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JP2016216423A - 表面処理した化粧料用粉体及び顔料級酸化チタンを配合した、白浮きのないメーキャップ化粧料 - Google Patents

表面処理した化粧料用粉体及び顔料級酸化チタンを配合した、白浮きのないメーキャップ化粧料 Download PDF

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JP2016216423A JP2015105901A JP2015105901A JP2016216423A JP 2016216423 A JP2016216423 A JP 2016216423A JP 2015105901 A JP2015105901 A JP 2015105901A JP 2015105901 A JP2015105901 A JP 2015105901A JP 2016216423 A JP2016216423 A JP 2016216423A
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敏彦 太田
登志也 谷口
Toshiya Taniguchi
登志也 谷口
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Abstract

【課題】白浮きが無く、より自然な仕上がり、優れた隠蔽力を持ち、且つ、自然な仕上がりのあるメークアップ化粧料を提供する。【解決手段】分子量300〜200,000のジメチコノールとアミノシランで表面処理した化粧料用粉体と平均粒子径が0.2〜0.5μmの顔料級酸化チタンを配合するメーキャップ化粧料であって、該メーキャップ化粧料全体に対して、該化粧料用粉体を、5.0〜80.0(質量%)及び該顔料級酸化チタンを、0.5〜30.0(質量%)配合したメークアップ化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、ジメチコノールとアミノシランで表面処理した化粧料用粉体及び隠蔽力の高い顔料級酸化チタンを配合したメーキャップ化粧料に関し、シミ、そばかす、小皺などを隠蔽しても、白浮きが無い自然な仕上がりを持つメーキャップ化粧料に関するものである。
従来のメーキャップ化粧料は、シミ、そばかす、小皺そして色むら等の肌のトラブルを隠蔽し、肌の色を美しく見せることを目的に、開発された化粧料である。この様な隠蔽手段としては、酸化鉛、酸化亜鉛、酸化チタン等の白色であって、隠蔽性の高い金属酸化物が古くから使用されてきた。特に、近年は、高い隠蔽性を有する平均粒子径が0.2〜0.5μmの酸化チタンを配合し、高い隠蔽力を補ってきた。しかし、この酸化チタンの高配合により、一般に白浮きの原因の1つと称される、青色〜緑色光に関する500nm近辺の波長領域の光の散乱を増加し、この隠蔽力に由来する白浮きなどによる不自然さを避けることはできなかった。
この為、長い間、自然に見え、且つ、肌トラブルをカバーしうる化粧料を提供することが、メーキャップ化粧料の大きな課題となっている。この様な観点から、今まで為されてきた新しい技術的発展としては、例えば、デフォーカス効果による、トラブルのカバー、角質層に似せた最外殻被覆構造を有する粉体で肌感を出す技術、酸化チタンに酸化鉄を被覆した肌色焼結顔料あるいは有機赤色色素で白浮きを無くす技術等が挙げられ、ある程度の使用性を損なわない範囲での隠蔽力をもつ化粧料への対応は著しく進歩してきた。しかしながら、更に一段と高い隠蔽力を必要とする化粧料については、この様な技術でも対応しきれず、高い隠蔽力で、且つ、自然な仕上がりと優れた使用性を有する化粧料を具現化する技術の開発が望まれていた。
一方、これまでに、板状粉体の表面に、無機塩、アミノ酸、シリコーン、アルキルシラン、フッ素等で表面被覆処理し、疎水性や滑り性をもつ化粧料用粉体は数多く存在するが、表面処理板状粉体で、それを含有する粉体化粧料自体が、一般に、青色〜緑色光と称される、500nm近辺の波長域の光の散乱を抑制し、高いカバレッジを有し、かつ、白浮きをなくし自然な仕上がりをもたらす様な板状化粧料用粉体は、今だ、提供されていなかった。
特開平10−130117 特開2003−55151 特開2007−145778
本発明は、高い隠蔽性を有する化粧料に於いて、一般に白浮きの原因の1つと称される、青色〜緑色光に関わる500nm近辺の波長領域の光の散乱を抑制し、白浮きが無く、自然な仕上がりで、且つ、肌のトラブルをカバーするメーキャップ化粧料を提供することを目的とする。
(1)本発明は、分子量300〜200,000のジメチコノールとアミノシランで表面処理した化粧料用粉体と平均粒子径が0.2〜0.5μmの顔料級酸化チタンを配合するメーキャップ化粧料であって、該メーキャップ化粧料全体に対して、該化粧料用粉体を、5.0〜80.0(質量%)及び該顔料級酸化チタンを、0.5〜30.0(質量%)配合したメークアップ化粧料に関する。
本発明に係るメーキャップ化粧料は、以下のものを好ましい態様として挙げることができる。
(2)前記顔料級酸化チタンは、未被覆処理したもの、あるいは被覆処理した物でもよいが、好ましくは被覆処理がよく、例えば、シリコーン、シリコーン樹脂、フッ素、アルキルシラン、油剤、金属石鹸及びアミノ酸からなる群から選択された被覆材で処理した顔料級酸化チタンであるが、特にこれらの例に限定されることはない。
(3)該メークアップ化粧料全体に対して、該化粧料用粉体を20.0〜80.0(質量%)及び該顔料級酸化チタンを2.0〜20.0(質量%)配合した(1)又は(2)に記載のメーキャップ化粧料。
(4)前記メーキャップ化粧料全体に対して、ジメチコノールとアミノシランで処理した前記化粧料用粉体を5.0〜70(質量%)含有する(1)乃至(3)のいずれかに記載のメーキャップ化粧料。
(5)前記表面処理は前記ジメチコノールと前記アミノシランの配合比が100/5〜100/25(質量%)で表面処理した(1)乃至(4)のいずれかに記載のメークアップ化粧料。
(6)前記アミノシランは、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシランからなる群から選ばれた少なくとも1種のアミノシランである(1)乃至(5)のいずれかに記載のメークアップ化粧料。
(7)前記アミノシランは、3−アミノプロピルトリエトキシシランである(1)乃至(6)のいずれかに記載のメークアップ化粧料。
ジメチコノールとアミノシランで表面処理した化粧料用粉体及び所定の顔料級酸化チタンを含有する粉体化粧料は、顔料級酸化チタンによる高い隠蔽性を有しながら、該化粧料用粉体により、白浮きの原因の1つである、500nm近辺の波長領域の光の散乱を抑制し、白浮きがなく自然な仕上がりをもたらす。
以下に、本発明を詳細に説明する。
(1)ジメチコノール
本発明で用いるジメチコノールとしては、リニアなジメチルポリシロキサン骨格の両末端に水酸基を有する分子量300〜200,000のシリコーンを言う。このジメチコノールはオイルの形態の物や、他のシリコーンオイルとの希釈物、または、水との乳化物からなるジメチコノールエマルジョンがある。ジメチコノールのエマルジョンはジメチコノールのオイルを機械乳化して得られたものと、低分子シロキサンを出発原料として乳化重合より得られたものとがある。エマルジョン化する時の乳化剤が安全性の高いものであれば、いずれのタイプのエマルジョンを用いても構わない。
本発明で用いるジメチコノールはオイルとエマルジョンの形態にあるのを好適に用いることができる。分子量は300未満であると揮発性が高く表面処理工程でのロス分が多くなり一定の品質の製品を得るのが難しい。分子量が200,000より大きいと粘度が高く反応性が悪くハンドリングの面で適用するのが困難である。
(2)アミノシラン
本発明で用いるアミノシランとしては、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3− アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシランが例示される。反応副生物の安全性の観点で3−アミノプロピルトリエトキシシランが好ましい。
(3)ジメチコノールとアミノシランで表面処理した化粧料用粉体
本発明で用いるジメチコノールとアミノシランで処理した化粧料用粉体におけるジメチコノールとアミノシランの配合比率は、ジメチコノール/アミノシラン=100/5〜100/25(質量%)が好ましい。アミノシランの重量比が5.0重量%より少ないと粉体への処理剤の固着力が弱く、化粧料へ配合した場合、500nm近辺の波長領域の光の散乱抑制効果が低く、白浮き防止効果が低い。また、アミノシランの重量比が25.0質量%より多くなると、粉体への処理剤の固着力は高まるが、化粧料へ配合した時、酸化チタンの均一な分散性に欠け、自然な仕上がりを損なう。
ジメチコノールとアミノシランの配合比の好適な例としては、ジメチコノールとアミノシランを混合し、130℃程度の温度で加熱乾燥して生成した反応物の性状が、べとつきがありゴム弾性を示さない配合比が望ましい。
一般にゴム弾性を示さないシリコーン組成物はシリコーンゲルと言われている。このシリコンゲルを規定する方法としては、ゴム硬度を測定する方法として、ISO7619−1に規定されるデュロメーターによる測定法がある。この測定法には、軟質ゴム硬度を測定できるデュロメータータイプAOによる測定法があるが、本発明の上記反応物はシリコーンゲルに属し、好ましいシリコーンゲルのISO7619−1による測定値は10未満であり、より好ましくは5未満、更に好ましくは0である。
この様なジメチコノールとアミノシランのシリコーン架橋物としては、シリコーンエラストマーと言われている固体がこれに相当する。本発明で好適のシリコーン架橋物はゴム弾性を有しないシリコーンで、一般にはシリコーンゲルと言われておりゴム硬度計では測定ができない性状を有する。
(4)被表面処理用の化粧料用粉体
本発明で使用する被表面処理粉体は、化粧料に配合される化粧料用粉体である。化粧料用粉体は、一般に用いられる無機粉体、有機粉体又は無機/無機複合体、無機/有機複合体、有機/有機複合体のいずれでもよく、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、人体や肌への安全性を有し化粧料に実質的に使用可能な粉体及び全範囲の粒子径の物が適用できる。また、その幾何学的態様が、通常化粧料に用いられるものであれば、球状、半球状、星形状、多面体状、紡錘状、針状、板状等いずれの形状でもよく、また、無孔質、多孔質のいずれでもよい。
平均粒子径は0.01〜500μmの範囲が好ましく、より好ましくは0.1〜100μmである。粒径が0.01μmより小さいと、強い凝集が起こり使用感や軽い感触が低下する場合があり、500μmより大きいと物理的なざらつき感が強く肌への付着性が低下する。なお、平均粒子径は、粉体粒子の形状に合わせ、顕微鏡法、光散乱法、レーザー解析法、液相沈降法、電気抵抗法等の原理により適宜選択して測定する。
無機粉体としては、セリサイト、天然マイカ、焼成マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、アルミナ、マイカ、タルク、カオリン、ベントナイト、スメクタイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、炭酸カルシュウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム塩、リン酸カルシウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、酸化鉄、酸化クロム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化クロム、紺青、群青、水酸化アルミニウム、硫酸マグネシウム、炭化ケイ素、タングステン酸金属塩、アルミン酸マグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、クロルヒドロキシアルミニウム、クレー、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化チタン、窒化ケイ素、シリコーンカーバイト、チタン酸コバルト、チタン酸鉄、リチウムコバルトチタネート、アルミン酸コバルト、無機青色系顔料、アルミニウム粉、金粉、銀粉、鉄粉、白金粉、低次酸化チタン、微粒子酸化チタン、バタフライ状硫酸バリウム、花びら状酸化亜鉛、テトラポット状酸化亜鉛、微粒子酸化亜鉛、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆シリカ、酸化チタン被覆合成マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母、酸化チタン被覆ホウケイ酸(ナトリウム/カルシウム)、酸化チタン被覆ホウケイ酸(カルシウム/アルミニウム)、酸化亜鉛被覆タルク、酸化亜鉛被覆マイカ、酸化亜鉛被覆シリカ、ベンガラ被覆雲母、ベンガラ被覆雲母チタン、ベンガラ、黒酸化鉄被覆雲母チタン、カルミン酸被覆雲母チタン、カルミン、紺青被覆雲母チタン、ステンレスパウダー、カッパーパウダー、トルマリン粉末、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット、ガラスファイバー、カーボンファイバー、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、β―ウォラストナイト、ゾノライト、チタン酸カリウム繊維、硼酸アルミニウム繊維、塩基性硫酸マグネシウム繊維、窒化ケイ素繊維等、タングステン酸金属、アルミニウムパウダー等の金属粉末顔料が挙げられる。
有機粉体としては、ポリアミド、ポリアクリル酸、アクリル酸エステル、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン、スチレン共重合体、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン、ポリメチルベンゾグアナミン、ポリエチレンテレフタレート、ポリメタクリル酸メチル等のポリメチルメタクリレート、セルロース、シルク、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、シリコーン樹脂粉末、シリコーンゴム粉末、テフロン(登録商標)粉末等のフッ素樹脂粉末などの粉体、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等の金属石鹸等、ラうロイルリジン、アルキルリン酸塩、キチン、キトサン、多糖類粉末、タンパク質粉末、カーボンブラック、更に有機系色素が挙げられ、ぐたいれいとしては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等のタール色素、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等の天然色素が挙げられる。
更に、本発明において表面処理される粉体は、表面処理剤との親和性や固着性の向上を図るべく、例えばアルミニウム、カルシウム、マグネシウム、セリウム、ケイ素、ジルコニウム、チタン、亜鉛、鉄、コバルト、マンガン、ニッケル及びスズの少なくとも1種の酸化物又は含水酸化物で被覆されてもよい。
(5)表面処理
本発明では、上記各種の粉体をそのまま本発明の表面処理に用いても、他の従来公知の表面処理を施した処理粉体を用いても構わない。他の表面処理としては、例えばフッ素化合物での表面処理、シリコーンでの表面処理、シリコーン樹脂での表面処理、ペンダントでの表面処理、シランカップリングでの表面剤処理、チタンカップリングでの表面処理、油剤での表面処理、N−アシル化リジンでの表面処理、金属石鹸での表面処理、アミノ酸での表面処理、無機化合物での表面処理、プラズマ表面処理、メカノケミカル表面処理等が挙げられる。また、本発明の表面処理を施した後で、配合する化粧料の剤型やその目的に応じて、本願発明の効果を損なわない範囲で、前記各種の表面処理を施しても良い。
処理の方法としては、乾式処理としては、以下のものが挙げられる。(a)溶剤を用いず、粉体とシリコーンを形成するジメチコノールとアミノシランとを撹拌、混合、加熱乾燥する乾式処理。(b)少量の水やアルコールを使用してシリコーンを形成するジメチコノールとアミノシランと粉体を撹拌、混合、加熱乾燥する乾式処理。また、湿式処理としては、以下のものが挙げられる。(c)多量の水やアルコールとシリコーンと粉体とのスラリーを形成させた後、溶媒を留去して加熱乾燥する湿式処理。処理の方法としては、一般に上記のいずれかから選ばれるが、より均一な処理を行うことができるという観点では湿式法が好適である。前記本発明で言うアルコールとはエタノールまたはイソプロピルアルコールである。
加熱乾燥の条件としては、アミノシランの加熱による着色を避けるために100〜150℃の範囲が好ましい。100℃より低い温度では反応速度が遅く生産効率が悪い。150℃より高い温度で乾燥するとアミノシランの熱劣化が起こり白色の粉体は黄色に着色する。
また、ジメチコノールとアミノシランの処理をする際に反応性を高め粉体粒子への固着性を上げるために、酸性物質又はアルカリ性物質を添加しても良い。酸性物質として特に限定されず、例えば、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸等の有機酸、塩酸、硫酸、リン酸、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化マグネシウム、ポリ塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸亜鉛等を使用することができる。
アルカリ性物質は特に限定されず、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化バリウム等のアルカリ土類金属水酸化物、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩、アンモニア、トリエタノールアミン等を使用することができる。
(6)メーキャップ化粧料
本発明のメーキャップ化粧料には、上記本発明以外の粉末、油分、界面活性剤、低級アルコール、多価アルコール、保湿剤、防腐剤、高分子、酸化防止剤、紫外線防御剤、香料、各種薬剤等を本発明の所期の効果を損なわない質的、量的範囲で配合することが可能である。
本発明に配合されうる本発明における成分以外の粉末としては、通常化粧料において用いられる粉末を挙げることができる。例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、黒雲母、金雲母、合成雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、タングステン酸金属塩、シリカ、ゼオライト、焼成硫酸カルシウム、焼セッコウ、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレン-アクリル酸共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末。
二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色系顔料:酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料:γ―酸化鉄等の無機褐色系顔料:黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料:黒酸化鉄、カーボン、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料:マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫系顔料:酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料:群青、紺青等の無機青色系顔料:酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、着色酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗泊等のパール顔料:アルミニウムパウアダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料:赤色202号、赤色205号、赤色220号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、青色404号等の有機顔料:赤色3号、赤色104号、赤色227号、赤色401号、橙色205号、黄色4号、黄色202号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム、アルミニウムレーキ等の有機顔料:クロロフィル、β―カロチン等の天然色素等が挙げられる。
本発明のメーキャップ化粧料に配合され得る油分としては、通常化粧料において用いられる油分を挙げることができる。例えば、液体油脂として、アボガド油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン等:固体油脂として、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等:ロウとして、ミツロウ、キャンでリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、鯨ロウ、ラノリン、還元ラノリン等、炭化水素として、流動パラフィン、スクワラン、パラフィン、セレシン、ワセリン、スクワレン、マイクロクリスタリンワックス等:高級脂肪酸として、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸等:
高級アルコールとして、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、べへニルアルコール、オレイルアルコール、モノステアリルグリセロールエーテル、モノパルミチルグリセロールエーテル、コレステロール、フィトステロール、イソステアリルアルコール等:エステル油として、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、ジオクタン酸エチレングリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、テトラオクタン酸ペンタエリスリトール、トリオクタン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸グリセリン、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル等:シリコーンとして、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム等が挙げられるが、上記の油分に断定されるものではない。またこれらの油分は、本発明のメーキャップ化粧料において1種あるいは2種以上を任意に選択して用いることができる。
本発明のメーキャップ化粧料においては、通常化粧料に配合されうる界面活性剤を、そのイオン性の有無に関わらず用いることができる。具体的には、アニオン界面活性剤として例えば、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン(以下、POEと略する)ラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POEステアリルエーテルリン酸塩等のリン酸エステル塩、ジ−2−エチルへキシルスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α―オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラうロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、カゼインナトリウム等が挙げられる。
カチオン界面活性剤として例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等のジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化セチルピリジ二ウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両面界面活性剤としては例えば、2−ウンデシル−N,N.N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム等のイミダゾリン系両性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のベタイン系両性界面活性剤等が挙げられる。
親油性非イオン系界面活性剤としては例えば、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンセスキオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル、モノステアリン酸グリセリン等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤として、例えば、POEソルビタンモノステアレート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビットモノオレエート等のPOEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリンモノイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEステアリルエーテル、POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキルエーテル、POEノニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル、プルロニック等のプルアロニック型類、POE・ポリオキシプロピレン(以下、POPと略する)セチルエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル、テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合体、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEミツロウ・ラノリン誘導体、アルカノールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等が挙げられるが、上記の界面活性剤に限定されるものではない。また、これら界面活性剤は、本発明メーキャップ化粧料において1種又は2種以上を任意に選択して配合することができる。
本発明のメーキャップ化粧料の取り得る形態は特に限定されず、例えば化粧下地、ファンデーション、白粉、頬紅、口紅、マスカラ、アイシャドー、アイライナー等の形態をとり得る。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。配合量は特に断らない限り、重量%である。
[ジメチコノールとアミノシランで処理した化粧料用粉体の製造]
[実施例1] (ジメチコノール/アミノシラン比=100/5質量%)
タルクJA−13R(浅田製粉株式会社)1kgを万能混合機に仕込み、水550gとアミノプロピルトリエトキシシラン(KBE−903:信越化学工業株式会社)0.9gの混合水溶液を投入して10分間混合する。さらに、ジメチコノール(分子量400、粘度16cst)18gを投入して15分間混合撹拌して粉体の混合物を軟ペースト状とした。これを取り出し乾燥機にて、130℃にて16時間乾燥した。パルべライザーで粉砕して表面処理3%タルクを得た。
[実施例2] (ジメチコノール/アミノシラン比=100/20質量%)
容量20リットルの容器に、水5リットルとセリサイトFSE(三信鉱工株式会社)1kgを仕込み、内温20℃で、ディスパーミキサー(プライムミクス社:AM−40)にて、2000rpmで5分間分散しスラリー状態にした。ジメチコノールの水エマルジョン(下記製造例1) 92.7gを添加して2500rpmで5分間撹拌した。次いで、5質量% KBE−903水溶液を166g添加した。1N−NaOH水溶液にてpHを10.5に調整した後、3000rpmにて30分間、撹拌反応させた。遠心脱水機にてろ過して、5リットルの水で洗浄した後、脱水ケーキを乾燥機にて130℃、16時間乾燥した。乾燥後、パルべライザーで粉砕して表面処理5%セリサイトを得た。
[実施例3] (ジメチコノール/アミノシラン比=100/20質量%)
容量20リットルの容器に、水5リットルとマイカY−2300(株式会社ヤマグチマイカ)1kgを仕込み、内温20℃で、ディスパーミキサー(プライムミクス社:AM−40)にて、2000rpmで5分間分散しスラリー状態にした。ジメチコノールの水エマルジョン(下記製造例1) 92.7gを添加して2500rpmで5分間撹拌した。次いで、5質量% KBE−903水溶液を166g添加した。1N−NaOH水溶液にてpHを10.5に調整した後、3000rpmにて30分間、撹拌反応させた。遠心脱水機にてろ過して、5リットルの水で洗浄した後、脱水ケーキを乾燥機にて130℃、16時間乾燥した。乾燥後、パルべライザーで粉砕して表面処理5%マイカを得た。
[製造例1] (ジメチコノールエマルジョンの製造)
容量2リットルのポリエチレンビーカーに、オクタメチルシクロテトラシロキサン450gとイオン交換水500g、ラウロイルメチルタウリンナトリウム6.75gを仕込み、ホモミキサー撹拌2,000rpmにより予備混合した後、クエン酸4gを添加して70℃に昇温してホモミキサー5,000rpmにより24時間乳化重合した。卓上加圧ホモジナイザー(APVゴーリン製)で50MPaにて1回乳化分散することによりジメチコノールの水エマルジョンを得た。次いで10%炭酸ナトリウムを加えてpH7に調整して水エマルジョンを得た。この水エマルジョンを105℃で3時間乾燥して水を揮発除去した固形分についてGPCによるPS換算の分子量を求めたところ100,000であった。 固形分は45.0%であった。
[実施例4〜9及び比較例1〜9]
表1:実施例4〜9、表2:比較例1〜6、表3−1:比較例7〜9に示す組成の粉体化粧料(パウダーファンデーション)を下記製造方法により調整した。
[製造方法] 実施例4〜9
A:成分(1)〜(12)をHANIL LAB.MIXERで、30秒、4回、粉砕混合撹拌する。
B:成分(13)〜(17)を前もって、50℃〜60℃で均一混合しておく。
C:成分(13)〜(17)を粉砕した粉に、滴下する。
D:HANIL LAB.MIXERで30秒、4回、混合撹拌する。
[製造方法] 比較例1〜6
A:成分(1)〜(13)をHANIL LAB.MIXERで、30秒、4回、粉砕混合撹拌する。
B:成分(14)〜(18)を前もって、50℃〜60℃で均一混合しておく。
C:成分(14)〜(18)を粉砕した粉に、滴下する。
D:HANIL LAB.MIXERで30秒、4回、混合撹拌する。
[製造方法] 比較例7〜9
A:成分(1)〜(11)をHANIL LAB.MIXERで、30秒、4回、粉砕混合撹拌する。
B:成分(12)〜(16)を前もって、50℃〜60℃で均一混合しておく。
C:成分(12)〜(16)を粉砕した粉に、滴下する。
D:HANIL LAB.MIXERで30秒、4回、混合撹拌する。
*1:TALC JA−46R(タルク、浅田製粉株式会社製)
*2:SA TALC JA−46R(ジメチコン被覆処理タルク、三好化成株式会社製)
*3:SAST−UFTR−Z(ジメチコン・ステアリン酸被覆処理微粒子酸化チタン、三好化成株式会社製)平均粒子径35nmの微粒子酸化チタンを、ジメチコン・ステアリン酸で皮膜処理したもの
*4:SA−PFC−407(ジメチコン被覆処理顔料級酸化チタン、三好化成株式会社製、PFC−407:タイペークPFC407、石原産業株式会社製)、平均粒子径0.25μmの顔料級酸化チタンをジメチコンで被覆処理したもの
*5:SA−YELLOW−LL−100P,SA−RED R−516PS,SA−BLACK BL−100P(ジメチコン被覆処理酸化鉄、三好化成株式会社製)
*6:SI−TALC JA−13R(メチコン被覆処理タルク、三好化成株式会社製)
*7:SA−TALC JA−13R(ジメチコン被覆処理タルク、三好化成株式会社製)
*8:SA−SERICITE FSE(ジメチコン被覆処理セリサイト、三好化成株式会社製)
*9:SA−MICA Y−2300(ジメチコン被覆処理マイカ、三好化成株式会社製)
*10:TALC−JA−46R(タルク、浅田製粉株式会社製)
*11:SA−TALC JA−46R(ジメチコン被覆処理タルク、三好化成株式会社製)
*12:SAST−UFTR−Z(ジメチコン・ステアリン酸被覆処理微粒子酸化チタン、三好化成株式会社製)
*13:SA−PFC−407(ジメチコン被覆処理顔料級酸化チタン、三好化成株式会社製、PFC−407:タイペークPFC407,石原産業株式会社製)
*14:SA−YELLOW−LL−100P,SA−RED R−516PS,SA−BLACK BL−100P(ジメチコン被覆処理酸化鉄、三好化成株式会社製)
*15:TALC JA−13R(タルク、浅田製粉株式会社製)
*16:SERICITE FSE(セリサイト、三信鉱工株式会社製)
*17:MICA Y−2300(マイカ、ヤマグチマイカ株式会社製)
*18:TALC−JA−46R(タルク、浅田製粉株式会社製)
*19:SAST−UFTR−Z(ジメチコン・ステアリン酸被覆処理微粒子酸化チタン、三好化成株式会社製)
*20:SA−PFC−407(ジメチコン被覆処理顔料級酸化チタン、三好化成株式会社製、PFC−407:タイペークPFC407、石原産業株式会社製)
*21:SA−YELLOW−LL−100P,SA−RED R−516PS,SA−BLACK BL−100P(ジメチコン被覆処理酸化鉄、三好化成株式会社製)
[評価方法1:分光測定]
1. 分光測定器:CM−700d、KONIKA MINOLTA製
2. 照明・受光光学系:SCE(正反射光除去)
3. 測定方法
5名の官能評価専門パネルによる、前腕に、一定部位面積(5cmx6cm)4か所を設け、試料10mgをパフで、均一に塗布する。次いで、CM−700dで分光測定し、4か所の平均値を算出する。次に、測定波長470nm〜530nmの反射率の平均値を算出する。
[測定値・評価結果]
表4−1の結果から明らかの様に、本発明実施例1、2,3の化粧料用粉体を含有するパウダーファンデーションは、これまでの既存の化粧料用粉体を含有するパウダーファンデーションに比較し、優れた白浮き防止効果を有していることを判明した。
[評価方法2:官能評価]
5名の官能評価専門パネルで、表1記載の実施例5、6,9及び表2記載の比較例2,3,6を用いて官能評価による使用感の評価を、以下の5項目及び各判定基準に従い合議により行った。
表5に示した通り、本発明であるアミノシランとジメチコノールで表面被覆した化粧料用粉体と顔料級酸化チタンを含有する粉体化粧料は、隠蔽力を強くするために、顔料級酸化チタンの含有量を増やしても、従来の化粧料用粉体を含有する、紛体化粧料に比べ、白浮きがなく、自然な仕上がりであった。また、顔料級酸化チタンの含有量が多い場合に起こりがちな、滑り性の悪化や経時による色くすみについても、良好な結果が得られた。

Claims (7)

  1. 分子量300〜200,000のジメチコノールとアミノシランで表面処理した化粧料用粉体と平均粒子径が0.2〜0.5μmの顔料級酸化チタンを配合するメーキャップ化粧料であって、該メーキャップ化粧料全体に対して、該化粧料用粉体を、5.0〜80.0(質量%)及び該顔料級酸化チタンを、0.5〜30.0(質量%)配合したメークアップ化粧料。
  2. 前記顔料級酸化チタンは、被覆処理した顔料級酸化チタンである請求項1に記載のメーキャップ化粧料。
  3. 該メークアップ化粧料全体に対して、該化粧料用粉体を20.0〜80.0(質量%)及び該顔料級酸化チタンを2.0〜20.0(質量%)配合した請求項1又は2に記載のメーキャップ化粧料。
  4. 前記メーキャップ化粧料全体に対して、ジメチコノールとアミノシランで処理した前記化粧料用粉体を5.0〜70(質量%)含有する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のメーキャップ化粧料。
  5. 前記表面処理は前記ジメチコノールと前記アミノシランの配合比が100/5〜100/25(質量%)で表面処理した請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のメークアップ化粧料。
  6. 前記アミノシランは、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシランからなる群から選ばれた少なくとも1種のアミノシランである請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のメークアップ化粧料。
  7. 前記アミノシランは、3−アミノプロピルトリエトキシシランである請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のメークアップ化粧料。

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