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JP2017154514A - 自動車の車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数や重量の増加を回避しながら、アルミニウム合金製のダンパーハウジングとタワーバーとを強固に接続する。【解決手段】 ダンパーの上端を支持するアルミニウム合金製のダンパーハウジング25の上面に中心から放射状に延びる複数のリブ25bが形成され、複数のリブ25bのうちの相互に隣接するリブ25bどうしを繋ぐ取付座25cにタワーバー27の一端が接続されるので、タワーバー27の一端とダンパーハウジン25の上面との接続部の荷重をリブ25bで支持することにより、ダンパーハウジン25の上面の一般肉厚を減少させて重量を軽減しながらタワーバー27を強固に接続することができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、ダンパーの上端を支持するアルミニウム合金製のダンパーハウジングの上面にタワーバーの一端を接続する自動車の車体構造に関する。
左右のダンパーハウジングとダッシュパネルアッパーの車幅方向中央部に設けたブラケットとを、V字状に配置した左右一対のサスペンションステー(タワーバー)で接続することで、前輪からダンパーを介して入力する荷重に対するダンパーハウジングの剛性を高めるものが、下記特許文献1により公知である。
実開平1−148978号公報
ところで、ダンパーハウジングをアルミニウム合金の鋳造品で構成した場合、各部の肉厚を自由に設定することが可能であるが、ダンパーハウジングの上壁に設けられるタワーバーの取付座の強度を高めるべく、ダンパーハウジングの上壁全体を厚肉に構成すると、ダンパーハウジングの重量が増加する問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、部品点数や重量の増加を回避しながら、アルミニウム合金製のダンパーハウジングとタワーバーとを強固に接続することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ダンパーの上端を支持するアルミニウム合金製のダンパーハウジングの上面に中心から放射状に延びる複数のリブが形成され、前記複数のリブのうちの相互に隣接するリブどうしを繋ぐ取付座にタワーバーの一端が接続されることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記取付座の座面は前記リブの上端よりも高いことを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記ダンパーハウジングの下面にサスペンションアームを支持する一対の支持壁を備え、前記取付座は前記一対の支持壁の間に配置されることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、ダッシュパネルロアと、前記ダッシュパネルロアの上部に接続されて上向きに開口するダッシュパネルアッパーと、前記ダッシュパネルアッパーの車幅方向中央部の上面に接続されたバルクヘッドと、前記ダッシュパネルロアの下部に接続されて車幅方向に延びるダッシュクロスメンバと、前記ダッシュパネルロアの後面に接続され、上端が前記ダッシュパネルアッパーを挟んで前記バルクヘッドに接続され、下端が前記ダッシュクロスメンバに接続された縦メンバとを備え、前記タワーバーの他端は前記ダッシュパネルアッパーを挟んで前記バルクヘッドに接続されることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項4の構成に加えて、前記バルクヘッドは下面が前記ダッシュパネルアッパーの上面に接続されるハット状断面であり、前記バルクヘッドの上面に支持部材を介してウインドシールドロアサポートが支持されることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項5の構成に加えて、前記支持部材は、ウインドシールドロアサポートに接続される上部支持部材と、前記バルクヘッドに接続される下部支持部材とからなることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項4〜請求項6の何れか1項の構成に加えて、前記バルクヘッドは前記ダッシュパネルアッパーおよび前記ダッシュパネルロアに3枚重ねで接続され、前記縦メンバは前記ダッシュパネルアッパーおよび前記ダッシュパネルロアに3枚重ねで接続されることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項8に記載された発明によれば、請求項1〜請求項7の何れか1項の構成に加えて、前記タワーバーは、前記ダンパーハウジングの取付座に接続する横長断面の第1部分と、前記ダッシュパネルアッパーに接続する縦長断面の第2部分とからなることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
なお、実施の形態の棒状部28は本発明の第1部分に対応し、実施の形態の連結部29は本発明の第2部分に対応し、実施の形態の下部支持部材39は本発明の支持部材に対応し、実施の形態の上部支持部材40は本発明の支持部材に対応する。
請求項1の構成によれば、ダンパーの上端を支持するアルミニウム合金製のダンパーハウジングの上面に中心から放射状に延びる複数のリブが形成され、複数のリブのうちの相互に隣接するリブどうしを繋ぐ取付座にタワーバーの一端が接続されるので、タワーバーの一端とダンパーハウジンの上面との接続部の荷重をリブで支持することにより、ダンパーハウジンの上面の一般肉厚を減少させて重量を軽減しながらタワーバーを強固に接続することができる。
また請求項2の構成によれば、取付座の座面はリブの上端よりも高いので、リブと干渉することなくタワーバーを取付座に強固に接続することができる。
また請求項3の構成によれば、ダンパーハウジングの下面にサスペンションアームを支持する一対の支持壁を備え、取付座は一対の支持壁の間に配置されるので、強固な支持壁を利用して取付座を補強することができる。
また請求項4の構成によれば、ダッシュパネルロアと、ダッシュパネルロアの上部に接続されて上向きに開口するダッシュパネルアッパーと、ダッシュパネルアッパーの車幅方向中央部の上面に接続されたバルクヘッドと、ダッシュパネルロアの下部に接続されて車幅方向に延びるダッシュクロスメンバと、ダッシュパネルロアの後面に接続され、上端がダッシュパネルアッパーを挟んでバルクヘッドに接続され、下端がダッシュクロスメンバに接続された縦メンバとを備え、タワーバーの他端はダッシュパネルアッパーを挟んでバルクヘッドに接続されるので、ダッシュパネルアッパーの内部にクロスメンバを配置できない場合であっても、タワーバーからの荷重をバルクヘッドおよび縦メンバを介してダッシュクロスメンバに伝達することで、タワーバーの支持剛性を確保することができる。
また請求項5の構成によれば、バルクヘッドは下面がダッシュパネルアッパーの上面に接続されるハット状断面であり、バルクヘッドの上面に支持部材を介してウインドシールドロアサポートが支持されるので、支持部材が強固なバルクヘッドに接続されて左右に倒れ難くなることで、ウインドシールドロアサポートおよびタワーバーの支持剛性が高められる。
また請求項6の構成によれば、支持部材は、ウインドシールドロアサポートに接続される上部支持部材と、バルクヘッドに接続される下部支持部材とからなるので、支持部材を単一の部材で構成する場合に比べて組付性が向上する。
また請求項7の構成によれば、バルクヘッドはダッシュパネルアッパーおよびダッシュパネルロアに3枚重ねで接続され、縦メンバはダッシュパネルアッパーおよびダッシュパネルロアに3枚重ねで接続されるので、バルクヘッド、ダッシュパネルアッパー、ダッシュパネルロアおよび縦メンバを、4枚重ねの接続を避けながら強固に接続することができる。
また請求項8の構成によれば、タワーバーは、ダンパーハウジングの取付座に接続する横長断面の第1部分と、ダッシュパネルアッパーに接続する縦長断面の第2部分とからなるので、ダンパーからダンパーハウジンに入力する種々の方向の荷重をダッシュパネルアッパーに効率的に伝達することができる。
自動車の車体前部の斜視図。 図1の2−2線断面図。 図2の3−3線断面図。 図3の4−4線断面図。 図1の5方向矢視図。 図5の6−6線断面図。
以下、図1〜図6に基づいて本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書において前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
図1に示すように、自動車の車体前部は、車室の床面を構成するフロアパネル11と、フロアパネル11の車幅方向両側部に沿って前後方向に延びる左右一対のサイドシル12,12と、左右のサイドシル12,12の前端から起立する左右一対のフロントピラーロア13,13と、左右のフロントピラーロア13,13の上端から後上方に延びる左右一対のフロントピラーアッパー14,14と、フロアパネル11の前端から起立して左右のフロントピラーロア13,13を連結するダッシュパネルロア15と、フロアパネル11の前端から前方に延びる左右一対のフロントサイドフレーム16,16と、左右のフロントピラーロア13,13の上端から前方に延びる左右一対のアッパーメンバ18,18と、左右のアッパーメンバ18,18の前端から前下方かつ車幅方向内側に延びる左右一対のロアメンバ19,19とを備える。
さらに自動車の車体前部は、左右のフロントサイドフレーム16,16の前端および左右のロアメンバ19,19の前端間を車幅方向に連結する左右一対の連結メンバ20,20と、左右の連結メンバ20,20の前面に接続された左右一対のバンパービームエクステンション21,21と、左右のバンパービームエクステンション21,21の前端間を車幅方向に連結するバンパービーム22と、左右のバンパービームエクステンション21,21の後端間に支持された矩形枠状のフロントバルクヘッド23と、フロントバルクヘッド23の左上および右上の角部を左右のロアメンバ19,19の前後方向中間部に連結する左右一対のフロントバルクヘッドアッパーサイド24,24とを備え、左右のフロントサイドフレーム16,16および左右のアッパーメンバ18,18間が、アルミニウム合金の鋳物製の左右一対のダンパーハウジング25,25で連結される。
ダッシュパネルロア15の上端から、上向きに開放する溝状に形成されたダッシュパネルアッパー26が前方に張り出しており、このダッシュパネルアッパー26の車幅方向中央部の前面と、左右のダンパーハウジング25,25の上面とが、前方に向かってV字状に拡開するタワーバー27により接続される。タワーバー27は、直線状に形成された左右一対の棒状部28,28と、左右の棒状部28,28を一体に連結するV字状の連結部29とからなる。
図1および図6に示すように、ダンパーハウジング25の上面には、図示せぬダンパーの上端が嵌合する円形の開口25aと、この開口25aを中心として放射状に延びる複数のリブ25b…とが形成される。開口25aから前方に延びる2本のリブ25b,25b間を接続するように楕円形状の取付座25cが形成されており、この取付座25cの座面は2本のリブ25b,25bの上端よりも高くなっている。
図5に示すように、ダンパーハウジング25の下面には、車幅方向に延びる前壁の一部である支持壁25dに対して略平行な支持壁25eが形成されるとともに、車幅方向に延びる後壁の一部である支持壁25fに対して略平行な支持壁25gが形成されており、前輪を支持するU字状のサスペンションアーム30の前後端のジョイント31,32が、前側の一対の支持壁25d,25e間と、後側の一対の支持壁25f,25g間とにそれぞれ支持される。ダンパーハウジング25の取付座25cは、前側のジョイント31を支持する前側の一対の支持壁25d,25e間に挟まれるように配置される。
図6に示すように、タワーバー27の棒状部28は上下方向に平たいパイプ部材であって、その先端部に挿入したカラー33を上から下に貫通するボルト34を取付座25cに螺合することで、棒状部28が取付座25cの座面に接続される。このとき、取付座25cの座面はリブ25b,25bの上面よりも高いため、棒状部28がリブ25b,25bと干渉することはない。
図2〜図4に示すように、ダッシュパネルアッパー26の車幅方向中央部にバルクヘッド35が設けられる。バルクヘッド35は断面ハット状の部材であって、前後方向に延びる矩形状の上壁35aと、上壁35aの車幅方向両側縁から下向きに延びる左右一対の台形状の側壁35b,35bと、左右の側壁35b,35bの下端を車幅方向外側に折り曲げた左右一対のフランジ35c,35cとを備える。
上向きに開放するダッシュパネルアッパー26は底壁26aと、底壁26aの前端から前上方に立ち上がる前壁26bと、底壁26aの後端から後上方に立ち上がる後壁26cと、前壁26bの前端を前方に折り曲げた前部フランジ26dと、後壁26cの後端を後方に折り曲げた後部フランジ26eとを備える。そしてバルクヘッド35の左右のフランジ35c,35cがダッシュパネルアッパー26の前壁26b、後壁26cおよび後部フランジ26eの上面に接続され、バルクヘッド35の上壁35aの前端がダッシュパネルアッパー26の前部フランジ26dの上面に接続される。
ダッシュパネルロア15の下端とフロアパネル11の前端との接続部には、L字状断面を有して車幅方向に延びるダッシュクロスメンバ36が配置されており、ダッシュパネルロア15、フロアパネル11およびダッシュクロスメンバ36により閉断面が構成される。
またダッシュパネルロア15の後面に上下方向に配置される縦メンバ37はハット状断面を有する部材であり、後壁37aと、後壁37aの車幅方向両側縁を前方に折り曲げた左右一対の側壁37b,37bと、左右の側壁37b,37bの前端を車幅方向外側に折り曲げた左右一対のフランジ37c,37cと、上端を後上方に折り曲げた上壁37dとを備える。そして縦メンバ37は、上壁37dおよび左右のフランジ37c,37cがダッシュパネルロア15に後面に接続され、下端部全体がダッシュクロスメンバ36の上面に接続される。
縦メンバ37の上端よりも上方位置において、バルクヘッド35のフランジ35c,35cと、ダッシュパネルアッパー26の後壁26cと、ダッシュパネルロア15とが3枚重ねで溶接w1,w1(図2および図3参照)される。
またダッシュパネルアッパー26の後壁26cに当接するバルクヘッド35の左右のフランジ35c,35cには切欠き35d,35dが形成されており、この切欠き35d,35dの部分で、ダッシュパネルアッパー26の後壁26cと、ダッシュパネルロア15と、縦メンバ37の上壁37dとが3枚重ねで溶接w2,w2(図2および図3参照)される。
ダッシュパネルアッパー26の後部フランジ26eに、ダッシュパネルアッパー26の上方を覆うように配置されたウインドシールドロアサポート38の後端のフランジ38aが接続される。そしてバルクヘッド35の上壁35aに下端を接続した下部支持部材39の上端が、ウインドシールドロアサポート38の下面に上端を接続した上部支持部材40の下端に接続される。
タワーバー27の連結部29は、前部部材41および後部部材42を接続して前後方向に平たい閉断面に構成されており、その車幅方向中央部に挟んだ2本のカラー43,43を前から後に貫通するボルト44,44をバルクヘッド35のフランジ35c,35cに設けたナット45,45に螺合することで、ダッシュパネルアッパー26の前壁26bの前面に接続される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
路面から前輪に入力された荷重がダンパーおよびサスペンションアーム30,30を介してアルミニウム合金製のダンパーハウジング25,25の上面に伝達されると、その荷重でダンパーハウジング25,25が車幅方向あるいは前後方向に倒れようとするが、左右のダンパーハウジング25,25はタワーバー27を介してダッシュバネルアッパー26に接続されているため、車体に対するダンパーハウジング25,25の支持剛性が高まることで倒れが抑制される。
このとき、タワーバー27の前端が接続されるダンパーハウジング25の取付座25cの付近には大きな荷重が加わるが、取付座25cはダンパーハウジング25の上面に放射状に形成された複数本のリブ25b…のうちの2本のリブ25b,25bに跨がるように設けられているため(図1参照)、そのリブ25b,25bによって取付座25cが補強されてタワーバー27との接続が外れるのを防止することができる。
アルミニウム合金の鋳造部材であるダンパーハウジング25は各部の肉厚を任意に設定することが可能であるため、ダンパーハウジング25の上壁全体を厚くすれば取付座25cの強度を高めることが可能であるが、このようにするとダンパーハウジング25の重量が増加する問題がある。それに対し、本実施の形態によれば、薄肉のリブ25b…を設けるだけで取付座25cを効果的に補強できるので、ダンパーハウジング25の重量増加を回避しながら取付座25cの強度を高めることができる。
特に、取付座25cの座面はリブ25b…の上端よりも高いので(図6参照)、リブ25b…と干渉することなくタワーバー27を取付座25cに強固に接続することができる。しかもダンパーハウジング25の下面にサスペンションアーム30の前端のジョイント31を支持する一対の支持壁25d,25eを備え、取付座25cは一対の支持壁25d,25eの間に配置されるので(図5参照)、強固な支持壁25d,25eを利用して取付座25cを補強することができる。
またダッシュパネルアッパー26の車幅方向中央部の上面にバルクヘッド35を接続し、ダッシュパネルロア15の下部に車幅方向に延びるダッシュクロスメンバ36を接続し、ダッシュパネルロア15の後面に縦メンバ37を接続し、縦メンバ37の上端をダッシュパネルアッパー26を挟んでバルクヘッド35に接続するとともに下端をダッシュクロスメンバ36に接続したので、ダッシュパネルアッパー26の内部にクロスメンバを配置できない場合であっても、タワーバー27の車幅方向中央の連結部29が接続されるダッシュパネルアッパー26の剛性を高めることで、タワーバー27からダッシュパネルアッパー26に入力した荷重をバルクヘッド35および縦メンバ37を介してダッシュクロスメンバ36に効率的に伝達し、タワーバー27の支持剛性を確保することができる。
またバルクヘッド35は下面がダッシュパネルアッパー26の上面に接続されるハット状断面の強固な部材であり、バルクヘッド35の上面に下部支持部材39および上部支持部材40を介してウインドシールドロアサポート38が支持されるので、下部支持部材39および上部支持部材40が左右に倒れ難くなってウインドシールドロアサポート38およびタワーバー27の支持剛性が高められる。しかも下部支持部材39および上部支持部材40を別部材として分割したので、それらを単一の部材で構成する場合に比べて、バルクヘッド35およびウインドシールドロアサポート38に挟まれた狭い空間への組付性が向上する。
4枚重ねのスポット溶接は充分な溶接強度を得られない可能性があるが、バルクヘッド35、ダッシュパネルアッパー26、ダッシュパネルロア15および縦メンバ37の4枚の部材のうち、バルクヘッド35、ダッシュパネルアッパー26およびダッシュパネルロア15を3枚重ねで溶接w1,w1し、縦メンバ37、ダッシュパネルアッパー26およびダッシュパネルロア15に3枚重ねで溶接接w2,w2することで(図2および図3参照)、充分な溶接強度を得ることができる。
またタワーバー27は、ダンパーハウジング25,25の取付座25c,25cに接続する横長断面の棒状部28,28と(図2および図6参照)、ダッシュパネルアッパー26に接続する縦長断面の連結部29とからなるので(図3参照)、ダンパーからダンパーハウジン25に入力する種々の方向の荷重をダッシュパネルアッパー26に効率的に伝達することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
15 ダッシュパネルロア
25 ダンパーハウジング
25b リブ
25c 取付座
25d 支持壁
25e 支持壁
26 ダッシュパネルアッパー
27 タワーバー
28 棒状部(第1部分)
29 連結部(第2部分)
30 サスペンションアーム
35 バルクヘッド
36 ダッシュクロスメンバ
37 縦メンバ
38 ウインドシールドロアサポート
39 下部支持部材(支持部材)
40 上部支持部材(支持部材)

Claims (8)

  1. ダンパーの上端を支持するアルミニウム合金製のダンパーハウジング(25)の上面に中心から放射状に延びる複数のリブ(25b)が形成され、前記複数のリブ(25b)のうちの相互に隣接するリブ(25b)どうしを繋ぐ取付座(25c)にタワーバー(27)の一端が接続されることを特徴とする自動車の車体構造。
  2. 前記取付座(25c)の座面は前記リブ(25b)の上端よりも高いことを特徴とする、請求項1に記載の自動車の車体構造。
  3. 前記ダンパーハウジング(25)の下面にサスペンションアーム(30)を支持する一対の支持壁(25d,25e)を備え、前記取付座(25c)は前記一対の支持壁(25d,25e)の間に配置されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車の車体構造。
  4. ダッシュパネルロア(15)と、前記ダッシュパネルロア(15)の上部に接続されて上向きに開口するダッシュパネルアッパー(26)と、前記ダッシュパネルアッパー(26)の車幅方向中央部の上面に接続されたバルクヘッド(35)と、前記ダッシュパネルロア(15)の下部に接続されて車幅方向に延びるダッシュクロスメンバ(36)と、前記ダッシュパネルロア(15)の後面に接続され、上端が前記ダッシュパネルアッパー(26)を挟んで前記バルクヘッド(35)に接続され、下端が前記ダッシュクロスメンバ(36)に接続された縦メンバ(37)とを備え、前記タワーバー(27)の他端は前記ダッシュパネルアッパー(26)を挟んで前記バルクヘッド(35)に接続されることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
  5. 前記バルクヘッド(35)は下面が前記ダッシュパネルアッパー(26)の上面に接続されるハット状断面であり、前記バルクヘッド(35)の上面に支持部材(39,40)を介してウインドシールドロアサポート(38)が支持されることを特徴とする、請求項4に記載の自動車の車体構造。
  6. 前記支持部材(39,40)は、ウインドシールドロアサポート(38)に接続される上部支持部材(40)と、前記バルクヘッド(35)に接続される下部支持部材(39)とからなることを特徴とする、請求項5に記載の自動車の車体構造。
  7. 前記バルクヘッド(35)は前記ダッシュパネルアッパー(26)および前記ダッシュパネルロア(15)に3枚重ねで接続され、前記縦メンバ(37)は前記ダッシュパネルアッパー(26)および前記ダッシュパネルロア(15)に3枚重ねで接続されることを特徴とする、請求項4〜請求項6の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
  8. 前記タワーバー(27)は、前記ダンパーハウジング(25)の取付座(25c)に接続する横長断面の第1部分(28)と、前記ダッシュパネルアッパー(26)に接続する縦長断面の第2部分(29)とからなることを特徴とする、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
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