Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2018509473A - ポリマーの水溶液 - Google Patents

ポリマーの水溶液 Download PDF

Info

Publication number
JP2018509473A
JP2018509473A JP2018501146A JP2018501146A JP2018509473A JP 2018509473 A JP2018509473 A JP 2018509473A JP 2018501146 A JP2018501146 A JP 2018501146A JP 2018501146 A JP2018501146 A JP 2018501146A JP 2018509473 A JP2018509473 A JP 2018509473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
composition
viscosity
polymer
mpa
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018501146A
Other languages
English (en)
Inventor
エリザベス・トッセ
スーザン・エル・ジョーダン
デサイ・カシャッパ・ゴウド
スティーヴン・シュウェンデマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
University of Michigan
Original Assignee
University of Michigan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by University of Michigan filed Critical University of Michigan
Publication of JP2018509473A publication Critical patent/JP2018509473A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0043Nose
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/30Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
    • A61K47/34Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyesters, polyamino acids, polysiloxanes, polyphosphazines, copolymers of polyalkylene glycol or poloxamers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/30Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
    • A61K47/36Polysaccharides; Derivatives thereof, e.g. gums, starch, alginate, dextrin, hyaluronic acid, chitosan, inulin, agar or pectin
    • A61K47/38Cellulose; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/08Solutions

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

水性組成物であって、(a)溶液の重量に基づいて、0.5重量%〜5重量%の1つ以上の溶解したセルロース誘導体と、(b)溶液の重量に基づいて、1重量%〜10重量%の1つ以上の溶解したポリビニルカプロラクタム−ポリ酢酸ビニル−ポリエチレングリコールグラフトコポリマーと、を含み、該水溶液が、25℃で20mPa*s以下の複素粘度を有する、水性組成物が提供される。【選択図】なし

Description

生理活性剤の経粘膜送達のための薬学的組成物などの鼻粘膜への適用のための組成物が、多くの場合望ましい。鼻噴霧は、鼻腔への投与を意図した薬物送達系である。しかしながら、既知の鼻噴霧は、外鼻孔からの滴下を通して、または鼻腔の後部を通して鼻咽頭へと、急速に出てしまう場合が多く、生理活性剤(複数可)の不十分な有効性につながり得る。軟膏またはゲル剤などの高粘度の送達系は、より長期間にわたって鼻腔内に保持されるが、軟膏及びゲル剤の正確な投与量は計量が困難であり、その後、鼻腔内の所望の位置に送達することも難しい。
US2013/0157963は、局所眼科用組成物を記載している。噴霧に適するように鼻粘膜組織と接触する前に比較的低い粘度を有し、また鼻粘膜組織と接触した後に比較的高い粘度を有する組成物を提供することが望ましいであろう。
以下は、本発明の陳述である。
本発明の態様は、水性組成物であって、
(a)溶液の重量に基づいて、0.5重量%〜10重量%の1つ以上の溶解したセルロース誘導体と、
(b)溶液の重量に基づいて、1重量%〜10重量%の1つ以上の溶解したポリビニルカプロラクタム−ポリ酢酸ビニル−ポリエチレングリコールグラフトコポリマーと、を含み、
該水溶液が、25℃で25mPas以下の複素粘度を有する、水性組成物である。
以下は、図面の簡単な説明である。
最大粘度、最小粘度、及びΔTを特定する方法を示す、複素粘度対温度の概略曲線を示す。
以下は、本発明を実施するための形態である。
本明細書中で使用される場合、以下の用語は、文脈上他に明白に示されない限り、指定された定義を有する。
本明細書では、正電荷を有する原子または化学基が化合物に共有結合している場合、化合物はカチオン性であると見なされる。カチオン性官能基は、正電荷を有する原子または化学基である。
セルロースは、連結したD−グルコース単位の直鎖からなる天然由来の有機ポリマーである。セルロースは、多くの場合、種々の試薬の1つ以上と反応して、セルロース上のヒドロキシル原子のうちの1つ以上が、1つ以上の官能基で置き換えられている誘導体を生成する。有用なセルロース誘導体の1つの部類は、水溶性セルロース誘導体の部類であり、これは、水100グラム当たり1グラム以上の量で25℃の水に可溶性である化合物である。本明細書では、その量のポリマーと水との混合物が、肉眼で濁らず、また水からのポリマーの相分離を示さない安定な組成物を形成する場合、水に溶解すると見なされる。
本明細書で使用される場合、水性組成物は、水溶液の重量に基づいて50重量%以上の水を含有する組成物である。
本明細書で使用される場合、複素粘度は、0.5Paの振動応力で、1秒当たり0.5サイクルで円錐及びプレート固定具を振動させることによって測定される。振動応力を0.3Paから0.8Paまで変化させる場合でも複素粘度が変化しない条件下で測定が行われる限りにおいて、任意の円錐角が選択されてもよい。
本明細書で定義されるように、組成物の「ゲル化温度」は、図1に示すように、以下のように決定される。複素粘度は温度の関数として観測される。本発明の適用上、目的とする温度範囲は20℃〜45℃である。ゲル化温度を有する組成物は、着目した温度範囲にわたって、以下の挙動を示す:温度が上昇するにつれて、複素粘度は比較的ゆっくりと低下し、次いで、複素粘度は比較的急激に上昇し、次いで、複素粘度は再び比較的ゆっくりと低下する。目的とする温度範囲の外側では、複素粘度は温度に対し、他の挙動を示す場合もあれば、示さない場合もある。目的とする温度範囲では、最小粘度の点が特定され、その点の温度(TMIN)が、その点の粘度の値(VMIN)と共に記録される。また、目的とする温度範囲では、最大粘度の点が特定され、その点の温度(TMAX)が、その点の粘度の値(VMAX)と共に記録される。パラメータΔT=TMAX−TMIN。粘度上昇指数は、VRISE=VMAX/VMINである。VRISEが3以上であり、かつΔTが15℃以下である場合、本明細書では、その組成物はゲル化温度を有すると言われる。ゲル化温度は、TGEL=0.5*(TMAX+TMIN)と定義される。
構造Iの繰り返し単位を有するメチルセルロース(MC)ポリマー化合物:
構造Iにおいて、繰り返し単位は括弧内に示されている。指数nは、構造Iがポリマーとなるのに十分に大きく、すなわち、nは化合物の「2%溶液粘度」(以下に定義する)が2mPas以上となるのに十分に大きい。MCにおいて、−R、−R、及び−Rは、それぞれ独立して、−H及び−CHから選択される。−R、−R、及び−Rの選択肢は、各繰り返し単位において同じであってもよく、または異なる繰り返し単位が−R、−R、及び−Rの異なる選択肢を有してもよい。
メチルセルロースポリマーは、メトキシル基の重量パーセントによって特徴付けられる。重量パーセンテージは、メチルセルロースポリマーの総重量に基づく。慣例により、重量パーセントは、全ての置換基を含むセルロース繰り返し単位の総重量に基づく平均重量パーセンテージである。メトキシル基の含量は、メトキシル基(すなわち、−OCH)の質量に基づいて報告する。メチルセルロース(MC)ポリマー中のメトキシル%の決定は、米国薬局方(USP37,“Methylcellulose”,3776−3778頁)に従って実施する。
メチルセルロースポリマーは、20℃における2重量%水溶液の粘度によっても特徴付けられる。2重量%メチルセルロースポリマー水溶液を調製し、米国薬局方(USP37,“Methylcellulose”,3776−3778頁)に従って試験する。米国薬局方に記載されているように、600mPa・s未満の粘度はウベローデ粘度測定によって決定され、600mPa・s以上の粘度はブルックフィールド粘度計を用いて決定される。MCの2重量%溶液を作製し、適切な粘度計を選択し、粘度を測定するとき、得られた測定粘度は、本明細書において「2%溶液粘度」として知られるものである。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマーは、構造Iを有し、式中、−R、−R、及び−Rは、それぞれ独立して、−H、−CH、及び構造IIから選択される。
−R、−R、及び−Rの選択肢は、各繰り返し単位において同じであってもよく、または異なる繰り返し単位が−R、−R、及び−Rの異なる選択肢を有してもよい。数xは、値1以上の整数である。−R、−R、及び−Rのうちの1つ以上は、繰り返し単位のうちの1つ以上で構造IIを有する。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマーは、メトキシル基の重量パーセントによって特徴付けられる。重量パーセンテージは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマーの総重量に基づく。慣例により、重量パーセントは、全ての置換基を含むセルロース繰り返し単位の総重量に基づく平均重量パーセンテージである。メトキシル基の含量は、メトキシル基(すなわち、−OCH)の質量に基づいて報告する。ヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマー中のメトキシル%の決定は、米国薬局方(USP37,“Hypromellose”,3296−3298頁)に従って実施する。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマーは、ヒドロキシプロピル基の重量パーセントによって特徴付けられる。重量パーセンテージは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマーの総重量に基づく。ヒドロキシプロポキシル基の含量は、ヒドロキシプロポキシル基(すなわち、−O−COH)の質量に基づいて報告する。ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)中のヒドロキシプロポキシル%の決定は、米国薬局方(USP37,“Hypromellose”,3296−3298頁)に従って実施する。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマーは、20℃における2重量%水溶液の粘度によっても特徴付けられる。2重量%ヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマー水溶液を調製し、米国薬局方(USP37,“Hypromellose”,3296−3298頁)に従って試験する。米国薬局方に記載されているように、600mPa・s未満の粘度はウベローデ粘度測定によって決定され、600mPa・s以上の粘度はブルックフィールド粘度計を用いて決定される。この粘度は、本明細書において「2%溶液粘度」として知られるものである。
カルボキシメチルセルロースナトリウム(ナトリウムCMC)は、−R、−R、及び−Rが、それぞれ独立して−H及び−CHCOONaから選択される構造Iを有する。−R、−R、及び−Rの選択肢は、各繰り返し単位において同じであってもよく、または異なる繰り返し単位が−R、−R、及び−Rの異なる選択肢を有してもよい。−R、−R、または−Rが−HであるD−グルコース単位当たりの基の平均数(「x」で示される)は1.5〜2.8である。−R、−R、または−Rが−CHCOONaであるD−グルコース単位あたりの基の平均数(「y」または「置換度」で示される)は0.2〜1.5である。ナトリウムCMCにおいて、x+yは3.0である。ナトリウムCMCは、2重量%水溶液の粘度(25℃でのブルックフィールドLVT)により特徴付けられる。
カチオン性HECは、−R、−R、及び−Rがそれぞれ独立して−H及び−(CHCHO)Qから選択される構造Iを有し、式中、nは1〜5であり、Qはカチオン性官能基である。好ましくは、カチオン性官能基Qは、構造Vを有し、
式中、−Rd−は、2価の有機基である。カチオン性HECは、2重量%水溶液の粘度(25℃でのブルックフィールドLVT)により特徴付けられる。カチオン性HECはまた、ケルダール窒素試験によって測定される窒素%によっても特徴付けられる。
本明細書で使用される場合、PC−PA−PEGグラフトコポリマーは、ポリビニルカプロラクタム−ポリ酢酸ビニル−ポリエチレングリコールグラフトコポリマーである。PC−PA−PEGグラフトコポリマーは、酢酸ビニルの重合単位及びビニルカプロラクタムの重合単位を含有するポリマーに共有結合した1つ以上のポリエチレングリコール部分を有する。
本発明の組成物は、1つ以上のセルロース誘導体を含有する。好ましいセルロース誘導体は、水に可溶性である。好ましいセルロース誘導体は、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、カルボキシメチルセルロースナトリウム(NaCMC)、カチオン性ヒドロキシエチルセルロース(CHEC)、及びそれらの混合物である。より好ましいセルロース誘導体は、HPMC及びMCである。
MCポリマーの中で、好ましくは、メトキシル%は15%以上であり、より好ましくは25%以上である。MCポリマーの中で、好ましくは、メトキシル%は40%以下であり、より好ましくは35%以下である。MCポリマーの中で、好ましくは、2重量%水溶液の粘度は、好ましくは2mPas以上であり、より好ましくは4mPas以上である。MCポリマーの中で、好ましくは、2重量%水溶液の粘度は、好ましくは10,000mPas以下であり、より好ましくは6,000mPas以下である。
HPMCポリマーの中で、好ましくは、メトキシル%は10%以上であり、より好ましくは18%以上である。HPMCポリマーの中で、好ましくは、メトキシル%は30%以下であり、より好ましくは26%以下である。HPMCポリマーの中で、好ましくは、ヒドロキシプロピル%は4%以上であり、より好ましくは6%以上である。HPMCポリマーの中で、好ましくは、ヒドロキシプロピル%は20%以下であり、より好ましくは15%以下である。
HPMCポリマーの中で、好ましくは、2重量%水溶液の粘度は、好ましくは2mPas以上であり、より好ましくは4mPas以上である。HPMCポリマーの中で、好ましくは、2重量%水溶液の粘度は、好ましくは20,000mPas以下であり、より好ましくは5,000mPas以下である。好ましくは、2,000mPas以上の2重量%水溶液の粘度を有するHPMCポリマーが使用される場合、HPMCポリマーの量は、組成物の重量に基づいて2重量%以下である。
ナトリウムCMCポリマーの中で、置換度は0.95以下であることが好ましい。好ましくは、ナトリウムCMCの置換度は、0.75以上であり、より好ましくは0.8以上である。好ましくは、ナトリウムCMC溶液(25℃において水中の2重量%)の粘度は、200mPas以上であり、より好ましくは400mPas以上である。好ましくは、ナトリウムCMC溶液(25℃において水中の2重量%)の粘度は、1500mPas以下であり、より好ましくは1000mPas以下である。
カチオン性HECポリマーの中で、好ましくは、−Rd−は1個〜8個の炭素原子を有する、より好ましくは1〜2個の炭素原子を有する、より好ましくは1個の炭素原子を有する炭化水素基である。好ましくは、−R、−R、及び−Rは、それぞれ独立して、置換または非置換の炭化水素基である。好ましくは、−R、−R、及び−Rは、全て非置換の炭化水素基であり、より好ましくは、R、R、及びRは、全て非置換のアルキル基であり、より好ましくは、R、R、及びRは、全てメチル基である。好ましいカチオン性HECは、50mPas以上、より好ましくは100mPas以上、より好ましくは200mPas以上の2重量%水溶液の粘度を有する。好ましいカチオン性HECは、2,000mPas以下、より好ましくは900mPas以下の2重量%水溶液の粘度有する。好ましいカチオン性HECは、1.2以上、より好ましくは1.4以上の窒素%を有する。好ましいカチオン性HECは、3以下、より好ましくは2.5以下の窒素%を有する。
本発明の組成物は1つ以上のPC−PA−PEGグラフトコポリマーを含有し、これはポリビニルカプロラクタム−ポリ酢酸ビニル−ポリエチレングリコールグラフトコポリマーである。好ましいPC−PA−PEGグラフトコポリマーは、水中で可溶性である。好ましくは、PC−PA−PEGグラフトコポリマーは、1つまたは2つの側鎖を有するポリエチレングリコール(PEG)主鎖を有する。好ましくは、PEG主鎖は、1,000以上、より好ましくは3,000以上の平均分子量を有する。好ましくは、PEG主鎖は、20,000以下、より好ましくは10,000以下の平均分子量を有する。好ましくは、各側鎖は、酢酸ビニルとN−ビニルカプロラクタムとのランダムコポリマーである。
好ましくは、PC−PA−PEGグラフトコポリマーは、30,000以上、より好ましくは50,000以上、より好ましくは70,000以上の平均分子量を有する。好ましくは、PC−PA−PEGグラフトコポリマーは、1,000,000以下、より好ましくは500,000以下、より好ましくは200,000以下の平均分子量を有する。
好ましくは、PC−PA−PEGグラフトコポリマー中のPEG主鎖の量は、PC−PA−PEGグラフトコポリマーの重量に基づいて、3重量%以上、より好ましくは5重量%以上、より好ましくは7重量%以上である。好ましくは、PC−PA−PEGグラフトコポリマー中のPEG主鎖の量は、PC−PA−PEGグラフトコポリマーの重量に基づいて、50重量%以下、より好ましくは35重量%以下、より好ましくは25重量%以下である。
好ましくは、PC−PA−PEGグラフトコポリマー中の酢酸ビニルの重合単位の量は、PC−PA−PEGグラフトコポリマーの重量に基づいて、5重量%以上、より好ましくは10重量%以上、より好ましくは15重量%以上である。好ましくは、PC−PA−PEGグラフトコポリマー中の酢酸ビニルの重合単位の量は、PC−PA−PEGグラフトコポリマーの重量に基づいて、70重量%以下、より好ましくは60重量%以下、より好ましくは50重量%以下である。
好ましくは、PC−PA−PEGグラフトコポリマー中のビニルカプロラクタムの重合単位の量は、PC−PA−PEGグラフトコポリマーの重量に基づいて、10重量%以上、より好ましくは20重量%以上、より好ましくは30重量%以上である。好ましくは、PC−PA−PEGグラフトコポリマー中のビニルカプロラクタムの重合単位の量は、PC−PA−PEGグラフトコポリマーの重量に基づいて、90重量%以下、より好ましくは80重量%以下である。
本発明の組成物中のセルロース誘導体の量は、組成物の重量に基づいて、0.02重量%以上、より好ましくは0.05重量%以上、より好ましくは0.09重量%以上である。本発明の組成物中のセルロース誘導体の量は、組成物の重量に基づいて、10重量%以下、より好ましくは7重量%以下、より好ましくは4重量%以下、より好ましくは2重量%以下である。
本発明の組成物中のPC−PA−PEGグラフトコポリマーの量は、組成物の重量に基づいて、1重量%以上、より好ましくは2重量%以上、より好ましくは4重量%以上である。本発明の組成物中のPC−PA−PEGグラフトコポリマーの量は、組成物の重量に基づいて、15重量%以下、より好ましくは10重量%以下、より好ましくは7重量%以下である。
好ましくは、本発明の組成物は、39℃以下、より好ましくは37℃以下のゲル化温度を呈する。本発明の組成物のゲル化温度は、好ましくは少なくとも24℃、より好ましくは少なくとも26℃、より好ましくは少なくとも28℃、及び最も好ましくは少なくとも30℃である。
好ましくは、本発明の組成物は、2以上、より好ましくは3以上、より好ましくは4以上、より好ましくは5以上のVRISEを呈する。好ましくは、本発明の組成物は、10以下のVRISEを呈する。好ましくは、本発明の組成物は、5℃以上のΔTを呈する。好ましくは、本発明の組成物は、20℃以下、より好ましくは15℃以下のΔTを呈する。好ましくは、本発明の組成物は、37℃以下、より好ましくは36℃以下のTGELを呈する。好ましくは、本発明の組成物は、33℃以上のTGELを呈する。
本発明の組成物は、20mPas以下、好ましくは15mPas以下、より好ましくは10mPas以下の25℃における複素粘度を有する。好ましくは、本発明の組成物は、25mPas以上、より好ましくは30mPas以上、より好ましくは40mPas以上、より好ましくは50mPas以上の37℃における複素粘度を有する。
セルロース誘導体の水溶液を作製するためには、好ましい方法は、セルロース誘導体を液状水と接触させて、混合物を作製し、次いでこの混合物に機械的攪拌を提供することである。好ましくは、この混合物は、80℃以上、より好ましくは90℃以上の温度を有する。セルロース誘導体が溶解された後に、この混合物は、25℃に冷却されることが好ましい。
本発明の組成物は、生理活性剤の鼻粘膜への適用に、例えば、経粘膜送達に非常に有用である。5℃または20℃における、すなわち、組成物が通常、保管及び/または適用される温度における低粘度は、組成物のそのような組成物を含む容器からの、例えば噴霧による放出、及び組成物の鼻粘膜への投与を容易にする。組成物の温度は、その鼻粘膜への適用後に上昇する。この温度上昇は、温度をゲル化温度よりも高く上昇させ、組成物に粘度を上昇させるであろうことが想定される。粘度の上昇は、本発明の組成物の鼻粘膜上への保持を容易にするであろうことが予期される。
好ましくは、本発明の組成物は、1つ以上の生理活性剤、好ましくは、以下から選択される1つ以上の生理活性剤を含有する:1つ以上の薬剤、1つ以上の診断用薬、または1つ以上の精油、または化粧品もしくは栄養学的な目的で有用である1つ以上の生理活性剤。「薬剤」という用語は、個体に、典型的には、哺乳動物に、特にヒト個体に投与されるときに、有益な予防的及び/または治療的な特性を有する化合物を指す。経鼻送達に有用である生理活性剤は、当該技術分野において既知である。
いくつかの生理活性剤及びいくつかの経鼻送達の方法は、WO2015/009799に記載されている。
本発明の組成物は、アレルギー性鼻炎、鼻詰まり及び感染症のための治療で、糖尿病、片頭痛、悪心、禁煙、急性疼痛緩和、夜尿症、骨粗鬆症、ビタミンB12欠乏症の治療において利用される薬剤などの1つ以上の生理活性剤の鼻腔内送達に、または鼻腔内に位置する粘膜を通しての送達に、及び例えばインフルエンザワクチンなどの経鼻ワクチンを投与するために特に有用であるが、生理活性剤は、これらの例に限定されない。本質的に好ましい薬剤は、アセトアミノフェン、アゼラスチン塩酸塩、ジプロピオン酸ベクロメタゾン一水和物、コハク酸スマトリプタン、メシル酸ジヒドロエルゴタミン、プロピオン酸フルチカゾン、トリアムシノロンアセトアミド、ブデソニド、クエン酸フェンタニル、酒石酸ブトルファノール、ゾルミトリプタン、酢酸デスモプレシン水和物、サケカルシトニン、酢酸ナファレリン、酢酸ブセレリン、エルカトニン、オキシトシン、インスリン、フランカルボン酸モメタゾン、エストラジオール、メトクロプラミド、キシロメタゾリン塩酸塩、臭化イプラトロピウム水和物、オロパタジン塩酸塩、オキシメタゾリン塩酸塩、デクスパンテノール、ハイドロコルチゾン、ナファゾリン塩酸塩、フェニレフリン塩酸塩、マレイン酸メピラミン、フェニレフリン塩酸塩、クロモリンナトリウム、レボカバスチン塩酸塩、ビタミンB12、プレドニゾロンメタスホ安息香酸エステルナトリウム、硝酸ナファゾリン、テトラヒドロゾリン塩酸塩、マレイン酸クロルフェニラミン、塩化ベンゼトニウム、フマル酸ケトチフェン、ヒスタミン二塩酸塩、フサファンギン、またはこれらの組み合わせである。精油の例は、メントール、サリチル酸メチル、チモール、ユーカリ油、カンファー、樟脳、スイートオレンジ、またはこれらの組み合わせである。
本発明の好ましい実施形態は、様々な利益を有するであろう。37℃における粘度が25℃におけるものよりも高いという事実は、この組成物が、種々の方法、例えば噴霧によって、例えば鼻の内部または鼻腔に、25℃で容易に適用され得ること、その後、組成物が37℃で生組織と接触するようになるとき、粘度が上昇し、これが組成物が、重力によって流れ出てしまうことなく鼻腔内に留まることを可能にするようになることを意味するであろう。粘膜と接触してのより長い滞留時間は、生理活性剤が、組織及び/または血流中に浸透するためのより多くの機会を可能にするであろう。更に、本発明の好ましい実施形態が、以下の利益のうちの1つ以上を有することが予期される。好ましくは、本発明の組成物は、生理活性剤の可溶化を改善するように作用し、組成物の膨潤率を調節し、粘膜に十分に接着し、及び/または粘膜繊毛クリアランスを遅延させるであろう。
本発明の組成物が生理活性剤を含有しない場合、本発明の組成物は、例えば、鼻腔を濯ぎ及び/または鼻腔に潤いを与えるために有用である。
経粘膜送達用の組成物は、液体希釈剤を更に含み、液体希釈剤の少なくとも55重量パーセント〜最大で100パーセントは水である。本発明の組成物は、有機液体希釈剤を更に含んでもよいが、本発明の組成物は、有機液体希釈剤及び水の総重量に基づいて、少なくとも55、好ましくは少なくとも65、より好ましくは少なくとも75、より好ましくは少なくとも90、及びより好ましくは少なくとも95重量パーセントの水を含まねばならない。本発明の組成物は、有機液体希釈剤及び水の総重量に基づいて、好ましくは最大45、より好ましくは最大35、より好ましくは最大25、より好ましくは最大10、及びより好ましくはわずか最大5重量パーセントの有機液体希釈剤を含有する。一実施形態では、希釈剤は、水からなる。水は、通常、純水、例えば、米国薬局方(USP)純水、ヨーロッパ薬局方(PhEur)純水または注射用水(WFI)などの高品質グレードの水である。
本明細書で使用される場合、「有機液体希釈剤」という用語は、25℃及び大気圧で液体である、有機溶媒または2つ以上の有機溶媒の混合物を意味する。好ましい有機液体希釈剤は、酸素、窒素またはハロゲン(塩素のような)などの1個以上のヘテロ原子を有する極性有機溶媒である。より好ましい有機液体希釈剤は、アルコール、例えば、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール及びグリセロールなどの多官能基性アルコール、もしくはエタノール、イソプロパノールまたはn−プロパノールなどの1官能基性アルコール、あるいは酢酸エチルなどのアセテートである。より好ましくは、有機液体希釈剤は、1〜6個、最も好ましくは1〜4個の炭素原子を有する。有機液体希釈剤は、製薬上許容される、エタノールまたはグリセロールなどが好ましい。
本発明の組成物は、1つ以上の懸濁化剤、におい、香味もしくは風味向上剤、防腐剤、製薬上許容される界面活性剤、着色剤、乳白剤、または抗酸化剤などの1つ以上の任意の補助剤を含んでもよい。通常は、製薬上許容される任意の補助剤が選択される。
安定性の目的のために、本発明の組成物(例えば、経鼻投与用組成物)は、1つ以上の防腐剤を封入することによって、生物または真菌汚染及び増殖から保護することができる。製薬上許容される抗菌剤または防腐剤の例として、四級アンモニウム化合物(例えば、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、セトリミド、塩化セチルピリジニウム、塩化ラウラルコニウム、及び塩化ミリスチルピコリニウム)、水銀剤(例えば、硝酸フェニル水銀、酢酸フェニル水銀、及びチメロサール)、アルコール剤(例えば、クロロブタノール、フェニルエチルアルコール、及びベンジルアルコール)、抗菌性エステル(例えば、パラヒドロキシ安息香酸のエステル)、エデト酸二ナトリウム(EDTA)などのキレート剤、及びクロルヘキシジン、クロロクレゾール、ソルビン酸ならびにその塩(ソルビン酸カリウムなど)及びポリミキシンンなどの他の抗菌剤を挙げることができるが、これらに限定されない。製薬上許容される抗真菌剤の例として、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、プロピオン酸ナトリウム、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、及びブチルパラベンを挙げることができるが、これらに限定されない。防腐剤(複数可)は、含まれる場合、通常、組成物の総重量に基づいて、0.001〜1%、0.015%〜0.5%などの量で存在する。好ましくは、防腐剤は、塩化ベンザルコニウム、EDTA及び/またはソルビン酸カリウムから選択される。より好ましくは、防腐剤は、EDTA及び/またはソルビン酸カリウムである。
以下は、本発明の実施例である。
以下の材料を使用した。
MC1=Dow Chemical CompanyからのMETHOCEL(商標)A4Mメチルセルロースポリマー、メトキシ置換%、27.5〜31.5%、2重量%水溶液の粘度、2,663〜4,970mPas。
HPMC1=Dow Chemical CompanyからのMETHOCEL(商標)K4Mヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマー、メトキシ置換%、19.0〜24.0%、ヒドロキシプロピル置換%、7.0〜12.0%、2重量%水溶液の粘度、2,663〜4,970mPas。
NaCMC1=Dow Chemical CompanyからのWALOCEL(商標)CRT 1000 PAカルボキシメチルセルロースナトリウムポリマー、0.9の置換度、550〜800mPasの2重量%水溶液の粘度。
CHEC1=Dow Chemical CompanyからのUCARE(商標)JR 400カチオン性HECポリマー、1.2〜2.2%の窒素、300〜500mPasの2重量%水溶液の粘度。
Graft1=BASFからのSOLUPLUS(商標)コポリマー、ポリビニルカプロラクタム−ポリ酢酸ビニル−ポリエチレングリコールグラフトポリマー(13%のPEG 6000、57%のビニルカプロラクタム、30%の酢酸ビニル)、酢酸ビニルとビニルカプロラクタムとのランダムコポリマーからなる1つまたは2つの側鎖を有するPEG 6000の主鎖を有し、118,000の平均分子量を有する。
以下の手順によって溶液を作製した。メチルセルロース(MC、Methocel(商標)A4Mセルロースエーテルポリマー)及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC、Methocel(商標)K4Mセルロースエーテルポリマー)のポリマー原液を、熱間及び冷間技術によって調製した。ポリマーの必要量(1.5w/w%)を、オーバーヘッドミキサーを用いて1000rpmにて一定の攪拌下で80℃に前もって維持した再蒸留水(ddHO)に添加した。ポリマー−水混合物を、80℃で10分間、次いで4〜8℃で20分間、連続攪拌した。カルボキシメチルセルロースナトリウム(ナトリウムCMC、Walocel(商標)CRT 1000 PAセルロースエーテルポリマー)溶液を、ポリマーの必要量(3w/w%)をddHOに添加し、次いで、小さなボルテックス凹みを維持する攪拌棒を用いてホットプレート上で、室温にて6〜8時間攪拌することによって調製した。カチオン性ヒドロキシエチルセルロース(カチオン性HEC、UCARE(商標)JR 400セルロースエーテルポリマー)を、2段階法で調製した。初めに、ポリマーを、溶液が透明に見えるまで室温にてddHO中に溶解し(3w/w%)(およそ1時間)、次いで、65℃に徐々に加熱し、1000rpmで攪拌しながら1時間維持した。次いで、全てのポリマー溶液を、4℃で24時間水和させ、ポリマーの十分な水和を容易にし、気泡を除去した。ポリマー溶液濃度は、ddHOで希釈することによって調製した。Soluplus(商標)PC−PA−PEGグラフトコポリマーの原液を、ポリマーの所望の量を室温でddHOに添加し、小さな凹み/ボルテックスを用いてホットプレート上で48時間連続攪拌させることによって調製した。2つ以上のポリマー成分を含有する溶液を、ポリマー原液の所望の量をバイアルに添加し、十分なddHOを添加して所望のポリマー濃度を得ることによって調製した。
各溶液を、複素粘度について、1℃/分にて22℃〜40℃で、温度の関数として測定した。ゲル化温度TGELを、各溶液について評価した。
結果は以下の通りであった(「−C」で表記された実施例は、比較実施例である)。
更なる結果は、下記の通りであった:

Claims (6)

  1. 水性組成物であって、
    (a)前記溶液の重量に基づいて、0.5重量%〜5重量%の1つ以上の溶解したセルロース誘導体と、
    (b)前記溶液の重量に基づいて、1重量%〜10重量%の1つ以上の溶解したポリビニルカプロラクタム−ポリ酢酸ビニル−ポリエチレングリコールグラフトコポリマーと、を含み、
    前記水溶液が、25℃で20mPas以下の複素粘度を有する、水性組成物。
  2. 前記ポリビニルカプロラクタム−ポリ酢酸ビニル−ポリエチレングリコールグラフトコポリマーが、1つまたは2つの側鎖を有するポリエチレングリコール主鎖を有し、前記ポリエチレン主鎖が、3,000〜10,000の平均分子量を有し、前記1つまたは2つの側鎖のそれぞれが、酢酸ビニルとN−ビニルカプロラクタムとのランダムコポリマーである、請求項1に記載の水性組成物。
  3. 前記ポリビニルカプロラクタム−ポリ酢酸ビニル−ポリエチレングリコールグラフトコポリマーが、前記ポリビニルカプロラクタム−ポリ酢酸ビニル−ポリエチレングリコールグラフトコポリマーの重量に基づいて、
    (A)7重量%〜25重量%の量の前記ポリエチレン主鎖と、
    (B)15重量%〜50重量%の量の前記酢酸ビニルの重合単位と、
    (C)30重量%〜80重量%の量の前記N−ビニルカプロラクタムの重合単位と、を含む、請求項2に記載の水性組成物。
  4. 前記ポリビニルカプロラクタム−ポリ酢酸ビニル−ポリエチレングリコールグラフトコポリマーが、70,000〜200,000の平均分子量を有する、請求項3に記載の水性組成物。
  5. 前記セルロース誘導体が、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の水性組成物。
  6. 前記水性組成物が、37℃で30mPas以上の複素粘度を有する、請求項1に記載の水性組成物。
JP2018501146A 2015-03-24 2016-03-23 ポリマーの水溶液 Pending JP2018509473A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201562137450P 2015-03-24 2015-03-24
US62/137,450 2015-03-24
PCT/US2016/023663 WO2016154240A1 (en) 2015-03-24 2016-03-23 Aqueous solution of polymers

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018509473A true JP2018509473A (ja) 2018-04-05

Family

ID=55702091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018501146A Pending JP2018509473A (ja) 2015-03-24 2016-03-23 ポリマーの水溶液

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20180071209A1 (ja)
EP (1) EP3273943A1 (ja)
JP (1) JP2018509473A (ja)
KR (1) KR20180088274A (ja)
CN (1) CN107405303A (ja)
BR (1) BR112017020216A2 (ja)
WO (1) WO2016154240A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021020535A1 (ja) * 2019-07-31 2021-02-04 アステラス製薬株式会社 耳内投与用の医薬組成物

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019036483A1 (en) * 2017-08-15 2019-02-21 Nephron Pharmaceuticals Corporation AQUEOUS NEBULIZATION COMPOSITION
GB202107976D0 (en) * 2021-06-03 2021-07-21 Norbrook Lab Ltd Sol-gel compositions for veterinary use

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09508143A (ja) * 1994-08-30 1997-08-19 アルコン ラボラトリーズ,インコーポレイテッド セルロースエーテルを含む熱ゲル化薬剤送達ビヒクル
JP2009515000A (ja) * 2005-11-04 2009-04-09 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 弱水溶性化合物のための可溶化剤としてのコポリマーの使用
JP2014520895A (ja) * 2011-07-20 2014-08-25 アラーガン インコーポレイテッド ビマトプロストおよびブリモニジンの固定用量の組み合わせ
JP2015500347A (ja) * 2011-12-16 2015-01-05 アラーガン インコーポレイテッドAllergan,Incorporated ポリビニルカプロラクタム−ポリビニルアセテート−ポリエチレングリコールグラフト共重合体を含む眼用組成物
WO2015009796A1 (en) * 2013-07-17 2015-01-22 Dow Global Technologies Llc Composition for application to a mucosa comprising a methylcellulose
WO2015009799A1 (en) * 2013-07-17 2015-01-22 Dow Global Technologies Llc Composition for application to a mucosa comprising a hydroxyalkyl methylcellulose
JP2015503613A (ja) * 2012-01-13 2015-02-02 エックススプレイ マイクロパーティクルズ アクチエボラグXSpray Microparticles AB 少なくとも1種のプロテインキナーゼ阻害剤及び少なくとも1種のポリマー性安定化マトリックス形成性成分の安定な非晶質のハイブリッドナノ粒子を含む医薬組成物

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09508143A (ja) * 1994-08-30 1997-08-19 アルコン ラボラトリーズ,インコーポレイテッド セルロースエーテルを含む熱ゲル化薬剤送達ビヒクル
JP2009515000A (ja) * 2005-11-04 2009-04-09 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 弱水溶性化合物のための可溶化剤としてのコポリマーの使用
JP2014520895A (ja) * 2011-07-20 2014-08-25 アラーガン インコーポレイテッド ビマトプロストおよびブリモニジンの固定用量の組み合わせ
JP2015500347A (ja) * 2011-12-16 2015-01-05 アラーガン インコーポレイテッドAllergan,Incorporated ポリビニルカプロラクタム−ポリビニルアセテート−ポリエチレングリコールグラフト共重合体を含む眼用組成物
JP2015503613A (ja) * 2012-01-13 2015-02-02 エックススプレイ マイクロパーティクルズ アクチエボラグXSpray Microparticles AB 少なくとも1種のプロテインキナーゼ阻害剤及び少なくとも1種のポリマー性安定化マトリックス形成性成分の安定な非晶質のハイブリッドナノ粒子を含む医薬組成物
WO2015009796A1 (en) * 2013-07-17 2015-01-22 Dow Global Technologies Llc Composition for application to a mucosa comprising a methylcellulose
WO2015009799A1 (en) * 2013-07-17 2015-01-22 Dow Global Technologies Llc Composition for application to a mucosa comprising a hydroxyalkyl methylcellulose

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021020535A1 (ja) * 2019-07-31 2021-02-04 アステラス製薬株式会社 耳内投与用の医薬組成物
JP7556354B2 (ja) 2019-07-31 2024-09-26 アステラス製薬株式会社 耳内投与用の医薬組成物

Also Published As

Publication number Publication date
CN107405303A (zh) 2017-11-28
WO2016154240A1 (en) 2016-09-29
EP3273943A1 (en) 2018-01-31
BR112017020216A2 (pt) 2018-05-22
US20180071209A1 (en) 2018-03-15
KR20180088274A (ko) 2018-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9937258B2 (en) Composition for application to a nasal mucosa comprising a methylcellulose
AU2020400389B2 (en) Dissolvable polymeric eye inserts with a biodegradable polymer
JP4694773B2 (ja) 粘膜適用液状組成物
AU2018380864A1 (en) Oral thin film with high active agent loading
JP2006516272A (ja) 医薬品組成物
KR101756095B1 (ko) 셀룰로스 에테르를 포함하는, 점막에 적용하기 위한 조성물
JP2018509473A (ja) ポリマーの水溶液
EP3021835B1 (en) Composition for application to a mucosa comprising a hydroxyalkyl methylcellulose
JP5518608B2 (ja) 粘膜適用液状組成物
JP3095488B2 (ja) 噴霧用ゲル基剤およびそれを用いた噴霧用点鼻剤
KR102647534B1 (ko) 양이온성 하이드록시에틸 셀룰로스를 함유하는 조성물
JP6029874B2 (ja) イトラコナゾールを含有するゾル状の医薬組成物

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180118

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180209

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180416

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200703