JP2016169988A - 紫外線探傷灯ユニット、および紫外線探傷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】紫外線管球4を用いた紫外線探傷灯ユニット2であって、紫外線管球4の軸方向に幅を持って延び、上方から下方へ放物線の形状で延びて紫外線管球4を径方向から取り囲む主反射板と、主反射板の下方に更に下方へ延びる一対の延長反射板と、紫外線管球4を軸方向から取り囲む一対の側反射板21、22と、側反射板21、22の下方に更に下方へ延びる一対の延長側反射板23、24と、を備え、延長反射板、側反射板21、22、および延長側反射板23、24は、それぞれ紫外線管球4に対する角度が調整できるように構成される。
【選択図】図5
Description
円筒状の紫外線管球を用いた紫外線探傷灯ユニットであって、
前記紫外線管球の軸方向に幅を持って延び、上方から下方へ放物線の形状で延びて前記紫外線管球を径方向から取り囲む主反射板と、
前記主反射板の下方に更に下方へ延びる一対の延長反射板と、
前記紫外線管球を軸方向から取り囲む一対の側反射板と、
前記側反射板の下方に更に下方へ延びる一対の延長側反射板と、を備え、
前記延長反射板、前記側反射板、および前記延長側反射板は、それぞれ前記紫外線管球に対する角度が調整できることを特徴とする。
一方の側の前記側反射板と前記延長側反射板のそれぞれの曲率は、他方の側の前記側反射板と前記延長側反射板のそれぞれの曲率より大であることを特徴とする。
カメラユニット3は、キズの寸法などの評価にばらつきが生じないように、被照射物1の鉛直方向(「Z方向」という。)に配置される。一方、紫外線探傷灯ユニット2は、被照射物1の鉛直方向に対して一定の傾斜角度で設置されている(傾斜が生ずる方向を「X方向」という。)。ここで、被照射物1の鉛直方向に対する傾斜角度は、30度以下であることが好ましい。
紫外線探傷灯ユニット2の内部構造の投影図を図3および図4に模式的に示す。紫外線探傷灯ユニット2は、円筒状の紫外線管球4と、紫外線管球4を径方向から取り囲む主反射板11と、主反射板11の下方に更に下方へ延びる一対の延長反射板12、13、紫外線管球4を軸方向から取り囲む一対の側反射板21、22と、側反射板21、22の下方に更に下方へ延びる一対の延長側反射板23、24などを備える。なお、紫外線管球4の長手が奥行き方向(「Y方向」という。)になるような向き、つまり紫外線管球4の軸がY方向に延びる向きで配置されている。延長反射板12、13、側反射板21、22、および延長側反射板23、24の6枚は、紫外線管球4に対する角度がそれぞれ調整できるように構成さている。
主反射板11は、紫外線管球4の軸方向に幅を持って延び、上方から下方へ放物線の形状で延びて紫外線管球4を径方向から取り囲むように構成されており、主反射板11のX方向の投影形状は放物線状である。一方、紫外線管球4は、その軸が主反射板11の放物線の焦点に位置するように配置されている。そして、主反射板11は、その当該放物線の焦点に配置された紫外線管球4の紫外線を下方へ反射するとともに、この反射された紫外線が収束または拡散せず略平行に被照射物1に照射されるように構成されている。なお、紫外線管球4は、取付位置が調整できる機構を組み込んで配置される。
延長反射板12、13は、X投影図において、それぞれ主反射板11の下方へ延びる延長線に沿うように配置され、主反射板11の下方に更に延びている(図3参照)。延長反射板12、13のX方向の投影形状は、主反射板11のそれである放物線状を延長した緩やかな曲線状ある。延長反射板12、13は、それぞれ独立に取付角度が調整できる機構を組み込んで配置される。
側反射板21、22は、紫外線管球4を軸方向から取り囲むように構成されている。側反射板21、22のX方向の投影形状は、主反射板11の放物線形状に適合するようなお椀形である。一方、側反射板21、22のY方向の投影形状は、下方に向かって外方に突出する緩やかな楕円の一部である曲線状である。側反射板21、22は、延長反射板12、13と同様に、それぞれ独立に取付角度が調整できる機構を組み込んで配置される。
延長側反射板23、24は、Y投影図において、それぞれ側反射板21、22の下方へ延びる延長線に沿うように配置され、側反射板21、22の下方に更に延びている(図4参照)。延長側反射板23、24のX方向の投影形状は、延長反射板12、13の端部の形状に適合するような略台形である。一方、延長側反射板23、24のY方向の投影形状は、下方に向かって外方に突出する緩やかな曲線状、より好ましくは上述した側反射板21、22における楕円の一部である曲線状である。延長側反射板23、24は、延長反射板12、13や側反射板21、22と同様に、それぞれ独立に取付角度が調整できる機構を組み込んで配置される。
側反射板21、22及び延長側反射板23、24を経由して被照射物1に照射される紫外線の照射範囲および紫外線照射強度を図5に模式的に示す。なお、図5に示される2点鎖線は、側反射板21と延長側反射板23による紫外線の照射範囲と、側反射板22と延長側反射板24による紫外線の照射範囲とを分かりやすくするための補助線であり、紫外線の光路を示すものではない。
以上で説明した構造を前提として、主反射板11のX方向の投影形状を数式「y2=180x」で表される放物線形状として、主反射板11の頂点から45mmの位置にある焦点に紫外線管球4を配置した。A側の反射板セット(側反射板21と延長側反射板23)のY方向の投影形状は楕円の一部である曲線状であり、紫外線管球4の位置にこの楕円の一方の焦点が位置し、紫外線管球4から1350mmの位置に他方の焦点が位置するようにA側の反射板セット21、23を配置した。B側の反射板セット(側反射板22と延長側反射板24)のY方向の投影形状は楕円の一部である曲線状であり、紫外線管球4の位置にこの楕円の一方の焦点が位置し、紫外線管球4から1400mmの位置に他方の焦点が位置するようにB側の反射板セット22、24を配置した。紫外線管球4はメタルハライドランプ150SM(マークテック社製)であった。紫外線探傷灯ユニット2の被照射物1の鉛直方向に対する傾斜角度は、15度であった。紫外線探傷灯ユニット2の紫外線管球4から1,350mmの位置に被照射物1の探傷面が位置するように、紫外線探傷灯ユニット2を設置した。
2 紫外線探傷灯ユニット
3 カメラユニット
4 紫外線管球
11 主反射板
12、13 延長反射板
21 側反射板(A側)
22 側反射板(B側)
23 延長側反射板(A側)
24 延長側反射板(B側)
Claims (7)
- 円筒状の紫外線管球を用いた紫外線探傷灯ユニットであって、
前記紫外線管球の軸方向に幅を持って延び、上方から下方へ放物線の形状で延びて前記紫外線管球を径方向から取り囲む主反射板と、
前記主反射板の下方に更に下方へ延びる一対の延長反射板と、
前記紫外線管球を軸方向から取り囲む一対の側反射板と、
前記側反射板の下方に更に下方へ延びる一対の延長側反射板と、を備え、
前記延長反射板、前記側反射板、および前記延長側反射板は、それぞれ前記紫外線管球に対する角度が調整できることを特徴とする紫外線探傷灯ユニット。 - 前記主反射板、前記延長反射板、前記側反射板、および、前記延長側反射板が、アルミニウムであることを特徴とする、請求項1に記載の紫外線探傷灯ユニット。
- 前記紫外線管球の軸が、前記主反射板の前記放物線の焦点に位置するように配置されることを特徴とする、請求項1または2に記載の紫外線探傷灯ユニット。
- 前記側反射板は、楕円曲線状に湾曲することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の紫外線探傷灯ユニット。
- 前記延長側反射板は、楕円曲線状に湾曲することを特徴とする、請求項4に記載の紫外線探傷灯ユニット。
- 前記湾曲する一対の側反射板の曲率を非対称とし、かつ、前記湾曲する一対の延長側反射板の曲率を非対称とし、
一方の側の前記側反射板と前記延長側反射板のそれぞれの曲率は、他方の側の前記側反射板と前記延長側反射板のそれぞれの曲率より大であることを特徴とする、請求項5記載の紫外線探傷灯ユニット。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の紫外線探傷灯ユニットを含み、被照射物の鉛直方向に対して傾斜して紫外線を照射することを特徴とする紫外線探傷装置。
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