JP2016111731A - レゾルバ - Google Patents
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Abstract
【課題】ティースのステータ巻線の効果を理想的ステータ巻線に近づけることができ、角度の検出精度を向上させることができるレゾルバを提供する。【解決手段】輪状ステータ1は、輪状ステータヨーク2と、周方向に互いに間隔を置いて輪状ステータヨーク2の内周縁20から径方向内側に延出された複数のティース3とを備えている。各ティース3は、柱部30と頭部31とを含んでいる。柱部30は、内周縁20から延出された柱状の部分である。柱部30は、周方向における幅寸法が柱部30の延出方向に沿って変化するように形成されている。具体的には、柱部30の基端30bから先端30aに向けて連続的に輪状ステータヨーク2の周方向における幅寸法が狭くなるように形成されている。柱部30の断面積及び周長は、柱部30の輪状ステータヨーク2の周方向における幅寸法に依るので、基端30bに近いほど大きく先端30aに近いほど小さい。【選択図】図1
Description
この発明は、ティースを有する輪状ステータヨークを備えるレゾルバに関する。
従来用いられていたこの種のレゾルバとしては、例えば下記の特許文献1等に記載された構成を挙げることができる。すなわち、従来のレゾルバは、輪状ステータヨークと、周方向に互いに間隔を置いて輪状ステータヨークの内周縁から径方向内側に突出された複数のティースとを有する輪状ステータを備えている。ティースには、輪状ステータヨークの内周縁から延出された柱部が含まれている。柱部には、ステータ巻線が巻き付けられたボビンが装着されている。輪状ステータヨークの周方向に沿う柱部の幅寸法は一定とされており、柱部の断面積及び周長は柱部の延出方向に沿って一定とされている。
上記のような従来のレゾルバでは、柱部の断面積及び周長が柱部の延出方向に沿って一定とされているので、ステータ巻線の1ターンの効果も柱部の延出方向に沿って一定である。一方で、理想的なステータ巻線のターン数は、小数を含む数として算出されるため、上記のような従来のレゾルバのティースの柱部では理想的なステータ巻線を実現することができず、角度の検出精度が低くなる。
この発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、ステータ巻線の効果を理想的なステータ巻線の効果に近づけることができ、角度の検出精度を向上させることができるレゾルバを提供することを目的とする。
この発明に係るレゾルバは、輪状ステータヨークと、周方向に互いに間隔を置いて輪状ステータヨークから径方向に突出された複数のティースとを有する輪状ステータを備え、ティースは、輪状ステータヨークの内周縁から延出されるとともに、ステータ巻線が巻きつけられる柱部を含んでおり、柱部は、周方向における幅寸法が延出方向に沿って変化するように形成されている。
この発明のレゾルバによれば、輪状ステータヨークの周方向におけるティースの柱部の幅寸法が延出方向に沿って変化するように形成されているので、ステータ巻線の効果を理想的なステータ巻線の効果に近づけることができる。これによりレゾルバの角度の検出精度を向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係るレゾルバの輪状ステータの平面図である。図1において、輪状ステータ1は、輪状ステータヨーク2と、周方向に互いに間隔を置いて輪状ステータヨーク2の内周縁20から径方向内側に延出された複数のティース3とを備えている。
図1は、この発明の実施の形態に係るレゾルバの輪状ステータの平面図である。図1において、輪状ステータ1は、輪状ステータヨーク2と、周方向に互いに間隔を置いて輪状ステータヨーク2の内周縁20から径方向内側に延出された複数のティース3とを備えている。
各ティース3は、柱部30と頭部31とを含んでいる。柱部30は、内周縁20から延出された柱状の部分である。柱部30は、周方向における幅寸法が柱部30の延出方向に沿って変化するように形成されている。具体的には、柱部30の基端30bから先端30aに向けて連続的に輪状ステータヨーク2の周方向における幅寸法が狭くなるように形成されている。柱部30の断面積及び周長は、柱部30の輪状ステータヨーク2の周方向における幅寸法に依るので、基端30bに近いほど大きく先端30aに近いほど小さい。
頭部31は、柱部30とともにT字を形成するように柱部30の先端30aに一体に設けられた部分である。頭部31には、柱部30の先端に接する中央部31aと、中央部31aから周方向に突出された一対の突部31bとが含まれる。
頭部31は、柱部30とともにT字を形成するように柱部30の先端30aに一体に設けられた部分である。頭部31には、柱部30の先端に接する中央部31aと、中央部31aから周方向に突出された一対の突部31bとが含まれる。
各柱部30には、図示しない樹脂製ボビンが装着されている。ボビンは、柱部30の延出された方向において柱部30と略等しい長さを有する。また、ボビンには、ステータ巻線が密接して巻きつけられてコイルを形成している。つまり、柱部30にはボビンを介してステータ巻線が巻き付けられている。
ステータ巻線の1ターンごとの効果は、ステータ巻線の巻かれている位置における柱部30の断面積及び周長によって決まる。したがってこのような輪状ステータ1を有するレゾルバでは、柱部30の周方向における幅寸法によって、ステータ巻線の1ターンごとの効果が変化する。そこで、輪状ステータヨーク2の周方向における柱部30の基端30bから先端30aまでの延出方向に沿う幅寸法の変化を、柱部30の設計時に調節して、ステータ巻線の効果が理想的なステータ巻線の効果に近づくように柱部30を形成する。これにより、ステータ巻線の効果を理想的なステータ巻線の効果に近づけるようにすることができ、レゾルバの角度の検出精度を向上させることができる。
また、上述したようにステータ巻線の1ターンごとの効果は、ステータ巻線の巻かれている位置における柱部30の断面積及び周長によって決まる。そこで、このような輪状ステータ1を有するレゾルバでは、ボビンへのステータ巻線の巻き位置を調整することにより、ステータ巻線の巻かれている位置における柱部30の断面積及び周長を調整することができる。したがって、ボビンへのステータ巻線の巻き位置を調整することによって、柱部30の基端30bから先端30aまでの間でステータ巻線の位置を変えて、ステータ巻線の効果を理想的なステータ巻線の効果に近づけることができる。これにより、同様にレゾルバの角度の検出精度を向上させることができる。
なお、実施の形態では、柱部30は、基端30bから先端30aに向けて連続的に輪状ステータヨーク2の周方向に沿う幅寸法が狭くなるように形成していたが、図2に示すように、基端130bから先端130aに向けて幅寸法が連続的に広くなるように柱部130を形成してもよい。これにより、実施の形態と同じ効果を得ることができる。
また、図3に示すように柱部230を、基端230bから先端230aに向けて段階的に輪状ステータヨーク2の周方向に沿う幅寸法が広くなるように形成してもよい。このように形成することで、柱部の形状が連続的に変化する場合よりも柱部230の形状の変化が明確となる。そのため自動巻線機でステータ巻線の巻線を行う時に、ステータ巻線の巻き位置を指定することが容易になる。これにより、巻線作業を自動化した時にもステータ巻線の効果を理想的なステータ巻線の効果に近づけることができ、レゾルバの角度の検出精度を向上させることができる。さらに、この場合は柱部230を、基端230bから先端230aに向けて段階的に輪状ステータヨーク2の周方向に沿う幅寸法が狭くなるように形成してもよい。
また、図4に示すように柱部330の基端330bと先端330aとの間の中間位置333cにおいて、中間位置333cにおける輪状ステータヨーク2の周方向に沿う柱部330の幅寸法が最も狭くなるように形成してもよい。これにより、柱部330の形状の変化がさらに明確になり、ステータ巻線の巻き位置を指定することがさらに容易になる。そのため自動巻線機でステータ巻線の巻線を行う時に、巻線作業を自動化した時にもステータ巻線の効果を理想的なステータ巻線の効果に近づけることができ、レゾルバの角度の検出精度を向上させることができる。
1 輪状ステータ、2 輪状ステータヨーク、3 ティース、20 内周縁、30,130,230,330 柱部、30b,130b,230b,330b 基端、30a,130a,230b,230c 先端、330c 中間位置。
Claims (6)
- 輪状ステータヨークと、周方向に互いに間隔を置いて前記輪状ステータヨークから径方向に突出された複数のティースとを有する輪状ステータを備え、
前記ティースは、前記輪状ステータヨークの内周縁から延出されるとともに、ステータ巻線が巻きつけられる柱部を含んでおり、
前記柱部は、前記周方向における幅寸法が延出方向に沿って変化するように形成されている
ことを特徴とするレゾルバ。 - 前記柱部の前記周方向における幅寸法は、前記柱部の基端から前記柱部の先端に向けて連続的に狭くなっている
ことを特徴とする請求項1に記載のレゾルバ。 - 前記柱部の前記周方向における幅寸法は、前記柱部の基端から前記柱部の先端に向けて連続的に広くなっている
ことを特徴とする請求項1に記載のレゾルバ。 - 前記柱部の前記周方向における幅寸法は、前記柱部の基端から前記柱部の先端に向けて段階的に狭くなっている
ことを特徴とする請求項1に記載のレゾルバ。 - 前記柱部の前記周方向における幅寸法は、前記柱部の基端から前記柱部の先端に向けて段階的に広くなっている
ことを特徴とする請求項1に記載のレゾルバ。 - 前記柱部の前記周方向における幅寸法は、前記柱部の基端と前記柱部の先頭との間の中間位置において最も狭い
ことを特徴とする請求項1に記載のレゾルバ。
Priority Applications (1)
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