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JP2016181415A - 光源用カバー及び照明装置 - Google Patents

光源用カバー及び照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 長残光蛍光体を利用した照明装置であって、さらに目的に沿った照度の品質を示す光源用カバー及び照明装置の提供を目的とする。【解決手段】 カバー部材と2種類の残光蛍光体とを含み、前記2種類の残光蛍光体のうち、一方は、明所視の比視感度が暗所視の比視感度に比べて相対的に高い値を示す波長領域に発光ピークを有する第1残光蛍光体であり、他方は、暗所視の比視感度が明所視の比視感度に比べて相対的に高い値を示す波長領域に発光ピークを有する第2残光蛍光体であることを特徴とする。【選択図】 なし

Description

本発明は、光源用カバー及び照明装置に関する。
一般的な直管型、環状型、又は電球型の蛍光ランプ等の照明装置は、電源から電気の供給を停止すると発光が停止する。しかしながら、消灯後若しくは停電後であっても、しばらくの間、明るさ(照度ともいう)が維持されることが望まれている。そこで、最小限の照度が供給できる蓄光型の蛍光ランプが開発されている。
蓄光型の蛍光ランプに用いられる長残光蛍光体は、紫外線励起が止まった後、数分間から数時間発光が認められる燐光現象を利用したものである。前記長残光蛍光体を利用した照明装置の一例として、下記特許文献1に開示された電球型蛍光ランプがある。前記電球型蛍光ランプは、ガラスグローブとケースとからなる外囲器内に発光管と点灯回路とを組み込んだ電球型蛍光ランプであって、前記長残光蛍光体を含む層が、前記ガラスグローブの表面に設けられている。
特開平9−320530号公報
前記電球型蛍光ランプによれば、停電時のような緊急時であっても、室内にいる人がとっさに行動できる照度を一定時間確保することが可能である。しかしながら、このように、単に残光を示すものはあったものの、現在では、さらに目的に沿った照度の品質を示すものが望まれている。
そこで、本発明は、長残光蛍光体を利用した照明装置であって、さらに目的に沿った照度の品質を示す光源用カバー及び照明装置の提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の光源用カバーは、カバー部材と2種類の残光蛍光体とを含み、前記2種類の残光蛍光体のうち、一方は、明所視の比視感度が暗所視の比視感度に比べて相対的に高い値を示す波長領域に発光ピークを有する第1残光蛍光体であり、他方は、暗所視の比視感度が明所視の比視感度に比べて相対的に高い値を示す波長領域に発光ピークを有する第2残光蛍光体であることを特徴とする。
本発明の照明装置は、光源と、本発明の前記光源用カバーとを含み、前記光源用カバーは、前記光源を覆うようにして配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、消灯後等に、経時的に眼の感度が変化しても、眼の感度に対応した照度が前記2種類の残光蛍光体によって確保されている。このため、本発明によれば、さらに目的に沿った照度の品質を示す光源用カバー及び照明装置を提供可能である。
図1(a)〜(c)は、本発明の光源用カバーの例を示す概略図である。
以下、本発明の光源用カバー及び照明装置について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の説明に限定されない。なお、以下の図1において、同一部分には、同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、図面においては、説明の便宜上、各部の構造は適宜簡略化して示す場合があり、各部の寸法比等は、実際とは異なり、模式的に示す場合がある。
[光源用カバー]
本発明の光源用カバーは、前述のように、カバー部材と2種類の残光蛍光体とを含み、前記2種類の残光蛍光体のうち、一方は、明所視の比視感度が暗所視の比視感度に比べて相対的に高い値を示す波長領域に発光ピークを有する第1残光蛍光体であり、他方は、暗所視の比視感度が明所視の比視感度に比べて相対的に高い値を示す波長領域に発光ピークを有する第2残光蛍光体であることを特徴とする。
前記「比視感度」とは、例えば、明所視及び暗所視のそれぞれにおいて、視感度(単位:lm/w)が最も高い値(最大視感度)を示す発光波長の視感度を1とした場合における各波長の視感度を相対的に表した値をいう。明所視における最大視感度のピーク波長と、暗所視における最大視感度のピーク波長とは一致せず、前記明所視の前記ピーク波長は、暗所視の前記ピーク波長よりも高波長側に位置する。
本発明において、前記第1残光蛍光体は、明所視の比視感度が暗所視の比視感度に比べて相対的に高い値を示す波長領域に発光ピークを有する。このため、前記第1残光蛍光体の残光は、人が、明所視において、前記第2残光蛍光体の残光よりも明るいと感じる。他方、第2残光蛍光体は、暗所視の比視感度が明所視の比視感度に比べて相対的に高い値を示す波長領域に発光ピークを有する。このため、前記第2残光蛍光体の残光は、人が、暗所視において、前記第1残光蛍光体の残光よりも明るさを感じる。本発明の光源用カバーは、これ2種類の残光蛍光体を含むため、人は、例えば、消灯直後の明所視では、前記第1残光蛍光体の残光により明るさを感じ、消灯から時間が経過した暗所視では、前記第2残光蛍光体の残光により明るさを感じることができる。このため、例えば、消灯直後においても、消灯から時間が経って暗さになれた時点においても、それぞれの状態に適した明るさを人に与えることができる。
前記第1残光蛍光体と前記第2残光蛍光体は、前述のような理由から、明所視と暗所視における視感度の違いに対応して選択される。このため、前記第1残光蛍光体と前記第2残光蛍光体は、それぞれの発光ピークの波長が異なり、例えば、前記第1残光蛍光体は、長波長側に発光ピークを有し、前記第2残光蛍光体は、短波長側に発光ピークを有する。前記第1残光蛍光体の発光ピークと前記第2残光蛍光体の発光ピークとの差は、特に制限されず、下限は、例えば、5nm以上であり、10nm以上であり、20nm以上である。
前記第1残光蛍光体としては、例えば、所定の波長に発光ピークを有する残光蛍光体が好ましい。前記波長は、その下限が、例えば、515nm以上であり、その上限は、特に制限されず、例えば、580nmであり、その範囲は、例えば、515〜580nmである。
前記第2残光蛍光体としては、例えば、所定の波長に発光ピークを有する残光蛍光体が好ましい。前記波長は、その上限が、例えば、515nm以下、515nm未満であり、その下限は、特に制限されず、435nm以上であり、その範囲は、例えば、435〜515nm、435nm以上515nm未満である。なお、前記第1残光蛍光体の発光ピークの波長の例示と、前記第2蛍光残光体の発光ピークの波長の例示とは、重複する場合があるが、前述のように、前記第1残光蛍光体と前記第2蛍光残光体は、それぞれ、発光ピークの波長が異なるように選択すればよい。
前記第1残光蛍光体としては、具体的には、例えば、少なくとも1種の希土類元素を含有するMAl(Mは、Ca、SrまたはBa)、並びに少なくとも1種の希土類元素、Cu、及びClの少なくとも一つを含有するZnSの少なくとも一つである。前記希土類元素としては、例えば、Eu、Ce、Pr、Nd、Sm、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu等が挙げられる。前記第1残光蛍光体としては、例えば、Eu、Ce、Pr、Nd、Sm、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、及びLuからなる群から選択された少なくとも1種の希土類元素を含有するMAl(Mは、Ca、SrまたはBa)、Cu及びClの少なくとも一方を含有するZnSであることが好ましい。さらに、これらの中でも、前記第1残光蛍光体として、Eu及びDyを含有するSrAl、Cuを含有するZnS、Cu及びClを含有するZnSであることがさらに好ましい。前記第1残光蛍光体は、例えば、その発光色が緑色または黄緑色を呈する。前記第1残光蛍光体は、例えば、市販品のものを用いてもよよいし、自家調製してもよい。前記市販品としては、例えば、根本特殊化学株式会社製のEu及びDyを含有するSrAl(製品名「G−300C」、「G−300M」、「G−300F」、「G−300FF」、「G−300L160」、「GLL−300M」、「GLL−300F」、「GLL−300FF/FFS」、発光ピーク波長λ=520nm)、Cuを含有するZnS(製品名「GSS」、発光ピーク波長λ=530nm、)、日亜化学工業株式会社製のCu及びClを含有するZnS(製品名「NP−2800」、λ=525nm)等が挙げられる。前記第1残光蛍光体として、いずれか一種のみ使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記第1残光蛍光体の残光時間は、特に制限されず、例えば、10分以上であり、20分以上であり、30分以上である。前記残光時間は、例えば、200[lx]のD65標準光源で20分間照射した後の残光輝度が、0.32mcd/mまでに減衰する時間をいう(以下、同様)。
前記第1残光蛍光体の残光輝度は、特に制限されず、例えば、消灯若しくは停電後の残光で一定時間足元が確認できる程度の明るさを保持可能な輝度であればよい。
前記第2残光蛍光体としては、具体的には、例えば、少なくとも1種の希土類元素を含有するMAl1425(Mは、Ca、SrまたはBa)、少なくとも1種の希土類元素を含有するSr2Mg(Si27)、少なくとも1種の希土類元素、Ti、及びMgを含有するYS、Biを含有するCaS、並びにBiを含有するCaSrSからなる群から選択される少なくとも一つである。前記希土類元素としては、例えば、Eu、Ce、Pr、Nd、Sm、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu等が挙げられる。前記第2残光蛍光体として、Eu、Ce、Pr、Nd、Sm、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、及びLuからなる群から選択された少なくとも1種の希土類元素を含有するMAl1425(Mは、Ca、SrまたはBa)、Eu、Ce、Pr、Nd、Sm、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、及びLuからなる群から選択された少なくとも1種の希土類元素を含有するSr2Mg(Si27)、Eu、Ce、Pr、Nd、Sm、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、及びLuからなる群から選択された少なくとも1種の希土類元素、Ti、並びにMgを含有するYS、Biを含有するCaS、並びにBiを含有するCaSrSであることが好ましい。これらの中でも、前記第2残光蛍光体として、Eu及びDyを含有するSrAl1425、Euを含有するSrMg(Si)、Eu及びNdを含有するCaAl等の発光色が青緑色であるものがさらに好ましい。これらは、市販品のものを用いてもよいし、自家調製してもよい。前記市販品としては、例えば、根本特殊化学株式会社製のEu及びDyを含有するSrAl1425(製品名「BG−300M」、「BGL−300M」、「BGL−300FF/FFS」、λem=490nm)等が挙げられる。前記第2残光蛍光体として、いずれか一種のみ使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記第2残光蛍光体の残光時間は、特に制限されず、例えば、30分以上であり、60分以上であり、90分以上である。
前記カバー部材とは、特に制限されず、例えば、一般的なランプ製品に用いられるガラスバルブ、一般的なLED照明器具に用いられる樹脂製カバー等が挙げられる。
前記カバーの形状は、特に制限されず、使用する照明装置のカバーに準じてよい。
前記カバー部材の形成材料としては、特に制限されず、例えば、一般的な光源用カバーとして用いられる樹脂材料、ガラス材料の基剤が挙げられる。前記樹脂材料としては、特に制限されず、例えば、アクリル樹脂等の一般的な透光性樹脂材料等が挙げられ、前記ガラス材料としては、例えば、一般的な透光性ガラス材料等が挙げられる。
本発明の光源用カバーは、例えば、前記カバー部材に、前記2種類の残光蛍光体が混入された形態でもよいし、前記カバー部材上に、前記2種類の残光蛍光体が配置された形態でもよい。以下、前者を第1形態、後者を第2形態ともいう。
前記第1形態の光源用カバーは、前述のように、前記カバー部材に、前記2種類の残光蛍光体が混入された形態である。この第1形態の前記光源用カバーの製造方法としては、特に制限されず、一般的な公知技術に準じて行ってもよい。具体的には、例えば、前記基剤、前記2種類の残光蛍光体、及び溶媒を加えて混練し、カバー用組成物を調製する。そして、前記カバー用組成物を光源用カバー製造時に用いられる型に注入し、加熱等により硬化させることにより、前記光源用カバーを製造できる。
前記第1形態の光源用カバーにおいて、前記第1残光蛍光体と前記第2残光蛍光体との重量比(X:Y)は、特に制限されず、例えば、1:0.1〜10である。
前記2種類の残光蛍光体が混入されたカバー部材の厚さは、特に制限されず、例えば、0.2mm〜5mmである。
前記第2形態の光源用カバーは、前述のように、前記カバー部材上に前記2種類の残光蛍光体が配置された形態である。前記第2形態の光源用カバーを、図1(a)〜(c)に例示する。図1(a)〜(c)は、それぞれ、カバー部材の光源側の表面上に、前記2種類の残光蛍光体が配置されているが、本発明は、これに限定されず、例えば、前記カバー部材の光源側と反対側の表面上、すなわち視認側の表面上に、前記2種類の残光蛍光体が配置されていてもよい。
図1(a)の光源用カバー10は、前記カバー部材1の光源4側の表面上に、前記2種類の残光蛍光体を含む一つの層11が配置された形態である。
前記層11の厚さは、特に制限されず、例えば、20〜1000μmである。
図1(b)の光源用カバー20は、前記カバー部材1の表面上に、前記第1残光蛍光体を含む層(第1の層)21と前記第2残光蛍光体を含む層(第2の層)22とが積層された形態であり、具体的には、前記カバー部材1の表面上に、平面方向において、前記第1の層21と前記第2の層22とが交互に配置されている。ここでいう「平面方向」とは、同図(b)に示すように、前記カバー部材1が曲面の場合は、前記曲面に沿った方向、即ち同図に示す矢印方向であってもよい。
前記第1の層21の厚さ及び前記第2の層22の厚さは、特に制限されず、図1(a)の一つの前記層11の厚さと同様であってもよい。
図1(c)の光源用カバー30は、前記カバー部材1の表面上に、積層体31が積層された形態である。前記積層体31は、前記第1残光蛍光体を含む層(第1の層)32と前記第2残光蛍光体を含む層(第2の層)33とを含み、前記カバー部材1の光源4側の表面上に、前記第2の層33を介して前記第1の層32が積層されている。本発明において、前記第1の層32及び前記第2の層33の積層順序は、限定されないが、同図(c)に示すように、前記第2の層33を介して前記第1の層32が積層されることが、励起効率が向上する観点から好ましい。
前記第1の層32の厚さは、特に制限されない。前記第2の層33の厚さは、特に制限されない。前記第1の層32の厚さと、前記第2の層33の厚さの比は、特に制限されない。
以下、同図(a)〜(c)の光源用カバーの製造方法について説明する。同図(a)〜(c)の光源用カバーの製造方法は、特に制限されず、一般的な公知技術に準じて行ってもよい。
同図(a)の光源用カバー10は、例えば、以下のようにして製造できる。まず、前記2種類の残光蛍光体と溶媒とを混合し、塗布液を調製する。そして、前記塗布液を前記カバー部材の光源側の表面上に塗布することによって、塗工膜を形成する。前記塗工膜が、前記2種類の残光蛍光体を含む一つの層11となり、前記光源カバー10を製造できる。前記塗工膜は、例えば、さらに、乾燥処理、ベーキング処理を行ってもよい。前記塗布液は、例えば、必要に応じて、結着剤等の任意の添加剤を加えてもよい。
また、前記光源用カバー10は、例えば、前記2種類の残光蛍光体を含むシートを使用して製造することもできる。前記シートは、例えば、前記2種類の残光蛍光体と溶媒とベース基材(例えば、熱可塑性樹脂等の樹脂)を混合し、前記混合物を原料として、シート化する。シート化の方法は、例えば、一般的な公知技術に準じて行うことができる。具体例としては、例えば、前記混合物を、前記ベース樹脂の融点以上の温度に加熱し、溶融させた後、押出機等を用いて押出成型することにより製造できる。そして、前記シートを前記カバー部材の光源側の表面上に配置することで、前記光源用カバー10を製造できる。前記カバー部材と前記シートは、例えば、接着剤等により接着してもよい。
前記層11における前記第1残光蛍光体と前記第2残光蛍光体との重量比は、特に制限されず、前記第1形態で前述した重量比が援用できる。
同図(b)の光源用カバー20は、例えば、前記第1残光蛍光体を含む第1の層21と前記第2残光蛍光体を含む第2の層22とを、前記カバー部材の表面上に交互に配置すること以外は、前述した同図(a)の光源用カバー10の製造方法を援用できる。
同図(c)の光源用カバー30は、前記第1残光蛍光体を含む第1の層32と前記第2残光蛍光体を含む第2の層33とを、前記カバー部材の表面上に積層する以外は、前述した同図(a)の光源用カバー10の製造方法を援用できる。
[照明装置]
以下、本発明の照明装置について説明する。前記照明装置は、前述のように、光源と、前記光源用カバーとを含み、前記光源用カバーは、前記光源を覆うようにして配置されていることを特徴とする。
本発明の光源用カバーにおける光源としては、前記2種類の残光蛍光体を励起して発光させる波長を備え、且つ一般的な照明として利用可能な波長を備えるものであれば、特に制限されない。前記光源としては、例えば、可視光若しくは紫外光を放射するLED(発光ダイオード)、蛍光体等が挙げられる。尚、前記光源としては、可視光を含まない紫外光を放射する蛍光体であれば、前記紫外光により励起された蛍光体で可視光を発光する形態であってもよい。
前記照明装置としては、特に制限されず、一般的なランプ製品、業務用照明器具等が挙げられる。前記ランプ製品としては、例えば、電球型LEDランプ、蛍光ランプ、白熱ランプ、ハロゲンランプ、HIDランプ等が挙げられる。前記業務用照明器具としては、例えば、一般的なLED照明器具、蛍光灯器具等が挙げられる。前記LED照明器具としては、例えば、特開2012−185981号公報に開示された照明器具等が挙げられる。
一般的な長残光蛍光体を備えた照明装置は、消灯直後は明るいが、時間経過と共に暗くなるのが早いものであるか、あるいは消灯直後が見えにくく時間経過とともに見えやすくなるものであり、眼の感度に応じて照度設計されたものではなかった。
これに対し、本発明の光源用カバーを備えた照明装置は、まず、点灯時において、光源により照明として使用できる。そして、前記光源による発光により、前記2種類の残光蛍光体を励起、発光及び蓄光することができる。このため、前記2種類の残光蛍光体の発光により、消灯若しくは停電直後から一定時間照度を供給できる。そして、前記光源用カバーを備えた照明装置は、消灯若しくは停電直後は、前記第1残光蛍光体の発光により明順応にて照度を保持することができる。そして、消灯若しくは停電時から一定期間が経過した後は、前記第2残光蛍光体の発光により暗順応にて照度を保持することができる。このように、前記光源用カバーを備えた照明装置は、経時的に眼の感度が変化しても、眼の感度に対応した照度が2種類の残光蛍光体によって確保されている。これにより、本発明によれば、消灯若しくは停電時の品質に優れたものとなる。
以下、具体例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
[実施例及び比較例]
光源用カバーを、以下に説明するようにして製造した。
まず、下記表1に示すポリカーボネートペレット及び残光蛍光体を混合して光源用カバー組成物を調製した。
Figure 2016181415
前記第1残光蛍光体として、根本特殊化学株式会社製「GLL−300FF」を使用した。前記第1残光蛍光体の発光ピークの波長は、520nmである。また、前記第2残光蛍光体として、根本特殊化学株式会社BGL−300FFを使用した。前記第2残光蛍光体の発光ピークの波長は、490nmである。前記両者の発光ピークの波長差は、30nmである。
次に、前記光源用カバー組成物を加熱により軟化させ押し出し成形により実施例及び比較例の光源用カバーを製造した。前記光源用カバーは、NECライティング株式会社製LEDライトユニット(製品名DLU44001/N−N8)と同サイズ、同形状とした。
実施例及び比較例の光源用カバーがそれぞれ組み込んだ各LEDライトユニットについて、消灯直後から60分経過するまでの残光照度を、コニカルミノルタ製分光放射照度計(製品名CL−500A)を用いて測定した。前記残光照度は、前記LEDライトユニットの位置から1mの距離に隔離した箇所に設置した。測定結果は、明所視における標準比視感度と暗所視における標準比視感度とで補正した。そして、消光直後の明視感度の補正値を100として、それぞれの視感度の相対値を求めた。これらの結果を、下記表2に示す。
Figure 2016181415
比較例1では、消灯直後における、明所視での視感度の相対値は大きく、良好な結果が得られている。一方、消灯直後から約30分経過後の暗所視での視感度の相対値は小さいため、消灯から時間が経って暗さになれた時点においては、十分な明るさを人に提供できない。比較例2では、消灯直後から約30分経過後の暗所視での視感度の相対値は大きく、良好な結果が得られている。一方、消灯直後における、明所視での視感度の相対値は小さいため、消灯直後においては、十分な明るさを人に提供できない。
これに対し、実施例では、消灯直後における、明所視での視感度の相対値、及び消灯直後から約30分経過後の暗所視での視感度の相対値のいずれも十分に大きく、良好な結果が得られている。このため、消灯直後においても、消灯から時間が経って暗さになれた時点においても、十分な明るさを人に提供可能である。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1 カバー部材
4 光源
10、20、30 光源用カバー
11 2種類の残光蛍光体を含む層
21、32 第1残光蛍光体を含む層
22、33 第2残光蛍光体を含む層
31 積層体

Claims (16)

  1. カバー部材と2種類の残光蛍光体とを含み、
    前記2種類の残光蛍光体のうち、
    一方は、明所視の比視感度が暗所視の比視感度に比べて相対的に高い値を示す波長領域に発光ピークを有する第1残光蛍光体であり、
    他方は、暗所視の比視感度が明所視の比視感度に比べて相対的に高い値を示す波長領域に発光ピークを有する第2残光蛍光体であることを特徴とする光源用カバー。
  2. 前記第1残光蛍光体は、515nm以上の波長に発光ピークを有し、
    前記第2残光蛍光体は、515nm以下の波長に発光ピークを有し、
    前記第1残光蛍光体の前記波長と、前記第2残光蛍光体の前記波長とは、互いに異なる請求項1記載の光源用カバー。
  3. 前記第1残光蛍光体は、515nm以上の波長に発光ピークを有し、
    前記第2残光蛍光体は、515nm未満の波長に発光ピークを有する請求項1又は2記載の光源用カバー。
  4. 前記第1残光蛍光体の発光ピークと、前記第2残光蛍光体の発光ピークとの差は、5nm以上である請求項3記載の光源用カバー。
  5. 前記第1残光蛍光体は、
    少なくとも1種の希土類元素を含有するMAl(Mは、Ca、SrまたはBa)、並びに少なくとも1種の希土類元素、Cu、及びClの少なくとも一つを含有するZnSの少なくとも一つであり、
    前記第2残光蛍光体は、
    少なくとも1種の希土類元素を含有するMAl1425(Mは、Ca、SrまたはBa)、
    少なくとも1種の希土類元素を含有するSr2Mg(Si27)、
    少なくとも1種の希土類元素、Ti、及びMgを含有するYS、
    Biを含有するCaS、並びに
    Biを含有するCaSrSからなる群から選択される少なくとも一つである請求項1から4のいずれか一項に記載の光源用カバー。
  6. 前記希土類元素が、Eu、Ce、Pr、Nd、Sm、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、及びLuからなる群から選択された少なくとも1種である請求項5記載の光源用カバー。
  7. 前記第1残光蛍光体は、
    Eu及びDyを含有するSrAl
    Cuを含有するZnS、及び
    Cu及びClを含有するZnSからなる群から選択される少なくとも一つであり、
    前記第2残光蛍光体は、
    Eu及びDyを含有するSrAl1425、及び
    Euを含有するSrMg(Si)の少なくとも一つである請求項6記載の光源用カバー。
  8. 前記カバー部材に、前記2種類の残光蛍光体が混入されている請求項1から7のいずれか一項に記載の光源用カバー。
  9. 前記カバー部材の表面上に、前記2種類の残光蛍光体が配置されている請求項1から8のいずれか一項に記載の光源用カバー。
  10. 前記カバー部材の光源側の表面上に、前記2種類の残光蛍光体が配置されている請求項9記載の光源用カバー。
  11. 前記カバー部材の表面上に、前記2種類の残光蛍光体を含む層が配置されている請求項9又は10記載の光源用カバー。
  12. 前記カバー部材の表面上に、前記第1残光蛍光体を含む層と前記第2残光蛍光体を含む層とが積層されている請求項9又は10記載の光源用カバー。
  13. 前記カバー部材の表面上に、平面方向において、前記第1残光蛍光体を含む層と前記第2残光蛍光体を含む層とが交互に配置されている請求項12記載の光源用カバー。
  14. 前記カバー部材の表面上に、積層体が配置され、
    前記積層体が、前記第1残光蛍光体を含む層と前記第2残光蛍光体を含む層とを含む請求項12記載の光源用カバー。
  15. 前記カバーの光源側の表面上に、前記第2残光蛍光体を含む層を介して前記第1残光蛍光体を含む層が積層されている請求項14記載の光源用カバー。
  16. 光源と、請求項1から15のいずれか一項に記載の光源用カバーとを含み、
    前記光源用カバーは、前記光源を覆うようにして配置されていることを特徴とする照明装置。
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