いは実質的に同じ度合いとされている。
図7に示すように、各ウイング41〜44の車幅方向外端部は、車幅方向内方に窪む凹部46(図8参照)を有する。各ウイング41〜44の車幅方向内端部は、車幅方向外方に窪む凹部47(以下「内側凹部47」ともいう。)を有する(図8参照)。図9に示すように、凹部46および内側凹部47(図8参照)は、各ウイング41〜44の延在方向(前後方向)に沿って連続して形成されている。凹部46および内側凹部47を形成することで、樹脂成形時に冷却による体積収縮により各ウイング41〜44の表面にヒケ(へこみ)が生じることを抑制できるため、各ウイング41〜44の表面を平滑面にしやすく、走行風を効果的に案内することができる。加えて、各ウイング41〜44の軽量化を図ることもできる。
図7に示すように、各ウイング41〜44の車幅方向中央部には、補強壁45(図8参照)が設けられている。断面視で、各ウイング41〜44は、H字状をなしている。これにより、各ウイング41〜44の強度および剛性が高められている。
図5に示すように、サイドカウル7bには、第四ウイング44の下方の空間44s(図7参照)を前方から閉塞する閉塞部35が設けられている。閉塞部35は、第四ウイング44の上面44aの前端44e(図9参照)とアウターカウル32の前端縁とをつなぐように延出している。閉塞部35は、走行風を第四ウイング44の上面44aに導くガイド面としても機能する。
図6、図7に示すように、第一ウイング41、第二ウイング42および第三ウイング43は、アウターカウル32の車幅方向内面32aから離れている。第四ウイング44は、アウターカウル32の車幅方向内面32aに当接している。
ここで、第一ウイング41の上面41aの車幅方向外端とアウターカウル32の車幅方向内面32aとの間隔を第一間隔W1、第二ウイング42の上面42aの車幅方向外端とアウターカウル32の車幅方向内面32aとの間隔を第二間隔W2、第三ウイング43の上面43aの車幅方向外端とアウターカウル32の車幅方向内面32aとの間隔を第三間隔W3とする。図7に示すように、各間隔W1〜W3は、実質的に同じ間隔を有する(W1≒W2≒W3)。
図6に示すように、インナーカウル31とアウターカウル32との間には、導風路38において、第一ウイング41、第二ウイング42および第三ウイング43の車幅方向外方を上下方向に連通する連通空間49が形成されている。連通空間49は、第一間隔W1、第二間隔W2および第二間隔W3のそれぞれに形成された空間である。連通空間49は、第一ウイング41、第二ウイング42および第三ウイング43の車幅方向外端とアウターカウル32の車幅方向内面32aとの間に風の流路を形成するように、上下方向にわたって形成されている。連通空間49は、導風路38に連なっている。
<連結部材50>
図7に示すように、インナーカウル31の車幅方向内面31aには、四つのウイング41〜44のそれぞれの車幅方向内端を連結する連結部材50が設けられている。四つのウイング41〜44と、連結部材50とは、同一の部材で一体に形成されている。四つのウイング41〜44および連結部材50は、整流ユニット40を構成している。例えば、整流ユニット40は、樹脂製である。
図8に示すように、インナーカウル31の車幅方向内面31aには、車幅方向内方に膨出するボス部36が設けられている。図4に示すように、インナーカウル31には、複数のボス部36が設けられている。実施形態においては、四つのボス部36が設けられている。
図10に示すように、連結部材50は、インナーカウル31の車幅方向内面31a(図7参照)に沿う板状の連結板51と、連結板51の四隅部から車幅方向内方にそれぞれ膨出するボス受け部52と、を備える。図4に示すように、側面視で、連結板51は、アウターカウル32の前後幅内に配置されている。実施形態においては、四つのボス部36に対応する位置に四つのボス受け部52(図10参照)が設けられている。
側面視で、ボス部36(図10に示すボス受け部52)は、第一ウイング41の前上方、第一ウイング41の後上方、第四ウイング44の前下方、第四ウイング44の後下方にそれぞれ配置されている。図10に示すように、各ボス受け部52には、ボス部36(図8参照)を受けることが可能な座面部52aが設けられている。各座面部52aには、車幅方向に開口する孔部52hが設けられている。図8に示すように、各ボス部36には、車幅方向に開口する雌ネジ部36aが設けられている。
例えば、各ボス部36を各座面部52aに当接させた状態で、各孔部52hにボルト55を挿通し、ボルト55を雌ネジ部36aに螺着することで、連結部材50をインナーカウル31に取り付けることができる。実施形態においては、四つのウイング41〜44と連結部材50とが一体的に成形されているため、連結部材50をインナーカウル31に取り付けるだけで、四つのウイング41〜44をインナーカウル31に同時に取り付けることができる。
インナーカウル31には、各ウイング41〜44を挿通可能に車幅方向に開口する貫通孔31h(図8では第一ウイング41用の貫通孔31hのみ図示)が設けられている(図3参照)。各ウイング41〜44は、貫通孔31hを通じてアウターカウル32の車幅方向内面32aに向かうように、インナーカウル31の車幅方向内面31aに取り付けられている(図7参照)。
<各ウイング41〜44の作用>
各ウイング41〜44の上面41a〜44aは、導風路38に臨んで配置されている。このため、各ウイング41〜44の上面41a〜44aには、走行風が当たるようになっている。各ウイング41〜44は、上面41a〜44aに走行風が当たることにより、空気抵抗によって物理的にダウンフォースを発生させる。
前面視で、第四ウイング44以外のウイング(第一ウイング41、第二ウイング42および第三ウイング43)の上下空間は、前方および後方に露出(導風路38の走行風取入口および取出口に前後方向で連通)している。前面視で、第四ウイング44の下方空間44sは、閉塞部35により前方から閉塞されている(導風路38の走行風取入口に前後方向で連通していない)。これにより、第四ウイング44以外のウイング(第一ウイング41、第二ウイング42および第三ウイング43)は、ウイングの上下を流れる空気の速度差によって生じる圧力差によりダウンフォースを発生させる。
閉塞部35の作用により、第四ウイング44は、上下の圧力差によるダウンフォースは発生させない。第四ウイング44は、上面44aに走行風が当たることのみによりダウンフォースを発生させる、いわゆるカナードのようにダウンフォースを発生させる。
<フロントフェンダ15の配置>
図11において符号15は、前輪3の上方を覆うフロントフェンダを示す。図11に示すように、フロントフェンダ15は、フロントフォーク14の下部を前方から覆うフォーク覆い部15aを備える。実施形態において、フォーク覆い部15aは、フロントフェンダ15のうちフロントフォーク14のインナーチューブ14aの露出部の前方を覆う部分である。側面視で、フォーク覆い部15aは、第四ウイング44の上面44aの前端44eよりも下方に配置されている。
図11において符号K1は、第四ウイング44の上面44aの前端44eを通る水平線(以下「水平仮想線」ともいう。)を示す。フォーク覆い部15aは、全体的に、水平仮想線K1よりも下方の領域に配置されている。これにより、第四ウイング44には、前輪3の転舵の影響を受け易いフォーク覆い部15a(特に整流面積が大きいインナーチューブ14aの露出部の前方を覆う部分)からの風が当たり難くなっている。このため、前輪3の転舵を拘束することを抑制できる。
<ハンドルグリップ5aの配置>
図12において符号5aは、乗員が把持可能なハンドルグリップを示す。図12に示すように、第一ウイング41の上面41aは、後側ほど上方に位置するように傾斜して延びている。側面視で、ハンドルグリップ5aの車幅方向外端(以下「グリップエンド」ともいう。)は、第一ウイング41の上面41aの後端よりも上方に配置されている。
図12において符号U1は、第一ウイング41の上面41aの延長線を示す。側面視で、グリップエンドは、全体的に、延長線U1よりも上方の領域に配置されている。これにより、第一ウイング41の上面41aに沿って流れた風は、スロットルを開ける動作をした際に走行風に対する抵抗になりやすい乗員の手に当たり難くなっている。図12において符号V1は、第一ウイング41の上面41aに沿って流れる風の流れ方向を示す。
最上位に配置されている第一ウイング41(第一整流部材)から最下位に配置されている第四ウイング44(第二整流部材)までの全てのウイング41〜44を、側面視でフォーク覆い部15aよりも上方かつハンドルグリップ5aより下方に設けることで、ダウンフォースと旋回性とを両立しやすい。
以上説明したように、上記実施形態は、車体フレーム2の一部を側方から覆うサイドカウル7bを備えた自動二輪車1において、サイドカウル7bは、インナーカウル31と、インナーカウル31との間で前方からの走行風を後方に導く導風路38を形成するように、インナーカウル31を車幅方向外方から覆うアウターカウル32と、インナーカウル31からアウターカウル32の車幅方向内面32aに指向すると共に、導風路38を流れる走行風によりダウンフォースを発生させる整流部材41と、を備え、整流部材41は、アウターカウル32の車幅方向内面32aから離れている。
この構成によれば、サイドカウル7bが、インナーカウル31からアウターカウル32の車幅方向内面32aに指向すると共に、導風路38を流れる走行風によりダウンフォースを発生させる整流部材41を備えることで、以下の効果を奏する。フロントカウルの上面の上方に配置された空力発生部によりダウンフォースを生じさせる構造と比較して、車両上方側に与えるダウンフォースの影響を小さくすることができる。加えて、整流部材41がアウターカウル32の車幅方向内面32aから離れていることで、以下の効果を奏する。整流部材41で走行風を受けることによりダウンフォースを生じさせつつ、整流部材41の車幅方向外端部において走行風を整流部材41から剥離させることで、適度な旋回性を得ることができる。したがって、ダウンフォースと旋回性とを両立しやすい。
上記実施形態では、インナーカウル31とアウターカウル32との間には、整流部材41の車幅方向外方を上下方向に連通する連通空間49が形成されていることで、以下の効果を奏する。整流部材41の車幅方向内側部で走行風を受けダウンフォースを生じさせていた走行風を、整流部材41の車幅方向外方の連通空間49を通じて他の空間の走行風と合流させることができるため、ダウンフォースを適度に抑えることができ、旋回性を向上させることができる。加えて、連通空間49の大きさを調整することで、ダウンフォースと旋回性の調整を容易に行うことができる。
上記実施形態では、整流部材41の前端縁41fが車幅方向内側ほど前方に位置するように傾斜していることで、以下の効果を奏する。車幅方向内方から流れてくる走行風を先ず整流部材41の車幅方向内側部で一層受けやすくでき、その後、車幅方向外方への走行風の流れを形成しやすいため、ダウンフォースと旋回性とを両立しやすい。
上記実施形態では、整流部材41の車幅方向外端部が、車幅方向内方に窪む凹部46を有することで、樹脂成形時に冷却による体積収縮により整流部材41の表面にヒケ(へこみ)が生じることを抑制できるため、整流部材41の表面を平滑面にしやすく、走行風を効果的に案内することができる。
上記実施形態では、整流部材41は、上下方向に間隔をあけて複数設けられ、複数の整流部材41〜44のそれぞれの車幅方向内端を連結する連結部材50を備えることで、以下の効果を奏する。連結部材50を所定の部分(インナーカウル31)に取り付けるだけで、複数の整流部材41〜44の取付けを同時に行うことができるため、取付け工数を削減することができる。加えて、各整流部材41〜44の取付けを個別に行う場合と比較して、各整流部材41〜44同士の取付け位置精度を向上させることができる。
上記実施形態では、複数の整流部材41〜44と、連結部材50とが同一の部材で一体に形成されていることで、複数の整流部材41〜44と、連結部材50とを同時に成形することができるため、成形工数を削減することができる。
上記実施形態では、インナーカウル31には、整流部材41を挿通可能に車幅方向に開口する貫通孔31hが設けられ、整流部材41は、貫通孔31hを通じてアウターカウル32の車幅方向内面32aに向かうように、インナーカウル31の車幅方向内面31aに取り付けられていることで、以下の効果を奏する。整流部材41をインナーカウル31の車幅方向外面に取り付けた場合と比較して、整流部材41の車幅方向内側部において導風路38に臨む部分41k(導風路38における整流部材41の基端部41k、図5参照)を、ダウンフォースを生じさせる部分として機能させることができる。加えて、インナーカウル31の車幅方向外面に取り付け用の段部等が生じることを回避することができる。
上記実施形態では、整流部材41は、上下方向に間隔をあけて複数設けられ、複数の整流部材41〜44は、第一整流部材41と、第一整流部材41よりも下方に位置する第二整流部材44と、を備え、第一整流部材41は第二整流部材44よりも大きいことで、以下の効果を奏する。第二整流部材44よりも大きい第一整流部材41においては、車両前方から流れてくる走行風をとらえ易いため、ダウンフォースを効果的に発生させることができる。加えて、第一整流部材41よりも小さく下方に設けられた第二整流部材44においては、下方に位置する前輪3近傍から流れてくる走行風をとらえ難いため、前輪3の転舵をしやすくすることができる。
上記実施形態では、整流部材41は、上下方向に間隔をあけて複数設けられ、複数の整流部材41〜44は、第一整流部材41と、第一整流部材41よりも下方に位置する第二整流部材44と、を備え、サイドカウル7bには、第二整流部材44の下方の空間44sを前方から閉塞する閉塞部35が設けられていることで、以下の効果を奏する。閉塞部35により、下方に位置する前輪3近傍から流れてくる走行風を第二整流部材44でとらえ難くすることができるため、前輪3の転舵をしやすくすることができる。
上記実施形態では、側面視で第二整流部材44の上面44aが後側ほど上方に位置するように傾斜して延びていることで、以下の効果を奏する。車両前方あるいは上方から流れてくる走行風を第二整流部材44の上面に当てやすく、カナードのようにダウンフォースを得ることができる。
上記実施形態では、前輪3の上方を覆うフロントフェンダ15を備え、フロントフェンダ15は、フロントフォーク14の一部を前方から覆うフォーク覆い部15aを備え、フォーク覆い部15aは、第二整流部材44の上面44aの前端44eよりも下方に配置されていることで、以下の効果を奏する。フォーク覆い部15aにより整流された走行風を、第二整流部材44でとらえ難くすることができるため、前輪3の転舵をしやすくすることができる。
上記実施形態では、乗員が把持可能なハンドルグリップ5aを更に備え、側面視で、整流部材41の上面41aは、後側ほど上方に位置するように傾斜して延び、側面視で、ハンドルグリップ5aの車幅方向外端は、整流部材41の上面41aの延長線U1よりも上方に配置されていることで、以下の効果を奏する。整流部材41の上面41aに沿って流れた走行風が乗員(ライダー)の腕に当たることによる抵抗の発生を抑えることができるため、整流部材41のダウンフォース効果が阻害されることを抑制することができる。
<変形例>
上記実施形態では、整流部材41〜44の車幅方向外端部が車幅方向内方に窪む凹部46を有する例(図10参照)を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図13に示すように、整流部材41〜44の車幅方向外端部が、アウターカウル32の車幅方向内面32aに対向する平面48を有していてもよい。この構成によれば、整流部材41〜44の車幅方向外側部とアウターカウル32の車幅方向内面32aとの間に連通空間49を形成しやすいため、ダウンフォースと旋回性とを両立しやすい。
例えば、整流部材41〜44の車幅方向外端部における平面48は、整流部材41〜44の車幅方向外端部に凹部46(図10参照)を形成しないことにより設けてもよい。例えば、整流部材41〜44の車幅方向外端部における平面48は、整流部材41〜44の車幅方向外端部に形成した凹部46(図10参照)に、樹脂などの別部材を圧入することにより設けてもよい。例えば、整流部材41〜44の車幅方向外端部における平面48は、整流部材41〜44の車幅方向外端部に形成した凹部46(図10参照)を、樹脂などの材料で埋めることにより設けてもよい。
上記実施形態では、第四ウイング44がアウターカウル32の車幅方向内面32aに当接している例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第四ウイング44がアウターカウル32の車幅方向内面32aから離れていてもよい。
上記実施形態では、第一ウイング41、第二ウイング42および第三ウイング43のそれぞれの車幅方向外端部の全部が、アウターカウル32の車幅方向内面32aから離れている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一ウイング41、第二ウイング42および第三ウイング43のそれぞれの車幅方向外端部の一部が、アウターカウル32の車幅方向内面32aに当接していてもよい。すなわち、各ウイング41〜44の車幅方向外端部の少なくとも一部が、アウターカウル32の車幅方向内面32aから離れていればよい。
上記実施形態では、四つのウイング41〜44が設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図14に示すように、三つのウイング41〜43が設けられていてもよい。例えば、図示はしないが、ウイングが一つのみ設けられていてもよいし、二つ又は五つ以上のウイングが設けられていてもよい。
上記実施形態では、連結部材50とインナーカウル31とがボルト締結されている例(図8参照)を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、連結部材50とインナーカウル31とは、リベット等の固定部材で固定されていてもよいし、接着剤で接合されていてもよい。
上記実施形態では、側面視で整流部材41〜44が後側ほど上方に位置するように傾斜する上向き形状である例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、整流部材41〜44が角度調整可能に構成されていてもよい。すなわち、側面視で整流部材41〜44の姿勢が後側ほど上方に位置するように傾斜する状態と水平状態との間で調整可能であってもよい。これにより、ダウンフォースの効果を要求仕様に合わせて調整することができる。
上記実施形態では、整流部材41〜44が連結部材50と一体に形成されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、整流部材41〜44が連結部材50と別体であってもよい。
上記実施形態では、フォーク覆い部15aが、フロントフェンダ15のうちフロントフォーク14のインナーチューブ14aの露出部の前方を覆う部分である例(図11参照)を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、フォーク覆い部15aは、フロントフェンダ15のうちフロントフォーク14の下部全体の前方を覆う部分であってもよい。すなわち、フォーク覆い部15aは、フロントフェンダ15のうちフロントフォーク14の少なくとも一部を覆う部分であってもよい。
上記実施形態では、フォーク覆い部15aがフロントフォーク14の一部を前方から覆う例(図11参照)を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、フォーク覆い部15aは、フロントフォーク14の一部を車幅方向外方から覆っていてもよい。すなわち、フォーク覆い部15aは、フロントフォーク14の一部を前方および側方の少なくとも一方から覆っていていてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記鞍乗型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪の車両にも適用可能である。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
2 車体フレーム(車体)
3 前輪
5a ハンドルグリップ
7b サイドカウル
14 フロントフォーク
15 フロントフェンダ
15a フォーク覆い部
31 インナーカウル
31a インナーカウルの車幅方向内面
31h 貫通孔
32 アウターカウル
32a アウターカウルの車幅方向内面
35 閉塞部
38 導風路
41 第一ウイング(整流部材、第一整流部材)
41a 第一ウイングの上面(第一整流部材の上面)
41f 第一ウイングの前端縁(整流部材の前端縁)
42 第二ウイング(整流部材)
43 第三ウイング(整流部材)
44 第四ウイング(整流部材、第二整流部材)
44a 第四ウイングの上面(第二整流部材の上面)
44e 第二整流部材の上面の前端
44s 第二整流部材の下方の空間
46 凹部
48 平面
49 連通空間
50 連結部材
U1 延長線

Claims (13)

  1. 車体(2)の少なくとも一部を側方から覆うサイドカウル(7b)を備えた鞍乗型車両(1)において、
    前記サイドカウル(7b)は、
    インナーカウル(31)と、
    前記インナーカウル(31)との間で前方からの走行風を後方に導く導風路(38)を形成するように、前記インナーカウル(31)を車幅方向外方から覆うアウターカウル(32)と、
    前記インナーカウル(31)から前記アウターカウル(32)の車幅方向内面(32a)に指向すると共に、前記導風路(38)を流れる走行風によりダウンフォースを発生させる整流部材(41)と、を備え、
    前記整流部材(41)は、前記アウターカウル(32)の車幅方向内面(32a)から離れていることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記インナーカウル(31)と前記アウターカウル(32)との間には、前記整流部材(41)の車幅方向外方を上下方向に連通する連通空間(49)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記整流部材(41)の前端縁(41f)は、車幅方向内側ほど前方に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記整流部材(41)の車幅方向外端部は、車幅方向内方に窪む凹部(46)を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記整流部材(41)の車幅方向外端部は、前記アウターカウル(32)の車幅方向内面(32a)に対向する平面(48)を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記整流部材(41)は、上下方向に間隔をあけて複数設けられ、
    複数の前記整流部材(41〜44)のそれぞれの車幅方向内端を連結する連結部材(50)を更に備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  7. 複数の前記整流部材(41〜44)と、前記連結部材(50)とは、同一の部材で一体に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記インナーカウル(31)には、前記整流部材(41)を挿通可能に車幅方向に開口する貫通孔(31h)が設けられ、
    前記整流部材(41)は、前記貫通孔(31h)を通じて前記アウターカウル(32)の車幅方向内面(32a)に向かうように、前記インナーカウル(31)の車幅方向内面(31a)に取り付けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記整流部材(41)は、上下方向に間隔をあけて複数設けられ、
    複数の前記整流部材(41〜44)は、
    第一整流部材(41)と、
    前記第一整流部材(41)よりも下方に位置する第二整流部材(44)と、を備え、
    前記第一整流部材(41)は、前記第二整流部材(44)よりも大きいことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記整流部材(41)は、上下方向に間隔をあけて複数設けられ、
    複数の前記整流部材(41〜44)は、
    第一整流部材(41)と、
    前記第一整流部材(41)よりも下方に位置する第二整流部材(44)と、を備え、
    前記サイドカウル(7b)には、前記第二整流部材(44)の下方の空間(44s)を前方から閉塞する閉塞部(35)が設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  11. 側面視で、第二整流部材(44)の上面(44a)は、後側ほど上方に位置するように傾斜して延びていることを特徴とする請求項9または10に記載の鞍乗型車両。
  12. 前輪(3)の上方を覆うフロントフェンダ(15)を更に備え、
    前記フロントフェンダ(15)は、フロントフォーク(14)の少なくとも一部を前方および側方の少なくとも一方から覆うフォーク覆い部(15a)を備え、
    前記フォーク覆い部(15a)は、前記第二整流部材(44)の上面(44a)の前端(44e)よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項9から11のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  13. 乗員が把持可能なハンドルグリップ(5a)を更に備え、
    側面視で、前記整流部材(41)の上面(41a)は、後側ほど上方に位置するように傾斜して延び、
    側面視で、前記ハンドルグリップ(5a)の車幅方向外端は、前記整流部材(41)の上面(41a)の延長線(U1)よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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