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JP2017507978A - ヘアオイルコンディショニング剤 - Google Patents

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JP2017507978A JP2016557055A JP2016557055A JP2017507978A JP 2017507978 A JP2017507978 A JP 2017507978A JP 2016557055 A JP2016557055 A JP 2016557055A JP 2016557055 A JP2016557055 A JP 2016557055A JP 2017507978 A JP2017507978 A JP 2017507978A
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ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
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Abstract

3つの構成成分を有する組成物。第1の構成成分は、植物油である。第2の構成成分は、5〜20個の炭素原子及び2〜6つのヒドロキシル基を有する脂肪族四級アンモニウム塩である。第3の構成成分は、界面活性剤パッケージである。【選択図】なし

Description

本発明は、コンディショニング剤を含むヘアオイル配合物、及びコンディショニングヘアオイルを調製するための方法に関する。
ヘアオイルトリートメントは、毛髪に栄養及びコンディショニングを提供するが、べとつき感が後に残り、毛髪内の水分を奪うことなく除去することは難しい。Glycerol Quat(2,3−ジヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド)は、米国特許第7,282,471号に開示されるように、肌用クリームにおいて保湿剤として使用されている。しかしながら、先行技術は、ヘアオイル配合物を改善する問題を解決していない。
本発明によって解決される問題は、改善されたヘアオイル配合物を提供することである。
本発明は、(a)植物油と、(b)5〜20個の炭素原子及び2〜6つのヒドロキシル基を有する脂肪族四級アンモニウム塩と、(c)界面活性剤パッケージとを含む組成物を提供する。
本発明は、コンディショニングヘアオイルを調製するための方法をさらに対象とする。本方法は、ヘアオイルと、(a)5〜20個の炭素原子及び2〜6つのヒドロキシル基を有する脂肪族四級アンモニウム塩、ならびに(b)界面活性剤パッケージを組み合わせることを含む。
パーセンテージは重量パーセンテージ(重量%)であり、温度は℃であり、結果は、別途指定のない限り、室温(20〜25℃)で得られた。配合された成分と共に記載されるパーセンテージは、水溶液または水分散液の固体パーセントである。組成物中のパーセンテージは、水及び油を含む組成物全体に基づく。HLB値(親水性−親油性バランス)は、非イオン界面活性剤が親水性または親油性である程度の尺度である。それは、界面活性剤分子の親水性部分の重量パーセンテージとして表される。
Figure 2017507978
全ての非イオン界面活性剤のHLB値が、典型的には、製造業者によって実験的手法により検証される。本実施例内で使用されるHLBの数字は、ICI Americas Inc(参照:“The HLB SYSTEM a time−saving guide to emulsifier selection,ICI Americas Inc.Wilmington,Delaware)により報告されたデータからのものである 本発明の目的のため、脂肪族化合物は、芳香環を含有しない化合物であり、すなわち、それらは直鎖または分岐鎖及び非芳香環を含み得る。アルキル基は、直鎖または分岐鎖炭化水素基である。
本発明の組成物は、1つを超える植物油を含有し得る。好ましい植物油は、例えば、ヤシ油、ゴマ油、からし油、アルガン油、オリーブ油、アーモンド油、ベニバナ油、及びアボカド油、好ましくはヤシ油を含み得る。好ましくは、植物油は、60〜85重量%、好ましくは少なくとも65重量%、好ましくは少なくとも67重量%、好ましくは少なくとも69重量%、好ましくは80重量%以下、好ましくは78重量%以下、好ましくは76重量%以下、好ましくは74重量%以下の量で組成物中に存在する。
好ましくは、脂肪族四級アンモニウム塩は、18個以下、好ましくは16個以下、好ましくは14個以下、好ましくは12個以下、好ましくは10個以下、好ましくは9個以下、好ましくは8個以下、好ましくは少なくとも6個の炭素原子を有する。好ましくは、脂肪族四級アンモニウム塩は、5つ以下、好ましくは4つ以下、好ましくは3つ以下のヒドロキシル基を有する。好ましくは、塩中の炭素原子の数とヒドロキシル基の数との比率は、1.5:1〜6:1、好ましくは1.7:1〜4.5:1、好ましくは2:1〜4:1、好ましくは2.5:1〜3.5:1である。好ましくは、脂肪族四級アンモニウム塩中の炭素原子は、1つを超えるヒドロキシル基に結合しない。好ましくは、少なくとも1つのメチル基が、四級窒素原子に結合し、好ましくは少なくとも2つ、好ましくは3つが結合する。好ましくは、脂肪族四級アンモニウム塩は、窒素原子を1個だけ有する。好ましくは、脂肪族四級アンモニウム塩は、非環式化合物である。好ましくは、脂肪族四級アンモニウム塩は、飽和脂肪族化合物である。好ましくは、脂肪族四級アンモニウム塩は、四級窒素及びヒドロキシル基以外に非炭化水素置換基を有しない。好ましくは、脂肪族四級アンモニウム塩は、四級窒素原子に結合した少なくとも1つの2,3−ジヒドロキシプロピル基を有する。脂肪族四級アンモニウム塩の陰イオンは、好ましくはハロゲン化物、好ましくは塩化物である。脂肪族四級アンモニウム塩及びそれらの調整方法は、例えば、WO2012/050769に開示される。
好ましい脂肪族四級アンモニウム塩には、例えば、以下が含まれる。
Figure 2017507978
2,3−ジヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(Glycerol Quat)
Figure 2017507978
2−(2,3−ジヒドロキシプロピルジメチルアンモニウム)−1−ブタノールクロリド
Figure 2017507978
3−(2,3ジヒドロキシプロピルジメチルアンモニウム)−4−ヒドロキシオクタンクロリド
Figure 2017507978
2−(2,3ジヒドロキシプロピルジメチルアンモニウム)−1,3−プロパンジオールクロリド
Figure 2017507978
2−(2,3−ジヒドロキシプロピルジメチルアンモニウム)−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオールクロリド
Figure 2017507978
2,3ジヒドロキシプロピル(ジ)ヒドロキシエチルブチルアンモニウムクロリド
Figure 2017507978
2,3ジヒドロキシプロピルジメチルシクロヘキサンメタノールアンモニウムクロリド
いくつかの場合において、上に示されるもののような四級塩は、通常は構造的に関連し、かつ同様の性質を有し得る副産物を含む、四級塩の混合物として得られる。この場合、組成物中の四級塩の量は、副産物を含むがいかなる水も除外して得られる塩の総重量である。
好ましくは、脂肪族四級アンモニウム塩は、0.5重量%〜6重量%、好ましくは少なくとも0.8重量%、好ましくは少なくとも1重量%、好ましくは少なくとも1.2重量%から、好ましくは少なくとも1.4重量%、好ましくは少なくとも1.6重量%、好ましくは少なくとも1.8重量%、好ましくは5重量%以下、好ましくは4重量%以下、好ましくは3.5重量%以下、好ましくは3重量%以下の量で組成物中に存在する。パーセンテージは、固形分基準であり、すなわち、塩が含有するいかなる水も除いた塩そのものである。
界面活性剤パッケージは、本組成物に添加される1つ以上の界面活性剤である。好ましくは、界面活性剤パッケージは、1つを超える界面活性剤を含む。好ましくは、界面活性剤パッケージは、5〜10、好ましくは少なくとも5.5、好ましくは少なくとも6、好ましくは少なくとも6.5、好ましくは少なくとも6.7、好ましくは9以下、好ましくは8以下、好ましくは7.5以下、好ましくは7.3以下の混合HLB値を有する。混合HLB値は、界面活性剤の個々のHLB値の加重平均として、界面活性剤パッケージ中のそれらの重量パーセンテージに基づいて計算される。好ましくは、界面活性剤パッケージは、3〜6、好ましくは少なくとも3.5、好ましくは少なくとも3.8、好ましくは5.5以下、好ましくは5以下、好ましくは4.8以下のHLB値を有する第1の界面活性剤(または界面活性剤の組み合わせ)を含む。好ましくは、第1の界面活性剤は、50〜85重量%、好ましくは55〜76重量%、好ましくは62〜74重量%の量で界面活性剤パッケージ中に存在する。好ましくは、第1の界面活性剤は、脂肪酸のモノエステル、ならびに3〜4つのヒドロキシル基及び5〜6個の炭素原子を有するテトラヒドロフラン化合物、好ましくはソルビタンである。好ましくは、脂肪酸は、少なくとも16個の炭素原子、好ましくは18個の炭素原子を有する。好ましくは、第1の界面活性剤は、所望の平均値を達成するために、より高いHLB値を有する1つ以上の追加の界面活性剤と組み合わされる。好ましくは、界面活性剤パッケージは、14〜19、好ましくは15〜18のHLB値を有する第2の界面活性剤(または界面活性剤の組み合わせ)を含む。好ましくは、第2の界面活性剤は、10〜25重量%、好ましくは12〜20重量%、好ましくは14〜19重量%の量で界面活性剤パッケージ中に存在する。好ましくは、第2の界面活性剤は、脂肪酸の単糖類エステルであり、単糖類もまた12〜30の重合エチレンオキシド単位(好ましくは15〜25)で置換され、好ましくは、該脂肪酸は、8〜16個、好ましくは10〜14個の炭素原子を有する。好ましくは、界面活性剤パッケージは、5〜12、好ましくは6〜11、好ましくは7〜10のHLB値を有する第3の界面活性剤(または界面活性剤の組み合わせ)を含む。好ましくは、第3の界面活性剤は、10〜25重量%、好ましくは12〜20重量%、好ましくは13〜17重量%の量で界面活性剤パッケージ中に存在する。好ましくは、第3の界面活性剤は、脂肪酸、好ましくは8〜16個、好ましくは10〜14個の炭素原子を有する脂肪酸の単糖類エステルである。
好ましくは、界面活性剤パッケージは、15〜30重量%、好ましくは少なくとも17重量%、好ましくは少なくとも19重量%、好ましくは少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも21重量%、好ましくは28重量%以下、好ましくは27重量%以下、好ましくは26重量%以下、好ましくは25.5重量%以下の量で組成物中に存在する。
好ましくは、本組成物は、1〜10重量%、好ましくは少なくとも2重量%、好ましくは少なくとも2.5重量%、好ましくは少なくとも3重量%、好ましくは少なくとも3.5重量%、好ましくは8重量%以下、好ましくは7重量%以下、好ましくは6重量%以下、好ましくは5重量%以下の量で水を含む。
好ましくは、本組成物の成分は、マイクロエマルション、好ましくは油中水(w/o)マイクロエマルションの形態で、好ましくは15℃〜35℃の温度で混ぜ合わされる。マイクロエマルションは、補助界面活性剤と組み合わされることが多く、かつ通常は10〜200nm、好ましくは20〜100nm、好ましくは30〜60nmの範囲内の液滴直径を有する、等方性で熱力学的に安定した透明(または半透明)な油、水、及び界面活性剤の系である。それらは、自然発生的に、またはわずかなエネルギー投入で形成され、故に調製が簡単である。マイクロエマルションの形成は、工程に左右されることがなく、すなわち、開始材料の添加の順番、または混合の速度/種類は、マイクロエマルションの調整に重要ではなく、大規模生産に非常に有利である。
好ましくは、本組成物は、シリコーンを実質的に含まず、すなわち、本組成物は、5重量%以下、好ましくは2重量%以下、好ましくは1重量%以下、好ましくは0.5重量%以下、好ましくは0.2重量%以下、好ましくは0.1重量%以下、好ましくは0.05重量%以下のシリコーンを有する。
好ましくは、本組成物は、3つの主な相を有する。
a.水+脂肪族四級アンモニウム塩からなる水相
b.脱水植物油からなる油相
c.界面活性剤パッケージ
界面活性剤系は、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(TWEEN20)、ソルビタンモノラウレート(SPAN20)、及びソルビタンモノオレエート(SPAN80)からなる。TWEEN20は、親水性であるが、SPAN20及びSPAN80は、疎水性である。この三元界面活性剤系は、以下の表に示される割合に基づき、また7の混合HLB値を有する。
[表]
Figure 2017507978
バージンヤシ油(VCO)を、無水硫酸ナトリウムの存在下で濾過紙を用いて濾過して、脱水VCOを得、連続相として使用した。
理論上、マイクロエマルション系は、3つの主な相を有する。
a.水+親水性活性剤からなる水相、この場合は、50%Glycerol Quat溶液
b.脱水VCOからなる油相
c.三元界面活性剤系
界面活性剤と水相との比率(重量基準)を4.5:1に固定し、VCOと水相+界面活性剤との比率(重量基準)を2.3:1に固定する。
以下の表に示されるのは、1%活性Glycerol Quat系マイクロエマルションの調製のための代表的な配合である。
[表]
Figure 2017507978
最終生成物(マイクロエマルション)を、以下の手順に従って調製する。
1.全ての成分を所要量に測定した。
2.三元界面活性剤系を、ホットプレート撹拌器上で脱イオン水及びGlycerol Quat(50%溶液)と混合する。
3.温度を38〜40℃に維持しながら、中速で10分間撹拌する。
4.結果として生じる混合物を、撹拌を継続しながら、およそ30〜31℃まで冷却した。
5.高速で撹拌し、かつ温度を約30℃に維持しながら、脱水VCOを滴下する。
6.透明なマイクロエマルション混合物の存在は、水/界面活性剤/油の最適比を示す。
ヤシ油系油中水(w/o)マイクロエマルションを、上記の手順を使用して、2.75%及び5%の装填量のGlycerol Quatを用いて調製した。次いで、試料を、コンディショニング改善について、バージンヤシヘアオイル(VCO)及びブランクのマイクロエマルション(すなわち、Glycerol Quatを有しない油中水マイクロエマルション)と比較した。
湿潤コーミング
本試験は、DIASTRON MTT 175毛髪コーミング機で実施する。この機械は、引張試験機を使用して、製品を用いたトリートメント前後の毛髪房をくしでとかすのに必要とされる力を測定する。
未使用の毛髪房は、International Hair importers and Products Inc.(NY、USA)から入手した。DAISTRON MTT 175毛髪コーミング機で湿潤コーミング抵抗を測定するために、以下の手順を実施した。
1.毛髪房を、標準手順を使用して洗浄及び乾燥させた。
2.長さ200mmの毛髪房に、0.5gmの本製品を適用し、1分間優しくもんだ。
3.次いで、処理した房をMTT 175のロードセルに固定し、硬質ゴム製のくしを引張試験機の可動ブリッジに取り付ける。
4.この機械で利用可能な500mm/分の速度設定で房をコーミングする。
5.コーミングに対する抵抗を、房の長さに対して毛髪房が経験する重量グラムの変動として測定する。
Figure 2017507978
表1に示されるように、5%Glycerol Quatを含有する油中水マイクロエマルションは、試験した全ての試料中で最も少ないコーミング抵抗を提供し、対照群(バージンヤシ油)と比較してピークコーミング力を約70%減少させる。ブランクのマイクロエマルションもまた、コンディショニング効果を提供し、予測された通り、コーミング抵抗を著しく低下させる(対照群と比較して約58%)。
乾燥コーミング
湿潤コーミング研究からの毛髪試料を、いかなる石鹸またはシャンプーも使用せずに水道水の流水下で1分間洗浄した。結果として生じる試料は、完全に油を含まず、いかなる粘着性またはべとつきも有しなかったが、一方、対照試料は、毛髪繊維上に油が残り、触るとべとついた。次いで、対照見本を市販の2−イン−1シャンプー(コンディショナーを含有)で洗浄して、油を除去した。次いで、全ての試験試料を、乾燥コーミング試験の実施前に4時間乾燥させた。
乾燥コーミング試験を、湿潤コーミングから得た4つの毛髪試料の同じセットに実施した。
ブランクのマイクロエマルション、
2.75%Glycerol Quat(50%)を有するマイクロエマルション、
5%Glycerol Quat(50%)を有するマイクロエマルション、
バージンヤシ油ヘアオイルを適用し、2−イン−1シャンプーで洗浄した見本。
Figure 2017507978
ブランクのマイクロエマルションは、主にコンディショニング活性剤、すなわち、Glycerol Quatが存在しないことから、乾燥毛髪にいかなるコンディショニングも提供しない。Glycerol Quatを含有するマイクロエマルションを適用された毛髪試料は、表2のピーク負荷の減少によって実証されるように、陽イオン多価塩の毛幹への沈着を主な原因とする濃度の上昇に伴って、改善されたコンディショニングを提供する。5%のGlycerol Quatマイクロエマルション配合物での毛髪試料のトリートメントは、市販のシリコーンを含有する2−イン−1シャンプーを用いた洗浄後の対照(バージンヤシ油)毛髪試料に付与されるほぼ同等の乾燥コンディショニングを達成する。

Claims (10)

  1. (a)植物油と、(b)5〜20個の炭素原子及び2〜6つのヒドロキシル基を有する脂肪族四級アンモニウム塩と、(c)界面活性剤パッケージとを含む、組成物。
  2. 前記界面活性剤パッケージが、5〜10の重量平均HLB値を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記組成物が、65〜77重量%の植物油を含む、請求項2に記載の組成物。
  4. 前記脂肪族四級アンモニウム塩が、5〜16個の炭素原子及び2〜4つのヒドロキシル基を有し、かつ前記脂肪族四級アンモニウム塩が、窒素原子を1個だけ有する飽和脂肪族化合物である、請求項3に記載の組成物。
  5. 前記組成物が、0.5〜6重量%の前記脂肪族四級アンモニウム塩を含む、請求項4に記載の組成物。
  6. 前記組成物が、15〜30重量%の前記界面活性剤パッケージを含む、請求項4に記載の組成物。
  7. コンディショニングヘアオイルを調製する方法であって、ヘアオイルと、(a)5〜20個の炭素原子及び2〜6つのヒドロキシル基を有する脂肪族四級アンモニウム塩、ならびに(b)界面活性剤パッケージを組み合わせることを含む、方法。
  8. 前記界面活性剤パッケージが、5〜10の重量平均HLB値を有する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記脂肪族四級アンモニウム塩が、5〜16個の炭素原子及び2〜4つのヒドロキシル基を有し、かつ前記脂肪族四級アンモニウム塩が、窒素原子を1個だけ有する飽和脂肪族化合物である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記組成物が、65〜77重量%の植物油と、0.5〜6重量%の前記脂肪族四級アンモニウム塩と、15〜30重量%の前記界面活性剤パッケージとを含む、請求項9に記載の方法。

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